JP2009102078A - 衛生用紙入りカートン - Google Patents
衛生用紙入りカートン Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009102078A JP2009102078A JP2009029451A JP2009029451A JP2009102078A JP 2009102078 A JP2009102078 A JP 2009102078A JP 2009029451 A JP2009029451 A JP 2009029451A JP 2009029451 A JP2009029451 A JP 2009029451A JP 2009102078 A JP2009102078 A JP 2009102078A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carton
- cut
- outlet
- paper
- box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 abstract description 9
- 239000013039 cover film Substances 0.000 abstract 1
- 239000010408 film Substances 0.000 abstract 1
- 239000000123 paper Substances 0.000 description 198
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 11
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 8
- 239000011111 cardboard Substances 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 5
- -1 etc.) Substances 0.000 description 4
- 230000001815 facial effect Effects 0.000 description 4
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 4
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 description 4
- 229920001131 Pulp (paper) Polymers 0.000 description 3
- 230000009471 action Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000010893 paper waste Substances 0.000 description 3
- 238000004064 recycling Methods 0.000 description 3
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 2
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 2
- 238000010411 cooking Methods 0.000 description 2
- 238000011161 development Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 239000003292 glue Substances 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 239000002985 plastic film Substances 0.000 description 2
- 229920006255 plastic film Polymers 0.000 description 2
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 230000008569 process Effects 0.000 description 2
- 241001391944 Commicarpus scandens Species 0.000 description 1
- 240000006829 Ficus sundaica Species 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 229910003460 diamond Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010432 diamond Substances 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 239000011499 joint compound Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 239000010816 packaging waste Substances 0.000 description 1
- 239000011087 paperboard Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Cartons (AREA)
Abstract
【解決手段】 細長い取出口を有し、該取出口を有する面の内側にフィルムが配置されていない衛生用紙入りカートンにおいて、該取出口は、取出口が配置されている面の中央部に箱の長手方向に伸びると共に、少なくとも曲線部を有することにより短手方向内側に凸形状の開封用の切込線を有する。開封用の切込線を挟んでその両側に、箱の長手方向に沿って折れ線によって構成されるヒンジ部が配置されている。開封用の切込線と、前記ヒンジ部を構成する折れ線とが、それぞれの端部において、切込線によって接続されている。前記開封用の切込線と、前記ヒンジ部を構成する折れ線と、これらを接続する前記切込線とによって囲まれ、短手方向内側に凸形状の第1フラップ部を形成して、該一対の第1フラップ部は、取出口の開封後に扉として機能するようにした。
【選択図】 図1
Description
なお、本発明でいう「衛生用紙」とは、ティシュペーパー(顔ふき紙、化粧紙などと呼ばれるもの)、ちり紙、ペーパータオル(キッチンペーパーなど)、トイレットペーパー(ロールを除く)、ワッティング(紙綿)などの使い捨て紙を総称する概念である。
このフィルムの中央部には直線状のスリットが設けられ、内容物であるティシュペーパーは、このスリットを通して外部へ引き出される。カートン内部のティシュペーパーは、通例2枚一組として、一組一組が継続して箱から取出せるように交互に折り重ねられて収納され、スリットからティシュペーパー1組が引き出されたときに、次のティシュペーパー1組が箱の内部からスリットに保持される位置まで引き出されるように、所謂ポップアップ方式で折り畳まれている。
箱の内面に貼着した前記フィルムは、取出口の開口面積を小さくすることで外部の塵や異物に対して内容物を保護し、また、ティシュペーパーを外部に取出す際に、フィルムのスリット間での摩擦により所謂ポップアップしたティシュペーパーが箱の内部に落ち込むことを防ぎ、ティシュペーパーを所定位置に保持する役割を果たしている。
また、前例と同様な「フィルムレスティシュカートン」において、箱の長手方向に細長く、ほぼひし形に形成した取出口の長手方向両端部を特定な角度形状に開口させることで、取出し中のティシュペーパーを取出口の両端部で保持できるようにして、箱内部に落ち込みをなくしたティシュペーパー入りカートンが知られている(例えば、特許文献5参照)。
更に、取出口の形状をひし形に限定しないで、取出口の両端縁にスリットを形成してティシュペーパーを挟むようにしたカートンも知られている(例えば、特許文献6参照)。
また、特許文献6のカートンの場合はスリットの入り口が狭いので、ティシュが入り易いと言えないと共に、スリット部の形状が滑らかな形状でないので、ティシュが角部に引っ掛かり易いとも言える。
ところで、前記特許文献1〜6に示したように、ティシュペーパーカートンの多くは、略直方体状の収納箱の一面(通常上面)に、ティシュペーパーを取り出すための取出口を設けるようになっていた。このティシュペーパーカートンは、ティシュペーパーの取出口が上面にしかないため、卓上や床上に置いて上面の取出口からティシュを取出すしか使用の方法がない。そのために箱の内部に収納されたティシュペーパーが少なくなると下の方のものは取出しにくくなる。それを取出すには箱を一方の手でおさえる必要があり、また少ないティシュペーパーを持ち上げるため箱底面に底上げのためのボトムアップ機構を配置しなければならなかった。また、使用の際に、卓上または床上のスペースを取るために場所塞ぎともなっていた。
本発明のさらに別の目的は、ティシュペーパーの取出しの際、カートンの上下2面の何れからも取出すことができ、カートン上下面の差別なく使用できるようにするとともに、カートンの置き方も、平面置き、立て置き(垂直置き)何れも使用可能であり、狭い場所において使用することができ、また、収納されたティシュペーパーの残りが少なくなったときにも、中身のティシュペーパーを取出しやすくしたフィルムレスカートンを提供することである。
本発明の第1は、箱の上下少なくとも一方の面に、箱の長手方向に細長い取出口を有し、該取出口を有する面の内側にフィルムが配置されていない衛生用紙入りカートンにおいて、
該取出口は、取出口を有する面の中央部に、箱の長手方向に間隔を置いて伸びると共に、少なくとも曲線部を有することにより短手方向内側に凸形状の2本または2組の開封用の切込線と、その端部を接続する端部切込線とによって囲まれた帯状切取部を有し、
該帯状切取部を挟んでその両側に、箱の長手方向に沿って折れ線によって構成されるヒンジ部が配置され、
前記2本または2組の開封用の切込線と、前記ヒンジ部を構成する折れ線とが、それぞれの端部において、切込線によって接続されており、
前記開封用の切込線と、前記ヒンジ部を構成する折れ線と、これらを接続する前記切込線とによって囲まれ、短手方向内側に凸形状の一対の第1フラップ部が形成されていることを特徴とする衛生用紙入りカートンである。
また、前記取出口は、曲線状の切込線と曲線状の折れ線とによって囲まれているので、ティシュペーパー等の取出しに際して、従来のようにティシュペーパーが開口部の角部に引っかかって破れることがない。特にティシュペーパーの場合、交互に折り畳んで収納されているため、取り出し時には、取り出されるティシュペーパーの取り出される方向が交互に変化するため、第1フラップ端部の挟み部も交互に入れ替わって挟むことになるが、第1フラップ端部の曲線状の切込線と、切取部端部の端部切取線とは、連続した滑らかな波形状をなしているため、この挟み部間の移動がスムーズに行われることになり、紙の破れや引っ掛かりの防止に優れている。
また、取出口における開口部が小さく、ペーパーを取り出さないときには、2枚のフラップに取出口を閉止する方向に力が作用するので、塵や異物も侵入し難い構造である。
さらに、取出口の内側にフィルムを配置しなくてもよいので、廃棄時に紙製のカートンとフィルムの分別作業が必要なくなり、環境にやさしい製品である。さらに、フィルムを無くすことにより材料費の節約に留まらず、製造工程が短縮でき、省エネルギ、省資源を達成できる。
既に説明した通り本発明は、ティシュペーパー、キッチンペーパーなどの衛生用紙を収納する略直方体形状のカートンであり、少なくとも上面に取出口を有している。この発明において、カートンに収納される衛生用紙は、ティシュペーパー(顔ふき紙、化粧紙などとも称する)、ちり紙、ペーパータオル(キッチンタオル、キッチンシート、あくとりシートと呼ばれる主にキッチンで使用されるペーパーを含んでいる)、トイレットペーパー(但しロールを除く)、ワッティング(紙綿)、などの使い捨て紙である(紙パルプ技術便覧第5版、第459頁参照、1992年1月30日発行、紙パルプ技術協会編集・発行)。本発明においては、これらの使い捨て紙の総称として、衛生用紙と言う語句を用いている。一般に、「ティシュペーパー」と言う語句は、顔ふき紙、トイレットペーパーなどの使い捨て紙全般を指す語句として用いる場合も多いが、狭義では、通常ドライクレープを有し、主に顔拭き用として用いるフェイシャルティシュペーパーに限定して用いており、本明細書では後者を採用した。また、「ペーパータオル」は、ふきん、タオルの代用品としてパルプ繊維を主原料として製造されるペーパーであり、この内、主にキッチンにおいて使用されるものをキッチンペーパーと称している。
本発明における取出口からカートンに収納された衛生用紙を取り出すときには、開封用切込線が1本または1組の場合(第2の実施形態の場合)は、この開封用の切込線を指で押圧開披し、帯状切取部が配置されている場合(第1の実施形態の場合)は、この帯状切取部を切り取った後、その開口した部分から指を入れて、最上部の衛生用紙をつまんで上方に引き出すと、その力に応じて、前記一対の第1フラップ部は前記箱の外側に膨らんだ曲線状の折れ線に沿って、斜め上方に向かって傾斜して立ち上がりながら引き出される。そして、この傾斜角は15〜30度くらいが好ましい。さらにこれに続く次の衛生用紙が、開口した部分から引き出され、前記一対の第1フラップ部の対向辺間は衛生用紙を弾力的に挟み込んで保持する働きもする。勿論、第1フラップ部を指の力で、斜め上方に折り曲げることにより一対の第1フラップ部(扉)を開いて開口部を形成することも可能であり、取出口を確実に形成するためには、このように「指の力」で形成する方が好ましい。
また、前記第1フラップ部の長手方向の長さは、収納されている衛生用紙のカートン長辺方向の長さ(衛生用紙の長さ)に対する比率で表した場合、65〜100%程度であることが好ましく、75〜95%であればさらに好ましい。この比率が小さくなると衛生用紙が破れたりして取り出しが難しくなり、この比率が大き過ぎると取出口より上方に出て保持されるべき衛生用紙が箱内部に落下し易くなるので好ましくない。同様の理由から、前記帯状切取部の長手方向の長さ(中央部の最小となる寸法)は、収納されている衛生用紙のカートン長辺方向の長さに対する比率で表した場合、50〜95%程度であることが好ましく、65〜85%であればさらに好ましい。
また、対向する2面に本発明の構成を有する取出口を配置したカートンを、側面を下にして垂直に立てて使用するとき、両面から衛生用紙が取り出せるばかりでなく、カートンの内側に第1フラップ部を折り曲げて使用すると、中の衛生用紙の束がその重みで湾曲したり、下方にずれ下がるのを防止できるために、衛生用紙の取出し性が向上して、特に狭い場所、例えば自動車のダッシュボード上などにおいて使用するのに便利である。
図1は箱の上下両面に、ティシュペーパー取出口を設けた本発明のカートンの一例を示す展開図である。図2は図1のカートン上面の取出口からティシュペーパー取出すときの使用状態の一例を示す斜視図である。また、図3はその断面図である。さらに図4は、本発明のカートンの取出口に設けるフラップ部に挟持されるティシュペーパーを示した拡大斜視図である。図5は本発明カートンのティシュペーパー取出口にジッパー形式の切れ目を設けた平面図である。図6はカートンのティシュペーパー取出口に直線状スリットを設けた例を示す平面図であり、参考例である。
図7の(a)は、実質的に同一寸法の2本の平行なミシン目からなる2重線(ダブルミシン目線)が1組の切込線として構成されている例であって、上記した2重線(ダブルミシン目線)として構成されている1組の切込線が、帯状切取部13の両側にそれぞれ配設されている例を示す平面図である。
また、図7の(b)は、ミシン目の切込部の長さが長短異なる2本の平行なミシン目からなる2重線が1組の切込線として構成され、該2重線におけるそれぞれのミシン目の切込部が千鳥状配置となるように、位相をずらして交互に位置するように配置された例であって、上記した千鳥状に配置した長短異なる長さの切込部を有する平行なミシン目からなる1組の切込線が、帯状切取部13の両側にそれぞれ配設されている例を示す平面図である。
さらに、図7の(c)は、図7の(b)に示したミシン目の部分拡大図である。
そして、前記2本のミシン目状の切込線11a、11bと、端部切込線12a、12bとによって囲まれた帯状切取部13が、上面板1と下面板2の中央部の長手方向にそれぞれ形成されている。
また、前記帯状切取部13の両側には、箱の長手方向に伸び、かつ箱の外側に向かって膨らんだ曲線状折れ線14a、14bによって構成されたヒンジ部を形成し、前記開封用の切込線11a、11bは、前記ヒンジ部を構成する曲線状折れ線14a、14bの両端部に、曲線状の切込線15aと15bによって連結されている。
また、前記切取部13の両端の端部切込線12a、12bと、曲線状切込線15a、15bとにより囲まれた舌片状の突起部は、その付け根部分に、箱の短辺に平行な折れ線18を配置して第2フラップ部17を形成している。
このように、第2フラップ部の曲線部(曲線状切込線15a、15b、端部切込線12a、12b)と、カートン開口部の曲線状縁部(切込線15a、15b)とは、連続した滑らかな波形状をなしており、この波形状の曲線部と、第1フラップ端部の曲線部(曲線状切込線15a、15b)とにより、カートンから取り出すティシュペーパー等の衛生用紙を挟み、滑らかに取り出しできると共に、カートン内部への紙の落下を防止することができる。特に、ティシュペーパーのように、交互に折り畳んで収納されている場合は、取り出し時に、取り出されるティシュペーパーの取り出し方向が交互に変化するため(図3参照)、第1フラップ端部の挟み部も交互に入れ替わって(15a側と15b側に交互に入れ替わること)挟むことになるが、上述したように、第2フラップ部等により形成される連続した滑らかな波形状により、この挟み部間をティシュペーパーがスムーズに移動することができ、紙の破れや引っ掛かりの防止に優れている。
また、図7の(b)は、帯状切取部13の両側に長短異なる長さの切込部を有する2本のミシン目を平行に配置し、かつそれぞれのミシン目の切込部を千鳥状に配置した例を示しており、長い切込部を有するミシン目がカートンの内側に位置し、短い切込部を有するミシン目がカートンの外側に位置するように配置されている。このような切込部の長さの異なる2種類のミシン目を千鳥状に配置すると、帯状切取部を指で摘んで切り取るとき、ミシン目に沿って凹凸状の切り口が形成されるため見栄えがよく、帯状切取部の縁が毛羽立ったり、ささくれ立ったりすることがなく、不均一なギザギザの切断面にならないので体裁がよい。また、帯状切取部を切り取るとき少ない力で簡単に裂開できるので開け易く、切り裂き時の音も小さくできる。さらに本発明のカートンを、古紙を主体とする多層抄き白板紙で製造したときも、前記のとおり帯状切取部の縁を比較的なめらかに綺麗に切り取ることができるので、印刷や色彩を施した周囲の紙の上層部を薄く剥がし取ること無く切取ることができる(紙層剥離が防止できる)。さらにまた、帯状切取部13の両側に千鳥状配置となるようした長短異なる長さの切込部を有する2本の平行なミシン目からなる切込線は、内側のミシン目の切込部を長く、外側のミシン目の切込部を短く形成させたので、帯状切取部を切り取るとき、帯状切取部の縁が凹凸状に綺麗に切り裂けるので、切り口の見栄えがよくなるものである。
また、2本のミシン目の切込部m、nの間隔iは0.2〜1mmであることが好ましい。2本のミシン目のそれぞれの切込部m、nの間隔iが0.2mm未満になると、帯状切取部の強度が低下し、輸送中あるいは保存中の衝撃により帯状切取部が破れ易くなり、1mmを超えて長くなると、帯状切取部を切り取り難くなる。
さらに、長い切込部mを有するミシン目における隣接する切込部m間の距離h(つなぎ部の長さ)は、短い切込部nを有するミシン目の切込部nの長さeと同程度の長さとし、また、短い切込部nを有するミシン目における隣接する切込部n間の距離g(つなぎ部の長さ)は、長い切込部mを有するミシン目の切込部mの長さdと同程度の長さに設定して、2本のミシン目の長短の切込部mとnを千鳥状に配置することが好ましいが、2本のミシン目のそれぞれの切込部の長さを調節して若干重ね代をもたせるように構成しても良い。長い切込部mを有するミシン目における隣接する切込部m間の距離h(つなぎ部の長さ)は0.5〜3mmであることが好ましく、また、短い切込部nを有するミシン目における隣接する切込部n間の距離g(つなぎ部の長さ)は1〜6mmであることが好ましい。
また、各ミシン目の切込部m、nの幅fは0.5〜3mmであることが好ましい。
さらにこれに続く次のティシュペーパーが、開口した部分から引き出され、前記一対の第1フラップ部の対向辺間と、第1フラップ部の両端部と第2フラップ部との対向辺間、及び箱の開口端縁間に弾力的に挟み込まれてポップアップ状態に保持される。
また、前記一対の第1フラップ部16、16は、ヒンジとなる折れ線14a,14bをカートン上面の長辺側の外側に向かって膨らんだ円弧状とすることにより、このものには斜め上方に開いた時に閉じ傾向(折り曲げ前の状態に戻ろうとする力)が働く。このために、取出中のティシュペーパーを一対の第1フラップ部と第2フラップ部で弾力的に挟んで開口部の所定位置に保持する力が働くと共に、中身のティシュペーパーが少なくなっても、ティシュペーパーがカートン内部へ落下するのを防止する。ティシュペーパーを取り出さない時には、第1フラップ部が折り曲げ前の状態に戻ろうとしてカートンの蓋の役割をはたし、外部の塵や異物の侵入を防止する。
また、カートンを開封する際に、帯状切取部13が破断したり、開口部の周辺部に切れ目が生じたりしないようにするためには、カートンの材質を考慮する必要がある。本発明におけるカートンは、木材パルプ、古紙などを原料とする厚紙により製造することが好ましく、この場合、JISP8116−2000に規定する引裂強度が、縦方向2500〜2900mN、横方向3000〜3400mNの範囲であることが好ましい。引裂強度が低すぎると破断し易く、必要以上に引裂強度があると開口部が形成しにくくなったりするため、好ましくない。尚、従来の衛生用紙入りカートンにおいては、JISP8116−2000に規定する引裂強度が、縦方向2300mN程度、横方向2800mN程度の厚紙が使用されており、本発明においては、取出口の構造上、従来より強度アップした厚紙を使用することが好ましいと言える。
このようなスタンド部材を使用すると、カートンの置き場所に困らず、ティシュペーパーの取出しの際、特に、上下両面取出し構造の場合、効果が大きく、ティシュペーパーの取出し操作性は向上する。
6,7 端面板 8, 9 内フラップ 10 取出口
11a、11b 切込線 12a,12b 端部切込線
13 帯状切取部 14a、14b 曲線状折れ線(ヒンジ部)
15a、15b 曲線状切込線 16 第1フラップ部
17 第2フラップ部 18 折れ線 19 小さな略円弧状切込線
30 摘み部用折れ線 31 摘み部
S スタンド部材 C カートン
d 長い切込部を有するミシン目における切込部の長さ
e 短い切込部を有するミシン目における切込部の長さ
f ミシン目の切込部の幅
g 短い切込部を有するミシン目における隣接する切込部間の距離(短い切込部を有するミシン目におけるつなぎ部の長さ)
h 長い切込部を有するミシン目における隣接する切込部間の距離(長い切込部を有するミシン目におけるつなぎ部の長さ)
i 2本のミシン目の切込部mとnの間の間隔
m 長い切込部 n 短い切込部
Claims (4)
- 箱の上下少なくとも一方の面に、箱の長手方向に細長い取出口を有し、該取出口を有する面の内側にフィルムが配置されていない衛生用紙入りカートンにおいて、
該取出口は、取出口を有する面の中央部に、箱の長手方向に間隔を置いて伸びると共に、少なくとも曲線部を有することにより短手方向内側に凸形状の2本または2組の開封用の切込線と、その端部を接続する端部切込線とによって囲まれた帯状切取部を有し、
該帯状切取部を挟んでその両側に、箱の長手方向に沿って折れ線によって構成されるヒンジ部が配置され、
前記2本または2組の開封用の切込線と、前記ヒンジ部を構成する折れ線とが、それぞれの端部において切込線によって接続されており、
前記開封用の切込線と、前記ヒンジ部を構成する折れ線と、これらを接続する前記切込線とによって囲まれ、短手方向内側に凸形状の一対の第1フラップ部が形成されていることを特徴とする衛生用紙入りカートン。 - 前記箱の長手方向に沿って配置されるヒンジ部を構成する折れ線は、箱の長手方向に沿って外側に向かって膨らんだ曲線状であることを特徴とする請求項1に記載の衛生用紙入りカートン。
- 前記帯状切取部両端の端部切込線は、箱の内側に向かって膨らんだ曲線状に形成され、前記開封用の切込線の端部と前記ヒンジ部を構成する折れ線の端部とを接続する前記切込線は、箱の外側に向かって膨らんだ曲線状に形成されることにより、これら二つの切込線は連続した波形状をなし、この波形状の切込線により形成される取出口端縁部と、前記第1フラップ部の端縁部とが、取り出し中の紙を摩擦力によって保持する挟み部として機能することを特徴とする請求項1または請求項2に記載した衛生用紙入りカートン。
- 前記帯状切取部を構成する2本または2組の切込線の間隔は、取出口開封前に、間隔の狭い部分において、5〜20mmであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載した衛生用紙入りカートン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009029451A JP4911327B2 (ja) | 2002-10-21 | 2009-02-12 | 衛生用紙入りカートン |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002306145 | 2002-10-21 | ||
JP2002306145 | 2002-10-21 | ||
JP2003092366 | 2003-03-28 | ||
JP2003092366 | 2003-03-28 | ||
JP2009029451A JP4911327B2 (ja) | 2002-10-21 | 2009-02-12 | 衛生用紙入りカートン |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003345584A Division JP4324774B2 (ja) | 2002-10-21 | 2003-10-03 | 衛生用紙入りカートン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009102078A true JP2009102078A (ja) | 2009-05-14 |
JP4911327B2 JP4911327B2 (ja) | 2012-04-04 |
Family
ID=40704268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009029451A Expired - Lifetime JP4911327B2 (ja) | 2002-10-21 | 2009-02-12 | 衛生用紙入りカートン |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4911327B2 (ja) |
HK (1) | HK1061833A1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018052559A (ja) * | 2016-09-29 | 2018-04-05 | 大王製紙株式会社 | ティシュペーパー包装製品 |
JP2019099225A (ja) * | 2017-12-01 | 2019-06-24 | 王子ホールディングス株式会社 | 収納箱 |
WO2023113767A1 (en) * | 2021-12-13 | 2023-06-22 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Sustainable dispenser for sheet materials |
WO2024112622A1 (en) * | 2022-11-23 | 2024-05-30 | Graphic Packaging International, Llc | Carton with dispenser |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63144492A (ja) * | 1986-12-05 | 1988-06-16 | Alps Electric Co Ltd | メモリアクセス方式 |
JPH03100011U (ja) * | 1990-01-26 | 1991-10-18 | ||
JPH0480878A (ja) * | 1990-07-23 | 1992-03-13 | Nec Corp | 半導体集積回路のレイアウト設計方法 |
JP2000254035A (ja) * | 1999-03-04 | 2000-09-19 | Stone Container Japan Kk | ティシュペーパ収納箱 |
-
2004
- 2004-07-03 HK HK04104787.5A patent/HK1061833A1/xx not_active IP Right Cessation
-
2009
- 2009-02-12 JP JP2009029451A patent/JP4911327B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63144492A (ja) * | 1986-12-05 | 1988-06-16 | Alps Electric Co Ltd | メモリアクセス方式 |
JPH03100011U (ja) * | 1990-01-26 | 1991-10-18 | ||
JPH0480878A (ja) * | 1990-07-23 | 1992-03-13 | Nec Corp | 半導体集積回路のレイアウト設計方法 |
JP2000254035A (ja) * | 1999-03-04 | 2000-09-19 | Stone Container Japan Kk | ティシュペーパ収納箱 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018052559A (ja) * | 2016-09-29 | 2018-04-05 | 大王製紙株式会社 | ティシュペーパー包装製品 |
JP2019099225A (ja) * | 2017-12-01 | 2019-06-24 | 王子ホールディングス株式会社 | 収納箱 |
WO2023113767A1 (en) * | 2021-12-13 | 2023-06-22 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Sustainable dispenser for sheet materials |
WO2024112622A1 (en) * | 2022-11-23 | 2024-05-30 | Graphic Packaging International, Llc | Carton with dispenser |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4911327B2 (ja) | 2012-04-04 |
HK1061833A1 (en) | 2004-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5041806B2 (ja) | 家庭用衛生薄葉紙の収納箱 | |
JP4248431B2 (ja) | 衛生用紙入りカートン | |
EP2233406B1 (en) | Sanitary tissue paper containing box | |
JP4681251B2 (ja) | 衛生用紙入りカートン | |
JP4911327B2 (ja) | 衛生用紙入りカートン | |
JP4324774B2 (ja) | 衛生用紙入りカートン | |
JP5285932B2 (ja) | 包装容器 | |
JP2007112503A (ja) | 衛生用紙収納用カートン | |
JP4836600B2 (ja) | 衛生用紙収納用カートン | |
JP4515152B2 (ja) | 表示機能を有する衛生用紙入りカートン | |
JP2006027648A (ja) | 積層紙類の包装容器とその製造方法 | |
JP4772500B2 (ja) | 解体性に優れた衛生用紙包装箱 | |
JP2004352336A (ja) | 衛生用紙入りカートン | |
JP4929030B2 (ja) | 衛生用紙収納用カートン | |
JP2008195420A (ja) | 衛生用紙束、カートン入り衛生用紙及びその製造方法 | |
JP4861230B2 (ja) | 衛生用紙収納用カートン | |
JP2007145355A (ja) | 衛生用紙入りカートン | |
JP4870596B2 (ja) | 包装用箱 | |
JP4429382B2 (ja) | 衛生薄葉紙収納箱 | |
JP2005313909A (ja) | フィルムを剥がし易くした衛生用紙のカートン | |
JP5237738B2 (ja) | 衛生薄葉紙収納箱 | |
JP2006160293A (ja) | 衛生用紙のカートン | |
JP2007145356A (ja) | 衛生用紙入りカートン | |
JP2022083942A (ja) | 衛生用紙シートセット積層体収納容器 | |
JPH0120305Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090213 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110520 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110531 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110727 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20110727 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111221 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120103 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4911327 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |