JP2000251444A - ディスクカートリッジならびにディスク用カートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジならびにディスク用カートリッジ

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JP2000251444A
JP2000251444A JP11052693A JP5269399A JP2000251444A JP 2000251444 A JP2000251444 A JP 2000251444A JP 11052693 A JP11052693 A JP 11052693A JP 5269399 A JP5269399 A JP 5269399A JP 2000251444 A JP2000251444 A JP 2000251444A
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disk
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忠弘 桑
Minoru Fujita
稔 藤田
Yasuhiro Ishizuka
康弘 石塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極く微細な塵埃類であってもカートリッジケ
ースへの侵入が確実に阻止できるディスクカートリッジ
を提供する。 【解決手段】 記録用ディスク1と、その記録用ディス
ク1を回転可能に収納したインナーケース2と、そのイ
ンナーケース2を出し入れ可能に収納し、インナーケー
ス2の出入口4と、その出入口4を開閉する蓋部材5を
設けたアウターケース3とを備え、さらにアウターケー
ス3の外側に取り付けられた操作摘み17と、そのアウ
ターケース3の内側に取り付けられて、操作摘み17と
連動する駆動側歯部20と、インナーケース2に取り付
けられ、駆動側歯部20と離接可能に係合し、所定の位
置に移動する従動側歯部21とを備え、そのインナーケ
ース2をアウターケース3内に収納した状態で、従動側
歯部21が駆動側歯部20と係合し、操作摘み17を動
かすことにより駆動側歯部20を介して従動側歯部21
が所望の位置まで移動するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光ディス
ク、光−磁気ディスクなどの記録用ディスクを使用して
情報の記録/再生を行なう記録/再生システムに用いる
ディスクカートリッジならびにディスク用カートリッジ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、記録用ディスクをカートリッ
ジケースに収納した状態でディスクドライブ装置に装着
したり、あるいは記録用ディスクをカートリッジケース
から取り出して、記録用ディスクだけをディスクドライ
ブ装置に装着する構成のディスクカートリッジが開発さ
れている。
【0003】図12は、この種ディスクカートリッジの
概略構成図である。同図に示されているように、記録用
ディスク100を回転可能に収納するカートリッジケー
ス101のシャッタ102が取り付けられている前面側
と対向する後面側にディスク取り出し口103が形成さ
れている。そしてこのディスク取り出し口103は、カ
ートリッジケース101に回動可能またはスライド可能
(この例の場合は回動可能)に取り付けられた蓋部材1
04によって開閉される。ディスク取り出し口103の
閉塞状態は、図示していないがカートリッジケース10
1と蓋部材104の間に設けられたロック機構によって
維持される。図中の105は、カートリッジケース10
1に設けられたヘッド挿入部と駆動軸挿入部を連設した
開口部105で、前記シャッタ102により開閉され
る。
【0004】記録用ディスク100をカートリッジケー
ス101に収納した状態でディスクドライブ装置に装着
する場合は、カートリッジケース101のディスク取り
出し口103を蓋部材104で閉塞した状態で、ディス
クカートリッジをディスクドライブ装置に装着すれば、
シャッタ102が自動的に開き、カートリッジケース1
01に収納されたままの状態で、記録用ディスク100
に対して情報の記録/再生が行なわれる。
【0005】一方、記録用ディスク100だけをディス
クドライブ装置に装着する場合は、蓋部材104を回動
またはスライドしてカートリッジケース101のディス
ク取り出し口103を開き、記録用ディスク100をカ
ートリッジケース101から取り出し、ディスクドライ
ブ装置に装着して情報の記録/再生が行なわれる。情報
の記録/再生が終了すると、記録用ディスク100をカ
ートリッジケース101へ収納して、蓋部材104でデ
ィスク取り出し口103を閉じる。
【0006】これに関連する技術として例えば特開昭6
0−124074号公報、特開平5−242626号公
報、特開平6−12814号公報、特開平9−2317
08号公報、特開平9−265753号公報、特開平9
−293354号公報、特開平9−293355号公
報、特開平9−297977号公報などに記載された発
明がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のこの種
のディスクカートリッジは、記録用ディスク100を収
納するカートリッジケース101が一重構造であって、
図12に示すように開口部105がシャッタ102によ
り開閉され、ディスク取り出し口103が蓋部材104
により開閉される構成になっており、しかもシャッタ1
02と蓋部材104が外側に露呈している。
【0008】そしてシャッタ102ならびに蓋部材10
4はスムーズなスライド動作ならびに回動動作が行なわ
れるようにカートリッジケース101との間にはある程
度の隙間が形成されている。
【0009】そのためこの隙間から微細な塵埃類がカー
トリッジケース101内に侵入し、それが記録用ディス
ク100に付着して、記録/再生エラーの原因になる。
【0010】近年、記録用ディスクの大容量化が進めら
れており、例えば光−磁気ディスクの場合、5ギガ程度
の記憶容量を持つものに対して、近年では約2倍の10
ギガ程度の記憶容量を持つものの開発が進められてい
る。このように記憶容量が大きくなるということは、記
録用ディスク100上での記録密度がそれに応じて高く
なることであり、そうなると極く微細な塵埃が記録用デ
ィスク100上に付着しても記録/再生エラーの原因と
なるから、極く微細な塵埃類であってもカートリッジケ
ース101への侵入を確実に阻止することが重要とな
る。
【0011】このような背景から、塵埃の侵入を防止す
るため二重構造のディスクカートリッジ、即ち、内部に
記録用ディスクを収納したインナーケースと、このイン
ナーケースが収納されるアウターケースとを備えたディ
スクカートリッジが検討されている。
【0012】この二重構造のディスクカートリッジにお
いては、ディスクドライブ装置内にインナーケースが装
着され、インナーケースに付設されているライトプロテ
クトの状態が検出されて、情報の書き込み禁止あるいは
書き込み許可の制御がなされる。
【0013】ここで前記ライトプロテクトを、情報の書
き込み禁止状態あるいは書き込み許可状態に設定するの
に、インナーケースをアウターケースから取り出して、
ライトプロテクトを書き込み禁止位置あるいは書き込み
許可位置に移動操作していた。従って、インナーケース
をアウターケースから取り出す際、あるいは再びインナ
ーケースをアウターケースに収納する際に、塵埃の付
着、侵入があり、二重構造のカートリッジケースの効果
が十分に発揮されないという欠点がある。
【0014】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、極く微細な塵埃類であってもカートリッジ
ケースへの侵入が確実に阻止できるディスクカートリッ
ジならびにディスク用カートリッジを提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の本発明は、例えば光ディスクなどの記録用デ
ィスクと、その記録用ディスクを回転可能に収納し、所
定の位置にヘッド挿入部ならびに駆動軸挿入部を有する
インナーケースと、そのインナーケースを出し入れ可能
に収納し、所定の位置にインナーケースの出入口と、そ
の出入口を開閉する蓋部材を設けたアウターケースとを
備えたディスクカートリッジを対象とするものである。
【0016】そして前記アウターケースの外側に取り付
けられた例えば後述の操作摘みなどの操作部と、そのア
ウターケースの内側に取り付けられて、前記操作部と連
動する例えば後述の駆動側歯部などの伝達部と、前記イ
ンナーケースに取り付けられ、前記伝達部と離接可能に
係合し、例えば後述の書込み禁止位置ならびに書込み許
可位置などの所定の位置に移動する例えば後述の従動側
歯部などの移動子とを備え、そのインナーケースをアウ
ターケース内に収納した状態で、前記移動子が前記伝達
部と係合し、前記操作部を動かすことにより伝達部を介
して移動子が所望の位置まで移動するように構成されて
いることを特徴とするものである。
【0017】前記目的を達成するため、第2の本発明
は、例えば光ディスクなどの記録用ディスクを回転可能
に収納できるとともに、所定の位置にヘッド挿入部なら
びに駆動軸挿入部を有するインナーケースと、そのイン
ナーケースを出し入れ可能に収納し、所定の位置にイン
ナーケースの出入口と、その出入口を開閉する蓋部材を
設けたアウターケースとを備えたディスク用カートリッ
ジを対象とするものである。
【0018】そして前記アウターケースの外側に取り付
けられた例えば後述の操作摘みなどの操作部と、そのア
ウターケースの内側に取り付けられて、前記操作部と連
動する例えば後述の駆動側歯部などの伝達部と、前記イ
ンナーケースに取り付けられ、前記伝達部と離接可能に
係合し、例えば後述の書込み禁止位置ならびに書込み許
可位置などの所定の位置に移動する例えば後述の従動側
歯部などの移動子とを備え、そのインナーケースをアウ
ターケース内に収納した状態で、前記移動子が前記伝達
部と係合し、前記操作部を動かすことにより伝達部を介
して移動子が所望の位置まで移動するように構成されて
いることを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】第1,第2の本発明は前述したよ
うに、アウターケースの外側に取り付けられた操作部
と、そのアウターケースの内側に取り付けられて、前記
操作部と連動する伝達部と、前記インナーケースに取り
付けられ、前記伝達部と離接可能に係合し、所定の位置
に移動する移動子とを備え、そのインナーケースをアウ
ターケース内に収納した状態で、前記移動子が前記伝達
部と係合し、前記操作部を動かすことにより伝達部を介
して移動子が所望の位置まで移動するように構成されて
いる。
【0020】従ってインナーケースをアウターケース内
に収納したままの状態で、アウターケースの外側から操
作部を操作して、移動子を所望の位置に移動することが
でき、インナーケースをアウターケースから取り出す必
要がないので、塵埃の付着、侵入防止効果が確実であ
る。
【0021】ここで移動子の機能としては、書き込み禁
止あるいは書き込み許可を行うライトプロテクトの他
に、例えばディスクの記録容量の識別、ディスクの片面
記録と両面記録の識別などが挙げられる。
【0022】次に本発明の実施の形態に係る情報の記録
/再生システムならびにそれに用いるディスクカートリ
ッジを図に基づいて説明する。図1はそのディスクカー
トリッジの未使用時の斜視図、図2はそのディスクカー
トリッジの未使用時の断面図、図3はインナーケースを
一部取り出した状態でのディスクカートリッジの斜視
図、図4はインナーケースを一部取り出した状態でのデ
ィスクカートリッジの平面図、図5は図4X−X線上で
の断面図、図6はインナーケースを一部取り出した状態
でのディスクカートリッジの一部を断面した平面図、図
7は図4Y−Y線上での拡大断面図、図8は本発明の実
施の形態に係る情報の記録/再生システムの概略構成図
である。
【0023】まず本発明の実施の形態に係る情報の記録
/再生システムの概略構成について図8とともに説明す
る。この記録/再生システムに用いるディスクカートリ
ッジは、例えば光ディスクなどの記録用ディスク1と、
その記録用ディスク1を回転可能に収納した合成樹脂の
成形体からなるインナーケース2と、そのインナーケー
ス2を出し入れ可能に収納した合成樹脂の成形体からな
るアウターケース3とから主に構成されている。
【0024】このアウターケース3の所定の位置、すな
わちそれの一側面には前記インナーケース2の出入口4
が形成され、その出入口4は内開き式の蓋部材5で開閉
される。図示していないが、蓋部材5はバネによって閉
塞方向に常に弾性付勢されている。
【0025】ディスクカートリッジの不使用時には、図
8(a)の右側部分に示されているように、前記アウタ
ーケース3内にインナーケース2が収納されて、アウタ
ーケース3の出入口4が蓋部材5によって閉塞され、二
重構造になって記録用ディスク1が保存されている。
【0026】そしてディスクカートリッジを使用する時
には、図8(a)の左側部分に示されているように、イ
ンナーケース2を収納したままの状態でアウターケース
3の出入口4側をディスクドライブ装置6の挿入口7に
差し込む。そしてローディング機構(図示せず)により
アウターケース3の蓋部材5を内側に開き、インナーケ
ース2をアウターケース3から取り出し、それをディス
クドライブ装置6のターンテーブル8上に装着して、ア
ウターケース2内の記録用ディスク1に対して情報の記
録/再生が行なわれる。
【0027】情報の記録/再生が行なわれているときに
は、アウターケース3はディスクドライブ装置6から外
されている。情報の記録/再生が終了すると、空のアウ
ターケース3を挿入口7に差し込むと、それをセンサー
(図示せず)で検出してローディング機構によりインナ
ーケース2がターンテーブル8から外されて、アウター
ケース3内に押し込まれる。蓋部材5は内開き式になっ
ているから、インナーケース2をアウターケース3から
取り出すときにはローディング機構の一部をアウターケ
ース3に差し込むことにより、また、インナーケース2
をアウターケース3に挿入するときにはインナーケース
2の差し込みにより、蓋部材5は自動的に開くことがで
きる。このように蓋部材5の開閉動作ならびにインナー
ケース2の出し入れは、ディスクドライブ装置6内で行
なわれる。
【0028】次にディスクカートリッジの具体的な構造
について説明する。図2に示すように記録用ディスク1
の中央部には、金属製あるいは合成樹脂製のハブ9が一
体に固着されている。
【0029】インナーケース2の上面にはヘッド挿入口
10が形成され、下面にはヘッド挿入口と駆動軸挿入口
が一体に連通した開口11が形成されている。必要に応
じてインナーケース2の内面にクリーニングシートを貼
着することもできる。
【0030】図2に示すようにアウターケース3内に
は、前記ヘッド挿入口10を開閉する上側シャッター1
2と、開口11を開閉する下側シャッター13とが取り
付けられ、両シャッター12,13はコイルスプリング
14によってインナーケース2の表面に密着するように
弾性付勢されている。前記シャッター12,13の先端
部12a,13aは、インナーケース2の挿入をスムー
ズにするため若干傾斜している。
【0031】アウターケース3の内側には、アウターケ
ース3内でのインナーケース2のがたつきを防止するた
めの緩衝体15が適所(本実施の形態では図6に示すよ
うに四隅)に設けられている。緩衝体15は例えばゴ
ム、発泡プラスチック、不織布、プラスチックシート、
プラスチック板、板バネ、熱可塑性エラストマーなどか
ら構成され、インナーケース2の挿入に妨げにならない
ように図9に示すように傾斜面16が形成されている。
なお、図2に示すようにコイルスプリング14でインナ
ーケース2側に押圧されたシャッター12,13も、イ
ンナーケース2のがたつきを防止する緩衝機能を有して
いる。
【0032】アウターケース3の外表面には、操作摘み
17が回転可能に取り付けられ、操作摘み17の付近に
記録用ディスク1に対する情報の書込み禁止や書込み許
可などを表示する表示部18が設けられている。本実施
形態の場合、表示部18aが書込み禁止位置、表示部1
8bが中立位置、表示部18cが書込み許可位置となっ
ている。前記操作摘み17は図7に示すようにそれの軸
部19がアウターケース3を貫通し、軸部19の下端に
は駆動側歯部20が設けられている。図10ならびに図
11に示すように、この駆動側歯部20は約半周の領域
に形成されている。
【0033】この駆動側歯部20と噛合する従動側歯部
21が、ピン22を介してインナーケース2の表面に回
転可能に取り付けられている。この従動側歯部21も駆
動側歯部20と対向する約半周の領域に形成されてい
る。従動側歯部21には透孔23が形成され、また図1
0ならびに図11に示すように、透孔23の回動領域内
の2個所に貫通孔24a,24bが形成されている。こ
の貫通孔24a(24b)は図7に示すように、インナ
ーケース2の上側と下側の同一個所にそれぞれ形成され
ている。本実施形態の場合、前記表示部18aに合わせ
て貫通孔24aが書込み禁止位置、貫通孔24bが書込
み許可位置となっている。
【0034】インナーケース2をアウターケース3内に
収納した状態では図11に示すように駆動側歯部20に
対して従動側歯部21が噛合しており、通常、透孔23
は貫通孔24aと貫通孔24bの中間位置にある。従っ
て図4に示すように操作摘み17の指標部25は、表示
部18の中間位置18bの方向に向いている。
【0035】記録用ディスク1に対する情報の書込みを
禁止したい場合、操作摘み17を指で摘んで指標部25
が書込み禁止位置18aの方向を向くように時計回り方
向に回動する。この回動動作で駆動側歯部20を介して
従動側歯部21が反時計回り方向に回動し、図7ならび
に図10に示すように透孔23が貫通孔24aの上に来
て、貫通孔24aが開き、貫通孔24bは従動側歯部2
1の一部によって塞がれている。
【0036】この状態で図8に示すようにアウターケー
ス3ごとディスクドライブ装置6に差し込むと、ローデ
ィング機構によりインナーケース2がターンテーブル8
に装着さる。インナーケース2をアウターケース3から
抜き出すことにより、インナーケース2側にある従動側
歯部21は図10の状態で駆動側歯部20から離れ、貫
通孔24aは開いたままになっている。この貫通孔24
aの開いた状態をインナーケース2の上側と下側に配置
された透過型のフォトセンサ(図示せず)で検出し、そ
の検出信号をディスクドライブ装置6の制御部に入力し
て記録用ディスク1に対する情報の書込みを禁止する。
【0037】情報の読出し動作が終了して、インナーケ
ース2をアウターケース3に収納すると、従動側歯部2
1は図10の状態のように駆動側歯部20と噛合する。
記録用ディスク1に対する情報の書込みを許可したい場
合、操作摘み17を書込み許可位置18c側に回動す
る。この回動動作で駆動側歯部20を介して従動側歯部
21が時計回り方向に回動し、透孔23が貫通孔24b
の上に来る。このようにして貫通孔24bが開いて、貫
通孔24aは従動側歯部21の一部によって塞がれる。
貫通孔24bが開いた状態を光学的に検出し、ディスク
ドライブ装置6の制御部に書込み許可信号を入力して、
書込み可能な状態とする。
【0038】本実施の形態では従動側歯部21を回動す
る例を示しているが、駆動側歯部と対向する側端部にラ
ック歯を設けたスライダを用い、駆動側歯部によってス
ライダを直線上で移動させて、貫通孔を開閉するなど、
他の構成をとることも可能である。
【0039】
【発明の効果】請求項1,5記載の本発明は、アウター
ケースの外側に取り付けられた操作部と、そのアウター
ケースの内側に取り付けられて、前記操作部と連動する
伝達部と、前記インナーケースに取り付けられ、前記伝
達部と離接可能に係合し、所定の位置に移動する移動子
とを備え、そのインナーケースをアウターケース内に収
納した状態で、前記移動子が前記伝達部と係合し、前記
操作部を動かすことにより伝達部を介して移動子が所望
の位置まで移動するように構成されている。
【0040】従ってインナーケースをアウターケース内
に収納したままの状態で、アウターケースの外側から操
作部を操作して、移動子を所望の位置に移動することが
でき、インナーケースをアウターケースから取り出す必
要がないので、塵埃の付着、侵入防止効果が確実であ
る。
【0041】請求項2,6記載の本発明は、移動子をラ
イトプロテクトとして用いているから、記録用ディスク
に対する情報の書込み禁止あるいは書込み許可の操作が
アウターケースの外側からできる。
【0042】請求項3,7記載の本発明は、操作部が回
動式になっているおり、操作部がスライド式のものに比
べて、操作部の開口面積が少ないから、開口からの塵埃
の侵入が極めて少ないという効果がある。
【0043】請求項4,8記載の本発明は、伝達部と移
動子が歯部どうしで係合するようになっているから、伝
達部から移動子への駆動力の伝達が確実に行われるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るディスクカートリッ
ジの未使用時の斜視図である。
【図2】そのディスクカートリッジの未使用時の断面図
である。
【図3】インナーケースを一部取り出した状態でのディ
スクカートリッジの斜視図である。
【図4】インナーケースを一部取り出した状態でのディ
スクカートリッジの平面図である。
【図5】図4X−X線上での断面図である。
【図6】インナーケースを一部取り出した状態でのディ
スクカートリッジの一部を断面した平面図である。
【図7】図4Y−Y線上での拡大断面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る情報の記録/再生シ
ステムの概略構成図である。
【図9】アウターケースの出入口付近の一部斜視図であ
る。
【図10】駆動側歯部と従動側歯部との噛合状態を示す
一部平面図である。
【図11】駆動側歯部と従動側歯部との噛合状態を示す
一部平面図である。
【図12】従来提案されたディスクカートリッジの概略
構成図である。
【符号の説明】
1 記録用ディスク 2 インナーケース 3 アウターケース 4 出入口 5 蓋部材 6 ディスクドライブ装置 7 挿入口 8 ターンテーブル 9 ハブ 10 ヘッド挿入口 11 開口 12 上側シャッター 13 下側シャッター 14 コイルスプリング 15 緩衝体 16 傾斜面 17 操作摘み 18 表示部 19 軸部 20 駆動側歯部 21 従動側歯部 22 ピン 23 透孔 24a,24b 貫通孔 25 指標部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石塚 康弘 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 Fターム(参考) 3E036 AA04 AA20 DA10 FA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録用ディスクと、 その記録用ディスクを回転可能に収納し、所定の位置に
    ヘッド挿入部ならびに駆動軸挿入部を有するインナーケ
    ースと、 そのインナーケースを出し入れ可能に収納し、所定の位
    置にインナーケースの出入口と、その出入口を開閉する
    蓋部材を設けたアウターケースとを備えたディスクカー
    トリッジにおいて、 前記アウターケースの外側に取り付けられた操作部と、 そのアウターケースの内側に取り付けられて、前記操作
    部と連動する伝達部と、 前記インナーケースに取り付けられ、前記伝達部と離接
    可能に係合し、所定の位置に移動する移動子とを備え、 そのインナーケースをアウターケース内に収納した状態
    で、前記移動子が前記伝達部と係合し、前記操作部を動
    かすことにより伝達部を介して移動子が所望の位置まで
    移動するように構成されていることを特徴とするディス
    クカートリッジ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記移動子がラ
    イトプロテクトであることを特徴とするディスクカート
    リッジ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、前記操作部が回
    動式になっていることを特徴とするディスクカートリッ
    ジ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載において、前記伝達部と移
    動子が歯部どうしで係合するようになっていることを特
    徴とするディスクカートリッジ。
  5. 【請求項5】 記録用ディスクが回転可能に収納できる
    とともに、所定の位置にヘッド挿入部ならびに駆動軸挿
    入部を有するインナーケースと、 そのインナーケースを出し入れ可能に収納し、所定の位
    置にインナーケースの出入口と、その出入口を開閉する
    蓋部材を設けたアウターケースとを備えたディスク用カ
    ートリッジにおいて、 前記アウターケースの外側に取り付けられた操作部と、 そのアウターケースの内側に取り付けられて、前記操作
    部と連動する伝達部と、 前記インナーケースに取り付けられ、前記伝達部と離接
    可能に係合し、所定の位置に移動する移動子とを備え、 そのインナーケースをアウターケース内に収納した状態
    で、前記移動子が前記伝達部と係合し、前記操作部を動
    かすことにより伝達部を介して移動子が所望の位置まで
    移動するように構成されていることを特徴とするディス
    ク用カートリッジ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載において、前記移動子がラ
    イトプロテクトであることを特徴とするディスク用カー
    トリッジ。
  7. 【請求項7】 請求項5記載において、前記操作部が回
    動式になっていることを特徴とするディスク用カートリ
    ッジ。
  8. 【請求項8】 請求項5記載において、前記伝達部と移
    動子が歯部どうしで係合するようになっていることを特
    徴とするディスク用カートリッジ。
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