JP2000254846A - 交差穴のバリ除去方法及びその装置 - Google Patents

交差穴のバリ除去方法及びその装置

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誠治 土田
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修 丹羽
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バリの倒れを阻止し完全なバリ取り加工を可能
にした交差穴のバリ除去方法及びその装置を提供する。 【解決手段】第1の穴40の内面に第2の穴41が開口
部を有するように交差した交差穴の前記第2の穴41の
開口部に発生しているバリ44を除去するために前記第
1の穴40内にバリ取り工具45を挿入するに際して、
前記第2の穴41と略同径のピン1をワークWの外部か
ら第2の穴41に挿入することにより、前記第2の穴4
1の開口部を閉塞し、バリ取り工具45の挿入によるバ
リ44が第2の穴41の開口部内への倒れを防止した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークに明けられ
た穴の開口部に発生しているバリをバリ取り工具によっ
て除去する、交差穴のバリ除去方法及びその装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図9に示す自動車用エンジンに
取り付けられるバランスシャフト50は鋼材からなり、
エンジンのシリンダブロックに装着されるもので、バラ
ンスシャフト50の軸方向数箇所に設けられた円筒部4
2が軸受ブッシュ43を介してシリンダブロックに軸承
され、エンジン稼動中、高速回転する。このバランスシ
ャフト50には、円筒部42の外周面と軸受ブッシュ4
3との間に潤滑油を供給するための内部通路が形成され
ている。
【0003】前記内部通路は、バランスシャフト50を
軸方向に貫通する第1の穴40と、円筒部42にて前記
第1の穴40と直交して第1の穴40に開口する第2の
穴41とから形成されている。この内部通路の加工は、
長軸ドリルで第1の穴40を穿設した後、この第1の穴
40と直交する方向にドリルを切り込ませて第2の穴4
1を穿設する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記第2の穴41を穿
設したときに図10で示すように、第1の穴40と第2
の穴41の交差部においてドリルの切り込み出口となる
第2の穴41の開口部41aにバリ44a,44bが発
生する。このバリ44a,44bを除去するために、ド
リル、ワイヤブラシ等のバリ取り工具45を図10の矢
印A方向から図11で示すように第1の穴40に回転挿
入している。
【0005】しかし、バリ取り工具45の挿入方向奥側
のバリ44aはバリ取り工具45に押されて逃げるもの
の、第1の穴40内面側に逃げるためバリ取り工具45
による除去可能な位置であり、これは除去することがで
きるが、バリ取り工具45の挿入方向手前側のバリ44
bは、バリ取り工具45に押されて図11で示すよう
に、完全に除去できないまま第2の穴41の開口部41
a内に倒れ込んでしまいバリの一部が残ることがあっ
た。このバリが残ると前記エンジンのバランスシャフト
50においては、エンジン稼動中にバリが脱落し、潤滑
油とともに流れて円筒部42と軸受ブッシュ43のと間
に噛み込まれ、バランスシャフト50の円滑な回転性を
損なうことになりかねない。
【0006】本発明の目的は、バリの倒れを阻止し完全
なバリ取り加工を可能にした交差穴のバリ除去方法及び
その装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の方法は、第1の穴の内面に第2の穴が開口
部を有するように交差する交差穴の穴明け加工後、前記
第1の穴内にバリ取り工具を挿入して前記第2の穴の開
口部に発生しているバリを除去する交差穴のバリ除去方
法において、前記第1の穴内にバリ取り工具を挿入する
に際して、前記第2の穴と略同径のピンをワーク外部か
ら第2の穴に挿入することにより、前記第2の穴の開口
部を閉塞するようにしたことを特徴とするものである。
【0008】また、前記の方法において、前記ピンを、
ピン先端が第1の穴内に突出する位置まで挿入すると共
に、第1の穴内に挿入したバリ取り工具との接触によっ
て前記ピン先端が第1の穴内面と略一致する位置まで後
退するように前記ピンを保持するようにしたことを特徴
とするものである。
【0009】上記の目的を達成するための本発明の装置
は、第1の穴の内面に第2の穴が開口部を有するように
交差形成された交差穴の前記開口部に発生しているバリ
を前記第1の穴にバリ取り工具を挿入して除去する交差
穴のバリ除去装置において、前記第2の穴と略同径のピ
ンが一側から突出しているガイドピン機構と、前記ピン
がワーク外部から前記第2の穴に挿入されてピンの先端
が少なくとも前記第1の穴の内面と略一致する位置まで
前記ガイドピン機構を移動させる駆動機構とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0010】また、本発明の装置は、第1の穴の内面に
第2の穴が開口部を有するように交差形成された交差穴
の前記開口部に発生しているバリを前記第1の穴にバリ
取り工具を挿入して除去する交差穴のバリ除去装置にお
いて、前記第2の穴と略同径のピンが一側から突出して
いるガイドピン機構と、前記ピンがワーク外部から第2
の穴に挿入されてピンの先端が第1の穴内に突出する位
置まで前記ガイドピン機構を移動させる駆動機構とを備
え、前記ピンが第1の穴内に挿入したバリ取り工具との
接触によってピン先端が第1の穴の内面と略一致する位
置まで前記ガイドピン機構内で後退するようにガイドピ
ン機構に保持されていることを特徴とするものである。
【0011】さらに、本発明の装置は、第1の穴の内面
に第2の穴が開口部を有するように交差形成された交差
穴の前記開口部に発生しているバリを前記第1の穴にバ
リ取り工具を挿入して除去する交差穴のバリ除去装置に
おいて、前記第2の穴と略同径のピンが一側から突出し
ているガイドピン機構と、前記ピンがワーク外部から第
2の穴に挿入されてピンの先端が第1の穴内に突出する
位置まで前記ガイドピン機構を移動させる駆動機構とを
備え、前記ピンが第1の穴内に挿入したバリ取り工具に
よって切削可能な材料からなることを特徴とするもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。本発明の方法は図1及び図2で示すよ
うに、従来と同様にワークWに長軸ドリルで第1の穴4
0を穿設し、この第1の穴40と直交する方向にドリル
を切り込ませて第2の穴41を穿設して第1の穴40の
内面に第2の穴41が開口部41aを有するように交差
する交差穴の穴明け加工後、前記第2の穴41の開口部
41aに発生しているバリ44を除去するため、前記第
1の穴40内にバリ取り工具45を挿入するに際して、
前記第2の穴41と略同径のピン1をワークW外部から
第2の穴41に挿入し、前記第2の穴41の開口部41
aを前記ピン1で閉塞して前記バリ取り工具45の挿入
により前記バリ44が第2の穴41内へ倒れ(逃げ)る
ことをを防止するようにした。
【0013】また、前記ピン1を、ピン1の先端が第1
の穴40内に突出する位置まで挿入すると共に、第1の
穴40内に挿入したバリ取り工具45との接触によって
前記ピン1の先端が第1の穴40内面と略一致する位置
まで後退する(図2)ように前記ピン1を保持するよう
にした。
【0014】上記本発明の方法を実現するための装置に
ついて以下に説明する。 [第1の実施形態の構成]図3で示すように、第2の穴
41と略同径のピン1が一側から突出しているガイドピ
ン機構2と、このガイドピン機構2を、バリ取り時の前
進位置と待機時の後退位置との間を移動させる駆動機構
3とから構成されている。この駆動機構3は油圧シリン
ダ、空圧シリンダ、リニアモータ等である。
【0015】前記ガイドピン機構は、筒状のハウジング
4内に、先端部に円錐状部5aが形成され、前記ピン1
を保持しハウジング4内を軸方向に摺動可能なピンホル
ダ5と、前記ピン1が突出する側のハウジング4内に固
定され前記ピンホルダ5の円錐状部5aがテーパ嵌合し
て求心案内する円錐状穴部6aが形成されたガイド部材
6と、前記ピン1の突出側とは反対側の前記ハウジング
4に螺合したエンドキャップ7と、このエンドキャップ
7と前記ピンホルダ5との間に介装され、ピンホルダ5
を前記ガイド部材6の方向に押圧付勢し、バリ取り工具
45とピン1との接触によって容易にピンホルダ5を後
退しうる強さに設定されたコイルスプリング9とから構
成されている。
【0016】前記駆動機構3は進退作動するロッド8を
有し、このロッド8が前記ガイドピン機構2のエンドキ
ャップ7に結合されている。
【0017】[第1の実施形態の作用]図1で示すよう
に、第1の穴40と第2の穴41の交差穴を穿設加工
後、前記駆動機構3を作動させ、ガイドピン機構2をワ
ークWに接近させてピン1を第2の穴41に挿入する。
このピン1の先端が第2の穴41を貫通し第1の穴40
内に若干量突出する位置で駆動機構3の作動を停止す
る。これにより第2の穴41にバリ44が発生している
側の開口部41aはピン1の先端で閉塞された状態にな
っている。
【0018】この状態でバリ取り工具45を第1の穴4
0に挿入して前進させることによりバリ取り工具45が
バリ44とピン1の先端に接触し、ピン1はバリ取り工
具45に押されてコイルスプリング9の付勢力に抗して
ピン1の先端が第1の穴40の内面と略一致する位置ま
で後退し、バリ44が発生している部位をバリ取り工具
45が通過してバリ44を除去する。
【0019】この際に、第2の穴41の開口部41aが
前述の通りピン1の先端で閉塞された状態になっている
ため、バリ44は第2の穴41内に倒れ込む(逃げる)
ことなく第1の穴40内面に止どまり、バリ取り工具4
5によって完全に除去されるのである。
【0020】このようなバリ除去の効果を得るには、ピ
ン1の先端が第1の穴40の内面と略一致するまでピン
1を第2の穴41に挿入し、この位置でピン1を保持す
るだけで足りるが、この実施形態では、ピン1の先端を
第1の穴40内に突出させると共に、前記バリ取り工具
45とピン1との接触によってピン1の先端が第1の穴
40の内面と略一致するまで後退するようピン1を保持
しているので、駆動機構3の作動によるガイドピン機構
2の移動位置精度を厳格に管理しなくても、バリ取り工
具45がバリ44に接触するときには、第2の穴41の
開口部41aは確実に閉塞される。すなわち、駆動機構
3の作動に多少の誤差があっても、ピン1の先端が第1
の穴40の内面と略一致する位置に届かないようなガイ
ドピン機構2の移動量不足が生じることがないので、バ
リ44の倒れ込みを許容するようなことはなくバリ44
を完全に除去することができる。
【0021】[第2の実施形態の構成]第2の実施形態
の構成は前記第1の実施形態の構成と基本的に同様であ
る。この第2の実施形態はピン1と第2の穴41との間
の調心を行う調心手段を追加したものである。すなわ
ち、図4で示すように、エンドキャップ7に函体10を
設け、駆動機構3のロッド8端に大径係合部11を形成
し、ロッド8の軸部8aを前記函体10のロッド挿通孔
10aに遊動隙間を持たせて貫通して、前記大径係合部
11を函体10で包囲係合した構成である。
【0022】[第2の実施形態の作用]この第2の実施
形態においては、ガイドピン機構2全体が駆動機構3の
ロッド8の軸線に対して、半径方向に変位が可能である
から、第2の穴41の加工誤差によってピン1と第2の
穴41との間に多少のずれがあっても、ピン1が第2の
穴41に倣って挿入されるので、ピン1を第2の穴41
に確実に挿入することができる。
【0023】[第3の実施形態の構成]第3の実施形態
の構成は前記第1の実施形態の構成と基本的に同様であ
る。この第3の実施形態はガイドピン機構2のハウジン
グ4とピン1との間の調心を行う調心手段を追加したも
のである。すなわち、図5で示すように、ピン1が挿通
されるハウジング4内に、ピン1の外径よりも大きい径
のピン挿通穴13を有するリング12を固設した構成で
ある。
【0024】[第3の実施形態の作用]この第3の実施
形態においても、ピン1がロッド8及びハウジング4に
対して半径方向に変位が可能であるから、ピン1と第2
の穴41との間に多少のずれがあってもピン1が第2の
穴41に倣って挿入されるので、ピン1を第2の穴41
に確実に挿入することができる。
【0025】[その他の実施形態]上記各実施形態のも
のにおいて、図6で示すように、ピン1の先端部を第1
の穴40の内面と同じ曲率の凹形状である部分円筒面1
4にする。これにより、バリ44が発生している部位を
バリ取り工具45が通過する際に、第1の穴40の内面
とピン1の部分円筒面14とで略完全な円筒面が形成さ
れ、バリ44の倒れ込む余地は全くなく、より確実にバ
リ44が除去される。
【0026】この場合、ピン1の回り止めが必要となる
ので、図7で示すように、ピンホルダ5とハウジング4
の一方に設けたキー16と他方に設けたキー溝17とで
回転方向を係合した構成や、図8で示すように、ピンホ
ルダ5の円筒外周面の一部とハウジング4の円筒内周面
の一部とに、互いに回転方向を係合する平坦部18,1
9を設けることにより容易に達成できる。
【0027】また、上記の実施形態ではピン1とピンホ
ルダ5は別体であるが、ピン1とピンホルダ5は一体物
でも良い。
【0028】さらには、ガイドピン機構2のコイルスプ
リング9を次のものに置換しても上記本発明の作用が得
られる。その1つは、コイルスプリング9を廃止し、ピ
ン1及びピンホルダ5の自重によってピン1をハウジン
グ4から最も突出するハウジング4内の最下降位置に位
置させ、バリ取り工具45との接触によって後退(上
昇)できるようピン1及びピンホルダ5の質量を設定す
ることである。
【0029】また、他の1つは、ピンホルダ5のピン1
側とハウジング4の内壁との間にコイルスプリングを介
装すると共に、ピンホルダ5のピン1側とは反対側とハ
ウジング4の内壁との間に圧力室を形成し、これに流体
を供給してピンホルダ5とともにピン1をワーク方向へ
付勢することである。この場合、バリ取り工具45との
接触によってピン1を後退させる際には、バリ取り工具
45を第1の穴40に挿入する動作に連動させて前記圧
力室内を減圧し、ピン1を容易に後退できるようにす
る。
【0030】上記の各実施形態では、バリ取り工具45
との接触によりピン1が後退しうるように設定したが、
ピン1をハウジング4に対して軸方向に相対変位しない
ようにハウジング4内に保持して、バリ取り工具45と
の接触によってピン1が後退しないようにし、バリ44
とともにピン1も切削するようにもできる。これによ
り、バリ取り工具45に対してバリ44がいささかも逃
げることがなく、完全にバリ44を除去できる。この場
合のピン1の材質は、樹脂、軟金属(銅、真ちゅう、ア
ルミ等)や木材等の軟削材が用いられる。
【0031】尚、本発明は従来技術で例示したバランス
シャフト50のバリ除去の他に、交差する潤滑油の供給
穴を有する変速機のアウトプットシャフトやカウンタシ
ャフトあるいは工作機械等のシャフト等に広く適用する
ことができる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、第1
の穴の内面に第2の穴が開口部を有するように交差した
交差穴の前記第2の穴の開口部に発生しているバリを除
去するために前記第1の穴内にバリ取り工具を挿入する
に際して、前記第2の穴と略同径のピンをワーク外部か
ら第2の穴に挿入することにより、前記第2の穴の開口
部を閉塞するので、バリ取り工具の挿入によるバリが第
2の穴へ倒れ込むことを防止し、バリを残すことなく完
全に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を示すバリ除去前の状態の要部断面
【図2】本発明方法を示すバリ除去後の状態の要部断面
【図3】本発明装置の第1実施形態を示す要部断面側面
【図4】本発明装置の第2実施形態を示す要部断面図
【図5】本発明装置の第3実施形態を示す要部断面図
【図6】先端部を部分円筒面にしたピンを示す図
【図7】ピンの回り止め構造を示す断面図
【図8】ピンの回り止め構造を示す断面図
【図9】バリを除去するワークの1例を示す正面図
【図10】交差穴のバリの発生状態を示す断面図
【図11】従来の交差穴のバリ除去方法を示す断面図
【符号の説明】
1 ピン 2 ガイドピン機構 3 駆動機構 4 ハウジング 5 ピンホルダ 7 エンドキャップ 9 コイルスプリング 40 第1の穴 41 第2の穴 44 バリ 45 バリ取り工具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹羽 修 愛知県海部郡十四山村大字西蜆1丁目50番 地 株式会社岡村製作所内 Fターム(参考) 3C049 AA03 AB09 AC01 CB01 CB03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の穴の内面に第2の穴が開口部を有
    するように交差する交差穴の穴明け加工後、前記第1の
    穴内にバリ取り工具を挿入して前記第2の穴の開口部に
    発生しているバリを除去する交差穴のバリ除去方法にお
    いて、 前記第1の穴内にバリ取り工具を挿入するに際して、前
    記第2の穴と略同径のピンをワーク外部から第2の穴に
    挿入することにより、前記第2の穴の開口部を閉塞する
    ようにしたことを特徴とする交差穴のバリ除去方法。
  2. 【請求項2】 前記ピンを、ピン先端が第1の穴内に突
    出する位置まで挿入すると共に、第1の穴内に挿入した
    バリ取り工具との接触によって前記ピン先端が第1の穴
    内面と略一致する位置まで後退するように前記ピンを保
    持するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の交
    差穴のバリ除去方法。
  3. 【請求項3】 第1の穴の内面に第2の穴が開口部を有
    するように交差形成された交差穴の前記開口部に発生し
    ているバリを前記第1の穴にバリ取り工具を挿入して除
    去する交差穴のバリ除去装置において、 前記第2の穴と略同径のピンが一側から突出しているガ
    イドピン機構と、前記ピンがワーク外部から前記第2の
    穴に挿入されてピンの先端が少なくとも前記第1の穴の
    内面と略一致する位置まで前記ガイドピン機構を移動さ
    せる駆動機構とを備えたことを特徴とする交差穴のバリ
    除去装置。
  4. 【請求項4】 第1の穴の内面に第2の穴が開口部を有
    するように交差形成された交差穴の前記開口部に発生し
    ているバリを前記第1の穴にバリ取り工具を挿入して除
    去する交差穴のバリ除去装置において、 前記第2の穴と略同径のピンが一側から突出しているガ
    イドピン機構と、前記ピンがワーク外部から第2の穴に
    挿入されてピンの先端が第1の穴内に突出する位置まで
    前記ガイドピン機構を移動させる駆動機構とを備え、前
    記ピンが第1の穴内に挿入したバリ取り工具との接触に
    よってピン先端が第1の穴の内面と略一致する位置まで
    前記ガイドピン機構内で後退するようにガイドピン機構
    に保持されていることを特徴とする交差穴のバリ除去装
    置。
  5. 【請求項5】 第1の穴の内面に第2の穴が開口部を有
    するように交差形成された交差穴の前記開口部に発生し
    ているバリを前記第1の穴にバリ取り工具を挿入して除
    去する交差穴のバリ除去装置において、 前記第2の穴と略同径のピンが一側から突出しているガ
    イドピン機構と、前記ピンがワーク外部から第2の穴に
    挿入されてピンの先端が第1の穴内に突出する位置まで
    前記ガイドピン機構を移動させる駆動機構とを備え、前
    記ピンが第1の穴内に挿入したバリ取り工具によって切
    削可能な材料からなることを特徴とする交差穴のバリ除
    去装置。
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