JP2000250153A - 蓄積性蛍光体シート用カセッテ - Google Patents

蓄積性蛍光体シート用カセッテ

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JP2000250153A
JP2000250153A JP11057188A JP5718899A JP2000250153A JP 2000250153 A JP2000250153 A JP 2000250153A JP 11057188 A JP11057188 A JP 11057188A JP 5718899 A JP5718899 A JP 5718899A JP 2000250153 A JP2000250153 A JP 2000250153A
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cassettes
phosphor sheet
sheet
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Ryoji Sasada
良治 笹田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の一枚の蓄積性蛍光体シートを読み取る
ための放射線画像読取装置と従来サイズのカセッテを用
いて、全脊柱あるいは全下肢のような長い被写体の撮影
と読取りを行うことを可能にする。 【解決手段】 放射線画像を蓄積記録する蓄積性蛍光体
シートを収容する蓄積性蛍光体シート用カセッテ10
は、内部に収容されている蓄積性蛍光体シートが隣接し
て並べられるようにカセッテ10を連結することを可能
にする連結用位置決め手段5と、保持部材9を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蓄積性蛍光体シート
を収容するカセッテに関し、詳しくは蓄積性蛍光体シー
トを1枚ずつ収容したカセッテの連結機構に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】蓄積性蛍光体を利用して、人体等の放射
線画像情報を一旦蓄積性蛍光体からなる層を有するシー
ト(以下、「蓄積性蛍光体シート」という)に記録し、
この蓄積性蛍光体シートをレーザ光等の励起光で走査し
て輝尽発光光を生じさせ、得られた輝尽発光光を光電的
に読み出して画像信号を得、この画像信号に基づき写真
感光材料等の記録材料、CRT等に可視像として出力さ
せる放射線画像記録再生システムが本出願人により既に
多数提案されている。
【0003】この放射線画像記録再生システムにおいて
使用される蓄積性蛍光体シートは、カセッテに収容され
て取り扱われ、放射線画像が蓄積記録された蓄積性蛍光
体シートは、カセッテに収容されたままカセッテフィー
ダであるシート供給装置に装着され、ここから蓄積性蛍
光体シートが一枚ずつ放射線画像読取装置へ供給され
る。放射線画像の撮影は蓄積性蛍光体シートをカセッテ
に収容したまま行われるが、蓄積記録された放射線画像
の読み取りは、カセッテから取り出したシートを励起光
で走査することによって行われる。
【0004】このようなシステムにおいて、脊柱側湾症
や下肢の異常の診断を行うために、撮影対象となる被写
体の全脊柱あるいは全下肢の長さに対応した記録領域を
有する長尺の蓄積性蛍光体シートを使用して、全脊柱等
の放射線画像の撮影を行い、全脊柱等の放射線画像を再
生記録して診断に供することも行われている(特開平3
−287248号)。
【0005】しかしながら、長尺の蓄積性蛍光体シート
はその取扱いが容易ではなく、このような長尺のシート
から画像データを得るためには専用の読取装置が必要と
なる。このため、複数の蓄積性蛍光体シートを用いて同
一被写体の放射線画像を分割して撮影を行うことにより
複数の分割画像を得、この分割画像を表す分割画像デー
タを後で合成して合成画像を表す合成画像データを得る
ようにした放射線画像情報記録読取装置が提案されてい
る(特開平3−287249号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、分割して撮影
する場合には、複数回撮影するので手間がかかり、また
撮影装置の移動作業の間に被写体が多少動いたりして正
確な画像診断が行えなくなる場合が考えられるため、撮
影は一度で行いたいという要望があるが、上述したよう
に長尺シートは取扱いが容易でないことに加え、専用の
読取装置が必要となるという難点がある。
【0007】一方、胸部、腹部、四肢などを撮影するサ
イズの蓄積性蛍光体シート(以下「従来サイズのシー
ト」という)を複数枚、フィルム/スクリーン用長尺カ
セッテに並べて収容し一度に撮影することも考えられ
る。しかし上述したように、蓄積性蛍光体シート用カセ
ッテはシート供給装置に装着され、ここから従来サイズ
のシートを一枚ずつ放射線画像読取装置へ供給する必要
があるため、フィルム/スクリーン用長尺カセッテに従
来サイズのシートを複数枚収容して撮影した場合には、
撮影後に従来サイズのシートを一枚ずつ収容する蓄積性
蛍光体シート用カセッテ(特開昭58−83840、特
開平5−281636)に暗室で入れ替えて読み取りを
行うことが必要になる。しかし、短時間に多量の撮影を
行うことが要求される病院等の医療機関においては、こ
のような入替え作業は非常に面倒な作業であり、取違え
が起きる可能性もあるため、放射線撮影室から放射線画
像処理センターに持ち込まれた蛍光体シートが一連のも
のであるか否かを何らかの方法で確認するような手段が
さらに必要とされる。
【0008】従って、従来サイズのシートを一枚ずつ収
容する蓄積性蛍光体シート用カセッテに蓄積性蛍光体シ
ートを収容して、全脊柱あるいは全下肢等を一度に撮影
することができれば、上記のような入替え作業を行う必
要はなくなる。
【0009】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、長尺の被写体を一度に撮影することができ、蓄積性
蛍光体シートの入れ替えを行うことなく、従来の放射線
画像読取装置で読み取りを行うことができる蓄積性蛍光
体シート用カセッテを提供することを目的とするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の蓄積性蛍光体シ
ートカセッテは、放射線画像を蓄積記録する蓄積性蛍光
体シートを収容する蓄積性蛍光体シート用カセッテにお
いて、該カセッテが、カセッテ同士を各カセッテに収容
された前記蓄積性蛍光体シートが隣接して並べられるよ
うに連結することを可能にする連結用位置決め手段を備
えていることを特徴とするものである。
【0011】「カセッテ同士」とは、複数のカセッテ同
士のことを意味し、「カセッテ同士を各カセッテに収容
された前記蓄積性蛍光体シートが隣接して並べられるよ
うに連結することを可能にする」とは、たとえばカセッ
テを2個あるいは3個連結させて消化器系の臓器全体や
全脊柱あるいは全下肢を一度に撮影できるように、各カ
セッテ内の蓄積性蛍光体シートが隣接して並べられるよ
うな状態にカセッテを連結させることを意味する。被写
体を一連に撮影して画像診断を支障なく行うためには、
カセッテの中に収容されている蓄積性蛍光体シートが端
部において当接または重複するようにカセッテ同士を連
結する必要があるので、カセッテを単に上下に隣接して
並べて、隣接するカセッテ内の蓄積性蛍光体シート間に
隙間ができ、被写体が分断されて撮影されるような場合
は含まれない。
【0012】「連結用位置決め手段」とは、上述のよう
に収容されたシートが隣接するようにカセッテ同士を互
いに所定の位置において連結するための位置決め手段を
意味するもので、必ずしも互いに固定するものには限定
されない。すなわち何らかの方法で直接カセッテ同士を
連結固定できるようにカセッテ自体に設けられるものに
限られず、間接的にカセッテ同士を連結可能とする手段
のように連結を可能にするために設けられた位置決め手
段も含む意味である。すなわち、蓄積性蛍光体シートが
隣接して並べられるようにカセッテ同士を連結具、たと
えばカセッテの表面に形成されたフック状のものにひっ
かけるようにしてカセッテ同士を連結固定するような直
接的な連結手段に限られず、連結作業を行うための位置
決めのような、例えば凸状に設けられた線などのよう
に、それだけではカセッテを連結することはできない
が、それを手がかりとして他の連結部材で連結できるよ
うにする位置決め手段も含まれる。ゴムバンドやひも状
の留め具でカセッテ同士を強く締め付けて固定する場合
や、コの字型留め具でカセッテ同士を固定する場合のよ
うに、カセッテ同士をカセッテとは全く別体の留め具の
みで連結しようとしても、蓄積性蛍光体シート間に隙間
が生じないようにカセッテを連結することは相当困難を
伴い、またシート間に隙間が生じないように連結されて
いるか否かは読取装置で画像を読み取ってみなければ確
認できない。また、経験に基づいて連結が可能になって
も、連結毎にシート端部が当接または重複するように連
結位置を調整しなければならない。このような作業は撮
影に従事する者等の医療従事者にまかせられるが、連結
が悪ければ撮影中にカセッテがずれたり動いたりして、
撮影に支障をきたす場合も考えられ医療従事者の負担は
過大である。従ってこのような連結作業を行う手がかり
としての位置決め手段もここにいう「連結用位置決め手
段」に含まれる。なお、カセッテは撮影後には従来の放
射線画像読取装置で読み取りを行うため、撮影時は完全
に固定されなければならないが、撮影後にはカセッテ同
士が容易に離れるように、着脱自在である必要がある。
従って、カセッテ同士を接着剤で固定するなどして、着
脱不能になるような手段はここにいう連結手段には含ま
れない。
【0013】「連結用位置決め手段」は、カセッテの表
面の一端に設けられた係合部と裏面の他端に設けられた
非係合部とからなることが好ましい。「係合部」と「非
係合部」とは、上記した凸状に設けられた線のような単
なる印的なものではなく、カセッテ同士を完全に連結固
定するものではないが、位置決めをより的確に行うこと
を可能とし、他の保持部材で固定する場合のカセッテ同
士のずれを防止するようなもの、たとえば凸部と凹部の
ようなものを意味する。また「連結用位置決め手段」は
たとえばカセッテの端部の両端のように、撮影後の画像
診断に影響を及ぼすおそれのない位置に設けることが好
ましい。
【0014】上記のようなカセッテの表面の一端に設け
られた係合部と裏面の他端に設けられた非係合部とで
は、カセッテ同士がその連結用位置決め手段のみによっ
ては連結固定されないため、カセッテとは別体の連結具
で固定する作業は医療従事者が行うこととなるが、連結
状態を確認したり連結したカセッテがはずれたりしない
ように注意を払わなければならない。しかし一度に多量
のカセッテを取り扱わなければならない場合には、位置
決めすると同時に連結もできれば便利であり、そのよう
な連結作業の負担はより軽減される。従って、「連結用
位置決め手段」は、カセッテ同士を互いに連結する機能
を持っていることをが好ましい。「カセッテ同士を互い
に連結する機能」とは、はめ込み部と穴部や、コの字状
のレールを互いにはめ込んでロックするもののように、
連結位置決め手段が位置決め機能と連結機能を併せ持
ち、着脱可能に形成されているものを意味する。
【0015】また、位置決めされたカセッテをカセッテ
と別体の留め具によって固定しても固定されることにか
わりはないが、多量の撮影を行わなければならない病院
などの医療機関では、別体となった留め具を別個に管理
するよりもカセッテと一体化されている保持部材である
方が煩わしさを軽減できるため好ましい。従って「連結
用位置決め手段」は、カセッテ同士を互いに連結状態に
保持する保持部材をさらに備えたものであることが好ま
しい。「連結状態に保持する保持部材」とはカセッテと
一体になったたとえばコの字型の金具などを意味する。
【0016】なお、連結用位置決め手段は、撮影の時に
のみ必要なものであり、放射線画像を読み取る時にはカ
セッテは1個ずつ取り外すことになり、不要となるもの
なので、読取装置内での取扱いに支障をきたさないよう
に凹部のみで形成することが好ましい。
【0017】
【発明の効果】本発明の放射線画像を蓄積記録する蓄積
性蛍光体シートを収容する蓄積性蛍光体シート用カセッ
テは、カセッテ自体には1枚のシートのみ収容可能で、
カセッテ同士を各カセッテに収容された前記蓄積性蛍光
体シートが隣接して並べられるように連結することを可
能にする連結用位置決め手段を備えているので、撮影時
にカセッテを連結して全脊柱等のような長尺の被写体を
一度に撮影することができ、また、蓄積性蛍光体シート
の入れ替えを行うことなく、従来の放射線画像読取装置
で読み取りを行うことができる。
【0018】なお、連結位置決め手段がカセッテ同士を
互いに連結する機能を備えたものである場合、あるいは
カセッテ同士を連結状態に保持する保持機能を備えたも
のである場合には、医療従事者に負担をかけないでカセ
ッテの連結を可能とすることができる。また連結位置決
め手段により2枚のシートの端部を重複させることによ
り、放射線画像データを連結する際に重複部の画像情報
を位置合わせに利用できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明の第一の実施
の形態を示すカセッテの斜視図を、図2はその側面図、
図3は本発明の第二の実施の形態を示すカセッテの斜視
図を、図4はその側面図、図5は第三の実施の形態を示
すカセッテを位置決めした状態を示す側面図、図6は第
四の実施の形態のを示すカセッテを位置決めした状態を
示す側面図、図7は第一の実施の形態を示すカセッテを
連結した状態を示す斜視図である。
【0020】カセッテ10は、平たい箱状の表板1と、
表板1の一端に蓄積性蛍光体シートを取出し可能とする
シート取出口2を備えている。シート取出口2は、図示
されていないロック手段で、通常の状態では開かないよ
うにロックされている。カセッテ10の表板1の表面の
一端部には位置決めのための凸部5が2ヶ所設けられて
おり、表板1の凸部5が設けられている端部とは反対側
の端部には同じく位置決めのための凹部6が2ヶ所設け
られている。この場合、凹部と凸部の位置が逆に設けら
れていてもよい。凸部5と凹部6は、カセッテ10の中
に収容されている蓄積性蛍光体シートが当接または重複
する位置にカセッテ10が連結できるように設けられて
いる。また図3に示すように、凸部と凹部のかわりに同
じく位置決めのためのコの字状のレール7、8を設けて
もよい。レール7、8は互いにコの字が逆向きになるよ
うに設けられており、一方のレールの幅は多方のレール
をそのまま内部に収容できる幅に形成されている。この
場合片方をレールにして、他方をこのレールのコの字状
の内部に収容される凸部としてもよい。さらに、図5や
図6に示すようにカセッテ10の片面又は両面にカセッ
テ10自体が重なり合うような凹部を設けてもよい。
【0021】カセッテ10は上記のような、位置決めに
よって位置決めされたのち、図7に示すようなカセッテ
10に一体化されたコの字型留め具(保持部材)9によ
って固定される。固定はカセッテ10に一体化された留
め具9に限られるものではなく、カセッテ10とは別体
の留め具で固定してもよい。なお連結用位置決め手段
が、たとえばコの字状の一方のレールの外側にストッパ
ーを有しており、他方のレールを収容した後にこのスト
ッパーでカセッテ10が連結固定される場合や、レール
同士が互いに挟み込まれて互いのレールに設けられたロ
ック手段によってロックされて連結固定される場合のよ
うに、連結用位置決め手段が位置決め機能と連結機能の
両方を持つような場合には保持部材はなくてもよい。
【0022】次に連結されたカセッテ10の動作につい
て説明する。図8に示すように放射線源11から発せら
れ被写体12を透過した放射線13を連結された2枚の
カセッテ10に収容された蓄積性蛍光体シートに照射す
ることにより、被写体12の全脊柱の放射線画像を2枚
のシートに蓄積記録することができる。
【0023】上述のようにして放射線画像を蓄積記録さ
れたシートは、図9に示すような放射線画像読取装置4
0に装填される。その際カセッテ10は、放射線画像情
報読取装置40のカセッテ挿入口40aにシート取出口
2側から挿し込まれ、その姿勢のまま所定の装填位置ま
で押し込まれる。なお放射線画像情報読取装置40の内
部には、押し込まれるカセッテ10の左右側端部を案内
するガイド部材(図示せず)が設けられている。
【0024】カセッテ10の放射線画像読取装置40の
所定位置に装填されると、自動的に開蓋がなされ、シー
ト取出口2が開かれると図9に示されるように駆動ロー
ラ44を備えるシート搬出入機構45が矢印G方向に移
動し、カセッテ10に入り込んでシートに駆動ローラ4
4を圧接させる。次いで駆動ローラ44が図示しない駆
動手段により図9中反時計方向に回転される。これによ
ってシートがカセッテ10から外部に搬出される。
【0025】この搬出されたシートは、ガイド板46〜
48やニップローラ49〜57等からなるシート搬送系
により、消去部60を経て読取部62に送られる。この
読取部62において、シートはニップローラ55〜57
により励起光副走査のために図中矢印H方向に定速で搬
送される。そして主走査用光学系63から出射した励起
光としてのレーザビーム64が、シート上を、上記矢印
H方向とほぼ直角な方向に走査(主走査)する。
【0026】このレーザビーム64の照射を受けたシー
トからは、そこに蓄積記録されている放射線画像情報に
対応した光量の輝尽発光光が発せられ、この輝尽発光光
は光ガイド65を介して光電子増倍管等の光検出器66
によって検出される。したがってこの光検出器66から
は、シートに蓄積記録されている放射線画像情報を示す
出力信号Sが得られる。
【0027】放射線画像情報の読取りが終了したシート
は、上記ニップローラ49〜57がそれまでとは逆方向
に回転されることにより、読取部62から消去部60に
送られる。この消去部60をシートが通過する際複数の
消去光源61が点灯され、それらから発せられた消去光
がシートに照射される。放射線画像情報読取り後もシー
トに残存していた放射線エネルギーは、この消去光照射
によりシートから放出され、新たに放射線画像撮影に使
用され得る状態となる。
【0028】以上のようにして得られた2枚それぞれの
放射線画像データは、連結されて1枚の画像データとし
て形成される。このような連結処理は、読取装置に連結
処理手段を設けて読取後ただちに行ってもよいし、2枚
の放射線画像データを読取装置から他の装置(画像処理
装置、QAワークステーションなど)に転送した後、他
の装置において行ってもよい。このように連結された画
像データは、画像処理装置に転送して種々の画像処理を
施したり、CRT表示装置や光走査記録装置に転送して
画像再生に供したり、ファイリング装置に転送して保持
するなどされる。
【0029】上述したように、本発明の蓄積性蛍光体シ
ート用カセッテ10は、カセッテ同士を各カセッテに収
容された蓄積性蛍光体シートが隣接して並べられるよう
に連結することを可能にする連結用位置決め手段を備え
ているので、全脊柱等のような長尺の被写体を一度に撮
影することができ、また、蓄積性蛍光体シートの入れ替
えを行うことなく、従来の放射線画像読取装置で読み取
りを行うことが可能となる。
【0030】なお、上述した実施の形態では、カセッテ
の片面の端部付近の一部のみが蓋として開くタイプのカ
セッテを例にとって説明したが、カセッテの一端に蝶番
が設けてあり、カセッテの片面全体が蓋として開くタイ
プのカセッテにおいても同様に実施が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示すカセッテの斜
視図
【図2】図1に示すカセッテの側面図
【図3】本発明の第二の実施の形態を示すカセッテの斜
視図
【図4】図3に示すカセッテの側面図
【図5】第三の実施の形態を示すカセッテを位置決めし
た状態を示す側面図
【図6】第四の実施の形態を示すカセッテを位置決めし
た状態を示す側面図
【図7】第一の実施の形態を示すカセッテを連結した状
態を示す斜視図
【図8】撮影手段の構成を示す図
【図9】放射線画像読取時の使用状態を示す概略図
【図10】放射線画像読取機カセッテ挿入部の拡大図
【符号の説明】
5 連結用位置決め手段 9 保持部材 10 カセッテ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線画像を蓄積記録する蓄積性蛍光体
    シートを収容する蓄積性蛍光体シート用カセッテにおい
    て、 該カセッテが、カセッテ同士を各カセッテに収容された
    前記蓄積性蛍光体シートが隣接して並べられるように連
    結することを可能にする連結用位置決め手段を備えてい
    ることを特徴とする蓄積性蛍光体シート用カセッテ。
  2. 【請求項2】 前記連結用位置決め手段が、前記カセッ
    テの表面の一端に設けられた係合部と裏面の他端に設け
    られた非係合部とからなることを特徴とする請求項1記
    載の蓄積性蛍光体シート用カセッテ。
  3. 【請求項3】 前記連結用位置決め手段が、カセッテ同
    士を互いに連結する機能を持っていることを特徴とする
    請求項1または2記載の蓄積性蛍光体シート用カセッ
    テ。
  4. 【請求項4】 前記連結用位置決め手段が、カセッテ同
    士を互いに連結状態に保持する保持部材をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の蓄積性蛍光体
    シート用カセッテ。
JP11057188A 1999-03-04 1999-03-04 蓄積性蛍光体シート用カセッテ Withdrawn JP2000250153A (ja)

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