JP2000254621A - 廃プラスチック類を含有する有機性固形廃棄物の処理方法及び装置 - Google Patents

廃プラスチック類を含有する有機性固形廃棄物の処理方法及び装置

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    • Y02W30/20Waste processing or separation

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃プラスチック類を含有する有機性固形廃棄
物を高い脱塩効率で、かつ高い熱効率で処理して成形物
とする。 【解決手段】 廃棄物を電気ヒーター12又は/及び遠
赤外線ヒーター104により加熱される上段横置きスク
リュー装置10内で加熱・脱塩素処理し、加熱・脱塩素
処理された廃棄物を下段横置きスクリュー装置24内で
加熱・押し出し、加熱工程からの排ガス中の油蒸気を冷
却・凝縮させて液状油として回収し、回収油を加熱した
後、加熱・脱塩素工程の廃棄物中に熱媒体として循環・
添加し、加熱・押し出された廃棄物を押出し成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ごみ、産業廃
棄物等の廃プラスチック類を含有する有機性固形廃棄物
の処理方法及び装置、詳しくはこの有機性固形廃棄物を
加熱することによって効率よく脱塩素処理した後、直ち
に押出し加熱成形して成形物を製造する方法及び装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃プラスチックから熱分解により発生し
た塩化水素を除去する技術として、例えば、特開平10
−85554号公報には、押出し機シリンダーからなる
反応筒をヒーターにより加熱して廃プラスチックを熱分
解させ、発生した塩化水素を反応筒に均等に配置された
ガス出口より排出して、高沸点塩素化合物の発生を防ぐ
方法が記載されている。また、特開平10−95984
号公報には、横型スクリュー攪拌搬送装置を用いた脱塩
素工程と熱分解工程を上下2段に配置した装置内に、熱
媒体として砂を循環使用し、熱分解工程で発生するガス
から油を回収する廃プラスチックからの油回収方法が記
載されている。
【0003】また、特開平10−95985号公報に
は、高温の砂と廃プラスチックがロータリーキルンに投
入される前にその前段階でスクリューコンベアにより急
速混合した状態でロータリーキルンに投入され、脱塩素
処理が行われた後、熱分解工程に送られる廃プラスチッ
クからの油回収方法が記載されている。さらに、特開平
10−138246号公報には、外周にヒーターが設け
られた横型スクリューからなる予備圧縮機内に廃プラス
チックを投入し、加熱・圧縮して異物である紙類を溶融
された廃プラスチック中に練り込み、ついで、この廃プ
ラスチックを横型スクリューからなる反応機に送り込
み、脱塩素処理した後、排出スクリューにより排出しカ
ッターで適当な大きさに切断して成形するようにした固
形燃料製造装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平10−8
5554号公報記載の技術では、加熱方法に関する配慮
がなされていないので、有機性固形物の加熱状態にバラ
ツキが生じ、脱塩素効率が上昇しないことが予想され
る。また、特開平10−95984号公報記載の技術で
は、砂を循環利用するために砂の分離が必要であり、か
つ、砂の損傷量の補充や砂の廃棄処分が必要となる。ま
た、特開平10−95985号公報記載の技術は、上記
特開平10−95984号公報記載の技術における砂と
廃プラスチックの混合方法を変更することにより、脱塩
素工程を一部改良したものであり、前記の特開平10−
95984号公報記載の技術が有する問題点は何ら改善
されていない。さらに、特開平10−138246号公
報記載の技術では、反応機における加熱手段は、熱媒ヒ
ーターにより加熱された熱媒体油を反応機のケシング内
及び2軸スクリュー内のパイプに流す間接加熱方式であ
り、廃棄物中に含まれる紙類に直接まぶすことができな
いので、予備圧縮機を別に必要とし、装置構成が複雑に
なるという問題点がある。また、廃棄物が最初の段階で
圧縮されるので、脱塩素効率が低いという問題がある。
【0005】本発明は上記の諸点に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は、固体廃棄物を最終段階でのみ圧密
することにより脱塩素効率が向上し、かつ、熱媒体とし
て自ら生成した油を利用して直接添加することにより、
紙類が含まれる場合でも対応することができるとともに
熱媒体の新たな補充添加の必要がない、熱効率に優れた
廃プラスチック類を含有する有機性固形廃棄物の処理方
法及び装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の廃プラスチック類を含有する有機性固形
廃棄物の処理方法は、廃プラスチック類を含有する有機
性固形廃棄物を加熱・脱塩素処理し、加熱・脱塩素処理
された廃棄物を加熱・押し出し、加熱工程からの排ガス
中の油蒸気を冷却・凝縮させて液状油として回収し、回
収油を加熱・脱塩素工程の廃棄物中に熱媒体として循環
・添加し、加熱・押し出された廃棄物を押出し加熱成形
するように構成されている(図1、図3、図4参照)。
【0007】この方法において、回収油を加熱して低粘
度回収油とした後、この低粘度回収油を加熱・脱塩素工
程の廃棄物中に熱媒体として循環・添加することが好ま
しい(図1〜図4参照)。また、廃棄物の加熱は、加熱
部外周に設けられたヒーターによる間接加熱又は/及び
加熱部内周に設けられた遠赤外線ヒーターによる直接加
熱、並びに回収油を熱媒体として添加することによる加
熱により行われるように構成することが好ましい(図1
〜図4参照)。この場合、加熱部外周に設けられたヒー
ターを電気ヒーターとすることが好ましい。
【0008】また、回収油の添加量は、固形廃棄物にま
んべんなく付着する量を最大とするように調節すること
が好ましい。とくに、固形廃棄物に紙類が含まれている
場合は、紙類は熱伝導率が低く加熱され難いので、廃棄
物の温度が上昇し難く脱塩素効率が悪い。このような場
合に、廃棄物に回収油を添加して廃棄物にまんべんなく
付着させることにより、紙類を含む廃棄物全体の熱伝導
率が高くなって加熱され易くなり、脱塩素効率が向上す
る。すなわち、回収油は熱媒体の役目を果たす。この
際、回収油を加熱した高温回収油を添加すれば、より効
果的である。
【0009】本発明の廃プラスチック類を含有する有機
性固形廃棄物の処理装置は、廃プラスチック類を含有す
る有機性固形廃棄物の加熱・脱塩素部とするために外周
にヒーター又は/及び内周に遠赤外線ヒーターを備えた
上段横置きスクリュー装置と、上段横置きスクリュー装
置からの処理廃棄物の加熱・押出し部とするために外周
にヒーター又は/及び内周に遠赤外線ヒーターを備えた
下段横置きスクリュー装置と、下段横置きスクリュー装
置の後端に連結された加熱成形部と、加熱・脱塩素部及
び加熱・押出し部からの排ガス中の油蒸気を冷却・凝縮
させて液状油を回収するための分解油回収器と、分解油
回収器からの回収油を加熱する加熱手段と、加熱手段で
加熱された高温回収油を上段横置きスクリュー装置内の
廃棄物に添加するための高温回収油添加手段とを備えた
ことを特徴としている(図1、図2、図3参照)。
【0010】この装置において、回収油の加熱手段が、
上段横置きスクリュー装置と下段横置きスクリュー装置
とを接続する脱塩素処理物落下管内壁に沿って設けられ
た油溜め部と、この油溜め部の外周又は内部に設けられ
たヒーターとからなり、高温回収油添加手段が、この油
溜め部に接続された油添加ポンプを備えた油添加管であ
るように構成することが好ましい(図2参照)。
【0011】また、本発明の装置は、前半部を廃プラス
チック類を含有する有機性固形廃棄物の加熱・脱塩素部
とし、後半部を脱塩素された廃棄物の加熱・押出し部と
するために、外周にヒーター又は/及び内周に遠赤外線
ヒーターを備えた横置きスクリュー装置と、この横置き
スクリュー装置の後端に連結された加熱成形部と、加熱
・脱塩素部及び加熱・押出し部からの排ガス中の油蒸気
を冷却・凝縮させて液状油を回収するための分解油回収
器と、分解油回収器からの回収油を加熱する加熱手段
と、加熱手段で加熱された高温回収油を横置きスクリュ
ー装置内の廃棄物に添加するための高温回収油添加手段
とを備えたことを特徴としている(図4参照)。
【0012】これらの装置において、成形物を所定の大
きさに切断するための成形カッター部を加熱成形部に連
結し、成形カッター部からの排ガスを加熱・脱塩素部及
び加熱・押出し部からの排ガスとともに分解油回収器に
導入するように構成することが好ましい(図1、図3、
図4参照)。また、横置きスクリュー装置の外周に設け
られたヒーターを電気ヒーターとすることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明するが、本発明は下記の実施の形態に何ら限定さ
れるものではなく、適宜変更して実施することができる
ものである。図1は本発明の実施の第1形態による廃プ
ラスチックを含有する有機性固形廃棄物の処理装置で、
2段型の場合を示している。10は上段横置きスクリュ
ー装置で、外周に電気ヒーター12が断続的又は連続的
に設けられて廃プラスチック類を含有する有機性固形廃
棄物(以下、単に廃棄物と記す場合がある)の加熱・脱
塩素部14が構成されている。上段横置きスクリュー装
置10は上流側の一端上部に廃棄物投入口16を有し、
下流側の他端下部に処理廃棄物排出口18を有してい
る。そして、廃棄物投入口16には、廃棄物の定量供給
機20(例えばスクリューフィーダー)が接続されてい
る。22は廃棄物ホッパーである。
【0014】24は下段横置きスクリュー装置で、外周
に電気ヒーター26が断続的又は連続的に設けられて、
上段横置きスクリュー装置10で加熱・脱塩素処理され
た処理廃棄物の加熱・押出し部28が構成されている。
下段横置きスクリュー装置24は上流側の一端上部に処
理廃棄物投入口30を有し、下流側の他端(後端)に加
熱成形部32が連結されている。そして、この加熱成形
部32の後端には成形カッター部34が連結されてい
る。36はカッター刃、38はカッター刃用モーター、
40は成形品貯留部である。
【0015】加熱・脱塩素部14、加熱・押出し部28
及び成形カッター部34は発生ガス排出ライン42、4
4を介して分解油回収器46に接続されている。この分
解油回収器46は回収油ライン48を介して回収油を加
熱するための加熱手段50(詳細は後述)に接続されて
いる。この加熱手段50には、加熱された高温回収油
(低粘度回収油)を上段横置きスクリュー装置10内の
廃棄物に添加するための高温回収油添加手段、例えば油
添加ポンプ(高温回収油ポンプ)52及び流量調節弁5
4を備えた添加油ライン56が接続されている。
【0016】分解油回収器46からの排ガスラインに
は、排ガス中の塩化水素を吸収・除去するためのHCl
吸収槽58、排ガスを脱臭処理するための脱臭装置60
が接続されている。62は苛性ソーダ水溶液等の吸収液
を貯留する吸収液槽、64はpHメーター、66はブロワ
である。なお、脱臭装置60には活性炭等の吸着剤が充
填されている。68、70はスクリュー減速電動機、7
2、74、76は圧力計、78、80、82は系内を窒
素ガス雰囲気にするための窒素ガス供給口である。電気
ヒーター12、26は、スクリュー装置内の廃棄物の温
度を最大500℃まで上昇させることができる能力を有
することが必要である。また、発生ガス排出ライン4
2、44は、500℃程度の温度に耐え得る保温材で被
覆することが好ましい。なお、電気ヒーターの代りに、
熱媒体により加熱する型式のヒーターを用いることも可
能である。
【0017】図2は図1における回収油の加熱手段50
まわりの断面の詳細を示している。図1に示す上段横置
きスクリュー装置10の処理廃棄物排出口18と、下段
横置きスクリュー装置24の処理廃棄物投入口30と
が、脱塩素処理物落下管84を介して接続されている。
この落下管84内の円壁に沿って周回状に油溜め部86
が設けられ、この油溜め部86の外周に電気ヒーター8
8が設けられている。この電気ヒーター88は最高設定
温度が500℃程度の能力を有している。90は温度検
出器、92は温度制御器である。落下管84内の上部に
は、例えば円錐形の分散装置94が設けられ、その下側
に中央部に開口96を有する目の粗い(例えば12〜3
0mm)上段スクリーン98が設けられ、その下側に中央
部に開口100を有する目の細かい(例えば2〜12m
m)下段スクリーン102が設けられている。なお、電
気ヒーター88の代りに、熱媒体で加熱する型式のヒー
ターを用いることも可能である。また、熱媒体が流れる
パイプを油溜め部86内に設けるようにしたヒーターを
用いることもできる。
【0018】上記のように構成された装置において、廃
プラスチック類を含有する有機性固形廃棄物は上段横置
きスクリュー装置10に供給され、電気ヒーター12で
加熱されるとともに、300℃前後に加熱された高温の
回収油(低粘度回収油)を添加して加熱・脱塩素処理さ
れる。ついで、処理された廃棄物は落下管84内を落下
して下段横置きスクリュー装置24内に供給される。落
下管84内に落下した処理廃棄物は分散装置94に当た
って落下管内周辺部を落下し、目の粗い上段スクリーン
98で処理廃棄物中の液状油及び小粒径の廃棄物が上段
スクリーン98を通過し、他の廃棄物は落下管84内を
そのまま落下して下段横置きスクリュー装置24に導入
される。上段スクリーン98を通過した液状油及び小粒
径の廃棄物は目の細かい下段スクリーン102上に落下
し、液状油のみが油溜め部86内に滴下する。
【0019】この油溜め部86には、分解油回収器46
で回収された回収油が供給され、電気ヒーター88によ
り、250〜500℃、例えば300℃前後に加熱され
ている。なお、装置の運転開始時(立上げ時)にのみ、
補給油が供給される。加熱された高温回収油(低粘度回
収油)は、油添加ポンプ52を備えた添加油ライン(油
添加管)56により、上段横置きスクリュー装置10内
の廃棄物中に熱媒体として添加される。回収油の添加量
は、固形廃棄物にまんべんなく付着する量以下となるよ
うに、添加油の流量調節弁54により制御される。回収
油の添加量は、廃棄物が、例えば都市ごみ(廃プラスチ
ック類及び古紙類が含まれる)の場合、油添加量/廃棄
物(重量比)は0.01〜1.5である。
【0020】落下管84を通って下段横置きスクリュー
装置24に導入された処理廃棄物は、電気ヒーター26
により加熱されるとともに、押し出され、加熱成形部3
2に供給されて成形される。成形物は成形カッター部3
4において、カッター刃36で所定の大きさに切断さ
れ、成形品とされて成形品貯留部40に投入される。成
形品は、ごみ固形燃料(RDF)、廃プラスチック固形
燃料(RPF)、肥料等に有効利用される。
【0021】加熱・脱塩素部14、加熱・押出し部28
及び成形カッター部34からの発生ガス中には、分解さ
れた油蒸気、塩化水素ガス、アンモニア等の悪臭ガスが
含まれている。この発生ガスは、まず分解油回収器46
に導入され冷媒(例えば水)で冷却されることにより、
発生ガス中の油蒸気が凝縮して液状油(回収油)とな
り、この回収油は加熱手段50に導入されて、前述の処
理が行われる。分解油回収器46からのガスはHCl吸
収槽58で吸収液と接触してガス中のHClが吸収・除
去される。ついで、HCl吸収槽58からのガスは脱臭
装置60に導入され、吸着剤と接触してアンモニア等の
臭気成分が吸着・除去された後、ブロワ66により排出
される。
【0022】図3は本発明の実施の第2形態による廃棄
物処理装置を示している。本実施形態は、上段横置きス
クリュー装置10の周囲に設けられた電気ヒーターの一
部又は全部、例えばスクリュー装置10の周囲の上側部
分の電気ヒーターのみを遠赤外線ヒーター104に置き
換えたものである。この遠赤外線ヒーター104は、ス
クリュー装置10の内面に設けられる。なお、下段横置
きスクリュー装置24を上段横置きスクリュー装置10
と同じ構成にすることもできる。本実施形態では、遠赤
外線ヒーター104により廃棄物を直接加熱することが
できるので、効率よく加熱処理を行うことができる。他
の構成及び作用は実施の第1形態の場合と同様である。
【0023】図4は本発明の実施の第3形態による1段
型の廃棄物処理装置を示している。106は一段型の横
置きスクリュー装置で、前半部を廃棄物の加熱・脱塩素
部108とし、後半部を脱塩素された廃棄物の加熱・押
出し部110とするために、外周に電気ヒーター112
が設けられている。横置きスクリュー装置106の後端
には加熱成形部32が連結されている。また、加熱・脱
塩素部108、加熱・押出し部110及び成形カッター
部34には発生ガス排出ライン114を介して分解油回
収器46が接続されている。この分解油回収器46から
の回収油ライン48には回収油貯槽116が接続され、
この回収油貯槽116には回収油を加熱するためのヒー
ター118が設けられている。そして、回収油貯槽11
6とスクリュー装置106とは、油添加ポンプ52及び
流量調節弁54を備えた添加油ライン56を介して接続
されている。他の構成及び作用は、実施の第1、2形態
の場合と同様である。
【0024】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 熱媒体として、廃棄物中の廃プラスチック類の
分解により生成した油を利用するので、新たに熱媒体を
添加する必要がなく、きわめて経済的である。 (2) 電気ヒーター等のヒーターによる間接加熱又は
/及び遠赤外線ヒーターによる直接加熱、並びに回収油
を熱媒体として添加することによる加熱により廃棄物の
加熱が行われるので、従来の外熱式のみの加熱装置に比
べて熱効率が向上する。 (3) 回収油を熱媒体として用いることにより、廃棄
物、とくに紙類を含む廃棄物の熱伝導率が大きくなり、
脱塩素効率が向上する。 (4) 廃棄物が最終段階でのみ圧密されるので、脱塩
素効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による廃プラスチック
類を含有する有機性固形廃棄物の処理装置の概略構成図
である。
【図2】図1における鎖線円で囲まれた部分(加熱手
段)の拡大断面詳細図である。
【図3】本発明の実施の第2形態による廃棄物処理装置
の概略構成図である。
【図4】本発明の実施の第3形態による廃棄物処理装置
の概略構成図である。
【符号の説明】
10 上段横置きスクリュー装置 12、26、112 電気ヒーター 14、108 加熱・脱塩素部 16 廃棄物投入口 18 処理廃棄物排出口 20 定量供給機 22 廃棄物ホッパー 24 下段横置きスクリュー装置 28、110 加熱・押出し部 30 処理廃棄物投入口 32 加熱成形部 34 成形カッター部 36 カッター刃 38 カッター刃用モーター 40 成形品貯留部 42、44、114 発生ガス排出ライン 46 分解油回収器 48 回収油ライン 50 加熱手段 52 油添加ポンプ 54 流量調節弁 56 添加油ライン 58 HCl吸収槽 60 脱臭装置 62 吸収液槽 64 pHメーター 66 ブロワ 68、70 スクリュー減速電動機 72、74、76 圧力計 78、80、82 窒素ガス供給口 84 脱塩素処理物落下管 86 油溜め部 88 電気ヒーター 90 温度検出器 92 温度制御器 94 分散装置 96、100 開口 98 上段スクリーン 102 下段スクリーン 104 遠赤外線ヒーター 106 一段型の横置きスクリュー装置 116 回収油貯槽 118 ヒーター
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月17日(2000.3.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 加熱部外周に設けられたヒーターが電気
ヒーターである請求項記載の廃プラスチック類を含有
する有機性固形廃棄物の処理方法。
【請求項】 回収油の添加量は、固形廃棄物にまんべ
んなく付着する量を最大とする請求項1又は2記載の廃
プラスチック類を含有する有機性固形廃棄物の処理方
【請求項】 廃プラスチック類及び紙類を含有する有
機性固形廃棄物の加熱・脱塩素部とするために外周にヒ
ーター又は/及び内周に遠赤外線ヒーターを備えた上段
横置きスクリュー装置と、 上段横置きスクリュー装置からの処理廃棄物の加熱・押
出し部とするために外周にヒーター又は/及び内周に遠
赤外線ヒーターを備えた下段横置きスクリュー装置と、 下段横置きスクリュー装置の後端に連結された加熱成形
部と、 加熱・脱塩素部及び加熱・押出し部からの排ガス中の油
蒸気を冷却・凝縮させて液状油を回収するための分解油
回収器と、 分解油回収器からの回収油を加熱する加熱手段と、 加熱手段で加熱された高温回収油を上段横置きスクリュ
ー装置内の廃棄物に添加するための高温回収油添加手段
とを備えたことを特徴とする廃プラスチック類を含有す
る有機性固形廃棄物の処理装置。
【請求項】 回収油の加熱手段が、上段横置きスクリ
ュー装置と下段横置きスクリュー装置とを接続する脱塩
素処理物落下管内壁に沿って設けられた油溜め部と、こ
の油溜め部の外周又は内部に設けられたヒーターとから
なり、高温回収油添加手段が、この油溜め部に接続され
た油添加ポンプを備えた油添加管である請求項記載の
廃プラスチック類を含有する有機性固形廃棄物の処理装
置。
【請求項】 前半部を廃プラスチック類及び紙類を含
有する有機性固形廃棄物の加熱・脱塩素部とし、後半部
を脱塩素された廃棄物の加熱・押出し部とするために、
外周にヒーター又は/及び内周に遠赤外線ヒーターを備
えた横置きスクリュー装置と、 この横置きスクリュー装置の後端に連結された加熱成形
部と、 加熱・脱塩素部及び加熱・押出し部からの排ガス中の油
蒸気を冷却・凝縮させて液状油を回収するための分解油
回収器と、 分解油回収器からの回収油を加熱する加熱手段と、 加熱手段で加熱された高温回収油を横置きスクリュー装
置内の廃棄物に添加するための高温回収油添加手段とを
備えたことを特徴とする廃プラスチック類を含有する有
機性固形廃棄物の処理装置。
【請求項】 成形物を切断するための成形カッター部
が加熱成形部に連結され、成形カッター部からの排ガス
を加熱・脱塩素部及び加熱・押出し部からの排ガスとと
もに分解油回収器に導入するようにした請求項4、5又
は6記載の廃プラスチック類を含有する有機性固形廃棄
物の処理装置。
【請求項】 横置きスクリュー装置の外周に設けられ
たヒーターが電気ヒーターである請求項4〜7のいずれ
かに記載の廃プラスチック類を含有する有機性固形廃棄
物の処理装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平10−8
5554号公報記載の技術では、加熱方法に関する配慮
がなされていないので、有機性固形物の加熱状態にバラ
ツキが生じ、脱塩素効率が上昇しないことが予想され
る。また、特開平10−95984号公報記載の技術で
は、砂を循環利用するために砂の分離が必要であり、か
つ、砂の損傷量の補充や砂の廃棄処分が必要となる。ま
た、特開平10−95985号公報記載の技術は、上記
特開平10−95984号公報記載の技術における砂と
廃プラスチックの混合方法を変更することにより、脱塩
素工程を一部改良したものであり、前記の特開平10−
95984号公報記載の技術が有する問題点は何ら改善
されていない。さらに、特開平10−138246号公
報記載の技術では、反応機における加熱手段は、熱媒ヒ
ーターにより加熱された熱媒体油を反応機のケシング
内及び2軸スクリュー内のパイプに流す間接加熱方式で
あり、廃棄物中に含まれる紙類に直接まぶすことができ
ないので、予備圧縮機を別に必要とし、装置構成が複雑
になるという問題点がある。また、廃棄物が最初の段階
で圧縮されるので、脱塩素効率が低いという問題があ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の廃プラスチック類を含有する有機性固形
廃棄物の処理方法は、廃プラスチック類及び紙類を含有
する有機性固形廃棄物を、外周にヒーター又は/及び内
周に遠赤外線ヒーターを備えた上段横置きスクリュー装
置内で加熱・脱塩素処理し、加熱・脱塩素処理された廃
棄物を、外周にヒーター又は/及び内周に遠赤外線ヒー
ターを備えた下段横置きスクリュー装置内で加熱・押し
出し、加熱工程からの排ガス中の油蒸気を冷却・凝縮さ
せて液状油として回収し、回収油を加熱して低粘度回収
油とした後、この低粘度回収油を加熱・脱塩素工程の廃
棄物中に熱媒体として循環・直接添加して固形廃棄物に
まんべんなく付着させ、加熱・押し出された廃棄物を押
出し加熱成形するように構成されている(図1、図3、
図4参照)。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】上記のように、回収油を加熱して低粘度回
収油とした後、この低粘度回収油を加熱・脱塩素工程の
廃棄物中に熱媒体として循環・添加する(図1〜図4参
照)。また、廃棄物の加熱は、加熱部外周に設けられた
ヒーターによる間接加熱又は/及び加熱部内周に設けら
れた遠赤外線ヒーターによる直接加熱、並びに回収油を
熱媒体として添加することによる加熱により行われるよ
うに構成する(図1〜図4参照)。この場合、加熱部外
周に設けられたヒーターを電気ヒーターとすることが好
ましい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】本発明の廃プラスチック類を含有する有機
性固形廃棄物の処理装置は、廃プラスチック類及び紙類
を含有する有機性固形廃棄物の加熱・脱塩素部とするた
めに外周にヒーター又は/及び内周に遠赤外線ヒーター
を備えた上段横置きスクリュー装置と、上段横置きスク
リュー装置からの処理廃棄物の加熱・押出し部とするた
めに外周にヒーター又は/及び内周に遠赤外線ヒーター
を備えた下段横置きスクリュー装置と、下段横置きスク
リュー装置の後端に連結された加熱成形部と、加熱・脱
塩素部及び加熱・押出し部からの排ガス中の油蒸気を冷
却・凝縮させて液状油を回収するための分解油回収器
と、分解油回収器からの回収油を加熱する加熱手段と、
加熱手段で加熱された高温回収油を上段横置きスクリュ
ー装置内の廃棄物に添加するための高温回収油添加手段
とを備えたことを特徴としている(図1、図2、図3参
照)。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、本発明の装置は、前半部を廃プラス
チック類及び紙類を含有する有機性固形廃棄物の加熱・
脱塩素部とし、後半部を脱塩素された廃棄物の加熱・押
出し部とするために、外周にヒーター又は/及び内周に
遠赤外線ヒーターを備えた横置きスクリュー装置と、こ
の横置きスクリュー装置の後端に連結された加熱成形部
と、加熱・脱塩素部及び加熱・押出し部からの排ガス中
の油蒸気を冷却・凝縮させて液状油を回収するための分
解油回収器と、分解油回収器からの回収油を加熱する加
熱手段と、加熱手段で加熱された高温回収油を横置きス
クリュー装置内の廃棄物に添加するための高温回収油添
加手段とを備えたことを特徴としている(図4参照)。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】上記のように構成された装置において、廃
プラスチック類及び紙類を含有する有機性固形廃棄物は
上段横置きスクリュー装置10に供給され、電気ヒータ
ー12で加熱されるとともに、300℃前後に加熱され
た高温の回収油(低粘度回収油)を添加して加熱・脱塩
素処理される。ついで、処理された廃棄物は落下管84
内を落下して下段横置きスクリュー装置24内に供給さ
れる。落下管84内に落下した処理廃棄物は分散装置9
4に当たって落下管内周辺部を落下し、目の粗い上段ス
クリーン98で処理廃棄物中の液状油及び小粒径の廃棄
物が上段スクリーン98を通過し、他の廃棄物は落下管
84内をそのまま落下して下段横置きスクリュー装置2
4に導入される。上段スクリーン98を通過した液状油
及び小粒径の廃棄物は目の細かい下段スクリーン102
上に落下し、液状油のみが油溜め部86内に滴下する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹倉 正晴 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 庄司 恭敏 神戸市中央区東川崎町3丁目1番1号 川 崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 尾崎 弘憲 千葉県八千代市上高野1780番地 川崎重工 業株式会社八千代工場内 Fターム(参考) 4D004 AA46 AB06 BA03 BA04 CA14 CA25 CA32 CA47 CA48 CB12 CB28 CB31 CB32 CB42 CB44 CC15

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃プラスチック類を含有する有機性固形
    廃棄物を加熱・脱塩素処理し、加熱・脱塩素処理された
    廃棄物を加熱・押し出し、加熱工程からの排ガス中の油
    蒸気を冷却・凝縮させて液状油として回収し、回収油を
    加熱・脱塩素工程の廃棄物中に熱媒体として循環・添加
    し、加熱・押し出された廃棄物を押出し加熱成形するこ
    とを特徴とする廃プラスチック類を含有する有機性固形
    廃棄物の処理方法。
  2. 【請求項2】 回収油を加熱して低粘度回収油とした
    後、この低粘度回収油を加熱・脱塩素工程の廃棄物中に
    熱媒体として循環・添加する請求項1記載の廃プラスチ
    ック類を含有する有機性固形廃棄物の処理方法。
  3. 【請求項3】 廃棄物の加熱は、加熱部外周に設けられ
    たヒーターによる間接加熱又は/及び加熱部内周に設け
    られた遠赤外線ヒーターによる直接加熱、並びに回収油
    を熱媒体として添加することによる加熱により行われる
    請求項1又は2記載の廃プラスチック類を含有する有機
    性固形廃棄物の処理方法。
  4. 【請求項4】 加熱部外周に設けられたヒーターが電気
    ヒーターである請求項3記載の廃プラスチック類を含有
    する有機性固形廃棄物の処理方法。
  5. 【請求項5】 回収油の添加量は、固形廃棄物にまんべ
    んなく付着する量を最大とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の廃プラスチック類を含有する有機性固形廃棄物
    の処理方法。
  6. 【請求項6】 固形廃棄物が紙類を含む廃棄物である請
    求項1〜5のいずれかに記載の廃プラスチック類を含有
    する有機性固形廃棄物の処理方法。
  7. 【請求項7】 廃プラスチック類を含有する有機性固形
    廃棄物の加熱・脱塩素部とするために外周にヒーター又
    は/及び内周に遠赤外線ヒーターを備えた上段横置きス
    クリュー装置と、 上段横置きスクリュー装置からの処理廃棄物の加熱・押
    出し部とするために外周にヒーター又は/及び内周に遠
    赤外線ヒーターを備えた下段横置きスクリュー装置と、 下段横置きスクリュー装置の後端に連結された加熱成形
    部と、 加熱・脱塩素部及び加熱・押出し部からの排ガス中の油
    蒸気を冷却・凝縮させて液状油を回収するための分解油
    回収器と、 分解油回収器からの回収油を加熱する加熱手段と、 加熱手段で加熱された高温回収油を上段横置きスクリュ
    ー装置内の廃棄物に添加するための高温回収油添加手段
    とを備えたことを特徴とする廃プラスチック類を含有す
    る有機性固形廃棄物の処理装置。
  8. 【請求項8】 回収油の加熱手段が、上段横置きスクリ
    ュー装置と下段横置きスクリュー装置とを接続する脱塩
    素処理物落下管内壁に沿って設けられた油溜め部と、こ
    の油溜め部の外周又は内部に設けられたヒーターとから
    なり、高温回収油添加手段が、この油溜め部に接続され
    た油添加ポンプを備えた油添加管である請求項7記載の
    廃プラスチック類を含有する有機性固形廃棄物の処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前半部を廃プラスチック類を含有する有
    機性固形廃棄物の加熱・脱塩素部とし、後半部を脱塩素
    された廃棄物の加熱・押出し部とするために、外周にヒ
    ーター又は/及び内周に遠赤外線ヒーターを備えた横置
    きスクリュー装置と、 この横置きスクリュー装置の後端に連結された加熱成形
    部と、 加熱・脱塩素部及び加熱・押出し部からの排ガス中の油
    蒸気を冷却・凝縮させて液状油を回収するための分解油
    回収器と、 分解油回収器からの回収油を加熱する加熱手段と、 加熱手段で加熱された高温回収油を横置きスクリュー装
    置内の廃棄物に添加するための高温回収油添加手段とを
    備えたことを特徴とする廃プラスチック類を含有する有
    機性固形廃棄物の処理装置。
  10. 【請求項10】 成形物を切断するための成形カッター
    部が加熱成形部に連結され、成形カッター部からの排ガ
    スを加熱・脱塩素部及び加熱・押出し部からの排ガスと
    ともに分解油回収器に導入するようにした請求項7、8
    又は9記載の廃プラスチック類を含有する有機性固形廃
    棄物の処理装置。
  11. 【請求項11】 横置きスクリュー装置の外周に設けら
    れたヒーターが電気ヒーターである請求項7〜10のい
    ずれかに記載の廃プラスチック類を含有する有機性固形
    廃棄物の処理装置。
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