JP2000253090A - デジタルコスタスループ回路 - Google Patents
デジタルコスタスループ回路Info
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- JP2000253090A JP2000253090A JP11051828A JP5182899A JP2000253090A JP 2000253090 A JP2000253090 A JP 2000253090A JP 11051828 A JP11051828 A JP 11051828A JP 5182899 A JP5182899 A JP 5182899A JP 2000253090 A JP2000253090 A JP 2000253090A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ROMの容量を削減する。
【解決手段】 アドレス変換回路11により、I’信
号、Q’信号のサインビットに応じて、第1、3または
2、4象限のいずれに位置するかを示す変換制御信号
と、第1象限における位置を表すアドレスAに変換す
る。アドレスAに応じて位相ROM12より、位相デー
タの絶対値についてのデータを得、これをデータ変換回
路13において0〜2πにおける位相差データに変換す
る。
号、Q’信号のサインビットに応じて、第1、3または
2、4象限のいずれに位置するかを示す変換制御信号
と、第1象限における位置を表すアドレスAに変換す
る。アドレスAに応じて位相ROM12より、位相デー
タの絶対値についてのデータを得、これをデータ変換回
路13において0〜2πにおける位相差データに変換す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル位相復調
回路に用いられ、直交検波して得たデジタル複素信号か
らキャリア成分を除去するデジタルコスタスループ回
路、特にこの回路に内蔵されるROM容量の削減に関す
る。
回路に用いられ、直交検波して得たデジタル複素信号か
らキャリア成分を除去するデジタルコスタスループ回
路、特にこの回路に内蔵されるROM容量の削減に関す
る。
【0002】
【従来の技術】デジタル位相復調回路を含むデジタル受
信機におけるフロントエンド部の一般的な構成を図3に
示す。なお、このようなデジタル受信機は、デジタルテ
レビ衛星放送の受信などに利用される。
信機におけるフロントエンド部の一般的な構成を図3に
示す。なお、このようなデジタル受信機は、デジタルテ
レビ衛星放送の受信などに利用される。
【0003】デジタル受信機におけるフロントエンド部
では、アンテナ31によって受信した信号をチューナ3
2により任意の中間周波信号(IF信号)にダウンコン
バートする。次に、直交検波回路33にて直交検波し、
ベースバンドのアナログI信号(IA)、Q信号
(QA)を得る。このアナログI信号、Q信号は、AD
コンバータ34によりデジタルI信号(ID)、Q信号
(QD)に変換されナイキストフィルタ35に入力され
る。ナイキストフィルタ35は、不要な高周波成分を除
去するとともに符号間干渉を防止するためのフィルタ処
理を行う。
では、アンテナ31によって受信した信号をチューナ3
2により任意の中間周波信号(IF信号)にダウンコン
バートする。次に、直交検波回路33にて直交検波し、
ベースバンドのアナログI信号(IA)、Q信号
(QA)を得る。このアナログI信号、Q信号は、AD
コンバータ34によりデジタルI信号(ID)、Q信号
(QD)に変換されナイキストフィルタ35に入力され
る。ナイキストフィルタ35は、不要な高周波成分を除
去するとともに符号間干渉を防止するためのフィルタ処
理を行う。
【0004】ここで、直交検波回路33にて直交信号成
分を生成する際、完全なキャリアの同期検波が行われな
いと、ベースバンドのアナログI信号、Q信号およびデ
ジタルI信号、Q信号にキャリア成分が残留する。この
残留したキャリア成分を除去するためにデジタルコスタ
スループ回路36を有しており、このデジタルコスタス
ループ回路によって、残留キャリア成分が除去されたデ
ジタルI’信号(I’ D)、Q’信号(Q’D)が得ら
れる。
分を生成する際、完全なキャリアの同期検波が行われな
いと、ベースバンドのアナログI信号、Q信号およびデ
ジタルI信号、Q信号にキャリア成分が残留する。この
残留したキャリア成分を除去するためにデジタルコスタ
スループ回路36を有しており、このデジタルコスタス
ループ回路によって、残留キャリア成分が除去されたデ
ジタルI’信号(I’ D)、Q’信号(Q’D)が得ら
れる。
【0005】デジタルコスタスループ回路36は、複素
乗算回路361と残留キャリア成分を含むデジタルI’
信号、Q’信号から残留キャリア成分を位相差成分とし
て検出し、その位相差成分をうち消すための制御信号Θ
を出力するキャリア位相差検出回路362と、制御信号
Θをアドレス入力としてそのアドレス値に対応したサイ
ン(sin)データ及びコサイン(cos)データの値
を前記複素乗算回路361に出力するROM363で構
成される。
乗算回路361と残留キャリア成分を含むデジタルI’
信号、Q’信号から残留キャリア成分を位相差成分とし
て検出し、その位相差成分をうち消すための制御信号Θ
を出力するキャリア位相差検出回路362と、制御信号
Θをアドレス入力としてそのアドレス値に対応したサイ
ン(sin)データ及びコサイン(cos)データの値
を前記複素乗算回路361に出力するROM363で構
成される。
【0006】そして、複素乗算回路361では、 I’= I×cosΘ−Q×sinΘ Q’= I×sinΘ+Q×cosΘ の演算が行われ、残留キャリア成分が除去されたデジタ
ルI’信号、Q’信号が得られる。
ルI’信号、Q’信号が得られる。
【0007】このようにして、直交検波回路33におい
て、完全な同期検波が行われなくても、デジタルコスタ
スループ回路によって、残留したキャリア成分を除去す
ることができ、受信したデジタルデータを復調すること
ができる。
て、完全な同期検波が行われなくても、デジタルコスタ
スループ回路によって、残留したキャリア成分を除去す
ることができ、受信したデジタルデータを復調すること
ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ここで、キャリア位相
誤差検出回路362は、複素乗算回路361の出力であ
るI’信号、Q’信号をアドレスとして、位相差を出力
する位相ROMと、この位相ROMの出力から位相差を
算出する位相差算出回路と、算出した位相差を制御信号
Θに変換する制御信号変換回路からなっている。
誤差検出回路362は、複素乗算回路361の出力であ
るI’信号、Q’信号をアドレスとして、位相差を出力
する位相ROMと、この位相ROMの出力から位相差を
算出する位相差算出回路と、算出した位相差を制御信号
Θに変換する制御信号変換回路からなっている。
【0009】このように、位相ROMは、I’信号、
Q’信号をアドレス入力としており、この入力に応じて
Tan−1(Q’/I’)を出力する。すなわち、図4
に示すような構成を有しており、I’信号、Q’信号を
それぞれmビット、位相ROMの出力データをnビット
とすると、位相ROMは、(2m×n)ビットの容量を
必要とする。
Q’信号をアドレス入力としており、この入力に応じて
Tan−1(Q’/I’)を出力する。すなわち、図4
に示すような構成を有しており、I’信号、Q’信号を
それぞれmビット、位相ROMの出力データをnビット
とすると、位相ROMは、(2m×n)ビットの容量を
必要とする。
【0010】本発明の目的は、位相ROMの容量を削減
できるデジタルコスタスループ回路を提供することにあ
る。
できるデジタルコスタスループ回路を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、デジタル複素
信号にサインデータ及びコサインデータを複素乗算する
複素乗算器と、この複素乗算器の出力のI信号及びQ信
号からキャリア位相差成分を検出し、これに基づいた制
御信号を発生するキャリア位相差検出回路と、キャリア
位相差検出回路において発生された位相差データに基づ
いて、上記複素乗算器に供給するサインデータ及びコサ
インデータを発生するサインコサインデータ発生回路
と、を含み、直交検波して得たデジタル複素信号からキ
ャリア成分を除去するデジタルコスタスループ回路にお
いて、上記キャリア位相差検出回路は、上記I信号及び
Q信号を変換制御信号と、アドレス信号とに変換するア
ドレス変換回路と、アドレス信号に応じて、位相データ
を出力する位相ROMと、この位相ROMから出力され
る位相データを上記変換制御信号に基づいて、上記位相
差データに変換するデータ変換回路と、を備えることを
特徴とする。
信号にサインデータ及びコサインデータを複素乗算する
複素乗算器と、この複素乗算器の出力のI信号及びQ信
号からキャリア位相差成分を検出し、これに基づいた制
御信号を発生するキャリア位相差検出回路と、キャリア
位相差検出回路において発生された位相差データに基づ
いて、上記複素乗算器に供給するサインデータ及びコサ
インデータを発生するサインコサインデータ発生回路
と、を含み、直交検波して得たデジタル複素信号からキ
ャリア成分を除去するデジタルコスタスループ回路にお
いて、上記キャリア位相差検出回路は、上記I信号及び
Q信号を変換制御信号と、アドレス信号とに変換するア
ドレス変換回路と、アドレス信号に応じて、位相データ
を出力する位相ROMと、この位相ROMから出力され
る位相データを上記変換制御信号に基づいて、上記位相
差データに変換するデータ変換回路と、を備えることを
特徴とする。
【0012】このように、位相ROMに供給する信号を
位相差から得られる信号そのままとせず、変換信号とア
ドレス信号に分ける。例えば、I,Q信号のMSBを取
り去ることによって、I信号、Q信号で特定される0〜
2πの座標は、1/4の範囲になる。一方、I,Q信号
のMSBは、第1〜4のいずれの象限に位置するかを示
す情報になる。そこで、位相ROM自体は、1/4のデ
ータを用意しておき、第1象限の範囲の入力に対し位相
差を出力する。そして、I,Q信号のMSBからなる変
換制御信号により、位相ROMからの出力の符号を決定
することができる。この構成により、位相ROMの容量
を1/4にできる。
位相差から得られる信号そのままとせず、変換信号とア
ドレス信号に分ける。例えば、I,Q信号のMSBを取
り去ることによって、I信号、Q信号で特定される0〜
2πの座標は、1/4の範囲になる。一方、I,Q信号
のMSBは、第1〜4のいずれの象限に位置するかを示
す情報になる。そこで、位相ROM自体は、1/4のデ
ータを用意しておき、第1象限の範囲の入力に対し位相
差を出力する。そして、I,Q信号のMSBからなる変
換制御信号により、位相ROMからの出力の符号を決定
することができる。この構成により、位相ROMの容量
を1/4にできる。
【0013】従って、上記変換制御信号は、I信号及び
Q信号のMSBからなる2ビットに基づいて生成され、
上記位相ROMへのアドレス信号はI信号及びQ信号の
残りのビットに基づいて生成されることが好適である。
Q信号のMSBからなる2ビットに基づいて生成され、
上記位相ROMへのアドレス信号はI信号及びQ信号の
残りのビットに基づいて生成されることが好適である。
【0014】また、上記データ変換回路は、変換制御信
号に基づいて、位相差データの符号を変換することが好
適である。
号に基づいて、位相差データの符号を変換することが好
適である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。
て、図面に基づいて説明する。
【0016】本実施の形態のデジタルコスタスループ回
路において、複素乗算回路361、サインデータ及びコ
サインデータを出力するROM363は、図3の従来例
と同様の構成を有している。そして制御信号Θを発生す
るためのキャリア位相誤差検出回路362、特にその中
の位相ROMの構成が異なっている。また、以下の説明
においては位相変復調方式のうちのQPSKに関しての
説明を行うが、他の位相変復調に関しても同様である。
路において、複素乗算回路361、サインデータ及びコ
サインデータを出力するROM363は、図3の従来例
と同様の構成を有している。そして制御信号Θを発生す
るためのキャリア位相誤差検出回路362、特にその中
の位相ROMの構成が異なっている。また、以下の説明
においては位相変復調方式のうちのQPSKに関しての
説明を行うが、他の位相変復調に関しても同様である。
【0017】本実施の形態の位相ROMは、図1に示す
ように、アドレス変換回路11と、位相ROM12と、
データ変換回路13とからなっている。複素乗算回路3
61から出力されるI’信号及びQ’信号は、アドレス
変換回路11に入力され、ここで、変換制御信号と、ア
ドレスAに変換される。そして、アドレスAは、位相R
OM12に読み出しアドレスとして供給される。位相R
OM12は、アドレスAに応じて対応した位相差データ
の絶対値を出力する。データ変換回路13は、位相差デ
ータの絶対値及び変換制御信号を受け入れ、位相差デー
タを出力する。
ように、アドレス変換回路11と、位相ROM12と、
データ変換回路13とからなっている。複素乗算回路3
61から出力されるI’信号及びQ’信号は、アドレス
変換回路11に入力され、ここで、変換制御信号と、ア
ドレスAに変換される。そして、アドレスAは、位相R
OM12に読み出しアドレスとして供給される。位相R
OM12は、アドレスAに応じて対応した位相差データ
の絶対値を出力する。データ変換回路13は、位相差デ
ータの絶対値及び変換制御信号を受け入れ、位相差デー
タを出力する。
【0018】ここで、I’信号及びQ’信号のビット数
はm、アドレスAのビット数は2(m−1)、位相RO
M12の出力のビット数はn、位相差データのビット数
はnである。なお、変換制御信号は、I’信号及びQ’
信号のMSBの論理演算(排他的オア)により得られる
1ビットの信号である。
はm、アドレスAのビット数は2(m−1)、位相RO
M12の出力のビット数はn、位相差データのビット数
はnである。なお、変換制御信号は、I’信号及びQ’
信号のMSBの論理演算(排他的オア)により得られる
1ビットの信号である。
【0019】このように、位相ROM12は、2(m−
1)ビットのアドレスによって、nビットのデータを出
力するものであり、その容量は、(22(m−1)×
n)ビットの容量であり、図4の位相ROM12の1/
4(4分の1)の容量でよいことになる。
1)ビットのアドレスによって、nビットのデータを出
力するものであり、その容量は、(22(m−1)×
n)ビットの容量であり、図4の位相ROM12の1/
4(4分の1)の容量でよいことになる。
【0020】次に、I’信号、Q’信号のビット数をm
=4ビット、位相ROM12の出力ビット数をn=8ビ
ットとした場合の具体的構成例を図2に示す。
=4ビット、位相ROM12の出力ビット数をn=8ビ
ットとした場合の具体的構成例を図2に示す。
【0021】まず、I’信号及びQ’信号は、アドレス
変換回路11に入力され、I’信号及びQ’信号のMS
Bが分離され排他的オア(ExOR)回路113に入力
される。残りの3ビットは、それぞれ絶対値変換回路1
11に供給され、ここで正の値に変換される。本実施の
形態では、データを2の補数で取り扱っており、MSB
は符号を表している。そして、絶対値変換回路におい
て、データを反転し1を加算することで、負のデータが
正のデータに変換される。
変換回路11に入力され、I’信号及びQ’信号のMS
Bが分離され排他的オア(ExOR)回路113に入力
される。残りの3ビットは、それぞれ絶対値変換回路1
11に供給され、ここで正の値に変換される。本実施の
形態では、データを2の補数で取り扱っており、MSB
は符号を表している。そして、絶対値変換回路におい
て、データを反転し1を加算することで、負のデータが
正のデータに変換される。
【0022】絶対値変換回路111において、3ビット
ずつのデータを組み合わせ、6ビットのアドレスAにす
る。このアドレスAは位相ROMの読み出しアドレスで
あり、対応するデータが出力できればよいため、どのよ
うに組み合わせてもよいが、例えば、6ビットのうち上
位3ビットをI’信号の下位3ビット、下位ビット3ビ
ットをQ’信号の下位3ビットとすることができる。
ずつのデータを組み合わせ、6ビットのアドレスAにす
る。このアドレスAは位相ROMの読み出しアドレスで
あり、対応するデータが出力できればよいため、どのよ
うに組み合わせてもよいが、例えば、6ビットのうち上
位3ビットをI’信号の下位3ビット、下位ビット3ビ
ットをQ’信号の下位3ビットとすることができる。
【0023】位相ROM12は、このアドレス信号に対
応した位相データを出力する。例えば(I,Q)=(1
2,8)としたとき、この信号は、スペースダイアグラ
ムである図5に示すように、点aとして表される。この
点aは本来、点Aの位置に復元されなければならないも
のであるが、残留するキャリア成分により点Aからずれ
た点aに復元される。この点Aと点aとの位相角差が、
すなわち残留キャリア成分であり、残留キャリア成分
(周波数成分)が位相成分に変換されて検出されること
となる。これを算出するのがデータ変換回路13の位相
差算出回路131であり、位相ROM12から出力され
る位相データを位相差データに換算する。
応した位相データを出力する。例えば(I,Q)=(1
2,8)としたとき、この信号は、スペースダイアグラ
ムである図5に示すように、点aとして表される。この
点aは本来、点Aの位置に復元されなければならないも
のであるが、残留するキャリア成分により点Aからずれ
た点aに復元される。この点Aと点aとの位相角差が、
すなわち残留キャリア成分であり、残留キャリア成分
(周波数成分)が位相成分に変換されて検出されること
となる。これを算出するのがデータ変換回路13の位相
差算出回路131であり、位相ROM12から出力され
る位相データを位相差データに換算する。
【0024】また、図5において、点b(I,Q)=
(−12,8)、点c(I,Q)=(−12,−8)、
点d(I,Q)=(12,−8)は、図2のアドレス変
換回路11により点a(I,Q)=(12,8)に写像
される。すなわち、点a,b,c,dと点A,B,C,
Dとの位相のズレは同じである。このことは図5のスペ
ースダイアグラムを見ると明らかである。ただし、この
ときの変換制御信号の値は、点a(IMSB,QMS
B)=(0,0)、点c(IMSB,QMSB)=
(1,1)では0、点b(IMSB,QMSB)=
(1,0)、点d(IMSB,QMSB)=(0,1)
では1となる。
(−12,8)、点c(I,Q)=(−12,−8)、
点d(I,Q)=(12,−8)は、図2のアドレス変
換回路11により点a(I,Q)=(12,8)に写像
される。すなわち、点a,b,c,dと点A,B,C,
Dとの位相のズレは同じである。このことは図5のスペ
ースダイアグラムを見ると明らかである。ただし、この
ときの変換制御信号の値は、点a(IMSB,QMS
B)=(0,0)、点c(IMSB,QMSB)=
(1,1)では0、点b(IMSB,QMSB)=
(1,0)、点d(IMSB,QMSB)=(0,1)
では1となる。
【0025】この変換制御信号の値は、位相差データの
符号を表すものである。すなわち、I’信号、Q’信号
のMSBは、それぞれのデータの符号を示しており、正
が0負が1であるため、図5において、第1象限にあれ
ば(0,0)、第2象限にあれば(1,0)、第3象限
にあれば(1,1)、第4象限にあれば(0,1)であ
る。そこで、ExOR回路113における出力は、第
1、第3象限において0、第2,第4象限において1と
なる。
符号を表すものである。すなわち、I’信号、Q’信号
のMSBは、それぞれのデータの符号を示しており、正
が0負が1であるため、図5において、第1象限にあれ
ば(0,0)、第2象限にあれば(1,0)、第3象限
にあれば(1,1)、第4象限にあれば(0,1)であ
る。そこで、ExOR回路113における出力は、第
1、第3象限において0、第2,第4象限において1と
なる。
【0026】そして、位相ROM12から出力される位
相差データは、符号変換回路(132)において、変換
制御信号が0の時は無変換のまま、また変換制御信号が
1の時は、反転された位相差データとして次段に出力さ
れる。
相差データは、符号変換回路(132)において、変換
制御信号が0の時は無変換のまま、また変換制御信号が
1の時は、反転された位相差データとして次段に出力さ
れる。
【0027】このようにして、従来ではアドレスが8ビ
ット:256×8ビットの位相ROMが必要なところ
を、アドレス6ビット:64×8ビットの位相ROMで
従来と同等の機能を実現する事が可能となる。すなわ
ち、本発明によれば従来の1/4の位相ROM容量で、
従来と同等の位相データを出力することが可能となる。
ット:256×8ビットの位相ROMが必要なところ
を、アドレス6ビット:64×8ビットの位相ROMで
従来と同等の機能を実現する事が可能となる。すなわ
ち、本発明によれば従来の1/4の位相ROM容量で、
従来と同等の位相データを出力することが可能となる。
【0028】
【発明の効果】本発明により、デジタルコスタスループ
回路における位相ROMの容量を削減することが可能と
なる。
回路における位相ROMの容量を削減することが可能と
なる。
【図1】 本発明におけるROMの構成を表すブロック
図である。
図である。
【図2】 図1の構成をさらに具体的に表したブロック
図である。
図である。
【図3】 従来の一般的な位相復調回路の構成を表すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図4】 従来の位相ROMの構成を表すブロック図で
ある。
ある。
【図5】 本発明によるQPSK信号点の動きを説明す
るスペースダイアグラムを示す図である。
るスペースダイアグラムを示す図である。
11 アドレス変換回路、12 位相ROM、13 デ
ータ変換回路。
ータ変換回路。
Claims (3)
- 【請求項1】 デジタル複素信号にサインデータ及びコ
サインデータを複素乗算する複素乗算器と、この複素乗
算器の出力のI信号及びQ信号からキャリア位相差成分
を検出し、これに基づいた制御信号を発生するキャリア
位相差検出回路と、キャリア位相差検出回路において発
生された位相差データに基づいて、上記複素乗算器に供
給するサインデータ及びコサインデータを発生するサイ
ンコサインデータ発生回路と、を含み、直交検波して得
たデジタル複素信号からキャリア成分を除去するデジタ
ルコスタスループ回路において、 上記キャリア位相差検出回路は、 上記I信号及びQ信号を変換制御信号と、アドレス信号
とに変換するアドレス変換回路と、 アドレス信号に応じて、位相データを出力する位相RO
Mと、 この位相ROMから出力される位相データを上記変換制
御信号に基づいて、上記位相差データに変換するデータ
変換回路と、 を備えることを特徴とするデジタルコスタスループ回
路。 - 【請求項2】 請求項1に記載の回路において、 上記変換制御信号は、I信号及びQ信号のMSBからな
る2ビットに基づいて生成され、上記位相ROMへのア
ドレス信号はI信号及びQ信号の残りのビットに基づい
て生成されることを特徴とするデジタルコスタスループ
回路。 - 【請求項3】 請求項2に記載の回路において、 上記データ変換回路は、変換制御信号に基づいて、位相
差データの符号を変換することを特徴とするデジタルコ
スタスループ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11051828A JP2000253090A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | デジタルコスタスループ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11051828A JP2000253090A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | デジタルコスタスループ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000253090A true JP2000253090A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12897749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11051828A Pending JP2000253090A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | デジタルコスタスループ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000253090A (ja) |
-
1999
- 1999-02-26 JP JP11051828A patent/JP2000253090A/ja active Pending
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