JP2000249227A - 駆動装置及びこの駆動装置を備える画像形成装置 - Google Patents

駆動装置及びこの駆動装置を備える画像形成装置

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JP2000249227A
JP2000249227A JP11050619A JP5061999A JP2000249227A JP 2000249227 A JP2000249227 A JP 2000249227A JP 11050619 A JP11050619 A JP 11050619A JP 5061999 A JP5061999 A JP 5061999A JP 2000249227 A JP2000249227 A JP 2000249227A
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JP
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drive
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driving
rotational
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JP11050619A
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Yuichi Takagi
裕一 高城
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、カムのホームポジション位置を検
知するのに要する時間を短縮し、ホームポジション検知
時における部品のダメージを防止すると共に、駆動源の
異常等を低コストで検知することができる小型でメンテ
ナンス時等の作業性の良い駆動装置及びこの駆動装置を
備える画像形成装置の提供を目的とする。 【解決手段】 回転自在な駆動軸4と、駆動軸4に係止
され、回転駆動する駆動部と噛合する駆動入力ギア1
と、駆動軸4に係止され回転により周方向位置が移動す
るカム5とを有し、対象物の位置を切り換えるようカム
5の周方向位置の選択をし、カム5が追従して対象物の
一つの位置を決定する駆動装置において、位置検知手段
2は、フレーム3に設けられていることにより達成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動装置及びこの
駆動装置を備える画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる画像形成装置にあっては、
例えば、画像形成装置に備えられた潜像担持体たる感光
ドラムに対して現像装置である対称物たる現像器を加圧
位置又は離間位置に切り換えるための駆動装置を備えて
いる画像形成装置が知られており、実用に供されてい
る。 かかる駆動装置は、図22に示すように、例え
ば、回動部材たるカム152が係止された駆動軸153
を、駆動源たるステッピングモータ151によって駆動
して、例えば、感光ドラムに対して現像器を離間又は加
圧させるよう現像器の位置を離間位置又は加圧位置に切
り換えるようになっている。
【0003】又、かかる駆動装置は、位置検知手段15
4を備えており、位置検知手段154がステッピングモ
ータ151の出力軸の回転位置を検知することによっ
て、カム152の回転位置を検知するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
駆動装置にあっては、駆動源であるステッピングモータ
と、カムが係止された軸と、上記ステッピングモータの
軸を保持するためのフレームとが一体的に取り付けられ
た構成となっているため、駆動装置全体が大型化すると
ともに、メンテナンス時等の作業性が低下する虞があっ
た。
【0005】又、かかる駆動装置にあっては、基準位置
であるホームポジション位置を検知させる際に、カムの
位置によってはホームポジション位置を検知するまでに
時間がかかってしまったり、位置検知手段がホームポジ
ション位置に到達するまでに、一旦、カムが加圧位置を
通過してしまう場合がある。
【0006】これにより、例えば、感光ドラムに対して
現像器を加圧又は離間させるための駆動装置を例にとる
と、現像器が一旦感光ドラムに加圧されることによっ
て、ドラムメモリーが発生し、高価な感光ドラムを交換
しなければならないという不具合を生じる虞がある。
【0007】更に、かかる駆動装置にあっては、駆動装
置のための駆動源が異常等となった場合を検知するため
に、装置の動作が正確に行なわれているか否かを検知す
るためのセンサーを位置検知手段の他に備える必要があ
り、コスト高となる。
【0008】そこで、本発明は、カムのホームポジショ
ン位置を検知するのに要する時間を短縮し、ホームポジ
ション検知時における部品のダメージを防止すると共
に、駆動源の異常等を低コストで検知することができる
小型でメンテナンス時等の作業性の良い駆動装置及びこ
の駆動装置を備える画像形成装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本出願によれば、上記目
的は、駆動部からの間欠的な回転駆動力を該駆動部との
噛合により被駆動部に伝達することによって、該被駆動
部の回転の周方向位置を移動させ、可動な対象物の複数
の位置を切り換え可能に一つを選択して設定する駆動装
置であって、被駆動部を保持するための保持部材と、被
駆動部の任意部位の回転位置を検知するための位置検知
手段とを有し、駆動部は、位置検知手段の検知結果に基
づいて間欠的に回転駆動する駆動源と、該駆動源の回転
駆動力により回転駆動される駆動出力歯車とを有し、被
駆動部は、回転自在な駆動軸と、該駆動軸に係止され駆
動出力歯車と噛合する駆動入力歯車と、該駆動軸に係止
され回転により周方向位置が移動する回動部材とを有
し、対象物の位置を切り換えるよう該回動部材の周方向
位置の選択をし、該回動部材が追従して対象物の一つの
位置を決定する駆動装置において、位置検知手段は、保
持部材に設けられているという第一の発明によって達成
される。
【0010】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明において、位置検知手段は、駆動入力歯車と一体に
形成された検知部材の位置を検知することにより、被駆
動部の回転位置を検知するようになっているという第二
の発明によっても達成される。
【0011】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明又は第二の発明において、駆動出力歯車は、保持
部材に形成された穴に駆動出力歯車の支持軸が嵌合され
て、駆動部と被駆動部との位置を決めているという第三
の発明によっても達成される。
【0012】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明又は第二の発明において、駆動出力歯車は、駆動部
を支持するための支持板に形成された穴に駆動出力歯車
の支持軸が嵌合されて、駆動部と被駆動部との位置を決
めているという第四の発明によっても達成される。
【0013】更に、本出願によれば、上記目的は、駆動
部からの間欠的な回転駆動力を該駆動部との噛合により
被駆動部に伝達することによって、該被駆動部の回転の
周方向位置を移動させ、可動な対象物の複数の位置を切
り換え可能に一つを選択して設定する駆動装置であっ
て、被駆動部を保持するための保持部材と、被駆動部の
任意部位の回転位置を検知するための位置検知手段とを
有し、駆動部は、位置検知手段の検知結果に基づいて間
欠的に回転駆動する駆動源と、該駆動源の回転駆動力に
より回転駆動される駆動出力歯車とを有し、被駆動部
は、回転自在な駆動軸と、該駆動軸に係止され駆動出力
歯車と噛合する駆動入力歯車と、該駆動軸に係止され回
転により周方向位置が移動する回動部材とを有し、対象
物の位置を切り換えるよう該回動部材の周方向位置の選
択をし、該回動部材が追従して対象物の一つの位置を決
定する駆動装置において、位置検知手段は、保持部材に
設けられ、駆動源は、被駆動部が切り換えられる回転位
置のうち二つの位置を往復運動させて切り換えるよう正
逆回転するようになっており、被駆動部は、駆動入力歯
車と一体に形成された突き当て部と、該突き当て部が突
き当たることにより被駆動部が上記往復運動の領域以上
回転しないよう配設された二つの切換部材とを有すると
いう第五の発明によっても達成される。
【0014】又、本出願によれば、上記目的は、駆動部
からの間欠的な回転駆動力を該駆動部との噛合により被
駆動部に伝達することによって、該被駆動部の回転の周
方向位置を移動させ、可動な対象物の複数の位置を切り
換え可能に一つを選択して設定する駆動装置であって、
被駆動部を保持するための保持部材と、被駆動部の任意
部位の回転位置を検知するための位置検知手段とを有
し、駆動部は、位置検知手段の検知結果に基づいて間欠
的に回転駆動する駆動源と、該駆動源の回転駆動力によ
り回転駆動される駆動出力歯車とを有し、被駆動部は、
回転自在な駆動軸と、該駆動軸に係止され駆動出力歯車
と噛合する駆動入力歯車と、該駆動軸に係止され回転に
より周方向位置が移動する回動部材とを有し、対象物の
位置を切り換えるよう該回動部材の周方向位置の選択を
し、該回動部材が追従して対象物の一つの位置を決定す
る駆動装置において、位置検知手段は、保持部材に設け
られ、駆動源は、被駆動部が切り換えられる回転位置の
うち二つの位置を往復運動させて切り換えるよう正逆回
転するようになっており、被駆動部は、駆動入力歯車と
一体に形成された突き当て部と、駆動入力歯車を所定回
転位置に戻させるような方向に該突き当て部を付勢する
付勢部材とを有し、該付勢部材の付勢力が小さい方の駆
動出力歯車の回転方向で該突き当て部が突き当たること
により被駆動部が上記往復運動の領域以上回転しないよ
う配設された切換部材を有するという第六の発明によっ
ても達成される。
【0015】更に、本出願によれば、上記目的は、第五
の発明又は第六の発明において、位置検知手段は、駆動
入力歯車と一体に形成された検知部材の位置を検知する
ことにより、被駆動部の回転位置を検知するようになっ
ているという第七の発明によっても達成される。
【0016】又、本出願によれば、上記目的は、第五の
発明乃至第七の発明のいすれかにおいて、位置検知手段
は、被駆動部が切り換えられる回転位置のうち一つの位
置を基準位置として検知を行なうようになっているとい
う第八の発明によっても達成される。
【0017】更に、本出願によれば、上記目的は、第八
の発明において、基準位置側の切換部材は、突き当て部
が切換部材に突き当った際に、検知部材が位置検知手段
を抜けないよう位置設定されているという第九の発明に
よっても達成される。
【0018】又、本出願によれば、上記目的は、第八の
発明又は第九の発明において、位置検知手段は、被駆動
部が基準位置にある際に、検知部材の中間域にかかるよ
う設定されているという第十の発明によっても達成され
る。
【0019】更に、本出願によれば、上記目的は、第八
の発明又は第九の発明において、位置検知手段は、被駆
動部が基準位置にある際に、検知部材との重なりが、基
準位置に対する該検知部材の端部位置の角度を10°以
上30°以下に設定されているという第十一の発明によ
っても達成される。
【0020】又、本出願によれば、上記目的は、第五の
発明乃至第十一の発明のいすれかにおいて、位置検知手
段は、装置の位置切り換え動作の際に、位置検知手段か
ら出力される信号に変化がないときは、装置の動作を停
止させるようになっているという第十二の発明によって
も達成される。
【0021】更に、本出願によれば、上記目的は、第六
の発明乃至第十二の発明のいすれかにおいて、付勢部材
は、付勢部材の付勢力が大きい方の駆動出力歯車の回転
方向に、該付勢力が最大となる切り換え位置よりも被駆
動部が回転駆動された場合、駆動源が負荷重によって停
止するよう付勢力が設定されているという第十三の発明
によっても達成される。
【0022】又、本出願によれば、上記目的は、一連の
プロセスによって形成された画像を記録媒体に記録する
画像形成装置であって、第一の発明の駆動装置を備える
という第十四の発明によっても達成される。
【0023】更に、本出願によれば、上記目的は、第十
四の発明において、ん位置検知手段は、駆動入力歯車と
一体に形成された検知部材の位置を検知することによ
り、被駆動部の回転位置を検知するようになっていると
いう第十五の発明によっても達成される。
【0024】又、本出願によれば、上記目的は、第十四
の発明又は第十五の発明において、駆動出力歯車は、保
持部材に形成された穴に駆動出力歯車の支持軸が嵌合さ
れて、駆動部と被駆動部との位置を決めているという第
十六の発明によっても達成される。
【0025】更に、本出願によれば、上記目的は、第十
四の発明又は第十五の発明において、駆動出力歯車は、
駆動部を支持するための支持板に形成された穴に駆動出
力歯車の支持軸が嵌合されて、駆動部と被駆動部との位
置を決めているという第十七の発明によっても達成され
る。
【0026】又、本出願によれば、上記目的は、一連の
プロセスによって形成された画像を記録媒体に記録する
画像形成装置であって、第五の発明の駆動装置を備える
という第十八の発明によっても達成される。
【0027】更に、本出願によれば、上記目的は、一連
のプロセスによって形成された画像を記録媒体に記録す
る画像形成装置であって、第六の発明の駆動装置を備え
るという第十九の発明によっても達成される。
【0028】又、本出願によれば、上記目的は、第十八
の発明又は第十九の発明において、位置検知手段は、駆
動入力歯車と一体に形成された検知部材の位置を検知す
ることにより、被駆動部の回転位置を検知するようにな
っているという第二十の発明によっても達成される。
【0029】更に、本出願によれば、上記目的は、第十
八の発明乃至第二十の発明のいすれかにおいて、位置検
知手段は、被駆動部が切り換えられる回転位置のうち一
つの位置を基準位置として検知を行なうようになってい
るという第二十一の発明によっても達成される。
【0030】又、本出願によれば、上記目的は、第二十
一の発明において、基準位置側の切換部材は、突き当て
部が切換部材に突き当った際に、検知部材が位置検知手
段を抜けないよう位置設定されているという第二十二の
発明によっても達成される。
【0031】更に、本出願によれば、上記目的は、第二
十一の発明又は第二十二の発明において、位置検知手段
は、被駆動部が基準位置にある際に、検知部材の中間域
にかかるよう設定されているという第二十三の発明によ
っても達成される。
【0032】又、本出願によれば、上記目的は、第二十
一の発明又は第二十二の発明において、位置検知手段
は、被駆動部が基準位置にある際に、検知部材との重な
りが、基準位置に対する該検知部材の端部位置の角度を
10°以上30°以下に設定されているという第二十四
の発明によっても達成される。
【0033】更に、本出願によれば、上記目的は、第十
八の発明乃至第二十四の発明のいすれかにおいて、位置
検知手段は、装置の位置切り換え動作の際に、位置検知
手段から出力される信号に変化がないときは、装置の動
作を停止させるようになっているという第二十五の発明
によっても達成される。
【0034】又、本出願によれば、上記目的は、第十九
の発明乃至第二十五の発明のいすれかにおいて、付勢部
材は、付勢部材の付勢力が大きい方の駆動出力歯車の回
転方向に、該付勢力が最大となる位置よりも被駆動部が
回転駆動された場合、駆動源が負荷重によって停止する
よう付勢力が設定されているという第二十六の発明によ
っても達成される。
【0035】即ち、本出願にかかる第一の発明にあって
は、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の
任意部位の回転位置を検知する。
【0036】又、本出願にかかる第二の発明にあって
は、保持部材に設けられた位置検知手段が、検知部材の
位置を検知することにより被駆動部の任意部位の回転位
置を検知する。
【0037】更に、本出願にかかる第三の発明にあって
は、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の
任意部位の回転位置を検知すると共に、メンテナンス時
等に、駆動部が被駆動部に対して脱却される。
【0038】又、本出願にかかる第四の発明にあって
は、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の
任意部位の回転位置を検知すると共に、メンテナンス時
等に、駆動部が被駆動部に対して脱却される。
【0039】更に、本出願にかかる第五の発明にあって
は、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の
任意部位の回転位置を検知すると共に、突き当て部が切
換部材に突き当たることにより、被駆動部が回転する範
囲を規制しながら、駆動源の正逆回転により被駆動部の
回転位置が切り換えられる。
【0040】又、本出願にかかる第六の発明にあって
は、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の
任意部位の回転位置を検知すると共に、突き当て部が切
換部材に突き当たることにより、若しくは、付勢部材が
突き当て部を付勢することにより、被駆動部が回転する
範囲を規制しながら、駆動源の正逆回転により被駆動部
の回転位置が切り換えられる。
【0041】更に、本出願にかかる第七の発明にあって
は、保持部材に設けられた位置検知手段が、検知部材の
位置を検知することにより被駆動部の任意部位の回転位
置を検知すると共に、突き当て部が切換部材に突き当た
ることにより、被駆動部が回転する範囲を規制しなが
ら、駆動源の正逆回転により被駆動部の回転位置が切り
換えられる。
【0042】又、本出願にかかる第八の発明にあって
は、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の
任意部位の回転位置を、被駆動部が切り換えられる位置
のうち一つの位置を基準位置として検知すると共に、突
き当て部が切換部材に突き当たることにより、被駆動部
が回転する範囲を規制しながら、駆動源の正逆回転によ
り被駆動部の回転位置が切り換えられる。
【0043】更に、本出願にかかる第九の発明にあって
は、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の
任意部位の回転位置を検知すると共に、突き当て部が切
換部材に突き当たることにより、位置検知手段が検知部
材を抜けないよう被駆動部が回転する範囲を規制しなが
ら、駆動源の正逆回転により被駆動部の回転位置が切り
換えられる。
【0044】又、本出願にかかる第十の発明にあって
は、保持部材に設けられた位置検知手段が、基準位置に
ある際に、検知部材の中間域を検知することにより被駆
動部の任意部位の回転位置を検知すると共に、突き当て
部が切換部材に突き当たることにより、被駆動部が回転
する範囲を規制しながら、駆動源の正逆回転により被駆
動部の回転位置が切り換えられる。 更に、本出願にか
かる第十一の発明にあっては、保持部材に設けられた位
置検知手段が、基準位置にある際に、位置検知手段との
重なりが10°以上30°以下となる検知部材の中間域
を検知することにより被駆動部の任意部位の回転位置を
検知すると共に、突き当て部が切換部材に突き当たるこ
とにより、被駆動部が回転する範囲を規制しながら、駆
動源の正逆回転により被駆動部の回転位置が切り換えら
れる。
【0045】又、本出願にかかる第十二の発明にあって
は、保持部材に設けられた位置検知手段が、基準位置に
ある際に、検知部材の中間域を検知することにより被駆
動部の任意部位の回転位置を検知し、位置検知手段の信
号変化がないときに装置を停止可能とすると共に、突き
当て部が切換部材に突き当たることにより、被駆動部が
回転する範囲を規制しながら、駆動源の正逆回転により
被駆動部の回転位置が切り換えられる。
【0046】更に、本出願にかかる第十三の発明にあっ
ては、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部
の任意部位の回転位置を検知すると共に、突き当て部が
切換部材に突き当たることにより、若しくは、付勢部材
が突き当て部を付勢することにより、被駆動部が回転す
る範囲を規制しながら、駆動源の正逆回転により被駆動
部の回転位置が切り換えられる。
【0047】又、本出願にかかる第十四の発明にあって
は、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の
任意部位の回転位置を検知する。
【0048】更に、本出願にかかる第十五の発明にあっ
ては、保持部材に設けられた位置検知手段が、検知部材
の位置を検知することにより被駆動部の任意部位の回転
位置を検知する。
【0049】又、本出願にかかる第十六の発明にあって
は、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の
任意部位の回転位置を検知すると共に、メンテナンス時
等に、駆動部が被駆動部に対して脱却される。
【0050】更に、本出願にかかる第十七の発明にあっ
ては、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部
の任意部位の回転位置を検知すると共に、メンテナンス
時等に、駆動部が被駆動部に対して脱却される。
【0051】又、本出願にかかる第十八の発明にあって
は、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の
任意部位の回転位置を検知すると共に、突き当て部が切
換部材に突き当たることにより、被駆動部が回転する範
囲を規制しながら、駆動源の正逆回転により被駆動部の
回転位置が切り換えられる。
【0052】更に、本出願にかかる第十九の発明にあっ
ては、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部
の任意部位の回転位置を検知すると共に、突き当て部が
切換部材に突き当たることにより、若しくは、付勢部材
が突き当て部を付勢することにより、被駆動部が回転す
る範囲を規制しながら、駆動源の正逆回転により被駆動
部の回転位置が切り換えられる。
【0053】又、本出願にかかる第二十の発明にあって
は、保持部材に設けられた位置検知手段が、検知部材の
位置を検知することにより被駆動部の任意部位の回転位
置を検知すると共に、突き当て部が切換部材に突き当た
ることにより、被駆動部が回転する範囲を規制しなが
ら、駆動源の正逆回転により被駆動部の回転位置が切り
換えられる。
【0054】更に、本出願にかかる第二十一の発明にあ
っては、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動
部の任意部位の回転位置を、被駆動部が切り換えられる
位置のうち一つの位置を基準位置として検知すると共
に、突き当て部が切換部材に突き当たることにより、被
駆動部が回転する範囲を規制しながら、駆動源の正逆回
転により被駆動部の回転位置が切り換えられる。
【0055】又、本出願にかかる第二十二の発明にあっ
ては、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部
の任意部位の回転位置を検知すると共に、突き当て部が
切換部材に突き当たることにより、位置検知手段が検知
部材を抜けないよう被駆動部が回転する範囲を規制しな
がら、駆動源の正逆回転により被駆動部の回転位置が切
り換えられる。
【0056】更に、本出願にかかる第二十三の発明にあ
っては、保持部材に設けられた位置検知手段が、基準位
置にある際に、検知部材の中間域を検知することにより
被駆動部の任意部位の回転位置を検知すると共に、突き
当て部が切換部材に突き当たることにより、被駆動部が
回転する範囲を規制しながら、駆動源の正逆回転により
被駆動部の回転位置が切り換えられる。
【0057】又、本出願にかかる第二十四の発明にあっ
ては、保持部材に設けられた位置検知手段が、基準位置
にある際に、位置検知手段との重なりが10°以上30
°以下となる検知部材の中間域を検知することにより被
駆動部の任意部位の回転位置を検知すると共に、突き当
て部が切換部材に突き当たることにより、被駆動部が回
転する範囲を規制しながら、駆動源の正逆回転により被
駆動部の回転位置が切り換えられる。
【0058】更に、本出願にかかる第二十五の発明にあ
っては、保持部材に設けられた位置検知手段が、基準位
置にある際に、検知部材の中間域を検知することにより
被駆動部の任意部位の回転位置を検知し、位置検知手段
の信号変化がないときに装置を停止可能とすると共に、
突き当て部が切換部材に突き当たることにより、被駆動
部が回転する範囲を規制しながら、駆動源の正逆回転に
より被駆動部の回転位置が切り換えられる。
【0059】又、本出願にかかる第二十六の発明にあっ
ては、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部
の任意部位の回転位置を検知すると共に、突き当て部が
切換部材に突き当たることにより、若しくは、付勢部材
が突き当て部を付勢することにより、被駆動部が回転す
る範囲を規制しながら、駆動源の正逆回転により被駆動
部の回転位置が切り換えられる。
【0060】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に関し
て、添付図面に基づき説明する。
【0061】(第一の実施形態)先ず、本発明の第一の
実施形態にかかる画像形成装置の一例たる、電子写真方
式を採用するフルカラー画像形成装置について図1に基
づいて説明する。
【0062】図1はフルカラー画像形成装置の断面図で
あり、同図中、100は画像形成装置本体、101は潜
像担持体たる感光ドラムであり、感光ドラム101は駆
動手段(図示せず)によって時計方向に所定の周速度
(プロセススピード)で回転駆動される。又、102は
転写ドラムであり、これは感光ドラム101と同周速で
半時計方向に感光ドラム101に対して従動回転する。
【0063】而して、原稿103は原稿照明ランプ10
4により走査され、その反射光は第1ミラー105、第
2ミラー106及び第3ミラー107によって屈曲さ
れ、レンズ108により焦点が調整された後、光電セン
サー109により画像として読み取られる。尚、一般に
フルカラー原稿の場合、その原稿中のマゼンタ成分、シ
アン成分、イエロー成分及びブラック成分を読み取るた
め、4回の走査動作が行われる。
【0064】先ず、光電センサー109によって読み取
られたマゼンタ成分の画像に対応してレーザー発振器1
10からレーザー光線が発射され、回転しているポリゴ
ン111によりミラー112を介して走査方向の潜像が
感光ドラム101上に形成される。そして、感光ドラム
101上の潜像は現像装置である対象物たるマゼンタ現
像器113(以下、現像器113という)によりトナー
像として現像される。
【0065】一方、転写紙は上段カセット117、中段
カセット119、下段カセット121、マルチトレイ1
23等に積載されているが、ここでは下段カセット12
1を用いて説明する。 下段カセット121内に積載さ
れている転写紙は、給紙分離部122においてl枚ずつ
分離され、縦バスローラ124,125,126、横バ
スローラ127及びレジ前ローラ128によってレジス
トローラ129まで搬送されている。
【0066】そして、転写紙は、その位置が感光ドラム
101上の画像位置に合うようにレジストローラ129
によりタイミングを調整された後、転写ドラム102へ
搬送され、吸着ローラ130によって転写ドラム102
上に吸着される。
【0067】次に、転写部131において感光ドラム1
01上に現像されたマゼンタのトナー像が転写ドラム1
02上に吸着している転写紙へと転写される。そして、
転写紙はこのまま転写ドラム102上に吸着されたまま
回転する。
【0068】尚、転写郡131において転写されないで
感光ドラム101上に残ったトナーはクリーナ135に
て回収される。
【0069】而して、一次帯電器136にて感光ドラム
101上の電位が均一にされた後、シアン成分の画像に
対応した潜像が感光ドラム101上にマゼンタ成分の画
像と同様のプロセスで形成されており、この潜像は現像
装置である対象物たるシアン現像器114(以下、現像
器114という)によってトナー像として現像される。
そして、転写部131においてl回転してきた転写ドラ
ム102上に吸着されている転写紙上へとシアンのトナ
ー像が転写される。
【0070】同様に、イエロー成分の画像、ブラック成
分の画像も転写紙上へと転写され、4色の成分の画像が
全て転写紙上へ転写されたことになる。尚、115は現
像装置である対象物たるたるイエロー現像器(以下、現
像器115という)、116は現像装置である対象物た
るブラック現像器(以下、現像器116という)であ
る。
【0071】ここで、原稿103における4色の成分の
画像が全て転写紙上で一致するようにレーザー光線によ
り感光ドラム101上に潜像が形成されるよう制御され
ていることは言うまでもない。
【0072】以上のプロセスを経て4色のトナー像が転
写された転写紙は押し上げコロ132と分離爪133に
よって転写ドラム102から剥離分離され、搬送部13
4によって定着装置137へと搬送される。そして、定
着装置137においては、ヒータ146により加熱され
ている定着ローラ143及びヒータ146により加熱さ
れている加圧口一ラ145によって転写紙が扶持搬送さ
れ、転写紙上に担持されているトナー像は溶解して転写
紙に定着される。
【0073】而して、定著装置137によってトナー像
の定着を受けた転写紙は、排出ローラ139によって画
像形成装置本体外へと排出され、トレイ147上へと積
載される。
【0074】かかる画像形成装置は、画像形成装置に備
えられた感光ドラム101に対して現像器113,11
4,115,116をそれぞれ加圧位置又は離間位置に
切り換えるための駆動装置を備えている。
【0075】かかる駆動装置に関して、現像器113の
ため駆動装置を例に説明する。尚、現像器114,11
5,116のための駆動装置に関しては、現像器113
のための駆動装置の構成と同様であるので説明を省略す
る。
【0076】図2は、本実施形態にかかる駆動装置の正
面図であり、駆動装置を構成する駆動部と、被駆動部
と、位置検知手段とが取り付けられている状態を示して
いる。
【0077】又、図3は、かかる駆動装置内の駆動部の
正面図であり、図4は、その側面図である。
【0078】更に、図5は、かかる駆動装置内の被駆動
部と位置検知手段との正面図であり、図6は、その斜視
図である。
【0079】かかる駆動装置にあっては、図2に示すよ
うに、駆動部と、被駆動部と、被駆動部を支持する保持
部材たるフレーム3と、位置検知手段10とを有してい
る。
【0080】駆動部は、駆動源であるモータ12と、モ
ータ12の回転駆動により回転するモータ出力ギア13
と、支持板たる駆動支板14と、駆動支板14に回転自
在に支持されモータ出力ギア13と噛合するギア15
と、駆動支板14に支持されギア15と噛合する駆動出
力歯車たる駆動出力ギア16とを有している。
【0081】被駆動部は、駆動入力歯車たる駆動入力ギ
ア1と、駆動入力ギア1に伝達された駆動力を伝達する
駆動軸4と、駆動軸4上に係止された回動部材たるカム
5(5a,5b)と、備えている。
【0082】次に、かかる駆動装置の動作について説明
する。
【0083】かかる駆動装置にあっては、図2に示すよ
うに、モータ12に取り付けられたギア13が、時計回
転方向に回転することによって、ギア15及び駆動出力
ギア16を介して、駆動入力ギア1が反時計回転方向に
回転され、被駆動部に駆動力が伝達される。
【0084】図7に示すように、駆動入力ギア1の裏面
には、検知部材たるセンサーフラグ7(図7に示す斜線
部分)が、一体的に形成されており、このセンサーフラ
グ7が位置検知手段2のセンサー部を遮光している。
【0085】駆動入力ギア1が反時計回転方向に回転さ
れ、センサーフラグ7が位置検知手段2のセンサー部を
抜けたときを基準として、ある所定量(時間)だけモー
タ12が回転した後、停止するようになっている。
【0086】このように、カム5の回転位置を制御する
ことによって、現像器113位置決めを行なうことが可
能となっている。
【0087】本実施形態にかかる駆動装置にあっては、
図8に示すように、感光ドラム102に対して現像器1
13を離間又は加圧するように離間位置(a)又は加圧
位置(b)に切り換えを行なう例を示したが、他に、
1.感光ドラムに対する転写ドラムの離間又は加圧の切
り換え、又、2.転写ドラムに対する転写クリーナの離
間又は加圧の切り換え、更に、3.転写ドラムに用紙を
吸着させる吸着ローラの転写ドラムに対する離間又は加
圧の切り換え、又、4.用紙搬送用レジストローラ対の
接離又は離間の切り換え等に適用可能である。
【0088】又、本実施形態にかかる駆動装置にあって
は、メンテナンス時等の作業性を向上するために、被駆
動部を支持するフレームに対して駆動ユニットとして取
り付けるような駆動部と被駆動部とが分割されている構
成となっている。
【0089】そこで、駆動部をフレーム3に取り付ける
際に、図4に示すように、駆動出力ギア16を支持する
軸を延長し、フレーム3の嵌合穴に嵌合させるような構
成をとることによって、駆動部と被駆動部との間の位置
決めを何ら問題なく行なうことができる。
【0090】又、位置検知手段をフレーム3に取り付
け、駆動軸4上の駆動入力ギア1の位置を直接検知する
ことによって、駆動部材のギアのバックラッシュ等の影
響を受けない高精度なカム位置の位置決めを行なうこと
ができる。
【0091】(第二の実施形態)次に、本発明の第二の
実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様
の構成に関しては、同一符号を付しその説明を省略す
る。
【0092】図9は、本実施形態にかかる駆動装置を最
も良く示す斜視図である。
【0093】かかる駆動装置は、図9に示すように、駆
動源(図示せず)によって駆動力が入力される駆動入力
ギア1と、位置検知手段2と、フレーム3と、駆動軸4
と、カム5と、切換部材たるストッパー6,8とを有し
ている。
【0094】図10は、駆動入力ギア1が基準位置であ
るホームポジション位置にあるときの、駆動入力ギア1
に一体に形成された突き当て部材及び検知部材たるフラ
グ7(駆動入力ギア1の背面に設けられているため、点
線で示す)と、位置検知手段2との位置関係を示す図で
ある。
【0095】駆動入力ギア1が上記ホームポジション位
置にある際には、例えば、感光ドラム101に対して現
像器113を離間又は加圧するよう現像器113の位置
を切り換える動作において、図8(a)に示すように、
現像器113が離間位置となっている。尚、以下現像器
113の説明に関して現像器114,115,116も
同様である。
【0096】図11は、駆動入力ギア1が駆動源(図示
せず)によって駆動力を入力されて、駆動入力ギア1の
位置が切り換えられた後(以下、切り換え後という)の
駆動入力ギア1の状態を示す図である。
【0097】駆動入力ギア1が切り換え後の位置にある
際には、例えば、感光ドラム101に対して現像器11
3を離間又は加圧するよう現像器113の位置を切り換
える動作において、図8(b)に示すように、現像器1
13が加圧位置となっている。
【0098】又、かかる駆動装置は、図10及び図11
に示すように、駆動入力ギア1が切り換え後の位置より
さらに図中反時計回転方向へ回転するのを阻止するため
のストッパー6と、駆動入力ギア1がホームポジション
位置よりさらに図中時計回転方向へ回転するのを阻止す
るためのストッパー8とを有している。
【0099】ストッパー6、ストッパー8は、フラグ7
がそれぞれの位置でストッパー6、ストッパー8に突き
当たることにより駆動入力ギア1の回転を阻止するよう
になっている。
【0100】又、ストッパー8の位置は、フラグ7がス
トッパー8に突き当たった状態においても、フラグ7が
位置検知手段2を抜けない位置に設定されている。
【0101】尚、通常使用時において、フラグ7は、駆
動源の正逆回転によって図10及び図11に示す位置の
間を往復移動されるたけで、ストッパー6,8に突き当
たることのないようになっている。
【0102】次に、かかる駆動装置のホームポジション
位置検知時の動作について説明する。
【0103】かかる駆動装置は、例えば、ホームポジシ
ョン位置検知スタート前にフラグ7が図15(a)に示
すような位置にあった場合、フラグ7が位置検知手段2
によって検知されており、駆動源によって駆動入力ギア
1が反時計回転方向に回転される。
【0104】そして、図15(b)に示すように、フラ
グ7が位置検知手段2を抜けたときに、駆動源は停止
し、その後フラグ7は所定量(α°)逆回転され、図1
5(c)に示すように、ホームポジション位置にて停止
される。
【0105】かかる駆動装置は、装置のための電源の瞬
断時等の異常時に、例えば、図16(a)に示すよう
に、位置検知手段2がフラグ7を検知していない位置の
まま駆動装置が停止してしまっている場合、ホームポジ
ション位置検知を行なうときに、駆動源によって駆動入
力ギア1が時計回転方向に回転駆動される。
【0106】そして、図16(b)に示すように、位置
検知手段2がフラグ7の端部を検知してから、さらに所
定量(α°)だけ駆動入力ギア1が時計回転方向に回転
駆動され、図16(c)に示すように、ホームポジショ
ン位置にて停止される。
【0107】ここで、ホームポジション位置における位
置検知手段2に対するフラグ7の位置を、フラグの端部
ではなく中間域としたのは、ホームポジション位置(例
えば、現像器22の離間位置)から、他の位置(例え
ば、現像器の22の加圧位置)へと位置の切り替え動作
が行われたときに、位置検知手段2の信号に変化がなか
った場合、動作不良として異常を検知できるようにする
ためである。
【0108】又、現像器22が加圧位置から離間位置
(ホームポジション位置)へと位置の切り換え動作が行
なわれた際に、位置検知手段2の信号に変化がない場合
にも、動作不良として異常が検知される。
【0109】これにより、位置検知手段2が、装置の異
常時を検知するための異常検知手段としての役割を兼ね
ることができ、駆動装置の構成の簡略化、コストダウン
等を図ることが可能となる。
【0110】フラグ7と位置検知手段2とのオーバーラ
ップ量(図15、図16中の角度α°)は、図17に示
すように、あまり大きくとりすぎると、ホームポジショ
ン位置検知に時間がかかってしまったり、又、例えば、
感光ドラムに対して現像器を離間又は加圧させるよう現
像器の位置を切り換えるための駆動装置においては、一
旦かなり加圧位置近くまで現像器が感光ドラムに近接し
てしまうため、感光ドラムのメモリー等の不具合が発生
する虞がある。
【0111】又、逆に、図18に示すように、フラグ7
と位置検知手段2とのオーバーラップ量を小さくしすぎ
ると、駆動装置内のギアのバックラッシュ等の影響を受
け、ホームポジション位置において、フラグ7と位置検
知手段2とがオーバーラップしなくなってしまう虞があ
る。
【0112】そのため、角度αは、10°〜30°位に
設定することが望ましく、感光ドラムに対して現像器を
離間又は加圧させるよう現像器の位置を切り換えるため
の駆動装置にあっては、角度αを適正にとることで、ホ
ームポジション位置検知動作が離間位置近傍で行なわれ
るため、フルカラー複写機において、ある色の現像中
に、他の色の現像器の位置を切り換えるための駆動装置
がホームポジション位置検知をすることができ、より高
精度に位置検知及び異常検知を行なうことが可能とな
る。
【0113】又、ホームポジション位置検知のタイミン
グとしては、装置電源のオン時、ジャム処理後、ドアの
開閉後等が有効である。
【0114】尚、本実施形態では、駆動装置の位置切り
換え動作の例として、感光ドラムに対する現像器の離
間、加圧動作を挙げたが、転写ドラムや転写ドラムクリ
ーナ、吸着ローラ、レジストローラ対の加圧、離間の切
り換え動作にも適用可能である。
【0115】又、かかる駆動装置にあっては、ストッパ
ー6,8を設けることにより、例えば、フラグ57が図
7に示すようような位置にあるときをホームポジション
位置とした場合、電源オン時等の際に、フラグ57が図
12に示すような位置となることがないようになってい
る。
【0116】つまり、図12及び図13に示すように、
ストッパー6,8がない構成において、フラグ57が位
置検知手段52によって検知されていないときには、例
えば、駆動入力ギア51が反時計方向に回転するように
なっている駆動装置の場合、フラグ57が図12に示す
ような位置にある場合、カムをホームポジション(図1
6に示す位置)にセットするために、駆動入力ギア51
を約一回転させなければならない。
【0117】そこで、かかる駆動装置にあっては、図1
5又は図7に示すように、ストッパー6,8を設けて、
フラグ57の位置を規制しておくことによって、上述し
たように、フラグ57が位置検知手段52によって検知
されていないとき、いるときに応じて、駆動入力ギア5
1の回転方向を切り換えることによって、ホームポジシ
ョン位置を検知させる際に、カムの位置によってホーム
ポジション位置を検知するまでに時間がかかってしまっ
たり、位置検知手段がホームポジション位置に到達する
までに、一旦、カムが加圧位置を通過してしまうことの
ないようになっている。
【0118】これにより、例えば、感光ドラムに対して
現像器を加圧又は離間させるための駆動装置を例にとる
と、現像器が一旦感光ドラムに加圧されることによっ
て、ドラムメモリーが発生し、高価な感光ドラムを交換
しなければならないという不具合を生じることのないよ
うになっている。
【0119】又、かかる駆動装置にあっては、駆動装置
のための駆動源が異常等となった場合を検知するため
に、図14に示すように、装置の動作が正確に行なわれ
ているか否かを検知するためのセンサー18を位置検知
手段の他に備える必要がなく、低コスト化できる。
【0120】(第三の実施形態)次に、本発明の第三の
実施形態について説明する。尚、第二の実施形態と同様
の構成に関しては、同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0121】本実施形態にかかる駆動装置にあっては、
例えば現像器113が感光ドラム101に加圧している
最中に、電源瞬断等の以上が発生した場合、現像器11
3を強制的に感光ドラム101から離間させるための戻
しバネを有する系を第二の実施形態におけるストッパー
6に代えて備えることを特徴とする。
【0122】図19に、本実施形態にかかる駆動装置を
示す。
【0123】かかる駆動装置は、図19に示すように、
突き当て部たる戻しレバー10と、付勢部材たる戻しバ
ネ11とを有している。
【0124】かかる駆動装置にあっては、駆動入力ギア
1が駆動源によって回転駆動された際に、図20及び図
21に示すように、駆動入力ギア1上に形成された凸部
が戻しレバー10に係合して、戻しレバー10も駆動入
力ギア1と共に回転することにより、戻しバネ11によ
る戻し力が増大し、この状態で装置電源が瞬断される
と、戻しバネ11による戻し力によって駆動入力ギア1
が時計回転方向に戻されるようになっている。
【0125】本実施形態において、駆動入力ギア1が反
時計回転方向に行きすぎた場合には、戻しバネ11によ
る戻し力が増大し、駆動源にとって負荷重となるため、
例えば、駆動源をパルスモータとし、脱調することで、
駆動入力ギア1の行き過ぎを防止できるため、第二の実
施形態におけるストッパー6は不要となる。
【0126】
【発明の効果】以上にて説明したように、本出願にかか
る第一の発明によれば、保持部材に設けられた位置検知
手段が、被駆動部の任意部位の回転位置を検知するよう
になっているので、ギアのバックラッシュ等の影響を受
けることなく、高精度に被駆動部の回転位置を決定する
ことができる。
【0127】又、本出願にかかる第二の発明によれば、
保持部材に設けられた位置検知手段が、検知部材の位置
を検知することにより被駆動部の任意部位の回転位置を
検知するようになっているので、ギアのバックラッシュ
等の影響を受けることなく、高精度に被駆動部の回転位
置を決定することができる。
【0128】更に、本出願にかかる第三の発明によれ
ば、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の
任意部位の回転位置を検知すると共に、メンテナンス時
等に、駆動部が被駆動部に対して脱却されるようになっ
ているので、ギアのバックラッシュ等の影響を受けるこ
となく、高精度に被駆動部の回転位置を決定することが
できると共に、メンテナンス時等の作業性を向上させる
ことができる。
【0129】又、本出願にかかる第四の発明によれば、
保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の任意
部位の回転位置を検知すると共に、メンテナンス時等
に、駆動部が被駆動部に対して脱却されるようになって
いるので、ギアのバックラッシュ等の影響を受けること
なく、高精度に被駆動部の回転位置を決定することがで
きると共に、メンテナンス時等の作業性を向上させるこ
とができる。
【0130】更に、本出願にかかる第五の発明によれ
ば、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の
任意部位の回転位置を検知すると共に、突き当て部が切
換部材に突き当たることにより、被駆動部が回転する範
囲を規制しながら、駆動源の正逆回転により被駆動部の
回転位置が切り換えられるようになっているので、ギア
のバックラッシュ等の影響を受けることなく、高精度に
被駆動部の回転位置を決定することができると共に、被
駆動部の回転位置を検知するのに要する時間を短縮でき
る。
【0131】又、本出願にかかる第六の発明によれば、
保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の任意
部位の回転位置を検知すると共に、突き当て部が切換部
材に突き当たることにより、若しくは、付勢部材が突き
当て部を付勢することにより、被駆動部が回転する範囲
を規制しながら、駆動源の正逆回転により被駆動部の回
転位置が切り換えられるようになっているので、ギアの
バックラッシュ等の影響を受けることなく、高精度に被
駆動部の回転位置を決定することができると共に、被駆
動部の回転位置を検知するのに要する時間を短縮でき、
又、被駆動部の回転位置検知時における部品のダメージ
を防止できる。
【0132】更に、本出願にかかる第七の発明によれ
ば、保持部材に設けられた位置検知手段が、検知部材の
位置を検知することにより被駆動部の任意部位の回転位
置を検知すると共に、突き当て部が切換部材に突き当た
ることにより、被駆動部が回転する範囲を規制しなが
ら、駆動源の正逆回転により被駆動部の回転位置が切り
換えられるようになっているので、ギアのバックラッシ
ュ等の影響を受けることなく、高精度に被駆動部の回転
位置を決定することができると共に、被駆動部の回転位
置を検知するのに要する時間を短縮できる。
【0133】又、本出願にかかる第八の発明によれば、
保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の任意
部位の回転位置を、被駆動部が切り換えられる位置のう
ち一つの位置を基準位置として検知すると共に、突き当
て部が切換部材に突き当たることにより、被駆動部が回
転する範囲を規制しながら、駆動源の正逆回転により被
駆動部の回転位置が切り換えられるようになっているの
で、ギアのバックラッシュ等の影響を受けることなく、
高精度に被駆動部の回転位置を決定することができると
共に、被駆動部の回転位置を検知するのに要する時間を
短縮できる。
【0134】更に、本出願にかかる第九の発明によれ
ば、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の
任意部位の回転位置を検知すると共に、突き当て部が切
換部材に突き当たることにより、位置検知手段が検知部
材を抜けないよう被駆動部が回転する範囲を規制しなが
ら、駆動源の正逆回転により被駆動部の回転位置が切り
換えられるようになっているので、ギアのバックラッシ
ュ等の影響を受けることなく、高精度に被駆動部の回転
位置を決定することができると共に、被駆動部の回転位
置を検知するのに要する時間を短縮できる。
【0135】又、本出願にかかる第十の発明によれば、
保持部材に設けられた位置検知手段が、基準位置にある
際に、検知部材の中間域を検知することにより被駆動部
の任意部位の回転位置を検知すると共に、突き当て部が
切換部材に突き当たることにより、被駆動部が回転する
範囲を規制しながら、駆動源の正逆回転により被駆動部
の回転位置が切り換えられるようになっているので、ギ
アのバックラッシュ等の影響を受けることなく、高精度
に被駆動部の回転位置を決定することができると共に、
被駆動部の回転位置を検知するのに要する時間を短縮で
き、又、位置検知手段の検知信号の有無により装置の故
障等を検知できる。
【0136】更に、本出願にかかる第十一の発明によれ
ば、保持部材に設けられた位置検知手段が、基準位置に
ある際に、位置検知手段との重なりが10°以上30°
以下となる検知部材の中間域を検知することにより被駆
動部の任意部位の回転位置を検知すると共に、突き当て
部が切換部材に突き当たることにより、被駆動部が回転
する範囲を規制しながら、駆動源の正逆回転により被駆
動部の回転位置が切り換えられるようになっているの
で、ギアのバックラッシュ等の影響を受けることなく、
高精度に被駆動部の回転位置を決定することができると
共に、被駆動部の回転位置を検知するのに要する時間を
短縮できる。
【0137】又、本出願にかかる第十二の発明によれ
ば、保持部材に設けられた位置検知手段が、基準位置に
ある際に、検知部材の中間域を検知することにより被駆
動部の任意部位の回転位置を検知し、位置検知手段の信
号変化がないときに装置を停止可能とすると共に、突き
当て部が切換部材に突き当たることにより、被駆動部が
回転する範囲を規制しながら、駆動源の正逆回転により
被駆動部の回転位置が切り換えられるようになっている
ので、ギアのバックラッシュ等の影響を受けることな
く、高精度に被駆動部の回転位置を決定することができ
ると共に、被駆動部の回転位置を検知するのに要する時
間を短縮でき、又、装置の異常を検知するための手段を
位置検知手段が兼ねることができコストダウンを図るこ
とができる。
【0138】更に、本出願にかかる第十三の発明によれ
ば、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の
任意部位の回転位置を検知すると共に、突き当て部が切
換部材に突き当たることにより、若しくは、付勢部材が
突き当て部を付勢することにより、被駆動部が回転する
範囲を規制しながら、駆動源の正逆回転により被駆動部
の回転位置が切り換えられるようになっているので、ギ
アのバックラッシュ等の影響を受けることなく、高精度
に被駆動部の回転位置を決定することができると共に、
被駆動部の回転位置を検知するのに要する時間を短縮で
き、又、被駆動部の回転位置検知時における部品のダメ
ージを防止できる。
【0139】又、本出願にかかる第十四の発明によれ
ば、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の
任意部位の回転位置を検知するようになっているので、
ギアのバックラッシュ等の影響を受けることなく、高精
度に被駆動部の回転位置を決定することができる。
【0140】更に、本出願にかかる第十五の発明によれ
ば、保持部材に設けられた位置検知手段が、検知部材の
位置を検知することにより被駆動部の任意部位の回転位
置を検知するようになっているので、ギアのバックラッ
シュ等の影響を受けることなく、高精度に被駆動部の回
転位置を決定することができる。
【0141】又、本出願にかかる第十六の発明によれ
ば、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の
任意部位の回転位置を検知すると共に、メンテナンス時
等に、駆動部が被駆動部に対して脱却されるようになっ
ているので、ギアのバックラッシュ等の影響を受けるこ
となく、高精度に被駆動部の回転位置を決定することが
できると共に、メンテナンス時等の作業性を向上させる
ことができる。
【0142】更に、本出願にかかる第十七の発明によれ
ば、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の
任意部位の回転位置を検知すると共に、メンテナンス時
等に、駆動部が被駆動部に対して脱却されるようになっ
ているので、ギアのバックラッシュ等の影響を受けるこ
となく、高精度に被駆動部の回転位置を決定することが
できると共に、メンテナンス時等の作業性を向上させる
ことができる。
【0143】又、本出願にかかる第十八の発明によれ
ば、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の
任意部位の回転位置を検知すると共に、突き当て部が切
換部材に突き当たることにより、被駆動部が回転する範
囲を規制しながら、駆動源の正逆回転により被駆動部の
回転位置が切り換えられるようになっているので、ギア
のバックラッシュ等の影響を受けることなく、高精度に
被駆動部の回転位置を決定することができると共に、被
駆動部の回転位置を検知するのに要する時間を短縮でき
る。
【0144】更に、本出願にかかる第十九の発明によれ
ば、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の
任意部位の回転位置を検知すると共に、突き当て部が切
換部材に突き当たることにより、若しくは、付勢部材が
突き当て部を付勢することにより、被駆動部が回転する
範囲を規制しながら、駆動源の正逆回転により被駆動部
の回転位置が切り換えられるようになっているので、ギ
アのバックラッシュ等の影響を受けることなく、高精度
に被駆動部の回転位置を決定することができると共に、
被駆動部の回転位置を検知するのに要する時間を短縮で
き、又、被駆動部の回転位置検知時における部品のダメ
ージを防止できる。
【0145】又、本出願にかかる第二十の発明によれ
ば、保持部材に設けられた位置検知手段が、検知部材の
位置を検知することにより被駆動部の任意部位の回転位
置を検知すると共に、突き当て部が切換部材に突き当た
ることにより、被駆動部が回転する範囲を規制しなが
ら、駆動源の正逆回転により被駆動部の回転位置が切り
換えられるようになっているので、ギアのバックラッシ
ュ等の影響を受けることなく、高精度に被駆動部の回転
位置を決定することができると共に、被駆動部の回転位
置を検知するのに要する時間を短縮できる。
【0146】更に、本出願にかかる第二十一の発明によ
れば、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部
の任意部位の回転位置を、被駆動部が切り換えられる位
置のうち一つの位置を基準位置として検知すると共に、
突き当て部が切換部材に突き当たることにより、被駆動
部が回転する範囲を規制しながら、駆動源の正逆回転に
より被駆動部の回転位置が切り換えられるようになって
いるので、ギアのバックラッシュ等の影響を受けること
なく、高精度に被駆動部の回転位置を決定することがで
きると共に、被駆動部の回転位置を検知するのに要する
時間を短縮できる。
【0147】又、本出願にかかる第二十二の発明によれ
ば、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の
任意部位の回転位置を検知すると共に、突き当て部が切
換部材に突き当たることにより、位置検知手段が検知部
材を抜けないよう被駆動部が回転する範囲を規制しなが
ら、駆動源の正逆回転により被駆動部の回転位置が切り
換えられるようになっているので、ギアのバックラッシ
ュ等の影響を受けることなく、高精度に被駆動部の回転
位置を決定することができると共に、被駆動部の回転位
置を検知するのに要する時間を短縮できる。
【0148】更に、本出願にかかる第二十三の発明によ
れば、保持部材に設けられた位置検知手段が、基準位置
にある際に、検知部材の中間域を検知することにより被
駆動部の任意部位の回転位置を検知すると共に、突き当
て部が切換部材に突き当たることにより、被駆動部が回
転する範囲を規制しながら、駆動源の正逆回転により被
駆動部の回転位置が切り換えられるようになっているの
で、ギアのバックラッシュ等の影響を受けることなく、
高精度に被駆動部の回転位置を決定することができると
共に、被駆動部の回転位置を検知するのに要する時間を
短縮でき、又、位置検知手段の検知信号の有無により装
置の故障等を検知できる。
【0149】又、本出願にかかる第二十四の発明によれ
ば、保持部材に設けられた位置検知手段が、基準位置に
ある際に、位置検知手段との重なりが10°以上30°
以下となる検知部材の中間域を検知することにより被駆
動部の任意部位の回転位置を検知すると共に、突き当て
部が切換部材に突き当たることにより、被駆動部が回転
する範囲を規制しながら、駆動源の正逆回転により被駆
動部の回転位置が切り換えられるようになっているの
で、ギアのバックラッシュ等の影響を受けることなく、
高精度に被駆動部の回転位置を決定することができると
共に、被駆動部の回転位置を検知するのに要する時間を
短縮できる。
【0150】更に、本出願にかかる第二十五の発明によ
れば、保持部材に設けられた位置検知手段が、基準位置
にある際に、検知部材の中間域を検知することにより被
駆動部の任意部位の回転位置を検知し、位置検知手段の
信号変化がないときに装置を停止可能とすると共に、突
き当て部が切換部材に突き当たることにより、被駆動部
が回転する範囲を規制しながら、駆動源の正逆回転によ
り被駆動部の回転位置が切り換えられるようになってい
るので、ギアのバックラッシュ等の影響を受けることな
く、高精度に被駆動部の回転位置を決定することができ
ると共に、被駆動部の回転位置を検知するのに要する時
間を短縮でき、又、装置の異常を検知するための手段を
位置検知手段が兼ねることができコストダウンを図るこ
とができる。
【0151】又、本出願にかかる第二十六の発明によれ
ば、保持部材に設けられた位置検知手段が、被駆動部の
任意部位の回転位置を検知すると共に、突き当て部が切
換部材に突き当たることにより、若しくは、付勢部材が
突き当て部を付勢することにより、被駆動部が回転する
範囲を規制しながら、駆動源の正逆回転により被駆動部
の回転位置が切り換えられるようになっているので、ギ
アのバックラッシュ等の影響を受けることなく、高精度
に被駆動部の回転位置を決定することができると共に、
被駆動部の回転位置を検知するのに要する時間を短縮で
き、又、被駆動部の回転位置検知時における部品のダメ
ージを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる画像形成装置
の概略構成を示す模式的断面図である。
【図2】図1の画像形成装置に備えられた現像装置のた
めの駆動装置の概略構成を示す正面図である。
【図3】図2の駆動装置の駆動部の概略構成を説明する
ための正面図である。
【図4】図2の駆動装置の駆動部の概略構成を説明する
ための側面図である。
【図5】図2の駆動装置に備えられた被駆動部及び位置
検知手段を説明するための正面図である。
【図6】図2の駆動装置に備えられた被駆動部及び位置
検知手段を説明するための斜視図である。
【図7】図2の駆動装置に備えられた駆動入力ギアと一
体的に構成された検知部材を説明するための図である。
【図8】図1の画像形成装置に備えられた現像装置の位
置が、図2の駆動装置によって切り換えられた場合を説
明する図である。
【図9】本発明の第二の実施形態にかかる駆動装置の概
略構成を示す斜視図である。
【図10】図9の駆動装置が基準位置のあるときの突き
当て部材及び検知部材と位置検知手段との位置関係示す
図である。
【図11】図9の駆動装置が基準位置から切り換えられ
たときの突き当て部材及び検知部材と位置検知手段との
位置関係示す図である。
【図12】検知部材と基準位置との関係を説明するため
の図である。
【図13】検知部材と基準位置との関係を説明するため
の図である。
【図14】装置の異常を検知するための手段を備える従
来の駆動装置を説明するための図である。
【図15】本発明の第二の実施形態にかかる駆動装置の
位置検知開始時の動作と検知部材及び基準位置との関係
を説明するための図である。
【図16】本発明の第二の実施形態にかかる駆動装置の
位置検知開始時の動作と検知部材及び基準位置との関係
を説明するための図である。
【図17】検知部材と位置検知手段との位置関係が不適
切な場合であって、基準位置における検知部材と位置検
知手段と重なりが大きすぎる場合を説明する図である。
【図18】検知部材と位置検知手段との位置関係が不適
切な場合であって、基準位置における検知部材と位置検
知手段と重なりが小さすぎる場合を説明する図である。
【図19】本発明の第三の実施形態に係る駆動装置の概
略構成を示す斜視図である。
【図20】図19の駆動装置が基準位置にあるときを説
明するための図である。
【図21】図19の駆動装置が基準位置から切り換え動
作を行なったときを説明するための図である。
【図22】従来の駆動装置の概略構成を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 駆動入力ギア(駆動入力歯車) 2 位置検知手段 3 フレーム(保持部材) 4 駆動軸 5(5a,5b) カム(回動部材) 6 ストッパー(切換部材) 7 フラグ(検知部材、突き当て部) 8 ストッパー(切換部材) 10 戻しレバー(突き当て部) 11 戻しバネ(付勢部材) 12 モータ(駆動源) 16 駆動出力ギア(駆動出力歯車) 113,114,115,116 現像器(対称物)

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動部からの間欠的な回転駆動力を該駆
    動部との噛合により被駆動部に伝達することによって、
    該被駆動部の回転の周方向位置を移動させ、可動な対象
    物の複数の位置を切り換え可能に一つを選択して設定す
    る駆動装置であって、被駆動部を保持するための保持部
    材と、被駆動部の任意部位の回転位置を検知するための
    位置検知手段とを有し、駆動部は、位置検知手段の検知
    結果に基づいて間欠的に回転駆動する駆動源と、該駆動
    源の回転駆動力により回転駆動される駆動出力歯車とを
    有し、被駆動部は、回転自在な駆動軸と、該駆動軸に係
    止され駆動出力歯車と噛合する駆動入力歯車と、該駆動
    軸に係止され回転により周方向位置が移動する回動部材
    とを有し、対象物の位置を切り換えるよう該回動部材の
    周方向位置の選択をし、該回動部材が追従して対象物の
    一つの位置を決定する駆動装置において、位置検知手段
    は、保持部材に設けられていることを特徴とする駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 位置検知手段は、駆動入力歯車と一体に
    形成された検知部材の位置を検知することにより、被駆
    動部の回転位置を検知するようになっていることとする
    請求項1に記載の駆動装置。
  3. 【請求項3】 駆動出力歯車は、保持部材に形成された
    穴に駆動出力歯車の支持軸が嵌合されて、駆動部と被駆
    動部との位置を決めていることとする請求項1又は請求
    項2に記載の駆動装置。
  4. 【請求項4】 駆動出力歯車は、駆動部を支持するため
    の支持板に形成された穴に駆動出力歯車の支持軸が嵌合
    されて、駆動部と被駆動部との位置を決めていることと
    する請求項1又は請求項2に記載の駆動装置。
  5. 【請求項5】 駆動部からの間欠的な回転駆動力を該駆
    動部との噛合により被駆動部に伝達することによって、
    該被駆動部の回転の周方向位置を移動させ、可動な対象
    物の複数の位置を切り換え可能に一つを選択して設定す
    る駆動装置であって、被駆動部を保持するための保持部
    材と、被駆動部の任意部位の回転位置を検知するための
    位置検知手段とを有し、駆動部は、位置検知手段の検知
    結果に基づいて間欠的に回転駆動する駆動源と、該駆動
    源の回転駆動力により回転駆動される駆動出力歯車とを
    有し、被駆動部は、回転自在な駆動軸と、該駆動軸に係
    止され駆動出力歯車と噛合する駆動入力歯車と、該駆動
    軸に係止され回転により周方向位置が移動する回動部材
    とを有し、対象物の位置を切り換えるよう該回動部材の
    周方向位置の選択をし、該回動部材が追従して対象物の
    一つの位置を決定する駆動装置において、位置検知手段
    は、保持部材に設けられ、駆動源は、被駆動部が切り換
    えられる回転位置のうち二つの位置を往復運動させて切
    り換えるよう正逆回転するようになっており、被駆動部
    は、駆動入力歯車と一体に形成された突き当て部と、該
    突き当て部が突き当たることにより被駆動部が上記往復
    運動の領域以上回転しないよう配設された二つの切換部
    材とを有することを特徴とする駆動装置。
  6. 【請求項6】 駆動部からの間欠的な回転駆動力を該駆
    動部との噛合により被駆動部に伝達することによって、
    該被駆動部の回転の周方向位置を移動させ、可動な対象
    物の複数の位置を切り換え可能に一つを選択して設定す
    る駆動装置であって、被駆動部を保持するための保持部
    材と、被駆動部の任意部位の回転位置を検知するための
    位置検知手段とを有し、駆動部は、位置検知手段の検知
    結果に基づいて間欠的に回転駆動する駆動源と、該駆動
    源の回転駆動力により回転駆動される駆動出力歯車とを
    有し、被駆動部は、回転自在な駆動軸と、該駆動軸に係
    止され駆動出力歯車と噛合する駆動入力歯車と、該駆動
    軸に係止され回転により周方向位置が移動する回動部材
    とを有し、対象物の位置を切り換えるよう該回動部材の
    周方向位置の選択をし、該回動部材が追従して対象物の
    一つの位置を決定する駆動装置において、位置検知手段
    は、保持部材に設けられ、駆動源は、被駆動部が切り換
    えられる回転位置のうち二つの位置を往復運動させて切
    り換えるよう正逆回転するようになっており、被駆動部
    は、駆動入力歯車と一体に形成された突き当て部と、駆
    動入力歯車を所定回転位置に戻させるような方向に該突
    き当て部を付勢する付勢部材とを有し、該付勢部材の付
    勢力が小さい方の駆動出力歯車の回転方向で該突き当て
    部が突き当たることにより被駆動部が上記往復運動の領
    域以上回転しないよう配設された切換部材を有すること
    を特徴とする駆動装置。
  7. 【請求項7】 位置検知手段は、駆動入力歯車と一体に
    形成された検知部材の位置を検知することにより、被駆
    動部の回転位置を検知するようになっていることとする
    請求項5又は請求項6に記載の駆動装置。
  8. 【請求項8】 位置検知手段は、被駆動部が切り換えら
    れる回転位置のうち一つの位置を基準位置として検知を
    行なうようになっていることとする請求項5乃至請求項
    7のいずれか一項に記載の駆動装置。
  9. 【請求項9】 基準位置側の切換部材は、突き当て部が
    切換部材に突き当った際に、検知部材が位置検知手段を
    抜けないよう位置設定されていることとする請求項8に
    記載の駆動装置。
  10. 【請求項10】 位置検知手段は、被駆動部が基準位置
    にある際に、検知部材の中間域にかかるよう設定されて
    いることとする請求項8又は請求項9に記載の駆動装
    置。
  11. 【請求項11】 位置検知手段は、被駆動部が基準位置
    にある際に、検知部材との重なりが、基準位置に対する
    該検知部材の端部位置の角度を10°以上30°以下に
    設定されていることとする請求項8又は請求項9に記載
    の駆動装置。
  12. 【請求項12】 位置検知手段は、装置の位置切り換え
    動作の際に、位置検知手段から出力される信号に変化が
    ないときは、装置の動作を停止させるようになっている
    こととする請求項5乃至請求項11のいずれか一項に記
    載の駆動装置。
  13. 【請求項13】 付勢部材は、付勢部材の付勢力が大き
    い方の駆動出力歯車の回転方向に、該付勢力が最大とな
    る切り換え位置よりも被駆動部が回転駆動された場合、
    駆動源が負荷重によって停止するよう付勢力が設定され
    ていることとする請求項6乃至請求項12のいずれか一
    項に記載の駆動装置。
  14. 【請求項14】 一連のプロセスによって形成された画
    像を記録媒体に記録する画像形成装置であって、請求項
    1に記載の駆動装置を備えることを特徴とする画像形成
    装置。
  15. 【請求項15】 位置検知手段は、駆動入力歯車と一体
    に形成された検知部材の位置を検知することにより、被
    駆動部の回転位置を検知するようになっていることとす
    る請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 駆動出力歯車は、保持部材に形成され
    た穴に駆動出力歯車の支持軸が嵌合されて、駆動部と被
    駆動部との位置を決めていることとする請求項14又は
    請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 駆動出力歯車は、駆動部を支持するた
    めの支持板に形成された穴に駆動出力歯車の支持軸が嵌
    合されて、駆動部と被駆動部との位置を決めていること
    とする請求項14又は請求項15に記載の画像形成装
    置。
  18. 【請求項18】 一連のプロセスによって形成された画
    像を記録媒体に記録する画像形成装置であって、請求項
    5に記載の駆動装置を備えることを特徴とする画像形成
    装置。
  19. 【請求項19】 一連のプロセスによって形成された画
    像を記録媒体に記録する画像形成装置であって、請求項
    6に記載の駆動装置を備えることを特徴とする画像形成
    装置。
  20. 【請求項20】 位置検知手段は、駆動入力歯車と一体
    に形成された検知部材の位置を検知することにより、被
    駆動部の回転位置を検知するようになっていることとす
    る請求項18又は請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 位置検知手段は、被駆動部が切り換え
    られる回転位置のうち一つの位置を基準位置として検知
    を行なうようになっていることとする請求項18乃至請
    求項20のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 基準位置側の切換部材は、突き当て部
    が切換部材に突き当った際に、検知部材が位置検知手段
    を抜けないよう位置設定されていることとする請求項2
    1に記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 位置検知手段は、被駆動部が基準位置
    にある際に、検知部材の中間域にかかるよう設定されて
    いることとする請求項21又は請求項22に記載の画像
    形成装置。
  24. 【請求項24】 位置検知手段は、被駆動部が基準位置
    にある際に、検知部材との重なりが、基準位置に対する
    該検知部材の端部位置の角度を10°以上30°以下に
    設定されていることとする請求項21又は請求項22に
    記載の画像形成装置。
  25. 【請求項25】 位置検知手段は、装置の位置切り換え
    動作の際に、位置検知手段から出力される信号に変化が
    ないときは、装置の動作を停止させるようになっている
    こととする請求項18乃至請求項24のいずれか一項に
    記載の画像形成装置。
  26. 【請求項26】 付勢部材は、付勢部材の付勢力が大き
    い方の駆動出力歯車の回転方向に、該付勢力が最大とな
    る位置よりも被駆動部が回転駆動された場合、駆動源が
    負荷重によって停止するよう付勢力が設定されているこ
    ととする請求項19乃至請求項25のいずれか一項に記
    載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006208916A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2007079473A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Ricoh Co Ltd 回転体回転速度制御装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置

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