JP4006954B2 - 検知装置およびこれを用いた電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種電子機器において、被検知物の有無を検知する検知装置およびこれを用いた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の検知装置について、図7および図8を用いて説明する。
【0003】
図7は従来の検知装置を示す外観斜視図、図8は同回路図であり、同図において、1は発光ダイオード4を備えた発光部、2は発光部1の発光ダイオード4に対応する位置に被検知物3が挿通可能な空隙を介して配されたフォトトランジスタ5を備えた受光部であり、発光部1からの光を受光し、その受光光量の変化を検知して検知信号として出力するものである。
【0004】
また、6,7は本検知装置を動作させるために必要な電力供給線、8は検知出力を電子機器(図示せず)へ出力する信号線を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の検知装置においては、発光ダイオード4からの光以外の外光がフォトトランジスタ5で受光された場合、外光がノイズとなり正常な検知出力が得られない可能性があるため、図7に示すように受光部2内でのフォトトランジスタ5の配置場所をフォトトランジスタ5に外光を受光させない深さの凹部9の底部とすることにより外光によるノイズの除去を図っていたが、フォトトランジスタ5への外光対策により受光部2が大型化すると共に、発光ダイオード4とフォトトランジスタ5間の空隙の距離が長くなり発光ダイオード4の所要電力が高くなるという課題があった。
【0006】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、検知装置の周辺に外光が存在する場合でも、外光の影響を受けにくい信頼性の高い検知を行うと共に、小型で省電力の検知装置およびこれを用いた電子機器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
【0010】
本発明の請求項1に記載の発明は、第一の発光ダイオードと、この第一の発光ダイオードに対応する位置に被検知物が挿通可能な空隙を介して配された第二の発光ダイオードと、上記第一の発光ダイオードと第二の発光ダイオードの一方を発光部とし他方を受光部として送受信する機能を備えると共に、上記受光部の受光信号が上記発光部から発せられる所定の形態の発光信号に基づくものと相違する場合に上記第一の発光ダイオードと第二の発光ダイオードの相互間で発光部と受光部を反転させる機能を備えた制御部からなる検知装置としたものであり、検知装置の周辺に外光が存在する場合でも、受光部の受光信号が発光部から発せられる所定の形態の発光信号に基づくものと相違する場合は、第一の発光ダイオードと第二の発光ダイオードの相互間で発光部と受光部を反転させることにより、外光による受光信号への影響の少ない側を選択して第一、第二の発光ダイオード間の被検知物の有無を検出できるため、外光の影響を受けにくい信頼性の高い検知を行うと共に、第一、第二の発光ダイオード間の距離を短くできて小型で省電力の検知装置を提供することができるという作用を有する。
【0011】
また、一般に使用される発光ダイオードを発光部および受光部に用い、各々発光部および受光部としての機能を持たせた制御部とすることにより、1組の受発光部を設けるのみでよく、従来の発光ダイオードとフォトダイオードによる受発光部を2組設ける必要がないため、小型の検知装置を提供することができるという作用を有する。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の検知装置を用いて被検知物の有無を検知し、その検知信号に応じて所定の動作を行うように設定された電子機器としたものであり、電子機器および検知装置の周辺に外光が存在する場合でも、外光の影響を受けにくい信頼性の高い検知を行うと共に、小型の検知装置を用いることによって、検知装置を電子機器へ装着する場合に、検知装置の配置場所、方向および外光防止用のカバー取付けなどの設計的配慮を行うこと無く自由に設定でき、また、検知装置の小型化に伴い電子機器本体の大型化を抑制することができるという作用を有する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図6を用いて説明する。
【0014】
(実施の形態1)
実施の形態1を用いて、本発明について説明する。
【0015】
図1は本発明の実施の形態1による検知装置の回路図、図2は同外観斜視図であり、同図において、11は後述する発光部および受光部としての第一の発光ダイオード14を備えた第一の発光兼受光部、12は第一の発光兼受光部11の第一の発光ダイオード14に対応する位置に被検知物13が挿通可能な空隙を介して配された後述する発光部および受光部としての第二の発光ダイオード15を備えた第二の発光兼受光部である。
【0016】
16,17はトランジスタ、18,19,20,21,22,23はインピーダンス素子としての抵抗、24,25は波形整形器を示している。
【0017】
また、26,27は発光部および受光部としての第一,第二の発光ダイオード14,15を発光部としてトランジスタ16,17にて駆動制御すると共に、第一,第二の発光ダイオード14,15を受光部として制御するための制御用信号線である。
【0018】
28,29は発光部および受光部としての第一,第二の発光ダイオード14,15を受光部として用いた場合の受光信号の出力用信号線である。
【0019】
そして、30は第一,第二の発光兼受光部11,12の第一,第二の発光ダイオード14,15の一方を発光部とし他方を受光部として送受信する機能と、所定の時間間隔をおいて第一,第二の発光ダイオード14,15の相互間で発光部と受光部を反転させる機能、および各々の受光部の受光信号が所定の形態であるか否かを判別する機能を備え、被検知物13の有無の検知を行う制御部である。
【0020】
次に、このように構成された本発明の検知装置の制御方法について説明する。
【0021】
まず、発光部および受光部としての第一,第二の発光ダイオード14,15の一方を発光部とし他方を受光部として送受信する制御方法について説明すると、第一の発光兼受光部11の一方の第一の発光ダイオード14を発光部とし、第二の発光兼受光部12の他方の第二の発光ダイオード15を受光部として送受信する場合、第一の発光兼受光部11の制御用信号線26により、トランジスタ16を“オン”し第一の発光ダイオード14より発光信号を発光させる。
【0022】
同時に、第二の発光兼受光部12の制御用信号線27により、トランジスタ17を“オフ”し第二の発光ダイオード15への電流をストップさせ、そして駆動電流のストップした状態で第二の発光ダイオード15に受光される第一の発光ダイオード14からの発光信号で生じる受光電圧を用いて受光信号の出力用信号線29より出力するように制御されるものである。
【0023】
また、第一の発光兼受光部11の一方の第一の発光ダイオード14を受光部とし、第二の発光兼受光部12の他方の第二の発光ダイオード15を発光部として送受信する場合、第二の発光兼受光部12の制御用信号線27により、トランジスタ17を“オン”し第二の発光ダイオード15より発光信号を発光させる。
【0024】
同時に、第一の発光兼受光部11の制御用信号線26により、トランジスタ16を“オフ”し第一の発光ダイオード14への電流をストップさせ、そして駆動電流のストップした状態で第一の発光ダイオード14に受光される第二の発光ダイオード15からの発光信号で生じる受光電圧を用いて受光信号の出力用信号線28より出力するように制御されるものである。
【0025】
さらに、第一の発光兼受光部11を発光部とし第二の発光兼受光部12を受光部として送受信する場合の回路動作を図3のタイミングチャートを用いて説明する。
【0026】
図3に示すように制御用信号線26に制御信号“1”または“0”を入力する制御用信号線26の電位V1iは“1”または“0”となり(図3(a)参照)、第一の発光ダイオード14を駆動するトランジスタ16を“オン”または“オフ”し、トランジスタ16が“オン”の時に第一の発光ダイオード14を順電流制御することにより、第一の発光ダイオード14から発光される発光信号を制御する。
【0027】
この時、第一の発光ダイオード14への印加電圧はV1d(図3(b)参照)で示される。
【0028】
発光部とした第一の発光兼受光部11と受光部とした第二の発光兼受光部12間に被検知物13が存在し発光信号が遮光される場合には、受光部である第二の発光ダイオード15に第一の発光ダイオード14より発光された発光信号が受光されないため第二の発光ダイオード15のアノードとカソード間の電位V2dは発生しない(図3(c)遮光側を参照)、したがって受光信号の出力用信号線29の電位V2oは変化しない(図3(d)遮光側を参照)。
【0029】
また、発光部とした第一の発光兼受光部11と受光部とした第二の発光兼受光部12間に被検知物13が存在せず発光信号が透光される場合には、受光部である第二の発光ダイオード15に第一の発光ダイオード14より発光された発光信号が受光されるため第二の発光ダイオード15のアノードとカソード間の電位V2dが発生し(図3(c)透光側を参照)、受光信号の出力用信号線29の電位V2oは変化する(図3(d)透光側を参照)。
【0030】
なお、第一の発光兼受光部11を受光部とし第二の発光兼受光部12を発光部として送受信する場合の回路動作については、上記説明した第一の発光兼受光部11を発光部とし第二の発光兼受光部12を受光部として送受信する場合とは、機能を反転させたのみで回路動作が同じであるので、説明を省略する。
【0031】
そして、被検知物13の有無を検知する制御方法について図4の制御フローチャートを用いて説明する。
【0032】
ステップ1で、制御用信号線26,27への制御信号により、一方の第一の発光兼受光部11を発光部とし第一の発光ダイオード14より発光信号を発光させ、他方の第二の発光兼受光部12を受光部とし発光部からの発光信号を第二の発光ダイオード15により受光させる。
【0033】
ステップ2で、受光部とした第二の発光兼受光部12の受光信号の出力用信号線29からの受光信号の有無を判断させる。
【0034】
この時、発光部とした第一の発光兼受光部11と受光部とした第二の発光兼受光部12間に被検知物13が存在する場合は、被検知物13により発光信号が遮光され受光部とした第二の発光兼受光部12の受光信号の出力用信号線29からの受光信号は“無し”となり、また、被検知物13が存在しない場合は、発光信号が透光され受光部とした第二の発光兼受光部12の受光信号の出力用信号線29からの受光信号は“有り”となる。
【0035】
なお、被検知物13が存在する場合でも、検知装置の周辺に外光が存在すると外光の方向・強さにより受光部とした第二の発光兼受光部12の受光信号の出力用信号線29から、発光部からの発光信号の形態とは異なるものの、受光信号が“有り”となる誤った出力をする。
【0036】
ステップ3で、ステップ2による受光信号の有無を制御部30内に記憶させる。
【0037】
ステップ4で、所定の時間間隔をおいて、制御用信号線26,27への制御信号により、第一の発光ダイオード14と第二の発光ダイオード15の相互間で発光部と受光部を反転させ、他方の第二の発光兼受光部12を発光部とし第二の発光ダイオード15より発光信号を発光させ、一方の第一の発光兼受光部11を受光部とし発光部からの発光信号を第一の発光ダイオード14により受光させる。
【0038】
ステップ5で、受光部とした第一の発光兼受光部11の受光信号の出力用信号線28からの受光信号の有無を判断させる。
【0039】
この時、発光部とした第二の発光兼受光部12と受光部とした第一の発光兼受光部11間に被検知物13が存在する場合は、被検知物13により発光信号が遮光され受光部とした第一の発光兼受光部11の受光信号の出力用信号線28からの受光信号は“無し”となり、また、被検知物13が存在しない場合は、発光信号が透光され受光部とした第一の発光兼受光部11の受光信号の出力用信号線28からの受光信号は“有り”となる。
【0040】
なお、被検知物13が存在する場合でも、検知装置の周辺に外光が存在すると外光の方向・強さにより受光部とした第一の発光兼受光部11の受光信号の出力用信号線28から、発光部からの発光信号の形態とは異なるものの、受光信号が“有り”となる誤った出力をする。
【0041】
ステップ6で、ステップ5による受光信号の有無を制御部30内に記憶させる。
【0042】
ステップ7で、ステップ3とステップ6にて記憶された受光信号の有無が所定の形態であるか否かを判別し、その結果を検知信号として出力する。
【0043】
すなわち、ステップ3およびステップ6で各々記憶された受光信号の有無の所定の形態のうち、少なくとも一つが受光信号が“無し”の場合は被検知物13は“有り”と判断させることにより、被検知物13が存在する場合に、検知装置の周辺に外光が存在して、その外光の方向・強さにより受光部とした第一,第二の発光兼受光部11,12のどちらかの受光信号の出力用信号線28,29からの受光信号が“有り”となる誤った出力がされても、外光による受光信号への影響の少ない側、すなわち受光信号が“無し”の側を選択させることができ、外光の影響を受けにくい信頼性の高い検知を行うことができる。
【0044】
なお、これらについては受光部に対する方向性のある外光に対して特に有効なものであるが、被検知物13が有るにもかかわらず、両方の受光信号が“有り”となっても、双方の受光信号が所定の形態と異なる場合は、検知信号を出力しないものである。
【0045】
そして、ステップ7が終了するとステップ1から繰り返される。
【0046】
このように本実施の形態によれば、検知装置の周辺に外光が存在する場合でも、所定の時間間隔をおいて第一の発光ダイオード14と第二の発光ダイオード15の相互間で発光部と受光部を反転させると共に、受光部の受光信号が所定の形態であるか否かを判別することにより、外光による受光信号への影響の少ない側を選択して第一,第二の発光ダイオード14,15間の被検知物13の有無を確認できるため、外光の影響を受けにくい信頼性の高い検知を行うと共に、第一,第二の発光ダイオード14,15間の距離を短くできて小型で省電力の検知装置を提供することができる。
【0047】
また、一般に使用される発光ダイオードを発光部および受光部に用い、各々発光部および受光部として機能させる制御部30とすることにより、1組の受発光部を設けるのみでよく、従来の発光ダイオードとフォトダイオードによる受発光部を2組設ける必要がないため、小型の検知装置を提供することができる。
【0048】
(実施の形態2)
実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項1記載の発明について説明する。
【0049】
なお、実施の形態1の構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
【0050】
図5は本発明の実施の形態2による検知装置の回路図であり、実施の形態1で説明したものと異なるのは制御部である。
【0051】
同図において、11は発光部および受光部としての第一の発光ダイオード14を備えた第一の発光兼受光部、12は第一の発光兼受光部11の第一の発光ダイオード14に対応する位置に被検知物13が挿通可能な空隙を介して配された後述する発光部および受光部としての第二の発光ダイオード15を備えた第二の発光兼受光部である。
【0052】
16,17はトランジスタ、18,19,20,21,22,23はインピーダンス素子としての抵抗、24,25は波形整形器を示している。
【0053】
また、26,27は発光部および受光部としての第一,第二の発光ダイオード14,15を発光部としてトランジスタ16,17にて駆動制御すると共に、第一,第二の発光ダイオード14,15を受光部として制御するための制御用信号線である。
【0054】
28,29は発光部および受光部としての第一,第二の発光ダイオード14,15を受光部として用いた場合の受光信号の出力用信号線であることは実施の形態1で説明したものと同じである。
【0055】
そして、31は第一,第二の発光兼受光部11,12の第一,第二の発光ダイオード14,15の一方を発光部とし他方を受光部として送受信する機能と、受光部の受光信号が発光部から発せられる所定の形態のパルス信号やコード化信号による発光信号に基づくものと相違する場合に第一,第二の発光ダイオード14,15の相互間で発光部と受光部を反転させる機能を備え、被検知物13の有無の検知を行う制御部である。
【0056】
次に、このように構成された本発明の検知装置の制御方法について説明する。
【0057】
まず、発光部および受光部としての第一,第二の発光ダイオード14,15の一方を発光部とし他方を受光部として送受信する制御方法については、実施の形態1で説明したものと同じであるので説明を省略する。
【0058】
そして、被検知物13の有無を検知する制御方法について図6の制御フローチャートを用いて説明する。
【0059】
ステップ1で、制御用信号線26,27への制御信号により、一方の第一の発光兼受光部11を発光部とし第一の発光ダイオード14より所定の形態のパルス信号やコード化信号による発光信号を発光させ、他方の第二の発光兼受光部12を受光部とし発光部からの発光信号を第二の発光ダイオード15により受光させる。
【0060】
ステップ2で、受光部とした第二の発光兼受光部12の受光信号の出力用信号線29からの受光信号の有無を判断させる。
【0061】
この時、発光部とした第一の発光兼受光部11と受光部とした第二の発光兼受光部12間に被検知物13が存在する場合は、被検知物13により発光信号が遮光され受光部とした第二の発光兼受光部12の受光信号の出力用信号線29からの受光信号は“無し”となり、また、被検知物13が存在しない場合は、発光信号が透光され受光部とした第二の発光兼受光部12の受光信号の出力用信号線29からの受光信号は“有り”となる。
【0062】
なお、被検知物13が存在する場合でも、検知装置の周辺に外光が存在すると外光の方向・強さにより受光部とした第二の発光兼受光部12の受光信号の出力用信号線29からの受光信号が“有り”となる誤った出力をする。
【0063】
ステップ3で、ステップ2による受光信号が“無し”の場合は、被検知物13は“有り”と判断され、その結果を検知信号として出力する。
【0064】
なお、ステップ3が終了するとステップ1から繰り返される。
【0065】
ステップ4で、ステップ2による受光信号が“有り”の場合は、受光部の受光信号が発光部から発せられる所定の形態のパルス信号やコード化信号による発光信号に基づくものかどうかを比較する。
【0066】
ステップ5で、ステップ4による受光信号の比較結果が一致する場合には、被検知物13は“無し”と判断され、その結果を検知信号として出力する。
【0067】
なお、ステップ5が終了するとステップ1から繰り返される。
【0068】
ステップ6で、ステップ4による受光信号の比較結果が相違する場合には、制御用信号線26,27への制御信号により、第一の発光ダイオード14と第二の発光ダイオード15の相互間で発光部と受光部を反転させ、ステップ1で他方の第二の発光兼受光部12を発光部とし第二の発光ダイオード15より発光信号を発光させ、一方の第一の発光兼受光部11を受光部とし発光部からの発光信号を第一の発光ダイオード14により受光させる。
【0069】
このように本実施の形態によれば、検知装置の周辺に外光が存在する場合でも、受光部の受光信号が発光部から発せられる所定の形態の発光信号に基づくものと相違する場合は、第一の発光ダイオード14と第二の発光ダイオード15の相互間で発光部と受光部を反転させることにより、外光による受光信号への影響の少ない側を選択して第一,第二の発光ダイオード14,15間の被検知物13の有無を検出できるため、外光の影響を受けにくい信頼性の高い検知を行うと共に、第一,第二の発光ダイオード14,15間の距離を短くできて小型で省電力の検知装置を提供することができる。
【0070】
また、一般に使用される発光ダイオードを発光部および受光部に用い、各々発光部および受光部としての機能を持たせた制御部31とすることにより、1組の受発光部を設けるのみでよく、従来の発光ダイオードとフォトダイオードによる受発光部を2組設ける必要がないため、小型の検知装置を提供することができる。
【0071】
なお、上記実施の形態1および実施の形態2において説明した検知装置を電子機器(図示せず)に装着し、被検知物13の有無を検知し、その検知信号に応じて所定の動作を行うようにすることにより、電子機器および検知装置の周辺に外光が存在する場合でも、外光の影響を受けにくい信頼性の高い検知を行うと共に、小型の検知装置を用いることによって、検知装置を電子機器へ装着する場合に、検知装置の配置場所、方向および外光防止用のカバー取付けなどの設計的配慮を行うこと無く自由に設定でき、また、検知装置の小型化に伴い電子機器本体の大型化を抑制することができるものである。
【0072】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、検知装置の周辺に外光が存在する場合でも、外光の影響を受けにくい信頼性の高い検知を行うと共に、小型で省電力の検知装置およびこれを用いた電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による検知装置の回路図
【図2】同外観斜視図
【図3】同タイミングチャート
【図4】同制御フローチャート
【図5】本発明の実施の形態2による検知装置の回路図
【図6】同制御フローチャート
【図7】従来の検知装置を示す外観斜視図
【図8】同回路図
【符号の説明】
11 第一の発光兼受光部
12 第二の発光兼受光部
13 被検知物
14 第一の発光ダイオード
15 第二の発光ダイオード
16,17 トランジスタ
18,19,20,21,22,23 抵抗
24,25 波形整形器
26,27 制御用信号線
28,29 出力用信号線
30,31 制御部
Claims (2)
- 第一の発光ダイオードと、この第一の発光ダイオードに対応する位置に被検知物が挿通可能な空隙を介して配された第二の発光ダイオードと、上記第一の発光ダイオードと第二の発光ダイオードの一方を発光部とし他方を受光部として送受信する機能を備えると共に、上記受光部の受光信号が上記発光部から発せられる所定の形態の発光信号に基づくものと相違する場合に上記第一の発光ダイオードと第二の発光ダイオードの相互間で発光部と受光部を反転させる機能を備えた制御部からなる検知装置。
- 請求項1記載の検知装置を用いて被検知物の有無を検知し、その検知信号に応じて所定の動作を行うように設定された電子機器。
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