JP2000253719A - 田植機 - Google Patents

田植機

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JP2000253719A
JP2000253719A JP11064639A JP6463999A JP2000253719A JP 2000253719 A JP2000253719 A JP 2000253719A JP 11064639 A JP11064639 A JP 11064639A JP 6463999 A JP6463999 A JP 6463999A JP 2000253719 A JP2000253719 A JP 2000253719A
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fertilizer
planting
sensor
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seedling
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Kenji Fujii
藤井  健次
Yoshihide Miyanishi
吉秀 宮西
Tomio Tanaka
富穂 田中
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    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 苗残量の低下、肥料残量の低下、各条クラッ
チの切り状態、植付クラッチの切り状態を誤認識なく確
実に把握できる田植機を構成する。 【解決手段】 苗残量の低下を表示する苗切れランプ4
3、肥料残量の低下を表示する肥料切れランプ44、各
条クラッチの切り状態の切り状態を表示するあぜぎわラ
ンプ45、植付クラッチの切り状態をを表示するうえつ
けランプ46夫々をパネルPの中央位置で、他のランプ
47,48,49,50,51より表示面積が大きいも
のを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行機体のエンジ
ンからの動力で苗載せ台に載置された苗を圃場面に植付
る複数条植え用の苗植付装置と、この苗植付装置による
苗の植付作動時に肥料貯留部に貯留した肥料を圃場面に
供給する施肥装置とを備えた田植機に関し、詳しくは、
苗載せ台に載置された苗の残量低下や苗植付装置に動力
を伝えるクラッチの状態等を作業者に認識させるための
表示技術に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のように構成された田植機として特
開平9‐149705号公報に示されるものが存在し、
この従来の技術では運転座席の前部に配置されたパネル
部に対して作業に必要なメータやランプ類が備えられて
いる。又、この従来の技術では施肥装置の肥料の残量低
下時に点灯する「肥料切れ」ランプと、マット状苗の残
量の低下時に点灯する「苗切れ」ランプと、各条クラッ
チの切り操作時に点灯する「あぜぎわ」ランプと、植付
クラッチの切り操作時に点灯する「植付クラッチ」ラン
プとがパネル部の中央位置に配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】田植機による苗の植付
作業を考えるに、施肥装置は苗の植付箇所の近傍位置の
圃場面下に肥料の供給を行うため、肥料が消費され尽く
したことに気付かずに苗の植付を継続した場合には、施
肥された領域と施肥されなかった領域とを視覚的に判別
することは困難であり、仮に施肥されなかった領域を判
別できた場合でも苗が移植された状態の圃場面下に肥料
を供給する作業を別途行うことは極めて困難となる。
又、複数の植付条のうちの1条でも苗が消費され尽くし
たことに気付かずに苗の植付作業を行った場合には、そ
の1条の植付箇所に苗が植付られず、この箇所に対して
人為的に苗を植付ける作業を行う必要が生ずる。又、苗
植付装置における複数の植付条の全てを作動させて植付
を行うべき領域において誤って各条クラッチを切り状態
に設定したまま苗の植付作業を行った場合にも、前述と
同様に切り状態の各条クラッチに対応する植付条で苗の
植付が行われず、この箇所に対して人為的に苗を植付け
る作業を行う必要が生ずる。又、誤って植付クラッチを
切り状態に設定したまま植付作業を行った場合には全条
での植付が行われないものとなり、同じ領域に機体を再
度走行させて植付作業をやり直す必要を生ずるものであ
った。このように、肥料残量の低下、苗残量の低下、各
条クラッチの切り状態、植付クラッチの切り状態を把握
することは、田植機に備えられた他の機器の状態を把握
することより重要であり、従来の技術ではこれらを表示
するランプをパネル部の中央位置に配置して視認性を高
めたものとなっている。
【0004】しかし、従来の技術のようにパネル部の中
央位置に重要な情報を報知するランプを配置しても、こ
のランプの周囲に同じ大きさのランプが配置されるもの
では、ランプの点灯時に何れのランプが点灯したのか把
握し難く、誤認識に繋がることもあり改善の余地があ
る。
【0005】本発明の目的は、肥料残量の低下、苗残量
の低下、各条クラッチの切り状態、植付クラッチの切り
状態を誤認識なく確実に把握できる田植機を合理的に構
成する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴(請
求項1)は、走行機体のエンジンからの動力で苗載せ台
に載置された苗を圃場面に植付ける複数条植え用の苗植
付装置と、この苗植付装置による苗の植付作動時に肥料
貯留部に貯留した肥料を圃場面に供給する施肥装置とを
備えた田植機であって、前記エンジンからの動力を苗植
付装置に伝える伝動系に介装した植付クラッチの状態を
検出する植付クラッチセンサと、苗植付装置の複数の植
付系に動力を伝える伝動系に介装した各条クラッチの状
態を検出する各条クラッチセンサと、苗植付装置の苗載
せ台に載置された複数条の苗の残量低下を検出する苗残
量センサと、施肥装置の肥料貯留部の肥料の残量低下を
検出する肥料残量センサとを備えると共に、これらから
の情報を独立して表示する複数の主表示部をパネルに備
え、この主表示部の表示形態を、該田植機の複数箇所に
備えたセンサからの情報を表示する複数の副表示部より
強調して表示できるよう構成してある点にあり、その作
用、及び、効果は次の通りである。
【0007】本発明の第2の特徴(請求項2)は請求項
1において、前記主表示部の表示面積が副表示部の表示
面積より大きく設定されると共に、この複数の主表示部
が前記パネルの中央位置に配置されている点にあり、そ
の作用、及び、効果は次の通りである。
【0008】本発明の第3の特徴(請求項3)は請求項
1において、前記植付クラッチセンサと、前記各条クラ
ッチセンサと、前記苗残量センサとからの情報が入力す
ることで夫々に対応した主表示部を制御する第1制御装
置を備えると共に、前記肥料残量センサからの情報が入
力することで肥料残量センサに対応した主表示部を制御
する第2制御装置を備えている点にあり、その作用、及
び、効果は次の通りである。
【0009】本発明の第4の特徴(請求項4)は請求項
3において、前記肥料残量センサが前記施肥装置に用い
られる肥料の種類によって異なる検出情報を出力するも
のが使用されると共に、前記第2制御装置に対し施肥装
置に用いられる肥料の種類に対応した信号を入力するこ
とで、この信号に基づいて肥料残量センサからの何れの
形態の信号からでも肥料の残量を判別させる切換手段を
備えている点にあり、その作用、及び、効果は次の通り
である。
【0010】〔作用〕上記第1の特徴によると、植付ク
ラッチセンサで検出される植付クラッチの状態、各条ク
ラッチセンサで検出される各条クラッチの状態、苗残量
センサで検出される苗の残量低下、肥料残量センサで検
出される肥料貯留部の肥料の残量低下が主表示部のパネ
ルに対して副表示部の表示より強調して表示されるの
で、植付クラッチの切り状態、各条クラッチの切り状
態、苗の残量低下、肥料の残量低下夫々の判別を容易、
確実に行えるものとなる。
【0011】上記第2の特徴によると、表示面積の大き
い主表示部をパネルの中央位置に配置してあるので、大
面積でパネル中央位置の主表示部の視認性を高めて植付
クラッチの切り状態、各条クラッチの切り状態、苗の残
量低下、肥料の残量低下夫々の判別を一層容易、確実に
行えるものとなる。
【0012】上記第3の特徴によると、該田植機のよう
に施肥装置を備えたものでは、例えば施肥装置を備えな
い田植機に使用される第1制御装置を用いると共に、第
2制御装置を付加することで植付クラッチの切り状態、
各条クラッチの切り状態、苗の残量低下、及び、肥料の
残量低下を表示できるものとなる。つまり、施肥装置を
備えない仕様の田植機を構成する場合に施肥装置の肥料
残量の低下を表示し得る高性能の制御装置を用いる無駄
を省くことを可能にしながら、本発明のように施肥装置
を備えた仕様の田植機を構成する場合には、この制御装
置と施肥装置の肥料残量の低下だけを報知し得る比較的
性能が低い制御装置を付加することで、済み、2種の仕
様に対応が可能になるばかりか、植付クラッチの切り状
態、各条クラッチの切り状態、苗の残量低下、肥料の残
量低下を表示する性能の制御装置を開発しないで済むも
のとなる。
【0013】上記第4の特徴によると、施肥装置に用い
られる肥料に対応した信号を第2制御装置に入力するだ
けで、何れの肥料の肥料残量センサからの検出情報であ
っても切換手段が肥料の残量を判別させ得るものとな
る。つまり、肥料残量センサから第2制御装置に対する
入力系を維持したままでも、検出情報が異なるものでも
適正に残量低下を判別できるのである。
【0014】〔発明の効果〕従って、肥料残量の低下、
苗残量の低下、各条クラッチの切り状態、植付クラッチ
の切り状態を誤認識なく確実に把握できる田植機が合理
的に構成されたのである(請求項1)。又、大面積での
表示と表示位置の設定によって肥料残量の低下、苗残量
の低下、各条クラッチの切り状態、植付クラッチの切り
状態を誤認識なく一層容易、確実に把握できるものとな
り(請求項2)、表示のための制御系を簡素化、低廉化
が可能となり(請求項3)、用いる肥料に対応して検出
情報が異なる肥料残量センサを用いる場合でも間違いの
ない判別が可能になったのである(請求項4)。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、ステアリング
操作される駆動型の前車輪1、及び、駆動型の後車輪2
を備えた走行機体3の前部にエンジン4を搭載すると共
に、この走行機体3の前部位置にエンジン4からの動力
が伝えられる静油圧式の無段変速装置Vと、この無段変
速装置Vからの動力が伝えられるミッションケース5と
を配置し、又、走行機体3の後部にミッションケース5
からの動力が伝えられる後車軸ケース6を配置し、走行
機体3の中央部にステアリングハンドル7と運転座席8
とを配置し、走行機体3の後端部に対しリフトシリンダ
9で駆動昇降操作される平行4連型のリンク機構Lを介
して6条植用の苗植付装置Aを連結し、更に、走行機体
3の後部上面位置に施肥装置Bを備えて田植機を構成す
る。
【0016】前記ミッションケース5には左右の前車輪
1,1に動力を伝える差動機構(図示せず)と、単位走
行距離に対する苗植付装置Aの苗植付回数を設定する株
間変速機構(図示せず)とを内蔵すると共に、このミッ
ションケース5から苗植付装置Aに対する動力の伝動と
遮断とを行う植付クラッチC(図12を参照)とを内蔵
している。又、前記後車軸ケース6には左右の後車輪
2,2に動力を伝える伝動機構(図示せず・差動機構は
備えていない)と、この伝動機構からの左右の後車輪
2,2夫々に伝えられる動力を切り操作すると同時に制
動力を作用させる左右のクラッチブレーキ機構10,1
0を内蔵している。
【0017】苗植付装置Aは、走行機体3から伝動軸1
1を介して動力が伝えられる伝動ケース12と、この伝
動ケース12からの動力が分岐して伝えられる3つのチ
ェーンケース13と、夫々のチェーンケース13の後部
の左右位置に備えられたロータリ型の植付機構14とを
有すると共に、マット状苗Wを載置する苗載せ台15
と、接地フロートとしての3つの整地フロート16を備
えて構成され、植付作動時には苗載せ台15に載置した
マット状苗Wの下端から植付機構14に備えた植付爪が
苗を1株ずつ切り出して圃場面Sに植え付ける作動を行
うよう構成されている。
【0018】又、この苗植付装置Aでは図5に示すよう
に3つチェーンケース13,13,13夫々の後部位置
に対して、植付機構14に対する動力の伝動と遮断との
選択を行う各条クラッチD,D,Dを内蔵しており、夫
々の各条クラッチD,D,Dを操作する切換レバー1
7,17,17を運転座席8の側部位置に配置しある。
又、この苗植付装置Aの左右の側部位置には図6に示す
ように先端が圃場面Sに倒伏する作用姿勢と、先端が上
方に引き上げられた格納姿勢とに切換自在なラインマー
カ18,18を備えている。尚、このラインマーカ1
8,18は苗植付装置Aを上限近くまで上昇させた場合
に強制的に格納姿勢に切換られてロック機構(図示せ
ず)によって格納姿勢に保持されるものとなっており、
苗植付装置Aを圃場面Sまで下降させた状態で後述する
強制昇降レバー30の操作でロック機構のロック状態を
解除することで左右のラインマーカ18,18のうちの
一方を選択的に作用姿勢に切換え得るものとなってい
る。
【0019】図1に示すように前記施肥装置Bは粉状、
若しくは、粒状の肥料を貯留する肥料貯留部としての6
条分のホッパー21が備えられると共に、夫々のホッパ
ー21の下方側に位置してホッパー21からの肥料を設
定量づつ下方側に向けて繰り出す6条分の繰出し機構2
2が設けられ、又、繰出し機構22から繰り出された肥
料を、ブロアモータ23Mを備えた送風ブロア23の送
風作用によって6本の施肥ホース24を通して前記整地
フロート16に支持された作溝器25に対して送風案内
するように構成されている。
【0020】図1,図2に示すように、運転座席7の右
側部には苗植付装置Aの昇降制御、前記ミッションケー
ス5に内蔵した前記植付クラッチCの入り切り制御等を
行う昇降レバー28を備え、運転座席8の左側には前記
ミッションケース5内のギヤ式の副変速機構(図示せ
ず)を変速操作する副変速レバー29を備え、ステアリ
ングハンドル7の下方右側部には苗植付装置Aの強制上
昇と接地高さまでの下降とを行う強制昇降レバー30を
備え、運転座席7の前部位置のメータパネルPの左側方
に前記無段変速装置Vの変速を行う主変速レバー31を
備えている。尚、昇降レバー28は中立位置に設定する
ことで苗植付装置Aの昇降を停止させ、この中立位置か
ら後方に操作することで苗植付装置Aを上昇させ、中立
位置から前方に操作することで苗植付装置Aを下降さ
せ、更に、この前方の操作端に操作することで植付クラ
ッチCの入り操作を行うものとなっている。又、強制昇
降レバー30は非操作状態で中立位置に自己保持し、こ
の中立位置から上方に操作することで苗植付装置Aを上
限まで上昇させ、中立位置から下方に操作することで苗
植付装置Aを圃場面Sに接触するレベルまで下降させ、
更に、この下降状態で再度、下方に操作することで植付
クラッチCを入り操作し、中立位置から前後何れかの方
向に操作することで右あるいは左側のラインマーカ18
を作用姿勢に切換えるものとなっている。
【0021】又、ステップ32の左側には踏み操作で主
クラッチ(図示せず)を切り操作する主クラッチペダル
33を配置し、右側には踏み操作で前記左右のクラッチ
ブレーキ機構10,10を制動操作する一対のブレーキ
ペダル34,34を配置してある。尚、図7に示すよう
に、一対のブレーキペダル34,34の反踏面側に軸周
りに揺動自在に連結金具35を備えており、路上走行時
等、一対のブレーキペダル34,34を独立して操作す
る必要がない場合には、連結金具35で一対のブレーキ
ペダル34,34を連結して左右のクラッチブレーキ機
構10,10を同時に制動操作出来るように設定され
る。更に、図1に示すように運転座席8の下方位置には
ステアリングハンドル7が設定角度以上操作された際に
旋回内側のクラッチブレーキ機構10を自動的に制動操
作するAD制動モードに設定するモード切換レバー36
を備えている。
【0022】図3に示すように前記メータパネルPの左
側部に前記エンジン4の冷却水温を指針で表示する水温
メータ41を配置し、右側部に燃料の残量を指針で表示
する燃料残量メータ42を配置し、これらのメータ4
1,42で挟まれる中央位置に対して、苗載せ台15に
載置された苗Wの残量低下を表示する「苗切れ」ランプ
43と、施肥装置Bのホッパー21に貯留された肥料の
残量低下を表示する「肥料切れ」ランプ44と、各条ク
ラッチDの切り状態を表示する「あぜぎわ」ランプ45
と、植付クラッチCの切り状態を「うえつけ」ランプ4
6との4つの主表示部MDを配置し、更に、この下方位
置にバッテリー63(図10を参照)の充電状態の低下
を表示する「充電」ランプ47と、左右のブレーキペダ
ル34,34が前記連結金具36で連結されていないこ
とを表示する「ブレーキペダル」ランプ48と、ステア
リングハンドル7が設定角度以上操作された際に旋回内
側のクラッチブレーキ10を自動的に制動操作するAD
制動モードにあることを表示する「AD」ランプ49
と、前記左右のラインマーカ18,18が夫々とも格納
姿勢にあることを表示する「マーカ」ランプ50と、前
記作溝器25の部位で肥料の詰まりが発生したことを表
示する「詰まり」ランプ51との5つの副表示部SDを
配置してある。同図に示すように夫々のランプの部位に
は表示対象の形をシンボル的に表示する、あるいは、大
きい文字を付することで、ランプの点灯を視覚的に容易
に把握できるよう構成してあり、更に4つの主表示部M
Dの表示面積を5つの副表示部SDより大きくして苗の
植付け作業に重要な表示であることを簡単に判断できる
ように構成してある。
【0023】図4に示すようにメータパネルPのランプ
を表示する制御系が構成され、この制御系では、前記
「肥料切れ」ランプ44と「詰まり」ランプ51とを制
御する系を除いた系が第1制御装置53からの信号で制
御され、「肥料切れ」ランプ44と「詰まり」ランプ5
1とが第2制御装置54からの信号で制御されるよう構
成され、第1制御装置53は図5に示す如く苗載せ台1
5の苗載せ面に備えた6つの苗残量センサ55からの信
号、同図に示す如く前記切換レバー17が各条クラッチ
Dを切る操作位置に操作されたことを検出する3つの各
条クラッチセンサ56からの信号、図12に示す如く植
付クラッチCを操作するアーム57が切り位置に操作さ
れたことを検出する植付クラッチセンサ58からの信
号、図8に示す如くエンジン4の側部に配置されたラジ
エータ59に給排される冷却水の水温を計測する水温セ
ンサ60からの信号、図9に示す如く燃料タンク61に
内蔵された燃料残量センサ62からの信号、図10に示
す如くバッテリー63の電圧を計測する電圧センサ64
からの信号、図7に示す如く前記ブレーキペダル34,
34を連結する連結金具35が連結位置にセットされた
ことを検出するペダルスイッチ65からの信号、図11
に示す如く前記モードレバー36が入り位置にセットさ
れたことを検出するモードレバースイッチ66からの信
号、図6に示す如く前記ラインマーカ18が作用姿勢に
あることを検出する左右のマーカセンサ67からの信号
夫々が入力するよう入力系が形成されると共に、前記
「苗切れ」ランプ43、「あぜぎわ」ランプ45、「う
えつけ」ランプ46夫々の主表示部MDと、「充電」ラ
ンプ47、「ブレーキペダル」ランプ48、「AD」ラ
ンプ49、「マーカ」ランプ50夫々の副表示部SDと
水温メータ41、燃料残量メータ42夫々に対する出力
系が形成されている。
【0024】又、第2制御装置は図1に示す如く、前記
施肥装置Bのホッパー21に備えた6つの肥料残量セン
サ68からの信号、図5に示す如く前記6つの作溝器2
5に備えた詰まりセンサ69からの信号が入力する入力
系が形成されると共に、主表示部MDとしての「肥料切
れ」ランプ44、副表示部SDとしての「詰まり」ラン
プ51夫々に対する出力系が形成されている。尚、第1
制御装置53、第2制御装置54は夫々ともマイクロプ
ロセッサ(図示せず)を備えて構成されると共に、互い
に信号を交換することで連係した作動を行い得るものと
なっている。
【0025】そして、苗載せ台15に載置した6条のマ
ット状苗Wのうち1条でも苗残量の低下を苗残量センサ
55で検出した場合には「苗切れ」ランプ43を点灯さ
せ、施肥装置Bの6条に対するホッパー21のうち1つ
でも肥料残量の低下を肥料残量センサ68で検出した場
合には「肥料切れ」ランプ44を点灯させ、3つの各条
クラッチDのうち1つでも切り状態にあることを各条ク
ラッチセンサ56で検出した場合には「あぜぎわ」ラン
プ45を点灯させ、植付クラッチCが切り位置にあるこ
とを植付クラッチセンサ58で検出した場合には「うえ
つけ」ランプ46を点灯させ、電圧センサ64で電圧低
下を検出した場合には「充電」ランプ47を点灯させ、
ペダルスイッチ65でブレーキペダル34,34同士が
連結されていないことを検出した場合には「ブレーキペ
ダル」ランプ48を点灯させ、モード切換レバー36が
入り位置に設定されていることをモードレバースイッチ
66で検出した場合には「AD」ランプ49を点灯さ
せ、左右のラインマーカ18の夫々とも格納姿勢にある
ことを2つのマーカセンサ67,67で検出した場合に
は「マーカ」ランプ50を点灯させ、6つの作溝器25
のうち1つでも詰まりが発生したことを詰まりセンサ6
9が検出した場合には「詰まり」ランプ51を点灯さ
せ、更に、水温センサ60で計測された冷却水温を水温
メータ41に表示し、燃料残量センサ62で計測された
燃料残量を燃料残量メータ42に表示するよう第1制御
装置53及び第2制御装置54の制御動作が設定されて
いる。
【0026】又、本田植機では粉状、若しくは、粒状の
肥料を用いる前記施肥装置Bに代えて図13に示すよう
に液状や、ペースト状の肥料を用いる施肥装置Bを備え
た場合にも適正な表示を行えるよう制御系が構成されて
いる。つまり、同図に示す施肥装置Bは液状やペースト
状の肥料を貯留するタンク71と、このタンク71から
の肥料を送り出すポンプ72と、このポンプ72からの
肥料を圃場面下に送り出すノズル73とを備えて構成さ
れ、このタンク71には肥料の液面が設定レベル以下ま
で低下したことを検出する肥料残量センサ68と、ノズ
ル73の部位に対する肥料の詰まりを検出する詰まりセ
ンサ69を備えている。又、粉状、若しくは、粒状の肥
料を用いる前記施肥装置Bの肥料残量センサ68は肥料
減少を電圧上昇で出力し、詰まりセンサ69は詰まり発
生を電圧上昇で出力するものであったが、この液状や、
ペースト状の肥料を用いる施肥装置Bでは肥料残量セン
サ68が肥料減少を電圧低下で出力し、詰まりセンサ6
9が詰まり発生を電圧低下で出力するものとなってお
り、このように出力される信号電圧が異なる場合でも正
常な表示を可能にするため第2制御装置54に対して切
り換えスイッチ74からの信号の入力系を形成し、この
使用される施肥装置Bに対応して切換手段としての切換
スイッチ74を操作することで第2制御装置54の処理
形態をソフトウエア的に変更して正常な表示を行えるも
のとしている。
【0027】このように本発明では、苗植付作業時に肥
料残量の低下、苗残量の低下、各条クラッチDの切り状
態、植付クラッチCの切り状態を大きく見やすい位置に
配置された主表示部MDのランプから誤認識なく確実に
把握できるので、ランプの点灯に基づいて、そのランプ
に対応する処置を即座に行える結果、肥料供給が行われ
ず苗の成長不良を発生させたり、苗を植付けずに機体3
を走行させて植付をやり直すことを行う等の不都合を発
生させなくなるのである。又、この大きいランプの近傍
位置に配置した副表示部SDのランプの点灯でバッテリ
ー63の状態の判断、ブレーキペダル34が連結状態に
あるかの判断、切換レバー17がADモードの入り位置
にあるかの判断、左右のラインマーカ17の何れもが作
用姿勢に設定ないことの判断、作溝器25の部位での肥
料詰まりの発生の判断を行えるので適切な処置を行うこ
とも可能である。更に、第1制御装置53は施肥装置B
のセンサ類からの信号の処理を行えないものであるので
施肥装置Bを備えない田植機に備える場合にも高コスト
になることがなく、本田植機の場合には前述のように第
1制御装置53と第2制御装置54を用いることで、並
列処理のように高速な処理が可能となるばかりでなく第
1制御装置53より単純な第2制御装置54を備えるこ
とで済むのでコストの上昇も抑制し得るものとなってい
る。又、粉状、粒状の肥料を用いる施肥装置B、あるい
は、液状、ペースト状の肥料を用いる施肥装置Bの何れ
かを備えた場合にセンサからの信号の形態が異なる場合
でも切換スイッチ74の設定によって適正な表示を得る
ので第2制御装置54に仕様の異なるものを準備してお
き、施肥装置Bに対応して取換える等、高コストに繋が
ることのないものとなっている。
【0028】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態
以外に、例えば、主表示部MDのランプを赤やオレンジ
のように目立つ色相に設定し、副表示部SDのランプを
緑や青のように設定することで主表示部MDのランプを
更に強調するよう構成することが可能であり、又、主表
示部MDのランプの点灯時にランプを点滅させ、副表示
部SDのランプの点灯時には継続的に点灯させることで
主表示部MDのランプを更に強調するよう構成すること
も可能であり、更に、この点滅と色相を異ならせること
とを併せて実施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図
【図2】田植機の全体平面図
【図3】メータパネルの平面図
【図4】メータパネルの制御系を示すブロック回路図
【図5】センサ配置を示す苗植付装置の側面図
【図6】マーカセンサの配置を示す正面図
【図7】ペダルスイッチの配置を示す正面図
【図8】水温センサの配置を示す概略図
【図9】燃料残量センサの配置を示す概略図
【図10】電圧センサの配置を示す概略図
【図11】モードレバースイッチの配置を示す概略図
【図12】植付クラッチセンサの配置を示す概略図
【図13】ペースト状肥料を用いる施肥装置を備えた田
植機の全体側面図
【符号の説明】
3 走行機体 4 エンジン 15 苗載せ台 21 肥料貯留部 53 第1制御装置 54 第2制御装置 55 苗残量センサ 56 各条クラッチセンサ 58 植付クラッチセンサ 68 肥料残量センサ 74 切換手段 A 苗植付装置 B 施肥装置 C 植付クラッチ D 各条クラッチ MD 主表示部 SD 副表示部 P パネル S 圃場面 W 苗
フロントページの続き (72)発明者 田中 富穂 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B052 BC05 BC07 BC08 BC09 BC10 BC16 CA07 DB07 DC04 DC16 DC18 DC19 EB02 EB03 ED08 2B062 AA20 AB01 AB07 BA04 BA13 BA25 BA26 BA80

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体のエンジンからの動力で苗載せ
    台に載置された苗を圃場面に植付ける複数条植え用の苗
    植付装置と、この苗植付装置による苗の植付作動時に肥
    料貯留部に貯留した肥料を圃場面に供給する施肥装置と
    を備えた田植機であって、 前記エンジンからの動力を苗植付装置に伝える伝動系に
    介装した植付クラッチの状態を検出する植付クラッチセ
    ンサと、苗植付装置の複数の植付系に動力を伝える伝動
    系に介装した各条クラッチの状態を検出する各条クラッ
    チセンサと、苗植付装置の苗載せ台に載置された複数条
    の苗の残量低下を検出する苗残量センサと、施肥装置の
    肥料貯留部の肥料の残量低下を検出する肥料残量センサ
    とを備えると共に、これらからの情報を独立して表示す
    る複数の主表示部をパネルに備え、この主表示部の表示
    形態を、該田植機の複数箇所に備えたセンサからの情報
    を表示する複数の副表示部より強調して表示できるよう
    構成してある田植機。
  2. 【請求項2】 前記主表示部の表示面積が副表示部の表
    示面積より大きく設定されると共に、この複数の主表示
    部が前記パネルの中央位置に配置されている請求項1記
    載の田植機。
  3. 【請求項3】 前記植付クラッチセンサと、前記各条ク
    ラッチセンサと、前記苗残量センサとからの情報が入力
    することで夫々に対応した主表示部を制御する第1制御
    装置を備えると共に、前記肥料残量センサからの情報が
    入力することで肥料残量センサに対応した主表示部を制
    御する第2制御装置を備えている請求項1記載の田植
    機。
  4. 【請求項4】 前記肥料残量センサが前記施肥装置に用
    いられる肥料の種類によって異なる検出情報を出力する
    ものが使用されると共に、前記第2制御装置に対し施肥
    装置に用いられる肥料の種類に対応した信号を入力する
    ことで、この信号に基づいて肥料残量センサからの何れ
    の形態の信号からでも肥料の残量を判別させる切換手段
    を備えている請求項3記載の田植機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7322926B2 (ja) 2021-07-05 2023-08-08 井関農機株式会社 作業車両

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