JP3213562B2 - 人物認識システム - Google Patents

人物認識システム

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JP3213562B2
JP3213562B2 JP03362797A JP3362797A JP3213562B2 JP 3213562 B2 JP3213562 B2 JP 3213562B2 JP 03362797 A JP03362797 A JP 03362797A JP 3362797 A JP3362797 A JP 3362797A JP 3213562 B2 JP3213562 B2 JP 3213562B2
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久也 小暮
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久也 小暮
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人物認識システムに
係り、特に、建物の内部や屋外において特定の人物を認
識するための人物認識システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建物の内部や屋外等の限られた
場所において、特定の人物を探し出すことは極めて困難
である。
【0003】そのため、従来から、あらかじめ人物に特
定の電波を発信する発信機を装着させ、この電波を受信
して電波の発信位置を特定することにより、人物の居場
所を特定することが行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の人
物の特定システムでは、発信機から発信される電波を受
信することにより、電波の発信位置を特定するものであ
ることから、外部ノイズ等の影響を受けやすく、しか
も、周波数によっては、建物の壁等に反射してしまい、
そのため、電波を正確に受信することが困難であり、人
物の居場所を正確に認識することができないという問題
を有している。
【0005】しかも、他の場所で同様のシステムを使用
していた場合に、他のシステムから発信される電波と本
システムから発信される電波とが混信してしまうおそれ
があり、やはり、電波の正確な受信を行なうことができ
なくなってしまう。
【0006】さらに、この人物の特定システムが、例え
ば、病院等において使用された場合には、発信機から発
信される電波が医療機器に悪影響を与えてしまうおそれ
もあり、医療機器の誤動作を招き、適切でないという問
題をも有している。
【0007】本発明は前記した点に鑑みなされたもの
で、人物の居場所を他の外乱等に影響されることなく正
確に、かつ、容易に認識することのできる人物認識シス
テムを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載の発明に係る人物認識システムは、人物
に装着され所定のパルス形状を有する赤外線パルスを出
力する赤外線個人用端末を設け、前記赤外線パルスを1
周期毎に繰り返し出力し、この赤外線の1周期毎の繰り
返し出力間隔をランダムに設定するとともに、前記赤外
線パルスの1周期におけるパルス回数およびパルス間隔
を制御することにより、この赤外線パルスのパルス形状
を各赤外線個人用端末毎にすべて異なるように設定し、
前記赤外線個人用端末から出力される赤外線パルスを受
光するセンサ装置を建物の内部あるいは屋外の任意の位
置に複数設置し、前記各人物毎の個人データをあらかじ
め入力する記憶装置を設け、前記センサ装置から入力さ
れる検出信号に基づいて人物の認識を行なうとともに、
前記記憶装置に記憶された個人データと照合し、特定の
人物の個人データに基づく制御を行なう中央制御回路を
設け、さらに、前記赤外線個人用端末に人物のデータを
入力する入力部を設け、この入力部から入力されたデー
タを前記赤外線パルスとは別の赤外線データ信号として
出力し、前記中央制御回路により、前記センサ装置によ
り受光されたデータと前記記憶装置に記憶された個人デ
ータと照合する制御を行なうようにしたことを特徴とす
るものである。
【0009】この請求項1の発明によれば、赤外線個人
用端末から所定のパルス形状を有する赤外線パルスを出
力させるとともに、この赤外線パルスを建物の内部ある
いは屋外の任意の位置に複数設置されたセンサ装置によ
り受光され、中央制御回路により、特定の赤外線パルス
が建物のどの場所から発光されているかを認識するよう
にしているので、建物の内部にいる人物を容易に認識す
ることができるものである。また、中央制御回路によ
り、人物の認識データとあらかじめ入力された個人デー
タとを照合して、建物等を制御することにより、特定の
人物の個人データに基づく制御を行なうことができ、こ
のように人物の認識データとあらかじめ入力された個人
データとを照合して各種システムを制御することによ
り、建物内の安全管理等を容易に行なうことができる。
さらに、赤外線パルスのパルス形状を各赤外線個人用端
末毎にすべて異なるように設定しているので、複数の赤
外線個人用端末を用いる場合でも、赤外線パルスのパル
ス形状の相違により各赤外線個人用端末を装着している
特定の人物を認識することができるものである。また、
赤外線出力器から出力される1周期毎の繰り返し出力間
隔をランダムに設定するようにしているので、ある周期
において、2以上の赤外線パルスが同時に出力されて、
個々の赤外線パルスを認識することができない場合で
も、次の周期における赤外線パルスの出力は、互いに時
間的なずれをもって出力されることになり、いずれかの
周期において必ず個々の赤外線パルスを認識することが
できるものである。また、赤外線個人用端末の入力部か
ら入力されたデータを赤外線データ信号として出力し、
中央制御回路により、センサ装置により受光されたデー
タと記憶装置に記憶された個人データと照合する制御を
行なうようにしているので、あらかじめ個人データとし
て設定された所定範囲を超えた場合に、異常状態を確実
に検出することができる。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図10を参照して説明する。
【0021】図1および図2は本発明に係る人物認識シ
ステムを、例えば、ビル等の建物1の内部において適用
した場合の実施の一形態を示したもので、本実施形態に
おいては、所定の建物1の室内、物置、トイレ、ホー
ル、廊下等の任意の場所における天井2にそれぞれセン
サ装置3を埋設するようになされている。
【0022】このセンサ装置3は、図3に示すように、
前記天井2に埋設され下端部が室内等に連通する開口4
とされた筒状の装置本体5を有しており、この装置本体
5の内部の前記開口4と反対側端面には、赤外線を受光
するための赤外線受光素子6がその受光部が前記開口4
部分に指向するように配設されている。さらに、装置本
体5の内部の前記開口4部分には、集光レンズ7が配設
されており、前記装置本体5に対する集光レンズ7の配
設位置を調節して集光レンズ7の焦点距離を変化させる
ことにより、前記赤外線受光素子6による受光範囲を調
節することができるものである。そして、この赤外線受
光素子6の受光範囲に応じて、前記センサ装置3の設置
間隔を設定するようになされており、原則として各場所
において赤外線受光範囲の死角が生じないように設置さ
れるものである。なお、赤外線受光範囲の死角が生じる
ようであれば、室内等の壁面等にセンサ装置3を埋設す
るようにしてもよい。
【0023】また、図4は赤外線個人用端末8の実施の
一形態を示したもので、この赤外線個人用端末8は、ケ
ーシング9を有しており、このケーシング9には、例え
ば、830nm〜940nm程度の波長の赤外線を出力
する赤外線ランプ等の赤外線出力器10が装着されてい
る。この赤外線出力器10には、赤外線出力器10から
の赤外線の出力制御を行なう端末制御回路11が接続さ
れており、この端末制御回路11により赤外線出力器1
0を制御することにより、赤外線を、図5(a)、
(b)、(c)に一例として示すように、所定のパルス
として出力するようになされている。すなわち、前記端
末制御回路11は、所定のクロックに同期して赤外線の
出力をON、OFF制御することにより、1周期におけ
る赤外線のパルス回数およびパルス間隔を制御するもの
であり、この赤外線パルスのパルス形状は、各赤外線個
人用端末8毎にすべて異なるように設定されるようにな
されている。さらに、前記端末制御回路11により、赤
外線出力器10から赤外線パルスを1周期毎に繰り返し
出力するようになされており、この赤外線の1周期毎の
繰り返し出力間隔は、ランダムに設定されるようになっ
ている。
【0024】また、前記赤外線個人用端末8は、所定の
人物の胸ポケット、襟部分等の任意の箇所に装着される
ものであり、この赤外線個人用端末8は、人物に装着し
た状態で、赤外線出力器10の赤外線出力方向が上方に
指向されるようになされている。この場合に、前記赤外
線個人用端末8のケーシング9は、人物に装着できる形
状であれば、カード型、ペン型あるいはクリップ型等い
ずれでもよいし、また、前記赤外線個人用端末8を人物
の衣服等に直接縫込むようにしてもよい。
【0025】また、図6は本発明の制御システムの実施
形態を示したもので、前記各センサ装置3には、中央制
御回路12が接続されており、前記中央制御回路12に
は、所定のデータを記憶するための記憶装置13、所定
の表示を行なうCRT等からなる表示装置14、警告音
を発生する警告発生装置15およびキーボード等の入力
装置16がそれぞれ接続されている。この中央制御回路
12は、前記センサ装置3から入力される検出信号に基
づいて所定の管理を行なうものである。
【0026】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0027】まず、建物1の内部にいる人物に、赤外線
個人用端末8を装着させるとともに、これら各赤外線個
人用端末8から出力される赤外線パルスのパルス形状
と、人物名あるいはコード番号等により特定される人物
とをあらかじめ対応させておき、この対応させたデータ
を入力装置16により記憶装置13に入力しておく。
【0028】そして、前記赤外線個人用端末8およびシ
ステム全体を動作させ、赤外線個人用端末8の端末制御
回路11により赤外線出力器10を制御して、赤外線出
力器10から所定のパルス形状を有する赤外線パルスを
出力させる。この赤外線パルスは、各場所のセンサ装置
3の赤外線受光素子6により受光される。
【0029】このように赤外線受光素子6に受光された
赤外線パルスは、中央制御回路12に出力され、この中
央制御回路12により、特定の赤外線パルスが建物1の
どの場所から発光されているかを認識し、各人物毎の認
識データとして記憶装置13に記憶させておく。
【0030】そして、ある特定の人物が現在どの場所に
いるのかを知りたい場合は、入力装置16によりその人
物名等のデータを入力することにより、この人物に対応
する赤外線パルスの認識データを検索し、表示装置14
に表示させる。この表示装置14は、例えば、建物1の
見取図を画面に表示させ、その人物のいる場所を見取図
上で表示させるようにしてもよいし、その人物のいる場
所の名称を表示させるようにしてもよい。これにより、
建物1内において、容易に人物を探し出すことができ
る。
【0031】このような人物認識動作を行なう場合に、
赤外線パルスが各赤外線個人用端末8毎にすべて異なる
ように設定されているので、例えば、室内や廊下等に複
数の人物が存在する場合には、各赤外線発光器からそれ
ぞれ異なるパルス形状の赤外線パルスが出力されること
になり、赤外線受光素子6には、各パルス形状が合成さ
れたパルス形状の赤外線パルスが受光され、個々の赤外
線パルスを区別して認識できないことが生じてしまう。
しかしながら、本実施形態においては、前記端末制御回
路11により、赤外線出力器10から出力される1周期
毎の繰り返し出力間隔をランダムに設定するようにして
いるので、ある周期において、2以上の赤外線パルスが
同時に出力されて、個々の赤外線パルスを認識すること
ができない場合でも、次の周期における赤外線パルスの
出力は、互いに時間的なずれをもって出力されることに
なり、いずれかの周期において必ず個々の赤外線パルス
を認識することができるものである。
【0032】なお、前記赤外線パルスの認識データを所
定の時間単位毎に記憶装置13に記憶させるようにして
もよい。このようにすれば、例えば、特定の人物が建物
1の内部をどのように移動したかを特定することがで
き、また、赤外線個人用端末8の故障等により赤外線パ
ルスが出力されなくなったり、赤外線受光素子6の受光
範囲の死角があった場合に人物がその死角に位置して赤
外線パルスを赤外線受光素子6により受光できなくなっ
たりして、人物を認識することができなくなった場合
に、直前の認識データを調べることにより、人物の移動
位置を推定することもできる。
【0033】したがって、本実施形態においては、赤外
線個人用端末8から繰り返し出力される赤外線パルスを
センサ装置3により受光し、中央制御回路12により、
特定の赤外線パルスが建物1のどの場所から発光されて
いるかを認識するようにしているので、建物1の内部に
いる人物を容易に認識することができる。また、赤外線
パルスを用いているので、外部ノイズ等の影響を受ける
ことがなく、しかも、センサ装置3による受光範囲のみ
で赤外線個人用端末の赤外線パルスを受光することか
ら、他のシステムによる影響も受けることがなく、極め
て正確に人物の認識を行なうことができる。
【0034】本発明は、例えば、病院等のように入院患
者の管理が必要な建物1に極めて好適であり、この場合
には、患者に限らず医師、看護婦、職員等にも赤外線個
人用端末8を装着させることにより、病院内におけるす
べての人物の管理を行なうことができる。しかも、人物
の認識に赤外線を用いることから、医療機械等に悪影響
を与えてしまうこともなく、安全で確実に認識を行なう
ことができるものである。
【0035】また、図7は本発明の他の実施形態を示し
たもので、本実施形態においては、中央制御回路12
に、建物1の管理制御システム17を接続するようにし
たものであり、この管理制御システム17は、例えば、
建物1の室内、物置等の各扉の開閉システムや建物1の
内部におけるアナウンスシステム等を制御するようにな
っている。
【0036】その他の基本的なシステムは前記実施形態
のものと同様であるためその説明を省略する。
【0037】本実施形態においても、前記実施形態と同
様に、各赤外線個人用端末8から出力される赤外線パル
スのパルス形状と、人物とをあらかじめ対応させてお
き、この対応させたデータを記憶装置13に入力してお
くものであるが、さらに、本実施形態においては、各人
物毎に必要な個人データをあらかじめ入力しておく。例
えば、この認識システムを病院に適用した場合には、病
院内における入院患者、医師、看護婦、職員毎の特定の
データや、患者の症状のデータ等を入力する。
【0038】そして、前記赤外線個人用端末8およびシ
ステム全体を動作させることにより、赤外線発光器から
出力される赤外線パルスをセンサ装置3の赤外線受光素
子6により受光し、中央制御回路12により、特定の赤
外線パルスが建物1のどの場所から発光されているかを
認識し、各人物毎の認識データとして記憶装置13に記
憶させておく。これにより、建物1内における人物を認
識して、容易に人物を探し出すことができる。
【0039】さらに、本実施形態においては、中央制御
回路12により、前記人物の認識データとあらかじめ入
力された個人データとを照合し、前記扉開閉システムや
アナウンスシステム等を制御することにより、特定の人
物の個人データに基づく扉等の開閉制御、特定の人物に
対する警告アナウンス等を行なうようになっている。
【0040】例えば、患者の個人データとの照合によ
り、老人や足の悪い患者あるいは身体障害をもつ患者が
階段付近のエリアにいることを認識したら、アナウンス
システムを制御して危険である旨の警告アナウンスを行
なう。また、患者以外の人物が物置の入口付近のエリア
にいることを認識した場合にのみ扉開閉システムを動作
させて扉のロックを解除したり、逆に、患者が物置の入
口付近のエリアにいることを認識した場合には扉のロッ
クを解除せず、これと同期して関係者以外は立入り禁止
である旨の警告アナウンスを行なう。このように人物の
認識データとあらかじめ入力された個人データとを照合
して各種システムを制御することにより、建物1内の安
全管理等を容易に行なうことができる。
【0041】また、本実施形態においては、前記赤外線
個人用端末8に入力部を設け、この入力部から入力され
るデータを端末制御回路11により赤外線データ信号に
変換し、この赤外線データ信号を赤外線パルスとは別に
赤外線出力器10から出力させるようにすることもでき
る。
【0042】これは、例えば、病院に適用する場合は、
赤外線個人用端末8に入力部に、患者に装着された心拍
測定機、体温計、血圧計等を接続しておく。そして、こ
れら心拍測定機、体温計、血圧計等から入力される患者
の心拍数、体温、血圧等の測定データを入力部から入力
し、これら測定データを端末制御回路11により赤外線
データ信号に変換し、この赤外線データ信号を赤外線出
力器10から出力させる。この赤外線データ信号はセン
サ装置3の赤外線受光素子6により受光され、中央制御
回路12により、この測定データと個人データとが照合
される。そして、この測定データが、あらかじめその個
人データとして設定された所定範囲を越えた場合に、警
告発生装置15から警告音を出力するとともに、該当人
物の測定データが異常である旨表示装置14に表示させ
る。
【0043】これにより、各人物についての健康データ
管理をも行なうことができるものである。
【0044】また、図8および図9は本発明のさらに他
の実施形態を示したもので、センサ装置3の装置本体5
に赤外線受光素子6とともに赤外線出力素子18を並列
配置し、これら各赤外線出力素子18を中央制御回路1
2に接続するようにしたものである。さらに、本実施形
態においては、赤外線個人用端末8には、前記赤外線出
力素子18から出力される赤外線を受光する赤外線受光
器19が配設されており、この赤外線個人用端末8の内
部には、端末制御回路11により、前記赤外線受光器1
9により受光された赤外線の解析を行ないその解析結果
に応じて動作されるスピーカ等の音声出力装置20が内
蔵されている。
【0045】本実施形態においては、前記実施形態と同
様に、中央制御回路12により、前記人物の認識データ
とあらかじめ入力された個人データとを照合して、特定
の人物の個人データに基づく制御を行なうものである。
【0046】この場合に、本実施形態においては、アナ
ウンスシステムの代わりに、特定の人物と個人データと
の照合により、例えば、老人や足の悪い患者等が階段付
近のエリアにいることを認識したら、中央制御回路12
により、そのエリアに該当するセンサ装置3の赤外線出
力素子18に制御信号を出力し、この赤外線出力素子1
8から赤外線を出力させる。この赤外線は、該当人物の
赤外線個人用端末8の赤外線受光器19に受光され、端
末制御回路11により解析されて音声出力装置20によ
り危険である旨を音声で知らせることができる。
【0047】このように本実施形態においては、人物の
認識データとあらかじめ入力された個人データとを照合
することにより、特定の人物に対して特定の情報を知ら
せることができるものである。
【0048】さらに、前記各実施形態においては、建物
1の内部における人物認識について説明したが、例え
ば、建物1の入口や建物1の内部の特定エリアの入口部
分における人物認識に適用することもできる。
【0049】この場合は、前記入口部分にセンサ装置3
を配設し、中央制御回路12により、このセンサ装置3
により受光される赤外線パルスにより認識される人物の
認識データとあらかじめ入力された入室を許可すべきか
否かの個人データとを照合して、入室を許可する人物で
ある場合にのみ入口部分の扉のロックを解除するように
制御するものである。
【0050】このように本実施形態においては、赤外線
個人用端末8を用いることにより、直ちに入室を許可し
てもよい人物か否かを認識することができ、防犯システ
ムの信頼度を著しく高めることができる。しかも、前記
赤外線個人用端末8から出力される赤外線パルスのパル
ス形状を自動的に1日あるいは時間等の単位で変更する
ことにより、赤外線個人用端末8の偽造も防止すること
ができる。さらに、赤外線個人用端末8が盗難された場
合には、その盗難者が赤外線個人用端末8を使用した場
合でも入室が許可されてしまうことから、例えば、声紋
による音声データもあらかじめ個人データとして入力し
ておき、赤外線個人用端末8の赤外線パルスとともに音
声認識による照合も行なうことにより、より防犯システ
ムの信頼度を向上させることができる。
【0051】本実施形態においては、秘密保持の必要の
ある場所や、防犯の必要のある場所等において、入退室
等の管理を行なう必要がある場合に好適であり、例え
ば、銀行等の金融機関、技術開発を行なう研究所等に適
用することができる。
【0052】さらに、人物ではないが、駐車場の入口に
おいて、入庫を許可してもよい車両か否かを認識させる
場合にも適用することができる。この場合は、車両のダ
ッシュボード上等に赤外線個人用端末8を載置しておけ
ばよい。
【0053】また、図10は本発明の人物認識システム
を、屋外において適用した場合の他の実施形態を示した
もので、本実施形態においては、屋外の地面に複数の支
持ポール21を所定間隔をもって立設し、これら各支持
ポール21の上端部には、センサ装置3が赤外線受光素
子6の受光面が下方に指向されるように取付けられてい
る。この支持ポール21は、センサ装置3の受光範囲に
応じて、例えば、約30mの間隔で配置される。
【0054】その他の中央制御回路12等のシステム構
成は前記各実施形態のものと同様であるためその説明を
省略する。
【0055】本実施形態においては、屋外であっても建
物1の内部の場合と同様に、赤外線個人用端末8から出
力される赤外線パルスにより、特定の人物を認識するこ
とができるものである。
【0056】本発明は、例えば、病院の敷地内に適用
し、前述の病院の建物1の内部における人物認識システ
ムと組合せることにより、患者等の居場所を建物1の内
部のみならず屋外においても認識することができる。
【0057】また、例えば、アミューズメントパークや
遊園地等のように人物が大勢集まる場所等にも好適であ
る。この場合は、あらかじめ子供や幼児に赤外線個人用
端末8を装着させることにより、子供等が迷子になった
場合に、直ちにその位置を認識することができるもので
ある。また、ゴルフ場等において、プレーヤーの居場所
を認識することにより、プレーヤーがどのホールでプレ
イをしているかという情報を常に監視することができ
る。
【0058】さらに、人物ではないが、駐車場におい
て、車両に赤外線個人用端末8を搭載させることによ
り、特定の車両を探すこともできるし、車両の駐車して
いないエリアを認識して、入庫する車両をそのエリアに
誘導することもできる。
【0059】なお、前記実施例において、センサ装置3
による検出素子として赤外線受光素子6を用いる場合に
ついて説明したが、例えば、検出素子としてCCD素子
を用いるように構成してもよい。
【0060】この場合には、CCD素子の画素面が設置
エリアの全体に対応することになり、CCD素子の各画
素がそれぞれ設置エリアを画素数で分割したエリアに対
応することになる。そして、赤外線個人用端末8から出
力される赤外線パルスがCCD素子により検出された場
合、その赤外線パルスを感知した画素に対応するエリア
の場所に人物が位置しているものと認識するものであ
る。
【0061】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように請求項1に記載の発明
に係る人物認識システムは、赤外線個人用端末から出力
される赤外線パルスをセンサ装置により受光して中央制
御回路により特定の赤外線パルスが建物のどの場所から
発光されているかを認識するようにしたので、建物の内
部にいる人物を容易に認識することができ、また、赤外
線パルスを用いているので、外部ノイズ等の影響を受け
ることがなく、しかも、センサ装置による受光範囲のみ
で赤外線個人用端末の赤外線パルスを受光することか
ら、他のシステムによる影響も受けることがなく、極め
て正確に人物の認識を行なうことができる。また、中央
制御回路により、人物の認識データとあらかじめ入力さ
れた個人データとを照合して、建物等を制御することに
より、特定の人物の個人データに基づく制御を行なうこ
とができ、このように人物の認識データとあらかじめ入
力された個人データとを照合して各種システムを制御す
ることにより、建物内の安全管理等を容易に行なうこと
ができる。さらに、赤外線パルスのパルス形状を各赤外
線個人用端末毎にすべて異なるように設定しているの
で、複数の赤外線個人用端末を用いる場合でも、赤外線
パルスのパルス形状の相違により各赤外線個人用端末を
装着している特定の人物を認識することができるもので
ある。また、赤外線出力器から出力される1周期毎の繰
り返し出力間隔をランダムに設定するようにしているの
で、ある周期において、2以上の赤外線パルスが同時に
出力されて、個々の赤外線パルスを認識することができ
ない場合でも、次の周期における赤外線パルスの出力
は、互いに時間的なずれをもって出力されることにな
り、いずれかの周期において必ず個々の赤外線パルスを
認識することができる。さらに、赤外線個人用端末の入
力部から入力されたデータを赤外線データ信号として出
力し、中央制御回路により、センサ装置により受光され
たデータと記憶装置に記憶された個人データと照合する
制御を行なうようにしているので、あらかじめ個人デー
タとして設定された所定範囲を超えた場合に、異常状態
を確実に検出することができる等の効果を奏する。
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る人物認識システムを建物に適用
した場合の実施の一形態を示す概略平面図
【図2】 図1に示す人物認識システムの概略側面図
【図3】 本発明の人物認識システムに使用されるセン
サ装置の縦断面図
【図4】 本発明の人物認識システムに使用される赤外
線個人用端末の実施形態を示す概略構成図
【図5】 図5(a)、(b)、(c)はそれぞれ本発
明の赤外線個人用端末から出力される赤外線パルスを示
す説明図
【図6】 本発明の人物認識システムに使用される制御
システムの実施形態を示すブロック図
【図7】 本発明の人物認識システムに使用される制御
システムの他の実施形態を示すブロック図
【図8】 本発明の人物認識システムに使用される制御
システムの他の実施形態を示すブロック図
【図9】 本発明の赤外線個人用端末の他の実施形態を
示す概略構成図
【図10】 本発明の人物認識システムを屋外に適用し
た場合の他の実施形態を示す概略図
【符号の説明】
1 建物 3 センサ装置 6 赤外線受光素子 8 赤外線個人用端末 10 赤外線出力器 11 端末制御回路 12 中央制御回路 13 記憶装置 18 赤外線出力素子 19 赤外線受光器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−98383(JP,A) 特開 平2−276324(JP,A) 実開 平4−29288(JP,U) 実開 平1−159484(JP,U) 実開 平2−32290(JP,U) 特表 平7−504545(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 17/00 - 17/95 H04Q 9/00 H04B 7/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人物に装着され所定のパルス形状を有す
    る赤外線パルスを出力する赤外線個人用端末を設け、前
    記赤外線パルスを1周期毎に繰り返し出力し、この赤外
    線の1周期毎の繰り返し出力間隔をランダムに設定する
    とともに、前記赤外線パルスの1周期におけるパルス回
    数およびパルス間隔を制御することにより、この赤外線
    パルスのパルス形状を各赤外線個人用端末毎にすべて異
    なるように設定し、前記赤外線個人用端末から出力され
    る赤外線パルスを受光するセンサ装置を建物の内部ある
    いは屋外の任意の位置に複数設置し、前記各人物毎の個
    人データをあらかじめ入力する記憶装置を設け、前記セ
    ンサ装置から入力される検出信号に基づいて人物の認識
    を行なうとともに、前記記憶装置に記憶された個人デー
    タと照合し、特定の人物の個人データに基づく制御を行
    なう中央制御回路を設け、さらに、前記赤外線個人用端
    末に人物のデータを入力する入力部を設け、この入力部
    から入力されたデータを前記赤外線パルスとは別の赤外
    線データ信号として出力し、前記中央制御回路により、
    前記センサ装置により受光されたデータと前記記憶装置
    に記憶された個人データと照合する制御を行なうように
    したことを特徴とする人物認識システム。
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