JP2000250517A - 文字処理装置及び方法並びに文字処理プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

文字処理装置及び方法並びに文字処理プログラムを記憶した記憶媒体

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JP2000250517A
JP2000250517A JP11050730A JP5073099A JP2000250517A JP 2000250517 A JP2000250517 A JP 2000250517A JP 11050730 A JP11050730 A JP 11050730A JP 5073099 A JP5073099 A JP 5073099A JP 2000250517 A JP2000250517 A JP 2000250517A
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JP11050730A
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Hiroichi Yoshida
広市 吉田
Masahiko Tatezono
理彦 立薗
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 指定された書体の文字フォントが出力できな
い場合、書体を替えずにその文字フォントの異体字に変
換して出力することを可能にする。 【解決手段】 少なくとも文字フォントを書体別に記憶
したフォント記憶部と、文字フォントに対応する異体字
を記憶する異体字テーブルと、文字フォントを入力する
入力部と、出力する文字列とその書体とを指定する指定
部と、指定された書体の文字フォントをフォント記憶部
から検索する検索部と、検索できなかった書体の文字フ
ォントを同書体の異体字に変換して出力することが可能
か否かを異体字テーブルに基づいて判断する判断部と、
検索できなかった文字フォントを出力可能と判断された
同書体の異体字に変換して出力する出力部とから構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、日本語ワードプロ
セッサ、日本語文書処理が可能なパーソナルコンピュー
タ、携帯型情報端末などの情報処理装置において、複数
の書体の文字フォントを有する文字処理装置及び方法並
びに文字処理プログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、日本語ワードプロセッサでは、ユ
ニコード、補助漢字の規格は決まっており、JIS第1
水準の漢字やJIS第2水準の漢字などの標準フォント
として装置内部に用意されている。これに対して通産省
では常用漢字以外のJIS第3水準、JIS第4水準の
フォント規格化も検討されている状況にある。JIS第
3水準、JIS第4水準などのフォント規格化により文
字数が増えてくると、明朝体/ゴシック体/正楷書体/
行書体などの書体を全て揃えることは、フォントメモリ
に対するフォントデータの記憶用量が膨大になるという
問題がある。
【0003】従って、表示または印刷できるフォントデ
ータ制約からJIS第1水標準の漢字では、標準的な書
体である明朝体をすべて揃えてフォントメモリに記憶
し、その他の書体は第1水準の漢字まで、または第2水
準の漢字まで揃えてフォントメモリに記憶されるので、
日本語ワードプロセッサの機種によっては、印刷する文
字の漢字数、その書体の種類が異なることがある。例え
ば、ある機種の日本語ワードプロセッサでは、明朝体の
書体で指定されたときは、入力された文を明朝体の書体
で印刷するが、他の書体で指定されたときは、入力され
た文をその書体で印刷できないので、明朝体に指定し直
して印刷するなどの対応がなされている。
【0004】従来、外字データを表示するとき、表示で
きるフォントデータの制約から入力された文字のイメー
ジで表示することができなかった。この問題を改善する
技術として、特開平10−50250号公報には、入力
した漢字データが外字データである場合、外字正字変換
テーブルを用いて、外字をそれに近似する正字(第1水
準、または第2水準である漢字データ)で表示すること
が可能なデータエントリー装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、JIS
第1水準、JIS第2水準には、名字で使われている漢
字がない場合がある。例えば、はしご高と呼ばれている
異体字「▲高▼」で表記した「▲高▼橋」や、部首
「士」でなく部首「土」で表記した「▲吉▲田」などが
あり、印刷することができないので、スペースにして後
で手書きする。なお、「▲〜▼」は、異体字の表記を示
しているものとする。また、第2水準フォントの行書体
を持ったない日本語ワードプロセッサにおいて、例え
ば、年賀状などの表書きを印刷するとき、印刷した表書
き中に類似していない行書体と明朝体が混じると見栄え
が悪いという問題がある。
【0006】特開平10−40250号公報では、画面
に表示された外字データを含むデータを見て本当に正し
いかどうかを判断するとき、外字を近似する正字により
表示されるので、外字入力に対して入力ミスがあったか
どうかをすぐに判断することができる。しかしながら、
入力された漢字とその書体がフォントメモリに記憶され
ていないとき、入力された漢字をその異体字に置換し指
定された書体で印刷したり、指定された書体に類似した
書体に変更して印刷するよう構成されていないので、年
賀状などの印刷文字の修正処理に利用することができな
い。
【0007】本発明は以上の事情を考慮してなされたも
のであり、例えば、文字フォントの制約により指定され
た書体の文字フォントが出力できない場合、書体を替え
ずにその文字フォントの異体字に変換して出力するか、
代替書体に変換して出力することができる文字処理装置
及び方法並びに文字処理プログラムを記憶した記憶媒体
を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも文
字フォントを書体別に記憶したフォントメモリと、文字
フォントに対応する異体字を書体別に記憶する異体字テ
ーブルと、文字フォントを入力する入力部と、出力する
文字列とその書体とを指定する指定部と、指定された書
体の文字フォントをフォントメモリから検索する検索部
と、検索できなかった書体の文字フォントを同書体の異
体字に変換して出力することが可能か否かを異体字テー
ブルを参照して判断する判断部と、検索できなかった文
字フォントを出力可能と判断された同書体の異体字に変
換して出力する出力部とを備えたことを特徴とする文字
処理装置である。
【0009】なお、本発明において、入力部、指定部
は、例えば、キーボード、マウス、ポインティングデバ
イス、ペン・タブレットなどからなる入力装置で構成し
てもよい。出力部は表示部と印刷部とからなる。表示部
は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ
(LCD)、プラズマディスプレイ(PD)、ELディ
スプレイなどからなる表示装置で構成してもよい。ま
た、印刷部は、例えば、サーマルプリンタ、レーザプリ
ンタなどからなる印刷装置で構成してもよい。
【0010】フォントメモリ、異体字テーブルは、例え
ば、EEROM、フロッピーディスク、ハードディスク
などで構成してもよい。検索部、判断部は、例えば、C
PU、ROM、RAM、及びI/Oポートからなるコン
ピュータまたはCPUを含むLSIで構成してもよい。
【0011】この構成において、例えば、第2水準の漢
字「邊」が丸ゴシックの書体に指定されていて、第2水
準の漢字「邊」の丸ゴシックの書体を持っていない場
合、第2水準の漢字「邊」の異体字である第1水準の漢
字「辺」に変換して、変換した「辺」を丸ゴシックの書
体で出力するよう構成される。
【0012】本発明によれば、文字フォントの制約によ
り指定された書体の文字フォントが出力できない場合、
書体を替えずにその文字フォントの異体字に変換して出
力することが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の別の観点によれば、少な
くとも文字フォントを書体別にフォントメモリに記憶
し、文字フォントに対応する異体字を書体別に異体字テ
ーブルに記憶し、入力部を用いて、文字フォントを入力
し、指定部を用いて、出力する文字列とその書体とを指
定し、検索部を用いて、指定された書体の文字フォント
をフォントメモリから検索し、判断部を用いて、検索で
きなかった書体の文字フォントを同書体の異体字に変換
して出力することが可能か否かを異体字テーブルを参照
して判断し、出力部を用いて、検索できなかった文字フ
ォントを出力可能と判断された同書体の異体字に変換し
て出力することを特徴とする文字フォント変換処理方法
が提供される。
【0014】変換可能な代替書体を対にして記憶した代
替書体テーブルをさらに備え、前記判断部は、前記検索
部によって検索できなかった書体の文字フォントを代替
書体の文字フォントに変換して出力することが可能か否
かを代替書体テーブル及びフォント記憶部を参照して判
断し、前記出力部は、検索できなかった文字フォントを
出力可能と判断された代替書体の文字フォントに変換し
て出力するよう構成してもよい。
【0015】この構成において、代替書体テーブルは、
例えば、例えば、EEPROM、フロッピーディスク、
ハードディスクで構成してもよい。この構成において、
例えば、第2水準の漢字「邊」が丸ゴシックの書体に指
定されていて、第2水準の漢字「邊」も第1水準の漢字
「辺」も丸ゴシックを持っていない場合、丸ゴシックに
類似する第2水準の漢字「邊」をゴシックの書体に変換
して出力するよう構成される。この構成によれば、文字
フォントの制約により指定された書体の文字フォントが
出力できない場合、代替書体の文字フォントに変換して
出力することができる。
【0016】前記検索できなかった文字フォントを同書
体の異体字に変換して出力するか、異体字に変換できな
い場合のみ代替書体の文字フォントに変換して出力する
か、無条件に代替書体の文字フォントに変換して出力す
るかの出力形態を選択可能に画面表示する出力形態選択
部をさらに備え、前記出力部は、出力形態選択部によっ
て選択された出力形態に基づいて出力するよう構成して
もよい。
【0017】この構成において、出力形態選択部は、キ
ーボード、マウス、ポインティングデバイス、ペン・タ
ブレットなどからなる入力装置とCPUで構成してもよ
い。で構成してもよい。この構成によれば、文字フォン
トの制約により指定された書体の文字フォントが出力で
きない場合、同書体の異体字に変換して出力するか、異
体字に変換できない場合のみ代替書体に変換して出力す
るか、無条件に代替書体に変換して出力するかを選択す
ることができる。
【0018】前記異体字テーブルは書き換え可能な不揮
発性メモリからなり、異体字テーブルを画面表示して異
体字の表記を追加/削除/変更する異体字修正部をさら
に備えた構成にしてもよい。
【0019】この構成において、異体字修正部は、例え
ば、キーボード、マウス、ポインティングデバイス、ペ
ン・タブレットなどからなる入力装置とCPUで構成し
てもよい。この構成によれば、異体字テーブルに記憶す
る異体字の表記の追加、削除、変更が可能になる。よっ
て、指定された書体の文字フォントを異体字に変換する
とき、よく利用する異体字の表記に変換することができ
る。
【0020】前記検索できなかった書体の文字フォント
に対応する同書体の異体字の表記が異体字テーブルに複
数記憶されている場合、複数の同書体の異体字の表記を
選択可能に画面表示する異体字選択部をさらに備えた構
成にしてもよい。
【0021】この構成において、異体字選択部は、キー
ボード、マウス、ポインティングデバイス、ペン・タブ
レットなどからなる入力装置とCPUで構成してもよ
い。この構成によれば、検索できなかった書体の文字フ
ォントに対応する同書体の異体字の表記が複数ある場
合、変換したい異体字を選択することができる。
【0022】前記出力部は、検索できなかった文字フォ
ントを出力可能と判断された代替書体の文字フォントに
変換して出力する際、その文字フォントを含む範囲の文
字列を同じ代替書体で出力するよう構成してもよい。
【0023】この構成において、例えば、第2水準の漢
字「邊」が丸ゴシックの書体に指定されていて、第2水
準の漢字「邊」も第1水準の漢字「辺」も丸ゴシックを
持っていない場合、第2水準の漢字「邊」を含む文字列
「渡邊」をゴシックの書体で出力するよう構成される。
この構成によれば、検索できなかった文字フォントを
含む範囲の文字列を同じ代替書体に変換して出力するこ
とができるので、変換された文字列の見栄えがよくなり
違和感を無くすことができる。
【0024】前記出力部は、検索できなかった文字フォ
ントを出力可能と判断された代替書体の文字フォントに
変換して出力する際、その文字フォントを含む範囲の文
字列を同じ代替書体で出力するとともに判別可能な出力
形態で出力するよう構成してもよい。
【0025】この構成において、例えば、例えば、第2
水準の漢字「邊」が丸ゴシックの書体に指定されてい
て、第2水準の漢字「邊」も第1水準の漢字「辺」も丸
ゴシックを持っていない場合、第2水準の漢字「邊」を
含む文字列「渡邊」をゴシックの書体で出力し、判別可
能な出力形態としてアンダーラインを付けて出力する。
この構成によれば、検索できなかった文字フォントを含
む範囲の文字列を同じ代替書体で出力することができ、
代替書体で出力された文字列を判別することができる。
【0026】以下、図に示す実施例に基づいて本発明を
詳述する。なお、本発明はこれによって限定されること
はない。
【0027】図1は本発明の文字処理装置の全体構成を
示すブロック図である。図1において、1はCPU、R
OM(Read Only Memory)、RAM(Randam Access Me
mory)、I/Oポートからなるコンピュータで構成され
た制御部を示し、ROMに記憶されたプログラムやRA
Mに記憶されたデータに従って各部を制御し、本発明の
文字フォント処理を実現する。
【0028】2は文字を入力するキーボード、キーボー
ド、マウス、ポインティングデバイスなどからなる入力
部を示し、入力部2は文字を入力する。また、入力部2
は、出力する文字列の範囲とその書体とを指定する指定
部2a、変換する文字フォントの出力形態を選択可能に
画面表示する出力形態選択部2b、異体字テーブルを画
面表示して異体字の表記を追加/削除/変更する異体字
修正部2c、複数の同書体の異体字の表記を選択可能に
画面表示する異体字選択部2dとしても機能する。
【0029】3はDRAM、SRAMなどの半導体メモ
リ、フロッピーディスク(FD)、ハードディスク(H
D)からなる入力文字記憶部を示し、入力した文字を記
憶する。4はCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ
(LCD)、またはプラズマディスプレイ(PD)など
からなる表示部を示し、表示部4は入力した文字などを
表示する。5はサーマルプリンタ、レーザプリンタなど
からなる印刷部を示し、印刷部5は入力された文字など
を印刷する。
【0030】6はROM、EEPROMなどからなるフ
ォント記憶部を示し、フォント記憶部6は少なくとも文
字フォント(例えば、JIS第1水準の漢字、JIS第
2水準の漢字)を書体別に記憶している。7はEEPR
OM、フロッピーディスク、ハードディスクなどからな
るテーブル記憶部を示し、テーブル記憶部7は文字フォ
ントに対応する異体字を書体別に記憶した異体字テーブ
ル7a、変換可能な代替書体を対にして記憶した代替書
体テーブル7bとして機能する。
【0031】8は指定された書体の文字フォントをフォ
ント記憶部から検索する検索部を示し、検索プログラム
で構成される。9は検索部8によって検索できなかった
書体の文字フォントを同書体の異体字に変換して出力す
ることが可能か否かを異体字テーブル7aに基づいて判
断したり、代替書体の文字に変換して出力することが可
能か否かを代替書体テーブル7b及びフォント記憶部6
に基づいて判断する判断部を示し、判断プログラムで構
成される。10は検索できなかった文字フォントを同書
体の異体字に変換したり、異体字に変換できない場合の
み代替書体に変換したり、無条件に代替書体に変換する
変換部を示し、変換プログラムで構成される。
【0032】11はFD、HD、MD、CD−ROMな
どからなる記憶媒体を示し、記憶媒体11は本発明の文
字フォント処理プログラム及びデータが記憶されてい
る。12は記録媒体11から本発明の文字フォント処理
プログラム及びデータを読み取る記憶媒体読取部を示
し、記憶媒体読取部12は、補助記憶部13にインスト
ールする。13はEEPROM、フロッピーディスク、
ハードディスクなどからなる補助記憶部であり、補助記
憶部13は、外部からインストールされた各種プログラ
ム、データを記憶したり、記憶したプログラム、データ
を他の記憶部に転送したりすることができる。14は制
御部1のI/Oポートと各部のI/Oポートを接続し、
アドレス、データを転送するバスを示す。
【0033】本発明の別の観点によれば、文字処理装置
のコンピュータ1に、少なくとも文字フォントを書体別
にフォント記憶部6に記憶させ、文字フォントに対応す
る異体字を書体別に異体字テーブル7aに記憶させ、入
力部2を用いて、文字フォントを入力させ、指定部2a
を用いて、出力する文字列とその書体とを指定させ、指
定された書体の文字フォントをフォント記憶部6から検
索させ、検索できなかった書体の文字フォントを同書体
の異体字に変換して出力することが可能か否かを異体字
テーブル7aを参照して判断させ、出力部4、5を用い
て、検索できなかった文字フォントを出力可能と判断さ
れた同書体の異体字に変換して出力させることを特徴と
する文字処理プログラムを記憶した記憶媒体11が提供
される。この構成により、本発明の文字処理プログラム
及びデータを補助記憶部13にインストールすることに
より、本発明の文字処理装置を実現することができる。
【0034】図2は本実施例のフォント記憶部に記憶さ
れた文字フォントの種類を示す分類表である。図2の文
字分類表で、前の文字と同じ種類かをチェックするため
の数字は「0」から「9」まで、アルファベットは
「A}から「Z」まで、ひらがなは「あ」から「ん」ま
で、カタカナは「ア」から「ン」まで、漢字は「亜」か
ら「煕」まで、記号などはその他に分類している。
【0035】図3は本実施例の異体字テーブルに記憶さ
れた異体字例を示す図である。図3に示すよに、例え
ば、「螢」と「蛍」、「邊」と「辺」、「澤」と
「沢」、「▲高▼」と「高」、「▲吉▼」と「吉」が異
体字の関係にあることを示している。「鉄」には
「銕」、「鐡」、「鐵」の3文字の異体字があることを
示している。なお、「▲〜▼」は異体字の表記を示して
いる。
【0036】図4は本実施例の代替書体テーブルに記憶
された代替書体例を示す図である。図4に示すように、
できるだけ違和感のない類似している代替書体に変換で
きるように、例えば、行書体の代替書体が正楷書で、正
楷書の代替書体が明朝体で、ポップ書体の代替書体がゴ
シック体で、ゴシック体の代替書体が明朝体であること
を示している。例えば、ポップ書体の代替書体をゴシッ
ク体、ゴシック体の代替書体を明朝体というように、代
替書体がなければ、順番に次の代替書体を探し、書体を
変換する。
【0037】図5は本実施例の文字フォントの出力形態
を選択するための選択画面例を示す図である。図5に示
すように、文字フォントの出力形態を選択することがで
きる。 ●異体字が無い場合、代替書体に変換して印刷する。
(例えば、出力する文字フォントに対応する異体字が無
いが、代替書体がある場合) ○代替書体に変換して印刷する。(例えば、出力する文
字フォントに対応する異体字があり、代替書体もある場
合) ○スペースに変換して印刷する。(例えば、出力する文
字フォントに対応する異体字も、かつ代替書体もない場
合) なお、出力する文字フォントに対応する同書体の異体字
がある場合は、異体字に変換して出力するものとする。
記号「●」は選択された出力形態を示す。
【0038】図6は本実施例の異体字テーブルに記憶す
る異体字の追加/削除/修正するための修正画面例を示
す図である。図6に示すように、異体字テーブルに記憶
する異体字として、(A)は「高」を元文字として、異
体字「▲高▼」を追加した例である。(B)は「吉」を
元文字として、異体字「▲吉▼」を削除する例である。
(C)は「辺」を元文字として、異体字「邊」を「邉」
に修正した例である。
【0039】図7は本実施例の異体字テーブルから異体
字の表記を選択するための選択画面例を示す図である。
異体字テーブルに異体字が複数ある場合がある。図7に
示すように、例えば、異体字「銕」には、「鐡」、
「鐵」の3つの異体字であるが、異体字「銕」がない場
合に、どの文字を異体字として印刷するかを選択するこ
とができる。
【0040】図8は本実施例の文字フォント処理による
文字列の印刷例を示す図である。図8において、(A)
は第2水準の漢字及びその漢字の行書体を有する文字処
理装置において、第2水準の漢字「螢」を含む文字列
「螢川」を行書体に変換して印刷した例を示す。(B)
は第2水準の漢字を有するがその漢字の行書体を持って
いない文字処理装置において、その漢字の代替書体があ
る場合、図5に示す選択画面の出力形態「異体字が無い
場合代替書体に変換して印刷する」を選択して、第2水
準の漢字「螢」のみを代替書体である正楷書体に変換し
て印刷した例である。印刷する書体の文字フォントがな
くても、代替書体の文字フォントに変わったことによる
違和感も無く、後で手書きする必要もない。
【0041】(C)は第1水準の漢字の異体字及び第2
水準の行書体を持っていない文字処理装置において、そ
の漢字の代替書体もない場合、出力形態「スペースに変
換して印刷する」を選択して、第2水準の漢字「螢」の
みを「スペース」に変換して印刷した例である。
【0042】(D)は第1水準の異体字を有し及び第2
水準の行書体を持っていない文字処理装置において、第
2水準の漢字「螢」の行書体を、第1水準の漢字「蛍」
の行書体に変換して印刷した例である。つまり、第1水
準の漢字「蛍」と第2水準の漢字「螢」のように、出力
する文字列の中に異体字関係の文字があり、指定された
書体が第2水準の文字フォントとすると、第2水準の文
字フォントがない場合、第2水準の漢字「螢」の代わり
に第1水準の「蛍」を印刷する。指定された文字フォン
トの書体がなくてもその書体の異体字を印刷すること
で、異体字に変わったことによる違和感も無く、後で手
書きする必要もない。
【0043】図9は本実施例の文字フォント変換処理の
概略手順を示すフローチャートである。図9において、 S101:入力部2によって文字を入力文字記憶部3に
入力し、表示部3に表示して編集を行う。 S102:入力部2の指示が印刷指示か否かをチェック
し、YESならば、S103に進み、NOならば、S1
04に進む。 S103:印刷指示ならば、印刷する文字列を指定され
た書体に変換して印刷処理を行う。 S104:出力形態の選択指示か否かをチェックし、Y
ESならば、S105に進み、NOならば、S106に
進む。
【0044】S105:出力する文字フォントの出力形
態の選択指示ならば、出力形態の選択処理を行う(図5
参照)。 S106:異体字テーブルに記憶される異体字の修正指
示か否かをチェックし、YESならば、S107に進
み、NOならば、S108に進む。 S107:異体字の修正指示ならば、異体字テーブルを
画面表示して異体字の修正処理を行う(図6参照)。 S108:入力部2の指示が終了指示か否かをチェック
し、終了指示ならば、終了する。終了指示でないなら
ば、S101に戻り、S101からS108の処理を繰
り返す。
【0045】図10は本実施例の文字フォント変換処理
(1)の詳細手順を示すフローチャートである。図10
において、 S201:文字ポインターを先頭の文字(印刷する文
字)にセットする。 S202:印刷ポインターのページの先頭にセットす
る。 S203:文字ポインターで指示された文字を文字入力
記憶部3から取り出す。 S204:指示された文字に付随するサイズ情報を取り
出す。 S205:その文字に付随する書体情報を取り出す。
【0046】S206:検索部8を用いて、サイズ情報
及び書体情報に基づいて文字フォントをフォント記憶部
6から検索する。 S207:判断部9を用いて、フォント記憶部6に同サ
イズ、同書体の文字フォントがあるか否かをチェック
し、YESならば、S215に進み、NOならば、S2
08に進む。 S208:選択された出力形態は何であるかをチェック
する。例えば、異体字変換出力、代替書体変換出力、ス
ペース変換出力のいずれかかを選択されているものとす
る。
【0047】S209:出力形態が異体字変換出力なら
ば、検索できなかった文字フォントに対応する同書体の
異体字を異体字テーブルから検索する。 S210:同書体の異体字があるか否かをチェックし、
YESならば、S211に進み、NOならば、S212
に進む。 S211:変換部10を用いて、文字フォントを同書体
の異体字に変換する。異体字が複数あれば、図8に示す
ように表示して選択してもよい。
【0048】S212:出力形態が代替書体変換出力な
らば、検索できなかった文字フォントに対応する代替書
体を代替書体テーブルから検索する。 S213:変換部10を用いて、検索できなかった文字
フォントの書体を代替書体に変換する。 S214:出力形態がスペース変換出力ならば、変換部
9を用いて、検索できなかった文字フォントをスペース
に変換する。
【0049】S215:印刷部5の印刷バッファで異体
字、スペースを含む文字をパターン展開する。 S216:印刷ポインターの位置に文字をパターン展開
する。 S217:印刷ポインターを更新する。 S218:1ページ分の文字をパターン展開が終了した
か否かをチェックし、YESならば、219に進み、N
Oならば、S202に戻る。
【0050】S219:1ページ分の文字パターン展開
が終了したら印刷する。 S220:文字ポインターを更新する。 S221:文字のパターン展開が終了したか否かをチェ
ックし、YESならば、S222に進み、NOならば、
S203に戻る。 S222:そのページの文字を印刷して終了する。 この文字フォント処理によれば、文字フォントの制約に
より指定された書体の文字フォントが出力できない場
合、書体を替えずにその文字フォントの異体字に変換し
て出力するか、代替書体に変換して出力するか、スペー
スに変換して出力することができる。
【0051】図11は本実施例の文字フォント変換処理
(2)の詳細手順を示すフローチャートである。図11
において、 S301:印刷ポインターのページの先頭にセットす
る。 S302:文字ポインターで指示された文字フォントを
文字入力記憶部3から取り出す。 S303:フラグをクリアする。 S304:印刷のスタート位置を記憶する。 S305:文字ポインターを更新する。
【0052】S306:次の文字フォントと前の文字フ
ォントが同種類の文字フォントか否かをチェックする。
YESならば、S316の処理に進む。NOならば、S
907に進む。 S307:同種類の文字フォントでないならば、エンド
位置を記憶する。 S308:文字ポインターをスタート位置にセットす
る。 S309:検索部8を用いて、文字ポインターで指示さ
れた文字フォントをサイズ情報及び書体情報に基づいて
フォント記憶部6から検索する。
【0053】S310:判断部9を用いて、フォント記
憶部6に同サイズ、同書体の文字フォントがあるか否か
をチェックし、YESならば、S316に進み、NOな
らば、S311に進む。 S311:検索できなかった文字フォントに対応する同
書体の異体字を異体字テーブルから検索する。 S312:異体字があるか否かをチェックし、YESな
らば、S313に進み、NOならば、S314に進む。 S313:変換部9を用いて、文字フォントを同書体の
異体字コードに変換する。
【0054】S314:異体字がなければ、検索できな
かった文字フォントに対応する代替書体を代替書体テー
ブルから検索する。 S315:フラグをセットする。 S316:エンド位置まで終了したか否かをでチェック
し、YESならば、S317に進み、NOならば、SS
19に戻る。 S317:エンド位置まで終了していれば、フラグがセ
ットされているか否かをチェックする。
【0055】S318:フラグがセットされていれば、
スタート位置からエンド位置までの文字を同じ代替書体
に変換する。この文字フォント処理によれば、検索でき
なかった文字フォントを含む範囲の文字列を同じ代替書
体に変換して出力することができるので、変換された文
字列の見栄えがよくなり違和感を無くすことができる。
【0056】S319:必要ならば、アンダーラインを
付加し、図10のS215に進み、文字がパターン展開
され、印刷される。この代替書体で変換された文字列に
アンダーラインを付加することにより判別しやすくな
る。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、例えば、第2水準の漢
字「邊」が丸ゴシックの書体に指定されていて、第2水
準の漢字「邊」の丸ゴシックの書体を持っていない場
合、第2水準の漢字「邊」の異体字である第1水準の漢
字「辺」に変換して、変換した「辺」を丸ゴシックの書
体で出力するよう構成される。従って、文字フォントの
制約により指定された書体の文字フォントが出力できな
い場合、書体を替えずにその文字フォントの異体字に変
換して出力することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文字処理装置の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本実施例のフォント記憶部に記憶された文字フ
ォントの種類を示す分類表である。
【図3】本実施例の異体字テーブルに記憶された異体字
例を示す図である。
【図4】本実施例の代替書体テーブルに記憶された代替
書体例を示す図である。
【図5】本実施例の文字フォントの出力形態を選択する
ための選択画面例を示す図である。
【図6】本実施例の異体字テーブルに記憶する異体字の
追加/削除/修正するための修正画面例を示す図であ
る。
【図7】本実施例の異体字テーブルから異体字の表記を
選択するための選択画面例を示す図である。
【図8】本実施例による文字フォント変換印刷例を示す
図である。
【図9】本実施例の文字フォント変換処理の概略手順を
示すフローチャートである。
【図10】本実施例の文字フォント変換処理(1)の詳
細手順を示すフローチャートである。
【図11】本実施例の文字フォント変換処理(2)の詳
細手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御部 2 入力部 2a 指定部 2b 出力形態選択部 2c 異体字修正部 2d 異体字選択部 3 入力文字記憶部 4 表示部 5 印刷部 6 フォント記憶部 7 テーブル記憶部 7a 異体字テーブル 7b 代替書体テーブル 8 検索部 9 判断部 10 変換部 11 記憶媒体 12 記憶媒体読取部 13 補助記憶部 14 バス

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも文字フォントを書体別に記憶
    したフォント記憶部と、文字フォントに対応する異体字
    を書体別に記憶する異体字テーブルと、文字フォントを
    入力する入力部と、出力する文字列とその書体とを指定
    する指定部と、指定された書体の文字フォントをフォン
    ト記憶部から検索する検索部と、検索できなかった書体
    の文字フォントを同書体の異体字に変換して出力するこ
    とが可能か否かを異体字テーブルを参照して判断する判
    断部と、検索できなかった文字フォントを出力可能と判
    断された同書体の異体字に変換して出力する出力部とを
    備えたことを特徴とする文字処理装置。
  2. 【請求項2】 変換可能な代替書体を対にして記憶した
    代替書体テーブルをさらに備え、前記判断部は、前記検
    索部によって検索できなかった書体の文字フォントを代
    替書体の文字フォントに変換して出力することが可能か
    否かを代替書体テーブル及びフォント記憶部を参照して
    判断し、前記出力部は、検索できなかった文字フォント
    を出力可能と判断された代替書体の文字フォントに変換
    して出力することを特徴とする請求項1記載の文字処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記検索できなかった文字フォントを同
    書体の異体字に変換して出力するか、異体字に変換でき
    ない場合のみ代替書体の文字フォントに変換して出力す
    るか、無条件に代替書体の文字フォントに変換して出力
    するかの出力形態を選択可能に画面表示する出力形態選
    択部をさらに備え、前記出力部は、出力形態選択部によ
    って選択された出力形態に基づいて出力することを特徴
    とする請求項1または2記載の文字処理装置。
  4. 【請求項4】 前記異体字テーブルは書き換え可能な不
    揮発性メモリからなり、異体字テーブルを画面表示して
    異体字の表記を追加/削除/変更する異体字修正部をさ
    らに備えたことを特徴とする請求項1記載の文字処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記検索できなかった書体の文字フォン
    トに対応する同書体の異体字の表記が異体字テーブルに
    複数記憶されている場合、複数の同書体の異体字の表記
    を選択可能に画面表示する異体字選択部をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の文字処理装置。
  6. 【請求項6】 前記出力部は、検索できなかった文字フ
    ォントを出力可能と判断された代替書体の文字フォント
    に変換して出力する際、その文字フォントを含む範囲の
    文字列を同じ代替書体で出力することを特徴とする請求
    項2記載の文字処理装置。
  7. 【請求項7】 前記出力部は、検索できなかった文字フ
    ォントを出力可能と判断された代替書体の文字フォント
    に変換して出力する際、その文字フォントを含む範囲の
    文字列を同じ代替書体で出力するとともに判別可能な出
    力形態で出力することを特徴とする請求項2記載の文字
    処理装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも文字フォントを書体別にフォ
    ント記憶部に記憶し、文字フォントに対応する異体字を
    書体別に異体字テーブルに記憶し、入力部を用いて、文
    字フォントを入力し、指定部を用いて、出力する文字列
    とその書体とを指定し、検索部を用いて、指定された書
    体の文字フォントをフォント記憶部から検索し、判断部
    を用いて、検索できなかった書体の文字フォントを同書
    体の異体字に変換して出力することが可能か否かを異体
    字テーブルを参照して判断し、出力部を用いて、検索で
    きなかった文字フォントを出力可能と判断された同書体
    の異体字に変換して出力することを特徴とする文字処理
    方法。
  9. 【請求項9】 文字処理装置のコンピュータに、少なく
    とも文字フォントを書体別にフォント記憶部に記憶さ
    せ、文字フォントに対応する異体字を書体別に異体字テ
    ーブルに記憶させ、入力部を用いて、文字フォントを入
    力させ、指定部を用いて、出力する文字列とその書体と
    を指定させ、指定された書体の文字フォントをフォント
    記憶部から検索させ、検索できなかった書体の文字フォ
    ントを同書体の異体字に変換して出力することが可能か
    否かを異体字テーブルを参照して判断させ、出力部を用
    いて、検索できなかった文字フォントを出力可能と判断
    された同書体の異体字に変換して出力させることを特徴
    とする文字処理プログラムを記憶した記憶媒体。
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