JP2000252800A - 差動信号用比較器および差動信号比較方法 - Google Patents
差動信号用比較器および差動信号比較方法Info
- Publication number
- JP2000252800A JP2000252800A JP11051942A JP5194299A JP2000252800A JP 2000252800 A JP2000252800 A JP 2000252800A JP 11051942 A JP11051942 A JP 11051942A JP 5194299 A JP5194299 A JP 5194299A JP 2000252800 A JP2000252800 A JP 2000252800A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- differential
- comparator
- signal
- output
- difference
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manipulation Of Pulses (AREA)
- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
Abstract
の測定をする場合に、1つの比較器による単純な構成
で、複雑な処理をすることなく簡単に、ノイズに対して
も影響がなく測定可能にする。 【解決手段】 被測定物である差動デバイス2からの差
動信号(Q−QB)を1つの差動比較器1だけに入力す
る。そして、通常は差動比較器出力DOを保持するため
のラッチ入力LEにプログラム電圧VEを設定し、差動
比較器1の比較機能にヒステリシスを発生させる。差動
信号(Q−QB)のレベル差がヒステリシス電圧差を超
えた場合に、差動比較器1のDO出力が変化する。した
がって、判定させたいレベルになるようにヒステリシス
電圧をプログラムすることにより、差動信号(Q−Q
B)を測定することが可能となる。
Description
関し、特に、IC(集積回路)テスタにおいて、差動信
号で通信するデバイスの測定をする場合に使用される差
動信号比較器に関する。
構成を図5により説明する。
ス2の差動出力信号Q,QBは、それぞれ比較器1aの
一方の入力AIN,比較器1bの一方の入力CINに接
続されており、比較器1aの他方の入力BINには電圧
レベルVPが与えられ、比較器1bの他方の入力DIN
には電圧レベルVNが与えられている。比較器1a,1
bの出力DOA,DOBを保持させる機能をもつラッチ
入力LE,LEBそれぞれがが比較器1a,1bに共通
に供給されており、ロジック回路3により制御される。
すなわち、出力を保持する必要がなければラッチ入力L
Eにロウレベル、LEBにハイレベルの信号を与えてお
く。
号が入力BINの一定のレベル電圧VPを超えた場合に
出力DOAがハイレベル、超えない場合はロウレベルの
信号を出力する。また、同様に、比較器1bは、入力C
INに入力された信号が入力DINの一定のレベル電圧
VNを超えた場合に出力DOBがハイレベル、超えない
場合はロウレベルの信号を出力する。
bの入力AIN,CINに差動信号が与えられた場合、
それぞれの電圧レベルVP,VNに対し、入力AIN,
CINと同一論理の出力DOA,DOBが得られる。比
較器自身にも遅延時間があるが、ここでは説明を単純化
するため無視するものとする。
レベルは、ハイレベル信号の場合は電圧レベルVPを超
えなければならず、またロウレベル信号の場合は電圧レ
ベルVN以下に下がらなければならないため、電圧レベ
ルVP,VNは差動デバイス2の出力信号の判定レベル
を示している。
号Q,QBは、それぞれ別の比較器1a,1bにより信
号レベルを判定され、比較器1a,1bより出力された
信号DOA,DOBを期待信号とそれぞれ見比べる処理
をして、差動出力信号Q,QBが正しいか判定を行う。
この際、図7に示すように入力AINのロウレベルと入
力CINのハイレベルも判定する。
線路を長く伸ばして測定する場合、電源ノイズなどの影
響を受け、レベルが変化する場合がある。図8は、入力
AIN信号のレベルがノイズで変化した場合の様子を示
している。入力CIN信号も同様に変化を受けて、レベ
ルが変化しているため差動信号としては問題ないが、入
力AIN信号の場合、図6では電圧レベルVPを越えて
いたところが、ノイズの影響によって電圧レベルVPを
超えない場合が発生している。この結果、比較器出力D
OBは偶然に正しい判定結果が出力されているが、比較
器出力DOAは期待する結果としては波線部分が出てい
なければならないのに、出ておらず正しくない判定結果
となってしまっている。なお、図8のP点は、入力AI
N,CINの絶対レベルを示す同一レベル点を表してい
る。
た従来の差動信号用比較器では、差動信号をそれぞれ別
個の比較器で、ハイレベルとロウレベルについて比較判
定するため、処理が複雑になるという問題点がある。ま
た、ノイズの影響にも弱いという問題点がある。
号用比較器および差動信号比較法を提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、ノイズの影響を受け難
い差動信号用比較器および差動信号比較方法を提供する
ことにある。
めに、本発明の第1の差動信号比較器は、入力される差
動信号に対し、その信号レベル差を認識し、予めプログ
ラムされたレベル差以上になった場合に出力が変化する
ことを特徴とする。
は、差動デバイスからの差動出力信号を入力して、所定
のレベル差以上か否かを判定する差動信号比較におい
て、前記差動出力信号を1つの比較器に入力するととも
に、該比較器の出力を保持するためのラッチ入力に予め
プログラム電圧を設定することにより、該比較器の比較
機能にヒステリシスを発生させ、前記差動出力信号が該
ヒステリシスによる電圧差を超えた場合に前記所定のレ
ベル差以上であることを判定するようにしたことを特徴
とする。
動デバイスからの差動出力信号を入力して、所定のレベ
ル差以上か否かを判定する差動信号比較方法において、
前記差動出力信号を1つの比較器に入力する手順と、該
比較器の出力を保持するためのラッチ入力に予めプログ
ラム電圧を設定することにより、該比較器の比較機能に
ヒステリシスを発生させる手順と、前記差動出力信号が
該ヒステリシスによる電圧差を超えた場合に前記所定の
レベル差以上であることを判定する手順とを有すること
を特徴とする。
いて、差動デバイス2の差動出力信号Q、QBを接続す
る一つの比較器1の入力AIN,BINと、ラッチ入力
LEBをGND(接地)固定とし、もう一方のラッチ入
力LEにプログラム電圧VEを備えて、差動信号用比較
器を構成する。
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形
態のブロック図である。図1において、被測定物である
差動デバイス2の差動信号Q、QBは、差動比較器1の
入力AIN及び入力BINに接続されている。一方のラ
ッチ入力LEBはGNDに接続し、他方のラッチ入力L
Eはプログラム電圧VEに接続されている。
ラッチ入力LE,LEBとして、ある電圧範囲内におい
て両端子間に電圧差を与えることにより、比較機能にヒ
ステリシスが発生する。図2にプログラム電圧VEとヒ
ステリシス量Vhsの関係を示す。図2に示すように、
プログラム電圧VEを任意に設定することでヒステリシ
ス量Vhsを制御出来るようになる。
ベル差があることが必要なため、必要なこのレベル差を
ヒステリシス量Vhsとして与えておくことで判定を可
能にする。この動作を図3により説明する。
ログラム電圧VEで設定されたヒステリシス量Vhsが
与えられている。信号AINはロウレベルからハイレベ
ルへ変化すると、信号BINはハイレベルからロウレベ
ルへ変わる。通常であれば、信号AIN,BINの交わ
った点で出力DOは変化するが、ヒステリシスが働いて
いるためこの交点に相当する時刻において出力DOは変
化せず、両信号の差がヒステリシス量Vhsとなるa点
で出力DOが変化する。
ベルへ変化して信号BINはロウレベルからハイレベル
へ変わる場合も、ヒステリシス量Vhsを越えたb点で
出力DOが変化する。このDO出力を期待信号と見比べ
ることで判定を行う。
源ノイズなどの影響を受け、差動信号レベルが変化する
場合でも、常に差動信号の差を感知しているため問題な
く正しい判定結果が得られる。
他の実施の形態について図4により説明する。図4は、
差動デバイス20の差動信号部分を測定する実施の形態
の構成を示したブロック図である。
な信号レベルで高速に信号を送受信する機能を有し、端
子Q、QBは信号を入出力する端子となる。差動信号は
差動用比較器10およびプログラムされた差動信号を出
力することが可能な差動ドライバ30に接続される。
る場合は、この信号は、端子Q、QBそれぞれに接続さ
れた差動用比較器10の入力AIN,BINに導かれ、
判定させたい差動信号のハイレベルとロウレベルの差を
ヒステリシス電圧に置き換えられるようにプログラム電
圧VEをプログラムし、出力DOから得られた信号を期
待信号と見比べて差動信号の判定を行う。差動信号のレ
ベル差や、論理が正しくない場合は、期待信号と一致し
ないため差動デバイス20は不良と判断される。差動用
比較器10に信号を取り込んでいる場合、差動信号線路
に接続された差動ドライバ30の出力はハイインピーダ
ンスに制御されているため差動デバイス20から出力さ
れた信号に影響を与えないようになっている。
入力端子になる場合は、差動デバイス20の内部で入力
モードに切換える処理が行われる。差動信号が入力可能
状態になると、差動ドライバ30からプログラムされた
差動信号を出力し、差動デバイス20に入力し、差動デ
バイス20は受け取った信号を固有の内部処理をするの
に使用する。
単純な構成で差動信号を測定することが可能となる。差
動信号の送受信には、その末端部分に抵抗による終端器
を必要とする場合もあり、必要に応じて取り付ければよ
い。
ば、1つの比較器だけという簡単な構成で、期待信号と
判定も容易にでき、ノイズに対しても影響受けない効果
がある。
ス電圧の関係を示す図。
形図。
波形図。
Claims (6)
- 【請求項1】 入力される差動信号に対し、その信号レ
ベル差を認識し、予めプログラムされたレベル差以上に
なった場合に出力が変化することを特徴とする差動信号
用比較器。 - 【請求項2】 差動デバイスからの差動出力信号を入力
して、所定のレベル差以上か否かを判定する差動信号比
較において、 前記差動出力信号を1つの比較器に入力するとともに、
該比較器の出力を保持するためのラッチ入力に予めプロ
グラム電圧を設定することにより、該比較器の比較機能
にヒステリシスを発生させ、前記差動出力信号が該ヒス
テリシスによる電圧差を超えた場合に前記所定のレベル
差以上であることを判定するようにしたことを特徴とす
る差動信号用比較器。 - 【請求項3】 前記プログラム電圧は、前記差動出力信
号の一方に対応するラッチ入力に印加し、前記差動出力
信号の他方に対応する他方のラッチ入力は接地すること
を特徴とする請求項2記載の差動信号比較器。 - 【請求項4】 前記差動デバイスが差動信号を送受信す
る機能を有する場合には、該差動信号が伝わる線路上に
あって、前記差動ドライバに差動信号を出力する差動ド
ライバの出力をハイインピーダンスになるように制御し
て、前記判定を行うようにしたことを特徴とする請求項
2または3記載の差動信号比較器。 - 【請求項5】 差動デバイスからの差動出力信号を入力
して、所定のレベル差以上か否かを判定する差動信号比
較方法において、 前記差動出力信号を1つの比較器に入力する手順と、 該比較器の出力を保持するためのラッチ入力に予めプロ
グラム電圧を設定することにより、該比較器の比較機能
にヒステリシスを発生させる手順と、 前記差動出力信号が該ヒステリシスによる電圧差を超え
た場合に前記所定のレベル差以上であることを判定する
手順とを有することを特徴とする差動信号比較方法。 - 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載の差動信
号用比較器、または請求項5記載の差動信号用比較方法
を使用したことを特徴とするICテスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11051942A JP2000252800A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 差動信号用比較器および差動信号比較方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11051942A JP2000252800A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 差動信号用比較器および差動信号比較方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000252800A true JP2000252800A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12900936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11051942A Pending JP2000252800A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 差動信号用比較器および差動信号比較方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000252800A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005292135A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Teradyne Inc | デューティサイクルを測定する方法 |
WO2006019007A1 (ja) * | 2004-08-16 | 2006-02-23 | Advantest Corporation | 差動コンパレータ回路、テストヘッド、及び試験装置 |
KR100609485B1 (ko) * | 2004-05-06 | 2006-08-08 | 어보브반도체 주식회사 | 히스테리시스 특성을 갖는 비교장치 |
JP2009002812A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Yokogawa Electric Corp | 半導体試験方法および半導体試験装置 |
JP2015158377A (ja) * | 2014-02-21 | 2015-09-03 | 株式会社メガチップス | 半導体集積回路の試験装置及び試験方法 |
-
1999
- 1999-02-26 JP JP11051942A patent/JP2000252800A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005292135A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Teradyne Inc | デューティサイクルを測定する方法 |
KR100609485B1 (ko) * | 2004-05-06 | 2006-08-08 | 어보브반도체 주식회사 | 히스테리시스 특성을 갖는 비교장치 |
WO2006019007A1 (ja) * | 2004-08-16 | 2006-02-23 | Advantest Corporation | 差動コンパレータ回路、テストヘッド、及び試験装置 |
JPWO2006019007A1 (ja) * | 2004-08-16 | 2008-05-08 | 株式会社アドバンテスト | 差動コンパレータ回路、テストヘッド、及び試験装置 |
JP4819684B2 (ja) * | 2004-08-16 | 2011-11-24 | 株式会社アドバンテスト | 差動コンパレータ回路、テストヘッド、及び試験装置 |
JP2009002812A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Yokogawa Electric Corp | 半導体試験方法および半導体試験装置 |
JP2015158377A (ja) * | 2014-02-21 | 2015-09-03 | 株式会社メガチップス | 半導体集積回路の試験装置及び試験方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6166563A (en) | Method and apparatus for dual mode output buffer impedance compensation | |
US6734702B1 (en) | Impedance calibration circuit | |
US6133725A (en) | Compensating for the effects of round-trip delay in automatic test equipment | |
US6922071B2 (en) | Setting multiple chip parameters using one IC terminal | |
JP2000252800A (ja) | 差動信号用比較器および差動信号比較方法 | |
US5301360A (en) | Digital option select system | |
EP0838689A2 (en) | Test of circuits with Schmitt inputs | |
US7137061B2 (en) | Method and device for signaling a transmission fault on a data line | |
EP0663597A2 (en) | Dual comparator trigger circuit with independent voltage level adjustment | |
JPH08275253A (ja) | 2つのステーション間のシリアルデータ交換装置 | |
JPH0342810B2 (ja) | ||
JP3368771B2 (ja) | 断線検知機能を有する信号処理装置 | |
US6605966B1 (en) | Apparatus and method for testing crossover voltage of differential signals | |
US6570426B2 (en) | Delay circuit | |
KR100469440B1 (ko) | 이동 통신 단말기의 방향센서 인터페이스 장치 및 그제어방법 | |
US6266790B1 (en) | Bit error measurement circuit | |
JP3385308B2 (ja) | 熱式流量計および燃料制御装置 | |
KR100473387B1 (ko) | 트랜시버 테스트 기능을 갖는 유에스비 장치 | |
JP2598709B2 (ja) | Icの出力パルス幅検査回路 | |
JPH0685717A (ja) | 平衡伝送路断線検出回路 | |
KR0165818B1 (ko) | 원칩 마이크로 컴퓨터 | |
JP2610824B2 (ja) | ハイ・インピーダンス機能素子を備えた論理回路の測定装置 | |
USRE39154E1 (en) | Integrated circuit | |
JP3025551B2 (ja) | 直流特性試験回路 | |
KR0130884B1 (ko) | 오단자접속 자동절환장치 및 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20041001 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050301 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20050301 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061024 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061031 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061218 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070220 |