JP2000251569A - スイッチ - Google Patents

スイッチ

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JP2000251569A
JP2000251569A JP11052953A JP5295399A JP2000251569A JP 2000251569 A JP2000251569 A JP 2000251569A JP 11052953 A JP11052953 A JP 11052953A JP 5295399 A JP5295399 A JP 5295399A JP 2000251569 A JP2000251569 A JP 2000251569A
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JP
Japan
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switch
coil
circuit
switch operation
power supply
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JP11052953A
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English (en)
Inventor
Yasumitsu Yamanaka
康充 山中
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のセンタクラスタ等のパネル面70に
穴部を設けられることでその意匠性を損なうことなく、
オプション装備等にかかるスイッチを取り付ける。 【解決手段】 パネル面70裏面側の信号電力供給回路
31によって、パネル面70を挟んで対向配置された第
1のコイル対61,62に脈動する電流を流し、パネル
面70前面側のスイッチ操作部10に誘導起電力を発生
させる。スイッチ操作部10の回路20が閉じたON状
態にあれば、この誘導起電力によって回路20に誘導電
流が流れ、応答信号検出回路32側のコイル63に誘導
起電力を発生する。応答信号検出回路32は、このコイ
ル63における誘導起電力の有無をスイッチ操作部10
からの応答信号として検出して、スイッチ操作部10の
操作状態が判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のセンタク
ラスタ等のパネル面に取り付けられるスイッチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のセンタクラスタ等のパネル面7
0には、運転者等にON/OFF操作される多数のスイ
ッチ90…が取り付けられている。このようなスイッチ
90は、通常、パネル面70に設けられた穴部79を貫
通して取り付けられており、パネル面70の内側におい
て、先端にコネクタ92が形成されたハーネス91を介
して図示しない制御基板等に接続されている。
【0003】ところが、このようなスイッチ90…の数
は、同一車種であってもオプション装備の有無等によっ
て異なる。このため、パネル面70の種類の増加を抑え
るため、オプション装備が異なる場合にも共通のパネル
面70を用いることとすれば、オプション装備によって
は、スイッチ90が取り付けられない穴部79が生じて
しまう。従来、このようなスイッチ90が取り付けられ
ない穴部79は、カバー99を被せて覆い隠され、取り
付けられないスイッチのためのコネクタ91は、テープ
等で束ねてパネル面70の裏側に固定されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スイッチ90
が取り付けられていないパネル面70の穴部79が生じ
ると、上述したようなカバー99を被せて覆い隠して
も、パネル面70の意匠性が悪くなってしまうという問
題があった。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、オプション装備の有無等によらずに同一のパネ
ル面を用いながら、パネル面の意匠性を損なうことのな
いスイッチを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明にかかるスイッチは、パネル面の前面側に設
けられたスイッチ操作部と、前記パネル面の裏面側に設
けられ、前記スイッチ操作部の操作状態を検出する検出
部と、前記パネル面を挟んで対向配置されたコイル対と
を備え、前記コイル対間における電磁誘導作用によっ
て、前記スイッチ操作部の操作状態に応じた信号を前記
スイッチ操作部と前記検出部間で送受することにより、
前記検出部が前記スイッチ操作部の操作状態を検出する
ように構成されたことを特徴とするものである(請求項
1)。
【0007】このような構成によれば、スイッチ操作部
はパネル面の前面側に設けられているが、このスイッチ
操作部の操作状態に応じた信号は、このパネル面を挟ん
で対向配置されたコイル対間の電磁誘導作用によって、
パネル面の裏面側に設けられた検出部に伝達されるた
め、パネル面には、スイッチ操作部と検出部とを接続す
る配線等のための穴部を設ける必要がない。したがっ
て、オプション装備等にかかるスイッチの有無に拘わら
ず同一のパネル面を用いても、パネル面にスイッチが取
り付けられない穴部が生じることはなく、パネル面の意
匠性が損なわれることがない。
【0008】このようなスイッチにおいては、前記コイ
ル対の検出部側コイルに脈動する電流を流すことによ
り、前記コイル対のスイッチ操作部側コイルに誘導起電
力を発生させる信号電力供給手段を備え、前記検出部
は、前記誘導起電力に対する前記スイッチ操作部の応答
信号を検出するように構成することが望ましい(請求項
2)。
【0009】このようにすれば、信号電力供給手段によ
って、検出部側からスイッチ操作部側へ誘導起電力が伝
達されるため、スイッチ操作部は、この誘導起電力のエ
ネルギーによって応答信号を形成し、この応答信号を前
記コイル対を介して検出部に送信することができる。す
なわち、スイッチ操作部が独自の電源を備えたり、パネ
ル面にスイッチ操作部へ電力供給を行う配線等のための
穴部を設けたりする必要がない。
【0010】さらに、スイッチ操作部の操作状態の検出
をより確実にするためには、前記パネル面を挟んで対向
配置された複数のコイル対を備え、この複数のコイル対
のうち、第1のコイル対によって前記信号電力供給手段
による誘導起電力の伝達を行い、第2のコイル対によっ
て前記スイッチ操作部の応答信号の送受を行うように構
成することが望ましい(請求項3)。
【0011】このように、信号電力供給手段による誘導
起電力の伝達を行うコイル対と、スイッチ操作部の応答
信号の送受を行うコイル対とを異なるコイル対とすれ
ば、これら誘導起電力と応答信号とが混合されることが
防止されるため、検出部は、より確実にスイッチ操作部
の応答信号を検出することができる。
【0012】また、スイッチ操作部を構成する回路は、
具体的には、前記スイッチ操作部側コイルに直列に接続
されたスイッチ本体を備え、このスイッチ本体が当該回
路を開閉することによって、このスイッチ操作部の操作
状態が切り換えられるように構成することができる(請
求項4)。
【0013】このような構成によれば、前記信号電力供
給手段は前記スイッチ操作部側コイルに誘導起電力を発
生させようとするが、スイッチ本体によってスイッチ操
作部の回路が開いたOFF状態にあれば、この回路に誘
導電流は流れず、スイッチ本体によってスイッチ操作部
の回路が閉じたON状態にあるときにのみ、この回路に
誘導電流が流れることとなる。そして、スイッチ操作部
の回路に電流が流れると、前記コイル対の電磁誘導効果
によって、今度は逆にスイッチ操作部から検出部へ誘導
起電力が伝達される。したがって、検出部は、このスイ
ッチ操作部からの誘導起電力の有無を応答信号として検
出することにより、スイッチ操作部の操作状態を判別す
ることができる。
【0014】また、前記スイッチ操作部を構成する回路
が、前記スイッチ操作部側コイルおよび前記スイッチ本
体に直列に接続され、当該回路が閉じた状態にあること
を操作者等に報知する報知手段を備えた構成とすること
が望ましい(請求項5)。
【0015】このような報知手段を備えれば、この報知
手段は、スイッチ本体がON状態にあってスイッチ操作
部の回路に誘導電流が流れるときにのみ通電状態となる
ことで、操作者等に対してスイッチの操作状態を知らせ
ることができる。
【0016】また、前記パネル面を挟んで対向配置され
た照明電力供給コイル対と、この照明電力供給コイル対
のスイッチ操作部側コイルに直列に接続された照明用発
光デバイスと、この照明電力供給コイル対の検出部側コ
イルに脈動する電流を流すことにより、この照明電力供
給コイル対のスイッチ操作部側コイルに誘導起電力を発
生させる照明電力供給手段とを備えれば、パネル面に穴
部を設けることなく、照明電力供給コイル対間の電磁誘
導効果によって、照明用発光デバイスに誘導電流を流し
て発光させ、夜間等におけるスイッチ照明に供すること
ができる(請求項6)。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるスイッチの
第1実施形態について、図1〜図4を参照しながら説明
する。
【0018】図1に示すように、このスイッチは、パネ
ル面70前面側の所定位置71に取り付けられたスイッ
チ操作部10におけるON/OFFいずれかの操作状態
を、パネル面70背面側の検出部基板38上に配設され
た回路によって検出するものであり、パネル面70を挟
んで対向配置されたコイル対61,63,65…間の電
磁誘導作用を利用することにより、スイッチ操作部10
と検出部基板38側との間での信号の送受等を非接触状
態で行うことを特徴としている。
【0019】このため、オプション装備にかかるスイッ
チ等について、スイッチ操作部10と検出部基板38と
を接続する配線等のための穴部をパネル面70に設ける
必要がない。したがって、オプション装備にかかるスイ
ッチ等は、スイッチ操作部10をパネル面70に接着剤
等で貼り付けることで取り付けることとすれば、このよ
うなオプション装備にかかるスイッチ等を設けない場合
であってもパネル面70に設けられた穴部のために意匠
性を損なうことなく、異なるオプション装備の自動車に
対して同一のパネル面70を用いて低コスト化を図るこ
とができる。
【0020】図2は、スイッチ操作部10の分解図であ
る。この図に示すように、スイッチ操作部10は、スラ
イド片14が、スライド案内板15上に設けられた案内
レール16に案内されてスライド動作することにより、
スイッチ本体21の端子211,212を接離させるよ
うに構成されている。
【0021】このスライド片14は、スイッチ筺体13
背面側の裏カバー18に取り付けられたバネ17によっ
て前面側に付勢されている。一方、スライド片14の前
端側は、スイッチ筺体13の穴部131から突出して、
操作者に押圧操作される操作ボタン11が取り付けられ
ている。12は、この操作ボタン11に張り付けられる
シールである。
【0022】また、スライド片14には、前後方向に貫
通する2つの穴部141,142が形成されており、こ
れら2つの穴部141,142に、上記裏カバー18に
取り付けられた発光ダイオード22,23が装入される
ことで、それぞれ後述するように、スイッチのON状態
を示すON表示と、夜間等におけるスイッチ照明が行わ
れるようになっている。
【0023】図3は、このスイッチの回路構成図を示し
ている。
【0024】この図に示すように、パネル面70背面側
の検出部側30には、スイッチ操作部10に誘導起電力
を伝達するための信号電力供給回路(信号電力供給手
段)31と、スイッチ操作部10からの応答信号を検出
するための応答信号検出回路(検出部)32と、スイッ
チ操作部10の夜間照明用電力を供給するための照明電
力供給回路(照明電力供給手段)36との大きく分けて
3つの回路が形成されている。
【0025】一方、パネル面70前面側のスイッチ操作
部側10には、前記信号電力供給回路31からの誘導起
電力を用いて前記応答信号検出回路32に応答信号を送
信するための主回路20と、前記照明電力供給回路36
による電力供給を受けてスイッチの夜間照明を行うため
の夜間照明用回路25との大きく分けて2つの回路が形
成されている。
【0026】そして、これらスイッチ操作部側10と検
出部側30間には、前記信号電力供給回路31と前記主
回路20と間に第1コイル対61,62が、前記応答信
号検出回路32と前記主回路20との間に第2コイル対
63,64が、前記照明電力供給回路36と前記夜間照
明用回路25との間に照明電力供給コイル対65,66
が、それぞれパネル面70を挟んで対向配置されてい
る。
【0027】以下、各回路の構成について、詳述する。
【0028】検出部側の信号電力供給回路31は、CP
U39の第1端子から発せられる断続的なクロック波形
電圧を増幅器311で増幅した脈動する電圧を第1コイ
ル対の検出部側コイル67に印加することによって、こ
のコイル67に脈動する電流を流すようになっている。
なお、このコイル67の他端側は接地されている。
【0029】スイッチ操作部側の主回路20は、第1コ
イル対のスイッチ操作部側コイル62、第2コイル対の
スイッチ操作部側コイル64、上述したスイッチ本体2
1および発光ダイオード(報知手段)22等が直列に接
続されて構成されている。
【0030】この主回路20は、スイッチ本体21によ
って回路が閉じたON状態にあれば、上記第1コイル対
の検出部側コイル61に脈動する電流が流れることによ
り、この第1コイル対の電磁誘導作用によって、スイッ
チ操作部側コイル62に誘導起電力が発生し、この主回
路20に誘導電流が流れる。こうして主回路20に誘導
電流が流れると、発光ダイオード22が発光して、スイ
ッチがON状態にあることを操作者等に表示(ON表
示)するとともに、第2コイル対のスイッチ操作部側コ
イル64にも脈動する電流が流れることとなる。
【0031】一方、この主回路20は、スイッチ本体2
1によって回路が閉じたON状態にあれば、上記第1コ
イル対の検出部側コイル61に脈動する電流が流れて
も、第1コイル対のスイッチ操作部側コイル62に誘導
電流は流れず、したがって、第2コイル対のスイッチ操
作部側コイル64にも脈動する電流は流れない。
【0032】なお、後述するように、第2コイル対のス
イッチ操作部側コイル64に脈動する電流が流れている
か否かは、応答信号検出回路32によって、スイッチ操
作部10がON状態にあるかOFF状態にあるかを検出
する応答信号として用いられるものである。
【0033】検出部側の応答信号検出回路(検出部)3
2は、前記主回路20が閉じたON状態にあるか否か
を、第2コイル対のスイッチ操作部側コイル64に脈動
する電流が流れているか否かによって判別するものであ
る。
【0034】すなわち、スイッチ操作部の主回路20が
閉じたON状態にあれば、第2コイル対のスイッチ操作
部側コイル64に脈動する電流が流れるが、このとき第
2コイル対の電磁誘導作用によって、この第2コイル対
の検出部側コイル63に誘導起電力が発生する。一方、
スイッチ操作部の主回路20が開いたOFF状態にあれ
ば、第2コイル対のスイッチ操作部側コイル64に脈動
する電流が流れないため、この第2コイル対の検出部側
コイル63に誘導起電力は伝達されない。したがって、
この第2コイル対の検出側コイル63に誘導起電力が発
生したが否かを検出すれば、スイッチ操作部の主回路が
ON状態にあるかOFF状態にあるかを判別することが
できる。
【0035】具体的には、第2コイル対の検出部側コイ
ル63に生じた誘導起電力によって、このコイル63を
流れる誘導電流は、平滑回路33によって平滑化された
後、抵抗分圧回路34によって変圧され、電圧値として
取り出される。そして、この電圧値を、電圧比較回路3
5のコンパレータ351によって基準電圧値と比較する
ことによって上記第2コイル対の検出部側コイル63に
誘導起電力が生じているか否かが判別され、スイッチ操
作部10がON状態にあって誘導起電力が生じていると
きには、それを示す信号がCPU39の第2端子に出力
されるようになっている。
【0036】検出部側の照明電力供給回路36は、CP
U39の第3端子から発せられる断続的なクロック波形
電圧をトランジスタ361によって増幅して、照明電力
供給コイル対の検出部側コイル65に印加し、脈動する
電流を流すように構成されている。なお、CPU39の
第3端子は、自動車のライトスイッチ等に連動して、ラ
イトスイッチ等がON状態にあるときにのみクロック波
形電圧を発するように構成されている。
【0037】スイッチ操作部側の夜間照明用回路25
は、照明電力供給コイル対のスイッチ操作部側コイル6
6および発光ダイオード22等が直列に接続されて構成
されている。そして、上記照明電力供給コイル対の検出
部側コイル65に脈動する電流が流れることにより、こ
の照明電力供給コイル対の電磁誘導作用によって、スイ
ッチ操作部側コイル66に誘導起電力が発生し、この夜
間照明用回路25に誘導電流が流れ、発光ダイオード2
6が発光して、スイッチの夜間照明等を行うことができ
るようになっている。
【0038】次に、このように構成されたスイッチにお
ける、スイッチ操作部10の操作状態の検出方法につい
て、各部の電圧波形を示す図4を参照しながら説明す
る。
【0039】まず、図4の左側に示す、スイッチ本体2
1によってスイッチ操作部の主回路20が閉じたON状
態にある場合について説明する。
【0040】図4(a)に示すように、CPU39の第
1端子からは、断続的なクロック波形電圧が出力され、
これにより、同図(b)に示すように、第1コイル対の
検出部側コイル61には、常に脈動する電圧が印加され
て、脈動する電流が流れる。
【0041】第1コイル対の検出部側コイル61に脈動
する電流が流れれば、図4(c)に示すように、電磁誘
導作用によって第1コイル対のスイッチ操作部側コイル
62に誘導起電力が生じ、スイッチ操作部の主回路20
に誘導電流が流れる。このとき、主回路20内の発光ダ
イオード22は発光してスイッチがON状態にあること
が示される。
【0042】そして、スイッチ操作部の主回路20に誘
導電流が流れれば、図4(d)に示すように、第2コイ
ル対のスイッチ操作部側コイル64に脈動する電圧が印
加され、このコイル64には脈動する電流が流れる。
【0043】第2コイル対のスイッチ操作部側コイル6
4に脈動する電流が流れれば、図4(e)に示すよう
に、電磁誘導作用によって第2コイル対の検出部側コイ
ル63に誘導起電力が生じる。
【0044】こうして、第2コイル対の検出部側コイル
63に生じた誘導起電力は、図4(f)に示すように、
平滑回路33を経ることによって高レベルの定常的な電
圧として取り出され、CPU39には、応答信号検出回
路32から高レベルの電圧が検出されたことを示す信号
が出力される。
【0045】一方、図4の右側に示す、スイッチ本体2
1によってスイッチ操作部の主回路20が開いたOFF
状態にある場合においても、図4(a)に示すように、
CPU第1端子には断続的なクロック波形電圧が出力さ
れ、これにより、同図(b)に示すように、第1コイル
対の検出部側コイル61には、脈動する電圧が印加され
て脈動する電流が流れる。
【0046】ところが、スイッチ操作部の主回路20が
開いたOFF状態においては、この主回路20には電流
が流れないため、図4(c)に示すように、第1コイル
対のスイッチ操作部側コイル62に誘導起電力は発生せ
ず、誘導電流は流れない。
【0047】したがって、図4(d)〜(f)に示すよ
うに、第2コイル対の両コイル63,64の電圧値は一
定となり、平滑回路33を経た後の電圧値も低レベルの
定常的なものとなる。そして、このとき、CPU39に
は、高レベルの電圧が検出されたことを示す信号は出力
されないため、CPU39は、スイッチ操作部の主回路
20がON状態にあるかOFF状態にあるのかを判別す
ることができる。
【0048】次に、上記第1実施形態における第1のコ
イル対61,62と第2のコイル対63,64の機能
を、一対のコイル対67,68で実現するように構成し
た第2実施形態について、図5を参照しながら説明す
る。なお、以下の説明においては、上記第1実施形態と
同様の構成部分には同一の符号を付して重複説明を省略
する。
【0049】この第2実施形態では、夜間照明用の電力
を供給する照明電力供給回路36、この回路36からの
電力供給を受ける夜間照明用回路25は、上記第1実施
形態と同様の構成となっており、また、スイッチ操作部
側に信号電力を供給する信号電力供給回路31も上記第
1実施形態と同様の構成となっている。
【0050】この第2実施形態におけるスイッチ操作部
の主回路20は、1つのコイル68しか有しておらず、
このコイル68によって、上記信号電力供給回路31か
ら電力供給を受けるとともに、後述する応答信号検出手
段によって検出される応答信号の送信も行うようになっ
ている。
【0051】具体的には、このスイッチ操作部側の主回
路20は、このコイル68と、スイッチ本体21と、O
N表示用の発光ダイオード22が直列に接続されて構成
されている。このような構成により、スイッチ本体21
によって回路20が開いたOFF状態ではこの回路20
に電流が流れないが、スイッチ本体21によって回路2
0が閉じたON状態では、信号電力供給回路31により
コイル67に脈動する電流が流れ、この電流による電磁
誘導作用によってスイッチ操作部側コイル68に誘導電
流が流れる。そして、このスイッチ操作部側コイル68
を流れる誘導電流が脈動することによって、今度は逆に
検出部側コイル67に誘導起電力を発生させるようにな
っている。
【0052】応答信号検出回路40は、上記信号電力供
給回路31のコイル67の接地側の電圧を検出すること
によって、上記スイッチ操作部側の主回路20がON状
態にあるかOFF状態にあるかを検出するようになって
いる。
【0053】すなわち、上述したように、スイッチ操作
部の主回路20がOFF状態にあれば、この回路20に
電流が流れないため、検出部側コイル67に誘導起電力
は生じないが、スイッチ操作部の主回路20がON状態
にあれば、このスイッチ操作部側コイル68を流れる誘
導電流によって、検出部側コイル67に誘導起電力が生
じる。したがって、この検出部側コイル67の接地側の
電圧値によって、スイッチ操作部の主回路20がON状
態にあるかOFF状態にあるかを判別することができ
る。
【0054】具体的には、信号電力供給回路31のコイ
ル67の接地側の電圧は、電位検出回路41のダイオー
ド411によって分別して取り出され、トランジスタ4
12で増幅される。こうして取り出された電圧は、抵抗
分圧回路42によって変圧され、さらに2つの電圧比較
回路43,44によって、所定電位と比較することによ
って、例えば、スイッチ操作部10がON状態にあって
コイル67に誘導起電力が作用しているときには、CP
U39の第2、第4端子の両方に所定の信号が出力さ
れ、スイッチ操作部10がOFF状態にあってコイル6
7に誘導起電力が作用していないときには、CPU39
の第2端子にのみ所定の信号が出力されるようになって
いる。
【0055】このようにして、CPU39は、いずれの
端子に信号が入力されているかによって、スイッチ操作
部10がON状態にあるかOFF状態にあるかを判別す
ることができるようになっている。
【0056】このような構成によれば、1対のコイル対
67,68によって、スイッチ操作部10における操作
状態をパネル面70の裏面側の検出部32で検出するこ
とができるため、パネル面70を貫通する穴部を必要と
せずにスイッチの操作状態を検出するスイッチの構造を
簡素化して、コンパクトかつ安価に製造することができ
る。
【0057】以上、本発明を実施形態に即して説明した
が、本発明にかかるスイッチは、上記実施形態に限定さ
れるものではなく、以下のように構成してもよい。
【0058】(1)上記実施形態においては、図4
(b)に示すように、信号電力供給手段は、検出部側コ
イル61、67に三角波状に変化する電流を流すものと
して構成したが、電流量が時間変化することで、スイッ
チ操作部側コイル62,68に誘導起電力を発生させる
ことができるものであれば、例えば正弦波状に電流量が
変化する交流電流を流すものなどでもよい。夜間照明用
回路25に照明電力を供給する照明電力供給回路36も
同様である。
【0059】(2)上記実施形態においては、スイッチ
操作部10がON状態にあることを示す報知手段とし
て、発光ダイオード22を主回路20のスイッチ本体1
0に直列に接続する構成を挙げたが、このような報知手
段としては発光ダイオードに限らず、バルブなど任意の
公知の発光デバイスやブザー等の音による報知手段等を
採用することができる。また、主回路20がON状態に
あることを操作者等に知らせることができるようになっ
ていれば、いかなる回路構成を採用してもよい。夜間照
明用回路25の発光ダイオード26についても、任意の
発光デバイスを採用することができ、回路構成も任意の
構成とすることができる。
【0060】(3)上記実施形態においては、本発明に
かかるスイッチを実現する2つの回路構成例を挙げた
が、本発明にかかるスイッチは、上記実施形態にかかる
回路構成に限定されるものではなく、同様の機能部分を
備えたものであれば、いかなる公知の回路要素をもって
構成してもよい。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかるスイッチ
によれば、スイッチ操作部はパネル面の前面側に設けら
れているが、このスイッチ操作部の操作状態に応じた信
号は、このパネル面を挟んで対向配置されたコイル対間
の電磁誘導作用によって、パネル面の裏面側に設けられ
た検出部に伝達されるため、パネル面には、スイッチ操
作部と検出部とを接続する配線等のための穴部を設ける
必要がない。したがって、オプション装備等にかかるス
イッチの有無に拘わらず同一のパネル面を用いても、パ
ネル面にスイッチが取り付けられない穴部が生じること
はなく、パネル面の意匠性が損なわれることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるスイッチの第1実施形態を示す
概略図である。
【図2】同スイッチのスイッチ操作部の分解図である。
【図3】同スイッチの回路構成図である。
【図4】同スイッチ各部の電圧波形を示す説明図であ
る。
【図5】本発明にかかるスイッチの第2実施形態の回路
構成図である。
【図6】従来のスイッチの一例を示す概略図である。
【符号の説明】
10 スイッチ操作部 20 スイッチ操作部の主回路 21 スイッチ本体 22 発光ダイオード(報知手段) 25 夜間照明用回路 26 発光ダイオード(照明用発光デバイス) 31 信号電力供給回路(信号電力供給手段) 32 応答信号検出回路(検出部) 36 照明電力供給回路(照明電力供給手段) 61,62 第1コイル対 63,64 第2コイル対 65,66 照明電力供給コイル対 70 パネル面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 康充 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5G006 AA03 AA10 AC06 BA01 BB01 JA01 JB03 JC02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル面の前面側に設けられたスイッチ
    操作部と、前記パネル面の裏面側に設けられ、前記スイ
    ッチ操作部の操作状態を検出する検出部と、前記パネル
    面を挟んで対向配置されたコイル対とを備え、 前記コイル対間における電磁誘導作用によって、前記ス
    イッチ操作部の操作状態に応じた信号を前記スイッチ操
    作部と前記検出部間で送受することにより、前記検出部
    が前記スイッチ操作部の操作状態を検出するように構成
    されたことを特徴とするスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記コイル対の検出部側コイルに脈動す
    る電流を流すことにより、前記コイル対のスイッチ操作
    部側コイルに誘導起電力を発生させる信号電力供給手段
    を備え、 前記検出部は、前記誘導起電力に対する前記スイッチ操
    作部の応答信号を検出するように構成された請求項1記
    載のスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記パネル面を挟んで対向配置された複
    数のコイル対を備え、この複数のコイル対のうち、第1
    のコイル対によって前記信号電力供給手段による誘導起
    電力の伝達を行い、第2のコイル対によって前記スイッ
    チ操作部の応答信号の送受を行うように構成された請求
    項2記載のスイッチ。
  4. 【請求項4】 前記スイッチ操作部を構成する回路が、
    前記スイッチ操作部側コイルに直列に接続されたスイッ
    チ本体を備え、このスイッチ本体が当該回路を開閉する
    ことによって、このスイッチ操作部の操作状態が切り換
    えられるように構成された請求項1〜3のいずれかに記
    載のスイッチ。
  5. 【請求項5】 前記スイッチ操作部を構成する回路が、
    前記スイッチ操作部側コイルおよび前記スイッチ本体に
    直列に接続され、当該回路が閉じた状態にあることを操
    作者等に知らせる報知手段を備えた請求項4記載のスイ
    ッチ。
  6. 【請求項6】 前記パネル面を挟んで対向配置された照
    明電力供給コイル対と、この照明電力供給コイル対のス
    イッチ操作部側コイルに直列に接続された照明用発光デ
    バイスと、この照明電力供給コイル対の検出部側コイル
    に脈動する電流を流すことにより、この照明電力供給コ
    イル対のスイッチ操作部側コイルに誘導起電力を発生さ
    せる照明電力供給手段とを備えた請求項1〜5のいずれ
    かに記載のスイッチ。
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