JP2000249099A - 遠心式送風機 - Google Patents
遠心式送風機Info
- Publication number
- JP2000249099A JP2000249099A JP4780899A JP4780899A JP2000249099A JP 2000249099 A JP2000249099 A JP 2000249099A JP 4780899 A JP4780899 A JP 4780899A JP 4780899 A JP4780899 A JP 4780899A JP 2000249099 A JP2000249099 A JP 2000249099A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- centrifugal blower
- fan
- electric motor
- gap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 3
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 3
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、片吸込み式多翼ファンのベースプ
レート側にも吸込口を設けることにより、騒音の悪化あ
るいはコストの面で不利とならずに高圧損時における送
風量の確保を目的とする。 【解決手段】 本発明の遠心式送風機は、電動機１と、
ベルマウス状吸入口３ａを通して空気を吸入する片吸込
み用遠心式多翼フアン２を収納してなる渦巻き螺旋状の
ケーシング３とにより構成される遠心式送風機におい
て、前記ケーシング３にフアンモータを組付けるに際
し、ケーシング３の下板３ｃと電動機１の取付け板１ａ
の間に隙間δを設けたことを特徴とするものである。
レート側にも吸込口を設けることにより、騒音の悪化あ
るいはコストの面で不利とならずに高圧損時における送
風量の確保を目的とする。 【解決手段】 本発明の遠心式送風機は、電動機１と、
ベルマウス状吸入口３ａを通して空気を吸入する片吸込
み用遠心式多翼フアン２を収納してなる渦巻き螺旋状の
ケーシング３とにより構成される遠心式送風機におい
て、前記ケーシング３にフアンモータを組付けるに際
し、ケーシング３の下板３ｃと電動機１の取付け板１ａ
の間に隙間δを設けたことを特徴とするものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用空調装置
および家電用空調装置等に用いられる遠心式送風機に係
り、特に送風性能の向上に関するものである。
および家電用空調装置等に用いられる遠心式送風機に係
り、特に送風性能の向上に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の遠心式送風機は、図２に示す様
に、電動機１とケーシング３と片吸込み式多翼フアン２
とにより構成されている。前記ケーシング３は、ベルマ
ウス状吸入口３ａが形成されるケーシング上板３ｂと、
ケーシング側壁３ｃと、フアン挿入孔３ｄが形成される
ケーシング下板３ｅとにより構成されている。前記片吸
込み式多翼ファン２は、回転自在な円形状のベースプレ
ート２ａ、トッププレート２ｂと、前記ベースプレート
２ａの周方向に沿ってベースプレート２ａに固定された
複数枚のブレード２ｃから 構成されており、ケーシン
グ３の下板３ｅと電動機１の取付け板１ａは、隙間なく
取付けられている。
に、電動機１とケーシング３と片吸込み式多翼フアン２
とにより構成されている。前記ケーシング３は、ベルマ
ウス状吸入口３ａが形成されるケーシング上板３ｂと、
ケーシング側壁３ｃと、フアン挿入孔３ｄが形成される
ケーシング下板３ｅとにより構成されている。前記片吸
込み式多翼ファン２は、回転自在な円形状のベースプレ
ート２ａ、トッププレート２ｂと、前記ベースプレート
２ａの周方向に沿ってベースプレート２ａに固定された
複数枚のブレード２ｃから 構成されており、ケーシン
グ３の下板３ｅと電動機１の取付け板１ａは、隙間なく
取付けられている。
【０００３】前記の遠心式送風機においては、電動機１
に電圧を印加することにより片吸込み式多翼ファン２は
回転し、ケーシング３のベルマウス状吸入口３ａから空
気を吸入し、片吸込み式多翼ファン２内に流入しブレー
ド２ｃにより昇圧され、ケーシング３内を通って出口へ
と流出する構成である。
に電圧を印加することにより片吸込み式多翼ファン２は
回転し、ケーシング３のベルマウス状吸入口３ａから空
気を吸入し、片吸込み式多翼ファン２内に流入しブレー
ド２ｃにより昇圧され、ケーシング３内を通って出口へ
と流出する構成である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】近年、小型で高密度の
熱交換器や防塵フィルター等からなる高圧損に対応する
遠心式送風機が要求されている。しかし、従来の遠心式
送風機で対応するためには、片吸込み式多翼ファン２の
回転数を上げることとなるが、騒音を悪化させる要因で
あり、また、前記片吸込み式多翼ファン２の外径を拡大
することは、コストの面で不利と考えられる。
熱交換器や防塵フィルター等からなる高圧損に対応する
遠心式送風機が要求されている。しかし、従来の遠心式
送風機で対応するためには、片吸込み式多翼ファン２の
回転数を上げることとなるが、騒音を悪化させる要因で
あり、また、前記片吸込み式多翼ファン２の外径を拡大
することは、コストの面で不利と考えられる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、片吸込み式多
翼ファンのベースプレート側にも吸込口を設けることに
より、騒音の悪化あるいはコストの面で不利とならずに
高圧損時における送風量の確保を狙いとした遠心式送風
機を提供するものである。
翼ファンのベースプレート側にも吸込口を設けることに
より、騒音の悪化あるいはコストの面で不利とならずに
高圧損時における送風量の確保を狙いとした遠心式送風
機を提供するものである。
【０００６】すなわち、本発明の遠心式送風機は、電動
機１と、ベルマウス状吸入口３ａを通して空気を吸入す
る片吸込み用遠心式多翼フアン２を収納してなる渦巻き
螺旋状のケーシング３とにより構成される遠心式送風機
において、前記ケーシング３にフアンモータを組付ける
に際し、ケーシング３の下板３ｃと電動機１の取付け板
１ａの間に隙間δを設けたことを特徴とするものであ
る。
機１と、ベルマウス状吸入口３ａを通して空気を吸入す
る片吸込み用遠心式多翼フアン２を収納してなる渦巻き
螺旋状のケーシング３とにより構成される遠心式送風機
において、前記ケーシング３にフアンモータを組付ける
に際し、ケーシング３の下板３ｃと電動機１の取付け板
１ａの間に隙間δを設けたことを特徴とするものであ
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。図１は、本発明の一実施形態
による遠心式送風機の断面図であり、図２は電動機側か
らみた裏面図である。
面により詳細に説明する。図１は、本発明の一実施形態
による遠心式送風機の断面図であり、図２は電動機側か
らみた裏面図である。
【０００８】本発明の遠心式送風機は、図１に示すに如
く、電動機１と、ベルマウス状吸入口３ａを通して空気
を吸入する片吸込み用遠心式多翼ファン２を収納してな
る渦巻き螺旋状のケーシング３とにより構成され、電動
機１の取付け板１ａとケーシング３との間には隙間δを
設定したものである。前記隙間δは、ケーシング３の高
さをαとし、隙間をδとしたときの比率δ／αとする
と、送風試験結果および負荷をかけた時の騒音測定結果
より３〜８％が良好である。なお、前記隙間δを構成す
る方法は、ワッシャーやカラーあるいはケーシング３に
より一体形成するもの等とし、図２に示す様に４箇所に
てねじ締め固定(図示しない。)しているが固定方法を限
定するものでない。
く、電動機１と、ベルマウス状吸入口３ａを通して空気
を吸入する片吸込み用遠心式多翼ファン２を収納してな
る渦巻き螺旋状のケーシング３とにより構成され、電動
機１の取付け板１ａとケーシング３との間には隙間δを
設定したものである。前記隙間δは、ケーシング３の高
さをαとし、隙間をδとしたときの比率δ／αとする
と、送風試験結果および負荷をかけた時の騒音測定結果
より３〜８％が良好である。なお、前記隙間δを構成す
る方法は、ワッシャーやカラーあるいはケーシング３に
より一体形成するもの等とし、図２に示す様に４箇所に
てねじ締め固定(図示しない。)しているが固定方法を限
定するものでない。
【０００９】
【本発明の作用】次に、本発明にかかる遠心式送風機の
作用について説明する。本発明の片吸込み式多翼ファン
２における主流となる空気の流れは、ケーシング３のベ
ルマウス状吸入口３ａを通して片吸込み式多翼ファン２
に流入し、ブレード２ｃにより昇圧されケーシング３内
へと流れ込むものである。そこで、ケーシング３と電動
機１の取付け板１ａの間に隙間δを設定しているため、
ケーシング３としては２面吸込みタイプとなるが、前記
隙間δから若干の流出が存在することで、主流となる流
れはベースプレート２ａよりに傾く方向となる。この結
果、低圧状態における風量の低下がみられる。しかし
高圧時において主流となる流れは ベースプレート２ａ
よりに傾くことによって 片吸込み式多翼ファン２のブ
レード２ｃの背面側に発生する死水領域が小さくなり
流れがブレード２ｃに沿うものとなる。その結果 ケー
シング３内における流れは、ケーシング下板３ｅからケ
ーシング側壁３ｃ、ケーシング上板３ｂへと強い旋回流
をもつものとなり 動圧から静圧へと変換される量が多
くなることで 負荷をかけた時の静圧が上昇する。
作用について説明する。本発明の片吸込み式多翼ファン
２における主流となる空気の流れは、ケーシング３のベ
ルマウス状吸入口３ａを通して片吸込み式多翼ファン２
に流入し、ブレード２ｃにより昇圧されケーシング３内
へと流れ込むものである。そこで、ケーシング３と電動
機１の取付け板１ａの間に隙間δを設定しているため、
ケーシング３としては２面吸込みタイプとなるが、前記
隙間δから若干の流出が存在することで、主流となる流
れはベースプレート２ａよりに傾く方向となる。この結
果、低圧状態における風量の低下がみられる。しかし
高圧時において主流となる流れは ベースプレート２ａ
よりに傾くことによって 片吸込み式多翼ファン２のブ
レード２ｃの背面側に発生する死水領域が小さくなり
流れがブレード２ｃに沿うものとなる。その結果 ケー
シング３内における流れは、ケーシング下板３ｅからケ
ーシング側壁３ｃ、ケーシング上板３ｂへと強い旋回流
をもつものとなり 動圧から静圧へと変換される量が多
くなることで 負荷をかけた時の静圧が上昇する。
【００１０】図４は、遠心式送風機について、下記条件
により比較した送風性能の結果である。同一のケーシン
グを用いて、電動機１に電圧を印加し、ファン回転数を
一定とした場合の従来品である電動機１の取付け板１ａ
とケーシング３との隙間３ｂがないものと電動機１の取
付け板１ａとケーシング３との隙間δがある本発明品と
の比較結果である。図４より、風量係数が０．２以下に
おける静圧の上昇が確認され、高負荷時において対応が
可能である。
により比較した送風性能の結果である。同一のケーシン
グを用いて、電動機１に電圧を印加し、ファン回転数を
一定とした場合の従来品である電動機１の取付け板１ａ
とケーシング３との隙間３ｂがないものと電動機１の取
付け板１ａとケーシング３との隙間δがある本発明品と
の比較結果である。図４より、風量係数が０．２以下に
おける静圧の上昇が確認され、高負荷時において対応が
可能である。
【００１１】
【発明の効果】本発明は上述のように、電動機１と、ベ
ルマウス状吸入口３ａを通して空気を吸入する片吸込み
用遠心式多翼ファン２を収納してなる渦巻き螺旋状のケ
ーシング３とにより構成される遠心式送風機において、
ケーシング３と電動機１の取付け板１ａの間に隙間δを
設けることにより、騒音を悪化させることなく、コスト
の面でも不利とならずに高圧損に対応できる遠心式送風
機を提供することができる。
ルマウス状吸入口３ａを通して空気を吸入する片吸込み
用遠心式多翼ファン２を収納してなる渦巻き螺旋状のケ
ーシング３とにより構成される遠心式送風機において、
ケーシング３と電動機１の取付け板１ａの間に隙間δを
設けることにより、騒音を悪化させることなく、コスト
の面でも不利とならずに高圧損に対応できる遠心式送風
機を提供することができる。
【図１】本発明の一実施形態による遠心式送風機の断面
図。
図。
【図２】本発明の一実施形態による遠心式送風機の裏面
図。
図。
【図３】従来の遠心式送風機の断面図。
【図４】本発明品と従来品の性能比較。
１ 電動機 １ａ 取付け板 ２ 片吸込み式多翼ファン ２ａ ベースプレート ２ｂ トッププレート ２ｃ ブレード ３ ケーシング ３ａ ベルマウス状吸込み口 ３ｂ ケーシング上板 ３ｃ ケーシング下板 ３ｄ フアン挿入孔 ３ｅ ケーシング側壁
フロントページの続き (72)発明者 日比野 恭茂 岐阜県大垣市久徳町100番地 太平洋工業 株式会社内 (72)発明者 菱田 靖 岐阜県大垣市久徳町100番地 太平洋工業 株式会社内 (72)発明者 森田 哲司 大阪府大阪市中央区平野町４丁目１番２号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 西垣 雅司 大阪府大阪市中央区平野町４丁目１番２号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 神谷 宏 大阪府大阪市港区南市岡１丁目１番52号 株式会社ハーマン内 Ｆターム(参考） 3H034 AA02 AA15 AA18 BB02 BB06 BB20 CC03 DD08 DD25 EE06 EE09 EE12 EE18 3H035 DD01 DD05
Claims (1)
- 【請求項１】電動機１と、ベルマウス状吸入口３ａを通
して空気を吸入する片吸込み用遠心式多翼フアン２を収
納してなる渦巻き螺旋状のケーシング３とにより構成さ
れる遠心式送風機において、前記ケーシング３にフアン
モータを組付けるに際し、ケーシング３の下板３ｃと電
動機１の取付け板１ａの間に隙間δを設けたことを特徴
とする遠心式送風機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4780899A JP2000249099A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 遠心式送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4780899A JP2000249099A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 遠心式送風機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000249099A true JP2000249099A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=12785676
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4780899A Pending JP2000249099A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 遠心式送風機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000249099A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104454572A (zh) * | 2013-09-24 | 2015-03-25 | 松下电器产业株式会社 | 单吸入式离心风机 |
| CN106122058A (zh) * | 2016-08-27 | 2016-11-16 | 广东绿黄金节能环保技术有限公司 | 一种蜗壳面板可换的送料风机 |
-
1999
- 1999-02-25 JP JP4780899A patent/JP2000249099A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104454572A (zh) * | 2013-09-24 | 2015-03-25 | 松下电器产业株式会社 | 单吸入式离心风机 |
| CN106122058A (zh) * | 2016-08-27 | 2016-11-16 | 广东绿黄金节能环保技术有限公司 | 一种蜗壳面板可换的送料风机 |
| CN106122058B (zh) * | 2016-08-27 | 2020-08-11 | 宁夏云耀再生资源有限公司 | 一种蜗壳面板可换的送料风机 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040406 |