JP2000253607A - 回転電機用回転子 - Google Patents

回転電機用回転子

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JP2000253607A
JP2000253607A JP11052629A JP5262999A JP2000253607A JP 2000253607 A JP2000253607 A JP 2000253607A JP 11052629 A JP11052629 A JP 11052629A JP 5262999 A JP5262999 A JP 5262999A JP 2000253607 A JP2000253607 A JP 2000253607A
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JP
Japan
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rotor
coil
coil winding
winding groove
rotor core
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JP11052629A
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English (en)
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Yutaka Sato
豊 佐藤
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Mahle Electric Drive Systems Co Ltd
Original Assignee
Kokusan Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転子コイルの下層側の温度上昇を抑制でき
る回転電機用回転子を得る。 【解決手段】 回転軸の外周に回転子鉄心2を固定す
る。回転子鉄心2のコイル巻回用溝部2aに樹脂製のボ
ビン3のコイル巻回用溝形胴部3aを嵌め込む。コイル
巻回用溝形胴部3a内に回転子コイル4を積層状態で巻
回する。回転子鉄心2のコイル巻回用溝部2aの底部側
内面と、ボビン3におけるコイル巻回用溝形胴部3aの
底部側外面との間に通風通路7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電機等の回転電
機で用いる回転電機用回転子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転子側にコイルが巻装されている回転
電機、例えば回転界磁形発電機の回転子においては、図
4乃至図6に示すように、回転軸1の外周に回転子鉄心
2が固定され、この回転子鉄心2のコイル巻回用溝部2
aに樹脂製のボビン3のコイル巻回用溝形胴部3aが嵌
め込まれている。ボビン3は、コイル巻回用溝形胴部3
aの長手方向の両端部に鍔部3bが一体に設けられ、こ
れら鍔部3bには複数のリブ3cが一体に突設されて補
強されている。各鍔部3bの中央には、回転子鉄心2の
中心における回転軸圧入孔2bを露出させる窓部3dが
それぞれ設けられている。この窓部3dに隣接させて鍔
部3bには、渡り線案内溝3eがそれぞれ設けられてい
る。コイル巻回用溝形胴部3a内には、回転子コイル4
が積層状態で巻回されている。この回転子コイル4に
は、図示しないがワニスからなる含浸剤が含浸され、該
回転子コイル4の飛び出しや断線を防止し、且つ回転子
コイル4の放熱性の向上させるるようになっている。回
転軸1の軸線方向の一端部側には、回転子コイル4を冷
却する冷却ファン5が取付けられている。また、該回転
軸1の軸線方向の他端部側には、軸受6が取付けられて
いる。
【0003】次に、このような回転電機用回転子の製造
方法について説明する。まず、回転子鉄心2にボビン3
を嵌め付け、このボビン3の一方のコイル巻回用溝形胴
部3a内に回転子コイル4を下層から上層へと積層状態
で巻回する。回転子コイル4を最上層まで巻回した後、
該回転子コイル4をボビン3の渡り線案内溝3eを通し
て反対側のコイル巻回用溝形胴部3a側に導きいて、そ
の内部に回転子コイル4を下層から上層へと積層状態で
巻回する。巻線の終了後、回転子コイル4にワニスから
なる含浸剤を最上層撚り下層へと、回転子コイル4の線
間や該回転子コイル4とボビン3との隙間を通してしみ
込ませる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造の回転電機用回転子では、冷却ファン5の冷却
風によって直接冷却される回転子コイル4の最上層側に
比べ、該回転子コイル4の下層側は放熱が不十分にな
り、このため下層側の回転子コイル4の温度が高くなっ
て、回転子の温度も高くなり、該回転子の性能低下及び
回転子コイル4の発熱に伴う膨らみによって固定子内面
に接触して断線を招き、発電停止に至る場合がある問題
点があった。
【0005】本発明の目的は、回転子コイルの下層側の
温度上昇を抑制できる回転電機用回転子を提供すること
にある。
【0006】本発明の他の目的は、回転子コイルの下層
側の温度上昇を一層効率よく抑制できる回転電機用回転
子を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、通風通路の形成を容
易に行える回転電機用回転子を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転軸の外周
に回転子鉄心が固定され、該回転子鉄心のコイル巻回用
溝部に樹脂製のボビンのコイル巻回用溝形胴部が嵌め込
まれ、該コイル巻回用溝形胴部内に回転子コイルが積層
状態で巻回されている回転電機用回転子を改良するもの
である。
【0009】また本発明は、回転軸の外周に回転子鉄心
が固定され、該回転子鉄心のコイル巻回用溝部に樹脂製
のボビンのコイル巻回用溝形胴部が嵌め込まれ、該コイ
ル巻回用溝形胴部内に回転子コイルが積層状態で巻回さ
れ、回転軸の軸線方向の端部側には前記回転子コイルを
冷却する冷却ファンが取付けられている回転電機用回転
子を改良するものである。
【0010】本発明は、このような回転電機用回転子に
おいて、回転子鉄心のコイル巻回用溝部の底部側内面と
コイル巻回用溝形胴部の底部側外面との間に通風通路が
設けられていることを特徴とする。特に、冷却ファンを
有するタイプの回転電機用回転子にあっては、通風通路
は冷却ファンから冷却風が送り込まれるようになってい
ることが好ましい。
【0011】このように通風通路を設けると、この通風
通路を通る冷却風によって、コイル巻回用溝形胴部の底
部側と回転子鉄心におけるコイル巻回用溝部の底部側と
が冷却されることになる。コイル巻回用溝形胴部の底部
側の冷却により、回転子コイルの下層の温度上層が抑制
される。また、回転子鉄心におけるコイル巻回用溝部の
底部側の冷却により、回転子鉄心の温度上昇が抑制され
る。それゆえ、回転子コイルの発熱に伴う膨らみによっ
て固定子内面に接触して断線を招くのを防止することが
できる。
【0012】特に、この通風通路に冷却ファンから冷却
風が通されるようになっていると、コイル巻回用溝形胴
部の底部側と回転子鉄心におけるコイル巻回用溝部の底
部側との冷却効率を一層向上させることができる。
【0013】また、本発明において通風通路は、ボビン
におけるコイル巻回用溝形胴部の張出し部側の底部側壁
部に、回転子鉄心のコイル巻回用溝部の張出し部側の底
部側壁部より後退させた後退部を設けることにより形成
されていることが好ましい。このような構成で通風通路
を形成すると、ボビンの形状を若干変えるだけで通風通
路の形成を容易に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は本発明に係る回転
電機用回転子における実施の形態の一例を示したもの
で、図1は本例の回転電機用回転子の正面図、図2は本
例の回転電機用回転子の片側部分の側面図、図3は図2
の横断面図である。
【0015】本例の回転電機用回転子においては、図3
に示すように横断面形状がI字状をなす回転子鉄心2の
コイル巻回用溝部2aの底部側内面とボビン3における
コイル巻回用溝形胴部3aの底部側外面との間に通風通
路7がそれぞれ設けられている。本例では、これら通風
通路7は、コイル巻回用溝形胴部3aの張出し部3a´
側の底部側外面と回転子鉄心2のコイル巻回用溝部2a
の底部側内面との間に設けられている。このような通風
通路7の形成は、本例ではコイル巻回用溝形胴部3aの
張出し部3a´側の底部側壁部に従来に対して後退させ
た後退部3a''を設けることにより行われている。特
に、本例で各通風通路7には、図4に示す冷却ファン5
から冷却風が送り込まれるようになっている。その他の
構成は、前述した図4と同様になっており、対応する箇
所には同一符号を付けて示している。
【0016】このように、回転子鉄心2のコイル巻回用
溝部2aの底部側内面とボビン3におけるコイル巻回用
溝形胴部3aの底部側外面との間に通風通路7を設ける
と、この通風通路7を通る冷却風によって、ボビン3に
おけるコイル巻回用溝形胴部3aの底部側と回転子鉄心
2におけるコイル巻回用溝部2aの底部側とが冷却され
ることになる。コイル巻回用溝形胴部3aの底部側の冷
却により、回転子コイル4の下層の温度上層が抑制され
る。また、回転子鉄心2におけるコイル巻回用溝部2a
の底部側の冷却により、回転子鉄心2の温度上昇が抑制
される。それゆえ、回転子の性能低下を防止することが
でき、また回転子コイル4の発熱に伴う膨らみによって
固定子内面に接触して断線を招くのを防止することがで
きる。
【0017】特に、本例のように各通風通路7に冷却フ
ァン5から冷却風が通されるようになっていると、コイ
ル巻回用溝形胴部3aの底部側と回転子鉄心2における
コイル巻回用溝部2aの底部側との冷却効率を一層向上
させることができる。
【0018】また、各通風通路7が、ボビン3における
コイル巻回用溝形胴部3aの張出し部3a´側の底部側
壁部に、回転子鉄心2のコイル巻回用溝部2aの底部側
壁部より後退させた後退部3a''を設けることにより形
成すると、ボビン3の形状を若干変えるだけで通風通路
7の形成を容易に行うことができる。
【0019】上記例では、冷却ファン5を有するタイプ
の回転電機用回転子に本発明を適用したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、冷却ファン5を有しない
タイプの回転電機用回転子にも適用することができる。
また、本発明は、回転子側にコイルが巻装されている電
動機にも同様に適用できるものである。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る回転電機用回転子では、回
転子鉄心のコイル巻回用溝部の底部側内面とコイル巻回
用溝形胴部の底部側外面との間に通風通路を設けたの
で、この通風通路を通る冷却風によって、コイル巻回用
溝形胴部の底部側と回転子鉄心におけるコイル巻回用溝
部の底部側とを冷却することができ、コイル巻回用溝形
胴部の底部側の冷却により回転子コイルの下層の温度上
層を抑制でき、回転子鉄心におけるコイル巻回用溝部の
底部側の冷却により回転子鉄心の温度上昇を抑制でき
る。それゆえ、本発明によれば、回転子の性能低下を防
止することができ、また回転子コイルの発熱に伴う膨ら
みによって固定子内面に接触して断線を招くのを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転電機用回転子における実施の
形態の一例を示した正面図である。
【図2】本例の回転電機用回転子の片側部分の側面図で
ある。
【図3】図2の横断面図である。
【図4】従来の回転電機用回転子で上半部を縦断して示
した側面図である。
【図5】従来の回転電機用回転子の正面図である。
【図6】従来の回転電機用回転子の横断面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 2 回転子鉄心 2a コイル巻回用溝部 2b 回転軸圧入孔 3 ボビン 3a コイル巻回用溝形胴部 3a´ 張出し部 3a'' 後退部 3b 鍔部 3c リブ 3d 窓部 3e 渡り線案内溝 4 回転子コイル 5 冷却ファン 6 軸受 7 通風通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H002 AA07 AA10 AB07 AD03 AD04 AD06 AD08 5H603 AA09 AA12 BB02 BB12 CA02 CA04 CB02 CB03 CB26 CC11 CC17 CD21 CE01 FA01 5H609 BB04 PP07 PP08 PP09 PP10 QQ02 QQ12 RR02 RR27 RR33 RR42 RR69

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の外周に回転子鉄心が固定され、
    前記回転子鉄心のコイル巻回用溝部に樹脂製のボビンの
    コイル巻回用溝形胴部が嵌め込まれ、前記コイル巻回用
    溝形胴部内に回転子コイルが積層状態で巻回されている
    回転電機用回転子において、 前記回転子鉄心の前記コイル巻回用溝部の底部側内面と
    前記コイル巻回用溝形胴部の底部側外面との間に通風通
    路が設けられていることを特徴とする回転電機用回転
    子。
  2. 【請求項2】 回転軸の外周に回転子鉄心が固定され、
    前記回転子鉄心のコイル巻回用溝部に樹脂製のボビンの
    コイル巻回用溝形胴部が嵌め込まれ、前記コイル巻回用
    溝形胴部内に回転子コイルが積層状態で巻回され、前記
    回転軸の軸線方向の端部側には前記回転子コイルを冷却
    する冷却ファンが取付けられている回転電機用回転子に
    おいて、 前記回転子鉄心の前記コイル巻回用溝部の底部側内面と
    前記コイル巻回用溝形胴部の底部側外面との間に前記冷
    却ファンから冷却風が送り込まれる通風通路が設けられ
    ていることを特徴とする回転電機用回転子。
  3. 【請求項3】 前記通風通路は、前記ボビンにおける前
    記コイル巻回用溝形胴部の張出し部側の底部側壁部に、
    前記回転子鉄心の前記コイル巻回用溝部の張出し部側の
    底部側壁部より後退させた後退部を設けることにより形
    成されていることを特徴とする請求項1または2に記載
    の回転電機用回転子。
JP11052629A 1999-03-01 1999-03-01 回転電機用回転子 Withdrawn JP2000253607A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014050938A1 (ja) * 2012-09-27 2014-04-03 澤藤電機株式会社 発電機用ロータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014050938A1 (ja) * 2012-09-27 2014-04-03 澤藤電機株式会社 発電機用ロータ
CN104704713A (zh) * 2012-09-27 2015-06-10 泽藤电机株式会社 发电机用转子

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