JP2000249982A - 光アイソレータ - Google Patents
光アイソレータInfo
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Abstract
径の小さい光アイソレータを得る。 【解決手段】 光透過方向に穴のあいた第1のマグネッ
ト2、第1の偏光子5、ファラデー回転子6、第2の偏
光子7、及び光透過方向に穴のあいた第2のマグネット
4を順に重ねて形成された光アイソレータであって、前
記第1の偏光子5、ファラデー回転子6、第2の偏光子
7は、リング3の中におさめられており、一方、第1の
マグネット2、及び第2のマグネット4は、外径を前記
リング3と同一とする光アイソレータ。
Description
主に光通信関連で戻り光防止に用いる、光アイソレータ
に関する。
ト21の開口内部に第1の偏光子22,第2の偏光子2
4、及びファラデー回転子23からなる光学素子25を
挿入してきたため、光学素子25の光学面より大きなマ
グネット開口面内径を必要とし、その内部にあるファラ
デー回転子が飽和するに十分な磁界を得るために、マグ
ネット外径を大きくすることを必要とした。さらに、マ
グネット21をむき出しの状態で使用することは、信頼
性上から好ましくないため、その外周に主に金属製のホ
ルダ19を使用する必要があった。
子23は、一般に、正方形の光学面を持つように加工す
ることが最も簡便であり、価格的に有利となるが、実際
に光を透過させるための領域は、円形である。ファラデ
ー回転子23の光学面積は、光アイソレータのアパーチ
ャ20の径に直結するため、十分な大きさが要求され、
必要とするアパーチャ20の径が決定すれば、マグネッ
ト21の内径、外径、光アイソレータ全体の外径が、ほ
ぼ決定される。
て重要な項目は、ファラデー回転子に対する印加磁界と
アパーチャの径であるが、開口のあるマグネットの開口
内部に角形の光学面を持つ磁性ガーネットが配設される
構造では、マグネットの内径は、磁性ガーネットの1辺
の1.4倍以上のマグネット内径が必要になる。そのた
め、アパーチャの径の大きさと磁界強度の両方を両立さ
せるためには、大きな外径のマグネットが必要であり、
それにともない光アイソレータ全体も、外径が大きくな
らざるを得なかった。
と磁界強度を持った、外径の小さい光アイソレータを提
供することにある。
ための手段として、アパーチャの径またはアパーチャの
径より若干大きな内径を持つ第1のマグネット、第2の
マグネットを用意し、光進行方向に対して前記2個のマ
グネットでファラデー回転子を含む光学素子を挟み込む
構成にすることが有効である。
いて最小となるので、必要とされるアパーチャの径も最
小になり、光学素子を小さくすることが可能であり、光
ファイバの近傍にアパーチャの径またはアパーチャの径
より若干大きな内径を持つ第1のマグネット、第2のマ
グネットを用意し、光進行方向に対して前記2個のマグ
ネットで光学素子を挟み込む構成にホルダを加えた構成
の光アイソレータを配設すれば、実用的かつサイズの小
さい光アイソレータとなる。
を、2つ直列に小さい間隔で配設すると、円筒の中心軸
上の磁界強度分布は、2つのピークをもった山となる。
2つのピークの間のディップは、2つの円筒型マグネッ
トの中間に位置するが、そこでの磁界強度がファラデー
回転子の飽和磁界強度より十分大きくなるようにすれ
ば、2つの円筒型マグネットの中間位置にファラデー回
転子を配設してもよいことになる。
第1のマグネット、第1の偏光子、ファラデー回転子、
第2の偏光子、及び光透過方向に穴のあいた第2のマグ
ネットを順に重ねて形成された光アイソレータであっ
て、前記第1の偏光子、ファラデー回転子、第2の偏光
子は、リングの中におさめられており、一方、第1及び
第2のマグネットの外径は、前記リングの外径と同一と
する光アイソレータである。
いて、第1及び第2のマグネットは、円筒形状であり、
第1、第2のマグネットを除く残りの部材を挿入するた
めのリングは、その外径を第1及び第2のマグネットの
外径とほぼ同一とし、またその内径を、残りの部材であ
る偏光子及びファラデー回転子の光学面の最大寸法より
大きな寸法とし、かつ、その厚みを、残りの部材を重ね
た厚みと同一とし、前記リングの両側面に第1のマグネ
ット、及び第2のマグネットが配置されて、かつ、ホル
ダ内に装着したことを特徴とする光アイソレータであ
る。
いて、前記ホルダには、はめあい部が形成されていて、
前記はめあい部にフェルール付き光ファイバが具備され
ていることを特徴とする光アイソレータである。
ソレータについて、以下、実施例を用いて説明する。
による光アイソレータを示す図である。図1(a)は側
面図であり、図1(b)は、A−A’断面図である。
テンレスとしており、外径は2mm、アパーチャ8の径
は0.7mm、第1のマグネット2、第2のマグネット
4の厚さは、両者とも0.65mm、内径0.7mm、外
径1.5mm、ファラデー回転子6は、ビスマス置換ガ
ドリニウム鉄ガーネットであり、厚さ0.5mm、縦0.
7mm、横0.7mmである。第1の偏光子5、第2の
偏光子7は、両者とも銀含有ガラス(コーニング社製ポ
ーラコア)で、厚さ0.2mm、縦0.7mm、横0.7
mmである。リング3は、その材質をステンレスとして
おり、厚さ0.95mm、内径1.1mm、外径1.5m
mである。
2の偏光子7は、各10mm×10mmの大きさの状態
で光軸調整された後、エポキシ接着剤で固定して、厚さ
0.9mm、縦0.7mm、横0.7mmの光学素子9に
切断されたものである。
し、第2のマグネット4を挿入する。次に、この第2の
マグネット4に接着剤を適量塗布し、リング3を挿入す
る。次に、光学素子9をリング3内に挿入し、熱硬化す
る。なお、リング3を使用しない場合を考えると、光学
素子9をホルダ1内で位置決めする事は、非常に困難に
なり、または光学素子9の外径寸法を大きくしなければ
ならないという問題点が生ずる。
数が多くなっても、前記のリング3を使用するのが好ま
しい。
の間にある隙間に接着剤10を充填する。これにより、
固定強度が向上する。リング3を先に接着固定をするの
は、アパーチャ8内に接着剤が浸透することを防止する
ためである。なお、充填に用いる接着剤は、硬化後ある
程度柔らかいものが望ましい。具体的には、shure
D硬度が30〜40程度のものが良い。
マグネット2を載せ、硬化する。このあと着磁を施し、
光アイソレータが完成する。
イオードの出射面近傍に配設される。
に残留磁束密度Brが10KGの磁石を用いたとき、フ
ァラデー回転子6の光学面中心付近には、900Oe以
上の磁界が印加される。一般に、ファラデー回転子の飽
和磁化の2倍の磁界があれば、ファラデー回転子は確実
に飽和するので、本実施例の形態においては、磁界強度
は十分といえる。
偏光子5、第2の偏光子7の固定時における偏光子の軸
ずれと、ファラデー回転子6の45°からの偏光面回転
角のずれによって決まるが、固定時における偏光子の軸
ずれは、おおよそ0.5°、ファラデー回転子の45°
からの偏光面回転角のずれは、おおよそ1°以内に抑え
られ、アイソレーション最大になるよう調整すれば、ア
イソレーション40dB以上、挿入損失0.2dB以下
となる。本実施例においても上記の特性となった。
の実施の形態の光アイソレータの側面図である。
2、第2のマグネット4、及びリング3は、実施例1記
載の光アイソレータに使用されたものと同一である。本
実施例は、実施例1記載の光アイソレータのホルダ1部
分に、はめあい部11を加え、はめあい部へフェルール
付き光ファイバ13を加えた実施形態である。
に光アイソレータを配設する場合、光アイソレータのア
パーチャの径を小さくすることが可能であり、このこと
は光学素子及びアイソレータ全体の小型化、ひいてはコ
スト削減につながる。そのビームが最も絞られる位置
は、フェルール直前であり、この位置にアイソレータを
配設することが有効である。
あり、この傾きは反射減衰量を確保するために有効な手
段である。また、フェルール端面12もキャピラリーを
基準にして6.5°傾きが付けられており、同様の目
的、効果である。結果として、本実施形態では、反射減
衰量55dB以上を実現する。
をその広がりも含めて光アイソレータと共に図示したも
のを図3に示す。フェルール光出射位置16からの出射
ビーム17は、約3.5°の傾きをもって出射する。こ
れに回折によるビーム拡がりを考慮して、アパーチャ径
を決める必要があるが、波長1.55μmのシングル・モ
ードタイプの光ファイバの場合、広がり角度は、約2.
8°であるので、キャピラリー14を基準にして6.3
°と0.7°の広がりがあると考える。
6と、マグネット端面18の間隔は約2.9mmであ
る。なお、フェルール研磨方向と光学素子9の傾き方向
は、同じである必要がある。その場合、第1のマグネッ
ト2の端面18でのビーム径は、約0.29mmであ
り、アパーチャ8の径に比べて十分小さく、また、第1
のマグネット2の開口部15から最悪でも0.14mm
離れているため、ビームがアパーチャにかかることは無
いと言える。光学特性は実施例1と同等のレベルが実現
できる。
パーチャ径と磁界強度を持った、外径の小さい光アイソ
レータを作製することができる。
ソレータを示す図。図1(a)は側面図、図1(b)
は、A−A’からの断面図。
ソレータの側面図。
光ファイバからの出射ビームの状態を示す図。
Claims (3)
- 【請求項1】 光透過方向に穴のあいた第1のマグネッ
ト、第1の偏光子、ファラデー回転子、第2の偏光子、
及び光透過方向に穴のあいた第2のマグネットを順に重
ねて形成された光アイソレータであって、前記第1の偏
光子、ファラデー回転子、第2の偏光子は、リングの中
におさめられており、一方、第1及び第2のマグネット
の外径は、前記リングの外径と同一とすることを特徴と
する光アイソレータ。 - 【請求項2】 請求項1記載の光アイソレータにおい
て、第1及び第2のマグネットは、円筒形状であり、第
1、第2のマグネットを除く残りの部材を挿入するため
のリングは、その外径を第1及び第2のマグネットの外
径とほぼ同一とし、またその内径を、残りの部材である
偏光子及びファラデー回転子の光学面の最大寸法より大
きな寸法とし、かつ、その厚みを、残りの部材を重ねた
厚みと同一とし、前記リングの両側面に第1のマグネッ
ト、及び第2のマグネットが配置されて、かつ、ホルダ
内に装着したことを特徴とする光アイソレータ。 - 【請求項3】 請求項1または2のいずれかに記載の光
アイソレータにおいて、前記ホルダには、はめあい部が
形成されていて、前記はめあい部にフェルール付き光フ
ァイバが具備されていることを特徴とする光アイソレー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11048823A JP2000249982A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 光アイソレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11048823A JP2000249982A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 光アイソレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000249982A true JP2000249982A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12813956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11048823A Pending JP2000249982A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 光アイソレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000249982A (ja) |
-
1999
- 1999-02-25 JP JP11048823A patent/JP2000249982A/ja active Pending
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