JP2000250497A - 無線棚札表示変更システム - Google Patents

無線棚札表示変更システム

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JP2000250497A
JP2000250497A JP11050488A JP5048899A JP2000250497A JP 2000250497 A JP2000250497 A JP 2000250497A JP 11050488 A JP11050488 A JP 11050488A JP 5048899 A JP5048899 A JP 5048899A JP 2000250497 A JP2000250497 A JP 2000250497A
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esl
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JP11050488A
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English (en)
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Kazunori Shimamoto
和範 島本
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Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
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Publication date
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  • Display Racks (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Audible And Visible Signals (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ESLシステム(無線棚札表示変更システ
ム)において、ESLの異常チェックを簡易に行うこと
ができるようにする。 【解決手段】 ESLシステム10は、複数のESL1
4と、ESLサーバー11とを備える。ESL14は、
各商品の近傍に配置され、各商品に関する情報を表示す
る。ESLサーバー11は、各商品に関する情報をES
L14に対して無線送信するとともに、ESL14から
の送信を受け取る。このESLサーバー11は、CPU
と、表示画面と、ハードディスクとを有している。ハー
ドディスク内には、商品情報ファイルが記憶される。ま
た、ESLサーバー11は、ESL14の異常を検知し
たときに、異常があるESL14を特定して、表示画面
に異常であることを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーバーから棚札
表示器に商品情報を無線送信することによって各商品の
近傍において各商品の価格等の情報を表示させる無線棚
札表示変更システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、スーパーマーケットやコンビニエ
ンスストアなどの店舗においては、いわゆるPOS(P
oint Of Sales)システムが広く普及して
いる。このPOSシステムは、主として複数のPOSタ
ーミナル(レジスタ)とバックヤードに置かれるストア
コントローラとから構成されるもので、商品を販売する
際のPOSターミナルにおける入力操作に基づいてスト
アコントローラが販売商品のデータの表示や集計などを
行うシステムである。このPOSシステムでは、商品に
付けられた商品コード(バーコード)を使用することに
よって商品管理をおこなっているため、商品コードと価
格等の商品に関する情報とをリンクさせることができ、
個々の商品に値札を付ける必要がない。このため、PO
Sシステムを採用している店舗においては、商品が陳列
されている棚に商品の値段などを記載した棚札を配置す
ることによって、客に対して商品の値段等を示すように
している。
【0003】また、最近では、POSシステムに加えて
ESLシステム(ElectricShelf Lab
el System;電子棚札システム)を採用する店
舗も現れている。このESLシステムでは、店舗内に設
置したトランシーバーと各商品に付けられるESL(電
子棚札)とが無線で交信し、トランシーバーにつながっ
たサーバーを介して各ESLがストアコントローラやそ
の上位にある本部コンピュータ(複数の店舗をとりまと
めるチェーン本部のコンピュータ)と連動する。ここで
は、サーバーが、ストアコントローラ等から商品マスタ
にある商品の情報を得て、これをESLに送信してES
Lに商品価格等を表示させる。したがって、このESL
システムを使えば、POSターミナルでの実際の販売金
額(以下、実売価という。)と各商品のESLの表示金
額(以下、表示売価という。)とを自動的に一致させる
ことができる。これにより、紙の棚札を特売等のときに
付け替える手間が解消されるとともに、棚札の付け替え
ミスや実売価変更と棚札と付け替えとの時間差により実
売価と棚札の表示売価とが一致しない状態が発生して客
の信用を損なうといった不具合を最小限に留めることが
できる。
【0004】なお、商品マスタとは、商品に関する情報
(データ)の集合であり、各商品に対して、商品コー
ド、商品名、通常価格、特売価格等のデータを有してい
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、POS
システムに加えてESLシステムを採用した場合には、
各商品の近傍にESL(電子棚札)が配置されることに
なる。
【0006】このESLは、LEDディスプレイや液晶
ディスプレイからなる表示部、小型CPU、記憶部、受
信部、送信部等から構成されており、内蔵バッテリーや
内蔵の太陽電池によって駆動するものである。サーバー
からトランシーバーを介してESLに商品価格等の情報
が送信されると、ESLの受信部がこれを受信し、ES
Lの記憶部にその情報が記憶され、ESLの表示部にそ
の情報内容が表示される。そして、ESLは、フィード
バック信号(返信)をトランシーバーに向けて送信部か
ら発信する。
【0007】しかし、トランシーバーとESLとは赤外
線等の無線通信で結ばれているため、サーバーからの送
信が必ずESLに受信され返信が返ってくるとは限らな
い。例えば、ESLの受信部近傍に客や店員が立ってい
て通信が妨害されたり、ESLのバッテリーが電圧低下
を起こしていたり、ESL自身が故障したりした場合に
は、サーバーがESLからの返信を確認できないという
事態が生じる。このような状況、特に客や店員の存在に
より通信が一時的に妨害されるという状況は不可避的で
あるため、ESLシステムでは、ESLからの返信がな
い場合に何回か再送信を行う制御を採用している。そし
て、再送信を行い続けても返信がない場合には、ESL
システムに異常が生じているとして、ESLシステムが
正常に作動していないという警告を発する。
【0008】しかしながら、従来のESLシステムにお
いては、正常にシステムが作動していないという警告を
操作者が認識したとしても、操作者がESLサーバーを
操作して各ESLのエラー表示画面を選択して呼び出さ
なければ、各々のESLについてのエラー情報(異常情
報)を得ることができない。このようなシステムとなっ
ているため、商品価格等の情報が変更された場合に表示
変更が為されていないESLを特定するためには、担当
者が各ESLのエラー表示画面をその都度表示させてチ
ェックを行わなければならない。特に、表示価格と実際
の売価との相違が店舗の信用を大きく落とすことになる
日本のような風土においては、各ESLの表示が更新さ
れているか否かのチェックは不可欠であるが、このチェ
ック作業が従来のESLシステムにおいては手間のかか
るものとなっている。
【0009】本発明の課題は、ESLシステム(無線棚
札表示変更システム)において、ESL(棚札表示器)
の異常チェックを簡易に行うことができるようにするこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る無線棚札
表示変更システムは、複数の棚札表示器と、サーバーと
を備えている。棚札表示器は、各商品の近傍に配置さ
れ、各商品に関する情報を表示する。サーバーは、各商
品に関する情報を棚札表示器に対して無線送信するとと
もに、棚札表示器からの送信を受け取る。このサーバー
は、CPUと、表示画面と、記憶部とを有している。記
憶部には、各商品に関する情報が記憶される。また、サ
ーバーは、棚札表示器の異常を検知したときに、異常が
ある棚札表示器を特定して、表示画面に異常であること
を表示する。
【0011】この請求項1のシステムでは、サーバーが
各商品に関する情報を棚札表示器に送信するため、各商
品に関する情報が変更された場合に自動的に各商品の近
傍に配置されている棚札表示器の表示を変更することが
できる。このため、客に示される商品に関する情報(価
格等の情報)の伝達が、紙の棚札による伝達に較べて確
実性の高いものとなる。
【0012】またここでは、棚札表示器からの送信によ
って棚札表示器に異常があると認識したときには、サー
バーが表示画面にこれを積極的に自動表示する。この表
示画面への異常の表示は、異常がある棚札表示器を特定
して行われる。このため、表示画面を見ている操作者
は、棚札表示器の異常を認識することができるととも
に、どの棚札表示器が異常であるかについても効率よく
認識することができる。これにより、異常のある棚札表
示器の異常を交換等により速やかに解消することができ
るようになり、棚札表示器が誤った表示を出して客から
クレームが出るといった不具合が抑えられることにな
る。
【0013】請求項2に係る無線棚札表示変更システム
は、請求項1に記載のシステムであり、サーバーは、サ
ーバーから棚札表示器への無線送信に対して棚札表示器
からの返信がない場合、及び棚札表示器からの返信状態
に異常がある場合に、表示画面に異常であることを表示
する。
【0014】この請求項2のシステムでは、無線送信に
対して棚札表示器が返信を送ってこない場合に、棚札表
示器自身の故障やバッテリー電圧の低下、あるいは障害
物等があって無線通信ができない状態にある等の不具合
があることを、異常を表示する表示画面を通して操作者
に伝える。
【0015】また、このシステムでは、無線送信に対す
る棚札表示器からの返信状態に異常がある場合に、棚札
表示器自身や無線通信状況に不具合があることを、異常
を表示する表示画面を通して操作者に伝える。棚札表示
器からの返信状態に異常がある場合としては、例えば、
棚札表示器からの返信状態から棚札表示器のバッテリー
電圧の低下が読みとれる場合や、その棚札表示器の返信
があるまでに複数回の再送信が必要なケースがしばしば
起こる場合などがある。
【0016】請求項3に係る無線棚札表示変更システム
は、請求項1又は2に記載のシステムであり、サーバー
は、棚札表示器の異常を検知したときに、表示画面に異
常であることを表示するとともに、その異常の内容につ
いても表示を行う。
【0017】この請求項3のシステムでは、サーバーの
表示画面に棚札表示器の異常を表示させるときに、その
異常に内容についても表示を行わせるようにしている。
このため、棚札表示器自身に異常があるのか無線通信を
妨害する障害物があるのか等、異常が発生した原因を操
作者が認識することができる。これにより、操作者は、
異常を解消するために適切な処置を速やかに採れるよう
になる。
【0018】請求項4に係る無線棚札表示変更システム
は、請求項1から3のいずれかに記載のシステムであっ
て、サーバーは、棚札表示器の異常を検知したときに、
表示画面に異常であることを表示するとともにアラーム
(警報)を発する。
【0019】この請求項4のシステムでは、サーバーの
表示画面に棚札表示器の異常を表示させるときに、アラ
ームを発するようにしている。このため、操作者が視覚
によって表示画面に棚札表示器の異常が表示されたこと
に気づかない場合にも、聴覚によってアラームを認識す
ることで、棚札表示器の異常を認識することになる。
【0020】請求項5に係る無線棚札表示変更システム
は、請求項1から4のいずれかに記載のシステムであっ
て、サーバーは、棚札表示器の異常を検知したときに、
表示画面に異常であることを表示するとともに、表示画
面の少なくとも一部を点滅させる。
【0021】この請求項5のシステムでは、サーバーの
表示画面に棚札表示器の異常を表示させるときに、表示
画面の少なくとも一部を点滅させるようにしている。こ
のため、棚札表示器の異常の表示がより目立つようにな
り、操作者がその表示を見落とす恐れがより小さくな
る。
【0022】請求項6に係る無線棚札表示変更システム
は、請求項1から5のいずれかに記載のシステムであっ
て、サーバーは、各商品に関する情報に変更があったと
きにその更新情報を棚札表示器に送信し、その送信に対
して棚札表示器に異常があるときには、表示画面に異常
であることを表示する。
【0023】この請求項6のシステムでは、売価変更等
の各商品に関する情報に変更があったときの更新情報の
棚札表示器への送信のタイミングで、棚札表示器からの
返信状態を基に棚札表示器の異常を確認して、異常があ
るときには異常のあった棚札表示器を特定して表示画面
に異常を表示する。このため、各商品に関する更新情報
が棚札表示器に表示されないときには、棚札表示器の異
常として、その異常がサーバーの表示画面に直ちに表示
されることになる。したがって、売価変更等の変更がさ
れた商品の情報が棚札表示器に表示されず、放置してお
くと客からのクレームの対象になるようなときにも、操
作者がこのことをサーバーの表示画面から速やかに認知
して、このような状態を解消する作業に移ることができ
る。
【0024】請求項7に係る無線棚札表示変更システム
は、請求項1から5のいずれかに記載のシステムであっ
て、サーバーは、定期的に各商品に関する情報を棚札表
示器に送信し、その送信に対して棚札表示器に異常があ
るときには、表示画面に異常であることを表示する。
【0025】この請求項7のシステムでは、定期的に棚
札表示器への商品情報の送信を行い、このタイミング
で、棚札表示器からの返信状態を基に棚札表示器の異常
を確認して、異常があるときには異常のあった棚札表示
器を特定して表示画面に異常を表示する。このため、長
い間商品情報が変更されずサーバーに返信を行っていな
い棚札表示器についても、定期的にその故障やバッテリ
ー電圧低下等の不具合がないかについてチェックを行う
ことができる。
【0026】請求項8に係る無線棚札表示変更システム
は、複数の棚札表示器と、サーバーとを備えている。棚
札表示器は、各商品の近傍に配置され、各商品に関する
情報を表示する。サーバーは、各商品に関する情報を有
しており、その情報を棚札表示器に対して無線送信する
とともに、棚札表示器からの送信を受け取る。また、サ
ーバーは、棚札表示器の異常を検知したときに、異常が
ある棚札表示器を特定してエラーレポートを作成する。
【0027】この請求項8のシステムでは、サーバーが
各商品に関する情報を棚札表示器に送信するため、各商
品に関する情報が変更された場合に自動的に各商品の近
傍に配置されている棚札表示器の表示を変更することが
できる。このため、客に示される商品に関する情報(価
格等の情報)の伝達が、紙の棚札による伝達に較べて確
実性の高いものとなる。
【0028】またここでは、棚札表示器からの送信によ
って棚札表示器に異常があると認識したときには、サー
バーが自動的にエラーレポートを作成する。このエラー
レポートでは、異常がある棚札表示器が特定される。こ
のため、エラーレポートを見た操作者は、棚札表示器の
異常を認識することができるとともに、どの棚札表示器
が異常であるかについても効率よく認識することができ
る。これにより、異常のある棚札表示器の異常を交換等
により速やかに解消することができるようになり、棚札
表示器が誤った表示を出して客からクレームが出るとい
った不具合が抑えられることになる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態であるESL
システム(棚札表示変更システム)10及びこれを含む
店舗オペレーションシステムの一部を図1に示す。この
店舗オペレーションシステムは、スーパーマーケット等
の店舗において採用される商品管理を行うシステムであ
る。
【0030】図1は、店舗オペレーションシステムのう
ち、レジにおける実際の実売価(販売価格)と各商品の
売場において価格表示を行う電子棚札(以下、ESLと
いう。)に表示される表示売価(表示価格)とを自動的
に一致させるシステムの部分を示している。この店舗オ
ペレーションシステムは、店舗内に配備されたバックボ
ーンLAN(イーサーネット)2に接続されるストアコ
ントローラ4,ESLサーバー11,プリンター8等を
備え、ストアコントローラ4を含むPOSシステム3と
ESLサーバー11を含むESLシステム10とを有し
ている。
【0031】<POSシステム>POSシステム3は、
主として、ストアコントローラ4と、POSターミナル
である複数台の電子キャッシュレジスタ(以下、ECR
(Electric Cash Register)と
いう。)6とから構成されている。
【0032】ストアコントローラ4には、各商品の商品
名や商品価格、商品コード等の商品情報から成る商品マ
スタファイルや、後述する各ECR6の登録情報を集計
する集計ファイル等が備えられている。ストアコントロ
ーラ4は、これらのファイルを基に、商品の売価情報、
売り上げ情報、発注情報等を管理する。なお、管理情報
が膨大なときには、このストアコントローラ4にさらに
ホストコンピュータを接続し、管理を分担するようにし
てもよい。また、店舗がスーパーマーケットチェーンの
一店舗であるときには、通常、チェーンの本部から商品
マスタファイルが通信によって各店舗のストアコントロ
ーラ4に送られてくる。
【0033】実際に買い物客が商品の代金を支払うレジ
(図2のレジ95参照)に配備されている複数台のEC
R6は、このストアコントローラ4に接続されている。
ECR6は、商品コード(バーコード)を読取るスキャ
ナーを備えており、そのスキャナーで商品に付された商
品コードを読取り、その商品コードに関する情報を表示
する。ECR6からの問合わせがあると、ストアコント
ローラ4は、商品マスタファイルを検索し、問い合わせ
のあった商品名や売価等を読出してECR6へ送信す
る。一方、ECR6は、商品コード及び受信した商品名
や売価等に基づいて、部門別の登録や表示器への表示、
またプリンタによる印字出力を行い、さらに登録したデ
ータをストアコントローラ4へ送信する。そして、スト
アコントローラ4は、ECR6からの登録データを集計
ファイルに累計する。
【0034】<ESLシステムの構成>ESLシステム
10は、主として、ESLサーバー11と、中継器であ
るベースステーション12と、送受信機であるトランシ
ーバー13と、棚札表示器であるESL14とから構成
されている。
【0035】(ESLサーバー)ESLサーバー11
は、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等の
コンピュータにESLシステム10を制御するソフトウ
ェアをインストールしたものであって、図3に示すよう
に、CPU41と、CPU41に接続されるROM4
2、RAM43、ハードディスク(記憶部)44、表示
画面45、操作入力部(キーボード)46、アラーム発
生部47等とから構成されている。
【0036】ESLサーバー11のハードディスク44
には、商品情報ファイル48が作成される。商品情報フ
ァイル48は、図4に示すような商品の情報を記憶する
ためのファイルであって、商品に固有の商品コード、後
述するESLに固有のESLコード、商品の品名、商品
の通常売価、特売のときの商品の特売売価、商品の単
価、商品の特売の期間などが各商品毎に記憶されている
ものである。この商品情報ファイル48は、ESLシス
テム10を立ち上げたときにストアコントローラ4の商
品マスタファイルから情報を得て作成されるもので、ス
トアコントローラ4の商品マスタファイルが更新される
度に、その更新情報を基にして更新される。すなわち、
特売期間になって、あるいは特売期間が終了して商品の
売価等の情報が商品マスタファイルにおいて更新される
と、それに従って、ESLサーバー11の商品情報ファ
イル48も自動的に更新される。そして、商品情報ファ
イル48の情報が更新されると、ESLサーバー11
は、ベースステーション12及びトランシーバー13を
介して、各ESL14に対して商品情報の変更を送信す
る。
【0037】このESLサーバー11は、例えば、図2
に示す店舗90において、バックヤード98の一画に設
けられた部屋99内に設置される。このバックヤード9
8にある部屋99は買い物客が買い物をする売場から隔
離されているため、ESLサーバー11に店舗の管理者
や担当者等の店員以外がアクセスすることはできない。
なお、図2に示す店舗90は一般的なスーパーマーケッ
トを簡易に表したもので、入口91、出口92、生鮮食
品売場93、一般商品売場94、レジ95、バックヤー
ド98等を有している。前述のECR6は、各レジ95
に配置されるものである。
【0038】(トランシーバー)トランシーバー13
は、ESL14への送信機能とESL14からのフィー
ドバック信号の受信機能を併せ持った送受信機であり、
ESLサーバー11が有する商品情報を赤外線を使用し
た無線によって各ESL14に送信し、また各ESL1
4からのフィードバック信号をESLサーバー11に伝
える。このトランシーバー13は、赤外線の周波数及び
強度や建物の構造等により赤外線の到達距離に制限があ
ることを考慮して、各ESLに確実に送信できるように
店舗内に配置しなければならない。通常トランシーバー
13は、店舗の売場天井に、区画毎に取り付けられる。
これらのトランシーバー13はパラレルに設置されてお
り、それぞれケーブルによってベースステーション12
を介してESLサーバー11に接続されている(図1参
照)。したがって、あるトランシーバー13が故障した
場合にも、他のトランシーバー13の機能には影響を与
えない。
【0039】(ESL)ESL14は、図2に示す店舗
90内の売場(生鮮食品売場93、一般商品売場94)
に陳列されている各商品の近傍に配置されるものであ
り、従来の紙の値札に代わるものである。したがって、
ESL14は、一般商品売場94にあるような通常の商
品陳列棚の他、生鮮食品売場やペグ・フックにも取り付
けられる。このESL14の大きさや形状は、売場や商
品に応じてある程度選択することが可能とされている。
【0040】ESL14は、図5に示すように、外見的
には、液晶の第1〜第7表示部31〜37と、太陽電池
21と、無線受信部22と、無線送信部23と、ラベル
25,26とを有している。
【0041】ラベル25は、商品名が印字されたもので
あり、図5に示すようにESL14の表面左下側に貼付
される。ラベル26は、商品コード(バーコード)等が
印字されたものであり、ESL14の表面右下側に貼付
される。なお、これらのラベル25,26は一体のラベ
ルであってもよい。また、図示しないが、ESL14の
裏面には、そのESL14に固有のESLコード(アド
レスデータ)を表すバーコードが貼付されている。
【0042】第1表示部31は、4桁の7セグメント表
示が可能であり、実際の売価を表示する。第2表示部3
2は、4桁の7セグメント表示が可能であり、通常売価
を表示する。第3表示部33は、4桁の7セグメント表
示が可能であり、単価を表示する。第4表示部34は、
3桁の7セグメント表示が可能であり、商品の陳列個
数、あるいは商品の陳列レイアウト及び陳列個数が表示
される。第5表示部35は、第2表示部32欄の表示が
通常売価であることを表す「通常売価」という表示を行
う(図8参照)。第6表示部36は、その商品が特売で
あるときに「謝恩品」という表示を出す(図9参照)。
第7表示部37は、7セグメント表示が可能であり、特
売のときに、特売期間が月間であるときは「M」、特売
期間が週間であるときは「W」、特売期間がその日だけ
であるときは「D」を模式的に表示する。
【0043】また、ESL14は、価格等の情報を表示
する第1表示部31〜第7表示部37から成る第1液晶
層の表画面(第1表示面)の他に、商品の在庫数や注文
情報といった任意の情報を表示することができる第2液
晶層の裏画面(第2表示面)を備えている。これらの第
1及び第2液晶層は重ねて配置されている。
【0044】ESL14は、内部に小型のCPUを有し
ており、上記の表示機能の他、受信機能、比較機能、及
び送信機能を備えている。ESL14の内部メモリには
そのESL14に固有のESLコードが記憶されてお
り、無線受信部22により受信するトランシーバー13
からの商品情報に含まれるESLコードを自己に設定し
たESLコードと比較し、一致したときに受信した売価
や単価等を更新して各表示部31〜37に表示する。な
お、この場合、以前に表示されていた商品情報はクリア
されて、新たな商品情報が内部メモリに記憶される。ま
た、トランシーバー13からの商品情報を受信して表示
を更新した後に、ESL14は無線送信部23からトラ
ンシーバー13に向けて正常に処理が終了したことを示
すフィードバック信号を送信する。
【0045】このESL14は、売場に設置されている
ESL取付用レール18(図6参照)やその他の取付用
治具に取り付けられる。ESL14は、商品の並び替え
が自由にできるように取り外し自在とされているが、取
り付け及び取り外しには店員の持つ特殊な工具が必要で
ある。図6のESL取付用レール18には上下に爪18
a,18bが形成されており、これらの爪18a,18
bにESL14の上端部及び下端部を噛み込ませること
によって、ESL14をESL取付用レール18に装着
することができる。
【0046】またここでは、特売等の商品にはESL1
4とともにPOP広告19を付すという特売の広告方法
を採用するので(図6参照)、各ESL14のコストを
下げるために、ESL14の液晶表示をカラー表示では
なくモノクロ表示としている。POP広告19について
は、ESL14とともにESL取付用レール18の爪1
8aに噛み込ませることによって、商品の近傍に配置さ
れるようにしている。
【0047】また、ESL14には、数年の使用が可能
な長寿命バッテリーが内蔵されているか、あるいはこの
長寿命バッテリーに加えて太陽電池21が組み込まれて
いる。このような電源によって、ESL14は、数年間
バッテリー交換なしに作動し続けることができる。
【0048】<通常のESLシステムの動作>このよう
な構成のESLシステム10において、ESLサーバー
11は、各商品の商品コード、単価、売価等のストアコ
ントローラ4が持つ商品マスタファイルからの情報にE
SL14を特定するESLコードを付した情報を、商品
情報ファイル48としてハードディスク44内に記憶し
ている(図4参照)。この商品情報ファイル48は、上
述のように商品マスタファイルの更新に従って、直ちに
更新される。なお、商品マスタファイルからの情報にE
SLコードを付加する作業は、各ESL14の表面に貼
付されている商品コード(バーコード)と裏面に貼付さ
れているESLコード(バーコード)とをハンディスキ
ャナー等で読み込むことによって行うことになる。
【0049】チェーンの本部からの商品マスタファイル
の変更指示や各店舗での販売戦略により、所定の商品が
特売となって実売価が下がったり、特売であった商品が
通常売価に戻されて実売価が上がったりした場合には、
商品マスタファイル内の情報が書き換えられ、それに従
ってESLサーバー11の商品情報ファイル48も変更
される。
【0050】すると、実売価や特売であるか否かの情報
が変更された商品に付けられたESL14に対して、E
SLサーバー11が表示変更をさせるために商品情報を
送信する。このときには、変更が必要なESL14のE
SLコードを含んだ実売価等の商品情報が、順次トラン
シーバー13を介して各ESL14に送信されていく。
なお、全てのトランシーバー13が一度に送信を行うと
使用電力のピーク値が大きくなる恐れがあるため、各ト
ランシーバー13が順次ESL14に対して送信を行っ
ていく。
【0051】各ESL14では、トランシーバー13か
ら受信した商品情報に含まれるESLコードと自己に設
定されているESLコードとを比較し、一致していれば
その商品情報を取込んで更新された実売価や単価等の情
報を各表示部31〜37に表示する。
【0052】特売ではなく通常売価が実売価となってい
る場合には、図7に示すように、第1表示部31に実売
価である通常売価(580円)が表示され、第3表示部
33に単価(252円)が表示される。なお、ここで第
4表示部34に示されているものは、左端に表示されて
いる数字(1)が何列に陳列されているかという陳列の
レイアウトを示しており、右の2つの数字によって表示
されているもの(26)が陳列されている商品の個数を
示している。
【0053】一方、商品が週間(あるいは月間)の特売
品である場合には、図8に示すように、第1表示部31
に実売価である特売売価(500円)が、第2表示部3
2に通常売価(580円)が、第3表示部33に特売価
格に応じた単価(217円)が、第5表示部35に「通
常売価」の表示が、第7表示部37に特売期間が週間で
あることを示す印(W)が表示される。さらに、商品が
日替わりの特売謝恩品である場合には、図9に示すよう
に、第1表示部31に実売価である特売売価(480
円)が、第2表示部32に通常売価(580円)が、第
3表示部33に特売価格に応じた単価(208円)が、
第5表示部35に「通常売価」の表示が、第6表示部3
6に「謝恩品」の表示が、第7表示部37に特売期間が
その日だけであることを示す印(D)が表示される。こ
れらの特売の表示(図8及び図9の表示)は、店舗の営
業時間中は、買い物客に特売であることをアピールする
ために点滅表示となっている。
【0054】このようにして、各ESL14には、陳列
されている商品の売価や特売に関する情報等が表示され
る。 <ESLからの応答がない場合の警告表示及び警報>各
ESL14は主にバッテリーにより作動するものであ
り、また各ESL14とトランシーバー13との間は赤
外線による無線で交信が為されている。このため、ES
L14の故障や電圧低下、あるいは無線交信を妨害する
障害物(店員、買い物客、ワゴン等)があった場合に
は、ESL14からのフィードバック信号がトランシー
バー13及びESLサーバー11に返ってこないケース
が想定される。これに対応すべく、本ESLシステム1
0においては、図11に示すような制御を行い、ESL
システム10を管理する管理者や担当者に警告を行って
ESLシステム10の異常を速やかに解消させるように
している。
【0055】図11に示すように、商品マスタファイル
の商品情報が変更されることにより、あるいは店舗担当
者の手入力によりESLサーバー11の商品情報ファイ
ルの商品情報が変更されると、ESLサーバー11は、
トランシーバー13を介してESL14に更新された商
品情報を送信する(ステップS1)。各トランシーバー
13がESL14に順次送信を行っていくため、送信が
完了してESL14からのフィードバック信号が返るま
でには若干の時間がかかる。この間は、ESLサーバー
11の表示画面45には、返信待ちの表示が出る(ステ
ップS2)。
【0056】そして、ステップS3に移ると、商品情報
の変更があり更新された商品情報を送ったESL14に
ついて返信があったか否かについてESLサーバー11
が確認を行う。ここで、返信がなければならないESL
14全てからフィードバック信号が届いていれば、ES
Lサーバー11の表示画面に正常に商品情報の更新が為
された旨を表示して(ステップS4)、処理を完了させ
る。
【0057】一方、ステップS3において該当するES
L14のうち1つでも返信を返してこないESL14が
あれば、ステップS5に移行してまず再送回数n(最初
はn=0)に1が加算される。ステップS6では再送回
数nが所定の最大再送回数mを超えているか否かがチェ
ックされ、超えていなければ再度ESLサーバー11か
ら返信のないESL14に対して商品情報が送信される
(ステップS8)。このときには、ESLサーバー11
の表示画面45には、該当するESL14が特定された
上で、そのESL14に対して現在n回目の再送中であ
ることが表示される。
【0058】ステップS8の再送後所定時間内にそのE
SL14からの返信がなければ、ステップS3から再び
ステップS5に移る。このようにして、返信がなければ
最大再送回数mまで何度でも商品情報がそのESL14
に対して送信される。そして、再送の結果返信があれ
ば、ステップS3からステップS4に移って処理の終了
に移行するが、最大再送回数mだけ再送しても返信がな
い場合にはステップS6からステップS7に移る。
【0059】ステップS7では、所定のESL14に対
して更新された商品情報を送ったにもかかわらず返信が
ないことから、そのESL14の表示が更新されておら
ず買い物客や作業員(店員)に誤った商品情報を認識さ
せる恐れがあると認定して、ESLサーバー11の表示
画面45にエラー警告を出させるとともに、アラーム発
生部47により警報を鳴らす。このときの表示画面45
には、図12に示すような警告が掲示されるとともに、
文字表示の部分以外の背景部分のほとんどが赤色に変わ
ってその背景部分が点滅する。このように、警報が鳴っ
て表示画面45の一部が点滅するため、ESLサーバー
11の近くにいる担当者は、確実に異常に気づくことに
なる。
【0060】なお、このエラー警告は、ESLサーバー
11の操作入力部46を操作して担当者がこれを解除す
るまでは、継続して行われる。このため、担当者がES
Lサーバー11のそばを少しの間離れていた場合でも、
帰ってくれば異常に気づくことになる。
【0061】また、返信までの時間や再送回数などの各
ESL14の応答に関する履歴は、ESLサーバー11
のハードディスク44に作成されるログファイル49に
全て記録される。したがって、このログファイル49の
情報を基に、たびたび複数の再送が必要となるESL1
4について、図11に示す制御とは別にエラー警告を出
す制御を行うこともできる。
【0062】<POP広告の取り付け及び取り外し時の
ESLシステムの動作>本ESLシステム10では、特
売を買い物客にアピールするために特売商品に付くES
L14の表示を上述のように点滅表示としているが、コ
スト等の理由からESL14の大きさや表示能力に限界
がある場合が多く、点滅表示だけでは必ずしも十分なア
ピールができない。このため、このESLシステム10
においては、ESL14による広告表示に加えて、図6
に示すように紙のPOP広告19を作業員(店員)がセ
ットして回る販売広告方法を想定している。これに従
い、ESLサーバー11にインストールされるソフトウ
ェアには、上述の通常のESLシステムの動作を制御す
るプログラムとともに、POP広告の取り付け作業及び
取り外し作業を補助するプログラムが内包されている。
以下、ESLサーバー11によるPOP広告の取り付け
作業及び取り外し作業の補助の内容について説明する。
【0063】例えば、月初めの店舗の開店前において、
その日に特売を行う商品に対して作業員がPOP広告を
取り付けて回る場合を想定する。このような場合には、
ESLサーバー11はまず、商品情報ファイル48にあ
るPOP広告の取り付け時のデータ(図4参照)を基
に、その日にPOP広告が付けられるべき商品のリスト
を出して、表示画面45及びプリンター8に出力する。
作業員は、このプリンター8から出力された商品リスト
を持ってPOP広告の取り付け作業を行うことになる。
この商品リスト例を図10に示す。なお、商品リスト
は、月間、週間、日替わりの各特売期間に応じて、それ
ぞれ出力されることが望ましいが、取り付けるPOP広
告の形態や種類等によっては、さらに細かく分類してリ
ストを出したり、商品名の他に特売期間の記載欄を有す
る商品リストを出力することも選択することができる。
【0064】次に、ESLサーバー11の操作入力部4
6を操作すると、最初に月間という特売期間を有する商
品に付いているESL14を指定して商品情報がESL
14に送られる。この商品情報が送信されるときには、
月間特売であることを示す第7表示部37の「M」の表
示が点滅するように、ESLサーバー11からESL1
4に対して同時に指令信号が送られる。これを受けた該
当するESL14が第7表示部37の「M」の表示を点
滅させるため、作業員は、「M」の表示が点滅している
ESL14に対して、店舗を回りながらの月間特売用の
POP広告を取り付けていく。
【0065】月間特売用のPOP広告の取り付けが完了
した後、ESLサーバー11の操作入力部46を操作す
ると、次は週間という特売期間を有する商品に付いてい
るESL14を指定して商品情報がESL14に送られ
る。すると今度は、該当するESL14の第7表示部3
7が週間特売であることを示す「W」を表示しつつ点滅
を始める。よって、作業員は、「W」の表示が点滅して
いるESL14を確認しながら、週間特売用のPOP広
告(図6のPOP広告19参照)を取り付けて回る。
【0066】こうして週間特売用のPOP広告の取り付
けが終了した後、さらに操作入力部46を操作すると、
同様に日替わり特売に該当するESL14の第7表示部
37の「D」の表示が点滅する。この「D」の点滅表示
にしたがって作業員が日替わり特売用のPOP広告を取
り付ければ、全てのPOP広告の取り付けが完了する。
【0067】このような一連のPOP広告の取り付け作
業において、あるいはPOP広告の取り付けの確認作業
において、POP広告が付いているのに点滅表示してい
ないESL14があったり、点滅表示しているのにPO
P広告が付けられていないESL14があったりすれ
ば、作業ミスが発生しているということがわかる。ま
た、最初に作業を行わなければならない商品リストが出
力されるため、これによっても確認作業をすることがで
きる。また、確認の時間があまり取れないような場合で
あっても、取り付けたPOP広告の数と商品リストの商
品の数との一致・不一致を確認することで、簡易的な作
業チェックが可能である。
【0068】また、POP広告の取り外し時において
も、ESLシステム10による同様の作業補助が可能で
ある。ここではまず、商品情報ファイル48にあるPO
P広告の取り外し時のデータを基に、その日にPOP広
告が外されるべき商品のリストが出力される。そして、
ESLサーバー11の操作入力部46を操作すると、特
売が終了する商品に対応するESL14に更新された商
品情報が送られ、該当するESL14が特売を示す点滅
表示を止める。したがって、作業者は、POP広告が付
けられているにもかかわらず点滅表示を行っていないE
SL14を確認してそのESL14からPOP広告を外
すことにより、POP広告の取り外しの作業を容易に行
うことが可能となる。また、商品リストに記載されてい
る商品の数と取り外したPOP広告の数との比較等によ
って、作業ミスがないかどうかのチェック作業も行うこ
とができる。
【0069】<その他の作業を行う時のESLシステム
の動作>上記のように、POP広告の取り付け及び取り
外し時の作業に関しては、この作業を補助する表示をE
SLシステム10のESL14に出させるようにしてい
るが、これ以外の作業に対しても、同様にESL14の
表示機能を使ってESLシステム10に補助させること
が可能である。
【0070】例えば、ESL14の第4表示部34によ
る表示によって、作業員に陳列棚への商品補充を行わせ
ることができる。この表示の数がある個数以下に減った
場合に商品補充をすることに決めておけば、作業員はい
ちいち商品の数を数えることなく商品補充の作業を行う
ことができる。
【0071】また、商品の入れ替えや棚卸しの作業につ
いても、ESL14の裏画面を使うことによって作業員
に作業指示を出し、作業性を向上させることが可能であ
る。 <本ESLシステムの特徴> (1)ストアコントローラ4が持つ商品マスタファイル
の商品情報にESLサーバー11の商品情報ファイルの
商品情報が連動し、ECR6で使われる実売価とESL
14に表示される表示売価とが自動的に一致するため、
買い物客の店舗に対する信頼が向上する。すなわち、E
CR6での売価価格が売場での表示価格よりも高い場合
には買い物客からのクレームとなり、これがレジの行列
の中で発生した場合には、その列に並んでいる全ての買
い物客が店舗に不信感を持つことになる。しかし、本店
舗オペレーションシステムでは上記のようなESLシス
テム10を導入しているため、商品マスタファイル内の
売価変更とESL14の表示売価変更とが自動的にリン
クし、ECR6での売価と売場でのESL14の表示売
価とが即座に一致する。したがって、買い物客が店舗に
対して信頼を寄せるようになる。
【0072】また、店長、部門担当者、バイヤー等が買
い物客の要望を判断して、特売の実施及びその結果の測
定をリアルタイムに行うことも可能となる。 (2)近年、POP広告の多様化、商品改廃の増加等、
店舗オペレーションが複雑化しているが、本ESLシス
テム10ではESL14の表示機能を利用してPOP広
告の取り付けや取り外し、商品入れ替え等の作業を効率
よく行うことができるようにしているため、買い物客に
対する極め細かい販売サービスを行うことが可能とな
る。
【0073】(3)本ESLシステム10では、POP
広告を商品に付ける場合や商品の棚卸し・入れ替えの場
合等における商品やその商品の広告に対する作業が必要
となるときには、その作業にあった作業指示をESL1
4を使って表示させ、その作業を補助している。このた
め、作業を行う作業員が作業を行いやすくなり、作業に
かかる時間が短くなるとともに、作業ミスも少なくな
る。
【0074】これにより、作業の正確性や省力化を図る
ことができ、作業ミスが少なくなることによって店舗に
対する顧客のより高い信頼を得ることができる。 (4)本ESLシステム10では、所定のESL14に
対して更新された商品情報を送ったにもかかわらず返信
がない場合には、ESLサーバー11の表示画面45に
異常があるESL14を特定してエラー警告を出させる
とともに、アラーム発生部47により警報を鳴らすよう
に制御を行っている。これにより、ESLサーバー11
の近くにいる担当者は、確実に異常に気づくことにな
る。
【0075】そして、異常に気づいた担当者が表示画面
45を見れば、図12に示すように返信のないESL1
4が具体的に特定されて表示されているため、自分自身
で、あるいは作業員に依頼して、表示が更新されていな
い可能性の高いエラー警告の表示がされているESL1
4についてすぐにチェックを行うことができる。すなわ
ち、図12に示されているエラー警告の画面を見れば、
どのESL14が異常であるかが一目瞭然であるため、
間髪を入れずにすぐさまそれに対処することができる。
さらに、エラー警告画面には、変更時間、ESLコー
ド、商品コード、商品名、表示内容、エラー内容といっ
たチェックに必要な事項がピックアップされて表示され
るため、異常のあるESL14の情報をいちいち操作入
力部46の操作によって画面に呼び出す手間を省くこと
ができる。
【0076】これにより、ESL14の異常や交信状態
の異常を交換や障害物の除去等により速やかに解消する
ことができるようになり、ESL14が誤った表示を出
して買い物客からクレームが出るといった不具合が抑え
られることになる。
【0077】(5)本ESLシステム10では、ESL
サーバー11の商品情報ファイル48に売価変更等の商
品情報の変更があったときにこれをESL14に送信す
るタイミングで、図11に示す制御を行いESL14や
ESL14との交信の異常を確認している。
【0078】このため、各商品に関する更新情報がES
L14に更新表示されないときには、ESL14や交信
状態の異常として、その異常がESLサーバー11の表
示画面45に直ちに表示されることになる(図12)。
したがって、売価変更等の変更がされた商品の情報がE
SL14に表示されず、放置しておくと顧客からのクレ
ームの対象になるようなときにも、管理者や担当者がこ
のことを速やかに認知して、このような状態を解消する
作業に移ることができる。
【0079】[他の実施形態] (A)上記実施形態においては、ESLサーバー11の
商品情報ファイル48に売価変更等の商品情報の変更が
あったときにこれをESL14に送信するタイミング
で、ESL14やESL14との交信の異常を確認して
いる。これにより、商品の実売価変更が為されているの
にESL14による表示売価が変わらないといった緊急
事態に対処することができるようになっている。
【0080】これに加えて、以下のような異常チェック
を行えば、上記のような緊急事態の発生やそれに付随す
る緊急の異常解消処理の回数を抑えることが可能であ
る。この異常チェックは、図11に示すような制御を売
価変更等の商品情報の変更がないときにも、定期的に各
ESL14に対して商品に関する情報を送信して、ES
L14に返信をさせるというものである。このような異
常チェックを行えば、長い間商品情報が変更されずES
Lサーバー11に長らくフィードバック信号の送信を行
っていないようなESL14についても、定期的にその
故障等の不具合がないかについてチェックを行うことが
できる。
【0081】(B)上記実施形態においてはESL14
からの返信の有無によってESL14の異常等を判断し
ているが、トランシーバー13が受信するESL14か
らのフィードバック信号の強さやログファイル49に記
録される再送回数のデータを基にESL14のバッテリ
ーの電圧低下を推測して、これをエラー警告、あるいは
要注意のESL14として、表示画面45に表示させる
ようにすることもできる。
【0082】(C)上記実施形態においては図12に示
すようにエラー警告をESLサーバー11の表示画面4
5に出させるようにしているが、これに代えて、あるい
はこれとともに、エラー警告(エラーレポート)をプリ
ンター8からプリントアウトさせることもできる。こう
すれば、例えば常に店員がいる場所にプリンター8をセ
ットすることにより、ESLサーバー11の周囲に店員
が常駐しないような場合であっても、担当者にエラー警
告を認知させることが可能となる。
【0083】
【発明の効果】本発明では、棚札表示器からの送信によ
って棚札表示器に異常があると認識したときに、異常が
ある棚札表示器を特定してサーバーが表示画面にこれを
積極的に自動表示するため、表示画面を見ている操作者
は、棚札表示器の異常を認識することができるととも
に、どの棚札表示器が異常であるかについても効率よく
認識することができる。これにより、異常のある棚札表
示器の異常を交換等により速やかに解消することができ
るようになり、棚札表示器が誤った表示を出して客から
クレームが出るといった不具合が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のシステムを含む店舗オペ
レーションシステムのブロック図。
【図2】店舗の簡易平面図。
【図3】ESLサーバーのブロック図。
【図4】商品情報ファイルの構成図。
【図5】ESLの正面図。
【図6】ESL及びPOP広告の取り付け図。
【図7】ESLの一表示状態図。
【図8】ESLの一表示状態図。
【図9】ESLの一表示状態図。
【図10】商品リスト例。
【図11】ESLシステムの動作のフローチャート。
【図12】エラー警告の一例。
【符号の説明】
10 ESLシステム(無線棚札表示変更システム) 11 ESLサーバー(サーバー) 13 トランシーバー 14 ESL(棚札表示器) 41 CPU 44 ハードディスク(記憶部) 45 表示画面 47 アラーム発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/00 G09G 3/00 D 3/20 670 3/20 670E Fターム(参考) 3B118 FA11 5C080 AA07 AA10 BB02 BB05 CC01 DD09 DD14 EE01 FF09 GG02 GG12 JJ01 JJ02 JJ07 KK31 5C082 AA03 AA32 AA34 AA36 AA37 BA02 BB01 BB22 CA76 CB01 DA87 MM09 MM10 5C083 AA02 CC30 DD01 EE10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各商品に関する情報を表示するために各商
    品の近傍に配置される複数の棚札表示器と、 CPUと、表示画面と、各商品に関する情報を記憶する
    記憶部とを有し、各商品に関する情報を前記棚札表示器
    に対して無線送信するとともに前記棚札表示器からの送
    信を受け取るサーバーと、を備え、 前記サーバーは、前記棚札表示器の異常を検知したとき
    に、異常がある前記棚札表示器を特定して前記表示画面
    に異常であることを表示する、無線棚札表示変更システ
    ム。
  2. 【請求項2】前記サーバーは、前記サーバーから前記棚
    札表示器への無線送信に対して前記棚札表示器からの返
    信がない場合、及び前記棚札表示器からの返信状態に異
    常がある場合に、前記表示画面に異常であることを表示
    する、請求項1に記載の無線棚札表示変更システム。
  3. 【請求項3】前記サーバーは、前記棚札表示器の異常を
    検知したときに、前記表示画面に異常であることを表示
    するとともに、その異常の内容についても表示を行う、
    請求項1又は2に記載の無線棚札表示変更システム。
  4. 【請求項4】前記サーバーは、前記棚札表示器の異常を
    検知したときに、前記表示画面に異常であることを表示
    するとともにアラームを発する、請求項1から3のいず
    れかに記載の無線棚札表示変更システム。
  5. 【請求項5】前記サーバーは、前記棚札表示器の異常を
    検知したときに、前記表示画面に異常であることを表示
    するとともに、前記表示画面の少なくとも一部を点滅さ
    せる、請求項1から4のいずれかに記載の無線棚札表示
    変更システム。
  6. 【請求項6】前記サーバーは、各商品に関する情報に変
    更があったときにその更新情報を前記棚札表示器に送信
    し、その送信に対して前記棚札表示器に異常があるとき
    には、前記表示画面に異常であることを表示する、請求
    項1から5のいずれかに記載の無線棚札表示変更システ
    ム。
  7. 【請求項7】前記サーバーは、定期的に各商品に関する
    情報を前記棚札表示器に送信し、その送信に対して前記
    棚札表示器に異常があるときには、前記表示画面に異常
    であることを表示する、請求項1から5のいずれかに記
    載の無線棚札表示変更システム。
  8. 【請求項8】各商品に関する情報を表示するために各商
    品の近傍に配置される複数の棚札表示器と、 各商品に関する情報を有し、その情報を前記棚札表示器
    に対して無線送信するとともに前記棚札表示器からの送
    信を受け取るサーバーと、を備え、 前記サーバーは、前記棚札表示器の異常を検知したとき
    に、異常がある前記棚札表示器を特定してエラーレポー
    トを作成する、無線棚札表示変更システム。
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