JP2000254981A - 支持体の製造 - Google Patents

支持体の製造

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JP2000254981A
JP2000254981A JP11359615A JP35961599A JP2000254981A JP 2000254981 A JP2000254981 A JP 2000254981A JP 11359615 A JP11359615 A JP 11359615A JP 35961599 A JP35961599 A JP 35961599A JP 2000254981 A JP2000254981 A JP 2000254981A
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JP11359615A
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Jean Charles Lacour
シャルル ラクール ジャン
Voisin Didier
ヴォアザン ディディエール
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Michelin Recherche et Technique SA Switzerland
Societe de Technologie Michelin SAS
Original Assignee
Michelin Recherche et Technique SA Switzerland
Societe de Technologie Michelin SAS
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    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0681Parts of pneumatic tyres; accessories, auxiliary operations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
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    • B29C45/14631Coating reinforcements
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め閉じられた金型内に材料を強制供給する
ことにより、支持体の設計者が望む補強ワイヤの位置が
完全に得られる支持体を製造することにある。 【解決手段】 本発明は、閉じられた成形キャビティ内
面への加圧強制供給すなわち射出成形またはトランスフ
ァ成形と、幾つかの部片からなる内側コアとを組み合わ
せる一方、射出成形またはトランスファ成形が使用され
るときには一般に単一部片のコアを使用することを提案
する。例えば、内側コア2と、下方プラテン3と、上方
プラテン4と、厳密な意味でのベアリング支持面を成形
するセグメント5とからなる金型が、射出成形と組み合
わせて使用される。使用される成形機は、プラテンホル
ダ7および上方プラテン4の相対前後移動を伝達できる
機構を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤが平坦な場
合に重量を支持すべくタイヤ内部で使用される支持体と
しての弾性ケーシングの製造に関する。より詳しくは、
本発明は、通常、タイヤを補強する種類の補強ワイヤに
より製造される、支持体のベースでの実質的な非伸長性
ベルトからなる支持体の製造に関する。
【0002】
【従来の技術】欧州特許出願EP 0,796,747号には、この
ような支持体の特別な例が開示されている。この欧州特
許出願の図1には、支持体のベース10が、支持体の回
転軸線に垂直な平面に対して実質的に零度(0°)の角
度に配置されたワイヤ11により補強されているところ
示されている。
【0003】本発明では、「ワイヤ」は、これらのワイ
ヤの材料およびこれらの材料のゴムへの接着を促進する
ための表面処理またはケーシングまたはコーティング等
の処理の如何にかかわらず、モノフィラメント並びにマ
ルチフィラメントまたはコード、プライ等の組立体また
は他のあらゆる種類の同等組立体を意味するものと理解
されたい。「零度」とは、周方向に対して、すなわち支
持体の回転軸線に垂直な平面に対して測定した角度、従
ってタイヤについての通常の慣用角度を意味すると理解
されたい。この角度は、「実質的に」零度であるといわ
れる。なぜならば、支持体の遠心力に対抗可能にする補
強体は、平行ワイヤのワイヤまたはストリップを或るピ
ッチで巻回することにより形成され、この結果、この角
度は厳格な意味で零度ではなく、実際には、所望の全幅
を掃引できるようにするため少なくとも局部的には零度
より僅かに大きいからである。
【0004】このような支持体を形成する適当な材料は
ゴムである。
【0005】成形対象物の種々の製造方法が知られてお
り、例えば、圧縮成形法、トランスファ成形法および射
出成形法がある。圧縮成形法は、金型を閉じる前に金型
内に必要体積のゴムを導入することを伴い、一方、トラ
ンスファ成形法および射出成形法の両方法は、必要体積
のゴムを導入する前に金型を閉じることを伴う。いずれ
の方法を選択するかは、主として計画量に基づいて定ま
り、初期投資が高価な射出成形は、限界原価が低いこと
が証明されており、加硫中の圧力および温度をより均一
にできかつより高い幾何学的品質を得ることができる。
【0006】しかしながら、射出成形並びにトランスフ
ァ成形は、可撓性補強体により補強される非均質製品に
はあまり適していない。より詳しくは、閉じられた金型
内への材料の導入を伴う前記方法は、補強体がワイヤの
プライである場合にはあまり適しておらず、金型内でワ
イヤが一体に保持される場合には、全くまたは殆ど適し
ていない。金型内に押し込まれるゴムは、該ゴムが金型
を充填するときにワイヤを一体に支持する。従って、加
硫された支持体内でのワイヤの正確な位置決めを確保す
るには大きな問題がある。これは、閉じられた金型内へ
のゴムの供給力が、ワイヤ補強ゴム部片には使用されな
いからである。例えば、タイヤが射出成形されないこと
は良く知られている。先ず第一に、粗ブランクがタイヤ
の最終製造形状に非常に近似した形状に作られる。補強
ワイヤを備えたこのブランクは、種々のゴム層間の正し
い位置に挿入され、ブランクの周囲を必要な成形要素で
包囲することにより成形が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、予め
閉じられた金型内に材料を強制供給することにより、欧
州特許出願EP 0,796,747に記載されているような支持体
であると同時に、支持体の設計者により望まれる補強ワ
イヤの位置が完全に得られる支持体を製造することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両リムに取
り付けられる支持体の製造方法において、支持体が、回
転軸線と、リムの回りに取り付けられるように設計され
た実質的に円筒状の半径方向内面により形成されたベー
スと、重量を支持するように設計されたクラウンと、ベ
ースとクラウンとを連結する本体とを有し、前記ベース
は実質的に非伸長性の周方向補強体を備え、前記クラウ
ンの半径方向外面は円筒状とは異なる形状を有し、前記
本体は、少なくとも一方の側で支持体から延びている複
数の軸線方向凹部を備え、前記製造方法が、回転軸線に
一致する軸線をもつ金型を使用し、該金型が、前記半径
方向内面の成形を行う内側コアと、クラウン成形リング
とを有し、該リングが、互いに半径方向に分離可能な少
なくとも2つの部品からなり、該部品はクラウンの前記
半径方向外面を成形でき、前記本体および凹部を横方向
に成形する複数のフィンガを備えた少なくとも1つのシ
ェルを更に有し、前記コア、リングおよびシェルは、協
働して、支持体を成形するための閉鎖キャビティを少な
くとも部分的に形成し、前記コアは、少なくとも2つの
部品を備え、かつ該部品が前記半径方向内面を成形する
周方向に連続的な成形面を形成する成形形状をとること
ができ、成形面は、支持体の内径に実質的に等しい基準
直径Φにより定められ、前記コアはまた、成形形状とは
異なる金型引抜き形状をとることができ、該金型引抜き
形状は、数値πと基準直径Φとの積より小さい、前記成
形面の回りのカバー長さEにより定められ、前記製造方
法は、前記周方向補強体を含むリングを予製造する段階
と、前記コアの金型引抜き形状を確立する段階と、コア
上に前記リングを取り付ける段階と、コアの成形形状を
確立する段階と、金型を閉じ、次に、最終状態で弾性を
有する射出可能材料を金型内に強制供給する段階と、軸
線方向フィンガを備えたシェルを、部品すなわち成形リ
ングおよびコアのうちの少なくとも一方に対して、少な
くとも部分的に軸線方向に分離する段階と、次に、コア
の金型引抜き形状を確立しかつクラウン成形リングから
前記部品を半径方向に分離する段階と、支持体を解放す
る段階とを有する支持体の製造方法を提供する。
【0009】本発明との関係において、通常サービスに
のみ使用するように設計された非空気タイヤ(non-pneu
matic tire; NPT)は支持体とみなされ、該支持体は、
空気タイヤの内部に取り付けられ、空気タイヤに、ゼロ
圧力での一時的作動手段を提供するアクセサリである。
材料選択の調節および/または対象物自体の設計の調節
は、本件特許出願の目的ではない。換言すれば、本発明
は、対象物の特定用途に限定されるものではない。例え
ば、製造される対象物は主としてワイヤにより補強され
るので、支持体の使用は、成形または金型引抜き(mold
stripping)がかなり困難になるときに有効である。本
発明は、最終状態に関する支持体の条件に適合する特定
材料に限定されるものではなく、また製造段階に関し閉
鎖金型内への強制供給に適したダクトを介して供給でき
る特定材料に限定されるものではない。
【0010】本発明は、幾つかの部片からなる内側コア
と組み合わせて、閉鎖成形キャビティ内に加圧強制供給
することを提案する。これに対し、金型を閉じても全く
問題が生じない射出成形またはトランスファ成形が使用
される場合には単一部片コアが一般に使用される。なぜ
ならば、金型閉鎖は充填前で、製品が網状または加硫状
にあり、従って良好な機械的特性を有するため、製品の
金型引抜きは一般に製品に作用する応力に非常に良く適
合するからである。かくして、本発明は、外側が単一部
片のコアからなる場合でも、支持体を成形するための幾
つかの部片からなるコアを使用し、支持体の半径方向内
面が金型から直接的にまたは容易に引き抜かれる。回転
軸線に対して平行な引抜き表面に対して、前記半径方向
内面は、数ミリメートルを超えない偏差をもつ表面を形
成する。一般に、前記コアは従来のものとは形状が異な
る成形形状および金型引抜き形状を呈し、該形状は、金
型引抜きを容易にするだけでなく、支持体の製造開始時
に、コア上への非伸長性ベルトの形態をなすリングの取
付けを容易にする。
【0011】また、本発明は、例えば「REP」の名称で
市販されている形式の標準ゴム射出成形機に使用される
金型にも適用できる。
【0012】本発明によれば、金型は、成形すべき支持
体の回転軸線に一致する軸線を有する。本発明によれ
ば、車両リムに取り付けられる支持体を製造する金型に
おいて、支持体が、回転軸線と、リムに取り付けるため
の実質的に円筒状の半径方向内面を備えたベースと、重
量を支持するためのクラウンと、ベースとクラウンとを
連結する本体とを有し、前記ベースは実質的に非伸長性
の周方向補強体を備え、前記金型は回転軸線に一致する
軸線と、半径方向内面の成形を行う内側コアと、支持体
を成形するための前記コアを備えた閉鎖キャビティを創
成する他の部片とを有し、前記コアは分離可能な少なく
とも2つの成形部片からなり、該成形部片の1つは、第
1縁部から第2縁部まで周方向に延びかつ前記半径方向
内面の成形面を部分的に形成する成形セクタを有し、該
成形セクタは、前記第1縁部から第2縁部まで延びかつ
コアの内部を通る界面により直接的または間接的に延長
され、前記界面は、該界面に平行に並進される直線によ
り創成されかつ金型軸線に対して第1角度で傾斜した1
つ以上のベアリングを形成し、前記成形部片は、該部片
が周方向に連続的な成形面を形成する成形形状であっ
て、支持体の内径と実質的に等しい基準直径Φにより形
成される成形形状をとることができ、前記成形部片は更
に、前記界面に沿う他の部片上での一方の部片の摺動を
介して形成される金型引抜き形状を有し、該金型引抜き
形状は、数値πと基準直径Φとの積より小さいカバー長
さEを有する構成からなる支持体を成形する金型が提供
される。
【0013】剛性部片間の界面(単一または複数)での
ベアリングまたは全てのベアリングは、機械加工を容易
にするには平坦であるのが好ましい。2つのみの部片を
備えたコアでも、軸線に対して傾斜した平面である界面
は相対軸線方向摺動により拘束され、金型引抜き形状を
形成するため、前記部片を互いに接触した状態に維持す
る。これにより、非伸長性リングを上方に配置すること
が可能になる。コアはまた、前記金型の軸線を含む対称
平面を有するのが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態を以下
に説明する。
【0015】図1は、支持体の製造形状をもつ成形キャ
ビティ1を示す。該キャビティ1は、内側コア2と、他
の部片すなわち、下方プラテン3(プラテンホルダ7上
に取り付けられている)、上方プラテン4および支持体
の半径方向外方に位置する支持面そのものを成形するセ
グメント5とにより形成される。溝およびボス(これら
は、この特定例では、支持面(半径方向外方面)上に成
形することが望まれる)を考慮に入れる場合には、支持
面は、半径方向に移動できる複数のセグメント5により
成形される。支持体の周囲に分散配置された2つの射出
ダクト6が示されている。
【0016】成形機は、セグメント5の移動を制御する
手段(図示せず)を有し、かつプラテンホルダ7および
上方プラテン4の相対前後移動を伝達できる機構が設け
られている。この相対前後移動は、加硫後に支持体を取
り出すべく金型を開くことを可能にするだけでなく、後
で明瞭に理解されようが、コア2の特定移動を可能にす
る。
【0017】コア2は、分離可能な3つの剛性部片、す
なわち、中央部片20と、2つの補完部片21,22と
からなる。これらの3つの剛性部片は、支持体の半径方
向内面を形成する表面を有している。各補完部片21、
22のベースには、半径方向突出部を形成するフランジ
210、220が設けられており、該フランジの役割は
以下に明らかになるであろう。中央部片20もフランジ
200を有している。これらの成形面は、隣接する4つ
の成形セクタA、B、C、Dにより形成される。中央部
片20は2つの成形セクタA、Cからなり、これらの成
形セクタは隣接しておらず、直系方向に対向して配置さ
れている。各補完部片21、22は、それぞれ、他の2
つの成形セクタのうちの1つのセクタDまたはBからな
る。中央部片20は、成形軸線に対して同じ角度で傾斜
した2つの平らな支持面23も有している(図3xo参
照)。これらの平らな支持面23は、成形セクタA、C
に隣接している。これらの平らな支持面23は、各補完
部片21、22の後方に配置された対応支持面24と協
働するようになっている。従って、中央部片20の軸線
方向移動により、補完部片21、22の半径方向移動を
制御できる。
【0018】欧州特許出願EP 0,796,747に記載されてい
るように、支持体は、エラストママトリックス内に埋入
されかつ周方向に配向された本質的に補強ワイヤからな
る周方向補強体を含んでいることを想起されたい。ま
た、支持体は、半径方向外方を向いた支持面をもつクラ
ウンが設けられた本体を有し、クラウンは前記ベースに
連結されかつ本体は実質的に軸線方向の複数の凹部を有
している。これらの凹部を成形するため、金型は、上方
プラテン4から突出するフランジ40を有している。従
って、支持体のベースは、前記半径方向内面といずれか
の凹部との間で測定したかなり小さい半径方向厚さ(一
般に15mm以下)を有している。射出時に、ゴムの流れ
は、フランジ40と成形キャビティの半径方向下方のベ
ースに配置された補強ワイヤとの間に閉じ込められる。
【0019】ここで、ワイヤ自体は、各契約量(produc
tion run)の開始時に金型内に配置しなければならな
い。従って、取扱い(ハンドリング)は、良好な位置決
めを保証するためには簡単であり、かつ優れた生産性を
保証するためには迅速である必要があるといえる。有効
な方法は、支持体のベースに組み込む必要がある周方向
リングを含む一種のベルトを形成するリング90を予製
造する工程を有している。
【0020】このようなリング90を製造するため、エ
ラストママトリックス内でコーティングされた周方向補
強ワイヤは、例えば、タイヤの第1製造段階のドラムに
相当するチャック上に堆積される。この目的のため、乗
用車用タイヤのクラウンに一般に見られる零度バンドの
製造で良く知られているように、ゴムコーティングされ
た単一ワイヤ、ゴムコーティングされたワイヤのストリ
ップまたはゴムコーティングされたワイヤのプライが使
用される。従って周方向には殆ど伸びることができない
前記リング90は、実際に、支持体の内側スキンを構成
し、従って支持体の半径方向内面の成形壁に対して正し
く取り付けられなくてはならない。このリングは非常に
可撓性があるため、金型内での正しい取付けを困難にす
る。
【0021】従って、補強ワイヤを金型内に良くロック
することを忠告でき、こうすれば、ゴムの射出時に、前
記ワイヤは、支持体の構造によりワイヤに伝達される場
所に首尾良く留まるであろう。かくして、成形形状の確
立時に、好ましくは、ここでは周方向に配向されたワイ
ヤからなるリングに応力が付与される。
【0022】本発明は、金型内への補強ワイヤの容易な
設置または製造された支持体の容易な金型引抜きのいず
れをも損なうことなく、閉じられた金型内への材料の供
給を行う任意の形態の加圧力を付与するときまたは射出
時の金型内でのワイヤの完全な安定性を得ることのジレ
ンマを解決することができる。
【0023】本発明によれば、コア2の部片は、前記剛
性部片が周方向に連続的な成形表面および支持体の半径
方向内面の最終製造形状の正確なイメージを形成する成
形形状をとることができる。前記成形形状は、前記支持
体の内径に一致する基準直径により特徴付けられる。図
1、図2および図3xcには、成形形状の特徴が示され
ている。また、コア2の部片は、基準直径より小さい成
形部片の長さEにより特徴付けられる金型引抜き形状を
とることができる。これは、隣接する4つの成形セクタ
A、B、C、D(図5参照)により形成される成形表面
の直径をΦとすると、金型引抜き形状での前記成形表面
上のぴんと張ったコード(cord)の長さ(Eに等しい)
は、厳密にはπΦより小さい。図3xo、図4xo(こ
れは図3xoと同じである)および図5は、典型的な金
型引抜き形状を示す。
【0024】主要な製造段階は、次の通りである。補強
ワイヤを含むリング90は、任意の適当な方法で予製造
される。次に、コア2の金型引抜き形状が確立され(図
5並びに該図5のXX平面に沿う断面図である図3x
o、および図5のYY平面に沿う断面図である図3y参
照)、前記リング90は前記コア2上に取り付けられ
る。リング90はフランジ210、220に当接して配
置され、これは正確な軸線方向位置決めを保証する。次
に、補完部片21、22の半径方向配備により、コアの
成形形状(図2並びに該図2のXX平面に沿う断面図で
ある図3xc、および図2のYY平面に沿う断面図であ
る図3y参照)が確立される。次に、金型の閉鎖が完了
され、支持体の本体を構成する材料が、例えば射出によ
り強制的に供給され、もちろん、次に金型引抜きが行わ
れる。
【0025】リング90の安定性を更に向上させるた
め、前記補完部片21、22の各成形セクタは、半径方
向に突出する複数のスパイク25を有している。成形形
状の確立時に、これらのスパイク25はリング90に入
ってワイヤを具合良く保持する。金型引抜き後に、これ
らのスパイク25は、支持体の内面上の小さな中空部か
ら出るが、支持体の使用にとって全く問題にならない。
【0026】もちろん、金型引抜きは、金型を完全に開
くことが不可欠である。金型引抜き形状は、支持体の取
出しを容易にするため、復元されるのが好ましい(図4
xoおよび図4y参照)。また、加硫ゴムと係合するス
パイクの存在は、金型引抜き開始時のフィンガ40の抜
取りを容易にする。
【0027】最も簡単な支持体形状でスパイクが存在し
ない場合には、半径方向内面のコースが、回転軸線に平
行な引抜き可能表面を形成することが理解されよう。従
って、コアのベースの設計は成形を考慮して規定される
のではなく、主としてワイヤ−ベース補強体上への射出
を可能にすることを意図して規定されるもので、射出段
階を支持する能力は殆どないことが理解されよう。より
一般的にいえば、本発明は、支持体の半径方向内面が、
回転軸線に平行な引抜き表面に対して5mm以下の半径方
向高さ偏差を呈する表面を形成する支持体を成形するた
め、幾つかの部片からなるコアと組み合わせて、閉じら
れた成形キャビティ内に供給する加圧力を使用すること
を提案する。
【0028】荷重をベースに伝達する支持体のクラウン
について説明すると、クラウンは、金型のセグメント5
に設けられた対応リブ50により成形される溝を有して
いることが理解されよう。ここで、金型は、少なくとも
上方プラテン4に配置された複数の軸線方向フィンガ4
0を有していることが理解されよう。金型引抜き時にこ
れらのフィンガの抜取りを容易にするため、軸線方向フ
ィンガを備えた各シェルは、コアの金型引抜き形状を確
立する前に、コアに対して少なくとも部分的に、軸線方
向に分離される。同様に、金型引抜き時にこれらのフィ
ンガの抜取りを容易にするため、特に、クラウンの半径
方向外面の形状が円筒状でない場合には、軸線方向フィ
ンガを備えた前記各シェルは、前記部分をリングから半
径方向に分離する前に、少なくとも部分的にかつクラウ
ン成形リングに対して軸線方向に分離することもでき
る。
【0029】図1および図6を一緒に参照すると、セグ
メント5が依然としてこれらの成形位置(図1の位置)
にある場合には、上方プラテン4が、フィンガ40を帯
同して図6に示す位置に向かって軸線方向に変位される
ときに支持体のリブ50と係合することにより、支持体
をコア上に維持することに大幅に寄与する。次にセグメ
ント5(並びにコア)を開いても、金型引抜きに何らの
問題も生じない。
【0030】本発明の第1実施形態を詳細に説明した
後、より精巧な別の変更例を、これらがもたらす改良点
に焦点を合わせて説明する。
【0031】図7〜図10は本発明の第2実施形態を示
し、この実施形態では、コアが分離可能な5つの剛性成
形部片、すなわち、中央部片120および4つの補完部
片121、122、123、124からなる。4つの補
完部片は、前記半径方向内面の成形表面を構成する4つ
の隣接成形セクタA、B、C、Dを有している。中央部
片120は2つのベアリング125を有し、該ベアリン
グは、金型の軸線に対して逆の符号をもつ同じ値の角度
だけ傾斜している。ベアリング125は、2つの補完部
片121、123の背部に配置された対応ベアリング1
26と協働するようになっている。前記対応ベアリング
126は前記成形セクタに隣接しており、このため、中
央部片の軸線方向移動によって、2つの補完部片12
1、123の半径方向移動が制御される。
【0032】この場合、前の変更例と同様に、4つの隣
接成形セクタのうちの2つの成形セクタ(A、C)のみ
が半径方向後方に移動する。しかしながら、前記第1変
更例とは異なり、金型引抜き時に、図10xoおよび図
10yoに明瞭に示すように、支持体と成形セクタA、
B、C、Dとの間に相対軸線方向移動は生じない。図4
xoおよび図4yを参照すると、支持体と成形セクタと
の間の相対軸線方向移動は不可避であることが理解され
よう。同様な相違は、成形段階にも存在する。図3yの
リンク0と中央部片20との間の僅かな軸線方向移動従
って摩擦により、最終段階でリング90に応力が付与さ
れることは不可避である。他方で、本発明の第2実施形
態では、相対軸線方向移動は生じず、従って同じ段階で
の寄生摩擦も生じない。これは、図9の全てを参照すれ
ば直ぐに理解されよう。
【0033】図11〜図14には本発明の第3実施形態
が示されており、該実施形態では、本発明の第2実施形
態と同様に、コアは、分離可能な5つの剛性成形部片、
すなわち、中央部片220および4つの補完部片22
1、222、223、224からなる。4つの補完部片
は、同様に、前記半径方向内面の成形面を構成する4つ
の隣接成形セクタ(A、B、C、D)を有している。本
発明の第2実施形態と同様に、リング90の取付け段階
および支持体の金型引抜き段階のいずれにおいても、相
対軸線方向移動は生じず、従っていかなる寄生摩擦も生
じない。
【0034】相違点は、このとき、全ての補完部片22
1、222、223、224が半径方向に後退できるこ
とである。この目的のため、中央部片220は2対のベ
アリング、すなわち金型の軸線に対して角度+αおよび
−αだけ傾斜した第1対のベアリング225と、金型の
軸線に対して角度+βおよび−βだけ傾斜した第2対の
ベアリング226とを有する。角度βは、角度αとは異
なっており、角度αに対し少なくとも2対1の比率を有
する。これらの全てのベアリングは、成形セクタA、
B、C、Dの半径方向後方移動を制御する機能を有す
る。これらのベアリングは、全ての補完部片221、2
22、223、224の背部に配置される。対応する前
記ベアリング227、228は前記成形セクタに隣接し
ており、このため、中央部片の軸線方向移動によって補
完部片の半径方向移動が制御される。この長所は、全て
の補完部片が半径方向に後退されることである。これ
は、図13xo、図13yoまたは図14xo、図14
yoに明瞭に示されている。第2実施形態についての図
9yo、図10yoと、第3実施形態についての図13
yo、図14yoとの間の形状には差異がある。
【0035】第2実施形態では中央部片120が、2つ
の異なる値をもつ角度で傾斜した2対のベアリングを有
している。しかしながら、この場合には、一方の角度は
運動学的にはいかなる役割も演じない。金型の軸線に平
行なベアリングを回避することは、金型を閉じるときの
遊び、従って第2および第3実施形態のコアの同様な挙
動の防止を確保することに有効である。
【0036】最後に、図15および図16は、成形フィ
ンガに関する第4実施形態を示す。もちろん、この特徴
は、種々のコアを提案する他の全ての実施形態について
もいえることである。1つのシェルには、前述のものと
非常に良く似たフィンガ4が設けられている。他のシェ
ルには、イジェクタフィンガ14が、フィンガ4と交互
に、周方向に配置されている(図16参照)。或るフィ
ンガ(フィンガ14)は、軸線方向に分離可能な部品1
40、141で作られる。支持体の金型引抜きを助ける
ため、端部品140はベース141から分離できる。図
16の配備位置すなわち射出位置は中立位置であり、ば
ね142の押圧力により与えられる。成形位置は、金型
を閉じるときの適正作動により、より正確にはシェルが
軸線方向に一体化されるときに達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】射出成形機に取り付けられた本発明の第1実施
形態による金型の閉じられた形態を示す図面である。
【図2】本発明の第1実施形態に使用されるコアの閉じ
られた形態を示す図面である。
【図3xo】第1実施形態のコアが初期形態にあるとこ
ろを示す図1と同じ断面図であり、文字「x」は図1の
XXに沿う断面であることを示し、文字「o」はコアが
開かれていることを示す。
【図3xc】第1実施形態のコアが次の形態にあるとこ
ろを示す図1と同じ断面図であり、文字「c」はコアが
閉じられていることを示す。
【図3y】図2のYYに沿うコアの断面図である。
【図4xo】図3xoと同じ要素が金型引抜き段階にあ
るところを示す図面である。
【図4y】図3yと同じ要素が図4oと同じ金型引抜き
段階にあるところを示す図面である。
【図5】図2と同じ平面内にあるコアが図3xoと同じ
初期形態にあるところを示す図面である。
【図6】射出成形機に取り付けられた本発明の第1実施
形態による金型のコアが開位置にあるところを示す図2
のXXに沿う断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態に使用されるコアが閉じ
られた形態にあるところを示す図面である。
【図8】図7のコアが開かれた形態にあるところを示す
図面である。
【図9xo】第2実施形態のコアが初期形態にあるとこ
ろを示す断面図であり、文字「x」は、これが図8のX
Xに沿う断面であること、文字「o」は、コアが図8と
同様に開かれた状態にあることを示すものである。
【図9xc】コアが次の形態にあるところを示す図面で
あり、文字「c」は、図7と同様にコアが閉じられてい
ることを示す。
【図9yo】図8のYYに沿うコアの断面図である。
【図9yc】図7のYYに沿うコアの断面図である。
【図10xo】図9xoと同じ要素が金型引抜き段階に
あるところを示す図面である。
【図10yo】図9yoと同じ要素が図10xoと同じ
金型引抜き段階にあるところを示す図面である。
【図11】本発明の第3実施形態に使用されるコアが閉
じられた形態にあるところを示す図面である。
【図12】図11のコアが開かれた状態にあるところを
示す図面である。
【図13xo】第3実施形態のコアが初期形態にあると
ころを示す断面図であり、文字「x」は、これが図12
のXXに沿う断面であること、文字「o」は、コアが図
12と同様に開かれた状態にあることを示すものであ
る。
【図13xc】コアが次の形態にあるところを示す図面
であり、文字「c」は、図11と同様にコアが閉じられ
ていることを示す。
【図13yo】図12のYYに沿うコアの断面図であ
る。
【図13yc】図11のYYに沿うコアの断面図であ
る。
【図14xo】図13xoと同じ要素が金型引抜き段階
にあるところを示す図面である。
【図14yo】図13yoと同じ要素が図14xoと同
じ金型引抜き段階にあるところを示す図面である。
【図15】射出成形機に取り付けられた本発明の第4実
施形態による金型のコアが閉位置にあるところを示す図
2のXXに沿う断面図と同じ断面図である。
【図16】本発明の第4実施形態による金型が開位置に
あるところを示す図面である。
【符号の説明】
1 成形キャビティ 2 内側コア 3 下方プラテン 4 上方プラテン 5 セグメント 20 中央部片 21、22 補完部片 40 フィンガ 90 リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン シャルル ラクール フランス エフ−63000 クレルモン フ ェラン リュー ダレージア 1 (72)発明者 ディディエール ヴォアザン フランス エフ−71140 ブールボン ラ ンシー レスム (番地なし) Fターム(参考) 4F212 AA45 AH20 VA02 VC08 VD07 VD19 VL13 VL31 VP37

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両リムに取り付けられる支持体の製造
    方法において、支持体が、回転軸線と、リムの回りに取
    り付けられるように設計された実質的に円筒状の半径方
    向内面により形成されたベースと、重量を支持するよう
    に設計されたクラウンと、ベースとクラウンとを連結す
    る本体とを有し、前記ベースは実質的に非伸長性の周方
    向補強体を備え、前記クラウンの半径方向外面は円筒状
    とは異なる形状を有し、前記本体は、少なくとも一方の
    側で支持体から延びている複数の軸線方向凹部を備え、 前記製造方法が、回転軸線に一致する軸線をもつ金型を
    使用し、該金型が、 前記半径方向内面の成形を行う内側コアと、 クラウン成形リングとを有し、該リングが、互いに半径
    方向に分離可能な少なくとも2つの部品からなり、該部
    品はクラウンの前記半径方向外面を成形でき、 前記本体および凹部を横方向に成形する複数のフィンガ
    を備えた少なくとも1つのシェルを更に有し、前記コ
    ア、リングおよびシェルは、協働して、支持体を成形す
    るための閉鎖キャビティを少なくとも部分的に形成し、 前記コアは、少なくとも2つの部品を備え、かつ該部品
    が前記半径方向内面を成形する周方向に連続的な成形面
    を形成する成形形状をとることができ、成形面は、支持
    体の内径に実質的に等しい基準直径Φにより定められ、
    前記コアはまた、成形形状とは異なる金型引抜き形状を
    とることができ、該金型引抜き形状は、数値πと基準直
    径Φとの積より小さい、前記成形面の回りのカバー長さ
    Eにより定められ、前記製造方法は、 前記周方向補強体を含むリングを予製造する段階と、 前記コアの金型引抜き形状を確立する段階と、 コア上に前記リングを取り付ける段階と、 コアの成形形状を確立する段階と、 金型を閉じ、次に、最終状態で弾性を有する射出可能材
    料を金型内に強制供給する段階と、 軸線方向フィンガを備えたシェルを、部品すなわち成形
    リングおよびコアのうちの少なくとも一方に対して、少
    なくとも部分的に軸線方向に分離する段階と、 次に、コアの金型引抜き形状を確立しかつクラウン成形
    リングから前記部品を半径方向に分離する段階と、 支持体を解放する段階とを有することを特徴とする支持
    体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記実質的に非伸長性の周方向補強体
    は、実質的に周方向に配向されかつ弾性マトリックス内
    に埋入された補強ワイヤからなることを特徴とする請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記成形形状の確立時に、リングに応力
    が付与されることを特徴とする請求の範囲第項1または
    2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記支持体の両側に前記本体および凹部
    を横方向に成形するための複数の軸線方向フィンガを各
    シェルが備えている2つのシェルからなる金型を用い
    て、或るものは支持体の一方の側を通りかつ他のものは
    支持体の他方の側を通る複数の軸線方向凹部を備えた支
    持体を成形するための方法であって、軸線方向フィンガ
    を備えた各シェルが、コアのストリップ成形形状を確立
    する前でかつリングから前記部品を半径方向に分離する
    前に、コアおよびクラウン成形リングに対して少なくと
    も部分的に軸線方向に分離されることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 車両リムに取り付けられる支持体を製造
    する金型において、支持体が、回転軸線と、リムに取り
    付けるための実質的に円筒状の半径方向内面を備えたベ
    ースと、重量を支持するためのクラウンと、ベースとク
    ラウンとを連結する本体とを有し、前記ベースは実質的
    に非伸長性の周方向補強体を備え、前記金型は回転軸線
    に一致する軸線と、半径方向内面の成形を行う内側コア
    (2)と、支持体を成形するための前記コアを備えた閉
    鎖キャビティを創成する他の部片とを有し、前記コアは
    分離可能な少なくとも2つの成形部片からなり、該成形
    部片の1つは、第1縁部から第2縁部まで周方向に延び
    かつ前記半径方向内面の成形面を部分的に形成する成形
    セクタを有し、該成形セクタは、前記第1縁部から第2
    縁部まで延びかつコアの内部を通る界面により直接的ま
    たは間接的に延長され、前記界面は、該界面に平行に並
    進される直線により創成されかつ金型軸線に対して第1
    角度で傾斜した1つ以上のベアリングを形成し、前記成
    形部片は、該部片が周方向に連続的な成形面を形成する
    成形形状であって、支持体の内径と実質的に等しい基準
    直径Φにより形成される成形形状をとることができ、前
    記成形部片は更に、前記界面に沿う他の部片上での一方
    の部片の摺動を介して形成される金型引抜き形状を有
    し、該金型引抜き形状は、数値πと基準直径Φとの積よ
    り小さいカバー長さEを有することを特徴とする支持体
    を成形する金型。
  6. 【請求項6】 前記コアは少なくとも3つの分離可能な
    剛性金型部片からなりかつ前記金型軸線を含む対称平面
    を備えていることを特徴とする請求項5に記載の金型。
  7. 【請求項7】 前記コアは3つの分離可能な剛性金型部
    片、すなわち中央部片(20)および2つの補完部片
    (21、22)からなり、前記3つの剛性部片は、前記
    半径方向内面の成形面を構成する4つの隣接成形セクタ
    (A、B、C、D)を有し、中央部片(20)は、隣接
    せず直径方向に対向する2つの成形セクタ(A、C)を
    有し、中央部片は、金型軸線に対して逆符号をもつ同じ
    値の角度だけ傾斜した2つのベアリング(23)を有
    し、該ベアリングは、各補完部片(21、22)の背部
    に配置された対応ベアリング(24)と協働するように
    なっており、中央部片の軸線方向移動によって補完部片
    の半径方向移動が制御されることを特徴とする請求項5
    に記載の金型。
  8. 【請求項8】 前記コアは5つの分離可能な剛性金型部
    片、すなわち中央部片(120)および4つの補完部片
    (121、122、123、124)からなり、前記4
    つの補完部片は、前記半径方向内面の成形面を構成する
    4つの隣接成形セクタ(A、B、C、D)を有し、中央
    部片(120)は、金型軸線に対して逆符号をもつ同じ
    値の角度だけ傾斜した2つのベアリング(125)を有
    し、該ベアリングは、2つの補完部片(121、12
    3)の背部に配置された対応ベアリング(126)と協
    働するようになっており、該対応ベアリング(126)
    は前記成形セクタの直接的または間接的延長部であり、
    中央部片の軸線方向移動によって前記2つの補完部片
    (121、123)の半径方向移動が制御されることを
    特徴とする請求項5に記載の金型。
  9. 【請求項9】 前記コアは5つの分離可能な剛性金型
    部片、すなわち中央部片(220)および4つの補完部
    片(221、222、223、224)からなり、前記
    4つの補完部片は、前記半径方向内面の成形面を構成す
    る4つの隣接成形セクタ(A、B、C、D)を有し、中
    央部片(220)は2対のベアリング(225、22
    6)からなり、第1対のベアリングについては金型軸線
    に対して角度+αおよび−αだけ傾斜し、第2対の2つ
    のベアリングについては金型軸線に対して+βおよび−
    βだけ傾斜し、角度αおよびβの値は異なる値であり、
    前記ベアリングは、全ての補完部片(221、222、
    223、224)の背部に配置された対応ベアリング
    (227、228)と協働するようになっており、該対
    応ベアリング(227、228)は前記成形セクタの直
    接的または間接的延長部であり、中央部片の軸線方向移
    動によって前記補完部片の半径方向移動が制御されるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の金型。
  10. 【請求項10】 前記ベアリングは平坦であることを特
    徴とする請求項5〜9のいずれか1項に記載の金型。
  11. 【請求項11】 前記或る補完部片の成形セクタは、半
    径方向に突出する複数のスパイク(25)を備えている
    ことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の
    金型。
  12. 【請求項12】 前記各成形セクタは、半径方向突出部
    を形成するフランジを備えていることを特徴とする請求
    項5〜11のいずれか1項に記載の金型。
  13. 【請求項13】 前記コア要素を備えた閉鎖キャビティ
    を創成する他の部片は、軸線方向に配向されたフィンガ
    が設けられたシェルを有し、該シェルは前記本体を横方
    向に成形し、前記フィンガは前記本体に凹部を成形し、
    前記フィンガの或るものすなわちイジェクタフィンガは
    軸線方向に分離可能な2つの部品からなり、端部品は、
    支持体の金型引抜きを助けるため端部品のベースから取
    り外すことができることを特徴とする請求項5〜12の
    いずれか1項に記載の金型。
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