JP2000255761A - 紙葉類選別装置 - Google Patents
紙葉類選別装置Info
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- JP2000255761A JP2000255761A JP11064316A JP6431699A JP2000255761A JP 2000255761 A JP2000255761 A JP 2000255761A JP 11064316 A JP11064316 A JP 11064316A JP 6431699 A JP6431699 A JP 6431699A JP 2000255761 A JP2000255761 A JP 2000255761A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、紙葉類の選別すべき厚さの調整を
容易かつ迅速に行い得る紙葉類選別装置を提供する。 【解決手段】 長尺な選別プレート１０を、幅方向の端
部を相互に重畳させた状態で筒状に配設することにより
選別領域Ａを形成し、これらの各選別プレートの重畳部
分に隙間ｇを設けるとともに、これらの各選別プレート
を選別領域の中心回りに回転移動させることにより、前
記選別領域に投入された厚さの異なる多数の紙葉類か
ら、前記隙間よりも薄い紙葉類を通過させて選別するよ
うにした紙葉類選別装置であって、前記選別プレートを
その幅方向の一端部において揺動可能に支持し、この選
別プレートに、この選別プレートの揺動位置を調整する
ことにより、前記隙間を調整する隙間調整機構２１を連
設した。
容易かつ迅速に行い得る紙葉類選別装置を提供する。 【解決手段】 長尺な選別プレート１０を、幅方向の端
部を相互に重畳させた状態で筒状に配設することにより
選別領域Ａを形成し、これらの各選別プレートの重畳部
分に隙間ｇを設けるとともに、これらの各選別プレート
を選別領域の中心回りに回転移動させることにより、前
記選別領域に投入された厚さの異なる多数の紙葉類か
ら、前記隙間よりも薄い紙葉類を通過させて選別するよ
うにした紙葉類選別装置であって、前記選別プレートを
その幅方向の一端部において揺動可能に支持し、この選
別プレートに、この選別プレートの揺動位置を調整する
ことにより、前記隙間を調整する隙間調整機構２１を連
設した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙葉類選別装置に
係わり、特に、前記紙葉類を厚さ毎に選別するようにし
た紙葉類選別装置に関するものである。
係わり、特に、前記紙葉類を厚さ毎に選別するようにし
た紙葉類選別装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の紙葉類選別装置として、
図７に示す構造のものが知られている。この紙葉類選別
装置は、複数の長尺な選別プレート１を、幅方向の端部
を相互に重畳させた状態で筒状に配設することにより選
別領域Ａを形成し、これらの各選別プレート１の重畳部
分に隙間を設けるとともに、これらの各選別プレート１
を、図７に矢印で示すように、選別領域Ａの中心回りに
回転移動させることにより、前記選別領域Ａに投入され
た厚さの異なる多数の紙葉類Ｘから、前記隙間よりも薄
い紙葉類Ｙを通過させて選別するようにしている。
図７に示す構造のものが知られている。この紙葉類選別
装置は、複数の長尺な選別プレート１を、幅方向の端部
を相互に重畳させた状態で筒状に配設することにより選
別領域Ａを形成し、これらの各選別プレート１の重畳部
分に隙間を設けるとともに、これらの各選別プレート１
を、図７に矢印で示すように、選別領域Ａの中心回りに
回転移動させることにより、前記選別領域Ａに投入され
た厚さの異なる多数の紙葉類Ｘから、前記隙間よりも薄
い紙葉類Ｙを通過させて選別するようにしている。
【０００３】そして、前記各選別プレート１は、これら
の選別プレート１を取り囲んで設けられた環状の支持帯
２に、所定角度で固定されることにより、隣接する選別
プレートとの重畳部分が所定の隙間に保持されている。
また、これらの選別プレート１によって形成される前記
選別領域Ａは、水平面に対して傾斜させられており、上
方に位置する端部には、種々の厚さが混在させられた状
態の紙葉類Ｘが、フィーダ３によって投入されるように
なっている。さらに、選別領域Ａの下方に位置する端部
には、この選別領域Ａにおいて選別されずに、この選別
領域Ａから排出される厚めの紙葉類Ｚを回収するための
回収ホッパが設けられ、また、前記選別領域Ａの下方に
は、この選別領域Ａにおいて選別された紙葉類Ｙを回収
するホッパが設けられている。
の選別プレート１を取り囲んで設けられた環状の支持帯
２に、所定角度で固定されることにより、隣接する選別
プレートとの重畳部分が所定の隙間に保持されている。
また、これらの選別プレート１によって形成される前記
選別領域Ａは、水平面に対して傾斜させられており、上
方に位置する端部には、種々の厚さが混在させられた状
態の紙葉類Ｘが、フィーダ３によって投入されるように
なっている。さらに、選別領域Ａの下方に位置する端部
には、この選別領域Ａにおいて選別されずに、この選別
領域Ａから排出される厚めの紙葉類Ｚを回収するための
回収ホッパが設けられ、また、前記選別領域Ａの下方に
は、この選別領域Ａにおいて選別された紙葉類Ｙを回収
するホッパが設けられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の紙葉類選別装置にあっては、つぎのような改善す
べき問題点が残されている。すなわち、前述した紙葉類
選別装置にあっては、前記各選別プレートを前記支持帯
２に適宜の締結手段によって固定することにより、隣接
する選別プレート間に形成される隙間、すなわち、紙葉
類Ｘの選別厚さを設定するようにしているが、選別すべ
き紙葉類Ｘの厚さを変更する必要が生じた場合には、各
締結手段の締結を解除し、ついで、各選別プレートの位
置決めを行った後にこれらの各選別プレートを再締結す
るといった作業を必要とする。しかしながら、多数の選
別プレート毎に、その締結の解除、姿勢調整、および、
再締結といった作業を行わなければならないことから、
調整作業が煩雑であるばかりでなく、調整に時間を要す
るといった不具合がある。
従来の紙葉類選別装置にあっては、つぎのような改善す
べき問題点が残されている。すなわち、前述した紙葉類
選別装置にあっては、前記各選別プレートを前記支持帯
２に適宜の締結手段によって固定することにより、隣接
する選別プレート間に形成される隙間、すなわち、紙葉
類Ｘの選別厚さを設定するようにしているが、選別すべ
き紙葉類Ｘの厚さを変更する必要が生じた場合には、各
締結手段の締結を解除し、ついで、各選別プレートの位
置決めを行った後にこれらの各選別プレートを再締結す
るといった作業を必要とする。しかしながら、多数の選
別プレート毎に、その締結の解除、姿勢調整、および、
再締結といった作業を行わなければならないことから、
調整作業が煩雑であるばかりでなく、調整に時間を要す
るといった不具合がある。
【０００５】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、紙葉類の選別すべき厚さの調整を容
易かつ迅速に行い得る紙葉類選別装置を提供することを
目的とする。
てなされたもので、紙葉類の選別すべき厚さの調整を容
易かつ迅速に行い得る紙葉類選別装置を提供することを
目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に記載
の紙葉類選別装置は、前述した目的を達成するために、
長尺な選別プレートを、幅方向の端部を相互に重畳させ
た状態で筒状に配設することにより選別領域を形成し、
これらの各選別プレートの重畳部分に隙間を設けるとと
もに、これらの各選別プレートを選別領域の中心回りに
回転移動させることにより、前記選別領域に投入された
厚さの異なる多数の紙葉類から、前記隙間よりも薄い紙
葉類を通過させて選別するようにした紙葉類選別装置で
あって、前記選別プレートをその幅方向の一端部におい
て揺動可能に支持し、この選別プレートに、この選別プ
レートの揺動位置を調整することにより、前記隙間を調
整する隙間調整機構を連設したことを特徴とする。本発
明の請求項２に記載の紙葉類選別装置は、請求項１に記
載の前記隙間調整機構を、前記各選別プレートに当接さ
せられるカム部材と、このカム部材を回転させる操作部
材とによって構成し、この操作部材によってカム部材の
回転位置を調整することにより、前記選別プレートの揺
動位置を調整するようにしたことを特徴とする。本発明
の請求項３に記載の紙葉類選別装置は、請求項２に記載
の前記各カム部材と各選別プレートとの間に、この選別
プレートの揺動方向に沿って移動させられるブラケット
を介装したことを特徴とする。本発明の請求項４に記載
の紙葉類選別装置は、請求項２または請求項３に記載の
前記各操作部材に、この操作部材の固定および解除をな
すロック部材を設けたことを特徴とする。本発明の請求
項５に記載の紙葉類選別装置は、請求項２または請求項
３に記載の前記各操作部材間に、これらを同期回転させ
る連結部材を設けたことを特徴とする。また、本発明の
請求項６に記載の前記各カム部材間に、これらを同期回
転させる連結部材を設けたことを特徴とする請求項２ま
たは請求項３に記載の紙葉類選別装置。さらに、本発明
の請求項７に記載の紙葉類選別装置は、請求項５または
請求項６に記載の前記操作部材の一つに、この操作部材
の固定および解除をなすロック部材を設けたことを特徴
とする。
の紙葉類選別装置は、前述した目的を達成するために、
長尺な選別プレートを、幅方向の端部を相互に重畳させ
た状態で筒状に配設することにより選別領域を形成し、
これらの各選別プレートの重畳部分に隙間を設けるとと
もに、これらの各選別プレートを選別領域の中心回りに
回転移動させることにより、前記選別領域に投入された
厚さの異なる多数の紙葉類から、前記隙間よりも薄い紙
葉類を通過させて選別するようにした紙葉類選別装置で
あって、前記選別プレートをその幅方向の一端部におい
て揺動可能に支持し、この選別プレートに、この選別プ
レートの揺動位置を調整することにより、前記隙間を調
整する隙間調整機構を連設したことを特徴とする。本発
明の請求項２に記載の紙葉類選別装置は、請求項１に記
載の前記隙間調整機構を、前記各選別プレートに当接さ
せられるカム部材と、このカム部材を回転させる操作部
材とによって構成し、この操作部材によってカム部材の
回転位置を調整することにより、前記選別プレートの揺
動位置を調整するようにしたことを特徴とする。本発明
の請求項３に記載の紙葉類選別装置は、請求項２に記載
の前記各カム部材と各選別プレートとの間に、この選別
プレートの揺動方向に沿って移動させられるブラケット
を介装したことを特徴とする。本発明の請求項４に記載
の紙葉類選別装置は、請求項２または請求項３に記載の
前記各操作部材に、この操作部材の固定および解除をな
すロック部材を設けたことを特徴とする。本発明の請求
項５に記載の紙葉類選別装置は、請求項２または請求項
３に記載の前記各操作部材間に、これらを同期回転させ
る連結部材を設けたことを特徴とする。また、本発明の
請求項６に記載の前記各カム部材間に、これらを同期回
転させる連結部材を設けたことを特徴とする請求項２ま
たは請求項３に記載の紙葉類選別装置。さらに、本発明
の請求項７に記載の紙葉類選別装置は、請求項５または
請求項６に記載の前記操作部材の一つに、この操作部材
の固定および解除をなすロック部材を設けたことを特徴
とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図１ないし図５に基づき説明する。図１は、本実施
形態に係わる紙葉類選別装置の要部を示す正面図であ
る。この図において、符号１０で示す選別プレートは、
従来と同様に、その幅方向の一端部が重畳するように筒
状に配設させられるとともに、これらの選別プレート１
０を支持する環状の支持帯１１の内側に、この支持帯１
１に突設されている環状のステー１２を介して連結され
ている。
て、図１ないし図５に基づき説明する。図１は、本実施
形態に係わる紙葉類選別装置の要部を示す正面図であ
る。この図において、符号１０で示す選別プレートは、
従来と同様に、その幅方向の一端部が重畳するように筒
状に配設させられるとともに、これらの選別プレート１
０を支持する環状の支持帯１１の内側に、この支持帯１
１に突設されている環状のステー１２を介して連結され
ている。
【０００８】前記各選別プレート１０は、その一端部に
おいて、前記ステー１２に枢軸１３を介して揺動可能に
連結され、その揺動側の端部が、隣接するステー１２の
揺動中心側の端部に重畳させられており、この重畳部分
に、紙葉類の選別厚さを設定する隙間ｇが形成されるよ
うになっている。
おいて、前記ステー１２に枢軸１３を介して揺動可能に
連結され、その揺動側の端部が、隣接するステー１２の
揺動中心側の端部に重畳させられており、この重畳部分
に、紙葉類の選別厚さを設定する隙間ｇが形成されるよ
うになっている。
【０００９】そして、本実施形態においては、前記各選
別プレート１０の下部に、前記ステー１２に、このステ
ー１２の回転中心に向かう方向に沿って摺動可能に装着
されたブラケット１４が取り付けられており、このブラ
ケット１４の前述した方向への摺動によって、前記各選
別プレート１０の揺動位置が調整され、これによって、
前記隙間ｇの調整が行われるようになっている。
別プレート１０の下部に、前記ステー１２に、このステ
ー１２の回転中心に向かう方向に沿って摺動可能に装着
されたブラケット１４が取り付けられており、このブラ
ケット１４の前述した方向への摺動によって、前記各選
別プレート１０の揺動位置が調整され、これによって、
前記隙間ｇの調整が行われるようになっている。
【００１０】また、前記ブラケット１４は、図２および
図３に示すように、その断面形状がＬ字状に形成されて
おり、その内側に、このブラケット１４を摺動させるた
めのカム１５が配設されている。このカム１５は、図３
に示すように、前記ステー１２およびブラケット１４を
貫通しかつこれらのステー１２およびブラケット１４に
回転自在に設けられた駆動軸１６に一体に取り付けられ
ており、この駆動軸１６の回転によって前記カム１５が
回転させられるようになっている。
図３に示すように、その断面形状がＬ字状に形成されて
おり、その内側に、このブラケット１４を摺動させるた
めのカム１５が配設されている。このカム１５は、図３
に示すように、前記ステー１２およびブラケット１４を
貫通しかつこれらのステー１２およびブラケット１４に
回転自在に設けられた駆動軸１６に一体に取り付けられ
ており、この駆動軸１６の回転によって前記カム１５が
回転させられるようになっている。
【００１１】そして、前記駆動軸１６には雄ねじ１６ａ
が形成されているとともに、この雄ねじ１６ａにロック
ナット１７が螺着されており、このロックナット１７
は、前記ステー１２の、前記ブラケット１４が配設され
ている側と反対側の面に対向するように設けられてい
る。また、前記ロックナット１７は、前記ステー１２の
一側面に当接させられることによって、前記カム１５と
ステー１２との間に前記ブラケット１２を挟持固定する
ようになっている。さらに、前記駆動軸１６の、前記カ
ム１５が取り付けられた側と反対側の端部には、駆動軸
１６を回転させるための円盤状のハンドル１８が一体に
設けられている。
が形成されているとともに、この雄ねじ１６ａにロック
ナット１７が螺着されており、このロックナット１７
は、前記ステー１２の、前記ブラケット１４が配設され
ている側と反対側の面に対向するように設けられてい
る。また、前記ロックナット１７は、前記ステー１２の
一側面に当接させられることによって、前記カム１５と
ステー１２との間に前記ブラケット１２を挟持固定する
ようになっている。さらに、前記駆動軸１６の、前記カ
ム１５が取り付けられた側と反対側の端部には、駆動軸
１６を回転させるための円盤状のハンドル１８が一体に
設けられている。
【００１２】一方、前記ブラケット１４の、前記ステー
１２と対向させられる壁部には、前記カム１５を挟んだ
両側に、ブラケット１４の摺動方向に沿ったガイド溝１
９が一対設けられており、かつ、前記ステー１２には、
各ガイド溝１９に摺動自在に嵌合させられるガイドピン
２０が突設されている。これによって、ブラケット１４
が、前記駆動軸１６回りの回動が拘束された状態で、支
持帯１１の回転中心方向に沿って移動させられるように
なっている。
１２と対向させられる壁部には、前記カム１５を挟んだ
両側に、ブラケット１４の摺動方向に沿ったガイド溝１
９が一対設けられており、かつ、前記ステー１２には、
各ガイド溝１９に摺動自在に嵌合させられるガイドピン
２０が突設されている。これによって、ブラケット１４
が、前記駆動軸１６回りの回動が拘束された状態で、支
持帯１１の回転中心方向に沿って移動させられるように
なっている。
【００１３】そして、本実施形態においては、前記ブラ
ケット１４、カム１５、駆動軸１６、ロックナット１
７、ガイド溝１９、および、ガイドピン２０とによっ
て、前記隙間ｇを調整するための隙間調整機構２１が構
成されている。
ケット１４、カム１５、駆動軸１６、ロックナット１
７、ガイド溝１９、および、ガイドピン２０とによっ
て、前記隙間ｇを調整するための隙間調整機構２１が構
成されている。
【００１４】ついで、このように構成された本実施形態
に係わる紙葉類選別措置の作用について説明する。ま
ず、支持帯１１を図１に矢印で示すように一方向に回転
させることにより、各選別プレート１０を、その隙間ｇ
が前方へ移動するように移動させる。この状態におい
て、前記各選別プレート１０によって形成された選別領
域Ａ中に厚さの異なる複数種類の紙葉類を投入する。
に係わる紙葉類選別措置の作用について説明する。ま
ず、支持帯１１を図１に矢印で示すように一方向に回転
させることにより、各選別プレート１０を、その隙間ｇ
が前方へ移動するように移動させる。この状態におい
て、前記各選別プレート１０によって形成された選別領
域Ａ中に厚さの異なる複数種類の紙葉類を投入する。
【００１５】このようにして選別領域Ａ中に投入された
紙葉類は、下方に位置する選別プレート１０上に落下さ
せられた後に、この選別プレート１０の移動に伴って、
斜め上方へ掻き上げられるように搬送されることによ
り、選別プレート１０間に形成されている隙間ｇへ向け
て、自重によって移動させられる。そして、隙間ｇに至
った紙葉類の内、この隙間ｇよりも薄い紙葉類が、この
隙間ｇを通過させられて、選別領域Ａ外へ排出される
が、この隙間ｇよりも厚い紙葉類は、前記選別領域Ａの
下流側の端部へ導かれる。このようにして所定厚み以下
の紙葉類が選別される。
紙葉類は、下方に位置する選別プレート１０上に落下さ
せられた後に、この選別プレート１０の移動に伴って、
斜め上方へ掻き上げられるように搬送されることによ
り、選別プレート１０間に形成されている隙間ｇへ向け
て、自重によって移動させられる。そして、隙間ｇに至
った紙葉類の内、この隙間ｇよりも薄い紙葉類が、この
隙間ｇを通過させられて、選別領域Ａ外へ排出される
が、この隙間ｇよりも厚い紙葉類は、前記選別領域Ａの
下流側の端部へ導かれる。このようにして所定厚み以下
の紙葉類が選別される。
【００１６】そして、選別すべき厚みを変更する場合に
は、まず、各選別プレート１０に対応して設けられてい
る隙間調整機構２１のロックナット１７を緩めた後に、
駆動軸１６を所定方向に回動させることにより、その先
端に取り付けられているカム１５を所定方向に回動させ
る。これによって、カム１５に当接させられているブラ
ケット１４が、支持帯１１の径方向に沿って移動させら
れるとともに、選別プレート１０が揺動させられて、そ
の揺動端部と隣接する選別プレート１０の揺動中心部と
の重畳部分の間隔、すなわち、前記隙間ｇの間隔が調整
される。これにより、前記駆動軸１６の回転を拘束した
状態でロックナット１７を締め付けることにより、この
ロックナット１７と前記カム１５との間に、前記ブラケ
ット１４とステー１２を挟持して、前記ブラケット１４
を固定する。これによって、このブラケット１４に連設
されている選別プレート１０の揺動が拘束され、前述し
たようにして調整された隙間ｇが保持される。
は、まず、各選別プレート１０に対応して設けられてい
る隙間調整機構２１のロックナット１７を緩めた後に、
駆動軸１６を所定方向に回動させることにより、その先
端に取り付けられているカム１５を所定方向に回動させ
る。これによって、カム１５に当接させられているブラ
ケット１４が、支持帯１１の径方向に沿って移動させら
れるとともに、選別プレート１０が揺動させられて、そ
の揺動端部と隣接する選別プレート１０の揺動中心部と
の重畳部分の間隔、すなわち、前記隙間ｇの間隔が調整
される。これにより、前記駆動軸１６の回転を拘束した
状態でロックナット１７を締め付けることにより、この
ロックナット１７と前記カム１５との間に、前記ブラケ
ット１４とステー１２を挟持して、前記ブラケット１４
を固定する。これによって、このブラケット１４に連設
されている選別プレート１０の揺動が拘束され、前述し
たようにして調整された隙間ｇが保持される。
【００１７】このように、本実施形態においては、隙間
調整機構２１によって選別プレート１０の揺動位置を調
整するといった簡便な操作によって、紙葉類の選別厚さ
を決定する隙間ｇを迅速に調整することができる。ま
た、隙間調整機構２１を、カム１５とこのカム１５を回
転させる操作部材としての駆動軸１６とによって構成し
たことにより、前記隙間ｇの調整を駆動軸１６の回動操
作によって行うことができ、これによって、隙間ｇの調
整を一層迅速かつ確実に行うことができる。
調整機構２１によって選別プレート１０の揺動位置を調
整するといった簡便な操作によって、紙葉類の選別厚さ
を決定する隙間ｇを迅速に調整することができる。ま
た、隙間調整機構２１を、カム１５とこのカム１５を回
転させる操作部材としての駆動軸１６とによって構成し
たことにより、前記隙間ｇの調整を駆動軸１６の回動操
作によって行うことができ、これによって、隙間ｇの調
整を一層迅速かつ確実に行うことができる。
【００１８】なお、前記実施形態において示した各構成
部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基
づき種々変更可能である。たとえば、隙間調整機構２１
に、選別プレート１０に取り付けられるブラケット１４
を設けた例について示したが、これをなくして、カム１
５を選別プレート１０へ直接当接させるような構成とす
ることも可能である。また、前記実施形態においては、
隙間調整を、各選別プレート１０毎に行う例について示
したが、図６に示すように、隣接するカム１５同士を、
連結部材としてのリンク片２２によって相互に連結し
て、これらのカム１５を同期回転させる構成とすること
により、一つの隙間調整機構を操作することにより、全
ての隙間調整機構を動じ操作するようにすることも可能
である。そして、前記リンク片２２は、カム１５間のみ
ならず、駆動軸１６間やハンドル１８間に設けても同様
の作用が得られる。また、前記連結部材は、ワイヤ等を
用いることも可能である。
部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基
づき種々変更可能である。たとえば、隙間調整機構２１
に、選別プレート１０に取り付けられるブラケット１４
を設けた例について示したが、これをなくして、カム１
５を選別プレート１０へ直接当接させるような構成とす
ることも可能である。また、前記実施形態においては、
隙間調整を、各選別プレート１０毎に行う例について示
したが、図６に示すように、隣接するカム１５同士を、
連結部材としてのリンク片２２によって相互に連結し
て、これらのカム１５を同期回転させる構成とすること
により、一つの隙間調整機構を操作することにより、全
ての隙間調整機構を動じ操作するようにすることも可能
である。そして、前記リンク片２２は、カム１５間のみ
ならず、駆動軸１６間やハンドル１８間に設けても同様
の作用が得られる。また、前記連結部材は、ワイヤ等を
用いることも可能である。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
隙間調整機構によって選別プレートの揺動位置を調整す
るといった簡便な操作によって、紙葉類の選別厚さを決
定する隙間を迅速に調整することができる。また、隙間
調整機構を、カムとこのカムを回転させる操作部材とに
よって構成することにより、前記隙間の調整を駆動軸の
回動操作によって行うことができ、これによって、隙間
の調整を一層迅速かつ確実に行うことができる。
隙間調整機構によって選別プレートの揺動位置を調整す
るといった簡便な操作によって、紙葉類の選別厚さを決
定する隙間を迅速に調整することができる。また、隙間
調整機構を、カムとこのカムを回転させる操作部材とに
よって構成することにより、前記隙間の調整を駆動軸の
回動操作によって行うことができ、これによって、隙間
の調整を一層迅速かつ確実に行うことができる。
【図１】本発明の一実施形態を示すもので、要部の正面
図である。
図である。
【図２】本発明の一実施形態を示すもので、ブラケット
回りの斜視図である。
回りの斜視図である。
【図３】本発明の一実施形態を示すもので、要部の縦断
面図である。
面図である。
【図４】本発明の一実施形態を示すもので、ブラケット
を最下降位置に位置させた状態を示す正面図である。
を最下降位置に位置させた状態を示す正面図である。
【図５】本発明の一実施形態を示すもので、ブラケット
を最上昇位置に位置させた状態を示す正面図である。
を最上昇位置に位置させた状態を示す正面図である。
【図６】本発明の他の実施形態を示す要部の正面図であ
る。
る。
【図７】従来の紙葉類選別装置の一構造例を示す概略図
である。
である。
１ 選別プレート ２ 支持帯 ３ フィーダ １０ 選別プレート １１ 支持帯 １２ ステー １３ 枢軸 １４ ブラケット １５ カム １６ 駆動軸（操作部材） １６ａ 雄ねじ（ロック部材） １７ ロックナット（ロック部材） １８ ハンドル（操作部材） １９ ガイド溝 ２０ ガイドピン ２１ 隙間調整機構 ２２ リンク片（連結部材） ｇ 隙間 Ａ 選別領域 Ｘ （選別前の）紙葉類 Ｙ （選別された）紙葉類 Ｚ （選別されなかった）紙葉類
Claims (7)
- 【請求項１】 長尺な選別プレートを、幅方向の端部を
相互に重畳させた状態で筒状に配設することにより選別
領域を形成し、これらの各選別プレートの重畳部分に隙
間を設けるとともに、これらの各選別プレートを選別領
域の中心回りに回転移動させることにより、前記選別領
域に投入された厚さの異なる多数の紙葉類から、前記隙
間よりも薄い紙葉類を通過させて選別するようにした紙
葉類選別装置であって、前記選別プレートをその幅方向
の一端部において揺動可能に支持し、この選別プレート
に、この選別プレートの揺動位置を調整することによ
り、前記隙間を調整する隙間調整機構を連設したことを
特徴とする紙葉類選別装置。 - 【請求項２】 前記隙間調整機構を、前記各選別プレー
トに当接させられるカム部材と、このカム部材を回転さ
せる操作部材とによって構成し、この操作部材によって
カム部材の回転位置を調整することにより、前記選別プ
レートの揺動位置を調整するようにしたことを特徴とす
る請求項１に記載の紙葉類選別装置。 - 【請求項３】 前記各カム部材と各選別プレートとの間
に、この選別プレートの揺動方向に沿って移動させられ
るブラケットを介装したことを特徴とする請求項２に記
載の紙葉類選別装置。 - 【請求項４】 前記各操作部材に、この操作部材の固定
および解除をなすロック部材を設けたことを特徴とする
請求項２または請求項３に記載の紙葉類選別装置。 - 【請求項５】 前記各操作部材間に、これらを同期回転
させる連結部材を設けたことを特徴とする請求項２また
は請求項３に記載の紙葉類選別装置。 - 【請求項６】 前記各カム部材間に、これらを同期回転
させる連結部材を設けたことを特徴とする請求項２また
は請求項３に記載の紙葉類選別装置。 - 【請求項７】 前記操作部材の一つに、この操作部材の
固定および解除をなすロック部材を設けたことを特徴と
する請求項５または請求項６に記載の紙葉類選別装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11064316A JP2000255761A (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 紙葉類選別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11064316A JP2000255761A (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 紙葉類選別装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000255761A true JP2000255761A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=13254721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11064316A Pending JP2000255761A (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 紙葉類選別装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000255761A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009220077A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Toshiba Corp | 紙葉類選別装置、紙葉類処理装置及び紙葉類選別方法 |
| JP2009226389A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-10-08 | Toshiba Corp | 紙葉類選別装置、紙葉類処理装置及び紙葉類選別方法 |
| JP2011206735A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Nec Corp | 選別装置 |
-
1999
- 1999-03-11 JP JP11064316A patent/JP2000255761A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009226389A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-10-08 | Toshiba Corp | 紙葉類選別装置、紙葉類処理装置及び紙葉類選別方法 |
| JP2009220077A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Toshiba Corp | 紙葉類選別装置、紙葉類処理装置及び紙葉類選別方法 |
| JP2011206735A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Nec Corp | 選別装置 |
| EP2384824A1 (en) | 2010-03-30 | 2011-11-09 | NEC Corporation | Sorting apparatus |
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