JP2000253630A - マグネット着磁装置及びマグネット着磁方法並びにマグネット - Google Patents

マグネット着磁装置及びマグネット着磁方法並びにマグネット

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JP2000253630A
JP2000253630A JP5555399A JP5555399A JP2000253630A JP 2000253630 A JP2000253630 A JP 2000253630A JP 5555399 A JP5555399 A JP 5555399A JP 5555399 A JP5555399 A JP 5555399A JP 2000253630 A JP2000253630 A JP 2000253630A
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JP
Japan
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magnet
magnetized
yoke
outer peripheral
magnetizing
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JP5555399A
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Ikuo Uematsu
郁夫 上松
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】色々な種類の着磁パターンを得ることを可能と
してモータ特性に自由度を持たせること。 【解決手段】複数の巻線部C11,C12,・・・を有
する外周側着磁ヨーク41を円筒状のマグネット40の
外周面側の円周方向に沿って配置するとともに、複数の
巻線部C21,C22,・・・を有する内周側着磁ヨー
ク42をマグネット40の内周面側の円周方向に沿って
配置する。そして、この外周側着磁ヨーク41と内周側
着磁ヨーク42のそれぞれの巻線部に対しそれぞれの巻
線部ごとに所定方向の電流を流すことで、マグネット4
0の外周面と内周面の円周方向に所定ピッチごとに着磁
させる。このとき、電流方向などの着磁条件を種々設定
することにより、その着磁条件による独特の着磁パター
ンを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータのロータ等
として使用されるマグネットの着磁を行う際、様々な着
磁条件を設定して着磁を行わせることで、複数種類の着
磁パターン(マグネットの残留磁束密度波形)を得るこ
とを可能としたマグネット着磁装置及びマグネット着磁
方法並びにそれによって着磁されたマグネットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】モータは、様々な分野で用いられてお
り、モータ特性も種々なものが要求されている。図14
は、従来のモータ(ここではステッピングモータを例に
とる)の構成の一例を示すもので、概略的には、回転軸
1を有するロータ2と、このロータ2を囲むように設け
られたステータ部3とで構成されている。ロータ2は、
円筒状のボス4とこのボス4の外周部に設けられた円筒
状のマグネット5から構成されている。
【0003】また、ステータ部3は、2段重ねに設けら
れたステータ部材となるコア6a,6bと、これらのコ
ア6a,6bに巻装された巻回コイルとなるコイル7
a,7bと、キャップを兼ねるステータ部材としてのス
タータキャップ8a,8bとを有している。そして、コ
ア6a、6bとステータキャップ8a,8bのマグネッ
ト5との対向面には、それぞれ極歯T11,T12,・
・・,T21,T22,・・・(詳細は図15または図
16参照)が設けられている。
【0004】そして、これらロータ2およびステータ部
3は、ロータ2の両端部方向(図14の上下方向)から
蓋をするように取り付けられる取付板9と上蓋10とに
よって保持される。また、取付板9と上蓋10には、軸
受け11a,11bが設けられ、これら軸受け11a,
11bによって上述の回転軸1が回転自在に支持され
る。さらに、ロータ2と軸受け11aとの間には、皿バ
ネ12が介在され、ロータ2と軸受け11bとの間には
ワッシャ13が介在される。
【0005】図15は、図14において矢印X−X方向
から見た図であり、ステータ部3のコア6a,6bとス
テータキャップ8a,8bに設けられた極歯(ここで
は、極歯T11,T12,T13,T14と極歯T2
1,T22,T23,T24の8つのみが示されてい
る)の配置を示すものである。なお、図15において、
図14と同一部分には同一符号が付されている。
【0006】この図15からもわかるように、極歯T1
1,T12,T13,T14のうち、極歯T11,T1
3がステータ部3のコア6a側に設けられ、極歯T1
2,T14がステータキャップ8a側に設けられるとい
うように、極歯T11,T12,T13,T14は1つ
置きにコア6a側とステータキャップ8a側に設けられ
ている。このような構造はコア6b側も同様となってい
る。
【0007】図16は、図14において矢印Y−Y方向
から見た図であり、コア6bとステータキャップ8bの
各極歯とマグネット5の着磁セグメントの関係を模式的
に示した図である。したがって、図14の矢印Y−Y方
向から見た構成がそのまま示されているものではない。
【0008】図16に示されるように、極歯T21,T
22,T23,T24,・・・は、マグネット5の外側
面に対し一定間隔を置いて、マグネット5の周方向に沿
って互い違いに入り組みながら一列に配置された構造と
なっている。ここで、前述したように、極歯T22,T
24はコア(この場合コア6bとする)側に設けられ、
極歯T21,T23はステータキャップ(この場合、ス
テータキャップ8bとする)側に設けられるというよう
に、1つ置きにコア6b側とステータキャップ8b側に
設けられている。
【0009】そして、これらの極歯T21,T22,T
23,T24,・・・は、たとえば、極歯T21がS
極、極歯T22がN極、極歯T23がS極、極歯T24
がN極というように隣り合う極歯同志が相反する極に磁
化される。これによって、マグネット5側は、極歯T2
1,T22,T23,T24,・・・に対向するそれぞ
れの面の着磁セグメントが吸引や反発の力を受け、ロー
タ2が回転する。
【0010】このような従来のステッピングモータにお
いて、マグネット5は外周面のみが着磁された(内周面
にも外周面の着磁の影響が及び、多少の着磁はなされる
がその度合いはごく小さい)マグネットが用いられてい
る。
【0011】図17は、従来より行われているマグネッ
ト5への着磁の仕方を模式的に示す図であり、マグネッ
ト5の外周面に着磁ヨーク51を配置し、着磁ヨーク5
1に巻装された各巻線部C1,C2,C3に流れる着磁
電流がこの図17に示すような方向(×印は電流が紙面
の表から裏面に向かって流れる向き、黒丸印は電流が紙
面の裏から表面に向かって流れる向きを示している)に
流れると、着磁ヨーク51の各巻線部間に形成される凸
部P1,P2,P3,・・・に対向するマグネット5の
外周面は、図17のように、S極、N極、S極、N極、
・・・というように着磁される。なお、このようにS極
またはN極に着磁される部分(この場合、着磁ヨーク5
1の凸部P1,P2,P3,・・・にほぼ対向する部
分)を着磁セグメントといい、これらをSG1,SG
2,SG3,・・・で表す。
【0012】この図17からもわかるように、着磁ヨー
ク51の各巻線部C1,C2,C3に流れる電流を図示
のようにすると、着磁セグメントSG1の外周面は、S
極、着磁セグメントSG2の外周面は、N極、着磁セグ
メントSG3の外周面は、S極、着磁セグメントSG4
の外周面は、N極というように着磁されることとなる。
【0013】このとき、マグネット5の表面に生じる着
磁パターン(マグネットの残留持続密度波形)は、図1
8のようなパターンとなる。図18において、横軸はマ
グネット5の円周方向位置、縦軸は磁束密度を表し、磁
束密度がゼロの部分は、各着磁セグメントSG1,SG
2,SG3,・・・の境目に対応している。この図18
で示される着磁パターンは、モータの特性を決定する重
要な要素の1つともいえるもので、着磁パターンを種々
設定できるようすれば、モータ特性を色々な特性とする
ことができ、用途に応じた最適な特性を持ったモータが
得られると考えられる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来では、ある1つの
同じモータに用いられるマグネットに対し複数種類の着
磁パターンを設定可能とするという思想はあまりなく、
もし、その着磁パターンを変えようとするには、一般に
は、着磁電流を低下させたり、着磁ヨークの形状を変え
るなどの方法が考えられる程度である。しかし、着磁電
流を小さくすると、マグネットの特性を十分引き出せな
いという問題が発生し、また、着磁ヨーク形状そのもの
をあまり変更することはできないのが普通である。
【0015】前述したように、着磁パターンはモータ特
性に大きく関係するため、この着磁パターンを複数種類
のパターンに設定可能とすることで、モータ特性の変更
に自由度を持たせることができることを考えると、着磁
パターンを種々変更できることは重要であるといえる。
【0016】つまり、同じモータであっても、マグネッ
トの着磁パターンを何種類か設定可能としておき、その
うちのどれかの着磁ターンとすることによってそれに応
じたモータ特性が得られるようにしておけば、同じモー
タであっても異なったモータ特性を得ることができると
いうことになる。
【0017】本発明は、着磁パターンを種々設定可能と
し、モータ特性の変更に自由度を持たせることを可能と
したマグネット着磁装置およびマグネット着磁方法並び
にそれによって着磁されたマグネットを提供することを
目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明のマグネット着磁装置は、少なくとも一端が
開放された円筒状のマグネットの外周面側の円周方向に
沿って配置される外周側着磁ヨークと、当該円筒状のマ
グネットの内周面側の円周方向に沿い、かつ、外周側着
磁ヨークに沿って配置される内周側着磁ヨークとを設
け、この外周側着磁ヨークと内周側着磁ヨークは、それ
ぞれ円周方向に複数の巻線部を有し、この外周側着磁ヨ
ークと内周側着磁ヨークの少なくとも一方側のヨークに
設けられたそれぞれ複数の巻線部に対し、それぞれの巻
線部ごとに決められた方向に電流を流すことで、マグネ
ットの外周面と内周面の少なくとも一方の円周方向にN
極またはS極の着磁を行うようにしている。
【0019】このマグネット着磁装置において、外周側
着磁ヨークと内周側着磁ヨークは、それぞれ隣り合う巻
線部に反対方向の電流を流すとともに、当該外周側着磁
ヨークと内周側着磁ヨークの対をなす巻線部同志ごとに
その対をなす巻線に同方向の電流を流すことで、マグネ
ットの円周方向に形成される個々の着磁セグメントにお
いてマグネットの外周面の磁極とそれに対向する部分の
内周面の磁極が異極となるように着磁させるのが好まし
い。
【0020】また、このマグネット着磁装置において、
外周側着磁ヨークと内周側着磁ヨークは、それぞれ隣り
合う巻線部に反対方向の電流を流すとともに、当該外周
側着磁ヨークと内周側着磁ヨークの対をなす巻線部同志
ごとにその対をなす巻線に反対方向の電流を流すこと
で、マグネットの円周方向に形成される個々の着磁セグ
メントにおいてマグネットの外周面の磁極とそれに対向
する部分の内周面の磁極が同極となるように着磁させる
ようにしてもよい。
【0021】また、本発明のマグネット着磁方法は、円
周方向に複数の巻線部を有する外周側着磁ヨークを少な
くとも一端が開放された円筒状のマグネットの外周面側
の円周方向に沿って配置するとともに、円周方向に複数
の巻線部を有する内周側着磁ヨークを当該円筒状のマグ
ネットの内周面側の円周方向に沿って、その個々の巻線
部が上記外周側ヨークの個々の巻線部との間で対をなす
如く外周側着磁ヨークに対向配置し、この外周側着磁ヨ
ークと内周側着磁ヨークの少なくとも一方側のヨークに
設けられたそれぞれ複数の巻線部に対し、それぞれの巻
線部ごとに決められた方向に電流を流すことで、マグネ
ットの外周面と内周面の少なくとも一方の円周方向にN
極またはS極の着磁を行うようにしている。
【0022】このマグネット着磁方法において、外周側
着磁ヨークと内周側着磁ヨークは、それぞれ隣り合う巻
線部に反対方向の電流を流すとともに、当該外周側着磁
ヨークと内周側着磁ヨークの対をなす巻線部同志ごと
に、その対をなす巻線部に同方向の電流を流すことで、
マグネットの円周方向に形成される個々の着磁セグメン
トにおいてマグネットの外周面の磁極とそれに対向する
部分の内周面の磁極が異極となるように着磁させるのが
好ましい。
【0023】また、このマグネット着磁方法において、
外周側着磁ヨークと内周側着磁ヨークは、それぞれ隣り
合う巻線部に反対方向の電流を流すとともに、当該外周
側着磁ヨークと内周側着磁ヨークの対をなす巻線部同志
ごとに、その対をなす巻線部に反対方向の電流を流すこ
とで、マグネットの円周方向に形成される個々の着磁セ
グメントにおいてマグネットの外周面の磁極とそれに対
向する部分の内周面の磁極が同極となるように着磁させ
るようにしてもよい。
【0024】さらに、本発明のマグネットは、このよう
なマグネット着磁装置またはマグネット着磁方法によっ
て得るようにしている。
【0025】本発明は、モータに使用されるマグネット
を着磁する際に、着磁条件を変えることによって複数種
類の着磁パターンを得ることができるようにしたもの
で、これを実現するために、円周方向に複数の巻線部を
有する外周側着磁ヨークと同じく円周方向に複数の巻線
部を有する内周側着磁ヨークを用意し、これら外周側着
磁ヨークと内周側着磁ヨークをマグネットの側面部を挟
むようにして対向配置して、マグネットの外周面と内周
面の両方を着磁可能とする。
【0026】このようなマグネットの両面への着磁を行
う際、外周側着磁ヨークと内周側着磁ヨークにおける着
磁条件を種々設定することにより、複数種類の様々な着
磁パターンを得ることができる。たとえば、マグネット
の外周面のみを着磁させれば、それに対応した着磁パタ
ーンが得られることは勿論であるが、本発明では、内周
面の着磁をも可能とすることにその特徴がある。そのと
き、着磁条件を種々設定することにより、様々な着磁パ
ターンを得ることができる。
【0027】一例として、外周側着磁ヨークと内周側着
磁ヨークは、それぞれ隣り合う巻線部に反対方向の電流
を流すとともに、当該外周側着磁ヨークと内周側着磁ヨ
ークの対をなす巻線部同志ごとに、その対をなす巻線部
に同方向の電流を流すことで、マグネットの円周方向に
形成される個々の着磁セグメントにおいてマグネットの
外周面の磁極とそれに対向する部分の内周面の磁極が異
極となるように着磁させることができ、これにより、こ
のような着磁条件特有の着磁パターンを得ることができ
る。
【0028】また、外周側着磁ヨークと内周側着磁ヨー
クは、それぞれ隣り合う巻線部に反対方向の電流を流す
とともに、当該外周側着磁ヨークと内周側着磁ヨークの
対をなす巻線部同志ごとに、その対をなす巻線部に反対
方向の電流を流すことで、マグネットの円周方向に形成
される個々の着磁セグメントにおいてマグネットの外周
面の磁極とそれに対向する部分の内周面の磁極が同極と
なるように着磁させることができ、これにより、このよ
うな着磁条件特有の着磁パターンを得ることができる。
【0029】このように、外周側着磁ヨークと内周側着
磁ヨークの着磁条件を変えることで、種々の着磁パター
ンを得ることができ、その着磁条件としては、その他
に、電流の大きさやそれぞれの巻線部の巻数など様々が
考えられ、これらを適当に選ぶことによっても着磁パタ
ーンを変えることができる。
【0030】そして、このような着磁装置や着磁方法に
よって着磁されたマグネットをモータのロータ側用のマ
グネットとして用いれば、そのマグネットが有する着磁
パターンに応じたモータ特性を有したモータとすること
ができる。つまり、同じモータであっても、ある特性の
モータを得ようとしたとき、マグネットの着磁パターン
を選ぶことによって所望とする特性が得られることにな
り、モータ特性の設定に自由度を持たせることができ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図1から図13に基づき説明する。
【0032】図1は、円筒状マグネットに対する着磁の
仕方を説明する図であり、モータのロータ側に使用され
る円筒状のマグネット40とこのマグネット40を着磁
させるための着磁ヨーク(外周側着磁ヨーク41と内周
側着磁ヨーク42で構成される)を示すものである。
【0033】なお、マグネット40は、少なくとも一端
側が開放端となっている円筒状をなし、その横断面の形
状は円形のリング状となっている。そして、この円筒状
のマグネット40の外周面側には、外周側着磁ヨーク4
1が配置され、マグネット40の内周面側には、内周側
着磁ヨーク42が配置される。この図1は、マグネット
40、外周側着磁ヨーク41、内周側着磁ヨーク42を
それぞれ平面的に見てその一部を模式的に示した図であ
る。
【0034】外周側着磁ヨーク41には、磁界を発生さ
せるための巻線部C11,C12,C13,・・・がそ
れぞれ所定の間隔ごとに巻装されている。そして、それ
ぞれの巻線部C11,C12,C13に流れる着磁電流
がこの図1に示すような方向(×印は電流が紙面の表か
ら裏面に向かって流れる向き、黒丸印は電流が紙面の裏
から表面に向かって流れる向きを示している)に流れる
ものとする。つまり、巻線部C11は、紙面の裏面から
表面に向かう方向、巻線部C12は、紙面の表面から裏
面に向かう方向、巻線部C13は、紙面の裏面から表面
に向かう方向、巻線部C14は、紙面の表面から裏面に
向かう方向というように、隣り合う巻線部で反対方向に
電流が流れている。
【0035】一方、内周側着磁ヨーク42には、磁界を
発生させるための巻線部C21,C22,C23,・・
・がそれぞれ所定の間隔ごとに巻装されている。そし
て、それぞれの巻線部C21,C22,C23・・・に
流れる着磁電流は、この図1に示すような方向(×印は
電流が紙面の表から裏面に向かって流れる向き、黒丸印
は電流が紙面の裏から表面に向かって流れる向きを示し
ている)に流れるものとする。つまり、巻線部C21
は、紙面の裏面から表面に向かう方向、巻線部C22
は、紙面の表面から裏面に向かう方向、巻線部C23
は、紙面の裏面から表面に向かう方向、巻線部C24
は、紙面の表面から裏面に向かう方向というように、隣
り合う巻線部で反対方向に電流が流れている。
【0036】このように、図1においては、外周側着磁
ヨーク41と内周側着磁ヨーク42は、それぞれ隣り合
う巻線部に反対方向の電流を流すとともに、外周側着磁
ヨーク41と内周側着磁ヨーク42に対向配置された対
をなす巻線部同志ごとに、その対をなす巻線部に同方向
の電流を流すようにしている。なお、ここでは、外周側
着磁ヨーク41の巻線部C11と内周側着磁ヨーク42
の巻線部C21、外周側着磁ヨーク41の巻線部C12
と内周側着磁ヨーク42の巻線部C22というように、
対向する位置にある巻線部を対をなす巻線部同志と呼
ぶ。
【0037】これによって、外周側着磁ヨーク41の各
巻線C11,C12,C13,・・・間に形成される凸
部P11,P12,P13,・・・に対向するマグネッ
ト40の外周面は、図1のようにN極、S極、N極、S
極、・・・というように着磁される。また、内周側着磁
ヨーク42の各巻線部C21,C22,C23,・・・
間に形成される凸部P21,P22,P23,・・・に
対向するマグネット40の内周面は、図1のようにS
極、N極、S極、N極、・・・というように着磁され
る。
【0038】なお、このようなN極またはS極の各磁極
に着磁される部分(外周着磁ヨーク41の各凸部P1
1,P12,P13,・・・と内周着磁ヨークの各凸部
P11,P12,P13,・・・にほぼ対向する部分)
を、着磁セグメントといい、これらをSG11,SG1
2,SG13,・・・で表す。
【0039】外周側着磁ヨーク41の巻線部C11,C
12,C13,・・・と、内周側着磁ヨーク42の巻線
部C21,C22,C23,・・・に流れる着磁電流を
図1のようにした場合は、図2からもわかるように、巻
線部間の中心付近(凸部P11,P12,P13,・・
・および凸部P21,P22,P23,・・・の中心付
近)は、磁束の流れが重なり合い、しかも、対向する凸
部に流れる磁束の方向は同一方向となる。一方、巻線部
C11,C12,C13,・・・と巻線部C21,C2
2,C23,・・・の位置する付近は、反対方向の磁束
の流れが生じて相互に打ち消し合うため、結果的に、巻
線部C11,C12,C13,・・・と巻線部 C2
1,C22,C23,・・・の位置する部分が着磁セグ
メントSG11,SG12,SG13,・・・の境目
(磁束密度が殆どゼロ)となる。なお、図2は、巻線部
C12,C13と巻線部C22,C23の部分を拡大
し、その部分の磁束の流れを示すもので、磁束の流れる
方向を矢印yで表している。
【0040】このように、マグネット40を挟み込むよ
うに、その外周側に外周側着磁ヨーク41、内周側に内
周側着磁ヨーク42を配置し、これら外周側着磁ヨーク
41の巻線部C11,C12,C13,・・・と、内周
側着磁ヨーク42の巻線部C21,C22,C23,・
・・に、図1に示すような方向に着磁電流を流すことに
より、図3のような着磁パターンが得られる。
【0041】この着磁パターンは、マグネット40の外
周面の着磁パターンであるが、内周面の着磁パターンも
ほぼ同じ着磁パターンとなる。この着磁パターンを前述
した図18に示した従来の着磁の仕方により得られる着
磁パターンと比べると、磁束密度が最も高くなる付近
(着磁セグメントSG11,SG12,・・・の中心付
近)が飽和したようなカーブとなっていることがわか
る。
【0042】また、外周側着磁ヨーク41の巻線部C1
1,C12,C13,・・・と、内周側着磁ヨーク42
の巻線部C21,C22,C23,・・・に流す着磁電
流の向きを図4のように流すと、これとは違った着磁パ
ターンが得られる。
【0043】この図4の場合、外周側着磁ヨーク41と
内周側着磁ヨーク42のそれぞれ対をなす巻線部の電流
の方向が逆方向である。つまり、巻線部C11は、紙面
の裏面から表面に向かう方向であるが、巻線部C21
は、紙面の表面から裏面に向かう方向である。また、巻
線部C12は、紙面の表面から裏面に向かう方向である
が、巻線部C22は、紙面の裏面から表面に向かう方向
であり、巻線部C13は、紙面の裏面から表面に向かう
方向であるが、巻線部C23は、紙面の表面から裏面に
向かう方向である。
【0044】着磁電流の流れる方向をこのようにした場
合は、マグネット40に形成される着磁セグメントSG
11,SG12,SG13,・・・は、図4のように、
外周側着磁ヨーク41の凸部P11,P12,P13,
・・・と、内周着磁ヨークの凸部P21,P22,P2
3,・・・に対向する面に同極の着磁がなされる。そし
て、それぞれの巻線部に対向する位置が着磁セグメント
SG11,SG12,SG13,・・・の境目となる。
【0045】これは、図5からもわかるように、各巻線
部間の中心付近(凸部P11,P12,P13,・・・
および凸部P21,P22,P23,・・・の中心付
近)は、反対方向の磁束の流れが生じて同極の磁極が生
じる。巻線部C11,C12,C13,・・・と巻線部
C21,C22,C23,・・・の位置する付近は、磁
束がマグネット40内を周方向に流れるため、結果的
に、凸部P11,P12,P13,・・・および凸部P
21,P22,P23,・・・に対向する部分に同極が
着磁され、巻線部C11,C12,C13,・・・と巻
線部C21,C22,C23,・・・が対向する部分に
極の境目が発生する。なお、図5は、巻線部C12,C
13と巻線部C22,C23の部分を拡大し、その部分
の磁束の流れを示すもので、磁束の流れる方向を矢印y
で表している。
【0046】このように、外周側着磁ヨーク41の巻線
部巻線部C11,C12,C13,・・・と内周側着磁
ヨーク42の巻線部C21,C22,C23,・・・に
流す着磁電流を図4に示すような向きに流すと、図6の
ような着磁パターンが得られる。この着磁パターンは、
マグネット40の外周面側の着磁パターンであるが、内
周面側の着磁パターンもほぼ同じ着磁パターンとなる。
この着磁パターンを、前述した図18や、図3に示した
着磁パターンと比べると、磁束密度の高い部分(着磁セ
グメントSG11,SG12,・・・の中心付近)が先
鋭となるカーブとなっていることがわかる。
【0047】このように、マグネット40を挟み込むよ
うに、その外周側に外周側着磁ヨーク41、内周側に内
周側着磁ヨーク42を配置し、これら外周側着磁ヨーク
41と内周側着磁ヨーク42のそれぞれの巻線部に流す
着磁電流の方向を変えることによって、マグネット40
の外周面や内周面に生じる着磁パターンが、この場合、
図3や図6に示すような着磁パターンとして得ることが
できる。これは、マグネット40を挟み込むようにその
外周側に外周側着磁ヨーク41、内周側に内周側着磁ヨ
ーク42を配置して両側から着磁することで、外周側着
磁ヨーク41からの磁界と内周側着磁ヨーク42からの
磁界が相互に干渉しあうことによってこのような着磁パ
ターンが得られると考えられる。
【0048】図7は、以上のような外周側着磁ヨーク4
1と内周側着磁ヨーク42を配置してマグネット40を
着磁させるための等価回路を示すもので、電源回路50
に外周着磁ヨーク41と内周着磁ヨーク42が直列に接
続されている。電源回路50は、電源51とこの電源5
1に並列接続されたコンデンサ52と充電用スイッチs
w1と、外周側着磁ヨーク41と内周側着磁ヨーク42
に動作電圧を与えるための動作スイッチsw2からな
る。また、外周側着磁ヨーク41は、コイルC01(巻
線部C11,C12,・・・に相当)と巻線抵抗R1か
らなり、内周側着磁ヨーク42は、コイルC02(巻線
部C21,C22,・・・に相当)と巻線抵抗R2から
なる。
【0049】このような構成において、充電用スイッチ
sw1をオンすると(このとき動作スイッチsw2はオ
フ)、コンデンサ52が充電され、その後、充電用スイ
ッチsw1をオフして、動作スイッチsw2をオンする
と、外周側着磁ヨーク41と内周側着磁ヨーク42に電
圧が印加され、それぞれの巻線部C11,C12,・・
・、巻線部C21,C22,・・・に流れる電流によっ
て磁界が発生する。
【0050】なお、外周側着磁ヨーク41と内周側着磁
ヨーク42のそれぞれ対をなす巻線部に流れる電流の方
向を同じとすれば、マグネット40は、図1に示すよう
な着磁がなされ図3に示すような着磁パターンが得られ
る。また、外周側着磁ヨーク41と内周側着磁ヨーク4
2のそれぞれ対をなす巻線部に流れる電流の方向を互い
に反対方向となるように接続すれば、マグネット40
は、図4に示すような着磁がなされ、図6に示すような
着磁パターンが得られる。
【0051】以上の実施の形態では、2種類の着磁パタ
ーンが得られることを示したが、着磁条件を変えること
によって、様々な着磁パターンが得られることが実験に
よりわかった。たとえば、図8のような等価回路(図7
と同一部分には同一符号が付されている)として、外周
側着磁ヨーク41と内周側着磁ヨーク42を電源回路5
0に対して並列に接続し、さらに、外周側着磁ヨーク4
1と内周側着磁ヨーク42それぞれに可変抵抗VR1,
VR2を接続して、外周側着磁ヨーク41と内周側着磁
ヨーク42に流れる電流を変えることで、発生させる磁
束を変化させることも可能である。このようにすること
で図3や図6とは異なった着磁パターンが得られる。
【0052】この他、着磁条件を変える例としては、外
周側着磁ヨーク41と内周側着磁ヨーク42のそれぞれ
の巻線部の巻き方(インダクタンスや抵抗)を変えて着
磁することによっても、上述の例とは異なった着磁パタ
ーンが得られる。さらに、外周側着磁ヨーク41と内周
側着磁ヨーク42の位相や極数を機械的にずらして着磁
することによっても上述の例とは異なった着磁パターン
が得られる。また、外周側着磁ヨーク41と内周側着磁
ヨーク42の極間ピッチを意図的にずらすように着磁す
ることによっても上述の例とは異なった着磁パターンが
得られる。
【0053】以上説明したように、本実施の形態の着磁
装置や着磁方法では、マグネット40を挟み込むよう
に、その外周側に外周側着磁ヨーク41、内周側に内周
側着磁ヨーク42を配置し、これら外周側着磁ヨーク4
1と内周側着磁ヨーク42のそれぞれの巻線部に流す着
磁電流など着磁条件を種々変えることによって様々な着
磁パターンを得ることができる。このように、複数種類
の着磁パターンが得られることによって、同じモータで
あっても複数種類のモータ特性が得られることになり、
モータの用途に応じて着磁パターンを設定するというこ
とが可能となる。
【0054】また、以上説明したような着磁の仕方によ
って外周面と内周面が共に着磁されたマグネット40を
ロータ側のマグネット24として用いることによって、
図14で示したような従来のモータでは実現し得なかっ
た高速高トルクのモータを得ることができる。以下にこ
れについて説明する。
【0055】図9は、本発明の着磁装置や着磁方法で得
られたマグネット40を使用したステッピングモータの
構成を示すものである。図9において、ロータ21は、
回転軸22に固定されたボス23と、このボス23に取
り付けられた希土類マグネット24(以下、ロータマグ
ネット24といい、このロータマグネット24はこれま
で説明した着磁装置あるいは着磁方法を用い、ある着磁
条件によりその外周面と内周面が共に着磁されたマグネ
ット40に相当)から構成されている。また、ボス23
は、回転軸22を支持する円筒形状の回転軸支持部23
aと、この回転軸支持部23aの側面中央部付近に一体
的に形成された円盤状の鍔部23bからなり、回転軸支
持部23aは回転軸22に固定され、ロータ21の回転
力を回転軸22に伝達可能としている。
【0056】そして、鍔部23bの先端には、ロータマ
グネット24が取り付けられている。つまり、この鍔部
23bの先端は、ロータマグネット24の内側面の円筒
の高さ方向の中央部に固定され、この実施の形態では、
ロータマグネット24は、その両端部が開放された状態
となっている。ロータマグネット24は、所定ピッチの
着磁セグメント24aを有し、各着磁セグメント24a
は、外側と内側とが異なる極に着磁されると共にこの着
磁による着磁方向が隣接するピッチについて逆向きとさ
れている。また、ロータマグネット24の外側に加え、
内側の面も使用するため、内部径が均一に仕上げられて
いる。このように仕上げるため、希土類ボンドマグネッ
トを材料にして圧縮成形または射出成形によるマグネッ
トとしている。
【0057】また、ロータマグネット24の外側面側に
は、ロータマグネット24の外側面をその周方向に囲む
ようにステータ部25が配置されている。このステータ
部25は、2段重ねの状態で設けられた2つのコア2
6,27と、これらコア26,27に巻装されたコイル
28,29と、モータの筐体を兼ねるステータキャップ
30,31とからなっている。
【0058】そして、それぞれのコア26,27のロー
タマグネット24に対向する面26a,27aには、第
1の極歯列としての極歯TA1,TA2,TA3,・・
・がそれぞれ設けられる。一方、ステータキャップ3
0,31のロータマグネット24に対向する面30b,
31bには、第2の極歯列としての極歯TB1,TB
2,TB3,・・・がそれぞれ設けられる(それぞれ図
10および図11参照)。
【0059】なお、コア26,27は、2つのステータ
キャップ30,31によって、図9における図示上方向
および下方向から挟み込まれることによって保持されて
いる。このステータキャップ30,31は、回転軸22
を中心に切断して見たときの断面がコの字状となってい
る。
【0060】コア26のマグネット24に対向する面2
6aに設けられる第1の極歯列としての極歯TA1,T
A2,TA3,・・・と、ステータキャップ30のマグ
ネット24に対向する面30bに設けられる第2の極歯
列としての極歯TB1,TB2,TB3,・・・とで、
1対の極歯列が構成される。この極歯列と半ピッチずら
して、コア27のマグネット24に対向する面27aに
設けられる第1の極歯列としての極歯TA1,TA2,
TA3,・・・と、ステータキャップ31のマグネット
24に対向する面31bに設けられる第2の極歯列とし
ての極歯TB1,TB2,TB3,・・・とで構成され
る、他の1対の極歯列が配置される。そして、コア26
とステータキャップ30との間に配置されるコイル28
と、コア27とステータキャップ31との間に配置され
るコイル29の極性を切り換えることによって、マグネ
ット24に回転磁界を付与している。
【0061】今、ステータキャップ30について説明す
ると、このステータキャップ30は、平面部30cと、
この平面部30cの両端を同方向に折り曲げて形成され
た突出片30a,30bから構成されている。そして、
2つの突出片30aと30bのうち、突出片30aは、
このステッピングモータの筺体の一部(側面)を形成す
る。また、突出片30bは、ロータマグネット24の一
方の端面側からロータマグネット24の内部に突出する
ように位置し、この突出片30bに上述したように第2
の極歯列としての極歯TB1,TB2,TB3,・・・
が設けられる(図10および図11参照)。また、ステ
ータキャップ30の平面部30cは、ステッピングモー
タを他の部材に取り付けるための取付板32によって保
持される。
【0062】もう一方のステータキャップ31もこれと
同じ形状をしており、平面部31cと、この平面部31
cの両端を同方向に折り曲げて形成された突出片31
a,31bから構成されている。そして、突出片31a
がこのステッピングモータの筺体の一部(側面)を形成
し、突出片31bはロータマグネット24の他方の端面
側からロータマグネット24の内部に突出するように位
置し、この突出片31bに第2の極歯列としての極歯T
B1,TB2,TB3,・・・が設けられる(図10お
よび図11参照)。そして、ステータキャップ31の平
面部31cは、このステッピングモータの筺体の一部を
なす上蓋33によって保持される。なお、これら上蓋3
3、取付板32、2つのステータキャップ30,31に
よってステッピングモータの筺体が形成される。
【0063】また、上述の取付板32と上蓋33には、
軸受け34a,34bが設けられ、この軸受34a,3
4bは回転軸22を回転自在に支持する。また、軸受け
34aとロータ21の回転軸支持部23aとの間には皿
バネ35が介在され、軸受け34bと回転軸支持部23
aとの間にはワッシャ36が介在される。
【0064】ここで今、コア26とステータキャップ3
0側について見ると、コア26の極歯TA1,TA2,
TA3,・・・(以下では、これを外周極歯TA1,T
A2,TA3・・・という)が設けられた面26aと、
ステータキャップ30の極歯TB1,TB2,TB3,
・・・(以下では、これを内周極歯T21,T22,T
23,・・・という)を形成する突出片30bは、互い
に対向して配置される。コア26の面26aは、図9に
おいて、上から下方向に突出した状態で設けられ、これ
に対して、ステータキャップ30における突出片30b
は、下から上方向に突出した状態で設けられる。そし
て、コア26の面26aとステータキャップ30の突出
片30bとの間に、ロータマグネット24の円筒部が介
在される。
【0065】一方、コア27とステータキャップ31に
ついて見ると、コア27の外周極歯TA1,TA2,T
A3・・が設けられた面27aと、ステータキャップ3
1の内周極歯TB1,TB2,TB3,・・・が形成さ
れる突出片31bは、互いに対向して配置される。コア
27の面27aは、図9において、下から上方向に突出
した状態で設けられ、これに対して、ステータキャップ
31における突出片31bは、上から下方向に突出した
状態で設けられる。そして、コア27の面27aとステ
ータキャップ31の突出片31bとの間に、ロータマグ
ネット24の円筒部が介在される。
【0066】図10は、図9において矢印X−X方向か
ら見た図であり、外周極歯TA1,TA2,TA3,・
・・と内周極歯TB1,TB2,TB3,・・・の配置
を説明するものであり、図9と同一部分には同一符号が
付されている。なお、この図10は、図9の矢印X−X
方向から見た図であるので、ステータキャップ30,3
1側に設けられたそれぞれの内周極歯TB1,TB2,
TB3,・・・は実際には見えないが、説明の都合上、
この内周極歯TB1,TB2,TB3,・・・を破線で
図示している。また、ここでは、一部の極歯のみが示さ
れている(この図では、外周極歯TA1,TA2、内周
極歯TB1,TB2のみとする)。
【0067】この図10からもわかるように、コア26
とステータキャップ30について見れば、コア26側に
設けられた外周極歯TA1,TA2とステータキャップ
30側に設けられた内周極歯TB1,TB2は、それぞ
れの極歯同志が対向して位置している。これは、コア2
7とステータキャップ31側も同様である。
【0068】図11は、図9における矢印Y−Y方向か
ら見た図である。ただし、この図11は、極歯とロータ
マグネット24の磁極の関係などをわかりやすくするた
めに模式的に示された図であるので、図9の矢印Y−Y
方向から見た構成がそのまま示されているものではな
い。なお、この図11からもわかるように、こここで用
いられているロータマグネット24は、図1で示すよう
な着磁条件によって着磁されたマグネット40であるも
のとし、それぞれの着磁セグメント24aに相当する、
たとえば、図1における着磁セグメントSG11、SG
12,SG13について見れば、着磁セグメントSG1
1の外周面は、S極でその内周面はN極、着磁セグメン
トSG12の外周面は、N極でその内周面は、S極、着
磁セグメントSG13の外周面は、S極で、その内周面
は、N極というように着磁されたものとなっている。
【0069】図11において、外周極歯TA1,TA
2,TA3,・・・は、ロータ21のロータマグネット
24の外側面に対し一定間隔を置いてその周方向に一列
に所定のピッチで配置され、内周極歯TB1,TB2,
TB3,・・・は、ロータ21のロータマグネット24
の内側面に対し一定間隔を置いてその周方向に一列に所
定のピッチで配置される。この内外の各所定ピッチは、
ロータマグネット24の着磁セグメント24aの外周面
のピッチPAと内周面のピッチPBと、それぞれほぼ同
一となっている。
【0070】また、外周極歯TA1,TA2,TA3,
・・・と内周極歯TB1,TB2,TB3,・・・は、
それぞれ同数設けられ、それぞれの極歯同志が一定間隔
を置いて対向するように配置されており、この外周極歯
TA1,TA2,TA3,・・・と内周極歯TB1,T
B2,TB3,・・・との間には、ロータマグネット2
4が介在される。
【0071】このように、ロータマグネット24を挟む
ようして外周極歯TA1,TA2,TA3,・・・と内
周極歯TB1,TB2,TB3,・・・のそれぞれの極
歯を対向させて配置し、外周極歯TA1,TA2,TA
3,・・・には、たとえば、S極を生じさせ、内周極歯
TB1,TB2,TB3,・・・にはその反対のN極を
生じさせるというように、外周極歯TA1,TA2,T
A3,・・・と内周極歯TB1,TB2,TB3,・・
・では相反する極性が生じるようにする。
【0072】これによって、外周極歯TA1,TA2,
TA3,・・・と内周極歯TB1,TB2,TB3,・
・・との間の磁束Hの流れは、図12に示すように、こ
の場合、N極側の内周極歯TB1,TB2,・・・から
S極側の外周極歯TA1,TA2,TA3,・・・に向
かって流れる。つまり、外周極歯TA1,TA2,TA
3,・・・と内周極歯TB1,TB2,TB3,・・・
のそれぞれの極歯を対向させて配置し、外周極歯同志は
同極とし、また、内周極歯同志も同極としているので、
磁束漏れを少なくすることができ、一方の極歯からそれ
に対向する他方の極歯に対して効率よく磁束を流すこと
ができる。
【0073】これにより、ロータマグネット24は、外
周極歯TA1,TA2,TA3,・・・と内周極歯TB
1,TB2,TB3,・・・との間の磁束を無駄なく受
けることができる。一方、ロータマグネット24に着磁
された着磁セグメント24aは、図12に示すように、
外周極歯TA1,TA2,TA3,・・・側に対向する
部分の面がN極であれば、内周極歯TB1,TB2,T
B3,・・・側に対向する部分は、S極というように互
いに異極となるように構成されている。
【0074】このように、外周極歯TA1,TA2,T
A3,・・・と内周極歯TB1,TB2,TB3,・・
・を設け、その間にロータマグネット24を配置して、
外周極歯TA1,TA2,TA3,・・・と内周極歯T
B1,TB2,TB3,・・・のそれぞれ対向する極歯
同志が異極となるように励磁することで、ロータマグネ
ット24はその外周面と内周面の両方が極歯と磁力作用
を生じることとなる。これにより、ステータ部25から
の磁束の使用効率が高まると共に相互作用力が大きなも
のとでき、モータを高速高トルクとすることができる。
【0075】また、このような構造とすることにより、
外周極歯TA1,TA2,TA3,・・・および内周極
歯TB1,TB2,TB3,・・・は、それぞれ隣り合
う極歯同志が同極となるので、隣接する極歯同志の間隙
について大きな制約をなくすことができ、そのため、極
歯の形状について設計上の制約を大幅に緩和することが
できる。たとえば、それぞれの極歯の形状は、この実施
の形態では先端部の幅が狭く基部の幅が広い台形状とし
ているが、これに限らず長方形とするなど形状について
も制限を少なくすることができる。
【0076】さらに、それぞれの極歯の幅(図10にお
いては基部の幅w2とする)は、着磁セグメントのピッ
チ幅PA,PBと同等にとることも可能となり、また、
設計上は極歯の幅をピッチ幅PA,PB以上とすること
も可能となる。この場合、外周極歯TA1,TA2,T
A3,・・・の基部の幅をW2Aとすると、PA<W2
A<2PAとし、先端幅をW1Aとすると、W1A<P
Aとし、一方、内周極歯TB1,TB2,TB3,・・
・の基部の幅をW2Bとすると、PB<W2B<2PB
とし、先端幅をW1Bとすると、W1B<PBとするの
が好ましい。また、極歯の形状を長方形としたときは、
その幅をそれぞれWA,WBとすると、PA<WA<2
PA,PB<WB<2PBとするのが好ましい。なお、
PA,PBは、特許請求の範囲の着磁セグメントのピッ
チPに相当し、W1A,W1B,W2A,W2B,W
A,WBは、円周方向の長さWに相当する。
【0077】なお、上述の各実施の形態は、本発明の好
適な実施の形態の例であるが、これに限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
変形実施可能である。たとえば、着磁対象となるマグネ
ット40の形状は、その外周面と内周面を挟むようして
着磁ヨーク41,42が配置できるような形状であれば
よく、必ずしも円筒形状のマグネットでなくてもよい。
また、外周面と内周面の両方の面の着磁が可能であって
も、必ずしも両方の面を着磁しなくてはならない訳では
なく、用途によって、外周面のみを着持させたり、内周
面のみを着磁させたり、外周面と内周面の両面を着磁さ
せたりすることができる。
【0078】また、その着磁装置により着磁されたマグ
ネット40を使用してロータマグネット24としたモー
タの例(図9以降の説明)において、外周極歯TA1,
TA2,TA3,・・・および内周極歯TB1,TB
2,TB3,・・・は、それぞれが対向配置され、その
間にロータマグネット24が介在される構造であればよ
いので、上述の実施の形態の構造に限られるものではな
い。一例として、内周極歯TB1,TB2,TB3,・
・・は、上述の実施の形態ではステータキャップ30,
31に設けるようにしたが、これはステータキャップ3
0,31ではなく、たとえば、取付板32や上蓋33や
ケースに直接設けるようにしてもよい。この場合、取付
板32や上蓋33やケースを切り起こして突出部を形成
して極歯とすることもできる。
【0079】また、前述の実施の形態では、2つのステ
ータキャップ30,31を用意してこれら2つのステー
タキャップ30,31でコア26,27を挟み込むよう
にしたいわゆる2キャップ方式としたが、2つを一体化
したような1キャップ方式としてもよい。さらに、内外
1対のコアを2組重ね、それらを1つのケースで保持す
ると共に蓋ケースを取り付けるようにしても良い。
【0080】また、外周極歯TA1,TA2,TA3,
・・・および内周極歯TB1,TB2,TB3,・・・
は、それぞれの極歯が対向して配置されるが、その対向
の度合いは、完全な対向関係になくてもよく多少のずれ
はあってもよい。その場合、ロータマグネット24は、
図13に示すように、着磁セグメントを極歯に対向する
ように内外でずらすようにするのが好ましい。さらに、
極歯の先端部の幅W1と台形の基部の幅W2を、W1<
W2ではなく、W1>W2とし、先端部を広くするよう
にしても良い。
【0081】さらに、ロータマグネット24やマグネッ
ト40は、希土類マグネットに限られるものではなくた
とえばフェライト製のプラマグとしてもよい。さらに、
ロータマグネット24とボス23とは磁石材料による一
体成形によるものでもよい。
【0082】また、ステータ部25は、いわゆる1対の
コア組を2段重ねにした構成としているが、1対のコア
組のみから構成されるステッピングモータとしても良
い。さらに、ステッピングモータではなく、1層の小型
AC同期モータ等他のモータにも本発明を適用すること
ができる。なお、1層の小型AC同期モータは、一端が
開放された円筒状のマグネットを有する例ともなる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、複数の
巻線部を有する外周側着磁ヨークと複数の巻線部を有す
る内周側着磁ヨークを用意し、これら外周側着磁ヨーク
と内周側着磁ヨークをマグネットの側面部を挟むように
して配置して、マグネットの外周面と内周面の両方を着
磁可能とするようにしている。しかも、これら外周側着
磁ヨークと内種側着磁ヨークによってマグネットへの着
磁を行う際、着磁条件を種々設定することにより、様々
な着磁パターンを得ることができるようになっている。
たとえば、マグネットの外周面のみを着磁させれば、そ
れに対応した着磁パターンが得られることは勿論である
が、本発明では、内周面の着磁をも可能とすることにそ
の特徴がある。そのとき、着磁させるための条件を種々
設定することにより、様々な着磁パターンを得ることが
できる。
【0084】このように、外周側着磁ヨークと内周側着
磁ヨークの着磁条件を変えることで、複数種類の着磁パ
ターンを得ることができる。そして、これによって着磁
されたマグネットをモータのロータマグネットとして用
いれば、着磁されて得られた着磁パターンに応じたモー
タ特性を有したモータとすることができる。つまり、あ
る特性のモータを得ようとしたとき、マグネットの着磁
パターンを選ぶことによって所望とする特性が得られる
ことになり、モータ特性の設定に自由度を持たせること
ができ、同じモータであっても、マグネットの着磁パタ
ーンを変更することによって複数種類に特性を持ったモ
ータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における着磁の仕方を説明
する図であり、外周側着磁ヨークと内周側着磁ヨークと
マグネットの関係を模式的に示す図である。
【図2】図1によってマグネットに対する着磁が行われ
た場合の磁束の流れを説明する図である。
【図3】図1によってマグネットに対する着磁が行われ
た場合のマグネットの着磁パターンを示す図である。
【図4】本発明の実施の形態における他の着磁の仕方を
説明する図であり、外周側着磁ヨークと内周側着磁ヨー
クとマグネットの関係を模式的に示す図である。
【図5】図4によってマグネットに対する着磁が行われ
た場合の磁束の流れを説明する図である。
【図6】図4によってマグネットに対する着磁が行われ
た場合のマグネットの着磁パターンを示す図である。
【図7】本発明の実施の形態における着磁装置の概略的
な回路図の一例である。
【図8】本発明の実施の形態における着磁装置の概略的
な回路図の他の例である。
【図9】本発明によって外周面と内周面の両方が着磁さ
れたマグネットを用いたモータの構造を説明する断面図
である。
【図10】図9における矢印X−X方向から見た図であ
る。
【図11】図9における矢印Y−Y方向から見た図であ
り、極歯とマグネットの配置関係を模式的に示す図であ
る。
【図12】図11に示した極歯とマグネットの配置関係
における磁束の流れを説明する図である。
【図13】図9のモータにおいて、マグネットの内外面
の着磁をわずかにずらし、その着磁セグメントに対向す
るように外周極歯と内周極歯を配置した例を示す図であ
る。
【図14】従来のステッピングモータの構造を説明する
断面図である。
【図15】図14における矢印X−X方向から見た図で
ある。
【図16】図14における矢印Y−Y方向から見た図で
あり、極歯とマグネットの配置関係を模式的に示す図で
ある。
【図17】従来の着磁の仕方を説明する図であり、着磁
ヨークとマグネットの関係を模式的に示す図である。
【図18】図17によってマグネットに対する着磁が行
われた場合のマグネットの着磁パターンを示す図であ
る。
【符号の説明】
21 ロータ 22 回転軸 23 ボス 24 ロータマグネット 24a 着磁セグメント 25 ステータ部 26,27 コア 30,31 ステータキャップ 32 取付板 33 上蓋 40 マグネット 41 外周側着磁ヨーク 42 内周側着磁ヨーク C11,C12,C13,・・・ 外周側着磁ヨークの
巻線部 C21,C22,C23,・・・ 内周側着磁ヨークの
巻線部 SG1,SG2,SG3,・・・ マグネットの着磁セ
グメント TA1,TA2,TA3,・・・ 第1の極歯列(外周
極歯) TB1,TB2,TB3,・・・ 第2の極歯列(内周
極歯)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一端が開放された円筒状のマ
    グネットの外周面側の円周方向に沿って配置される外周
    側着磁ヨークと、当該円筒状のマグネットの内周面側の
    円周方向に沿い、かつ、上記外周側着磁ヨークに沿って
    配置される内周側着磁ヨークとを設け、この外周側着磁
    ヨークと内周側着磁ヨークは、それぞれ円周方向に複数
    の巻線部を有し、この外周側着磁ヨークと内周側着磁ヨ
    ークの少なくとも一方側のヨークに設けられたそれぞれ
    複数の巻線部に対し、それぞれの巻線部ごとに決められ
    た方向に電流を流すことで、上記マグネットの外周面と
    内周面の少なくとも一方の円周方向にN極またはS極の
    着磁を行うことを特徴とするマグネット着磁装置。
  2. 【請求項2】 前記外周側着磁ヨークと前記内周側着磁
    ヨークは、それぞれ隣り合う巻線部に反対方向の電流を
    流すとともに、当該外周側着磁ヨークと内周側着磁ヨー
    クの対をなす巻線部同志ごとに、その対をなす巻線部に
    同方向の電流を流すことで、マグネットの円周方向に形
    成される個々の着磁セグメントにおいてマグネットの外
    周面の磁極とそれに対向する部分の内周面の磁極が異極
    となるように着磁させることを特徴とする請求項1記載
    のマグネット着磁装置。
  3. 【請求項3】 前記外周側着磁ヨークと前記内周側着磁
    ヨークは、それぞれ隣り合う巻線部に反対方向の電流を
    流すとともに、当該外周側着磁ヨークと内周側着磁ヨー
    クの対をなす巻線部同志ごとに、その対をなす巻線部に
    反対方向の電流を流すことで、マグネットの円周方向に
    形成される個々の着磁セグメントにおいてマグネットの
    外周面の磁極とそれに対向する部分の内周面の磁極が同
    極となるように着磁させることを特徴とする請求項1記
    載のマグネット着磁装置。
  4. 【請求項4】 円周方向に複数の巻線部を有する外周側
    着磁ヨークを少なくとも一端が開放された円筒状のマグ
    ネットの外周面側の円周方向に沿って配置するととも
    に、円周方向に複数の巻線部を有する内周側着磁ヨーク
    を当該円筒状のマグネットの内周面側の円周方向に沿っ
    て、その個々の巻線部が上記外周側ヨークの個々の巻線
    部との間で対をなす如く上記外周側着磁ヨークに対向配
    置し、この外周側着磁ヨークと内周側着磁ヨークの少な
    くとも一方側のヨークに設けられたそれぞれ複数の巻線
    部に対し、それぞれの巻線部ごとに決められた方向に電
    流を流すことで、上記マグネットの外周面と内周面の少
    なくとも一方の円周方向にN極またはS極の着磁を行う
    ようにしたことを特徴とするマグネット着磁方法。
  5. 【請求項5】 前記外周側着磁ヨークと前記内周側着磁
    ヨークは、それぞれ隣り合う巻線部に反対方向の電流を
    流すとともに、当該外周側着磁ヨークと内周側着磁ヨー
    クの対をなす巻線部同志ごとに、その対をなす巻線部に
    同方向の電流を流すことで、マグネットの円周方向に形
    成される個々の着磁セグメントにおいてマグネットの外
    周面の磁極とそれに対向する部分の内周面の磁極が異極
    となるように着磁させることを特徴とする請求項4記載
    のマグネット着磁方法。
  6. 【請求項6】 前記外周側着磁ヨークと前記内周側着磁
    ヨークは、それぞれ隣り合う巻線部に反対方向の電流を
    流すとともに、当該外周側着磁ヨークと内周側着磁ヨー
    クの対をなす巻線部同志ごとに、その対をなす巻線部に
    反対方向の電流を流すことで、マグネットの円周方向に
    形成される個々の着磁セグメントにおいてマグネットの
    外周面の磁極とそれに対向する部分の内周面の磁極が同
    極となるように着磁させることを特徴とする請求項4記
    載のマグネット着磁方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から3のいずれか1項に記載の
    マグネット着磁装置または請求項4から6のいずれか1
    項に記載のマグネット着磁方法によって着磁がなされた
    マグネット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1517428A2 (en) * 2003-09-17 2005-03-23 LG Electronics Inc. magnetizer of a permanent magnetic rotor
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JP2016072463A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 日立金属株式会社 永久磁石、位置センサ、永久磁石の製造方法及び着磁装置

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