JP2000248957A - オルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置 - Google Patents

オルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置

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JP2000248957A
JP2000248957A JP11054045A JP5404599A JP2000248957A JP 2000248957 A JP2000248957 A JP 2000248957A JP 11054045 A JP11054045 A JP 11054045A JP 5404599 A JP5404599 A JP 5404599A JP 2000248957 A JP2000248957 A JP 2000248957A
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pulley
peripheral surface
sleeve
alternator
cover plate
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JP11054045A
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Hideo Ouchi
英男 大内
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NSK Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プーリ7bの一端開口部を塞ぐ蓋板22aの
着脱作業の容易化と、この蓋板22aによるシール性の
向上とを図る。 【解決手段】 プーリ7bの一端部に内嵌固定した外輪
24の内周面に形成した係止溝37に、合成樹脂製の蓋
板22aの外周縁部に形成した係止突条33を係合させ
る。又、この蓋板22aの外周縁部に形成した嵌合筒部
32の外周面に形成した係止凹溝34に係止したシール
リング36を、上記外輪24の端部内周面に全周に亙り
当接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の対象となるオルタネ
ータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置は、自動車用の
発電機であるオルタネータの回転軸の端部に固定し、エ
ンジンのクランクシャフトの端部に固定した駆動プーリ
との間に無端ベルトを掛け渡す事により、上記オルタネ
ータを駆動する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車の走行用エンジンを駆動源とし
て、自動車に必要な発電を行なうオルタネータの構造
が、例えば特開平7−139550号公報に記載されて
いる。図5は、この公報に記載されたオルタネータ1を
示している。ハウジング2の内側に回転軸3を、1対の
転がり軸受4、4により、回転自在に支持している。こ
の回転軸3の中間部には、ロータ5と整流子6とを設け
ている。又、この回転軸3の一端部(図5の右端部)で
上記ハウジング2外に突出した部分には、プーリ7を固
定している。エンジンへの組み付け状態では、このプー
リ7に無端ベルトを掛け渡し、エンジンのクランクシャ
フトにより、上記回転軸3を回転駆動自在とする。
【0003】上記プーリ7として従来一般的には、単に
上記回転軸3に固定しただけのものを使用していた。こ
れに対して近年、無端ベルトの走行速度が一定若しくは
上昇傾向にある場合には、無端ベルトから回転軸への動
力の伝達を自在とし、無端ベルトの走行速度が低下傾向
にある場合には、プーリと回転軸との相対回転を自在と
する、オルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置
が各種提案され、一部で使用されている。例えば、特開
昭56−101353号公報、特開平7−317807
号公報、同8−61443号公報、同8−226462
号公報、特公平7−72585号公報、フランス特許公
報FDo 2726059A1等に、上述の様な機能を有
するオルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置が
記載されている。
【0004】図6は、このうち特開平8−226462
号公報に記載されているオルタネータ用一方向クラッチ
内蔵型プーリ装置を示している。このオルタネータ用一
方向クラッチ内蔵型プーリ装置は、オルタネータ1(図
5)の回転軸3に外嵌固定自在なスリーブ8を有する。
そして、このスリーブ8の周囲にプーリ7aを、このス
リーブ8と同心に配置し、これらスリーブ8の外周面と
プーリ7aの内周面との間に、1対のサポート軸受9、
9と、一方向クラッチの一種であるロークラッチ10と
を設けている。このうちのサポート軸受9、9は、上記
プーリ7aに加わるラジアル荷重を支承しつつ、上記ス
リーブ8とプーリ7aとの相対回転を自在とする。又、
上記ロークラッチ10は、上記プーリ7aが上記スリー
ブ8に対して所定方向に相対回転する傾向となる場合に
のみ、このプーリ7aからスリーブ8への回転力の伝達
を自在とする。
【0005】上記ロークラッチ10を構成し、上記スリ
ーブ8に外嵌固定した内輪11の中間部外周面には、ラ
ンプ部と呼ばれる複数の凹部12を、円周方向に亙って
等間隔に形成し、上記中間部外周面をカム面13として
いる。又、上記内輪11の両端部外周面は、上記各サポ
ート軸受9、9の為の内輪軌道14、14としている。
これに対して、上記ロークラッチ10を構成し、上記プ
ーリ7aに内嵌固定した外輪15の内周面は、ほぼ全長
に亙り単なる円筒面としている。又、これら内輪11及
び外輪15と共に上記ロークラッチ10を構成する複数
個のローラ16、16は、クラッチ用保持器17に、転
動及び円周方向に亙る若干の変位自在に支持している。
そして、このクラッチ用保持器17に設けた柱部と上記
各ローラ16との間にばねを設けて、これら各ローラ1
6を、円周方向に関して同方向に弾性的に押圧してい
る。
【0006】又、上記スリーブ8の内周面には、オルタ
ネータ側(図6の右側)から順番に、円筒面部18と、
ねじ孔部19と、係止孔部20とを、軸方向に亙り互い
に直列に形成している。この様なスリーブ8の内径側に
は、オルタネータの回転軸3の先端部を挿入し、この先
端部外周面に形成した雄ねじ部21を上記ねじ孔部19
に螺合し更に緊締して、上記回転軸3の先端部に上記ス
リーブ8を固定している。この様に雄ねじ部21を上記
ねじ孔部19に螺合し更に緊締する際、レンチ等の工具
の先端部を、上記係止孔部20に係合させる。上記回転
軸3の先端部に上記スリーブ8を固定した後は、上記プ
ーリ7aの端部開口を蓋板22により塞ぎ、このプーリ
7aの内径側に異物が入り込む事を防止する。
【0007】上述の様なオルネータ用一方向クラッチ内
蔵型プーリ装置を使用する理由は、次の通りである。例
えば、前記駆動用エンジンがディーゼルエンジンであっ
た場合、アイドリング時等、低回転時にはクランクシャ
フトの回転角速度の変動が大きくなる。この結果、上記
クランクシャフトの端部に固定した駆動プーリに掛け渡
した図示しない無端ベルトの走行速度も細かく変動する
事になる。一方、この無端ベルトによりプーリ7aを介
して回転駆動されるオルタネータ1の回転軸3は、この
回転軸3並びにこの回転軸3に固定したロータ5及び整
流子6(図5)等の慣性質量に基づき、それ程急激には
変動しない。従って、上記プーリ7aを回転軸3に対し
単に固定した場合には、クランクシャフトの回転角速度
の変動に伴い、上記無端ベルトとプーリ7aとが両方向
に擦れ合う傾向となる。この結果、このプーリ7aと擦
れ合う無端ベルトに、繰り返し異なる方向の応力が作用
して、この無端ベルトとプーリ7aとの間に滑りが発生
し易くなったり、或はこの無端ベルトの寿命が短くなっ
たりする原因となる。
【0008】又、上述の様なプーリ7aの外周面と無端
ベルトの内周面との摩擦に基づく無端ベルトの寿命低下
は、走行時に加減速を繰り返す事によっても生じる。即
ち、加速時には無端ベルト側からプーリ7a側に駆動力
が伝達されるのに対し、減速時には上述の様に慣性に基
づいて回転し続けようとするプーリ7aに、上記無端ベ
ルトから制動力が作用する。この制動力と上記駆動力と
は、上記無端ベルトの内周面に対して逆方向の摩擦力と
して作用するので、やはり上記無端ベルトの寿命低下の
原因となる。特に、トラックの様に排気ブレーキを備え
た車両の場合には、アクセルオフ時に於けるクランクシ
ャフトの回転低下の減速度が著しく、上記制動力に基づ
いて上記無端ベルトの内周面に加わる摩擦力が大きくな
る結果、上記寿命低下が著しい。
【0009】そこで、上述の様なプーリ7aとして、上
記オルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置を使
用する事により、上記無端ベルトの走行速度が一定若し
くは上昇傾向にある場合には、上記プーリ7aから回転
軸3への回転力の伝達を自在とし、反対に上記無端ベル
トの走行速度が低下傾向にある場合には、これらプーリ
7aと回転軸3との相対回転を自在とする。即ち、上記
無端ベルトの走行速度が低下傾向にある場合には、上記
プーリ7aの回転角速度を上記回転軸3の回転角速度よ
りも遅くして、上記無端ベルトとプーリ7aとの当接部
が強く擦れ合う事を防止する。この様にして、プーリ7
aと無端ベルトとの擦れ合い部に作用する応力の方向を
一定にし、この無端ベルトとプーリ7aとの間に滑りが
発生したり、或はこの無端ベルトの寿命が低下する事を
防止する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のオルタネータ用
一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の場合、プーリ7aの
端部開口を塞ぐ為の蓋板22の着脱が面倒で、一方向ク
ラッチ内蔵型プーリ装置をオルタネータの回転軸3に着
脱する際の作業性が悪い。即ち、上記蓋板22は、この
回転軸3に対してスリーブ8を固定する為の工具をこの
スリーブ8に係合自在とし、しかも上記プーリ7a内に
異物が入り込むのを防止する為に必要であるが、従来構
造の場合には、着脱性に就いて特に考慮していない。特
開平8−226462号公報に記載された構造の場合
も、上記蓋板22を金属板を折り曲げる事により形成し
ている為、この蓋板22をプーリ7aに着脱する為に要
する力が大きい。しかも、それぞれが金属製である蓋板
22とプーリ7aとの嵌合部に、微小な隙間が形成され
る事が避けられないので、洗車時や雨天走行時にエンジ
ンルーム内に入り込んだ水が、上記プーリ7内に入り込
む可能性がある。本発明のオルタネータ用一方向クラッ
チ内蔵型プーリ装置は、この様な不都合を何れも解消す
べく発明したものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のオルタネータ用
一方向クラッチ内蔵型プーリ装置は、従来から知られて
いるオルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置と
同様に、オルタネータの回転軸に外嵌固定自在なスリー
ブと、このスリーブの周囲にこのスリーブと同心に配置
したプーリと、これらスリーブの外周面の軸方向中間部
とプーリの内周面の軸方向中間部との間に設け、このプ
ーリが上記スリーブに対し所定方向に相対回転する傾向
となる場合にのみプーリとスリーブとの間での回転力の
伝達を自在とするロークラッチと、このロークラッチを
軸方向両側から挟む位置で上記スリーブの外周面とプー
リの内周面との間に設け、このプーリに加わるラジアル
荷重を支承しつつこれらスリーブとプーリとの相対回転
を自在とする1対のサポート軸受とを備える。
【0012】特に、本発明のオルタネータ用一方向クラ
ッチ内蔵型プーリ装置に於いては、上記プーリの一端開
口部を合成樹脂製の蓋板により密閉している。更に好ま
しくは、次のの構成のうちの一方又は双方を付加す
る。 蓋板の外周縁部に円筒状の嵌合筒部を形成し、この
嵌合筒部をプーリの一端部に嵌合すると共に、これら嵌
合筒部の周面とプーリの一端部周面との間に、ゴム、ビ
ニール等のエラストマー製のシールリングを装着する。 蓋板の外周縁部に円筒状の嵌合筒部を形成し、この
嵌合筒部をプーリの一端部に内嵌する。
【0013】
【作用】上述の様に本発明のオルタネータ用一方向クラ
ッチ内蔵型プーリ装置の場合には、プーリの一端開口部
を塞ぐ蓋板を、金属に比べて縦弾性係数が低い合成樹脂
により造っている。この為、この蓋板を上記プーリに対
し、十分に大きな締め代を持たせて嵌合させても、この
蓋板の着脱に要する荷重を小さく抑えて、特別な設備を
要する事なく、この蓋板の着脱作業を容易に行なえる。
又、合成樹脂製の蓋板と金属製のプーリとの嵌合面に存
在する隙間は、金属材同士の嵌合面に存在する隙間に比
べて小さくできる為、プーリ内への水の進入防止効果が
優れたものとなる。
【0014】又、の構成要件を付加した場合には、上
記蓋板と金属製のプーリとの嵌合面に存在する隙間をほ
ぼ完全になくして、プーリ内への水の進入防止効果をよ
り優れたものにできる。更に、の構成要件を付加した
場合には、高速運転時や温度上昇時に、上記プーリから
蓋板が外れにくくできる。この点に就いては、実施の形
態の項中で詳述する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜2は、本発明の実施の形態
の第1例を示している。スリーブ8aは、全体を円筒状
に形成しており、オルタネータの回転軸3(図5〜6参
照)の端部に外嵌固定して、この回転軸3と共に回転自
在である。この為に図示の例では、上記スリーブ8aの
中間部内周面にねじ孔部19を形成し、このねじ孔部1
9と上記回転軸3の先端部外周面に形成した雄ねじ部2
1(図6参照)とを螺合自在としている。又、上記スリ
ーブ8aの先端部(図1の左端部)内周面に、断面形状
が六角形である係止孔部20を形成して、この係止孔部
20に六角レンチ等の工具の先端部を係止自在とする。
尚、上記回転軸3とスリーブ8aとの相対回転を防止す
る為の構造は、ねじ同士の螺合に代えて、スプラインを
含む非円筒面同士の嵌合、或はキー係合等としても良
い。この様な場合には、上記回転軸3の先端部に、抜け
止めの為のナットを螺合させる。
【0016】上述の様なスリーブ8aの周囲にはプーリ
7bを、このスリーブ8aと同心に配置している。この
プーリ7bは、その内側に次述するサポート軸受9a、
9aと、一方向クラッチであるロークラッチ10aとを
装着する。又、上記プーリ7bの外周面は、幅方向に亙
る断面形状を波形として、ポリVベルトと呼ばれる無端
ベルトの一部を掛け渡し自在としている。
【0017】上述の様に構成するスリーブ8aの外周面
とプーリ7bの内周面との間には、1対のサポート軸受
9a、9aと、1個のロークラッチ10aとを設けてい
る。このうちのサポート軸受9a、9aは、上記プーリ
7bに加わるラジアル荷重を支承しつつ上記スリーブ8
aとプーリ7bとの相対回転を自在とする。図示の例で
は、上記各サポート軸受9a、9aとして、深溝型の玉
軸受を使用している。即ち、これら各サポート軸受9
a、9aは、それぞれ内周面に深溝型の外輪軌道23、
23を有する外輪24、24と、それぞれの外周面に深
溝型の内輪軌道25、25を有する内輪26、26と、
上記外輪軌道23、23と内輪軌道25、25との間に
それぞれ複数個ずつ転動自在に設けた転動体(玉)2
7、27とから成る。この様な各サポート軸受9a、9
aは、それぞれの外輪24、24を上記プーリ7bの内
周面両端部に締り嵌めにより内嵌固定し、それぞれの内
輪26、26を上記スリーブ8aの外周面両端部に締り
嵌めにより外嵌固定する事により、上記スリーブ8aの
外周面両端部とプーリ7bの内周面両端部との間に設け
ている。
【0018】又、上記ロークラッチ10aは、上記プー
リ7bがスリーブ8aに対して所定方向に回転する傾向
となる場合にのみ、プーリ7bとスリーブ8aとの間で
の回転力の伝達を自在とする。この様なロークラッチ1
0aを構成する為、上記スリーブ8aの中間部外周面に
ロークラッチ用内輪28を、締まり嵌めにより外嵌固定
している。このロークラッチ用内輪28は、浸炭鋼等の
鋼板にプレス加工等の塑性加工を施して全体を円筒状に
形成しており、外周面にはカム面13aを形成してい
る。即ち、上記ロークラッチ用内輪28の外周面に、ラ
ンプ部と呼ばれる複数の凹部12aを、円周方向に亙っ
て等間隔に形成する事により、この外周面を上記カム面
13aとしている。これに対して、上記プーリ7bの中
間部内周面に締まり嵌めにより内嵌固定したロークラッ
チ用外輪29の内周面は、単なる円筒面としている。
又、これらロークラッチ用内輪28及びロークラッチ用
外輪29と共に上記ロークラッチ10aを構成する複数
個のローラ16aは、上記ロークラッチ用内輪28に、
このロークラッチ用内輪28に対する回転を不能として
外嵌した合成樹脂製のクラッチ用保持器30に、転動及
び円周方向に亙る若干の変位自在に支持している。そし
て、このクラッチ用保持器30に設けた柱部と上記各ロ
ーラ16aとの間に、板ばね等のばねを設けて、これら
各ローラ16aを、円周方向に関して同方向に弾性的に
押圧している。尚、ロークラッチの基本的な構造及び作
用は、従来から周知であるから、詳しい図示並びに説明
は省略する。
【0019】又、上記プーリ7bの一端(オルタネータ
の回転軸の先端に対応する端で、図1の左端)開口部
は、蓋板22aにより密閉している。本例の場合、この
蓋板22aを、前記1対のサポート軸受9a、9aのう
ち、一端側に設けたサポート軸受9aを構成する外輪2
4を介して、上記プーリ7bの一端開口部に被着してい
る。上記蓋板22aは、ガラス繊維を混入したポリアミ
ド66等の合成樹脂を射出成形する事により一体成形し
たもので、円板状の塞ぎ板部31と、この塞ぎ板部31
の外周縁に全周に亙って形成した、円筒状の嵌合筒部3
2とを有する。更に、この嵌合筒部32の先端部(図1
〜2の右端部)外周縁には、この嵌合筒部32の外周面
から直径方向外方に突出する係止突条33を、全周に亙
り連続して、或は周方向に亙り間欠的に形成している。
この係止突条33を全周に亙って連続したものとした場
合には、次述する係止溝37に対する係合強度を高くで
き、反対に、周方向に亙り間欠的に形成した場合には、
係止溝37に対する係止作業を容易に行なえる様にでき
る。何れにしても、上記係止突条33を形成した部分の
直径方向に亙る肉厚は、他の部分の肉厚よりも小さくし
て、この係止突条33を直径方向内方に弾性変形させる
為に要する力が徒に大きくならない様にしている。オル
タネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置をオルタネ
ータの回転軸3の端部に結合固定した状態で、上記蓋板
22aは、一端側に設けたサポート軸受9aを構成する
外輪24の内周面の一端寄り部分に形成した係止溝37
に、上記係止突条33を係止する事により、上記プーリ
7bの一端開口部を塞ぐ。
【0020】更に、上記嵌合筒部32の中間部外周面に
係止凹溝34を、全周に亙って形成している。そして、
この係止凹溝34内に、ニトリルゴムの如きゴム、或は
ビニール等の、エラストマー製のシールリング36を装
着している。このシールリング36は、上記係止突条3
3を上記係止溝37に係止した状態で、この外輪24の
内周面の一端部に、全周に亙って弾性的に当接する。
尚、上記シールリング36は、図示の例の様なOリング
に限らず、断面形状がX字形である、Xリングと呼ばれ
るものを使用する事もできる。又、上記係止突条33と
係止溝37とを係合させた状態で、上記塞ぎ板部31と
上記一端側に設けたサポート軸受9aを構成する内輪2
6及びスリーブ8aの一端面とは、互いに離隔する。従
って、これら内輪26及びスリーブ8aと上記プーリ7
bとの相対回転時にも、上記塞ぎ板部31と、上記一端
側に設けたサポート軸受9aを構成する内輪26及びス
リーブ8aの一端面とが擦れ合う事はない。
【0021】一方、他端側に設けたサポート軸受9aの
他端開口部は、芯金39と弾性材40とを組み合わせ
た、円輪状のシールリング38により、塞いでいる。即
ち、このシールリング38の外周縁を、上記他端側に設
けたサポート軸受9aを構成する外輪24の内周面の一
端寄り部分に形成した係止溝37に係止すると共に、上
記シールリング24の内周縁部を構成する弾性材40
を、上記他端側に設けたサポート軸受9aを構成する内
輪26の外周面に、全周に亙り摺接若しくは近接させて
いる。
【0022】上述の様に構成する本例のオルタネータ用
一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の場合には、上記ロー
クラッチ10aの働きにより、無端ベルトを掛け渡した
上記プーリ7bの回転速度が、オルタネータの回転軸3
に固定したスリーブ8aの回転速度以上の場合にのみ、
上記プーリ7bからこの回転軸3にトルクを伝達する。
逆に言えば、上記プーリ7bの回転速度が上記スリーブ
8aの回転速度未満の場合には、これらプーリ7bとス
リーブ8aとの接続を断ち、上記無端ベルトに無理な
(制動方向の)力が加わる事を防止する。
【0023】特に、本発明のオルタネータ用一方向クラ
ッチ内蔵型プーリ装置の場合には、上記プーリ7bの一
端開口部を塞ぐ蓋板22aを、金属に比べて縦弾性係数
が低い合成樹脂により造っている。この為、この蓋板2
2aの外周縁部の嵌合筒部32の先端部に設けた係止突
条33を、上記プーリ7bに固定した外輪24に対し、
十分に大きな締め代を持たせて嵌合させても、上記蓋板
22aの着脱に要する荷重を小さく抑える事ができる。
従って、特別な設備を要する事なく、この蓋板22aの
着脱作業を容易に行なえる。又、合成樹脂製の蓋板22
aと金属製のプーリ7bとの嵌合面に存在する隙間は、
金属材同士の嵌合面に存在する隙間に比べて小さくでき
る為、上記プーリ7b内への水の進入防止効果が優れた
ものとなる。
【0024】特に、図示の例の様に、上記外輪24の内
周面と嵌合筒部32の外周面との間にシールリング36
を、全周に亙って設ければ、上記蓋板22aと金属製の
プーリ7bとの嵌合面に存在する隙間をほぼ完全になく
して、このプーリ7b内への水の進入防止効果をより優
れたものにできる。尚、このプーリ7bの一端部内周面
と上記外輪24の外周面とは、締り嵌めに基づく大きな
当接圧により当接しており、しかも当接部の軸方向長さ
が長い為、上記両周面同士の間に水が入り込む事はな
い。
【0025】更に、上記嵌合筒部32の先端部に設けた
係止突条33を、一端側に設けたサポート軸受9aを構
成する外輪24の内周面の一端寄り部分に形成した係止
溝37に、内径側から係合(内嵌)しているので、高速
運転時や温度上昇時に、上記プーリ7bから蓋板22a
が外れにくくできる。この理由は、次の通りである。
【0026】先ず、高速運転時に就いて説明する。本発
明の対象となるオルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プ
ーリ装置の回転速度は、最大で20000r.p.m.程度に
も達する為、上記蓋体22aの外周縁部に設けた嵌合筒
部32には大きな遠心力が加わる。そして、この嵌合筒
部32のうち、特に係止突条33を形成した先端寄り部
分の径が大きくなる。図示の例の様に、係止突条33を
係止溝37に、内径側から係合させる(内嵌する)構造
にすれば、上記遠心力が、これら係止突条33と係止溝
37との係合を強くする方向に作用して、高速運転時に
も上記蓋板22aの外れ止めを確実に図る。これに対し
て、前述の図6に示した従来構造の様に、蓋板22をプ
ーリ7aに外嵌する構造の場合には、遠心力が嵌合強度
を低下する方向に作用する。この為、図6に示した従来
構造で、単に蓋板22を合成樹脂製とした場合には、プ
ーリ7aが高速回転した場合に、この蓋板22が外れ易
くなる。
【0027】次に、温度上昇時に就いて説明する。上記
蓋板22aを構成する合成樹脂の線膨張係数は、上記プ
ーリ7a及び前記外輪24を構成する金属(一般的には
鋼)の線膨張係数よりも大きい。この為、温度上昇時に
は、上記係止突条33の膨張量が、上記プーリ7a及び
外輪24の膨張量よりも大きくなる。図示の例の様に、
係止突条33を係止溝37に、内径側から係合させる構
造にすれば、上記膨張量の相違が、これら係止突条33
と係止溝37との係合を強くする方向に作用して、温度
上昇時にも上記蓋板22aの外れ止めを確実に図る。こ
れに対して、前述の図6に示した従来構造の様に、蓋板
22をプーリ7aに外嵌する構造の場合には、温度上昇
に伴う熱膨張量の差が嵌合強度を低下する方向に作用す
る。この為、図6に示した従来構造で、単に蓋板22を
合成樹脂製とした場合には、温度上昇時に、この蓋板2
2が外れ易くなる。
【0028】尚、本例の構造の場合には、温度低下に伴
う熱膨張量の差が嵌合強度を低下する方向に作用する
が、実用の場合に上記蓋板22aが外れ易くなる事はな
い。この理由に就いて、以下に説明する。自動車の使用
条件下でエンジンルーム内の温度は、−40〜+150
℃の範囲で変化する。又、上記蓋板22を装着する際の
温度は+20℃程度である。従って、装着時の状態から
の温度上昇に伴う熱膨張量の差は130℃分となるのに
対して、温度低下に伴う熱収縮量の差は60℃分とな
る。従って、温度上昇に伴う差の方が、温度低下に伴う
差よりも倍以上大きくなる。更に、エンジンルーム内の
温度が氷点下である場合は、エンジンの始動前乃至は始
動直後であり、この様な場合にエンジンが高速回転する
事は稀である。しかも、低温時は合成樹脂製の蓋板22
aは硬く、係合状態が外れにくい。従って、温度上昇時
に上記蓋板22が外れにくくする方が、温度低下時に外
れにくくするよりも、遥かに重要である。逆に言えば、
温度低下時に多少外れ易くなる事は、実用上問題とはな
らない。
【0029】次に、図3〜4は、本発明の実施の形態の
第2例を示している。本例の場合には、スリーブ8aの
外周面とプーリ7cの内周面との間に、それぞれがラジ
アルころ軸受である1対のサポート軸受9b、9bと、
一方向クラッチである1個のロークラッチ10bとを設
けている。このうちのロークラッチ10bを構成する
為、上記スリーブ8aの中間部外周面にロークラッチ用
内輪28aを、締まり嵌めにより外嵌固定している。こ
のロークラッチ用内輪28aは、軸受鋼等の硬質金属製
の板材又はSCM415等の浸炭鋼の板材により全体を
円筒状に形成し、外周面はカム面13bとしている。
又、上記各サポート軸受9b、9bを構成する為、上記
スリーブ8aの両端部外周面には、それぞれ内輪26
a、26aを、締まり嵌めにより外嵌固定している。や
はり、軸受鋼等の硬質金属製の板材又はSCM415等
の浸炭鋼の板材により造った、これら各内輪26a、2
6aは、それぞれ円筒部41の一端縁に外向フランジ状
の内輪側鍔部42を形成する事により、断面L字形で全
体を円筒状に形成している。この様な各内輪26a、2
6aは、上記内輪側鍔部42を互いに反対側に位置させ
た状態で上記スリーブ8aに外嵌し、それぞれの先端縁
を上記ロークラッチ用内輪28aの軸方向両端縁に突き
当てている。
【0030】一方、上記プーリ7cには外輪43を、締
まり嵌めにより内嵌固定している。この外輪43は、上
記ロークラッチ10bの外輪としてだけでなく、上記各
サポート軸受9b、9bの外輪としても機能するもの
で、やはり軸受鋼等の硬質金属製の板材又はSCM41
5等の浸炭鋼の板材にプレス加工を施す等により、全体
を円筒状に形成している。この様な外輪43の軸方向両
端縁に、それぞれ内向フランジ状の外輪側鍔部44a、
44bを形成している。尚、これら両外輪側鍔部44
a、44bのうち、一方(図3の左方)の外輪側鍔部4
4aは、他の構成各部材と組み合わせる以前に形成する
為、上記外輪43の本体部分と同様の厚さ寸法を有す
る。これに対して、他方(図3の右方)の外輪側鍔部4
4bは、他の構成各部材と組み合わせた後に形成する
為、薄肉にしている。
【0031】そして、上記ロークラッチ10bは、上記
外輪43の中間部内周面と上記ロークラッチ用内輪28
aの外周面とを含んで構成している。即ち、上記外輪4
3の中間部内周面と上記ロークラッチ用内輪28aの外
周面との間に、合成樹脂により籠型円筒状に形成したク
ラッチ用保持器30aと、それぞれが複数ずつのローラ
16b及び図示しないばねとを設けている。又、クラッ
チ用保持器30aは、その内周面に形成した複数の突片
53、53を、それぞれ上記ロークラッチ用内輪28a
のカム面13bを構成する凹部12bに係合させて、こ
のロークラッチ用内輪28aに対する相対回転を阻止し
ている。
【0032】又、上記各サポート軸受9b、9bは、前
記各内輪26a、26aと上記外輪43の軸方向両端部
寄り部分とを含んで構成している。即ち、上記各内輪2
6a、26aの外周面と上記外輪43の軸方向両端部寄
り部分の内周面との間に、それぞれ合成樹脂により籠型
円筒状に形成された軸受用保持器45、45と、この軸
受用保持器45、45により転動自在に保持された複数
のころ46、46とを配置して、ラジアルころ軸受を構
成している。
【0033】又、前記各外輪側鍔部44a、44bの外
側面と前記各内輪側鍔部42、42の内側面との間に
は、それぞれフローティングワッシャ47、47を、こ
れら各外輪側鍔部44a、44bと内輪側鍔部42、4
2とに対する相対回転を自在に装着している。上記各フ
ローティングワッシャ47、47は、銅等の自己潤滑性
を有する金属、タフトライド処理した金属、或は含油メ
タル等の潤滑油を含浸させた金属材、若しくはポリアミ
ド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリ四弗化エチレン樹脂
等の摩擦係数の低い合成樹脂により、円輪状に形成して
いる。この様なフローティングワッシャ47、47は、
上記各外輪側鍔部44a、44bと内輪側鍔部42、4
2との間に、緩く挟持している。又、このフローティン
グワッシャ47、47は、上記各内輪26a、26aの
外周面、又は前記プーリ7cの内周面により案内(ラジ
アル方向の変位を防止)する。
【0034】又、上記外輪43の軸方向端部内周面と上
記各内輪26a、26aの外周面との間の隙間の両端部
のうち、次述する蓋板22bと反対側に位置する他端部
は、シールリング48により塞いでいる。このシールリ
ング48は、芯金49と弾性材50とにより構成してお
り、上記外輪43の他端部内周面に、上記弾性材50の
外径を弾性的に縮めた状態で、内嵌支持している。そし
て、このうちの弾性材50に設けた複数本のシールリッ
プの先端縁を、他端部側に配置した内輪26aの中間部
外周面、並びに上記外輪側鍔部44bの内側面に摺接若
しくは当接させている。
【0035】特に、本例のオルタネータ用一方向クラッ
チ内蔵型プーリ装置の場合には、上記プーリ7cの一端
(図3の左端)開口部を、蓋板22bにより密閉してい
る。本例の場合、この蓋板22bを、上記プーリ7cの
一端開口部に直接被着している。上記蓋板22bは、ガ
ラス繊維を混入したポリアミド46等の合成樹脂を射出
成形する事により一体成形したもので、円板状の塞ぎ板
部31と、この塞ぎ板部31の外周縁に全周に亙って形
成した、円筒状の嵌合筒部32aとを有する。更に、こ
の嵌合筒部32aの先端部(図3〜4の右端部)外周縁
には、この嵌合筒部32aの外周面から直径方向外方に
突出する係止突条33aを、全周に亙り連続して、或は
周方向に亙り間欠的に形成している。本例の場合も、こ
の係止突条33aを形成した部分の直径方向に亙る肉厚
は、他の部分の肉厚よりも小さくして、この係止突条3
3aを直径方向内方に弾性変形させる為に要する力が徒
に大きくならない様にしている。
【0036】又、本例の場合には、上記係止突条33a
の先半部(図3〜4の右半部)外周面を、先端部に向か
う程外径が小さくなる方向に傾斜した、円すい凸面状の
傾斜面51としている。オルタネータ用一方向クラッチ
内蔵型プーリ装置をオルタネータの回転軸3の端部に結
合固定した状態で、上記蓋板22bは、上記係止突条3
3aを上記プーリ7cの内周面の一端寄り部分に形成し
た係止溝37aに係止する事により、このプーリ7cの
一端開口部を塞ぐ。この際、上記傾斜面51とこのプー
リ7cの一端開口周縁部との係合に基づいて、上記係止
突条33aの外径を弾性的に縮める事ができる。従っ
て、上記蓋板22bにより上記プーリ7cの一端開口部
を塞ぐ作業は、この蓋板22bをプーリ7cの一端面に
押し付けるのみで、容易に行なえる。これに対して、上
記係止突条33aが上記係止溝37aに係合した後に
は、この係止突条33aの基端側に形成した、軸心に対
し垂直な面と上記係止溝37aとの係合に基づいて、上
記蓋板22bがプーリ7cから不用意に脱落する事がな
くなる。
【0037】更に、上記嵌合筒部32aの中間部外周面
に係止凹溝34aを、全周に亙って形成している。そし
て、この係止凹溝34a内に、ハイトレル、アニエル等
のエラストマーにより造った、シールリング36aを装
着している。本例に使用するシールリング36aは、上
述の様な、縦弾性係数が200[MPa ]以下である軟ら
かい材料により、セルフシールリングの如き断面形状に
形成している。即ち、上記シールリング36aは、外周
面に当接片52を、上記係止突条33aから離れるに従
って直径方向外方に向く方向に傾斜させた状態で形成し
ている。この様なシールリング36aの当接片52は、
上記係止突条33aを、上記係止溝37aに係止した状
態で、上記プーリ7cの内周面の一端部に、全周に亙っ
て弾性的に当接する。上記蓋板22bにより上記プーリ
7cの一端開口部を塞ぐ作業の際、上記当接片52がめ
くれる事はない。
【0038】尚、本例の場合、上記係止突条33aと係
止溝37aとを係合させた状態で、前記塞ぎ板部31
は、上記プーリ7cの一端面と同一平面上に位置する
か、或はこの一端面よりも少し凹んだ部分に位置する。
従って、オルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装
置の搬送時等に、上記蓋板22bが他の物品にぶつかっ
て損傷したり、上記プーリ7cから脱落する事を防止で
きる。その他の構造及び作用は、前述した第1例の場合
と同様である。又、図示の各例の場合には、一方向クラ
ッチとしてロークラッチを使用した場合に就いて示して
いるが、本発明のオルタネータ用一方向クラッチ内蔵型
プーリ装置を構成する為の一方向クラッチは、ロークラ
ッチに限らず、スプラグクラッチ等、従来から知られて
いる他の構造の一方向クラッチでも良い。
【0039】
【発明の効果】本発明のオルタネータ用一方向クラッチ
内蔵型プーリ装置は、以上に述べた通り構成され作用す
るので、蓋体の着脱作業を容易化してコストの低廉化を
図れるだけでなく、内部に水が入り込む事を防止して、
腐食防止に基づく信頼性の向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す半部断面
図。
【図2】図1のA部拡大図。
【図3】本発明の実施の形態の第2例を示す半部断面
図。
【図4】図3のB部拡大図。
【図5】従来から知られているオルタネータの1例を示
す断面図。
【図6】従来から知られているオルタネータ用一方向ク
ラッチ内蔵型プーリ装置の構造の1例を示す部分断面
図。
【符号の説明】
1 オルタネータ 2 ハウジング 3 回転軸 4 転がり軸受 5 ロータ 6 整流子 7、7a、7b、7c プーリ 8、8a スリーブ 9、9a、9b サポート軸受 10、10a、10b ロークラッチ 11 内輪 12、12a、12b 凹部 13、13a、13b カム面 14 内輪軌道 15、15a 外輪 16、16a、16b ローラ 17 クラッチ用保持器 18 円筒面部 19 ねじ孔部 20 係止孔部 21 雄ねじ部 22、22a、22b 蓋板 23 外輪軌道 24 外輪 25 内輪軌道 26、26a 内輪 27 転動体 28、28a ローラクラッチ用内輪 29 ローラクラッチ用外輪 30、30a クラッチ用保持器 31 塞ぎ板部 32、32a 嵌合筒部 33、33a 係止突条 34、34a 係止凹溝 35 Oリング 36 シールリング 37、37a 係止溝 38 シールリング 39 芯金 40 弾性材 41 円筒部 42 内輪側鍔部 43 外輪 44a、44b 外輪側鍔部 45 軸受用保持器 46 ころ 47 フローティングワッシャ 48 シールリング 49 芯金 50 弾性材 51 傾斜面 52 当接片 53 突片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オルタネータの回転軸に外嵌固定自在な
    スリーブと、このスリーブの周囲にこのスリーブと同心
    に配置したプーリと、これらスリーブの外周面の軸方向
    中間部とプーリの内周面の軸方向中間部との間に設け、
    このプーリが上記スリーブに対し所定方向に相対回転す
    る傾向となる場合にのみプーリとスリーブとの間での回
    転力の伝達を自在とする一方向クラッチと、この一方向
    クラッチを軸方向両側から挟む位置で上記スリーブの外
    周面とプーリの内周面との間に設け、このプーリに加わ
    るラジアル荷重を支承しつつこれらスリーブとプーリと
    の相対回転を自在とする1対のサポート軸受とを備えた
    オルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置に於い
    て、上記プーリの一端開口部を合成樹脂製の蓋板により
    密閉している事を特徴とするオルタネータ用一方向クラ
    ッチ内蔵型プーリ装置。
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