JP2000255476A - 自転車の同期平衡ブレーキ装置 - Google Patents

自転車の同期平衡ブレーキ装置

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JP2000255476A JP11060041A JP6004199A JP2000255476A JP 2000255476 A JP2000255476 A JP 2000255476A JP 11060041 A JP11060041 A JP 11060041A JP 6004199 A JP6004199 A JP 6004199A JP 2000255476 A JP2000255476 A JP 2000255476A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 自動平衡の機能を有し、有動的に自転車の前
後車輪のブレーキ装置を同時にブレーキできるようにす
る。 【解決手段】 連動機構10と該連動機構の牽引を受け
て自転車の前後ブレーキ装置を作動して、ブレーキの制
動作用を発生させることができる連動ワイヤ20を主体
とした自転車の同期平衡ブレーキ装置で、前記連動機構
は駆動構成部品を具有し、該駆動構成部品には接触部品
12が設置されていて、前記連動ワイヤとスライディン
グ或いはローリングの方式で接触して、前後ブレーキ装
置を作動してブレーキの制動作用を発生させるように構
成している。更に、前記連動機構の両側には夫々第1ガ
イド部品31と第2ガイド部品41が設置されていて、
前記連動ワイヤをガイドして前後ブレーキ装置との連接
径路間を固定的に保持することができる。よって、前記
前後ブレーキ装置の作動時間を一致させることができる
自転車の同期平衡ブレーキ装置が創作される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車の同期平衡
ブレーキ装置に関するものであり、特に、自転車がブレ
ーキの作動時、前後車輪のブレーキ制動力が均衡で、且
つ、ブレーキ作動の安定性を向上することができて、車
輪の横滑り、尻尾振りを防止することができる自転車の
同期平衡ブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自転車のブレーキ装置の多くは左
右ブレーキハンドルを利用してブレーキワイヤを連動
し、連動されたブレーキワイヤは自転車の前後ブレーキ
装置を駆動して自転車の前後車輪をブレーキし、車輪の
転動を止めるものである。
【0003】然し乍ら、ブレーキ時、左右の手によって
同時にブレーキを作動することをコントロールすること
は不可能であるといえる。又、自転車の前後ブレーキ装
置のワイヤのゆるみ程度も不同であるため、前後ブレー
キ装置は同様に作動することができず、制動力の不均衡
を来す。よって、前後車輪の中、一車輪はブレーキさ
れ、一車輪は依然として転動している状況が発生する。
この為、前後ブレーキは同期作動の要求を達することが
できない。かくして、自転車のブレーキ装置の性能を大
幅に低減するばかりでなく、ブレーキされた車輪は地面
に対して横滑りを起し、或いはブレーキ時の重心が不安
定になって自転車が転覆することがある。
【0004】上述の前後ブレーキの作動時間が同期的に
作動できない問題以外に、従来の自転車の大多数はキャ
リパー式の構造を採用している。然し乍ら、前記キャリ
パー式ブレーキ装置は左右のキャリパーが同時に作動し
ない場合がある上、両側のブレーキ制動力も不均衡であ
る問題を有している。図11は、従来のキャリパー式ブ
レーキ装置の構造を示す。従来のキャリパー式ブレーキ
装置60は、左右キャリパー61,62を含んでいる。
前記左右キャリパー61,62の頂端は牽引ワイヤ63
を連接している。連動ワイヤ64の末端には鉄片で折り
曲げた鈎65が設置されている。該鈎65は前記牽引ワ
イヤ63を引掛することができるので、前記牽引ワイヤ
63は前記鈎65に連動され、更に、前記左右のキャリ
パー61,62を駆動してブレーキの作動を来すことが
できる。
【0005】然して、一般的に自転車が走行している
時、リム自体幾分偏っている上、リムの表面も少し粗製
による不平現象があって、更に、自転車が走行している
時、地面が平坦でないためにリムが左右に揺れる状態を
来し、この為、ブレーキした時、ブレーキキャリパー両
側のブレーキライニングがリムと接触する時間に多少の
誤差がおきることは必定である。よって、同時にリムに
接触することができないばかりでなく、リムに加える圧
力も不均一である。この為、自転車のブレーキ装置はブ
レーキをかけた時、必ず自動的に左右キャリパー61,
62と自転車のリムとの接触時間を調整することができ
なければならない。さもなければ、ブレーキをかけたと
き、只一方のブレーキキャリパーが自転車のリムと接触
することが起きて、リム左右側の接触圧力が不均衡を来
し不安定の状態が発生するものである。よって、ブレー
キの制動効果を大いに低減し、短時間に車輪をブレーキ
することができない上、容易に自転車の車輪の横滑り現
象を来し、自転車はこれが故に容易に滑りころげる現象
が生じ、危険状態の発生を来すことになる。
【0006】然るに、従来の自転車のブレーキ装置は前
記牽引ワイヤと鈎65の間の摩擦力が相当に大きい故、
若し、左右キャリパー61,62と自転車のリムとの接
触時間が不一致或いは接触圧力が不均一であったなら
ば、前記牽引ワイヤ63は鈎65の制限を受け、鈎65
との相対滑り運動が円滑にできない。この為、根本的に
左右キャリパー61,62の作動時間と接触圧力は自動
的に構成することができない。よって、極めて容易に自
転車のブレーキ制動力に不足をきたし、車輪は容易に横
滑りを起こし、尻尾振りの現象が生じるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決しようと
する課題は自動平衡の機能を具有し、有効的に自転車の
前後車輪のブレーキ装置を同時にブレーキできる自転車
の同期平衡ブレーキ装置である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決する手段として、連動機構と該連動機構の牽引を受け
て自転車の前後ブレーキ装置を作動して、ブレーキの制
動作用を発生させることができる連動ワイヤを主体とし
た自転車の同期平衡ブレーキ装置で、前記連動機構は駆
動構成部品を具有し、該駆動構成部品には接触部品が設
置されていて、前記連動ワイヤとスライディング或いは
ローリングの方式で接触して、前後ブレーキ装置を作動
してブレーキの制動作用を発生させるように構成してい
る。更に、前記連動機構の両側には夫々第1ガイド部品
と第2ガイド部品が設置されていて、前記連動ワイヤを
ガイドして前後ブレーキ装置との連接径路間を固定的に
保持することができる。よって、前記前後ブレーキ装置
の作動時間を一致させることができる自転車の同期平衡
ブレーキ装置が創作され、発明の課題を解決する手段の
自転車の同期平衡ブレーキ装置を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の自転車の同期平衡
ブレーキ装置の第1の実施の形態を示す。本発明は、主
として連動機構10があって、自転車のフレーム上に設
置されており、更に、連動ワイヤ20があって自転車の
前後ブレーキ装置と連接していて、自転車の前後ブレー
キを作動し制動作用を行うことができるように構成され
ている。
【0010】図2に示す如く、本発明の同期平衡ブレー
キ装置の連動機構10は、自転車1のフレームの適当な
位置に設置することができる。且つ、自転車の左右ブレ
ーキハンドル2,3のブレーキワイヤ51A,52Aに
連動されて、前記連動ワイヤ20を牽引し、前記連動ワ
イヤ20は牽引された後、前記自転車の前後ブレーキ装
置30,40を作動する。
【0011】又、前記連動機構10は接触部品12及び
駆動構成部品13を具有している。前記駆動構成部品1
3はスライド板で上下にスライドできるように前記接触
部12に設置されている。又、その頂端は前記ブレーキ
ワイヤ51A,52Aと連接していて、前記駆動構成部
品13は斯くして作動されることができる。更に、接触
部品11が前記駆動構成部品13に設置され、且つ、前
記連動ワイヤ20の中段部分と接触し、前記連動ワイヤ
20の中段部分を上向きに牽引する。よって、前記連動
ワイヤ20の両端は内向きに引っ張られて前記自転車の
前後ブレーキ装置を作動して、ブレーキの制動作用を発
生する構成となっている。
【0012】前記前部接触部品11は、ローリングホイ
ールで、前記連動ワイヤ20とローリング或いはスライ
ディングの方式で接触することができる。よって、前記
接触部品11が前記連動ワイヤ20を作動した時、若
し、前記連動ワイヤ20の両端の牽引力が不均一であっ
た場合、或いは前記前後ブレーキ装置30,40の中、
一方が既に車輪のリムに接触し、他の一方のブレーキ装
置が未だに車輪のリムに接触しない場合、前記連動ワイ
ヤ20は前記接触部品11上でローリング或いはスライ
ディングして、前記連動ワイヤ20の両端の制動力が自
動的に平衡状態に至るまで前記接触部品11上でローリ
ング或いはスライディングし、これによって、前記前後
ブレーキ装置30,40のブレーキ作動を一致させるこ
とができる。
【0013】図1に示す如く、前記連動機構10の下方
の両側には夫々固定した第1及び第2のガイド部品3
1,41が設置されている。該第1及び第2のガイド部
品31,41は、ガイドチューブで、前記連動ワイヤ2
0は自転車の前ブレーキ装置30から前記ガイド部品3
1を突き抜けた後、前記接触部品11をまわり越して、
更に、前記第2ガイド部品41を突き抜けて後ブレーキ
装置40と連接している。
【0014】前記第1及び第2のガイド部品31,41
のガイド作用によって、前記連動ワイヤ20が前記連動
機構10に作動された時、その角度は前記接触部品11
の上下移動に伴って変化を越すことがなく、故に前記連
動ワイヤ20が前記前後ブレーキ装置30,40を作動
している時、直線状態を保持することができる。かくし
て、前記連動機構10が前記連動ワイヤ20に加える力
の損失を最小限にとどめることができて、前後ブレーキ
装置30,40の作動の確実性を増進することができ
る。
【0015】更に又、ブレーキの反応時間を短縮するこ
とができる。又、同時に前記連動ワイヤ20の作動時に
生じるねじれによる変形と磨耗の損失を減少することが
できる。これにより、前記連動ワイヤ20の疲労による
破損の程度を低減し、その使用寿命を増進することがで
きると共に、前記連動ワイヤ20が突然に断裂して危険
が生じることから免れることができる。
【0016】前記前部接触部品11はローリングホイー
ルを採用している。但し、実際に使用する場合、円柱体
を採用することもできる。或いは、前記連動ワイヤ20
との摩擦力を減少できるその他の構造で代替えすること
もできる。之等は同様に、前記連動ワイヤ20をしてス
ライディングによって両端の牽引力及び作動時間の調整
をすることができる。この外、前記第1及び第2のガイ
ド部品31,41は必ずしもガイドチューブに限る必要
はなく、ローリングホイール或いはその他の同等効果を
果たすことができる部品で代替えすることができる。
【0017】図3は、本発明の前記連動ワイヤ20と前
記前後ブレーキ装置30,40との連接構造を示す。前
記前ブレーキ装置30は左右キャリパー32,33を具
有していて、前記左右キャリパー32,33の頂端は牽
引ワイヤ34で連接している。その主要特徴は、前記連
動ワイヤ20の末端には牽引構成部品23が設置されて
いる。該牽引構成部品23は牽引部品24を有してい
て、該牽引部品24は前記牽引ワイヤ34を作動するこ
とができる。前記連動ワイヤ20が収縮した時、前記牽
引構成部品23を作動して上向きに移動し、且つ、前記
牽引構成部品23の前記牽引部品24によって前記牽引
ワイヤ34を作動して上向きに移動させ、かくして前記
左右キャリパー32,33を作動してブレーキの作動を
発生させることができる。
【0018】前記牽引部品24は滑車或いは円柱体の構
造を採用することができる。よって、前記牽引ワイヤ3
4と前記牽引部品24は相互にローリング或いはスライ
ディングすることができて、前記牽引ワイヤ34はこれ
により摩擦力の影響を受けることがなく、このため本発
明の前後ブレーキ装置がブレーキをかけた時、若し前記
左右キャリパー32,33と自転車のリムとの接触時間
或いは接触圧力が異なる時は、前記牽引ワイヤ34は前
記牽引部品24上でスライディングする故、前記左右キ
ャリパー32,33とリムとの接触時間を一致させるこ
とができると共に圧力も均一になることを達成すること
ができる。
【0019】此処で強調しておくことは、本発明の同期
平衡ブレーキ装置は只キャリパー式ブレーキ装置と配合
して使用するのみでなく、ハブ式或いはその他の形式の
ブレーキ装置とも配合して使用することができる。
【0020】又、図4は本発明の第2の実施の形態を示
す。同図に於ける実施の形態は連動機構10Aと、連動
ワイヤ20を含んでいる。その中、該連動機構10Aは
大略L字形を呈したロッカーアーム11Aで、伝動アー
ム111A及び従動アーム112Aを具有している。前
記連動機構10Aの中段部分は枢軸12Aでもって自転
車のフレームに取り付けている。
【0021】その中、前記伝動アーム111Aは自転車
の左右ブレーキハンドルのブレーキワイヤ51A,52
Aと連接することができ、且つ、前記ブレーキワイヤ5
1A,52Aに作動されて動揺を発生する。又、接触部
品13Aがあって、前記従動アーム112Aの末端にピ
ボットされている。該接触部品13Aは滑車或いは円柱
状の構造で、且つ、ローリング或いはスライディングの
方式で前記連動ワイヤ20の中段部分と接触している。
更に、ガイド部品14A,15Aが前記接触部品13A
の両側に設置されていて、前記連動ワイヤ20の位置決
めに用いる。
【0022】前記ガイド部品14A,15Aは前記第1
の実施の形態の第1,2ガイド部品31,41と同等効
果を果たす部品で、前記連動ワイヤ20とスライディン
グ或いはローリングの方式で接触することができる上、
前記接触部品13Aに作動された時、前記連動ワイヤ2
0をガイドして一定の径路を保持し、前記連動ワイヤ2
0の受ける摩擦力を減少し得て前記連動ワイヤ20の摩
耗による破断を防止することができる。
【0023】図5に示す如く、前記ロッカーアーム11
Aが前記ブレーキワイヤ51A,52Aに駆動されて動
揺した時、前記接触部品13Aは前記従動アーム112
Aに従って上向きに一緒に移動し、前記連動ワイヤ20
の中段部分も前記接触部品13Aに連動されて上向きに
移動する。
【0024】本発明の前記第2の実施の形態の連動機構
10Aと、前記連動機構とを比較すると、これは本来の
直線移動の動作を動揺の動作に変化し、且つ、可動部品
が減少し、かくして、機構の作動信頼性を向上し得て、
その故障の低減をすることができる所にある。
【0025】図6に示す如く、本発明の第3の実施の形
態の連動機構10Bは、ロッカーアーム11Bを具備し
ている。前記ロッカーアーム11Bは大略直棒状を呈
し、その中央は枢軸14Bで自転車のフレーム上にピボ
ットジョイントで連接されており、且つ、その上下両端
には夫々接触部品12B,13Bが設置されている。
又、その最頂端は自転車の左右ブレーキハンドルの前記
ブレーキワイヤ51A,52Aと連接している。よっ
て、前記ロッカーアーム11Bは前記ブレーキワイヤ5
1A,52Aに作動されて動揺運動を発生する。更に、
固定板15Bが自転車のフレーム上に装置されていて、
前記ロッカーアーム11B及び前後ブレーキの前記ガイ
ド部品31,41を固定するのに用いる。
【0026】前記連動ワイヤ20の中段部分は自転車の
前ブレーキ装置30の前記ガイド部品31から突き抜け
て、前記ロッカーアーム11B下方の前記接触部品13
Bをまわり越した後、更に上向きに前記ロッカーアーム
11B上方の前記接触部品12Bをまわり通って、後向
きに延伸して前記自転車の後ブレーキ装置40の前記ガ
イド部品41を突き通って、再び前記自転車の後ブレー
キ装置40と連接するようになっている。
【0027】図7に示す如く、前記ブレーキワイヤ51
A,52Aは前記ロッカーアーム11Bの頂端を前向き
に作動することができる。これにより、前記ロッカーア
ーム11Bの上下端の前記接触部品12B,13Bは前
記ロッカーアーム11Bに従って動揺する。かくして、
前記連動ワイヤ20の前後端は夫々中央方向に引っ張ら
れ、この為、前記自転車の前後ブレーキ装置は前記連動
ワイヤ20に作動されて、ブレーキの作動を発生する。
【0028】本発明の第2の実施の形態及び第3の実施
の形態の前記連動機構10A,10Bと前記連動機構1
0を比較すると、これは、本来の直線移動の動作を動揺
の動作に変化し、且つ、可動性部品が減少し、これによ
り機構の作動信頼性を向上し得て、その故障率の低減を
得ることができる所にある。
【0029】この外、前記連動ワイヤが断裂した後、前
記前後ブレーキ装置30,40が同時に失効する状況の
発生を防止する為、本発明は二つの連動ワイヤの構造を
採用することができる。又、図8は本発明の第4の実施
の形態を示す。該第4の実施の形態は、前記第1の実施
の形態の連動機構10を改良したものである。それは、
二本の並列した連動ワイヤ20A,20Bを具有し、且
つ、前記接触部品11の上に二つの滑り槽111,11
2を設置し、前記連動ワイヤ20A,20Bを前記二つ
の滑り槽111,112にはめ合わすことによって、前
記二つの連動ワイヤ20A,20Bは同時に前記接触部
品11によって作動されることができる。
【0030】この外、図9及び図10は本発明の第5及
び第6の実施の形態を示す。図9に示す如く、本発明の
第5の実施の形態は、前記第2の実施の形態の同期平衡
ブレーキ装置に基づいて改良したもので、二本の並列し
た連動ワイヤ20A,20Bを具有し、且つ、その使用
する接触部品13Aの上には二つの滑り槽131A,1
32Aが設置されている。又、ガイド部品14Aの上に
も二つの滑り槽141A,142Aが設置されている。
更に、ガイド部品15Aの上にも二つの滑り槽151
A,152Aが設置されている。よって、前記接触部品
13Aと前記ガイド部品14A,15Aは同時に前記二
つの連動ワイヤ20A,20Bをガイドすることができ
る。
【0031】又、前記第6の実施の形態は、前記第3の
実施の形態の同期平衡ブレーキ装置を二つの連動ワイヤ
の構造に変更したものである。その使用する接触部品1
2Bの上に二つの滑り槽121B,122Bが設置され
ており、且つ、接触部品13Bの上にも二つの滑り槽1
31B,132Bが設置されている。前記連動ワイヤ2
0A,20Bは前記滑り槽121B,122B及び前記
接触部品13上の前記滑り槽131B,132Bにはめ
合わされている。よって、前記二つの連動ワイヤ20
A,20Bは同時に前記接触部品12Bと前記接触部品
13Bによって作動されることができる。
【0032】本発明の第4,第5及び第6の実施の形態
は共に二つの連動ワイヤ20A,20Bを具有してお
り、且つ、前記連動ワイヤ20A,20Bは同時に自転
車の前後ブレーキ装置30,40と連接している。よっ
て、若し、前記連動ワイヤ20A,20Bの中、一本が
断裂した時、他の一本の連動ワイヤは依然として前記前
後ブレーキ装置を駆動することができる。故に、前記連
動ワイヤの断裂による前記前後ブレーキ装置が同時に作
用しない危険性から免れ、本発明の自転車の同期平衡ブ
レーキ装置の安全性を増進することができる。
【0033】本発明の自転車の同期平衡ブレーキ装置の
主要な効果は、その連動機構と連動ワイヤが滑車の方式
或いはその他摩擦力の比較的小さいローリング或いはス
ライディングの方式で連接している所にある。かくし
て、前記連動ワイヤ20が自転車の前後ブレーキ装置を
作動した時、若し、前記前後ブレーキ装置30,40と
自転車の車輪のリムとの接触する時間が不一致であった
場合、前記連動ワイヤ20は前記連動機構の滑車とスラ
イディングを起こし、前記連動ワイヤ20の両端の牽引
力を自動的に平衡にし得て、前記前後ブレーキ装置3
0,40がリムと接触する時間を一致させることができ
る。よって、前記前後ブレーキ装置30,40の作動時
間の不一致及び一方のブレーキ装置は既にリムに咬みつ
き、他の一方のリムは未だに転動している状態をまねく
ことが起こらない。故に、自転車はブレーキ時に起こる
横滑り及び転覆の危険から免れることができる。
【0034】
【発明の効果】本発明の自転車の同期平衡ブレーキ装置
は確実に自転車のブレーキ性能、ブレーキの安定性及び
安全性を増進する上、構造が簡単で、機構の作動も安定
等の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す正面図。
【図2】本発明の装置を取り付けている自転車の側面
図。
【図3】本発明の使用したブレーキ装置及び連動ワイヤ
の連接構造図。
【図4】本発明第2の実施の形態の構造を示す解説図。
【図5】本発明第2の実施の形態の作動状態を示す解説
図。
【図6】本発明第3の実施の形態を示す解説図。
【図7】本発明第3の実施の形態の作動状態を示す解説
図。
【図8】本発明第4の実施の形態の側面図。
【図9】本発明第5の実施の形態を示し、その平面図。
【図10】本発明第6の実施の形態の平面図。
【図11】従用のキャリパー式ブレーキ装置と連動ワイ
ヤの連接構造を示し、その正面図。
【符号の説明】
1 自転車 2 左ブレーキハンドル 3 右ブレーキハンドル 10,10A,10B 連動機構 11 接触部品 11A,11B ロッカーアーム 12 接触部品 12A 枢軸 12B 接触部品 13 駆動構成部品 13A 接触部品 13B 接触部品 14A ガイド部品 14B 枢軸 15A ガイド部品 15B 固定板 20 連動ワイヤ 20A,20B 連動ワイヤ 23 牽引構成部品 24 牽引部品 30 前ブレーキ装置 31 ガイド部品 32 左キャリパー 33 右キャリパー 34 牽引ワイヤ 40 後ブレーキ装置 41 ガイド部品 51A,52A ブレーキワイヤ 60 ブレーキ装置 61 左キャリパー 62 右キャリパー 63 牽引ワイヤ 64 連動ワイヤ 65 鈎 111A 伝動アーム 112A 従動アーム 111,112 滑り槽 131A,132A 滑り槽 131B,132B 滑り槽 141A,142A 滑り槽 151A,152A 滑り槽

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車の同期平衡ブレーキ装置であっ
    て、該装置は連動機構を有し、前記自転車のブレーキワ
    イヤの作動を受けるようになっており、更に、第1連動
    ワイヤを有し、該第1連動ワイヤの両端は夫々前記自転
    車の前後ブレーキ装置と連接していて、前記連動機構の
    牽引を受けて前記前後ブレーキ装置に作動してブレーキ
    の作用を発生させることができるように構成され、前記
    連動機構は駆動構成部品を有し、前記ブレーキワイヤの
    作動を受けて前記第1連動ワイヤを駆動し、よって前記
    第1連動ワイヤは前記前後ブレーキ装置を牽引してブレ
    ーキの作用を発生させることができ、前記駆動構成部品
    の上には接触部品が設置されていて、前記第1連動ワイ
    ヤとスライディング方式或いはローリング方式で接触す
    ることができるようになっており、もって、前記第1連
    動ワイヤは前記駆動構成部品によって作動することがで
    きる上、前記接触部品と相互にスライディング或いはロ
    ーリングすることができて、前記第1連動ワイヤはこれ
    によりその両端の牽引力を調整することができ、よって
    前記前後ブレーキ装置の作動時間を一致させることがで
    きるように構成されたことを特徴とする自転車の同期平
    衡ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 前記連動機構の両側には夫々第1ガイド
    部品と、第2ガイド部品が設置されており、前記第1連
    動ワイヤは前記第1ガイド部品をまわり通った後、前記
    駆動構成部品の前記接触部品をまわり越し、更に、前記
    第2ガイド部品をまわり抜けるように設置されており、
    前記第1,2ガイド部品は前記連動ワイヤをガイドする
    もので、これにより前記連動ワイヤは前記自転車の前後
    ブレーキ装置から前記連動機構に連接する径路を固定的
    に保持することができる上、前記連動ワイヤが受ける摩
    擦力を減少することができるように構成されたことを特
    徴とする請求項1記載の自転車の同期平衡ブレーキ装
    置。
  3. 【請求項3】 上記自転車の同期平衡ブレーキ装置は、
    第2連動ワイヤを有し、該第2連動ワイヤは前記第1連
    動ワイヤと平行に形成され、その両端は夫々前記自転車
    の前後ブレーキ装置と連接し、且つ、前記接触部品に作
    動されて前記前後ブレーキ装置を牽引してブレーキの作
    用を発生させることができるように構成されたことを特
    徴とする請求項1記載の自転車の同期平衡ブレーキ装
    置。
  4. 【請求項4】 上記駆動機構は直線的にスライドできる
    スライド板で、該スライド板は前記ブレーキワイヤと連
    接し、前記ブレーキワイヤに作動されて、直線方向の移
    動を発生するように構成されたことを特徴とする請求項
    1記載の自転車の同期平衡ブレーキ装置。
  5. 【請求項5】 上記接触部品は滑車或いは円柱体で構成
    されたことを特徴とする請求項1記載の自転車の同期平
    衡ブレーキ装置。
  6. 【請求項6】 上記駆動機構はロッカーアームで、該ロ
    ッカーアームの一端は前記ブレーキワイヤと連接してい
    て、前記ブレーキワイヤに作動されて動揺の作動を発生
    し、又、前記の接触部品を設置しており、該接触部品は
    前記ロッカーアームに伴って同時に動揺し、且つ、前記
    連動ワイヤの中段部分とはローリング或いはスライディ
    ングの方式で接触しており、よって前記連動ワイヤを牽
    引し、該連動ワイヤは前記自転車の前後ブレーキを作動
    して、前記前後ブレーキ装置にブレーキの作用を発生さ
    せるように構成されたことを特徴とする請求項1記載の
    自転車の同期平衡ブレーキ装置。
  7. 【請求項7】 上記連動機構のロッカーアームには、伝
    動アームがあって、前記ブレーキワイヤと連接してお
    り、更に、従動アームを有し、該従動アームは前記伝動
    アームに作動されて動揺し、前記接触部品は前記従動ア
    ームの末端に設置されていて前記従動アームに伴って同
    時に動揺し、前記連動ワイヤを作動してブレーキの作動
    を起させるように構成されたことを特徴とする請求項6
    記載の自転車の同期平衡ブレーキ装置。
  8. 【請求項8】 上記連動機構の前記ロッカーアームは棒
    状体を呈していて、その中段部分は枢軸で前記自転車の
    フレームにピボットジョイントされており、その頂端は
    前記ブレーキワイヤと連接し、前記ブレーキワイヤの作
    動を受けることができ、又、前記接触部品は前記ロッカ
    ーアームの両端に設置されており、前記連動ワイヤは前
    記2接触部品を取りまいていて、前記2接触部品に作動
    され、よってその両端は中央に向かって引張られ、前記
    前後ブレーキ装置を作動してブレーキの作用を発生する
    ように構成されたことを特徴とする請求項6記載の自転
    車の同期平衡ブレーキ装置。
  9. 【請求項9】 上記前後ブレーキ装置は、左右に夫々キ
    ャリパーを具有し、且つ、前記左右キャリパーは牽引ワ
    イヤにて連接されており、又、前記連動ワイヤの両端は
    夫々牽引構成部品が設置されており、前記牽引構成部品
    は牽引部品を具有していて前記牽引部品は前記前後ブレ
    ーキ装置の前記牽引ワイヤを連動するようになってお
    り、前記牽引部品はローリング或いはスライディングの
    方式で前記牽引ワイヤと接触しており、よって、前記前
    後ブレーキ装置がブレーキ作動をした時、前記牽引ワイ
    ヤは前記牽引部品とスライドし、かくして、前記左右の
    ブレーキキャリパーとリムの接触時間及び圧力を自動的
    に均一になるように調整することができることを特徴と
    する請求項1記載の自転車の同期平衡ブレーキ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010208629A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Wen-Chih Tseng 安全ブレーキ
CN105644691A (zh) * 2016-02-22 2016-06-08 东莞市成茂机电科技有限公司 安全型煞车装置

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