JP2000253636A - センサ装置 - Google Patents
センサ装置Info
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- JP2000253636A JP2000253636A JP11056265A JP5626599A JP2000253636A JP 2000253636 A JP2000253636 A JP 2000253636A JP 11056265 A JP11056265 A JP 11056265A JP 5626599 A JP5626599 A JP 5626599A JP 2000253636 A JP2000253636 A JP 2000253636A
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Abstract
からの磁気ノイズによるセンサの検出精度悪化を減少で
きるようにする。 【解決手段】 A/D変換器8a、8bにてデジタル変
換処理をおこなうのに必要な各動作指令やタイミング調
整等をおこなっているTC9は、A/D変換器8a、8
bに動作指令であるA/D変換開始指令adstを出力する
所定時間前に、スイッチング電源回路11内のSRC1
2に対し、A/D変換開始指令adstに同期してスイッチ
ング動作停止信号dtc を出力する。SRC12ではスイ
ッチング動作停止信号dtc が入力されると、トランジス
タ13のベース端子に接続されているSRC12の出力
端子を“H”レベルに保持する。そして、トランジスタ
13はオフとなり、チョークコイル15での磁気変化は
急激に減少することにより、スイッチング電源回路11
からの磁気ノイズ発生を停止させることができる。
Description
回路を内蔵し、回転位置等の物理量の変化をレゾルバ等
のセンサにより微弱な電気信号に変換し、さらにデジタ
ル信号に変換するセンサ装置に関する。
である、レゾルバを用いた回転位置センサ装置の従来の
構成を表したブロック図の一例を示している。そして、
図4では図3の従来の回転位置センサ装置の動作を説明
したタイミングチャートを示している。図3において、
レゾルバ1は、励磁コイル2a、2b、2c、2dおよ
び検出コイル3a、3b、3c、3dにより構成されて
いる。交流励磁回路5は、タイミングコントローラ9
(以下、TC9)からの励磁信号exs を増幅し、励磁コ
イル2a〜2dに交流電圧を印加する。そして、検出コ
イル3aと3c、3bと3dの関係で、対になって接続
された検出コイル3a−3dからは、ロータ4の回転位
置の変化による磁気抵抗の変化に応じて、ロータ4の回
転角のそれぞれ正弦値と余弦値に振幅変調された出力が
得られる。レゾルバ1からの出力信号は、それぞれ差動
増幅器6a、6bに入力され、おのおの増幅器7a、7
bを経て、アナログ・デジタル変換器8a、8b(以
下、A/D変換器8a、8b)に入力される。
ジタル変換処理をおこなうのに必要な各動作指令やタイ
ミング調整、そして交流励磁回路5への励磁信号発生等
の処理をおこなっている。A/D変換器8a、8bで
は、図4に示されるように、TC9より励磁信号exs に
同期し、かつレゾルバ1の出力がピークとなるタイミン
グで出力されるA/D変換開始指令adstにより、入力さ
れたレゾルバ出力信号をサンプル・ホールドし、ホール
ド後のアナログ信号をデジタルデータに変換する処理を
おこなう。そして、デジタルデータに変換されたレゾル
バ信号をCPU10に出力する。CPU10では、TC
9よりA/D変換完了後に出力される割り込み信号tint
をトリガとして、A/D変換器8a、8bより伝達され
た2相のレゾルバ信号により演算処理をおこない、回転
位置データposを得る。
る電源電圧の変動による影響を少なくし、かつ電源安定
化による発熱を防止し、回転位置センサの検出精度を向
上させるための電源回路としてスイッチング電源回路1
1が内蔵されている。スイッチングレギュレータコント
ローラ12(以下、SRC12)を利用したスイッチン
グ電源回路11であるステップダウン型レギュレータ回
路は、SRC12、トランジスタ13、ダイオード1
4、チョークコイル15、およびコンデンサ16により
構成されている。外部より供給された回転位置センサ装
置の電源電圧Vinは、トランジスタ13のエミッタ端
子、およびSRC12の電源端子に入力される。SRC
12の出力端子は、トランジスタ13のベース端子に接
続されている。そして、SRC12は図4のように、ト
ランジスタ13のオン動作をパルス幅変調により制御す
ることによって、回転位置センサ装置の回路電源として
利用される安定化された出力電圧を、少ない発熱で得る
ことができる。SRC12は、図には示していないが、
一般に抵抗、コンデンサの素子を接続することで、動作
発振周波数等のSRC12の動作に関係する諸設定を調
整できるようになっている。
11では、チョークコイル15に蓄積される磁気エネル
ギーを利用して安定化した電源を得ており、スイッチン
グレギュレータコントローラ12は、その出力が接続さ
れ電流増幅のため備えられているトランジスタ13のオ
ン・オフ時間を変化させることで、すなわちパルス幅を
制御することで電圧制御をおこなっている。そのため、
スイッチングレギュレータコントローラ12のスイッチ
ング動作により、チョークコイル15では大きな磁気変
化が生じている。この磁気ノイズが微弱信号を出力する
センサや、センサ信号の増幅器に混入するという問題が
あった。特に、レゾルバ等の磁気を利用したセンサの場
合には、センサがスイッチング電源回路11に備えられ
たチョークコイル15での磁気変化の影響を直接受け、
検出精度を悪化させてしまうことがあった。さらに、最
近ではセンサ装置の小型化と高精度化が要求されるよう
になり、センサと電源回路部はますます隣接するように
なってきており、そのために電源回路で発生する磁気ノ
イズによる影響が無視できなくなってきた。
めに、物理量の変化を電気信号に変換するセンサによ
り、前記物理量の変化をデジタル信号のデータに変換す
るセンサ装置において、本発明では、前記センサからの
電気信号をサンプルし、デジタルデータに変換するアナ
ログ・デジタル変換手段と、スイッチング動作の停止機
能を備えたスイッチング電源手段と、前記スイッチング
電源手段に対して、少なくとも前記アナログ・デジタル
変換手段が前記電気信号のサンプルを完了するt時間前
からサンプル完了までの間のスイッチング動作を停止さ
せるための停止信号を出力するタイミング制御手段とを
備えたことを特徴とするものである。また、前記センサ
は、磁気を利用して回転位置や直線位置を検出する位置
センサであってもよい。
号をデジタルデータに変換するアナログ・デジタル変換
手段において、入力信号のサンプルを完了する所定時間
手前からサンプルを完了するまでの間、各動作指令を出
力しているタイミング制御手段がスイッチング電源手段
に対してスイッチング動作停止信号を出力し、スイッチ
ング動作を停止させることにより、アナログ・デジタル
変換手段がセンサ信号のサンプル時のノイズを最も受け
るタイミングにおいて、スイッチング電源手段からのノ
イズ発生を停止させることができるので、スイッチング
電源手段からの磁気ノイズの影響によるセンサの検出精
度悪化を抑えることができる。
施形態を図1および図2により説明する。図1には、セ
ンサとして磁気を利用した回転位置センサである、レゾ
ルバを用いた本実施形態の回転位置センサ装置の構成を
表したブロック図を示している。図2には、本実施形態
の回転位置センサ装置の動作を説明したタイミングチャ
ートを示している。また、図3および図4の従来例と同
一の構成に対しては同一符号を付け、その説明を省略す
る。励磁コイル2a−2d、および検出コイル3a−3
dにより構成されている、レゾルバ1の励磁コイル2a
−2dに対して、TC9からの励磁信号exs を交流励磁
回路5により増幅した交流電圧を印加する。検出コイル
3a−3dからは、ロータ4の回転位置の正弦値、余弦
値に振幅変調された出力が得られる。レゾルバ1から得
られた2相の出力は、それぞれ増幅器6a、6bにて差
動増幅され、増幅器7a、7bを経て、A/D変換器8
a、8bに入力される。A/D変換器8a、8bでは、
TC9からのA/D変換開始指令adstにより、2相の信
号をサンプル・ホールドし、ホールド後の電圧をデジタ
ル変換してCPU10に出力する。
処理をおこなうのに必要な各動作指令やタイミング調整
等をおこなっているTC9は、図2に示されるように、
A/D変換開始指令adstに同期し、かつA/D変換開始
指令adstを出力する所定時間t1前の、少なくともA/D
変換器8a、8bが入力電圧をサンプルするために必要
な時間であるセットアップ時間に対し余裕をみた時間、
例えば5μs 前から、スイッチング電源回路11内のS
RC12に対して、スイッチング動作を停止させるスイ
ッチング動作停止信号dtc を出力する。SRC12では
スイッチング動作停止信号dtc が入力されると、トラン
ジスタ13のベース端子に接続されているSRC12の
出力端子を“H”レベルに保持する。その結果、トラン
ジスタ13はオフとなり、チョークコイル15での磁気
変化は急激に減少する。TC9は、SRC12にスイッ
チング動作停止信号dtc を出力した後、少なくともA/
D変換器8a、8b内部で、サンプルを完了し入力電圧
をホールドするまでに必要とされる時間を考慮して、A
/D変換開始指令adstを出力した所定時間t2後の、例え
ば2μs 経た後に、SRC12のスイッチング動作停止
信号dtcを解除する。なお、スイッチング動作停止時間t
1とt2は、A/D変換器8a、8bの特性を考慮するだ
けでなく、レゾルバ1に対し直接、磁気的影響を与え、
検出精度を悪化させるチョークコイル15での磁気変動
が十分減衰する時間に設定することが望ましい。CPU
10では、TC9よりA/D変換完了後に出力される割
り込み信号tintにより、A/D変換器8a、8bより伝
達された2相のレゾルバ信号をもとに演算処理をおこな
い、回転位置データpos を得る。
ば、回転位置センサであるレゾルバの出力信号をデジタ
ルデータに変換するA/D変換器8a、8bに対して、
各動作指令を出力しているTC9が、A/D変換器8
a、8bに動作指令であるA/D変換開始指令adstを出
力する前に、A/D変換開始指令adstに同期してSRC
12にスイッチング動作停止指令dtc を出すことによ
り、回転位置センサ信号のサンプルを完了する直前にお
けるチョークコイル15での磁気変化を大幅に減少させ
ることができ、スイッチング電源回路11からの磁気ノ
イズの影響による検出精度の悪化を抑えることができ
る。また、スイッチング電源回路11のスイッチング動
作を停止させることにより、停止期間中は回転位置セン
サ装置の回路電源に電圧降下が生じることになるが、ス
イッチング動作を停止させる時間は前述の点を考慮して
もわずかであり、センサ装置の動作に問題となることは
ない。なお、本発明は上記実施形態に限定されず、その
要旨を変更しない範囲内で種々変形して実施できる。例
えば、スイッチング電源回路11にはステップダウン型
レギュレータ回路での例を示したが、ステップアップ型
レギュレータ回路においても同様の原理により適用する
ことができる。
装置によれば、A/D変換器の動作を制御しているタイ
ミングコントローラにおいて、A/D変換器を動作させ
る時にはスイッチング電源回路の動作についても制御す
ることにより、センサ信号のサンプル時に問題となるス
イッチング電源回路からの磁気ノイズの影響を減少させ
ることができ、センサの検出精度悪化を抑えることがで
きる。
したブロック図である。
明したタイミングチャートを示す図である。
である。
イミングチャートを示す図である。
3a,3b,3c,3d 検出コイル、4 ロータ、5
交流励磁回路、6a,6b 増幅器、7a,7b 増
幅器、8a,8b A/D変換器、9 タイミングコン
トローラ、10CPU、11 スイッチング電源回路、
12 スイッチングレギュレータコントローラ、13
トランジスタ、15 チョークコイル。
Claims (2)
- 【請求項1】物理量の変化を電気信号に変換するセンサ
により、前記物理量の変化をデジタル信号のデータに変
換するセンサ装置において、 前記センサからの電気信号をサンプルし、デジタルデー
タに変換するアナログ・デジタル変換手段と、 スイッチング動作の停止機能を備えたスイッチング電源
手段と、 前記スイッチング電源手段に対して、少なくとも前記ア
ナログ・デジタル変換手段が前記電気信号のサンプルを
完了する所定時間前からサンプル完了までの間のスイッ
チング動作を停止させるための停止信号を出力するタイ
ミング制御手段とを備えたことを特徴とするセンサ装
置。 - 【請求項2】前記センサは、磁気を利用して回転位置や
直線位置を検出する位置センサである請求項1に記載の
センサ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05626599A JP3655117B2 (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | センサ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05626599A JP3655117B2 (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | センサ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000253636A true JP2000253636A (ja) | 2000-09-14 |
JP3655117B2 JP3655117B2 (ja) | 2005-06-02 |
Family
ID=13022260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05626599A Expired - Fee Related JP3655117B2 (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | センサ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3655117B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004210247A (ja) * | 2002-01-30 | 2004-07-29 | Siemens Ag | トリガ及びリゾルバ信号の評価に使用される単一制御システムに回転の配向から導出された信号を供給することによりモータの回転の配向を評価する方法及び装置並びに該装置が設けられている自動車 |
-
1999
- 1999-03-03 JP JP05626599A patent/JP3655117B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004210247A (ja) * | 2002-01-30 | 2004-07-29 | Siemens Ag | トリガ及びリゾルバ信号の評価に使用される単一制御システムに回転の配向から導出された信号を供給することによりモータの回転の配向を評価する方法及び装置並びに該装置が設けられている自動車 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3655117B2 (ja) | 2005-06-02 |
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