JP2000254035A - ティシュペーパ収納箱 - Google Patents
ティシュペーパ収納箱Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、従来のようにそのオープニ
ング部にプラスチックフイルムが使用されておらず紙の
みで構成されているティシュペーパ収納箱であって、か
つ内部に収容されているティシュペーパを連続的に円滑
に引き出すことができる性能を有し、プラスチックフイ
ルムを除去することなく効率良く回収・再生できるティ
シュペーパ収納箱を提供すること。 【解決の手段】 長方体の紙製箱の一面の中央部におい
て、予め前記紙製箱の一部を短冊状に除去可能に加工
し、さらに前記短冊状部分の二長辺に平行して両側に、
前記紙製箱の一部をスリーブ部として短冊状に観音開き
に折り曲げ可能に加工し、少なくとも前記スリーブ部の
裏面部分に滑剤を塗布してなることを特徴とするティシ
ュペーパ収納箱を提供する。
ング部にプラスチックフイルムが使用されておらず紙の
みで構成されているティシュペーパ収納箱であって、か
つ内部に収容されているティシュペーパを連続的に円滑
に引き出すことができる性能を有し、プラスチックフイ
ルムを除去することなく効率良く回収・再生できるティ
シュペーパ収納箱を提供すること。 【解決の手段】 長方体の紙製箱の一面の中央部におい
て、予め前記紙製箱の一部を短冊状に除去可能に加工
し、さらに前記短冊状部分の二長辺に平行して両側に、
前記紙製箱の一部をスリーブ部として短冊状に観音開き
に折り曲げ可能に加工し、少なくとも前記スリーブ部の
裏面部分に滑剤を塗布してなることを特徴とするティシ
ュペーパ収納箱を提供する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、材質が紙のみで構成さ
れているティシュペーパを収納するティシュペーパ収納
箱に関するものである。さらに詳しくは、使用時、ティ
シュペーパ収納箱の一部を短冊状に除去し、除去してで
きたオープニング部にスリーブ部を設けてティシュペー
パを連続的にかつ円滑に取り出すことができるティシュ
ペーパ収納箱に関するものである。
れているティシュペーパを収納するティシュペーパ収納
箱に関するものである。さらに詳しくは、使用時、ティ
シュペーパ収納箱の一部を短冊状に除去し、除去してで
きたオープニング部にスリーブ部を設けてティシュペー
パを連続的にかつ円滑に取り出すことができるティシュ
ペーパ収納箱に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】現在使用されているティシュペーパ収納
箱は、箱の上部のオープニング部からティシュペーパを
連続的に取り出せるようになっている。市販のティシュ
ペーパ収納箱は、販売されている状態では、箱の表面は
すべて同じ材質の厚紙で構成されており、箱の内部に保
管されているティシュペーパが、外気の湿気などにより
変質することがないように保護されている。ティシュペ
ーパ収納箱からティシュペーパを連続的に取り出すため
のオープニング部には、予めミシン目をつけてオープニ
ング部が除去できるように加工が施ごされていて、使用
に当たって、そのミシン目にそって箱の表面の厚紙を除
去するすることによってオープニング部を露出させ、そ
のオープニング部からティシュペーパを連続的に取り出
せるようにしている。しかして、現在使用されているテ
ィシュペーパ収納箱ではオープニング部には、内部から
円滑にかつ連続的にティシュペーパを取り出せるよう
に、中央に（オープニング部の長手方向に）切れ筋を入
れたプラスチック製のフイルム（多くの場合ポリエチレ
ン製フイルム）が貼りつけてある。
箱は、箱の上部のオープニング部からティシュペーパを
連続的に取り出せるようになっている。市販のティシュ
ペーパ収納箱は、販売されている状態では、箱の表面は
すべて同じ材質の厚紙で構成されており、箱の内部に保
管されているティシュペーパが、外気の湿気などにより
変質することがないように保護されている。ティシュペ
ーパ収納箱からティシュペーパを連続的に取り出すため
のオープニング部には、予めミシン目をつけてオープニ
ング部が除去できるように加工が施ごされていて、使用
に当たって、そのミシン目にそって箱の表面の厚紙を除
去するすることによってオープニング部を露出させ、そ
のオープニング部からティシュペーパを連続的に取り出
せるようにしている。しかして、現在使用されているテ
ィシュペーパ収納箱ではオープニング部には、内部から
円滑にかつ連続的にティシュペーパを取り出せるよう
に、中央に（オープニング部の長手方向に）切れ筋を入
れたプラスチック製のフイルム（多くの場合ポリエチレ
ン製フイルム）が貼りつけてある。
【０００３】最も汎用されているティシュペーパは、サ
イズ（面積）が２４０ｍｍ×１８０ｍｍの薄紙で、かか
るペーパが２枚重ねで収納箱から引き出されるように折
り畳まれて箱に収納されている。ティシュペーパを、収
納箱内の最上段のものから順に引き出すと、円滑にかつ
連続的にティシュペーパが２枚重ねで引き出されてく
る。従って、以下の説明ではティシュペーパが２枚重ね
で引き出されてくるものとして説明するが、１枚ずつ連
続的に引き出されてくるタイプの収納箱であっても良い
ことは明らかである。このようにティシュペーパが２枚
重ねで連続的に引き出されてくるタイプのティシュペー
パ収納箱は、ほとんどが２４０ｍｍ×１１４ｍｍ×８４
ｍｍの紙製箱であり、ティシュペーパが連続的に引き出
されてくるオープニング部には切れ筋（約１１０ｍｍの
長さである。）を入れたプラスチック製のフイルムが貼
りつけてある。より小型のティシュペーパ収納箱では、
全て厚紙で組み立てられ、プラスチック製のフイルムな
どは使用されていないものがあるが、そのような収納箱
からはティシュペーパを連続的に引き出すことはあまり
容易ではない。
イズ（面積）が２４０ｍｍ×１８０ｍｍの薄紙で、かか
るペーパが２枚重ねで収納箱から引き出されるように折
り畳まれて箱に収納されている。ティシュペーパを、収
納箱内の最上段のものから順に引き出すと、円滑にかつ
連続的にティシュペーパが２枚重ねで引き出されてく
る。従って、以下の説明ではティシュペーパが２枚重ね
で引き出されてくるものとして説明するが、１枚ずつ連
続的に引き出されてくるタイプの収納箱であっても良い
ことは明らかである。このようにティシュペーパが２枚
重ねで連続的に引き出されてくるタイプのティシュペー
パ収納箱は、ほとんどが２４０ｍｍ×１１４ｍｍ×８４
ｍｍの紙製箱であり、ティシュペーパが連続的に引き出
されてくるオープニング部には切れ筋（約１１０ｍｍの
長さである。）を入れたプラスチック製のフイルムが貼
りつけてある。より小型のティシュペーパ収納箱では、
全て厚紙で組み立てられ、プラスチック製のフイルムな
どは使用されていないものがあるが、そのような収納箱
からはティシュペーパを連続的に引き出すことはあまり
容易ではない。
【０００４】本発明の理解を容易にするため、現在使用
されているティシュペーパが２枚重ねで連続的に引き出
されてくるタイプのティシュペーパ収納箱の外形を図３
および図４に示す。未使用の状態（市販されている状
態）は図３に示されているように、収納箱１の上面のオ
ープニング部３もその他の部分と同質の厚紙で覆われて
いて、オープニング部３にはその輪郭部分にミシン目２
がつけられている。使用に当たって、ミシン目２に沿っ
て収納箱１のオープニング部３の厚紙を除去すると、図
４に示すようにオープニング部３の部分からは、中央に
（オープニング部の幅に相当する長さに）切れ筋７が入
っているプラスチック製（大抵はポリエチレン製）のフ
イルム８が貼りつけてある部分が現れる。しかして、こ
のポリエチレン製のフイルム８の切れ筋７から２枚重ね
状態でティシュペーパを引き出す。
されているティシュペーパが２枚重ねで連続的に引き出
されてくるタイプのティシュペーパ収納箱の外形を図３
および図４に示す。未使用の状態（市販されている状
態）は図３に示されているように、収納箱１の上面のオ
ープニング部３もその他の部分と同質の厚紙で覆われて
いて、オープニング部３にはその輪郭部分にミシン目２
がつけられている。使用に当たって、ミシン目２に沿っ
て収納箱１のオープニング部３の厚紙を除去すると、図
４に示すようにオープニング部３の部分からは、中央に
（オープニング部の幅に相当する長さに）切れ筋７が入
っているプラスチック製（大抵はポリエチレン製）のフ
イルム８が貼りつけてある部分が現れる。しかして、こ
のポリエチレン製のフイルム８の切れ筋７から２枚重ね
状態でティシュペーパを引き出す。
【０００５】最近、ゴミ減少が叫ばれ、あらゆる製品に
ついて使用後の廃棄物を回収し、ゴミを出さないという
運動が盛り上がっている。ティシュペーパは、大量に消
費されているものであるから、ティシュペーパを収納し
ているティシュペーパ収納箱も大量に排出されてくる。
従ってこのティシュペーパ収納箱を使用後回収し、再生
使用することも要請されはじめている。しかし現状で
は、大量に排出されるティシュペーパ収納箱を回収しよ
うとすると、前記紙製箱のオープニング部に設けられて
いるプラスチック製のフイルムが紙と異質なものである
ため回収・再生の障害となる。そのため、回収・再生に
先立ち、箱の上部の中央に設けられているプラスチック
製（大抵はポリエチレン製）のフイルムを除去すること
が必要であり、回収工程が複雑になりコスト高になる。
若しプラスチック製のフイルムがなければティシュペー
パ収納箱を回収・再生することは極めて簡単となる。
ついて使用後の廃棄物を回収し、ゴミを出さないという
運動が盛り上がっている。ティシュペーパは、大量に消
費されているものであるから、ティシュペーパを収納し
ているティシュペーパ収納箱も大量に排出されてくる。
従ってこのティシュペーパ収納箱を使用後回収し、再生
使用することも要請されはじめている。しかし現状で
は、大量に排出されるティシュペーパ収納箱を回収しよ
うとすると、前記紙製箱のオープニング部に設けられて
いるプラスチック製のフイルムが紙と異質なものである
ため回収・再生の障害となる。そのため、回収・再生に
先立ち、箱の上部の中央に設けられているプラスチック
製（大抵はポリエチレン製）のフイルムを除去すること
が必要であり、回収工程が複雑になりコスト高になる。
若しプラスチック製のフイルムがなければティシュペー
パ収納箱を回収・再生することは極めて簡単となる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、大量
に排出されるティシュペーパ収納箱の回収・再生を容易
にし、廃棄物回収・再生運動に資することにある。すな
わち、本発明の課題は、現在使用されているティシュペ
ーパ収納箱からプラスチック製のフイルム（ポリエチレ
ン製のフイルム）の使用をなくし、ティシュペーパ収納
箱の回収・再生を容易にし、従って効率化することにあ
る。
に排出されるティシュペーパ収納箱の回収・再生を容易
にし、廃棄物回収・再生運動に資することにある。すな
わち、本発明の課題は、現在使用されているティシュペ
ーパ収納箱からプラスチック製のフイルム（ポリエチレ
ン製のフイルム）の使用をなくし、ティシュペーパ収納
箱の回収・再生を容易にし、従って効率化することにあ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、以
下の本発明のティシュペーパ収納箱によって達成され
る。すなわち、（１）長方体の紙製箱の一面の中央部に
おいて、予め前記紙製箱の一部を短冊状に除去可能に加
工し、さらに前記短冊状部分の二長辺に平行して両側
に、前記紙製箱の一部をスリーブ部として短冊状に観音
開きに折り曲げ可能に加工し、少なくとも前記スリーブ
部の裏面部分に滑剤を塗布してなることを特徴とするテ
ィシュペーパ収納箱。である。
下の本発明のティシュペーパ収納箱によって達成され
る。すなわち、（１）長方体の紙製箱の一面の中央部に
おいて、予め前記紙製箱の一部を短冊状に除去可能に加
工し、さらに前記短冊状部分の二長辺に平行して両側
に、前記紙製箱の一部をスリーブ部として短冊状に観音
開きに折り曲げ可能に加工し、少なくとも前記スリーブ
部の裏面部分に滑剤を塗布してなることを特徴とするテ
ィシュペーパ収納箱。である。
【０００８】本発明の特徴は、収納箱の上面の中央部に
設けたオープニング部の両側にスリーブ部を有し、その
オープニング部からティシュペーパを連続的に取り出せ
るようになっていることにある。本発明のさらなる特徴
は、ティシュペーパ収納箱のオープニング部には、現行
の場合のようにプラスチック製のフイルムが貼り付けて
ないので、使用後収納箱の回収・再生が容易となり、従
って効率化されることにある。
設けたオープニング部の両側にスリーブ部を有し、その
オープニング部からティシュペーパを連続的に取り出せ
るようになっていることにある。本発明のさらなる特徴
は、ティシュペーパ収納箱のオープニング部には、現行
の場合のようにプラスチック製のフイルムが貼り付けて
ないので、使用後収納箱の回収・再生が容易となり、従
って効率化されることにある。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明において、収納箱の上面の
中央部に設けるオープニング部の形は、図２に示される
ようにオープニング部３の両側にスリーブ部５を有する
形式のものである。この形式のオープニング部では、引
き出されつつあるティシュペーパはスリーブ部５に沿っ
てよりゆるやかなカーブを描いて引き出されるから、単
に収納箱の上面の中央部に設けるオープニング部の形を
短冊状スリットとした収納箱の場合のように厚紙のエッ
ジで擦られることがない。
中央部に設けるオープニング部の形は、図２に示される
ようにオープニング部３の両側にスリーブ部５を有する
形式のものである。この形式のオープニング部では、引
き出されつつあるティシュペーパはスリーブ部５に沿っ
てよりゆるやかなカーブを描いて引き出されるから、単
に収納箱の上面の中央部に設けるオープニング部の形を
短冊状スリットとした収納箱の場合のように厚紙のエッ
ジで擦られることがない。
【００１０】本発明において、収納箱の上面の中央部に
設けるオープニング部の長さおよび幅は特に特定され
ず、箱中に納められているティシュペーパの最上段のペ
ーパの端が引き出せるオープニング部の長さおよび幅で
あれば良い。常識的には、オープニング部の長さは１５
〜５ｃｍであれば良く、現行市販のティシュペーパ収納
箱においてはオープニング部の長さは１２ｃｍである。
本発明において、収納箱の上面の中央部に設けたスリー
ブ部を有するオープニング部の間隙の幅（スリーブ間の
間隙の幅）は３〜１５ｍｍの幅であればティシュペーパ
の最上段のペーパの端を引き出すことができる。より容
易に引き出せるためには前記スリーブ間の間隙の幅は５
ｍｍ以上であることが好ましい。またスリットの幅は１
５ｍｍ以上であっても良いがオープニング部が広いと使
用時ティシュペーパが汚れる等不都合が生じる以外メリ
ットがない。
設けるオープニング部の長さおよび幅は特に特定され
ず、箱中に納められているティシュペーパの最上段のペ
ーパの端が引き出せるオープニング部の長さおよび幅で
あれば良い。常識的には、オープニング部の長さは１５
〜５ｃｍであれば良く、現行市販のティシュペーパ収納
箱においてはオープニング部の長さは１２ｃｍである。
本発明において、収納箱の上面の中央部に設けたスリー
ブ部を有するオープニング部の間隙の幅（スリーブ間の
間隙の幅）は３〜１５ｍｍの幅であればティシュペーパ
の最上段のペーパの端を引き出すことができる。より容
易に引き出せるためには前記スリーブ間の間隙の幅は５
ｍｍ以上であることが好ましい。またスリットの幅は１
５ｍｍ以上であっても良いがオープニング部が広いと使
用時ティシュペーパが汚れる等不都合が生じる以外メリ
ットがない。
【００１１】本発明において、図２に示されるスリーブ
部５を有するオープニング部を形成するティシュペーパ
収納箱は、未使用状態では、図１に示されているように
オープニング部３は、ミシン目２で囲まれたスリットカ
バー４とミシン目２と折り目６とで囲まれたスリーブ部
５から構成されている。使用に当たっては、先ずミシン
目２で囲まれたスリットカバー４の部分を除去し、スリ
ーブ部５をミシン目２に沿って箱本体の部分から裂け目
を入れ、折り目６の所で折ってスリーブ部５を箱本体の
部分から引き起こして（短冊状に観音開きに折り曲げ）
図２に示されているオープニング部３を形成する。
部５を有するオープニング部を形成するティシュペーパ
収納箱は、未使用状態では、図１に示されているように
オープニング部３は、ミシン目２で囲まれたスリットカ
バー４とミシン目２と折り目６とで囲まれたスリーブ部
５から構成されている。使用に当たっては、先ずミシン
目２で囲まれたスリットカバー４の部分を除去し、スリ
ーブ部５をミシン目２に沿って箱本体の部分から裂け目
を入れ、折り目６の所で折ってスリーブ部５を箱本体の
部分から引き起こして（短冊状に観音開きに折り曲げ）
図２に示されているオープニング部３を形成する。
【００１２】未使用状態では、収納箱の上面はカバー４
で覆われている。このため、収納箱の内部に保管されて
いるティシュペーパは外気の湿気などにより変質するこ
とがないように保護されている。使用に当たって、その
ミシン目にそって箱の表面の厚紙を除去するすることに
よってオープニング部３を露出させ、そのオープニング
部３からティシュペーパを連続的に取り出せるようにし
ている。
で覆われている。このため、収納箱の内部に保管されて
いるティシュペーパは外気の湿気などにより変質するこ
とがないように保護されている。使用に当たって、その
ミシン目にそって箱の表面の厚紙を除去するすることに
よってオープニング部３を露出させ、そのオープニング
部３からティシュペーパを連続的に取り出せるようにし
ている。
【００１３】本発明の別の特徴は、図２に示したオープ
ニング部３の両側に設けたスリーブ部５の裏面とスリー
ブ部５の付近の該収納箱の裏面とに滑剤を塗布して、引
き出されるティシュペーパと収納箱の本体からスリーブ
部５に移行するエッジあるいはスリーブ部５の裏面との
摩擦を少なくすることである。本発明において好適に使
用できる滑剤としては、ティシュペーパと紙製箱のエッ
ジあるいはスリーブ部の裏面との摩擦力を少なくできる
ものであれば特に限定されないが、敢えて例示すれば、
パルミチン酸やステアリン酸のような高級脂肪酸の一価
高級アルコールとのエステルであるいわゆる蝋、パルミ
チン酸やステアリン酸のような高級脂肪酸と一価高級ア
ミンとのアミド、あるいは固体であるが低融点の非結晶
性ポリエチレンやポリプロピレンあるいはエチレンとプ
ロピレン共重合物（このようなポリマーは皮膜形成性は
劣化している。）、またあるいはシリコン樹脂やフッ素
樹脂などを挙げることができる。
ニング部３の両側に設けたスリーブ部５の裏面とスリー
ブ部５の付近の該収納箱の裏面とに滑剤を塗布して、引
き出されるティシュペーパと収納箱の本体からスリーブ
部５に移行するエッジあるいはスリーブ部５の裏面との
摩擦を少なくすることである。本発明において好適に使
用できる滑剤としては、ティシュペーパと紙製箱のエッ
ジあるいはスリーブ部の裏面との摩擦力を少なくできる
ものであれば特に限定されないが、敢えて例示すれば、
パルミチン酸やステアリン酸のような高級脂肪酸の一価
高級アルコールとのエステルであるいわゆる蝋、パルミ
チン酸やステアリン酸のような高級脂肪酸と一価高級ア
ミンとのアミド、あるいは固体であるが低融点の非結晶
性ポリエチレンやポリプロピレンあるいはエチレンとプ
ロピレン共重合物（このようなポリマーは皮膜形成性は
劣化している。）、またあるいはシリコン樹脂やフッ素
樹脂などを挙げることができる。
【００１４】
【実施例】以下、本発明の実施例をより具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に制限されるものではな
い。本発明において、以下の実施例で使用されるティシ
ュペーパ収納箱はほとんど２４０ｍｍ×１１４ｍｍ×８
４ｍｍの紙製箱であり、そのオープニング部よりティシ
ュペーパは２枚重ねで連続的に引き出されてくるタイプ
のものである。しかしながら、既に上記したように本発
明は１枚ずつ引き出されてくるタイプの収納箱について
も適用できることはいうまでもない。また、比較される
現用タイプのティシュペーパ収納箱ではすべてその上面
中央部のオープニング部には切れ筋を入れた軟質ポリエ
チレン製のフイルムが貼りつけてある。
るが、本発明はこれらの実施例に制限されるものではな
い。本発明において、以下の実施例で使用されるティシ
ュペーパ収納箱はほとんど２４０ｍｍ×１１４ｍｍ×８
４ｍｍの紙製箱であり、そのオープニング部よりティシ
ュペーパは２枚重ねで連続的に引き出されてくるタイプ
のものである。しかしながら、既に上記したように本発
明は１枚ずつ引き出されてくるタイプの収納箱について
も適用できることはいうまでもない。また、比較される
現用タイプのティシュペーパ収納箱ではすべてその上面
中央部のオープニング部には切れ筋を入れた軟質ポリエ
チレン製のフイルムが貼りつけてある。
【００１５】〔実施例１〕実施例１で使用したティシュ
ペーパ収納箱は、未使用状態では、図１に示されている
ようにオープニング部３は、ミシン目２で囲まれたスリ
ットカバー４とミシン目２と折り目６とで囲まれたスリ
ーブ部５（２か所）から構成されている。しかして、該
ティシュペーパ収納箱は組み立てる前に、収納箱の裏面
のスリーブ部５および折り目６を越えて収納箱の部分に
予め裏面に蝋引きを施ごしておいた。ティシュペーパの
引き出しテストに先立ってティシュペーパ収納箱のオー
プニング部３を図２に示すようなオープニング部３に組
み立てた。すなわち、先ずティシュペーパ収納紙製箱１
の上面中央部の短冊形のスリットカバー４をミシン目２
に沿って剥がして、幅５ｍｍ、長さが１１４ｍｍの短冊
形オープニング部３を形成した。続いてスリーブ部５を
ミシン目２に沿って収納紙製箱１から引き裂き、折り目
６で折り曲げるようにして、短冊形オープニング部３の
両側に幅５ｍｍずつのスリーブ部５を紙製箱１の面から
隆起させて（短冊状に観音開きに折り曲げ）オープニン
グ部３を成形した。このスリーブ部５を有するオープニ
ング部３からティシュペーパ収納箱内に収納されている
ティシュペーパの最上段のものの端を引き出すことは容
易であった。以降続いてティシュペーパを２枚重ねで連
続的に引き出してテストした。ティシュペーパ引き出し
抵抗は非常に少なかった。またティシュペーパは最後ま
で切断することなく連続的に引き出すことができ、比較
される現用タイプのティシュペーパ収納箱のオープニン
グ部３の軟質ポリエチレン製のフイルムの切れ筋７から
連続的にティシュペーパを引き出す場合と同様円滑に引
き出すことができた。
ペーパ収納箱は、未使用状態では、図１に示されている
ようにオープニング部３は、ミシン目２で囲まれたスリ
ットカバー４とミシン目２と折り目６とで囲まれたスリ
ーブ部５（２か所）から構成されている。しかして、該
ティシュペーパ収納箱は組み立てる前に、収納箱の裏面
のスリーブ部５および折り目６を越えて収納箱の部分に
予め裏面に蝋引きを施ごしておいた。ティシュペーパの
引き出しテストに先立ってティシュペーパ収納箱のオー
プニング部３を図２に示すようなオープニング部３に組
み立てた。すなわち、先ずティシュペーパ収納紙製箱１
の上面中央部の短冊形のスリットカバー４をミシン目２
に沿って剥がして、幅５ｍｍ、長さが１１４ｍｍの短冊
形オープニング部３を形成した。続いてスリーブ部５を
ミシン目２に沿って収納紙製箱１から引き裂き、折り目
６で折り曲げるようにして、短冊形オープニング部３の
両側に幅５ｍｍずつのスリーブ部５を紙製箱１の面から
隆起させて（短冊状に観音開きに折り曲げ）オープニン
グ部３を成形した。このスリーブ部５を有するオープニ
ング部３からティシュペーパ収納箱内に収納されている
ティシュペーパの最上段のものの端を引き出すことは容
易であった。以降続いてティシュペーパを２枚重ねで連
続的に引き出してテストした。ティシュペーパ引き出し
抵抗は非常に少なかった。またティシュペーパは最後ま
で切断することなく連続的に引き出すことができ、比較
される現用タイプのティシュペーパ収納箱のオープニン
グ部３の軟質ポリエチレン製のフイルムの切れ筋７から
連続的にティシュペーパを引き出す場合と同様円滑に引
き出すことができた。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスリーブ
部を付随させた短冊形のスリット部を有するティシュペ
ーパ収納箱を提供するによって、従来のオープニング部
に切れ筋を入れたプラスチック製のフイルムが貼りつけ
てある構造のティシュペーパ収納箱におけると同様に収
納箱から収納してあるティシュペーパを連続的に引き出
すことができるティシュペーパ収納箱が得られた。本発
明により提供されたティシュペーパ収納箱はすべて均質
の厚紙で構成されているので、収納されていたティシュ
ペーパを使ってしまった廃収納箱は従来のようにプラス
チック製のフイルムを除去することなく簡単に、従って
効率的に回収・再生することができる。
部を付随させた短冊形のスリット部を有するティシュペ
ーパ収納箱を提供するによって、従来のオープニング部
に切れ筋を入れたプラスチック製のフイルムが貼りつけ
てある構造のティシュペーパ収納箱におけると同様に収
納箱から収納してあるティシュペーパを連続的に引き出
すことができるティシュペーパ収納箱が得られた。本発
明により提供されたティシュペーパ収納箱はすべて均質
の厚紙で構成されているので、収納されていたティシュ
ペーパを使ってしまった廃収納箱は従来のようにプラス
チック製のフイルムを除去することなく簡単に、従って
効率的に回収・再生することができる。
【図１】本発明のティシュペーパ収納箱の１例を未使用
の状態で示した斜視図である。
の状態で示した斜視図である。
【図２】スリットカバーを除去しスリーブ部を組み立て
た状態の本発明のティシュペーパ収納箱の１例を使用の
状態で示した斜視図である。
た状態の本発明のティシュペーパ収納箱の１例を使用の
状態で示した斜視図である。
【図３】市販のティシュペーパ収納箱を未使用の状態で
示した斜視図である。
示した斜視図である。
【図４】市販のティシュペーパ収納箱を使用の状態で示
した斜視図である。
した斜視図である。
１ 収納箱 ２ ミシン目 ３ オープニング部 ４ スリットカバー ５ スリーブ部 ６ 折り目 ７ 切れ筋 ８ ポリエチレンフイルム
Claims (1)
- 【請求項１】 長方体の紙製箱の一面の中央部におい
て、予め前記紙製箱の一部を短冊状に除去可能に加工
し、さらに前記短冊状部分の二長辺に平行して両側に、
前記紙製箱の一部をスリーブ部として短冊状に観音開き
に折り曲げ可能に加工し、少なくとも前記スリーブ部の
裏面部分に滑剤を塗布してなることを特徴とするティシ
ュペーパ収納箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11100430A JP2000254035A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | ティシュペーパ収納箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11100430A JP2000254035A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | ティシュペーパ収納箱 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000254035A true JP2000254035A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=14273750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11100430A Pending JP2000254035A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | ティシュペーパ収納箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000254035A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004059150A (ja) * | 2002-09-05 | 2004-02-26 | Jiro Ishida | ティシューボックス等の取り出し口構造 |
| JP2005119751A (ja) * | 2005-01-17 | 2005-05-12 | Daio Paper Corp | 家庭用薄葉紙収納箱 |
| JP2009102078A (ja) * | 2002-10-21 | 2009-05-14 | Oji Paper Co Ltd | 衛生用紙入りカートン |
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| WO2020066717A1 (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-02 | 大王製紙株式会社 | シート包装体 |
-
1999
- 1999-03-04 JP JP11100430A patent/JP2000254035A/ja active Pending
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| JP7098354B2 (ja) | 2018-03-02 | 2022-07-11 | エステー株式会社 | 巻材容器、及び巻材容器の製造方法 |
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| JP2022024200A (ja) * | 2018-09-28 | 2022-02-09 | 大王製紙株式会社 | シート包装体 |
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