JP2000254216A - 芳香消臭剤組成物 - Google Patents

芳香消臭剤組成物

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JP2000254216A
JP2000254216A JP11060565A JP6056599A JP2000254216A JP 2000254216 A JP2000254216 A JP 2000254216A JP 11060565 A JP11060565 A JP 11060565A JP 6056599 A JP6056599 A JP 6056599A JP 2000254216 A JP2000254216 A JP 2000254216A
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oil
fatty acid
aromatic
deodorant composition
fragrance
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Takezo Tanaka
丈三 田中
Shiro Nakano
史郎 中野
Yasuo Iida
康雄 飯田
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パール光沢を有する外観美麗で、経時安定性
に優れ、しかも香りの心理的効果に優れた芳香消臭剤組
成物を提供する。 【解決手段】 パール光沢付与剤(脂肪酸グリコールジ
エステル、脂肪酸モノグリセライド等)を含有すること
を特徴とする芳香消臭剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香性や消臭性を
有し、例えばトイレや室内、車内等で用いられる芳香消
臭剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、トイレや室内、車内等におい
て、消臭を目的とした芳香消臭剤が使われている。芳香
消臭剤の剤型は液体、固形、ゲル等に大別できるが、透
明、二層、乳液状、など剤型の外観は美麗さを高めた
り、目的の機能をイメージさせる上で極めて重要な要素
である。特に近年では、芳香消臭剤も、消臭機能だけで
なく、香りによるリラックス感や、リフレッシュ感を目
的とした製品が増加し、剤型の外観は、香りの心理的な
効果を高める上で密接な関わりを有している。
【0003】このような状況のなかで、マーブル状模様
や、パール光沢の付与は、商品価値を高める上で効果が
高いと考えられ、芳香剤容器には石目調やマーブル状の
模様の容器が数多く市販されているが、芳香消臭剤その
ものでは、未だ知られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、パール調の
マーブル模様を呈する安定な芳香消臭剤組成物を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、パール
光沢付与剤を含有することを特徴とする芳香消臭剤組成
物が提供される。また、本発明によれば、前記パール光
沢付与剤が、下記一般式(1)で表される脂肪酸グリコ
ールジエステル、および下記一般式(2)で表される脂
肪酸モノグリセライドから選ばれる1種又は2種以上を
混合したものであることを特徴とする前記芳香消臭剤組
成物が提供される。
【化3】 (式中、R1,R2は炭素数13〜21のアルキル基を示
し、互いに同一でも異なっていてもよい。nは1〜3の
整数を示す。)
【化4】 (式中、R3は炭素数15又は17のアルキル基を示
す。) 更に、本発明によれば、更に、非イオン界面活性剤、水
性ゲル化剤を含有することを特徴とする水性ゲル状の前
記芳香消臭剤組成物が提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の芳香消臭剤組成物に含有
させるパール光沢付与剤としては、例えば下記のものが
挙げられる。 アルキレングリコール脂肪酸モノエステル、又はジ
エステル 具体例:ポリエチレングリコールモノ−、又はジ−ステ
アレート、ポリプロピレングリコールモノ−、又はジ−
ステアレート、エチレングリコールジステアレート、エ
チレングリコールジパルミテート、エチレングリコール
牛脂脂肪酸エステル、エチレングリコールステアレート
パルミテート、エチレングリコールベヘン酸モノ−、又
はジ−エステル等。 脂肪酸モノグリセライド 具体例:パルミチン酸モノグリセライド、ステアリン酸
モノグリセライド、ベヘン酸モノグリセライド等。 炭素数16〜22の脂肪酸 具体例:パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、オ
レイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸等。 脂肪酸アルカノールアミド 具体例:ステアリン酸モノエタノールアミド、ステアリ
ン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸モノイソプロパ
ールアミド等。 炭素数18〜22のアルキルジメチルアミンオキシ
ド 具体例:ステアリルジメチルアミンオキシド等。 長鎖脂肪酸の長鎖アルコールエステル 具体例:ステアリン酸ステアリル、パルミチン酸セチル
等。 長鎖アルカノールアミドの長鎖脂肪酸エステル 具体例:ステアリン酸モノエタノールアミドステアレー
ト、ステアリン酸ジエタノールアミドパルミテート等。 雲母および雲母チタン
【0007】本発明においては、上記パール光沢付与剤
の内、パール調のマーブル模様を効果的に発現でき、そ
の効果が芳香消臭剤組成物中で安定に持続しうる点か
ら、下記一般式(1)で表される脂肪酸グリコールジエ
ステル、及び下記一般式(2)で表される脂肪酸モノグ
リセライドが好ましい。
【化5】 (式中、R1,R2は炭素数13〜21のアルキル基を示
し、互いに同一でも異なっていてもよい。nは1〜3の
整数を示す。)
【化6】 (式中、R3は炭素数15又は17のアルキル基を示
す。)
【0008】ここで、上記一般式(1)で表される脂肪
酸グリコールジエステルとしては、具体的に、前記した
エチレングリコールジステアレート、エチレングリコー
ルジパルミテート、エチレングリコール牛脂脂肪酸エス
テル、エチレングリコールステアレートパルミテート、
エチレングリコールベヘン酸ジエステル等が挙げられ
る。また、上記一般式(2)で表される脂肪酸モノグリ
セライドとしては、具体的に、前記したパルミチン酸モ
ノグリセライド、ステアリン酸モノグリセライド等が挙
げられる。
【0009】本発明の芳香消臭剤組成物において、上記
パール光沢付与剤は、1種を単独で用いてもよく、また
2種以上併用してもよい。該パール光沢付与剤の配合量
は、液体芳香剤やゲル状芳香剤等にパール光沢を付与し
うる量であり、通常0.1〜10重量%、好ましくは、
0.2〜5重量%である。配合量が、0.1重量%未満
では、パール光沢が不十分となることがあり、一方10
重量%を越えると揮散後の残査が目立つ場合がある。
【0010】本発明において、パール光沢付与剤には、
分散安定剤として、例えばグルコース脂肪酸エステル類
を配合しても良い。また、予め、パール光沢付与剤を分
散液として作成する場合には、界面活性剤や1,3−ブ
チレングリコール等の溶剤、硫酸ナトリウム、硫酸亜鉛
などを配合して安定化しておき使用してもよい。
【0011】本発明の芳香消臭剤組成物の剤型は、液
体、ゲル、固形等、特に制限はないが、取り扱い易さや
香料持続性等の点から、水性ゲル状組成物とするのが好
ましい。本発明の芳香消臭剤組成物を水性ゲル状とする
には、非イオン界面活性剤、水性ゲル化剤を含有させる
ことが好ましい。
【0012】本発明に用いる水性ゲル化剤としては、カ
ラギーナンやジェランガム等が挙げられる。カラギーナ
ンを用いる場合、例えばカッパ、イオタ、ラムダ等いず
れのカラギーナンでもよいが、特にゲルの安定性、ゲル
強度などからみてカッパカラギーナンが好ましい。ま
た、その配合量は、0.5〜5重量%が好ましい。ま
た、透明ゲルにする場合には、カラギーナン中のCa含
有量が0.04〜0.7重量%のものが望ましい。ゲル
化剤としては、カラギーナンを単独で用いてもよいが、
ローカストビーンガム、カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルアル
コールなどのゲル物性改良剤を加えることもできる。
【0013】本発明に用いる非イオン界面活性剤は、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、そのエチレンオキシド付加
体、ノニルフェノールのようなアルキルフェノールのエ
チレンオキシド付加体、第一級や第二級アルコールのエ
チレンオキシド付加体が好ましい。具体的には、アルキ
ル基の炭素数が8〜18のポリオキシエチレン2級アル
キルエーテル類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レン2級アルキルエーテル類、脂肪酸メチルエトキシレ
ート類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリ
オキシエチレンソルビタン誘導体、ポリオキシエチレン
硬化ヒマシ油、イソステアリン酸ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレンセチルエーテル、及びポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル類及びポリオキシ
エチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエー
テルなどを挙げることができる。
【0014】本発明では、非イオン界面活性剤の他に、
アニオン性界面活性剤やカチオン性界面活性剤、両性界
面活性剤を併用することができ、特に揮散性有機物を効
率よく配合することができる。
【0015】本発明に用いる界面活性剤の配合量は、種
々選定することができるが、通常芳香消臭剤組成物全体
の1〜15重量%であり、特に非イオン界面活性剤につ
いては、1〜10重量%が好ましい。この範囲より多く
なると揮散後の残差が目立ち易くなり、この範囲より少
なくなるとパール調のマーブル模様が目立たなくなる。
【0016】本発明の芳香消臭剤組成物には、香料、精
油、消臭剤、抗菌剤、防腐剤、紫外線吸収剤などに芳香
消臭剤の種類に応じた公知の成分を適宜配合できる。消
臭剤としては、リンゴ酸、クエン酸等の有機酸、硫酸
銅、硫酸亜鉛、グルコール酸亜鉛、塩化鉄等の遷移金属
化合物、植物抽出物などを配合することができる。香
料、精油としては、特に限定されないが、各種の合成
品、天然品及びこれらの組成物を構成する各成分の他、
揮発して芳香を発するもの、消臭作用のあるもの、防
虫、防ダニ作用、生物に対する忌避作用のあるもの、森
林効果などの有効な作用のあるもの、人を鎮静させる作
用のあるもの、眠気を覚ましたりする覚醒作用を有する
もの等が挙げられる。
【0017】香料としては、脂肪族炭化水素、テルペン
炭化水素、芳香族炭化水素等の炭化水素類、脂肪族アル
コール、テルペンアルコール、芳香族アルコール等のア
ルコール類、脂肪族エーテル、芳香族エーテル等のエー
テル類、脂肪族オキサイド、テルペン類のオキサイド等
のオキサイド類、脂肪族アルデヒド、テルペン系アルデ
ヒド、水素化芳香族アルデヒド、チオアルデヒド、芳香
族アルデヒド等のアルデヒド類、脂肪族ケトン、テルペ
ンケトン、水素化芳香族ケトン、脂肪族環状ケトン、非
ベンゼン系芳香族ケトン、芳香族ケトン等のケトン類、
アセタール類、ケタール類、フェノール類、フェノール
エーテル類、脂肪酸、テルペン系カルボン酸、水素化芳
香族カルボン酸、芳香族カルボン酸等の酸類、酸アマイ
ド類、脂肪族ラクトン、大環状ラクトン、テルペン系ラ
クトン、水素化芳香族ラクトン、芳香族ラクトン等のラ
クトン類、脂肪族エステル、フラン系カルボン酸族エス
テル、脂肪族環状カルボン酸エステル、シクロヘキシル
カルボン酸エステル、テルペン系カルボン酸エステル、
芳香族カルボン酸エステル等のエステル類、ニトロムス
ク類、ニトリル、アミン、ピリジン類、キノリン類、ピ
ロール、インドール等の含窒素化合物等々の合成香料及
び動物、植物からの天然香料、天然香料及び/又は合成
香料を含む調合香料の1種又は、2種以上を混合し使用
することができる。例えば、合成香料としては、199
6年化学工業日報社刊印藤元一著「合成香料 化学と商
品知識」、1969年MONTCLAIR,N.J.刊
ステファン・アークタンダー(STEFFEN ARC
TANDER)著「パヒュームアンド フレーバー ケ
ミカルズ(Perfume and Flavor C
hemicals)」等に記載の香料が使用できる。天
然香料としては、「香りの百科」日本香料協会編に記載
の香料が使用できる。
【0018】主な香料名を具体的に挙げると、アルデヒ
ドC6〜C12、アニスアルデヒド、アセタールR、アセ
トフェノン、アセチルセドレン、アドキサール、アリル
アミルグリコレート、アリルシクロヘキサンプロピオネ
ート、α−ダマスコン、β−ダマスコン、δ−ダマスコ
ン、アンブレットリッド、アンブロキサン、アミルシン
ナミックアルデヒド、アミルシンナミックアルデヒドジ
メチルアセタール、アミルバレリアネート、アミルサリ
シレート、イソアミルアセテート、イソアミルサリシレ
ート、オウランチオール、アセチルユゲノール、バクダ
ノール、ベンジルアセテート、ベンジルアルコール、ベ
ンジルサリシレート、ベルガミールアセテート、ボルニ
ルアセテート、ブチルブチレート、p−t−ブチルシク
ロヘキサノール、p−t−ブチルシクロヘキシルアセテ
ート、o−t−ブチルシクロヘキサノール、o−t−ブ
チルシクロヘキシルアセテート、ベンツアルデヒド、ベ
ンジルフォーメート、カリオフィレン、カシュメラン、
カルボン、セドロアンバー、セドリルアセテート、セド
ロール、セレストリッド、シンナミックアルコール、シ
ンナミックアルデヒド、シスジャスモン、シトラール、
シトラールジメチルアセタール、シトラサール、シトロ
ネラール、シトロネロール、シトロネリルアセテート、
シトロネリルフォーメート、シロトネリルニトリル、シ
クラセット、シクラメンアルデヒド、シクラプロップ、
キャロン、クマリン、シンナミルアセテート、δ−C6
〜C13ラクトン、ジメチルベンジルカービノール、ジヒ
ドロジャスモン、ジヒドロリナロール、ジヒドロミルセ
ノール、ジメトール、ジミルセトール、ジフェニルオキ
サイド、ニチルワニリン、オイゲノール、フルイテー
ト、フェンチールアルコール、フェニルエチルフェニル
アセテート、ガラキソリッド、γ−C6〜C13ラクト
ン、α−ピネン、β−ピネン、リモネン、ミルセン、β
−カリオフィレン、ゲラニオール、ゲラニルアセテー
ト、ゲラニルフォーメート、ゲラニルニトリル、ヘディ
オン、ヘリオナール、ヘリオトロピン、cis−3−ヘ
キセノール、cis−3−ヘキセニールアセテート、c
is−3−ヘキセニールサリシレート、トリプラール、
ヘキシルシンナミックアルデヒド、ヘキシルサリシレー
ト、ヒヤシンスジメチルアセタール、ハイドロトロピッ
クアルコール、ヒドロキシシトロネラール、インドー
ル、イオノン、イソボルニルアセテート、イソシクロシ
トラール、イソEスーパー、イソユゲノール、イソノニ
ルアセテート、イソブチルキノリン、ジャスマール、ジ
ャスモラクトン、ジャスモフィラン、コアボン、リグス
トラール、リリアール、ライムオキサイド、リナロー
ル、リナロールオキサイド、リナリルアセテート、リラ
ール、マンザネート、マイヨール、メンサニールアセテ
ート、メンソネート、メチルアンスラニレート、メチル
ユゲノール、メントール、α−メチルイオノン、β−メ
チルイオノン、γ−メチルイオノン、メチルイソユゲノ
ール、メチルラベンダーケトン、メチルサリシレート、
ミューゲアルデヒド、ムゴール、ムスクTM−II、ムス
ク781、ムスクC14、ムスコン、シベトン、シクロペ
ンタデカノン、シクロヘキサデセノン、シクロペンタデ
カノリド、アンプレッドリド、シクロヘキサデカノリ
ド、10−オキサヘキサデカノリド、11−オキサヘキ
サデカノリド、12−オキサヘキサデカノリド、エチレ
ンブラシレート、エチレンドデカンジオエート、オキサ
ヘキサデセン−2−オン、14−メチル−ヘキサデセノ
リド、14−メチル−ヘキサルユゲノール、14−メチ
ル−ヘキサデカノリド、ムスクケトン、ムスクチベチ
ン、ノピルアルコール、ノピルアセテート、ネリルアセ
テート、ネロール、メチルフェニルアセテート、ミラッ
クアルデヒド、ネオベルガメート、オークモスNo.
1、オリボン、オキシフェニロン、パラクレジールメチ
ルエーテル、ペンタリッド、フェニルエチルアルコー
ル、フェニルエチルアセテート、ルバフラン、ローズフ
ェノン、ローズオキサイド、サンダロア、サンデラ、サ
ンタレックス、スチラリールアセテート、スチラリール
プロピオネート、ターピネオール、ターピニルアセテー
ト、テトラハイドロリナロール、テトラハイドロリナリ
ールアセテート、テトラハイドロゲラニオール、テトラ
ハイドロゲラニールアセテート、トナリッド、トラセオ
ライド、トリプラール、チモール、ワニリン、ベルドッ
クス、ヤラヤラ、アニス油、ベイ油、ボアドローズ油、
カナンガ油、カルダモン油、カシア油、シダーウッド
油、オレンジ油、マンダリン油、タンジェリン油、バジ
ル油、ナツメグ油、シトロネラ油、クローブ油、コリア
ンダー油、エレミ油、ユーカリ油、フェンネル油、ガル
バナム油、ゼラニウム油、ヒバ油、桧油、ジャスミン
油、ラパンジン油、ラベンダー油、レモン油、レモング
ラス油、ライム油、マンダリン油、ネロリ油、オークモ
ス油、オコチア油、パチュリ油、ペパーミント油、ペリ
ラ油、プチグレン油、パイン油、ローズ油、ローズマリ
ー油、しょう脳油、芳油、クラリーセージ油、サンダル
ウッド油、スペアミント油、スパイクラベンダー油、ス
ターアニス油、タイム油、トンカ豆チンキ、テレピン
油、ワニラ豆チンキ、ベチバー油、イランイラン油、グ
レープフルーツ油、ゆず油、ベンゾイン、ペルーバルサ
ム、トルーバルサム、チュベローズ油、ムスクチンキ、
カストリウムチンキ、シベットチンキ、アンバーグリス
チンキ等である。
【0019】また、香料の溶剤又は保留剤としてジエチ
ルフタレート、ジプロピレングリコール、ベンジルベン
ゾエート、イソプロピールミリステート、ハーコリン等
を使用することができる。
【0020】香料の配合量としては、芳香消臭剤組成物
中に、通常0.1〜10重量%、好ましくは1〜8重量
%の範囲から適宜選択される。香料の配合量が0.1重
量%未満では適度な効果が得られず、10重量%を超え
ると、乳化や可溶化するのに必要な界面活性剤の量が多
重となり好ましくない。
【0021】
【実施例】次に本発明を実施例及び比較例に基づいて具
体的に詳細に説明する。
【0022】1.パール液の調整 エチレングリコールジステアレートの20重量%分散液
を以下の方法により調整した。ソディウムラウリルエー
テルサルフェートを80℃の水に混合分散させエチレン
グリコールジステアレートを可溶化させたものをA液と
し、このA液に安息香酸ナトリウムを加えてエチレング
リコールジステアレートの核を発生させ、ここに、A液
中のソディウムラウリルサルフェートを高濃度とし、
1,3−ブチレングリコールを加えたB液を分散させ結
晶を成長させた後冷却させて、最終的にソディウムサル
フェートが16重量%、1,3−ブチレングリコールが
2重量%含有するエチレングリコールジステアレート2
0重量%のパール液を調整した。
【0023】2.性能評価 外観評価 室温でサンプルの外観を以下の基準で評価判定した。 〇:パール調のマーブル模様を呈する △:パール調のマーブル模様が極わずかに認められる
が、目立たない。 ×:パール調のマーブル模様が認められない。 液体芳香消臭剤の外観の経時安定性 サンプル液体芳香剤を40℃と0℃の高温槽に1ヶ月間
保存した後、室温に一日間置いてそれぞれの外観評価
を行なった。 ゲル状芳香消臭剤のゲル強度の測定 サンプルゲル作成後、20℃下で24時間放置した試料
を、レオメーター(不動工業株式会社製・NRM202
0J型)により、下記条件で測定した。 試料台の上に試料を載せて、2cm/minの速度で試
料台を上昇させ、ゲルを上部の10φ球形アダプターに
押し当て、その時に受ける応力を測定し、ゲル強度(単
位:g)とした その結果を基に、以下の判定基準でゲル強度を判定し
た。 〇:ゲル強度が200以上で強固なゲル △:ゲル強度が100以上、200未満で押すと崩れ易
いゲル ×:ゲル強度が100未満でもろいゲル
【0024】実施例1 30℃の水にポリオキシエチレン2級アルコールエーテ
ルのエチレンオキシド付加モル数p=15、p=12、
p=9のものをそれぞれ2重量%、2重量%、1重量%
となるよう配合し、混合攪拌したのち、ユーカリ精油1
重量%を添加攪拌し、さらにエタノール3重量%、エチ
レングリコール2重量%を添加攪拌した。その後、前記
パール液の調整の項で作成した、エチレングリコールジ
ステアレート20重量%分散液をジステアレートが液体
消臭剤液中で1重量%となるように添加攪拌して円筒状
ポリプロピレン容器(口径50mm)に100g充填し
て液体芳香消臭剤を調整した。得られた液体芳香消臭剤
の、室温での外観と、40℃と0℃での1ヶ月経時後の
外観の安定性を調べた結果、いずれもパール調の美麗な
マーブル模様を呈しており、外観の安定性も経時で低下
することはなかった。
【0025】比較例1 実施例1において、エチレングリコールジステアレート
のパール液を添加しない以外は実施例1と同様にして液
体芳香消臭剤を作成した。室温での外観と、40℃と0
℃での1ヶ月経時後の外観を調べた結果、液体消臭剤
は、透明であり、パール調やマーブル模様は認められな
かった。
【0026】実施例2〜8 カッパカラギーナン(ハーキュリーズ社製X−642
4)2.0重量%を水に分散させ、表1に示すパール光
沢付与剤及び界面活性剤を所定量添加し、攪拌・加熱し
て80℃とし、完全に溶解した後、防腐剤として1,2
−ベンズイソチアゾリン−3−オン0.1重量%を加
え、放冷して60℃とし、表1に示す所定量の香料を加
え、リンゴ酸でpHを5〜6に調整した後、ガラス瓶
(口径55mm)にその100gを充填し、20℃で放
置・固化させて、各実施例の水性ゲル状芳香消臭剤を得
た。得られた各実施例の水性ゲル状芳香消臭剤について
性能を評価し、結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】本発明の芳香消臭剤組成物は、パール光
沢付与剤を配合したことにより、外観が美麗であり、高
級感をあり、香りによるリラックス感やリフレッシュ感
等心理的効果に優れている。特に、パール光沢付与剤と
して、前記一般式(1)で表わされる脂肪酸グリコール
ジエステルや、前記一般式(2)で表わされる脂肪酸モ
ノグリセライドを用いた場合、パール調のマーブル模様
を効果的に発現でき、その効果は芳香消臭剤組成物中で
安定に持続できる。本発明の芳香消臭剤組成物は、非イ
オン界面活性剤及び水性ゲル化剤を配合し、水性ゲル状
の芳香消臭剤組成物とした場合、パース光沢付与剤によ
るゲル外観、ゲル外観の安定性等に特に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 康雄 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4C080 AA03 BB02 BB03 CC12 CC13 HH03 HH05 HH06 JJ01 KK08 LL03 LL06 LL07 LL13 NN12 NN15 NN30 QQ03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パール光沢付与剤を含有することを特徴
    とする芳香消臭剤組成物。
  2. 【請求項2】 前記パール光沢付与剤が、下記一般式
    (1)で表される脂肪酸グリコールジエステル、および
    下記一般式(2)で表される脂肪酸モノグリセライドか
    ら選ばれる1種又は2種以上を混合したものであること
    を特徴とする請求項1記載の芳香消臭剤組成物。 【化1】 (式中、R1,R2は炭素数13〜21のアルキル基を示
    し、互いに同一でも異なっていてもよい。nは1〜3の
    整数を示す。) 【化2】 (式中、R3は炭素数15又は17のアルキル基を示
    す。)
  3. 【請求項3】 更に、非イオン界面活性剤、水性ゲル化
    剤を含有することを特徴とする水性ゲル状の請求項1記
    載の芳香消臭剤組成物。
JP11060565A 1999-03-08 1999-03-08 芳香消臭剤組成物 Pending JP2000254216A (ja)

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