JP2005208720A - 存在確認システム - Google Patents

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宏 松田
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健史 三浦
Kohei Okuda
紘平 奥田
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真人 竹田
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道夫 坂野
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Abstract

【課題】無線タグを利用して、構成が簡単で低コストの空席確認システムを提供する。
【解決手段】列車の各座席に無線タグTを装着し、無線タグTと交信するためのリーダーアンテナ11を列車の天井部や床部に配設する。リーダーアンテナ11を接続した検出装置10に、列車の座席表を表示した空席表示装置20を接続する。座席に装着する無線タグTの確認スイッチ3は荷重センサー・光センサーなどである。使用者が座席に着席すると確認スイッチがON動作して信号返信機能が有効化され、無線タグTが応答信号を返信する。検出装置10が検知信号を表示装置20へ出力し、表示装置20が、座席表のうち確認スイッチが動作した無線タグTが装着された座席位置を点灯させ、当該座席が使用中であることを表示する。無線タグTと表示手段との間の配線が不要なので、表示装置20を所望箇所に配置するのが容易である。
【選択図】 図5

Description

本発明は、列車やバスなど乗り物の座席の使用状況の確認手段、劇場や映画館などにおける座席の使用状況の確認手段、コインロッカー等の使用状況の確認手段、あるいは、投票集計手段など、多数の検知対象物のうち実際に使用や接触が有ったものの位置や個数を把握し表示するための存在確認システムを、複数の無線タグを用いて構築した技術に関する。
特許文献1に、列車や映画館の座席に人が着席しているかどうかを赤外線センサで検知し、検知結果をモニタ装置に出力して空席状況を表示するようになされた空席案内装置が記載されている。また特許文献2には、レストランなどにおいて、座席に超音波センサ・荷重センサ・温度センサ・イメージセンサ等から成る着座センサを配設し、座席に人が着席しているかどうかを検出して、検出結果を操作パネルに表示するように構成した座席管理システムが記載されている。
特開平7−244783号公報 特開平11−272784号公報
座席に人の着座状況を検出する手段として、特許文献1では赤外線センサを、特許文献2では超音波センサ・荷重センサ・温度センサ・イメージセンサを用いている。それ故、各センサには動作用電源を供給する必要があり、またセンサと表示手段とを接続するための配線が必要である。このため、センサが比較的大型でコスト高をもたらす。またシステムの構築に配線工事を要するので、施工に手間と時間がかかる。
本発明は、設置が簡単で安価に構築できる存在確認システムを提供するものであって、
その特徴とするところは、電波の送受信機能を備える検出装置、該検出装置から発信される質問信号に基づいて応答信号を返信する機能を持つと共に信号返信機能を有効又は無効にするスイッチが設けられた複数の無線タグ、及び、表示手段から成り、前記無線タグは記憶部に保持した識別情報を応答信号に含むように設定され、無線タグから返信される応答信号を前記検出装置が検出して前記表示手段へ検知信号を出力することにより、前記表示手段にスイッチ操作がなされた無線タグの位置又は個数を表示させるようになされていることである。
前記無線タグは、検出装置から送信される質問信号を利用して電力を生起させ、記憶部に保持した情報に基づき質問信号を変調し、応答信号を生成して送信する機能を有するものであり、記憶部に保持される識別情報が応答信号に含まれる。無線タグは信号返信機能を有効又は無効にするスイッチを有しており、スイッチ操作により応答信号の返信が開始又は中断されるように設定されている。
前記無線タグのスイッチとしては、使用者が操作してアンテナ回路をONまたはOFFにするもの、例えば、タグアンテナの途中に設けられるリードスイッチ等の開閉器構造、コイル状に形成されたタグアンテナに対しフェライト等よりなるリアクタンス制御部材を挿入・脱離させる構造、圧力によって電気抵抗が変化する感圧導電体を用いた感圧スイッチ構造などが考えられる。
検出装置は、無線タグへ質問信号を送信すると共に、無線タグから返信される応答信号を受信し、応答信号に含まれる識別情報を解析して、所定の検知信号を表示手段へ出力するものである。なお、常時は、無線タグの信号返信機能が無効であり、スイッチ操作により無線タグからの応答信号の返信が開始されることにより、検出装置が検出信号を出力する場合と、これとは反対に、常時は無線タグの信号返信機能が有効で応答信号が持続的に返信され、スイッチ操作により無線タグからの応答信号の返信が中断されることにより、これを検出装置が検知して検出信号を出力する場合とが考えられる。
表示手段は、例えばCRTや液晶ディスプレー等であり、検出装置から出力される検知信号に基づき、複数の無線タグのうちから応答の有った無線タグを識別し、所定の表示を実行させるものである。なお、多数の識別信号を処理して、所定の表示動作を実行させるための演算手段と制御プログラムとを備える処理装置を必要とする場合は、検出手段又は表示手段のいずれか一方に付属させるとよい。
ところで本発明に係る存在確認システムは、座席の着席・空席を表示する手段に利用できる。この場合、複数の座席それぞれに前記無線タグを配設し、座席に人が着座することによって前記無線タグのスイッチが動作するように設定し、前記表示手段に座席表と座席の使用状況とを表示させるように設定すればよい。
さらに本発明に係る存在確認システムをコインロッカー等の収納設備における使用状況の表示手段に適用する場合は、複数の収納設備それぞれに前記無線タグを配設し、収納設備が施錠されることによって前記無線タグのスイッチが動作するように設定し、前記表示手段に収納設備の配列表と使用状況とを表示させるように設定すればよい。
また本発明は投票システムに利用することができ、この場合、押しボタン等の入力部を備える複数の操作盤それぞれに前記無線タグを配設し、入力部の操作によって前記無線タグのスイッチが動作するように設定し、前記表示手段に入力操作がなされた操作盤の個数を表示させるように設定する。
さらにまた本発明を照明設備や空調装置の起動手段として利用することも考えられ、この場合、手すりに前記複数の無線タグを配設し、人または人の付属物が接触することによって前記無線タグのスイッチが動作するように設定し、スイッチ操作がなされた無線タグから所定領域内の照明装置及び/又は空調装置等を動作させるように設定すればよい。
本発明に係る存在確認システムは、複数の無線タグのうちからスイッチ操作がなされたものを検出装置で検知して、検知信号を表示装置へ出力することにより、スイッチ操作がなされた無線タグの位置や個数を表示手段に表示させることができる。各無線タグと検出装置とは配線接続する必要がなく、無線タグに動作用電池を装備したり電源と配線接続したりする必要もない。従って本発明は、構成が簡単で設置が容易であり、且つ、コストの低い存在確認システムを提供することができる。
また本発明の前記効果は、無線タグの個数が多い場合、より顕著に発揮される。すなわち本発明は、安価で構成が簡単であり設置も容易なシステムを構築できるから、列車やバス等乗り物における座席の使用状況や、映画館・劇場・レストラン等の空席情報、コインロッカーの使用状況など、検知対象が多数であり且つそれらの位置情報も併せて表示する必要のあるものに適用すれば、きわめて有用である。
さらに本発明は、投票装置のように、複数の検知対象のうちスイッチ操作がなされたものの個数のみ表示すればよい場合や、照明装置・空調装置の操作スイッチを手すりに設けて領域別に動作させるシステムのように、複数の検知対象のうちスイッチ操作がなされたものの位置情報のみ必要な場合にも、同様の効果を発揮する。
本発明に係る存在確認システムSの概要を図1に示す。同システムSは、多数の検知対象に配置される複数の無線タグT、この無線タグTと電波信号を介して交信する検出装置10、及び、検出装置10から出力される検知信号に基づいて所定の表示を行う表示装置20を主要な構成要素とする。なお、表示手段としては、CRTや液晶パネル等に代表される表示装置20単体のほか、コンピュータ等の処理装置又は制御装置を含むものや、通信装置及び通信回線を介して遠隔表示させることも考えられる。
無線タグT及び検出装置10はそれぞれ、電波交信用のタグアンテナ2,リーダーアンテナ11を備えている。タグアンテナ2及びリーダーアンテナ11は、電波を効率よく受信するため、平面内においてコイル状に巻回した面ループ状形態を採用している。しかし各アンテナ2,11の形態は、交信に使用する電波の周波数や強度等に基づき変更することが可能であり、例えば棒状・パッチ状(素子状)・複合パッチ状・面状・スロット状・螺旋状・パターン状等、状況に応じ適宜採用することが可能である。また無線タグTの全体形状は、板状・棒状・円盤状・直方体状などの形態が可能である。
無線タグTは、図2に示すように、ICチップ1、タグアンテナ2、及び、タグアンテナ2の途中に設けられる確認スイッチ3から成る。ICチップ1の内部構造は例えば同図に示す如く、無線通信インターフェースを介してアンテナ回路2と接続される受信部及び送信部、受信電波により電力を発生させる電源生成部、電波の復調・変調を制御するMPU等から成る制御部、識別情報その他のデータを保持する不揮発性メモリ等から成る記憶部などより構成されている。上記無線通信インターフェース・受信部・送信部は、一体に構成される場合もある。また、記憶部を読み取り専用のメモリで構成してもよいが、所望により保持情報の更新又は変更等の書換を可能とする場合は、基板に外部通信インターフェースを備えることが望ましい。
アンテナ回路をON/OFFするスイッチ3としては、圧力センサーや光センサーなどから成るセンサー式スイッチや、リードスイッチのような開閉器構造のほか、図3に示すように、タグアンテナ2にコイル部分2aを設け、フェライト等のリアクタンス制御部材30を上記コイル部分2aに対し挿入・離脱動作するように構成し、リアクタンスの大幅な変化によって、信号送信機能を有効又は無効にするものが考えられる。
さらには図4(A)(B)に示すような感圧式スイッチ3も考えられる。これは、タグアンテナ2の端部に接合した電極32,33で感圧導電体31を挟持し、押しボタン34で上記感圧導電体31に押圧力を作用させるよう構成したものである。当該感圧スイッチ3は、押しボタン34を押圧すると感圧導電体36の電気抵抗値が変化し、その結果、導電可能となって感圧導電体31の両面に配置した電極32,33間で電気が導通し、タグアンテナ2の回路が閉じて、無線タグTと検出装置10との間での交信を可能とするものである。
なおスイッチ3の動作は、平常時はタグアンテナ回路をOFFにし、操作によって回路をONにする場合と、反対に、平常時はアンテナ回路がONであり、スイッチ操作により回路をOFFにする場合とが考えられる。またスイッチ3の配置については、タグアンテナ2の途中とするのが製作上好適と考えられるが、ICチップ1内に組み込むことも妨げない。
前記存在確認システムSの動作の一例を説明すると次の如くである。無線タグTは、検知対象物に装備され、記憶部に識別情報あるいは位置情報を保持している。検出装置10は、無線タグTへ向かって常時又は間歇的に質問信号を発信している。無線タグTの確認スイッチ3を直接操作するか、又は、検知対象物が所定の条件に達して無線タグTの確認スイッチ3が動作すると、無線タグTは信号返信機能が有効になり、検出装置10からの質問信号をタグアンテナ2で受信し、そのエネルギーを利用して動作用電力を発生させ、記憶部に保持されている情報を、受信電波を変調させた応答信号として検出装置10へ返信する。検出装置10は、無線タグTからの応答信号を受信し、応答信号に含まれる識別情報に基づき検知信号を表示装置20へ出力する。表示装置20は、検知信号に基づいて、スイッチ操作された無産タグTに対応する検知対象物の位置を表示させる。あるいは、スイッチ操作された無線タグTの個数を計測し、これを表示する。
図5及び図6に、本発明を、列車やバス等の乗り物における座席の使用状況を表示する座席確認システムに適用した実施例を示す。図5に示すように、列車の各座席に無線タグTを装着し、無線タグTと交信をするためのリーダーアンテナ11を列車の天井部や床部に配設する。そして、リーダーアンテナ11を接続した検出装置10に、列車の座席表を表示した空席表示装置20を接続する。空席表示装置20は、座席ごとに使用中であるか空席であるかを、CRT、液晶パネル、LED等よりなる確認ランプ等で表示するよう構成されている。
図6(A)に示す如く、座席(椅子)ごとに、使用者の着席によって動作する確認スイッチ3を備えた無線タグTを装着する。確認スイッチ3としては、使用者の荷重によって動作するリミットスイッチや荷重センサー、着席によって受光が遮断されることを検知して動作する光センサーを用いることが考えられる。またタグアンテナ2は、座席における座面や背もたれ部の周縁部など、電波を容易に送受信できるような配置を採用する。
なお図6(B)に示すように、無線タグTに、異なる情報を保持する複数のICチップ1,1を設け、それぞれに動作条件の異なる確認スイッチA,Bを接続する構成も考えられる。かかる構成の無線タグTは、動作条件ごとに異なる応答信号を返信する。従って、例えば確認スイッチA,Bに荷重センサーと光センサーとを用い、荷重と光遮断の二つの動作条件が満たされることにより、無線タグTから返信される二種の応答信号両方を検出装置10が検知してはじめて検知信号を出力するよう設定することが考えられる。これによれば、検知精度を高めて誤検知や誤作動を少なくすることが可能である。あるいは、二つの確認スイッチA,Bのいずれか一方が動作して、少なくとも一種の応答信号が検知されれば検出装置10が検知信号を出力するように設定した場合は、検知感度を増大させることができる。
前記空席確認システムは、次のように動作する。初期状態では、無線タグTの確認スイッチがONになっていないため、信号返信機能は無効になっている。使用者が座席に着席すると、荷重が加わることにより又は光遮断されることにより、確認スイッチがON動作してタグアンテナ回路が閉じられ、信号返信機能が有効化される。すると無線タグTが、検出装置10から送信される質問信号に対し、識別情報を含む応答信号を返信するようになる。そして、応答信号を受信した検出装置10が検知信号を表示装置20へ出力し、表示装置20が検知信号に基づいて、座席表のうち、確認スイッチが動作した無線タグTが装着された座席位置を点灯させ、当該座席が使用中であることを表示する。
使用者が座席から離れたときは、荷重が消失することにより或いは光を検知することにより、確認スイッチがOFF動作してタグアンテナ回路の途中を切断し、無線タグTの信号返信機能を無効にする。その結果、無線タグTからの応答信号が途絶し、検出装置10において対応する検知信号の出力が消失するので、表示装置20は、座席表のうち、確認スイッチがOFF動作した無線タグTが装着された座席位置の確認ランプを消灯させ、当該座席が空席であることを表示する。
本発明を利用した前記空席確認システムは、着座状態の検知手段(無線タグT)と、検知結果の表示手段との間の配線が不要なので、表示装置20を所望箇所に配置するのが容易である。従って本例を列車の空席表示システムとした場合、表示装置20を車体側面・車両扉・駅ホームの案内板・駅ホームの床・乗車券売り場等に配置して、多数の利用者に有用な情報を迅速に提供することが可能である。
本例の空席確認システムは、前述の列車やバス等乗り物の座席以外に、図7に例示するような映画館、劇場、レストラン等、多数の座席が用意されているものにおいて、それらの使用状況を表示するのに適している。この場合、内部空間が列車よりも大きいから、無線タグTと検出装置10との間の距離を短くして信号伝達が確実になされるよう、リーダーアンテナを座席の間を縫うように床面へ配設することが考えられる。また表示装置20は、出入口の扉・玄関ホール・チケット売り場等に配置することとよい。
図8及び図9は、本発明に係る存在確認システムを、コインロッカーの使用状況の確認システムに適用した実施例を示すものである。本例では、図9に示す如く、ロッカールームに設置される多数のコインロッカーそれぞれの例えば開閉扉に無線タグTを設け、この無線タグTの信号返信機能を有効/無効にする確認スイッチを、ロッカーの施錠によって動作する錠スイッチで構成した。すなわち、コインロッカーが使用され施錠状態に有るときは無線タグTから応答信号が返信され、非施錠状態の時は応答信号が返信されないように設定されている。また、出入口等に設置される表示装置20には、ロッカー配置表が表示され、使用中のロッカー位置を、液晶パネルや確認ランプの点灯によって示すように構成されている。
前記使用確認システムは、不使用のコインロッカーについては、錠スイッチが無線タグTのアンテナ回路を切断しているため、応答信号が返信されない。このため検出装置10は検知信号を出力せず、表示装置20のロッカー配置表における対応するロッカー位置の確認ランプは消灯している。任意のコインロッカーが使用されて施錠されると、錠スイッチがタグアンテナ回路を接続し、無線タグTが応答信号を返信する。その結果、検出装置10が検知信号を表示装置20へ出力し、表示装置20は、検知信号に基づいて、ロッカー配置表における対応するロッカー位置を点灯させ、当該ロッカーが使用中であることを表示する。
図10乃至図12に、本発明を投票確認システムに適用した実施例を示す。本例は、図10に示す如く、多数配置した投票台と、投票台における投票操作を集計して結果を表示する集計台とで構成される。図11に示すように、投票台には、ICチップ、タグアンテナ、及び操作盤に設けた確認スイッチから成る無線タグTが装備される。本例の如く、二つの確認スイッチa,bを設ける場合、タグアンテナを独立した2経路とし、各タグアンテナそれぞれに、ICチップA,Bと確認スイッチa,bとを配設する構成を採用するとよい。なお全てのICチップA,Bは保持情報が異なっており、いずれも投票台に関する識別情報と、スイッチの識別情報とを保持しているものとする。また確認スイッチa,bは、例えば操作盤の押しボタンで動作するように構成することが考えられる。ところで確認スイッチの設置数は、3個以上とすることも可能であり、1個だけとすることも妨げない。
図12に示す如く、集計台には、無線タグTとの間でリーダーアンテナを通じ交信する検出装置10、及び、集計結果を表示する表示装置20等が配備され、所望により、検出結果を処理する処理装置を配置してもよい。なお集計台も、必要に応じ、複数台設置することが可能である。
前記投票確認システムは、初期状態では、各投票台の無線タグの信号返信機能が無効になっている。投票台の操作盤におけるいずれか一方の押しボタンを押して、対応する確認スイッチをON動作させると、無線タグTの一方のICチップについて信号返信機能が有効になり、識別情報を含む応答信号が返信される。集計台に設けた検出装置10は、この応答信号を床面等に配設したリーダーアンテナを通じて受信し、検知信号を表示装置へ直接、又は処理装置を介し、出力する。表示装置は、検知信号の識別情報に基づき、確認スイッチaを動作させた投票台及び確認スイッチbを動作させた投票台、並びに、スイッチ操作されなかった投票台それぞれの個数を必要に応じ算出し、集計結果を数値やグラフとして画面に表示させる。
なお投票台に代えて、無線タグTを内蔵させた操作盤にを用いて、同様の投票確認システムを構築することも可能である。
図13は、本発明に係る存在確認システムを室内に設置される手すりに適用して、照明装置・空調装置の運転制御手段として利用するようにした実施例を示すものである。本例では、図13(A)に示す如く、手すりの表面に適宜間隔をおいて、複数個の無線タグTを装着し、手すり本体の内部にリーダーアンテナを配設し、手すりを支持するブラケット等の内部に検出装置10を配置した。なお、リーダーアンテナのみ手すり内に配設し、外部の検出装置10との配線をブラケット部分に設けたり、検出装置10とリーダーアンテナの両方を手すりが設置される壁面に埋設する構造も可能である。
各無線タグTのICチップ1には、当該無線タグTの装着位置に関する識別情報が保持される。無線タグTに備えられる確認スイッチは、人が手すりを把持又は接触することにより動作するものであり、例えば、加圧導電ゴム等を用いた感圧スイッチが考えられる。無線タグTをユニット化し、粘着テープで貼り付け可能なタグシール構造とすれば、検出位置の設定を自由に行える。
検出装置10は、無線タグTから返信される応答信号に基づいて、制御装置へ検知信号を出力し、該制御装置は、検知信号に基づいて、応答信号を返信した無線タグTの近傍にある照明装置や空調装置などを運転するように設定されている。
前記手すりは、例えば、住居の玄関、廊下、階段、浴室、トイレ等の壁面に設置され、次のような状況で利用される。外出により無人であった住居に家人が帰宅したとき、はじめに玄関の手すりを把持する。すると、手すりにおける把持された位置の無線タグTの確認スイッチがON動作し、応答信号を返信する。これにより検出装置10が検知信号を制御装置へ出力し、制御装置が検知信号に基づいて応答信号を返信した無線タグTの位置を検出し、当該無線タグT近くの照明、すなわち上記の場合であれば玄関の照明を点灯させる。また所望により、空調装置を同時に運転するよう設定してもよい。続いて、人が家の奥へ移動しながら、廊下に沿って設置された手すりを順次把持すれば、人の移動に従って廊下の照明を順に点灯させることができる。また浴室やトイレなどにあっては、上記手すりを入口付近または部屋内の壁面に設置し、人がこの手すりを把持することで、それらの照明や換気装置を運転することができる。
なお前記のように手すりを把持することによって、照明等各種装置の運転を開始させた後、当該手すりを再度把持すると、これら装置の運転を停止させるように設定することも可能である。
本実施例は、存在確認システムを用いて照明装置等の運転を制御するから、歩行の補助のために手すりを掴む動作によって、照明を点灯させたり空調を運転したりすることができ、別途、スイッチ操作を行う必要がない。それ故、家人不在のため消灯してある家に夜間帰宅した際、スイッチを探すことなく、簡単に照明や空調を動作させることが可能である。特に、高齢者や身障者において、優れた利便性をもたらすと考えられる。また、本例では、人の動きに従って所要箇所の照明だけを点灯させるから、無駄が少ない。
ところで、手すりにフォトダイオード等の光センサーを組み込んで、一定以上の明るさが有るときは、手すりを把持しても照明が点灯しないように設定する態様も採用できる。あるいは、光センサーが検知する明るさが一定値以下になると、自動的に照明を点灯させるように設定してもよい。この場合、感圧式の確認スイッチを省略できる。
本発明に係る存在確認システムの概略構成を示す図面である。 本発明に係る存在確認システムに利用する無線タグの一例を示すブロック図である。 本発明に係る存在確認システムの無線タグに利用するスイッチの一例を示す概略図である。 本発明に係る存在確認システムの無線タグに利用するスイッチの異なる例を示すものであって、図(A)は無線タグの概略図、図(B)はスイッチの概略拡大断面図である。 本発明に係る存在確認システムを列車の空席確認システムに適用した実施例を示す図面である。 本発明に係る存在確認システムを列車の空席確認システムに適用した実施例に関するものであって、図(A)は座席の斜視図、図(B)は無線タグの一例を示す図面である。 本発明に係る存在確認システムを映画館等の座席確認システムに適用した実施例を示す図面である。 本発明に係る存在確認システムをコインロッカーの使用状況確認システムに適用した実施例を示す図面である。 本発明に係る存在確認システムをコインロッカーの使用状況確認システムに適用した実施例に関するものであって、コインロッカーを示す斜視図である。 本発明に係る存在確認システムを投票確認システムに適用した実施例を示す図面である。 本発明に係る存在確認システムを投票確認システムに適用した実施例に関するものであって、投票台を示す斜視図である。 本発明に係る存在確認システムを投票確認システムに適用した実施例に関するものであって、集計台を示す斜視図である。 本発明に係る存在確認システムを手すりに用いて、照明等の制御手段を構築した実施例に関するものであって、図(A)は手すりの要部斜視図、図(B)はシステムの概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
S…存在確認システム T…無線タグ 1…ICチップ 2…タグアンテナ 3…確認スイッチ 10…検出装置 11…リーダーアンテナ 20…表示装置

Claims (5)

  1. 電波の送受信機能を備える検出装置、該検出装置から発信される質問信号に基づいて応答信号を返信する機能を持つと共に信号返信機能を有効又は無効にするスイッチが設けられた複数の無線タグ、及び、表示手段から成り、前記無線タグは記憶部に保持した識別情報を応答信号に含むように設定され、無線タグから返信される応答信号を前記検出装置が検出して前記表示手段へ検知信号を出力することにより、前記表示手段にスイッチ操作がなされた無線タグの位置又は個数を表示させるようになされていることを特徴とする存在確認システム。
  2. 複数の座席それぞれに前記無線タグを配設し、座席に人が着座することによって前記無線タグのスイッチが動作するように設定し、前記表示手段に座席表と座席の使用状況とを表示させるように設定した請求項1に記載の存在確認システム。
  3. 複数の収納設備それぞれに前記無線タグを配設し、当該収納設備が施錠されることによって前記無線タグのスイッチが動作するように設定し、前記表示手段に収納設備の配列表と使用状況とを表示させるように設定した請求項1に記載の存在確認システム。
  4. 押しボタン等の入力部を備える複数の操作盤それぞれに前記無線タグを配設し、入力部の操作によって前記無線タグのスイッチが動作するように設定し、前記表示手段に入力操作がなされた操作盤の個数を表示させるように設定した請求項1に記載の存在確認システム。
  5. 手すりに前記複数の無線タグを配設し、人または人の付属物が接触することによって前記無線タグのスイッチが動作するように設定し、スイッチ操作がなされたを無線タグから所定領域内の照明装置及び/又は空調装置等を動作させるように設定した請求項1に記載の存在確認システム。
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