JP2000250442A - シート材への突起形成方法 - Google Patents

シート材への突起形成方法

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JP2000250442A
JP2000250442A JP11053298A JP5329899A JP2000250442A JP 2000250442 A JP2000250442 A JP 2000250442A JP 11053298 A JP11053298 A JP 11053298A JP 5329899 A JP5329899 A JP 5329899A JP 2000250442 A JP2000250442 A JP 2000250442A
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JP
Japan
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resin
sheet material
projection
printing
projections
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JP11053298A
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English (en)
Inventor
Yoshiji Suzuki
由二 鈴木
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SUZUKI MARK KK
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SUZUKI MARK KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート材の表面側における所定位置に凹部を
相対的に形成し、この部分に所要量の樹脂を供給して硬
化させることで、ドーム状の突起を容易に成形し得る。 【解決手段】 シート材10の表面でかつ突起12の形
成予定部位14を回避した部分に印刷を施し、この印刷
に或る程度の厚みを持たせることで、その印刷厚み分に
より前記突起12の成形予定部位14を取り巻く凹部1
4aを相対的に形成し、該凹部14aの適量の樹脂19
を供給することで、該樹脂19の拡散を該凹部14aで
規制してドーム状に盛上らせ、この樹脂19を硬化させ
ることで前記形成予定部位14に所要高さでドーム状に
盛上った前記突起12を形成するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シート材の表面
に所定高さのドーム状突起を形成する方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般家庭で使用される電気製品や工業用
製品の制御機器等には、その制御パネル部の表面に、例
えばスタートボタンや各種動作条件の設定を行なう上で
必要な文字や数字等を印刷したシート材が貼着されてい
る。このシート材における文字や数字等の印刷部分に
は、これと対応した位置に透明や半透明の透光性窓部を
設け、該窓部と対応する裏面に発光ダイオード等の発光
部材を配設して光による認識を行なわせる場合が多い。
すなわち前記電気製品等をスイッチオンした際や、制御
機器等の各種設定を行なう際等に、これら窓部が発光し
たり明滅したりすることによって使用者に機器の稼働状
況を視認させるというものである。
【0003】なお、この窓部と同様の機能を果たすもの
として、前記シート材の表面に所定高さの突起を形成し
たものがある。この突起は、例えば図5に符号12で示
すドーム状に成形されるものである。これを形成する手
段としては、図4に示すように、シート材10の表面に
おいて突起12の形成予定部位14を予め設定してお
き、この部位14の周囲にリング状の枠部18をスクリ
ーン印刷等により印刷する。このリング状枠部18は極
めて僅かな高さになるようインクの厚みが調節されてい
る。そして該枠部18に上方からディスペンサー等の供
給手段20を介して液状樹脂19が所定量だけ滴下され
る。この樹脂19はリング状枠部18の内部で拡散し、
該枠部18で堰き止められると共に、流動状態にある該
樹脂19に生じる表面張力によってドーム状に盛り上が
る。この状態で樹脂19が硬化することにより、ドーム
状の突起12がシート材10の表面に形成される。突起
12は、そのドーム状部分が凸レンズとして機能するた
め、先に述べた如くシート材10の裏面に発光部材を設
けた場合は、その光を高い輝度で拡散させることにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したシート材への
突起形成方法では、突起が設けられるシート材の表面
に、シルクスクリーン印刷等によって所定高さのリング
状枠部を設けておき、この枠部を介して樹脂を堰き止め
るようになっている。この方法によれば、該樹脂の表面
張力のみで凸レンズ状に成形する場合よりも形状が揃い
やすく美観を損ねることがない利点があるが、その一方
で製造工程が複雑になると共にコストが必然的に上昇し
てしまうと云った欠点がある。
【0005】
【発明の目的】この発明は、前述した従来技術に内在し
ている解決課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、シート材の表面側における所定位
置に凹部を相対的に形成し、この部分に所要量の樹脂を
供給して硬化させることで、ドーム状の突起を容易に形
成し得るシート材への突起形成方法を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため本発明に係るシート材
への突起形成方法は、文字や色彩等が裏面に施されたシ
ート材の表面に、所要高さの突起を形成する方法であっ
て、前記シート材の表面でかつ前記突起の形成予定部位
を回避した部分に印刷を施し、この印刷に或る程度の厚
みを持たせることで、その印刷厚み分により前記突起の
形成予定部位を取り巻く凹部を相対的に形成し、前記凹
部に適量の樹脂を供給することで、該樹脂の拡散を該凹
部で規制してドーム状に盛上らせ、この樹脂を硬化させ
ることで前記形成予定部位に所要高さでドーム状に盛上
った前記突起を形成するようにしたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るシート材への
突起形成方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面
を参照しながら以下説明する。
【0008】このシート材への突起形成方法は、シート
材10の裏面に裏返した状態の文字や図形等を予め印刷
しておいた後、図1に示すように、該シート材10の表
面に突起12(図3)の形成予定部位14を僅かの深さで
凹設状態としておく。そしてこの形成予定部位14に適
量の樹脂19を供給することで該突起12を形成するよ
うにしたものである。なおシート材10には、文字等と
隣接する所定位置を印刷しないことによって形成予定部
位14とは別の透明の窓部16が形成され、この窓部1
6を介してその背面側に配設される発光部材の光を視認
できるようになっている。
【0009】前記シート材10は、その材質が例えば無
色透明に製造された薄肉のポリエステル板であって、該
シート材10の表面には、前記突起12の形成予定部位
14を回避した部分に、前述した文字等の印刷とは別の
メジューム印刷が施される。すなわち該メジューム印刷
は、所謂透明色であるメジュームインクを使用したもの
であって、このメジュームインクに所定の色彩(例えば
赤色あるいは緑色等)を混入し、これを光透過性材料か
らなる被印刷物(本実施例ではシート材10)に印刷する
ことによって透光性を有した着色状態とすることができ
る。
【0010】本実施例においては、このメジュームイン
クに所定量のつや消し材を混入し、前記形成予定部位1
4を除くシート材10の表面にメジューム印刷を施すこ
とにより、該シート材10の表面に所要厚みの層ができ
る。この場合のメジューム印刷では、通常のシルクスク
リーン印刷あるいはオフセット印刷の場合よりもインク
の層が厚くなっているが、これを更に重ね印刷等して或
る程度の厚みを持たせることで、図2(a)に示す如く、
該メジュームインクの印刷厚み分によって、形成予定部
位14を取り巻く凹部14aを相対的に形成する。なお
このように、つや消し材を混入したメジュームインクで
印刷した場合には、シート材10に予め印刷されている
文字や図形等の色調が当初の印刷状態から若干変化する
ため、該シート材10の美観および高級感を醸し出すこ
とができると共に、該文字等が外光等で反射することに
よって視認し難くなるのを防止する効果も同時に期待で
きる。
【0011】前記形成予定部位14である凹部14aに
は、シート材10の表面側に樹脂19が供給される。こ
の樹脂19の供給例としては、図2(b)に示すように、
ディスペンサー20を介して滴下する方法であって、透
光性を有した液状の該樹脂19が凹部14aの全体を満
たす量よりも若干多めに供給される。これにより樹脂1
9が、凹部14aの内部で拡散すると共にその内壁で拡
散が規制されることにより、該樹脂19自体に生じる表
面張力で形成予定部位14の上面にドーム状に盛上が
る。そして樹脂19を常温で約8時間掛けて硬化させる
ことにより、図2(c)に示す如く、ドーム状に盛上がっ
た突起12が形成されることになる。この突起12が形
成されたシート材10を前記操作パネルに添着した際に
は、前述したように、該操作パネルに配設された発光ダ
イオード等の発光部材が位置するようになっている。
【0012】またシート材10への樹脂19の供給に関
しては、前述したように、ディスペンサー20を使用す
ることに限定されるものではなく、例えば該樹脂19を
凹部14aに直接印刷する方法であってもよい。すなわ
ち該ディスペンサー20を使用した方法では、その先端
部分を、各凹部14aの略中心部分における上方にその
都度位置決めした後に樹脂19を滴下しなければならな
いため、その分の作業効率が低下すると云った危惧があ
る。これに対して樹脂19を印刷する方法では、スクリ
ーン印刷版(図示せず)に該凹部14aと対応する印刷孔
を所定数設けておき、これを利用して印刷するだけでよ
いため、樹脂19の供給作業がより効率的となる。この
場合にも、ディスペンサー20を使用するのと同様に、
樹脂19の供給量が凹部14aの全体を満たす量よりも
若干多めになるよう設定される。
【0013】なおこの突起12に使用される前記樹脂1
9としては、各種の材質が好適に採用される。また樹脂
19の色に関しては、光の透過性に優れた材質であれば
前述したような無色に限定されることはなく、例えば赤
色などの発色系や緑色系統であってもよい。更に、形成
予定部位14が円形状である場合を例に挙げて説明した
が、該部位14としてはこれに限定されるものではな
く、例えば四角形やその他の形状であってもよい。
【0014】また前述した突起の製造方法を利用するこ
とにより、図3に示すように、例えば点字を形成するこ
とができる。すなわち点字自体は、従来から周知の如
く、所定のパターンでシート材等の表面にエンボスが形
成されることにより文字および数字等を表わすものであ
って、該エンボスに代えて前記突起12を適用させる。
この場合においても、文字を表記するための前記形成予
定部位14をメジューム印刷によって凹設状態としてお
き、該形成予定部位14に樹脂19を供給する。しかる
後、前述したのと同様に、該樹脂19を常温で硬化させ
ることによりドーム状の突起12が所定の配列で形成さ
れる。なお点字を構成する突起12の場合には必ずしも
透明あるいは透光性を有する必要がないため、例えば黒
色系統の色であってもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るシート
材への突起形成方法は、シート材の所定位置に突起の形
成予定部位を凹設状態で設け、この形成予定部位に樹脂
を供給した後、これを硬化することでドーム状の突起を
設けるものであるため、製造工程が簡略化すると共にコ
ストを低廉にし得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係るシート材への突起
形成方法において、該突起が形成されるシート材を示す
斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係るシート材への突起形成方
法を経時的に示す要部縦断面図である。
【図3】本発明の実施例に係るシート材への突起形成方
法によって成形される突起の応用例を示す要部斜視図で
ある。
【図4】従来技術に係るシート材への突起形成方法にお
いて、突起の形成予定部位を示す斜視図である。
【図5】従来技術に係るシート材への突起形成方法にお
いて、突起の形成予定部位に樹脂を供給する状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10 シート材 12 突起 14 形成予定部位 14a 凹部 19 樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 105:32 B29L 11:00 31:34 Fターム(参考) 2C061 AS02 CK05 2H113 AA01 BA29 BB08 BC00 CA13 CA17 4F213 AD08 AG28 AH42 AH75 WA02 WA32 WA39 WA56 WA58 WA87 WA90 WB01 WF27 WF29 5C096 AA27 BA01 BB09 CA02 CA12 CB07 CC06 CD02 CD32 EA01 EB16 FA12 FA17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字や色彩等が裏面に施されたシート材
    (10)の表面に、所要高さの突起(12)を形成する方法であ
    って、前記シート材(10)の表面でかつ前記突起(12)の形
    成予定部位(14)を回避した部分に印刷を施し、この印刷
    に或る程度の厚みを持たせることで、その印刷厚み分に
    より前記突起(12)の形成予定部位(14)を取り巻く凹部(1
    4a)を相対的に形成し、前記凹部(14a)に適量の樹脂(19)
    を供給することで、該樹脂(19)の拡散を該凹部(14a)で
    規制してドーム状に盛上らせ、この樹脂(19)を硬化させ
    ることで前記形成予定部位(14)に所要高さでドーム状に
    盛上った前記突起(12)を形成するようにしたことを特徴
    とするシート材への突起形成方法。
  2. 【請求項2】 前記突起(12)を、所定のパターンで複数
    形成するようにした請求項1記載のシート材への突起形
    成方法。
  3. 【請求項3】 前記シート材(10)は光透過性材料からな
    る請求項1または2記載のシート材への突起形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI413585B (zh) * 2010-10-13 2013-11-01 Univ Nat Kaohsiung Applied Sci Method of manufacturing microelements using inkjet technology
JP2016193564A (ja) * 2015-04-01 2016-11-17 株式会社ミマキエンジニアリング 三次元造形物の製造方法

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