JP2000249147A - 軸受装置及びその軸受の製造方法 - Google Patents

軸受装置及びその軸受の製造方法

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JP2000249147A JP11056616A JP5661699A JP2000249147A JP 2000249147 A JP2000249147 A JP 2000249147A JP 11056616 A JP11056616 A JP 11056616A JP 5661699 A JP5661699 A JP 5661699A JP 2000249147 A JP2000249147 A JP 2000249147A
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正昭 仲野
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知昭 井上
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宏二 会沢
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】樹脂系摺動材と強度部材の裏金の接合強度を高
め、樹脂軸受の信頼性向上図る。 【解決手段】軸受パッドを構成する強度部材の裏金と、
樹脂系摺動部材との間に金属フィルターを介在させ、金
属フィルターを固着した裏金を加熱し、樹脂系摺動部材
の融点以上に昇温後、金属フィルター上に樹脂系摺動部
材を積層し、境界部の溶融した樹脂系摺動部材を金属フ
ィルター気孔部に含浸するまで加圧して結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば水車発電機
や電動機のように、回転体の周りに放射状に配置された
扇形のスラストパッド、またはセグメント形パッドを備
えているスラスト及びジャーナル軸受装置の改良に係
り、特に軸受パッドの摺動部材に樹脂系の摺動部材を用
いるように成した軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近における水力発電設備は、発電所の
立地的条件、また建設コストの面から揚水発電機に代表
される大容量化、高速化の傾向にある。立軸形水車発電
機に用いられるスラスト軸受は、水車及び発電機の回転
体重量と共に、水車に加わる水スラストをも合わせて支
持する。大容量機の場合には、スラスト軸受は3000
〜4000トンもの荷重を支持することになり、またそ
の周速は40〜50m/secにも達し、軸受損失はま
すます増大する傾向にある。
【0003】一方、ジャーナル軸受は発電機側と水車側
にそれぞれ用いられ、水圧変動やミスアライメントによ
り発生するアンバランス荷重を支持している。揚水発電
機などでは、昼間発電に使用し下池に貯めた水を、夜間
に上池にポンプで揚水するために必ず日常的に起動・停
止が行われ、運転条件においても厳しいものとなってい
る。以上のことから、スラスト及びジャーナル軸受装置
は、あらゆる運転条件に充分対応し、かつ長期間安定的
に電力供給が行なえるような高い信頼性が要求される。
【0004】ところで、この軸受の摺動材料としては、
従来から長年錫をベースにしたホワイトメタルが用いら
れてきた。これに対し、最近になり低摩擦で高耐熱、高
耐摩耗性のエンジニアリングプラスチック材が摺動材と
して注目され、特に大形回転機の軸受摺動部材として熱
可塑性樹脂のポリテトラフルオロエチレン(以下PTF
Eと称す)、ポリエーテルエーテルケトン(以下PEE
Kと称す)を中心とし、これにガラス繊維、炭素繊維、
グラファイトや二硫化モリブデン等を添加し機械的強
度、摺動特性及び耐摩耗性等の改善を図った高分子複合
樹脂材料が、水車発電機のスラスト及びジャーナル軸受
に採用され始めている。
【0005】大形回転機のスラスト及びジャーナル軸受
にこのような樹脂系摺動材を採用する場合は、高荷重を
負うため必ず高剛性のスチール製の裏金(強度部材)に
樹脂材を一体的に結合して使用している。従って、両者
の密着強度が不十分であると、運転時に樹脂摺動部が剥
離して致命的な事故を引き起こす要因となるため、樹脂
材料と強度部材との接合技術が必須の課題となってい
る。
【0006】この樹脂材料を強度部材に結合する方法に
関して、特開平7−279949号公報には、回転板を
支持するスラスト軸受において、回転板と接触する摺動
部材とこの摺動部材を台金に固定する摺動材固定層を、
多数の鋼球を熱間静水圧プレスにより接合して構成する
方法が開示されている。また、特開平8−84452号
公報には、回転板を支持するスラスト軸受において、回
転板と摺接する軸受すべり面をグラスファイバー、二硫
化モリブデン等を充填したポリテトラフルオロエチレン
材料で形成し、このポリテトラフルオロエチレン材料を
多孔薄板のバックメタルに一体結合し、この部材を鉄系
の台金にポリテトラフルオロエチレン材の溶融温度より
低いハンダ材料で、一定条件の高温、高圧で接着しスラ
スト軸受静止板を構成する方法が開示されている。
【0007】また、特開平7−71446号公報には、
ジャーナル軸を支持するテイルテイングパッドの摺動面を
グラスファイバー充填のポリテトラフルオロエチレン材
料で形成し、このポリテトラフルオロエチレン材料を、
多孔質体に圧着接合され、この接合体をリング状に形成
し、同様の内径を有する台金に低融点の金属箔を巻き付
けて圧入する。さらに、台金の外周部に加熱手段を設け
て加熱するとともに、前記接合体内側に圧入して設けた
回転治具により、接合体を回転させながら低融点の金属
箔を溶かして一体結合し、その後この積層体を複数に分
割加工してテイルテイングパッド軸受を構成する方法が開
示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術におい
て、例えば特開平7―279949号公報においては、
摺動部材を台金に固定する摺動材固定層を、無数の鋼球
をHIP(熱間静水圧プレス)により結合して構成し、
鋼球間に形成される気孔部に、摺動材を押し込むことに
より密着強度の向上を図るものである。しかしながら、
無数の鋼球を使用することと、大がかりな設備が必要な
ことから製造コストは必ずしも低減しない。
【0009】また、特開平8−84452号公報におい
ては、多孔薄板のバックメタルに一体結合したテトラフ
ルオロエチレン材料を、鉄系の台金にテトラフルオロエ
チレン材の溶融温度より低いハンダ材料で、高温、高圧
で接着して結合するため充分な接合強度を得られるが、
テトラフルオロエチレン材は弾性体であり、高荷重を支
持する場合には圧縮変形を生じる恐れがあり、この点を
考慮して製造する必要がある。
【0010】また、特開平7−71446号公報には、
ジャーナル軸を支持するテイルテイングパッド軸受の成造
法で、板状の多孔質体にポリテトラフルオロエチレン材
料を圧着接合し、リング状にして円筒状台金の内周面に
接合し、その後複数に分割加工してテイルテイングパッド
軸受を構成する方法が開示されており安定的な接合が得
られる。しかしながら、テトラフルオロエチレン材は弾
性体であるため、板状からリング状に曲げるのは可能で
あるが、固い樹脂材を使用する場合は、板状からリング
状に曲げるのは非常に難しく無理の曲げると、樹脂材が
破損したり多孔質体から剥離する場合がある。
【0011】本発明の目的は、大荷重を受け、かつ起動
・停止の繰り返し運転が行われても、摺動面の損傷や樹
脂摺動材の剥離を生じることなく樹脂材の有する潤滑特
性を十分に発揮できると共に、信頼性の高いこの種の軸
受装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、回転
軸に固定されたランナの端部及び側面部に配置され、回
転体を支承する軸受パッドの裏金の摺動側表面に、樹脂
系の摺動部材が固着され、前記軸受パッドの裏金と樹脂
系摺動部材とを結合するに際し、裏金と樹脂系摺動部材
との間に接合媒体として、略一定の粒径に調整された金
属材料の球体粒子から成り、略均一に配列された気孔を
有するように板状に成形された金属フィルターを介在さ
せ、金属フィルターを裏金に固着し、これらを加熱して
樹脂の融点以上の温度に昇温後、金属フィルターの表面
に樹脂系摺動部材を積層し、加圧して樹脂を該金属フィ
ルターに含浸して結合したものである。
【0013】また、スラスト軸受パッドの裏金と該樹脂
系摺動部材とを結合するに際し、裏金と樹脂系摺動部材
との間に金属フィルターを介在させ、金属フィルターを
裏金に固着し、裏金の上下及び周囲にヒータを内蔵した
加熱治具を配置して加熱しながら、樹脂の融点以上の温
度に昇温後、金属フィルターの表面に樹脂系摺動部材を
積層して、境界部の溶融した樹脂系摺動部材が、金属フ
ィルターの気孔部に含浸するまで加圧して結合するよう
にしたものである。
【0014】また、スラスト軸受パッドの裏金と樹脂系
摺動部材とを結合するに際し、裏金の表面に、ほぼ同等
の大きさに統一された金属球体粒子と、金属粒子より細
かくかつ低融点の金属粉末とを重量比0.9/0.1の
割合になるように調合し、メカニカルアロイング法によ
り合金化した粒子を融着して凹凸層を形成し、これらを
該加熱治具で加熱し、樹脂系摺動部材の融点以上の温度
に昇温後、樹脂系摺動部材を積層し、境界部の溶融した
樹脂系摺動部材が、凹凸層に含浸するまで加圧して結合
するようにしたものである。
【0015】また、軸受パッドの摺動部材が、裏金と樹
脂系摺動部材との間に設けられた金属フィルター及び凹
凸層に、加熱・加圧して樹脂系摺動部材を含浸して結合
するようにして形成したものである。
【0016】また、セグメント状軸受パッドの裏金と樹
脂系摺動部材とを結合するに際し、裏金と樹脂系摺動部
材との間に金属フィルターを介在させ、金属フィルター
を固着した半円状該裏金を、同様の半円状の面を有しヒ
ータを内蔵する加熱治具に固定して加熱し、樹脂系摺動
部材の融点以上の温度に昇温後、金属フィルターの内周
面に樹脂系摺動部材を積層し、樹脂系摺動部材内径と同
等の曲率を有する加圧治具を介して、境界部の溶融した
樹脂系摺動部材を加圧し、金属フィルター孔部に含浸し
て結合するようにしたものである。
【0017】すなわち、このように形成された軸受装置
は、裏金と樹脂系摺動部材との間に金属フィルターを介
在させ、金属フィルターを裏金に固着し、これらを加熱
しながら、樹脂系摺動部材の融点以上の温度に昇温後、
金属フィルターの表面に樹脂系摺動部材を積層し、境界
部の溶融した樹脂系摺動部材が金属フィルター気孔部に
含浸するまで加圧される。この加熱時に樹脂から発生し
たガスと内部に残留している空気は、均一に配列構成さ
れた金属フィルター気孔部から、溶融した樹脂とともに
外部に完全に排出される。このため、境界部及び気孔部
にはボイドも皆無となる。従って、樹脂系摺動部材は接
合媒体である金属フィルターのアンカー効果で接合固定
されるため、強度部材である裏金との結合部の密着強度
を向上させることができるのである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図示した実施例に基づいて本
発明を詳細に説明する。図1には本発明の軸受装置およ
び軸受パッドの一実施例を示している。
【0019】例えば、水車発電機などの回転軸1には、
スラストカラ2と、ライナ3と、スラスト軸受パッド
4、及びジャーナル軸受パッド8等からなる軸受装置で
支持されている。
【0020】軸受装置は、回転軸1に固定されたスラス
トカラ2、ランナ3などで構成される回転体の重量と、
運転時に水車に加わる水スラストとの総重量を、オイル
タンク14内の潤滑油16中に、放射状に配置された複
数のスラスト軸受パッド4で支持する。
【0021】スラスト軸受パッド4は、球面状のピボッ
ト17により揺動可能に支持され、回り止め18によっ
て位置決めされている。一方、ジャーナル軸受パッド8
は、オイルタンク14の内壁15よりオイルタンク内に
突き出した支持板12と、支持板12に固定されたラジ
アルピボット13に揺動可能に支持され、回転によるア
ンバランス荷重等を支持する。オイルタンク14の最内
周部にはオイルダム19が設けられており、潤滑油16
を自蔵するとともに外部への油漏れを防止している。潤
滑油16を冷却する冷却装置(図示せず)および給排油
管(図示せず)などを介し循環して冷却するように構成
されている。
【0022】図1(b)は、摺動材料として熱可塑性の
樹脂を適用したスラスト軸受パッド4の斜視図で、スラ
スト軸受パッド4は強度部材である裏金6と、金属フィ
ルター7及び熱可塑性樹脂系の摺動部材5などで構成さ
れている。
【0023】裏金6と樹脂系摺動部材5との接合媒体と
なる金属フィルター7は、図2(b)に示す如く、略一
定の粒径に調整された金属の球体粒子7aから成り、か
つ均一に配列された気孔20を形成するように板状に成
形されている。気孔20の大きさは、ガスの通過を容易
にするために70〜400メッシュの範囲内に形成する
ことが望ましい。また、球体粒子7aの材質は、裏金及
び樹脂系摺動部材との相性、コストの面からブロンズ、
銅、ステンレス等の金属材料が望ましい。尚、樹脂系摺
動部材はPEEK,PTFE、PPS(ポリフェニレン
サルファイド)、PAI(ポリアミドイミド)に炭素繊
維、グラファイト、ガラス繊維などを添加した熱可塑性
の組成物である。
【0024】図2にスラスト軸受パッドの構成を示す。
【0025】本スラスト軸受パッドは、次のように作ら
れる。先ず、金属フィルター7を裏金6に拡散接合法、
あるいは金属フィルター7材質より低融点のインサート
材を介し、加熱融着により接合固定する。次に、複数個
の筒型ヒータ21を内蔵した加熱治具22a上に金属フ
ィルター7と裏金6との接合体をのせ、接合体の周囲を
枠23で囲むようにセットしてヒータ21により加熱す
る。樹脂系摺動部材5の融点以上に昇温後、樹脂系摺動
部材5を金属フィルター7に積層して、その境界部を溶
かし、溶融した樹脂系摺動部材5を、その上に配置した
加圧体24を介し均等圧がかかるように加圧し、図2
(b)に示す如く溶融樹脂5aの一部が、金属フィルタ
ー7の気孔部20に含浸され、さらに外部に排出される
まで加圧して接合する。
【0026】尚、加熱の際加圧体24側を熱しても特に
弊害はないが、樹脂系摺動部材5の融点を越えると、金
属フィルター7の気孔部20に含浸が不可となるので、
極力荷重たわみ温度以下にした方が無難である。
【0027】接合時に、ボイドが発生すると強度低下や
軸受の信頼性を損なう恐れがあるが、ボイド発生の要因
となる内部残留空気や、加熱により樹脂5から発生する
ガス等は、加圧により金属フィルター7の気孔部20か
ら溶融樹脂5aと共に、金属フィルター7の気孔部20
外部から容易に排出されるので、ボイドは皆無となり接
合強度を高めることができる。
【0028】尚、金属フィルター7の気孔20の大きさ
(目の粗さ)は、市販品のフィルターエレメントを用い
て、70〜400メッシュのものを自在に選べる。しか
し、気孔が大きすぎると機械的強度を低下させ、小さす
ぎると充分なガス抜きや含浸ができないため、樹脂の流
動性等を考慮して選定する必要がある。また、加熱温度
は、使用する樹脂材の融点以上の温度範囲に設定され
る。また、荷重及び加圧速度は、樹脂材と気孔サイズを
選定することにより適正値が決まる。接合後、機械加工
により所定のスラスト軸受パッド4に形成される。
【0029】次に、図3は本発明の加熱方法の応用例を
示すもので、大容量水車発電機の場合、当然スラスト軸
受パッド4も大形化する。図2においては、金属フィル
ター7を裏金6に固着した後、一方向からの加熱だけで
昇温させていたが、大形化した裏金6の場合は一方向か
らの加熱だけでは熱容量的に不足し長時間を要する。
【0030】この問題を解消するために、裏金6の上下
あるいは周囲に加熱治具22aを配置して熱容量を増加
することにより、昇温速度を加速させ、作業時間の短縮
を図るものである。
【0031】このように、加熱、加圧条件によって金属
フィルター7上の樹脂系摺動部材5は溶融し、金属フィ
ルター7の気孔部20に含浸され融着結合される。従っ
て、樹脂系摺動部材5は、接合媒体である金属フィルタ
ー7のアンカー効果で接合固定されるので、堅牢なスラ
スト軸受パッド4を構成することができる。
【0032】図4及び図5は、本発明の他の実施例にお
ける裏金と接合媒体の接合状態を示す。本発明における
接合媒体は、均一に調整された大粒の金属球体粒子25
と、それより細かく低融点の金属粉末26を重量比で、
金属球体粒子/低融点の金属粉末=0.9/0.1程度
の割合になるように調合し、メカニカルアロイング法に
より、大粒の金属球体粒子25の周囲に細かい低融点の
金属粉末26を被覆し(図4)合金化する。
【0033】この金属粉末26の付着した粒子27を裏
金6表面に分散させた後、加熱融着して裏金6に凹凸層
を形成する。加熱の際、低融点の金属粉末が溶けて裏金
6に融着するため、裏金6をメッキ処理する作業を省略
できる。裏金6は加熱治具で加熱し、樹脂系摺動部材5
の融点以上に昇温後、樹脂系摺動部材5を積層し、樹脂
系摺動部材5を加圧し凹凸層に含浸して結合する。
【0034】本接合方法では、凹凸層のアンカー効果で
密着性を保持するため、金属球体粒子25は粒子径の大
きなものほど接合強度を高められる。
【0035】図6は、本発明の他の実施例における樹脂
系摺動材料を接合したジャーナル軸受パッド8の斜視図
で、スラスト軸受パッド4の構成と同様に強度部材であ
る裏金10と、金属フィルター11及び樹脂系摺動部材
9などで構成されている。
【0036】図7にジャーナル軸受パッドの製造方法を
示す。ジャーナル軸受パッド8の裏金10と樹脂系摺動
部材9とを結合するに際し、裏金10と樹脂系摺動部材
9との間に金属フィルター11を介在させると共に、裏
金10、金属フィルター11、樹脂系摺動材9をそれぞ
れ円弧状に形成する。裏金10の外周面に合わせて加熱
治具22b内周面が形成され、その内周面に沿って複数
個のヒータ21が内蔵されている。
【0037】金属フィルター11を固着した裏金10を
加熱治具22bに固定して加熱し、樹脂系摺動材9の融
点以上に昇温後、樹脂系摺動材9を積層し、その内周面
に同等の曲率を有する加圧治具28を直接押し当てて均
等に加圧し、溶融した樹脂系摺動材9を金属フィルター
11気孔部に含浸し結合する。本加圧治具28で、均等
に加圧できるジャーナル軸受パッド8の角度(α)はα
≦120°の範囲内であるが、一般的にジャーナル軸受
パッド8の角度は油膜圧力形成の面から90°以上で使
用されることはなく、セグメント形パッドの製造方法と
して設備が簡単であり、コスト低減が可能である。
【0038】図8は、本発明の他の実施例における製造
方法を示す。ジャーナル軸受パッドの裏金と樹脂系摺動
部材とを結合するに際し、加熱治具22cを、上記同様
形状の加熱治具22bを2個組合わせネジ32で締結し
て構成する。裏金10、金属フィルター11、樹脂系摺
動材9をそれぞれ半円状に形成する。金属フィルター1
1を固着した裏金10を加熱治具22cに固定して加熱
し、樹脂系摺動材9の融点以上に昇温後、樹脂系摺動材
9を挿入し、その内周面にテーパ部30を有する加圧ピ
ン29を挿入貫通させ、テーパ30部で徐々に加圧し
て、溶融した樹脂を金属フィルター11気孔部に含浸し
て結合すると共に、平行部で摺動部材9の内径を所定の
寸法に仕上げる。加熱治具22c下部には底板31が付
設されており、加圧時の位置ずれを防止している。
【0039】本発明では、2分割円筒状のジャーナル軸
受の接合が可能であり、水車発電機用の軸受だけでな
く、電動機やタービン発電機等の軸受の製造も可能であ
る。
【0040】図9は、本発明の他の実施例における製造
方法を示す。加熱治具22bは図7の加熱治具と全く同
様形状に形成されており、その内周面に金属フィルター
11を固着した半割り状の裏金10をセットする。加熱
治具22bで樹脂系摺動材9の融点以上に昇温後、半割
り状樹脂系摺動材9積層すると共に、樹脂系摺動材9の
内周面に複数個の円弧片36を当接する。
【0041】円弧片36の中心部はコイルバネ34端部
と接し、その一端部はバネガイド35に案内されて加圧
片33の下端部に接している。また、コイルバネ34
は、加圧の際、それぞれの円弧片36に荷重が均等にか
かるようにバネ圧が調整されている。従って、加圧片3
3で加圧すると、各コイルバネ34及び円弧片36を介
して、樹脂系摺動材9を均等な荷重で押圧するため、溶
融した樹脂系摺動材9を金属フィルター11気孔部に十
分に含浸して結合できる。尚、コイルバネ34の変わり
に板バネ、皿バネ等を使用してもよい。
【0042】このように本発明では、バネを応用した簡
単な設備で、軸受の製造が容易になるため、セグメント
形の軸受だけでなく電動機やタービン発電機用の2分割
円筒軸受等、幅広い軸受形状の製造に活用できるもので
ある。
【0043】図10は、本発明の他の実施例における製
造方法を示す。加熱治具22bは図7で説明した加熱治
具と全く同様形状に形成されており、その内周面には金
属フィルター11を固着した2分割状の裏金10が内包
されている。加熱治具22bで樹脂系摺動材9の融点以
上に昇温後、2分割状樹脂系摺動材9積層し樹脂系摺動
材9の内周面に沿って、加圧ローラー37で加圧しなが
らローリングさせ、溶融した樹脂系摺動材9を金属フィ
ルター11気孔部に十分に含浸して結合できる。尚、加
圧ローラー37を樹脂系摺動材9の中央から左右にロー
リングさせることにより、側端部から溶融した樹脂の一
部と共に空気などを放出することもできる。
【0044】また、樹脂系摺動材9の板厚を一定にしな
いで、図11に示す如く中央部の板厚に対し、両端部の
板厚を薄くすることにより、ローリング時に矢印に示す
如く側端部からの空気などの放出がより容易となるた
め、ボイド防止に効果的である。なお、樹脂系摺動材9
の板厚の替わりに金属フィルター11の板厚を変えても
同様の効果を得られる。
【0045】以上述べた各実施例においては、スラスト
軸受パッド4の摺動面を形成する樹脂材料は、炭素繊
維、グラファイト、青銅、ガラス繊維やふっ素化合物等
が目的に応じて適宜添加された熱可塑性の組成物であ
り、ホワイトメタルに比べて耐摩耗性に優れ摩擦係数も
小さいので、高面圧下でも安定的な流体潤滑作用が得ら
れる。また、起動・停止時の運転状態における油膜厚さ
が極めて薄い場合でも、面荒れや摩耗を生じないで良好
な潤滑状態を維持できる。このような、樹脂材料特有の
自己潤滑性効果により、これまで起動・停止時に不可欠
だった、高圧油ポンプによる摺動面への静圧油の供給
(オイルリフタ装置)が不要となるため、発電設備の簡
素化が図れるとともに保守・管理が容易になる。
【0046】さらに、ホワイトメタルの融点が約240
℃前後であるのに対し、樹脂系摺動材の場合は約100
℃高く、高温疲労強度にも優れており、摺動面に油膜が
十分に形成されない状態で長時間運転されても、摺動面
に損傷を来すことはない。
【0047】一方、スラスト軸受パッド4は端部がピボ
ット17で支持されており、円周方向及び半径方向に傾
動が可能であり、軸受パッド4が傾くことにより動圧を
発生し、回転体を接触することなしに支持できる。とこ
ろが、回転中は潤滑油16のせん断摩擦作用により摺動
面が発熱し、軸受パッド4の厚み方向に温度差を生じ、
この温度差により軸受パッド4は凸形状の変形を発生さ
せる。この変形は円周方向及び半径方向のいずれにも発
生しするが、特に半径方向の変形量は油膜圧力の発生領
域を減退させるため、耐荷重性を大幅に低下させてしま
う。
【0048】しかしながら、樹脂材料の熱伝導率はホワ
イトメタルに比べて、1/200以下と小さいため裏金
6への断熱効果が大きく作用し、スラスト軸受パッド4
の熱変形を最小限に止めることができる。従って、変形
量を小さく抑制することができるため軸受パッド4の摺
動面には、適正な油膜の圧力分布が形成されて耐荷重性
を損なうことがなくなる。
【0049】前述のように形成された軸受装置では、境
界部の溶融した樹脂系摺動部材を金属フィルター気孔部
に含浸するまで加圧して結合する。このため、加熱時に
樹脂から発生するガスや内部残留空気などを、完全に外
部に放出できるのでボイドの発生を防止することによ
り、樹脂系摺動部材を強度部材に一体結合し結合強度を
高めて、摺動面の損傷と剥離を防止し、樹脂材の有する
潤滑特性を充分に発揮できる信頼性の高い水車発電機用
の軸受装置を得ることができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、大荷重を受け、かつ起動・停止の繰り返しの厳しい
運転が行われても、裏金と樹脂系摺動部材との接合の際
にボイドを未然に防止できるため接合強度を高めること
ができ、摺動面の損傷や樹脂摺動材の剥離を生ずること
がなく、樹脂材の有する潤滑特性を十分に発揮でき、信
頼性の高いこの種のスラスト軸受装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軸受装置の一実施例を示す縦断面図及
びスラスト軸受パッドの斜視図である。
【図2】スラスト軸受パッドの接合の状態及び排出した
溶融樹脂を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施例によるスラスト軸受パッド
加熱の状態を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施例による金属粒子に低融点粉
末を被覆した状態を示す説明図である。
【図5】本発明の他の実施例による裏金に金属粒子を融
着た状態を示す説明図である。
【図6】本発明の他の実施例によるジャーナル軸受パッ
ドの斜視図である。
【図7】本発明の他の実施例による接合の状態を示す断
面図である。
【図8】本発明の他の実施例による接合の状態を示す断
面図である。
【図9】本発明の他の実施例による接合の状態を示す断
面図である。
【図10】本発明の他の実施例による接合の状態を示す
断面図である。
【図11】本発明の他の実施例による加圧時における端
部からの溶融樹脂及び空気の放出状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…回転軸、2…スラストカラ、3…スラストランナ、
4…スラスト軸受パッド、5、9…樹脂系摺動部材、
6、10…裏金、7、11…金属フィルター、8…ジャ
ーナル軸受パッド、14…オイルタンク、16…潤滑
油,20…気孔部、21…ヒータ、22…加熱治具、2
5…金属粒子、28…加圧治具、29…加圧ピン、30
…テーパ部、34…コイルバネ、35…バネガイド、3
6…円弧片、37…加圧ローラー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 会沢 宏二 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 辺見 真 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 Fターム(参考) 3J011 AA08 AA20 BA15 DA02 JA02 KA05 LA06 NA02 QA01 QA05 SA02 SB01 3J012 AB20 BB03 HB01 HB04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に固定されたランナの端部及び側面
    部に配置され、回転体を支承する軸受パッドの裏金の摺
    動側表面に、樹脂系の摺動部材を固着した軸受パッドの
    製造方法において、 前記裏金と前記樹脂系摺動部材との間に、接合媒体とし
    て略一定の粒径に調整された金属材料の球体粒子から成
    り、略均一に配列された気孔を有するように板状に成形
    された金属フィルターを設け、前記金属フィルターを前
    記裏金に固着し、その後、前記樹脂の融点以上の温度に
    昇温後、前記金属フィルターの表面に前記樹脂系摺動部
    材を積層し、加圧して樹脂を前記金属フィルターに含浸
    して結合するようにしたことを特徴とする軸受の製造方
    法。
  2. 【請求項2】回転軸に固定されたランナの端部に配置さ
    れ、回転体を支承するスラスト軸受パッドの裏金の摺動
    側表面に、樹脂系の摺動部材が固着されているスラスト
    軸受の製造方法において、 前記裏金と前記樹脂系摺動部材との間に金属フィルター
    を介在させ、前記金属フィルターを前記裏金に固着し、
    前記裏金の上下及び周囲にヒータを内蔵した加熱治具を
    配置して加熱し、前記樹脂の融点以上の温度に昇温後、
    前記金属フィルターの表面に前記樹脂系摺動部材を積層
    して、境界部の溶融した前記樹脂系摺動部材が、前記金
    属フィルターの気孔部に含浸するまで加圧して結合する
    ようにしたことを特徴とする軸受の製造方法。
  3. 【請求項3】回転軸に固定されたランナの端部に配置さ
    れ、回転体を支承するスラスト軸受パッドの裏金の摺動
    側表面に、樹脂系の摺動部材が固着されているスラスト
    軸受の製造方法において、 前記裏金の表面に、ほぼ同等の大きさの金属球体粒子
    と、前記金属粒子より細かくかつ低融点の金属粉末とを
    重量比0.9/0.1の割合とし、メカニカルアロイン
    グ法により合金化した粒子を、融着して凹凸層を形成
    し、前記樹脂系摺動部材の融点以上の温度に昇温後、前
    記樹脂系摺動部材を積層し、境界部の溶融した前記樹脂
    系摺動部材が、前記凹凸層に含浸するまで加圧して結合
    するようにしたことを特徴とする軸受の製造方法。
  4. 【請求項4】回転軸の周囲に所定の間隔をおいて配置さ
    れた複数の軸受パッドと、この軸受パッドを収納してい
    る潤滑槽とを備え、該軸受パッドの摺動部材が樹脂系部
    材にて形成されている軸受装置において、 該該軸受パッドの摺動部材が、該裏金と該樹脂系摺動部
    材との間に設けられた該金属フィルターあるいは凹凸層
    に、加熱・加圧して該樹脂系摺動部材を含浸して結合す
    るようにして形成されていることを特徴とする軸受装
    置。
  5. 【請求項5】回転軸に固定されたランナの円周部に配置
    され、セグメント状ジャーナル軸受パッドの裏金の摺動
    側表面に、樹脂系の摺動部材が固着されているジャーナ
    ル軸受パッドの製造方法において、 前記裏金と前記樹脂系摺動部材との間に金属フィルター
    を介在させ、前記金属フィルターを固着した半円状前記
    裏金を、同様の半円状の面を有しヒータを内蔵する加熱
    治具に固定して加熱し、前記樹脂系摺動部材の融点以上
    の温度に昇温後、前記金属フィルターの内周面に前記樹
    脂系摺動部材を積層し、前記樹脂系摺動部材内径と同等
    の曲率を有する加圧治具を介して、境界部の溶融した前
    記樹脂系摺動部材を加圧し、前記金属フィルター孔部に
    含浸して結合するようにしたことを特徴とするジャーナ
    ル軸受パッドの製造方法。
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