JP2000253729A - コンバインの異常警報装置 - Google Patents

コンバインの異常警報装置

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JP2000253729A
JP2000253729A JP6230499A JP6230499A JP2000253729A JP 2000253729 A JP2000253729 A JP 2000253729A JP 6230499 A JP6230499 A JP 6230499A JP 6230499 A JP6230499 A JP 6230499A JP 2000253729 A JP2000253729 A JP 2000253729A
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JP
Japan
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switch
horn
lamp
turned
output
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6230499A
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English (en)
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Hiroshi Iwamoto
岩本  浩
Masakazu Hirose
雅一 広瀬
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】刈取り作業中にエンジンの回転数が急激に低下
したときは、既存のホーンやモニタランプを使用してオ
ペレータに異常を報知し、速かに対応できるようにす
る。 【解決手段】脱穀スイッチ15と刈取スイッチ13と穀
稈センサ12がいずれもオンで、オルタネータ11のパ
ルス数が所定量、例えば15180±20パルス/分
(エンジン回転数2300rpm相当)以下のときは、
負荷ランプM7とホーンHに400ms周期で50ms
幅のパルスを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホーンと異常を表
示するモニタランプを備えるコンバインの異常警報装置
に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】刈取り作業中に負荷が
増大してエンジンの回転数が落ちると、エンジンを動力
とする刈取り、搬送、脱穀などの作業に制御遅れが発生
し、穀稈の引継部が詰まってエンジン故障や劣化の原因
となる。特に、刈取り開始直後は、作業負荷が増大して
エンジンの回転数が急激に落ち込みやすい。
【0003】従来は、オペレータがエンジンの音を聴い
てこのようなエンジン回転数の異常低下を察知し、車速
を下げることにより負荷を軽くしてエンジンの回転数を
回復させていた。
【0004】そこで本発明は、刈取り作業中にエンジン
の回転数が急激に低下したときは、既存のホーンやモニ
タランプを使用してオペレータに異常を報知し、速かに
対応できるようにすることを目的になされたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は以下のように構成した。
【0006】すなわち、ホーンと異常を表示するモニタ
ランプを備えるコンバインにおいて、 刈取り作業中を
検出する刈取り作業中検出手段と、エンジン回転数を検
出するエンジン回転数検出手段と、を備え、刈取り作業
中にエンジン回転数が所定値以下に下がったときは、ホ
ーンを鳴動してモニタランプを点灯することを特徴とす
る異常警報装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0008】図1に、本発明を実施したコンバインのメ
ータパネルの概略図を示す。メータパネルPは、上方に
チャージランプM1と、エンジンオイルランプM2と、
水温ランプM3と、燃料ランプM4を配置し、右方に籾
ランプM5と、排藁ランプM6と、負荷ランプM7と、
エンジン緊急停止ランプM8を配置する。それぞれのモ
ニタランプは、作業の安全確保、機械系の破損を防止す
るため、図2に示すように、異常の内容を点灯あるいは
点滅によって知らせ、異常の程度によってはブザーの鳴
動とエンジン停止を併せて行う。
【0009】図3に、本発明を実施したコンバインの異
常警報装置のブロック図を示す。異常警報装置は、コン
トロールボックス1の入力側にオルタネータ(単相交流
同期発電機)11と、穀稈センサ12と、刈取スイッチ
13と、ホーンスイッチ14と、脱穀スイッチ15を接
続し、出力側にホーンHと負荷ランプM7を接続する。
【0010】本発明を実施したコンバインの異常警報装
置は以上のような構成で、脱穀スイッチ15と刈取スイ
ッチ13と穀稈センサ12がいずれもオンで、オルタネ
ータ11のパルス数が所定量、例えば15180±20
パルス/分(エンジン回転数2300rpm相当)以下
のときは、負荷ランプM7とホーンHに400ms周期
で50ms幅のパルスを出力する。
【0011】ホーンパルスを出力しているとき、ホーン
スイッチ14がオンからオフに切換わった場合は、ホー
ンパルスの出力を停止する。このため、既存のホーンス
イッチ14を押すことによって異常警報のホーンを停止
できるので、コストアップやトラブル発生の要因となる
部品点数の増加を抑えることができる。また、ホーンパ
ルスを出力するときのオルタネータ11のパルス数は、
書き替え可能に不揮発性メモリに記憶する。これによ
り、ホーンパルスを出力するエンジン回転数を販売店サ
イドで圃場の状況に応じて設定できる。
【0012】次に、本発明に関連して、センサやスイッ
チ類の動作確認を行うセンサチェックについて説明す
る。図4に示すように、キースイッチをオンした後2.
5秒以内にホーンスイッチとパワステスイッチ右を同時
にオンして2.5秒間保持すると、センサチェックモー
ドに移行し、1秒間すべてのランプとホーンが出力され
る。キースイッチをオフにするとセンサチェックモード
が解除される。このように既存のスイッチを使用する
と、操作が容易で、センサチェック用のスイッチも不要
なので経済的である。
【0013】センサチェックは、センサのアクチュエー
タやスイッチを手で動かしてみて、正常かどうかを調べ
る。デジタル信号の場合は、センサやスイッチ類がオン
からオフ、あるいはオフからオンに変化したとき100
msホーンが出力される。アナログ信号の場合は、図5
に示すように、主変速ポジションセンサなどの出力電圧
値に応じて所定のモニタランプが点灯される。これによ
り、アナログ信号の出力が全ストローク確認できるの
で、良否判定の精度が向上する。
【0014】次に、本発明に関連して、各種出力回路の
動作確認を行う出力チェックについて説明する。図6に
示すように、キースイッチをオンした後2.5秒以内に
ホーンスイッチとパワステスイッチ左を同時にオンして
2.5秒間保持すると、出力チェックモードに移行し、
1秒間すべてのランプとホーンが2回出力される。そし
て、各種出力回路に順番に信号が出力され、同時に所定
のモニタランプとホーンが出力される。これにより、各
種出力回路の出力異常を確認できる。ただし、オルタネ
ータ入力からエンジンの状態を判断し、運転中の場合は
出力チェックモードに移行しない。
【0015】次に、本発明に関連して、フロントパネル
内にコントロールボックスを収容して配線を短くする構
成について説明する。この構成は、図7に示すように、
メータパネルPの下にコントロールボックス1を配置し
てメータパネルPとの配線を短くし、これにより、電圧
ロスや配線重量を減らしている。この構成は、また、配
線が短いので、テスタによる配線チェックが容易にな
り、トラブルシューティングが短時間で行えるようにな
る。
【0016】次に、本発明に関連して、主変速レバーの
刈取駆動を行うレバー位置と、後進時にブザーを鳴らす
レバー位置と、後進時に刈取部を上昇するレバー位置を
設定項目とし、それぞれの設定項目に対応するレバー位
置をEEPROMに記憶する構成について説明する。
【0017】この構成は、電源投入後2.5秒以内にホ
ーンスイッチを2.5秒間オンにすると、書き込みモー
ドに移行し、所定のモニタランプが点灯する。ここで、
パワステレバーを左右に傾動して設定項目のメニューを
切換える。メニューを切換える毎に設定項目に対応する
所定のモニタランプが点灯する。これにより、現在の設
定項目を知ることができる。
【0018】設定項目を選択したら、次に、図8に示す
ように、主変速レバーを動かしてレバー位置を目標に位
置付け、ホーンスイッチをオンにする。ホーンスイッチ
をオンにすると、100ms後にEEPROMにデータ
が書き込まれ、書き込み終了後にホーンが100ms鳴
動する。
【0019】この構成は、それぞれのレバー位置にリミ
ットスイッチを配置するより調整が容易で、リミットス
イッチに比べ設定位置がずれない。
【0020】次に、本発明に関連して、1つのリミット
スイッチで刈取部上昇出力と自動扱深さ制御を停止する
リレー回路について説明する。
【0021】このリレー回路は、図9に示すように、穀
稈センサ12と、自動扱深さ制御を開始する速度を検出
する速度スイッチ16がオンのとき、NCリレー接点1
7を通って自動扱深さ制御ユニット18が作動する。後
進時の刈取部上昇出力を選択するバックアップスイッチ
19と刈取スイッチ20がオンで、主変速レバーの後進
スイッチ21がオンになると、NOリレー接点22のリ
レーコイル23に電流が流れてNOリレー接点22がオ
ンになり、刈取上げソレノイド24に電流が流れて刈取
部が上昇する。刈取部が設定高さまで上昇すると、上限
スイッチ25がオンになり、NCリレー接点17のリレ
ーコイル26に電流が流れてNCリレー接点17がオフ
になり、穀稈センサ12と速度スイッチ16のラインが
切断されて自動扱深さ制御ユニット18が停止する。
【0022】このリレー回路は、刈取部上昇出力停止用
と自動扱深さ制御停止用のリミットスイッチが1つでよ
いので、部品コストを節約して調整を容易にする。
【0023】このリレー回路は、速度スイッチ16と、
バックアップスイッチ19と、刈取スイッチ20の3つ
のリミットスイッチを使用して主変速レバーのレバー位
置を検出しているが、これらのスイッチの代わりに主変
速レバーにポテンショメータを取り付けてそれぞれのレ
バー位置を検出してもよい。これにより、3つのリミッ
トスイッチが不要になるので、構成部品の点数を減らし
て信頼性を高め、スイッチ調整に要する工数を削減する
ことができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の異常警報
装置は、刈取り作業中にエンジン回転数が所定値以下に
下がったときは、ホーンを鳴動してモニタランプを点灯
する。従って、本発明によれば、従来はオペレータが耳
で判断していたエンジン回転数の異常低下を発生と同時
に知ることができるので、速やかに対応してエンジン回
転数の低下が原因で起こるさまざまなトラブルを早めに
回避できる。また、既存のホーンやモニタランプを使用
するので、コストアップせずに改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したコンバインのメータパネルの
概略図である。
【図2】モニタランプと異常内容の対応表である。
【図3】本発明を実施したコンバインの異常警報装置の
ブロック図である。
【図4】センサチェック時のモニタランプの点灯を示す
図である。
【図5】主変速ポジションとモニタランプの点灯を示す
図である。
【図6】出力チェック時のモニタランプの点灯を示す図
である。
【図7】フロントパネル内にコントロールボックスを収
容した図である。
【図8】レバー位置をEEPROMに記憶するタイムチ
ャートである。
【図9】刈取部上昇出力と自動扱深さ制御を停止するレ
ー回路の接続図である。
【符号の説明】
1 コントロールボックス 11 オルタネータ 12 穀稈センサ 13 刈取スイッチ 14 ホーンスイッチ 15 脱穀スイッチ 16 速度スイッチ 17 NCリレー接点 18 自動扱深さ制御ユニット 19 バックアップスイッチ 20 刈取スイッチ 21 後進スイッチ 22 NOリレー接点 23 リレーコイル 24 刈取上げソレノイド 25 上限スイッチ 26 リレーコイル M1 チャージランプ M2 エンジンオイルランプ M3 水温ランプ M4 燃料ランプ M5 籾ランプ M6 排藁ランプ M7 負荷ランプ M8 エンジン緊急停止ランプ P メータパネル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホーンと異常を表示するモニタランプを
    備えるコンバインにおいて、 刈取り作業中を検出する刈取り作業中検出手段と、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、
    を備え、 刈取り作業中にエンジン回転数が所定値以下に下がった
    ときは、ホーンを鳴動してモニタランプを点灯すること
    を特徴とする異常警報装置。
JP6230499A 1999-03-09 1999-03-09 コンバインの異常警報装置 Withdrawn JP2000253729A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20060509