JP3909729B2 - 被介護者認識装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被介護者、例えばアルツハイマー病による痴ほう者の所在を確認することができる被介護者認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
アルツハイマー病による痴ほう者は所かまわず徘徊するため、その介護者は常時痴ほう者の所在を認識しておく必要がある。しかし、四六時中痴ほう者につきっきりで監視することは不可能であり、痴ほう者を室内に閉じ込めておくのも人権上問題がある。そこで、痴ほう者の衣服のポケットなどに発信器を入れておき、発信器から発せられる電波を追跡することによって痴ほう者の所在を知ることが考えられている。
【0003】
しかし、発信器はこれを例えばカード型にするにしても、ある程度の厚みと重量のあるものになり、これを被介護者である痴ほう者の衣服のポケットに入れておくと、痴ほう者は直ちに発信器があることに気付き、これを捨ててしまうことがあり得る。発信器を衣服の中に収納するにしても、厚みと重量のある発信器を持ち回ることは、やがて発信器の存在に気付いて痴ほう者は自分が管理されていることに気付き、痴ほう者にとっては不愉快なものであるとともに、衣服を洗濯するときはいちいち発信器を取り外して洗濯しなければならないという煩雑さがある。さらに、発信器を動作させるためには電源が必要であり、電源が消耗してしまうと追跡は不可能であるとともに、電源が消耗する前に電源電池を交換したり充電したりしなければならず、この点からも取り扱いが煩雑となる難点がある。コストも高い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、薄いシール状の検知媒体を被介護者の衣服などに貼り付けるだけで被介護者の移動を検知することができるようにすることにより、被介護者を管理していることを被介護者に悟られることがなく、電源も不要で、電源電池の交換や充電というような煩わしさがなく、検知媒体とともに被介護者の衣服を洗濯することも可能で、低コストの被介護者認識装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、被介護者に付属して被介護者とともに移動し、共振回路が絶縁シートに形成されてなる共振タグを検知媒体として用いることを特徴とするもので、請求項1記載の発明は、被介護者が出入りするトイレの出入口に配置されたアンテナと、一定周波数の電波を上記アンテナから送信する送信部と、上記アンテナを介して上記送信部から送信された電波を受信する受信部と、上記アンテナによる送受信エリア内に上記共振タグが存在するとき、上記受信部によって受信された信号から上記共振回路の共振による反射信号を識別して信号を出力する識別部と、被介護者が出入りするトイレの出入口に向かって光ビームを出射する発光素子およびこの発光素子からの光ビームを受光する受光素子からなりかつ上記トイレの出入口の前後に配置された光検知手段と、上記トイレの出入口の前後の光検知手段による検知信号の時間的な前後関係と上記識別部からの信号出力により被介護者がトイレに入ったことを検知した時点から計時を開始し、一定時間経過しても被介護者がトイレから出たことが検知されない場合に警報を発する警報部と、を有することを特徴とする。
【0006】
請求項2記載の発明のように、請求項1記載の発明において、共振タグは共振回路の共振周波数が異なる複数種類のものを用意して被介護者ごとに共振周波数が異なる共振タグを割り当て、送信部は複数の異なる周波数の電波を時系列で送信し、識別部は、共振回路の共振周波数を識別して被介護者を特定するようにしてもよい。
または、請求項3記載の発明のように、請求項1記載の発明において、共振タグには共振周波数が異なる複数の共振回路を設けるとともに、個々の共振タグは複数の共振回路の組み合わせを異ならせ、送信部は複数の異なる周波数の電波を時系列で送信し、識別部は、共振回路の共振周波数を識別するとともに共振周波数の組み合わせによって被介護者を特定するようにしてもよい。
【0007】
請求項4記載の発明のように、請求項1記載の発明において、計時開始後警報を発するまでの一定時間は、共振タグで特定される被介護者ごとに設定するとよい。
【0008】
請求項5記載の発明のように、請求項1記載の発明において、受信部は、共振タグの共振による反射信号の減衰信号を受信し、識別部は、上記減衰信号の有無によって送受信エリア内の共振タグの有無を識別するようにしてもよい。
また、請求項6記載の発明のように、請求項2または3記載の発明において、受信部は、共振タグの共振による反射信号の減衰信号を受信し、識別部は、上記減衰信号の有無によって送受信エリア内の共振タグの有無を識別するとともに、共振回路の共振周波数を識別するようにしてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明にかかる被介護者認識装置の実施の形態を説明する。
本発明は、コイルとコンデンサからなる共振回路が絶縁シートに形成されてなる共振タグを用いていることが大きな特徴となっているので、まず共振タグについて説明する。図3に示すように、共振タグ1は絶縁シート31をベースにしてその表裏両面に電極32、33が形成され、この電極32、33によりコンデンサが構成されている。上記電極32、33はエッチング等の手法によって所定のパターンに形成され、電極32、33の一方または両方はコイルパターン状に形成されている。図4に示すように、電極32、33が形成するコンデンサ34とコイルパターン35は電気的には並列に接続されて特定の周波数で共振する共振回路を構成している。共振タグ1はフレキシブル回路基板のように薄型で柔軟性を有しているが、図3では説明の都合上絶縁シート31、電極32、33は実際よりも厚く描いてある。共振タグ1の一面側には粘着剤が塗布してあり、任意の場所に貼り付けることができるようになっている。従って、被介護者の靴やスリッパなどに貼り付けることもできるが、被介護者が裸足で徘徊することが考えられるため、ズボンやパジャマなどに貼り付けるのがよい。
【0010】
上記共振タグ1を使用した被介護者認識装置の動作原理は次の通りである。図4(a)に示すように、送信部4で発生させた一定周波数の電波を送信アンテナ2から送信すると、この送信周波数が共振タグ1の共振周波数と同じであれば共振タグ1の共振回路が上記の電波に共振し、図4(b)に示すように共振タグ1の共振回路からその共振による反射信号を発する。この反射信号を受信アンテナ3を介して受信部5で受信することにより、上記送信アンテナ2と受信アンテナ3による送受信エリア内に共振タグ1が存在することを認識することができる。このような共振タグ1を使用した識別装置は特願平2−198382号公報に記載されているように公知の技術である。
【0011】
本発明にかかる被介護者認識装置は、上記共振タグ1を被介護者の衣服などの任意の位置に貼り付けることにより、共振タグ1が被介護者に付属して被介護者とともに移動するようにし、被介護者の部屋の出入口など、要所要所に送受信アンテナを配置し、被介護者が部屋の出入口を出入りするときなど、送受信エリア内に共振タグ1が進入したときこれを検知して警報を発するようにした。図1にその実施の形態を示す。図1において、共振タグ1は共振回路を有するシール状の部材で、被介護者の衣服等に貼り付けられている。送信アンテナ2と受信アンテナ3は、例えば被介護者の居住室の出入口に相対向して配置されている。上記アンテナ2、3は上記出入口の両側の壁に埋め込んでもよい。上記共振タグ1は一見しただけでは見ることができないように、例えば襟の折り返し内に設けてもよいしポケット内に設けてもよく、見える場所であっても、表面にバーコード模様や品質表示などを印刷しておけば、共振タグであることをカムフラージュすることができる。
【0012】
図1において、送信部4は、一定周期でタイミング信号を出力するタイミング発生回路6と、一定周波数の信号、図示の例では10MHzの信号を発信する発振回路7と、上記タイミング発生回路6からのイーブルパルス信号によって上記10MHzの信号をバースト信号すなわち出力と無出力とが交互に現れる信号とするアンドゲート8と、このアンドゲート8からのバースト信号を増幅する高周波アンプ9とを有してなる。高周波アンプ9から送信アンテナ2を介して上記10MHzのバースト信号が電波として発信される。
【0013】
受信部5は、受信アンテナ3で受信された上記送信アンテナ2からの電波および共振タグ1の共振による反射信号を増幅する受信アンプ10と、上記タイミング発生回路6と、このタイミング発生回路6からのパルス信号によってゲートを開き受信アンプ10からの受信信号を通過させるアンドゲート11とを有してなる。上記タイミング発生回路6は、送信部4のアンドゲート8に入力する信号の反転信号をアンドゲート11に入力し、送信アンテナ2からの電波が途絶えたときに受信アンテナ3で受信される信号を通過させるようになっている。
【0014】
送信アンテナ2から送信される電波を図5(a)に、この電波に共振して反射される共振タグ1からの反射信号を図5(b)に示す。図5(a)に示すように所定のタイミングで所定時間10MHzの電波が送信され、このとき送受信エリア内に10MHzの電波に共振する共振タグ1が進入していると、送信アンテナ2から送信される電波に共振タグが1が共振し始める。送信アンテナ2からの電波が途絶えても、図5(b)に符号Eを付した円の部分に示すように、共振タグ1の共振回路は減衰しつつも共振する。受信部5のアンドゲート11は送信部4のアンドゲート8とはゲートを開くタイミングが逆であるため、上記減衰しつつある共振波をアンドゲート11が通過させる。
【0015】
アンドゲート11の出力はチャージポンプ回路12に入力される。チャージポンプ回路12は共振波の有無を検知するためのもので、アンドゲート11からの出力を複数回検出し、誤動作を除去したうえで識別部20のPIO(プログラムド・インプット・アウトプット)17に入力される。チャージポンプ回路12では、アンドゲート11で抽出した受信信号を整流し、積分したうえで共振タグ1からの共振波の有無を判定する。上記識別部20は、CPU13を中心に、このCPU13との間で信号をやり取りする上記PIO17、ROM14、RAM15、SIO16を有する。ROM14はCPU13の動作プログラムを記録しており、RAM15は各種データを記録する。
【0016】
CPU13はPIO17を監視し、チャージポンプ回路12からPIO17を通じて共振タグ1の検知信号が入力されると、PIO17を介して外部警報回路18に信号を入力して外部警報回路18を作動させ、警報部としてのスピーカ21から音声による警報を発するようになっている。また、CPU13はSIO16からRS−232Cドライバ・レシーバ19を介して外部のパーソナルコンピュータなどに情報を伝達し、このパーソナルコンピュータなどによって警報部を作動させてもよいし、各種情報処理を行ってもよい。
【0017】
以上説明した実施の形態による被介護者認識の概念を図2に示す。共振タグ1は被介護者25の衣服の任意の場所に場所に貼り付け、被介護者25とともに移動するようにする。図2において符号24は、図1で説明した送信部4、受信部5、識別部20を含む介護者認識装置本体を示している。また、図2では、被介護者25が通る通路を挟んで送信アンテナ2と受信アンテナ3を配置した例のほかに、送信アンテナと受信アンテナを兼ねたアンテナ23を用いた例が記載されている。アンテナ23の配置態様は各種考えられ、上記アンテナ2、3のように被介護者25が通る通路に面して立てた形で配置してもよいが、図2の例では被介護者25が通る通路の床面に沿って寝かせた形で配置されている。アンテナ23からはバースト波を送信する。アンテナ23は電波が送信されていないときは受信アンテナとして機能する。アンテナ23の送受信エリア内に被介護者25が進入していればその共振タグ1が送信電波に共振し、送信電波が途絶えたとき共振タグ1の共振信号をアンテナ23で受信することができ、これを被介護者の認識に用いることができる。図2に示す例ではまた、介護者認識装置本体24にパーソナルコンピュータ30が接続され、介護者認識装置本体24からの検知信号により、パーソナルコンピュータ30が警報部としてのスピーカ21やパトロールライトといわれる発光装置22を駆動し、音声や光などによる警報を発するようになっている。
【0018】
上記送信アンテナ2、受信アンテナ3、アンテナ23は、基板にアンテナパターンを形成することによって回路基板状のものとすることができ、これを被介護者の居住室やトイレ、その他日常生活において使用する場所への出入口など、要所要所の壁、床、床下、天井、または専用のゲートなどに設置する。上記回路基板状のアンテナは、これを複数枚組み合わせて一つのアンテナとしてもよい。パーソナルコンピュータ30や警報部は、被介護者の目に付かない別の部屋などに設置する。
【0019】
以上説明した実施の形態によれば、共振回路が絶縁シートに形成されてなる共振タグ1を用い、これを被介護者とともに移動するように被介護者の衣服等に貼り付け、送信部4からは共振タグ1の共振周波数と同じ周波数の電波を送信し、共振タグ1の共振による反射信号を受信部5で受信することにより、被介護者が送受信エリアに進入したことを検知し、この検知信号によって警報部から警報を発するようにしたため、被介護者を常時監視しなくても、警報によって被介護者の動きを知ることができる。また、共振タグ1は、柔軟性のある薄い基板にコイルパターンとコンデンサを構成する電極を形成するだけでよく、これを被介護者の衣服等に貼り付けても嵩張らず、外観上目立つこともないから、共振タグ1が貼り付けられていることを被介護者に悟られることもなく、共振タグ1が被介護者によって取り外されてしまうこともないから、被介護者の動きを確実に認識することができる。
さらに、共振タグ1は電源を必要としないから、電源の消耗によって被介護者の認識ができなくなるという心配はなくなるし、衣服と一緒に洗濯しても差し支えない。
【0020】
なお、アンテナを被介護者の居住室の出入口のみでなく、トイレの出入口、玄関など、複数箇所に設置しておき、それぞれのアンテナの送受信エリア内に共振タグ1従って被介護者が進入したとき、単に警報を発するのみでなく、どこの送受信エリア内に進入したのかを識別して表示するようにすればなおよい。どこの送受信エリア内に進入したのかを識別するには、少なくとも受信部5をアンテナごとに設け、どの受信部5から検知信号が出力されているかを識別すればよい。送受信エリアはアンテナから1.5m程度あればよく、微弱な電波で足りる。
【0021】
以上説明した実施の形態は、送信部4から送信される電波は特定の周波数の1種類の電波であり、共振タグ1の共振周波数も、送信周波数にのみ共振するものであった。このような実施の形態であっても、被介護者が送受信エリアに進入したことがわかるので、しかるべき処置を執ることができ、当初の目的を充分に達成することができる。特に、家庭内において一人の被介護者のみを認識するのであれば、個々の被介護者ごとに識別する必要はないから、上記実施の形態にかかる装置で何ら問題ない。
【0022】
しかし、病院等において多数の被介護者の動きを認識するためには、個々の被介護者ごとに識別できることが望ましい。そのような場合には、共振回路の共振周波数が異なる複数種類の共振タグを用意し、被介護者ごとに共振周波数が異なる共振タグを割り当て、図1に示す送信部4からは、上記複数種類の共振タグの共振周波数に相当する周波数の電波を時系列で順に送信するようにする。送受信エリア内に一人または複数の被介護者が進入すると、被介護者に割り当てられている共振タグの共振周波数と同じ周波数の電波が送信されたときその共振タグが共振し、その反射信号を受信部5が受信するので、識別部20で共振回路の共振周波数を識別し、識別した結果をパーソナルコンピュータのディスプレイに表示し、あるいは個々の被介護者に対応するランプを点灯させまたは点滅させる。これによってどの被介護者が送受信エリア内に進入したのかを識別することができる。
【0023】
上記の例によれば、個々の被介護者を識別することができるという利点があるが、認識しようとする被介護者の数に応じた種類の共振タグを必要とするとともに、送信部4からも被介護者の数に応じた種類の周波数の電波を送信する必要がある。従って、被介護者の数が多くなると、被介護者を的確に識別することは難しく、多くの種類の共振タグを用意する必要があるとともに送信部4は多くの種類の周波数信号を送信することができるようにする必要があるため、コストが高くなる難点がある。
【0024】
このような難点を解消するため、限られた種類の共振タグを組み合わせてコード化し、識別部20ではこのコードを識別して被介護者を特定するようにするとよい。このようにコード化した共振タグの例を図8に示す。図8において、共振タグ1は1枚のフレキシブル基板上に4個の共振回路1a,1b,1c,1dが形成されることによって構成されている。各共振回路1a,1b,1c,1dはそれぞれ異なった共振周波数を有している。この共振周波数の組み合わせは予め定められたコードに従っていて、共振周波数の組み合わせによって多数の共振タグを個々に識別できるようになっている。
【0025】
一方、図1に示す送信部4からは例えば8種類、あるいは16種類というように複数種類の周波数の電波を時系列で順番に繰り返し送信するようにしておく。送受信エリア内に図8に示すような共振タグ1を有する被介護者が進入してくると、上記複数種類の周波数の電波のうち4個の共振回路1a,1b,1c,1dの共振周波数と同じ周波数の電波で上記4個の共振回路1a,1b,1c,1dがそれぞれ共振する。それぞれの共振回路1a,1b,1c,1dによる反射信号を受信部5が受信し、識別部20ではどの周波数の反射信号を受信したかを識別しデコードすることによって、どの共振タグであるか、換言すればどの被介護者であるかを特定する。このあと警報部から警報を発するとともに、上記識別結果に基づきどの被介護者であるかをディスプレイ等に表示する。
【0026】
以上説明した実施の形態によれば、共振タグに共振周波数が異なる複数の共振回路を設け、この共振周波数の組み合わせによって個々の共振タグを特定することができるようにし、送信部から送信される複数種類の周波数の電波の中から、上記共振回路の共振による反射信号を受信部で受信し識別部で識別することによって共振タグを特定するようにしたため、共振タグの種類と電波の周波数の種類の数の割には、より多くの共振タグ、ひいてはより多くの被介護者を特定することが可能である。
【0027】
これまで説明してきた実施の形態は、送受信エリア内に共振タグが進入したかどうかを検知することによって被介護者が送受信エリア内に進入したかどうかを検知するものであって、被介護者が居住室などから外へ出て行ったのかまたは外から入ってきたのかを判別することはできない。このような判別を可能にした実施の形態を図6、図7に示す。図6において符号2は送信アンテナ、3は受信アンテナ、24は認識装置本体をそれぞれ示している。符号37は各部を駆動するための電源装置を示す。図6において、アンテナ2、3が居住室への出入口を挟んで両側に配置されているいるものとし、また、右斜め上方を向いている矢印Iの方を居住室内、左斜め下方を向いている矢印Oの方を外側とする。上記出入口の図6において左側に二つの発光素子4A、4Bが配置されている。発光素子4A、4Bは光ビームが上記出入口を水平方向に横切って出射するように、また、居住室側から外側に向かって発光素子4A、4Bの順に所定の間隔を置いて配置されている。上記出入口の図6において右側には、居住室側から外側に向かって受光素子5A、5Bがこの順に所定の間隔を置いて配置されている。発光素子4Aからの光ビームを受光素子5Aが受光し、発光素子4Bからの光ビームを受光素子5Bが受光するようになっている。発光素子4Aと受光素子5Aで一つの光検知手段を構成し、発光素子4Bと受光素子5Bで別の一つの光検知手段を構成している。一つの光検知手段と別の一つの光検知手段はアンテナ2、3の前後に配置してもよい。発光素子4A、4Bから出射される光ビームは限定されず、例えば可視光であってもよいし赤外光であってもよい。
【0028】
被介護者、介護者、車椅子、その他、あらゆるものが上記出入口を通るとき上記光ビームが遮蔽され、受光素子5A、5Bへの光ビームの入射が一時的に遮断され、受光素子5A、5Bからの検知信号が一時的に途絶える。そして、被介護者等が居住室内から外に出て行くときは、まず受光素子5Aの検知信号が一時的に途絶え、次に受光素子5Bの検知信号が一時的に途絶える。逆に、被介護者等が外から居住室内に入ってくるときは、まず受光素子5Bの検知信号が一時的に途絶え、次に受光素子5Aの検知信号が一時的に途絶える。従って、受光素子5A、5Bのうちどちらの検知信号が先に途絶えたかを判別することによって、被介護者等が居住室内から外に出て行ったのか、または外から居住室内に入って来たのかを判別することができる。警報が必要な場合としては、被介護者が居住室内から外に出て行った場合であって、外から居住室内に入って来た場合はあえて警報を発する必要はない。また、被介護者以外のものが出入りした場合も警報を発する必要はない。そこで、認識装置24は、図7に示すように動作させるとよい。以下、この動作を説明する。
【0029】
電源をオンすると、各部が動作し始め、送信アンテナ2から電波が送信されるとともに発光素子4A、4Bから受光素子5A、5Bに向かって光ビームが出射される。ここで、発光素子4Aからの光ビームが遮蔽されて受光素子5Aの検知信号が途絶えることをA検知、発光素子4Bからの光ビームが遮蔽されて受光素子5Bの検知信号が途絶えることをB検知とすると、まずA検知かどうかを判断し、A検知でなければB検知かを判断し、B検知でもなければリターンする。A検知の判断ステップにおいてA検知がなされたときは次にB検知を待つ。ここでB検知がなされるということは、誰かが居住室内から外に出て行こうとしている場合である。B検知がなされたら次に共振タグの検知を待つ。共振タグの検知が行われない場合は、被介護者以外のものが居住室内から出て行くものと考えられるので、リターンする。上記共振タグの検知ステップで共振タグが検知されると、被介護者が居住室内から出て行くものと考えられるので警報信号を出力し、音あるいは光などによってアラームを発する。複数の被介護者の中から特定の被介護者であることを特定することができる場合などにはその特定の被介護者の名前などを表示してもよい。アラームあるいは表示を一定時間行った後警報信号の出力を停止する。
【0030】
前記A検知の判断ステップでA検知ではなく、次にB検知の判断ステップでB検知がなされたときは次にA検知を待つ。ここでA検知がなされるということは、誰かが外から居住室内に入ろうとしている場合である。A検知がなされたら次に共振タグの検知を待つ。共振タグの検知が行われない場合は、被介護者以外のものが外から居住室内に入ってきたものと考えられるので、リターンする。上記共振タグの検知ステップで共振タグが検知されると、被介護者が外から居住室内に入ってきたものと考えられるので、戻り信号を出力し、この戻り信号によって被介護者が戻ってきたことを一定時間表示する。被介護者が外から戻ってきた場合は警報を発する必要はない。
【0031】
なお、トイレに入って用を足し、戻ってくるまでの時間は個人の習慣等によって差があるので、トイレに入った被介護者を前述のように特定し、前記のアラームを発するまでの時間を被介護者ごとに設定するようにしてもよい。
また、近年、赤外線を検知することにより対象物が動いているかどうかを認識することができる動きセンサが開発されているので、この動きセンサを付加して新たな機能を持たせてもよい。例えば、被介護者がトイレに入ったことを検知したら、動きセンサによって被介護者が動いているかどうかを認識し、被介護者が一定時間動かない場合は、何らかの事故が発生した蓋然性が高いものとしてアラームを発するようにするとよい。
【0032】
図6、図7に示す実施の形態によれば、警報を必要とする場合、すなわち被介護者が居住室などから出て行った場合と、警報をあえて必要としない場合、すなわち被介護者が居住室に戻ってきた場合とを識別し、被介護者が居住室などから出て行った場合にだけ警報を発し、被介護者が居住室に戻ってきた場合は警報を発しないようにしたため、無駄な警報が発せられることがなくなり、介護者は被介護者が出て行ったのかまたは戻ってきたのかを確認に行く必要はなく、介護者の負担が軽減される利点がある。また、被介護者が出て行ったのかまたは戻ってきたのかの識別手段は、被介護者とそれ以外の者との区別なく動作するが、上記実施の形態によれば、検知対象が居住室などから出て行った場合であって、被介護者に付属している共振タグを検知した場合にのみ警報を発するので、被介護者のみが識別され、必要な場合にのみ警報が発せられることになり、この点からも、介護者の負担が軽減される利点がある。
【0033】
被介護者の出入りを識別することができる上記実施の形態は、次のような有益な利用方法がある。すなわち、例えばトイレの出入口に図6、図7に示すようなアンテナと光学的検知手段を設置しておき、被介護者がトイレに入ったことを検知した時点から計時を開始し、一定時間経過しても被介護者がトイレから出たことが検知されない場合は、助力が必要である旨の警報を発するようにする。計時動作は独立のタイマを用いて行ってもよいし、パーソナルコンピュータが有する計時機能を利用してもよい。また、被介護者がトイレに入ったこと、トイレに入ったときからの経過時間、トイレから出たことなどをパーソナルコンピュータで管理し、これをディスプレイに表示するようにしてもよい。
【0034】
図6、図7に示す実施の形態の場合も、共振タグは共振回路の共振周波数が異なる複数種類のものが用意されて被介護者ごとに共振周波数が異なる共振タグが割り当てられ、共振周波数の違いで被介護者を特定するようにしてもよいし、共振タグは共振周波数が異なる複数の共振回路を有するとともに、個々の共振タグは複数の共振回路の組み合わせが異なっていて、共振周波数の組み合わせの違いで被介護者を特定するようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、共振回路が絶縁シートに形成されてなる共振タグを用い、これを被介護者とともに移動するように被介護者に付属させ、送信部から共振タグの共振周波数と同じ周波数の電波を送信し、共振タグの共振による反射信号を受信部で受信することにより、被介護者が送受信エリアに進入したことを検知し、この検知信号によって警報部から警報を発するようにしたため、被介護者を常時監視しなくても、警報によって被介護者の動きを知ることができる。また、共振タグは、例えば柔軟性のある薄い基板に共振回路を形成するだけでよく、これを被介護者の衣服等に貼り付けても嵩張らず、外観上目立つこともないから、共振タグが貼り付けられていることを被介護者に悟られることもなく、共振タグが被介護者によって取り外されてしまうこともないから、被介護者の動きを確実に認識することができる。
さらに、共振タグは電源を必要としないから、電源の消耗によって被介護者の認識ができなくなるという心配はなくなるし、衣服と一緒に洗濯することもできる。
また、被介護者が出入りするトイレの出入口に向かって光ビームを出射する発光素子およびこの発光素子からの光ビームを受光する受光素子からなりかつ上記トイレの出入口の前後に配置された光検知手段と、上記トイレの出入口の前後の光検知手段による検知信号の時間的な前後関係と上記識別部からの信号出力により被介護者がトイレに入ったことを検知した時点から計時を開始し、一定時間経過しても被介護者がトイレから出たことが検知されない場合に警報を発する警報部を備えることにより、被介護者がトイレに入ったことを検知した時点から一定時間経過しても被介護者がトイレから出たことが検知されず、助力が必要である場合にその旨の警報を発することができる。無駄な警報が発せられることがなくなり、介護者の負担が軽減される利点がある。
【0036】
請求項2記載の発明によれば、共振回路の共振周波数が異なる複数種類の共振タグを用意し、被介護者ごとに共振周波数が異なる共振タグを割り当て、送信部からは、複数の異なる周波数の電波を時系列で送信し、被介護者に割り当てられている共振タグの共振周波数と同じ周波数の電波が送信されたときその共振タグが共振し、その反射信号を受信部が受信し、識別部で共振周波数を識別し、被介護者を特定するようにしたため、どの被介護者が送受信エリア内に進入したのかを識別することができる。
【0037】
請求項3記載の発明によれば、共振タグに共振周波数が異なる複数の共振回路を設け、この共振周波数の組み合わせによって個々の共振タグを識別することができるようにし、送信部から送信される複数種類の周波数の電波の中から、上記共振回路の共振による反射信号を受信部で受信し識別部で識別することによって共振タグを特定するようにしたため、共振タグの種類と電波の周波数の種類の数の割には、より多くの共振タグ、ひいてはより多くの被介護者を特定することが可能である。
【0038】
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、計時開始後警報を発するまでの一定時間は、共振タグで特定される被介護者ごとに設定するようにしたため、個人の習慣等に合わせることができる。
【0039】
請求項5または6記載の発明によれば、受信部は、共振タグの共振による反射信号の減衰信号を受信し、識別部は、上記減衰信号の有無によって送受信エリア内の共振タグの有無を識別し、さらには共振回路の共振周波数を識別するようになっているため、共振タグの有無の識別が容易かつ確実であり、受信回路の構成が簡単になる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる被介護者認識装置の実施の形態を示す回路ブロック図である。
【図2】同上実施の形態による被介護者認識の様子を示す概念図である。
【図3】上記実施の形態中の共振タグの拡大断面図である。
【図4】上記実施の形態による電波の送信と共振タグからの反射信号の受信の様子を示す概念図である。
【図5】上記実施の形態による送信電波と共振タグからの反射信号の例を示す波形図である。
【図6】本発明にかかる被介護者認識装置の別の実施の形態を概念的に示す斜視図である。
【図7】同上実施の形態の動作例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に用いることができる共振タグの別の例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 共振タグ
2 送信アンテナ
3 受信アンテナ
4 送信部
5 受信部
20 識別部
21 警報部としてのスピーカ
23 アンテナ
25 被介護者
31 絶縁シート
4A 光検知手段を構成する発光素子
4B 光検知手段を構成する発光素子発光素子
5A 光検知手段を構成する受光素子
5B 光検知手段を構成する受光素子

Claims (6)

  1. 被介護者に付属して被介護者とともに移動し、共振回路が絶縁シートに形成されてなる共振タグと、
    被介護者が出入りするトイレの出入口に配置されたアンテナと、
    一定周波数の電波を上記アンテナから送信する送信部と、
    上記アンテナを介して上記送信部から送信された電波を受信する受信部と、
    上記アンテナによる送受信エリア内に上記共振タグが存在するとき、上記受信部によって受信された信号から上記共振回路の共振による反射信号を識別して信号を出力する識別部と、
    被介護者が出入りする上記トイレの出入口に向かって光ビームを出射する発光素子およびこの発光素子からの光ビームを受光する受光素子からなりかつ上記トイレの出入口の前後に配置された光検知手段と、
    上記トイレの出入口の前後の光検知手段による検知信号の時間的な前後関係と上記識別部からの信号出力により被介護者がトイレに入ったことを検知した時点から計時を開始し、一定時間経過しても被介護者がトイレから出たことが検知されない場合に警報を発する警報部と、を有してなる被介護者認識装置。
  2. 共振タグは共振回路の共振周波数が異なる複数種類のものが用意されて被介護者ごとに共振周波数が異なる共振タグが割り当てられ、送信部は複数の異なる周波数の電波を時系列で送信し、識別部は、共振回路の共振周波数を識別して被介護者を特定する請求項1記載の被介護者認識装置。
  3. 共振タグは共振周波数が異なる複数の共振回路を有するとともに、個々の共振タグは複数の共振回路の組み合わせが異なるものであり、送信部は複数の異なる周波数の電波を時系列で送信し、識別部は、共振回路の共振周波数を識別するとともに共振周波数の組み合わせによって被介護者を特定する請求項1記載の被介護者認識装置。
  4. 計時開始後警報を発するまでの一定時間は、共振タグで特定される被介護者ごとに設定されている請求項1記載の被介護者認識装置。
  5. 受信部は、共振タグの共振による反射信号の減衰信号を受信し、識別部は、上記減衰信号の有無によって送受信エリア内の共振タグの有無を識別する請求項1記載の被介護者認識装置。
  6. 受信部は、共振タグの共振による反射信号の減衰信号を受信し、識別部は、上記減衰信号の有無によって送受信エリア内の共振タグの有無を識別するとともに、共振回路の共振周波数を識別する請求項2または3記載の被介護者認識装置。
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