JP2000247991A - 新規二糖、甘味剤、該二糖の製法および酵素 - Google Patents

新規二糖、甘味剤、該二糖の製法および酵素

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理久香 西原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 口腔細菌による酸の産生がなく、胃で加水分
解されず、ノンカロリーであるかカロリーがゼロに近
く、ショ糖に近い味質を示す新規二糖およびそれを含有
する甘味剤、該二糖の製法、およびその製造に使用する
酵素の提供。 【解決手段】 1−O−β−D−フラクトピラノシル−
D−フラクトース(以下、FpFという)、FpFを有
効成分として含有する甘味剤、ジヘテロレブロサンII
にジヘテロレブロサンIIのα−フラクトフラノシド結
合を加水分解する酵素を作用させることを特徴とするF
pFの製造方法、およびジヘテロレブロサンIIのα−
フラクトフラノシド結合を加水分解する酵素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に食品分野にお
いて利用することができ、医薬分野への利用も考えられ
る、β−フラクトピラノシド結合を有する新しいタイプ
の果糖の二量体(二糖)、それを含有する甘味剤、該二
糖の製法、およびその製造に使用する酵素に関する。
【0002】
【従来の技術】果糖を構成単位として含有するヘテロビ
オースとしては非還元性のショ糖(1−α−D−グルコ
ピラノシル−2−β−D−フラクトフラノシド)等、還
元性のマルツロース(4−O−α−D−グルコピラノシ
ル−D−フラクトース)、ラクツロース(4−O−β−
D−ガラクトピラノシル−D−フラクトース)等が知ら
れている。果糖を構成単位として含有するホモビオース
としては還元性のイヌロビオース(1−O−β−D−フ
ラクトフラノシル−D−フラクトース)等が知られてい
る。果糖を構成単位として含有する二糖の味質について
は、ショ糖、イヌロビオースが甘味を有することが知ら
れている。また、果糖を構成単位として含有するホモビ
オースが新たな環を形成するように脱水縮合した形態の
ジフラクトースジアンヒドリド(以下、DFAという)
類が知られている(科学と工業、70(8),320〜
331(1996)。DFA類の味質については、イヌ
リンから酵素的に生成させることができるDFAI(α
−D−フラクトフラノースβ−D−フラクトフラノース
1,2´:2,1´ジアンヒドリド)およびDFAII
I(α−D−フラクトフラノースβ−D−フラクトフラ
ノース1,2´:2,3´ジアンヒドリド)が甘味を有
することが知られている(特開昭63−26996
2)。
【0003】また、β−フラクトピラノシド結合はDF
A中の、ジヘテロレブロサンI(α−D−フラクトピラ
ノースβ−D−フラクトピラノース1,2´:2,1´
ジアンヒドリド)、ジヘテロレブロサンII(α−D−
フラクトフラノースβ−D−フラクトピラノース1,2
´:2,1´ジアンヒドリド)、ジヘテロレブロサンI
II(β−D−フラクトフラノースβ−D−フラクトピ
ラノース1,2´:2,1´ジアンヒドリド)、ジヘテ
ロレブロサンIV(β−D−フラクトピラノースβ−D
−フラクトピラノース1,2´:2,1´ジアンヒドリ
ド)(Nippon Nogeikagaku Kai
shi Vol.63,No.6,pp.1136〜1
140,1989、Carbohydrate res
earch,136(1985),53〜65)等に認
められるが、単量体と単量体とが1カ所でβ−フラクト
ピラノシド結合で結合した重合体は二量体についてもそ
れ以上の重合体についても報告されていない。β−フラ
クトピラノシド結合結合を有する物質の性質については
n−ペンチル−β−D−フラクトピラノシド(化学合
成)のIgE抗体生成抑制能が報告されている(J.M
ed.Chem.25,p1495〜1499(198
2))。
【0004】また、現在知られているノンカロリーの糖
質としては糖アルコールの一種であるエリスリトールだ
けである。この糖質はそのほとんどすべてが体内に吸収
された後、代謝されずにそのまま尿中に排泄されるた
め、ノンカロリーとされている。しかし、エリスリトー
ルは溶解するとき高い吸熱作用を示すので、食した際に
口の中で冷涼感を感じる。このため、冷涼感が好ましく
ない製品には使用し難い場合があった。また、エリスリ
トールは四炭糖の単糖であるため、氷菓に使用する際、
氷点降下が大きすぎる問題もあった。マルチトールなど
の二糖類の糖アルコールは消化酵素で分解されないが、
腸内細菌により有機酸に変換され、体内に吸収されると
して、2kcal/g扱いとなっており、二糖類以上の
ノンカロリー糖質は現在知られていない。
【0005】また、α−D−フラクトフラノースβ−D
−フラクトフラノース1,2´:2,1´ジアンヒドリ
ド(DFAI)およびα−D−フラクトフラノースβ−
D−フラクトフラノース1,2´:2,3´ジアンヒド
リド(DFAIII)については、そのα−フラクトフ
ラノシド結合を加水分解してイヌロビオースを生成する
酵素が知られている(澱粉科学 第35巻 第2号 p
113〜p120(1988)。しかしながら、ジヘテ
ロレブロサンIIのα−フラクトフラノシド結合を加水
分解する酵素は知られていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は口腔細菌によ
る酸の産生がなく、胃で加水分解されず、ノンカロリー
であるかカロリーがゼロに近く、ショ糖に近い味質を示
す新規二糖およびそれを含有する甘味剤、該二糖の製
法、およびその製造に使用する酵素を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の化学式
で表される1−O−β−D−フラクトピラノシル−D−
フラクトース(以下、FpFという)に関する。
【0008】
【化1】
【0009】本発明はまた、FpFを有効成分として含
有する甘味剤に関する。本発明はさらに、ジヘテロレブ
ロサンII(α−D−フラクトフラノースβ−D−フラ
クトピラノース1,2´:2,1´ジアンヒドリド)に
ジヘテロレブロサンIIのα−フラクトフラノシド結合
を加水分解する酵素を作用させることを特徴とするFp
Fの製造方法、およびジヘテロレブロサンIIのα−フ
ラクトフラノシド結合を加水分解する酵素に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明す
る。本発明のFpFの製造方法については後述する。F
pFの比旋光度は[α]20 D(c=9.7):−131
である。FpFの13C−NMRスペクトルを図1に示
す。FpFの甘味度を他の二糖類と比較して表1に示
す。甘味度は5w/v%または10w/v%のショ糖溶
液を標準として、20℃で10人のパネラーで判定し
た。判定方法は澱粉糖技術研究会報、第14号、p44
(1956)に準じた。
【0011】
【表1】
【0012】また、FpFの味質は次のようにして評価
した。すなわち、5w/v%ショ糖、12.5w/v%
FpFおよび12.5w/v%マルトースをそれぞれ調
製し、これらの20℃における甘味度が一致しているこ
とを確認した上で、10人のパネラーにより表2に示し
た項目についてショ糖と同程度であれば0、やや強けれ
ば+1、強ければ+2、やや弱ければ−1、弱ければ−
2で評価し、平均点を算出した。その結果、表2に示し
たようにショ糖に近い味質を示すことが判明した。
【0013】
【表2】
【0014】また、FpFの酸安定性は、pH2.0、
1.5または1.0に設定した100mMKCl−HC
l緩衝液で1w/v%溶液を調製し、これを37℃で1
時間保持し、残存した各二糖類の残存率を測定すること
で評価した。対照としてイヌロビオース、ショ糖、マル
トースについても同様に調べた。結果を図2に示す。図
2から明らかなごとく、FpFの酸安定性はイヌロビオ
ースより高く、ショ糖と同等で、マルトースより低かっ
た。
【0015】FpFは口腔細菌により利用されなかった
(実施例3)。また、各種消化酵素によるFpFの消化
性について調べたところ、まったく分解されなかった
(実施例4)。さらに、FpFは大腸における腸内細菌
にもほとんと資化されない。通常、難消化性糖質である
マルチトールなどは腸内細菌で発酵を受け有機酸を生
じ、これが体内に吸収されてカロリーになる。しかし、
FpFは消化酵素でも分解されず、腸内細菌にもほとん
ど資化されないので、通常の難消化性糖質とは異なり、
ノンカロリーであるかカロリーがほとんどゼロに近い糖
質であると理解される。上記の資化性や消化性はβ−フ
ラクトピラノシド結合のみで結合した、FpF以外の果
糖の重合体(すなわちオリゴ糖および多糖)も共通して
有する性質であると考えられる。したがって、例えばF
pF以外のβ−フラクトピラノシル−D−フラクトース
もノンカロリー性糖質であると考えられる。
【0016】上述したFpFの性質を利用して、本発明
はまた、FpFを有効成分として含有する甘味剤に関す
る。この甘味剤はFpFのみからなっていても良く、補
助成分または他の活性成分、例えば他の甘味成分と混合
された形態にあっても良い。
【0017】補助成分としては、水、常用される賦形剤
・結合剤等を用いることができる。賦形剤としては甘味
成分としても用いられるショ糖、乳糖、果糖、ソルビト
ール、マルチトール等の他、可溶性デンプン、デキスト
リン、ガム質マンナン、ペクチン、アルギン酸等の多糖
類、ゼラチン、低分子量ポリペプチド等のタンパク質、
炭酸カルシウム、リン酸カルシウム等の塩、クエン酸、
リンゴ酸、フマル酸等の酸等から適宜選択して用いるこ
とができる。結合剤としてはグアーガム、アラビアガ
ム、デキストリン等を必要に応じ適宜選択して用いるこ
とができる。その他、フレーバー、エッセンス、ビタミ
ン、調味料等を必要に応じ適宜選択して用いることがで
きる。他の甘味成分としてはショ糖、ブドウ糖、果糖、
ソルビトール、マルチトール、アスパルテーム、ステビ
オサイド、サッカリン等を用いることができる。また、
他の呈味成分として酸味、塩から味、渋味、旨味、苦味
などを与える成分が挙げられる。
【0018】本発明の甘味剤は、種々の形状で、例えば
粉末、顆粒、シロップ等として用いることができる。
【0019】本甘味剤は、人および他の動物によって摂
取あるいは投与される飲食品または薬品の甘味付与およ
び/または糖含量上昇のために広く使用することができ
る。該飲食品類の例としては、各種調味料(例えば、醤
油、味噌、マヨネーズ、ドレッシング、天つゆ、ケチャ
ップ、焼肉のタレ、カレールー、シチューの素、スープ
の素、ダシの素等)、各種和菓子(例えば、煎餅、あら
れ、餅類、饅頭、ういろう、羊羮、ゼリー、カステラ、
飴玉等)、各種洋菓子(例えば、ビスケット、クラッカ
ー、クッキー、パイ、プリン、シュークリーム、スポン
ジケーキ、ドーナツ、チョコレート、チューインガム
等)、パン類、氷菓子(例えば、アイスクリーム、シャ
ーベット等)、シロップ類(例えば、果実のシロップ漬
等)、ペースト類(例えば、フルーツペースト、ピーナ
ツペースト等)、ジャム、マーマレード、漬物類(例え
ば、福神漬、千枚漬、らっきょう漬等)、畜肉練り製品
(例えば、ハム、ソーセージ等)、魚肉練り製品(例え
ば、かまぼこ、竹輪等)、各種珍味類、佃煮類、アルコ
ール飲料、コーヒー、ココア、ジュース、炭酸飲料、ス
タミナドリンク、乳酸飲料、乳酸菌飲料、インスタント
飲食品(例えば、インスタントジュース、インスタント
コーヒー等)等が挙げられる。また、該薬品の例として
は、散剤、錠剤、水剤、シロップ剤などのほか、歯みが
き、含嗽剤等が挙げられる。
【0020】本甘味剤の使用量については、対象の飲食
品類または薬品類にとって甘味付与のための必要な程度
まで任意に使用することができる。具体的な使用量は飲
食品類または薬品類によって異なるが、通常、本甘味剤
が対象品中においてFpFとして約0.5〜70w/w
%、さらには約5〜30w/w%となるような範囲から
選択するのが好ましい。
【0021】甘味付与および/または糖含量上昇のため
の対象品への本甘味剤の使用方法は通常の甘味剤と同様
に行えば良い。例えば、飲食品類または薬品類の製造時
においてあるいはこれらの摂取時において、混和、混
捏、溶解、浸漬、浸透、散布、噴霧、注入などの適宜の
方法を採用して対象品類に含有せしめることができる。
【0022】次にFpFの製法について説明する。Fp
FはジヘテロレブロサンIIにジヘテロレブロサンII
のα−フラクトフラノシド結合を加水分解する酵素(以
下、ジヘテロレブロサンII分解酵素という)を作用さ
せることにより製造することができる。この酵素は、ま
ず (1)作用として、ジヘテロレブロサンIIのα−フラ
クトフラノシド結合を加水分解する作用を有する。
【0023】上記酵素は詳しくはさらに以下の酵素学的
性質を有する。 (2)基質特異性 ジヘテロレブロサンIIのα−フラクトフラノシド結合
を加水分解することに加え、DFAI(α−D−フラク
トフラノースβ−D−フラクトフラノース1,2´:
2,1´ジアンヒドリドのα−フラクトフラノシド結合
を加水分解し、イヌロビオースを生成する。また、Fp
Fを分子内縮合させてジヘテロレブロサンIIを生成
し、イヌロビオースを分子内縮合させてDFAIを生成
する。DFAIII(α−D−フラクトフラノースβ−
D−フラクトフラノース1,2´:2,3´ジアンヒド
リドには作用しない。 (3)至適pH McIlvaine氏緩衝液(pH4.5〜8.5)を
用いて反応を行い、相対活性を調べたところ、至適pH
は7.5であった(図3)。 (4)安定pH範囲 McIlvaine氏緩衝液(pH4.5〜8.5)を
用いて50℃で1時間インキュベートし、残存活性を測
定したところ、本酵素はpH6.0〜8.0で安定であ
った(図3)。
【0024】(5)至適温度 20mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.0)中で種々
の温度(30〜65℃)で反応を行い、相対活性を調べ
たところ、至適温度は50℃であった(図4)。 (6)温度安定性 20mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.0)中で種々
の温度(30〜65℃)で1時間インキュベートし、残
存活性を測定したところ、100%の活性を保持する温
度は50℃までであった(図4)。
【0025】(7)分子量 Nativeポリアクリルアミドゲル電気泳動により各
種標準タンパク質との相対移動度から求めた分子量は約
200,000であり、SDSポリアクリルアミドゲル
電気泳動により各種標準タンパク質との相対移動度から
求めた分子量は約50,000であった。上記電気泳動
の結果から、本酵素は4量体を形成しているものと考え
られる。 (8)等電点 本酵素をMultiphorII電気泳動システム(フ
ァルマシア バイオテク(株))で、等電点測定用のゲ
ルとしてAmpholine PAGplate(ファ
ルマシア バイオテク(株))を用いて等電点電気泳動
を行い、染色すると共に、ゲルを5mm間隔で切り出
し、20mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.0)で抽
出し、活性を測定した。活性が検出された位置と染色さ
れた染色バンドの位置は一致し、等電点は約5.0と測
定された。
【0026】なお、上記酵素学的性質の決定に当り、本
発明のジヘテロレブロサンII分解酵素の活性は以下の
ようにして測定した。本酵素はジヘテロレブロサンII
分解活性を有するが、酵素反応の平衡がジヘテロレブロ
サンIIに大きく傾いているため、感度の良い測定法と
してDFAIを基質に以下のように活性測定を行った。
1w/v%DFAI(20mMリン酸カリウム緩衝液
(pH7.0)中)0.5mlと酵素液0.5mlとを
混合し、40℃で30分反応させた後、沸騰水浴中で3
分間処理して反応を停止した。この溶液をHPLCで分
析して、DFAIの分解量を測定した。酵素1単位は1
分間に1μmolのDFAIを加水分解する酵素量とし
た。HPLCの条件を以下に示す。 (HPLC条件) カラム:YMC−PackODS−AQ(4.6×25
0mm)((株)ワイエムシイ製) 移動相:蒸留水 流速:0.5ml/min 検出:RI
【0027】本発明のジヘテロレブロサンII分解酵素
は、ジヘテロレブロサンII分解酵素産生能を有するバ
チルス属細菌を栄養培地に培養し、培養物から生成した
ジヘテロレブロサンII分解酵素を採取することにより
製造することができる。
【0028】製造に使用される微生物としてはバチルス
属に属し、ジヘテロレブロサンII分解酵素産生能を有
する微生物であればいずれの微生物でもよい。具体的に
は本発明者らが土壌より分離した56−7株が挙げられ
る。この菌株の菌学的性質は表3に示す通りである。一
方、菌体の脂肪酸組成を調べたところBacillus
circulansに最も近いが、一致とは言えなか
った。また16S rDNAの配列を調べたところBa
cillus fastidiosusBacill
us simplexと91.4%の相同性を示した
が、種の同定では97%以上で一致と言えるので、これ
も相同性が低い。したがって、56−7株はBacil
lus sp.(バチルス・エスピー)56−7と命名
した。56−7株は、通産省工業技術院生命工学工業技
術研究所に、FERM P−17090として寄託され
ている。本発明で使用する微生物は野生株に限らず、野
生株例えば上記野生株を紫外線、エックス線、放射線、
薬品[NTG(N−メチル−N´−ニトロ−N−ニトロ
ソグアニジン)、EMS(エチル メタンスルホネー
ト)等]等を用いる既知の人工的変異手段で変異した変
異株も、ジヘテロレブロサンII分解酵素遺伝子を導入
した微生物も、ジヘテロレブロサンII分解酵素産生能
を有する限り使用できる。
【0029】
【表3】
【0030】ジヘテロレブロサンII分解酵素産生能を
有する微生物を培養するための栄養培地としては、炭素
源、窒素源、無機物、および必要に応じ使用菌株の必要
とする微量栄養素を程よく含有するものであれば、天然
培地、合成培地のいずれでもよい。炭素源としてはマル
トース、グルコース、フラクトース、乳糖、デンプン、
デキストリン、グリセリン等の炭水化物等が用いられ
る。なお、本酵素は誘導酵素であるため、炭素源の一部
として培地に0.01〜1w/v%となるようにジヘテ
ロレブロサンIIまたはDFAIを加えることが好まし
い。窒素源としては塩化アンモニウム、硫酸アンモニウ
ム、尿素、硝酸アンモニウム、硝酸ナトリウム、グルタ
ミン酸などのアミノ酸、尿酸などの無機有機窒素化合物
が用いられる。窒素源としてはペプトン、ポリペプト
ン、肉エキス、酵母エキス、コーンスチープリカー、大
豆粉、大豆粕、乾燥酵母、カザミノ酸、ソリュブルベジ
タブルプロテイン等の窒素含有天然物も使用できる。無
機物としてはリン酸二水素カリウム、リン酸水素二カリ
ウム、硫酸マグネシウム、硫酸第一鉄、硫酸マンガン、
硫酸亜鉛、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシ
ウム等が用いられる。その他にビオチン、チアミン等の
微量栄養素を必要に応じ使用する。
【0031】培養法としては液体培養法(振盪培養法も
しくは通気攪拌培養法)が良く、工業的には通気攪拌培
養法がもっとも適している。培養温度は20〜40℃の
範囲で行うことができる。pHは6.5〜7.5が好適
である。培養時間は培養条件によって変ってくるが、通
常15〜48時間程度であり、ジヘテロレブロサンII
分解酵素の生成が確認されたとき、好ましくは生成が最
大に達したときに培養を停止する。
【0032】このようにして得られた培養物から本発明
のジヘテロレブロサンII分解酵素を採取するには、ま
ず遠心分離法やろ過法などにより培養物を培養液画分と
菌体画分に分ける。ジヘテロレブロサンII分解酵素は
前述の両画分に検出されるが、主に菌体画分から得られ
るので、菌体を超音波破砕、ガラスビーズ破砕、フレン
チプレスなどの物理的処理やリゾチームなどの酵素処理
により破壊し、菌体抽出液を得て、これをさらに限外ろ
過、塩析、透析、溶媒沈殿、イオン交換クロマトグラフ
ィー、疎水性クロマトグラフィー、ゲルクロマトグラフ
ィー、吸着クロマトグラフィー、等電点クロマトグラフ
ィー等の周知の単離・精製方法の単独或いは組合せに付
すことにより、ジヘテロレブロサンII分解酵素の濃縮
或いは精製標品を得ることができる。本発明のジヘテロ
レブロサンII分解酵素の単離・精製の具体例を実施例
1に示す。
【0033】ジヘテロレブロサンIIに、上記ジヘテロ
レブロサンII分解酵素を作用させることによりFpF
を製造することができる。さらに詳しくは、ジヘテロレ
ブロサンIIに、上記ジヘテロレブロサンII分解酵素
を、水性媒体中で、30〜55℃、pH6.0〜8.5
で作用させることによりFpFを製造することができ
る。
【0034】このFpFの製造に利用する該ジヘテロレ
ブロサンII分解酵素としては、精製酵素であっても、
FpFの製造に悪影響を及ぼさない他の酵素を含有して
いても良い粗酵素であっても良い。粗酵素としては上記
培養液画分等のジヘテロレブロサンII分解酵素含有画
分から塩析または溶媒沈殿により沈殿させた粗酵素、ま
たはこれをさらに前記のような精製手段で精製した精製
途中段階の粗酵素が挙げられる。さらにこれらの酵素を
常法により担体に固定化した固定化酵素を用いることも
可能である。
【0035】出発原料として用いるジヘテロレブロサン
IIは化学名はα−D−フラクトフラノースβ−D−フ
ラクトピラノース1,2´:2,1´ジアンヒドリドで
あり、下記の式で示される。
【0036】
【化2】
【0037】ジヘテロレブロサンIIは公知物質で、種
々の、果糖やイヌリンの酸処理物から単離されている
(Carbohydrate Research,13
(1985),53−65)。通常、70〜90重量
%の高濃度果糖水溶液をpH2.5〜3.5、温度11
0〜150℃、好ましくは130〜140℃、大気圧下
で1〜180分、好ましくは20〜60分保持して反応
させると、50%以上の生成率でジフラクトースジアン
ヒドリド(DFA)類が得られ、そのうち約20重量%
がジヘテロレブロサンIIである。反応混合物をpH2
に調整し、沸騰水浴中で30〜60分保持してDFA以
外の縮合物を果糖に分解し、ついでNa型陽イオン交換
樹脂カラムでDFA類と果糖に分離し、さらに逆相クロ
マトグラフィー用カラムでジヘテロレブロサンIIを単
離する。ジヘテロレブロサンIIの具体的製造例を参考
例1に示す。
【0038】FpF製造における水性媒体としては水、
緩衝液等が挙げられる。緩衝液としては酢酸緩衝液、リ
ン酸カリウム・クエン酸緩衝液、クエン酸緩衝液、コハ
ク酸緩衝液、トリス・塩酸緩衝液当を用いることができ
る。酵素の使用量については、特に制限ないが、ジヘテ
ロレブロサンII1gに対し、0.3〜30単位、好ま
しくは0.5〜10単位使用するのが適当である。上記
条件下で十分なFpFの生成が見られた時点で反応を終
了するが、反応は通常10〜30時間で終了する。
【0039】反応終了後、反応液の加熱による酵素の失
活、pHの低下(塩酸等の酸の添加)による酵素の失活
等の適当な手段で反応を停止させ、活性炭処理、イオン
交換樹脂処理等の単離・精製手段を適宜組み合わせて、
FpFを得ることができる。ジヘテロレブロサンIIの
加水分解によるFpFの製造の具体例を実施例2に示
す。
【0040】
【実施例】次に実施例および参考例により本発明を具体
的に説明する。 実施例1 ジヘテロレブロサンII分解酵素の製造 0.3w/v%DFAI、0.1w/v%ポリペプト
ン、0.2w/v%酵母エキス、0.2w/v%硫酸ア
ンモニウム、硝酸ナトリウム、0.05w/v%塩化ナ
トリウム、0.05w/v%リン酸1カリウム、0.0
2w/v%硫酸マグネシウム、pH7.0の培地を12
1℃、20分オートクレーブ処理後、バチルス・スピー
シーズ56−7(FERM−P17090)を植菌し、
30℃、20時間振盪培養した。培養後、超音波処理で
菌体を破砕し、菌体抽出液を得た。これを硫安分画50
〜70w/v%飽和、DEAEトヨパール650M(東
ソー(株)製)による陰イオン交換クロマトグラフィ
ー、Superdex200pg(ファルマシア・バイ
オテク(株))によるゲル濾過、monoQ5/5(フ
ァルマシア・バイオテク(株))による陰イオン交換ク
ロマトグラフィーに付して、電気泳動的に単一に精製し
た。得られた精製ジヘテロレブロサンII分解酵素の酵
素学的性質は既述の通りである。
【0041】実施例2 ジヘテロレブロサンIIの加水
分解によるFpFの製造 参考例1のようにして調製したジヘテロレブロサンII
70gを5mMリン酸緩衝液(pH7.0)400ml
に溶解し、ジヘテロレブロサンII分解酵素28単位を
添加し、45℃で30時間反応させた。反応液をイオン
精製し、逆相クロマトグラフィー用カラム((株)ワイ
エムシイ製YMC−Pack ODS−AQ、10×1
00cm×2本)により分画分取し、FpF画分を減圧
濃縮したところ純度97w/w%のFpF75w/w%
溶液1.9gが得られた。これをさらに80w/w%ま
で濃縮し、室温で静置することで結晶化させ、99w/
w%以上の結晶FpF0.7gを得た。
【0042】実施例3 口腔細菌による酸産生性試験法 水酸化ナトリウムでpH7.0に調整した10w/v%
FpF溶液0.3mlにpH7.0に調整した培地2.
7mlを加えて調製した試験液に、1×10個/mlの
菌体懸濁液0.1mlを加え、37℃で72時間静置培
養し、pHを測定した。対照としてショ糖とマルチトー
ルを用いた。う蝕菌は代表としてStreptococ
cus mutansMT8148およびStrept
ococcus sobrinus6715を用いた。
その結果、どちらの菌株においてもショ糖はpH4.2
に低下したが、FpFおよびマルチトールはpH7.5
であり、FpFの口腔細菌による利用は認められなかっ
た。
【0043】実施例4 FpFの各種消化酵素による分
解性 1.α−アミラーゼ 1w/v%FpF(1mM CaClを含有する50m
Mマレイン酸緩衝液;唾液アミラーゼ試験ではpH6.
0、膵液アミラーゼ試験ではpH6.9)mlにヒト唾
液アミラーゼ(シグマ社製)、ブタ膵液アミラーゼ(シ
グマ社製)をそれぞれ1単位*添加し、37℃で2時間
反応させた後、残存FpFをHPLCで分析した(HP
LC条件はジヘテロレブロサンII分解酵素の活性の測
定で既述したHPLC条件と同じ)。どちらの酵素を使
用した場合にもFpFは100%残存していた。 *1単位は1w/v%可溶性デンプンを基質として37
℃で反応させたとき、1分間に1μmolのグルコース
相当の還元力を生成する酵素量を意味する。
【0044】2.小腸粘膜局在酵素 ラット小腸アセトン粉末(シグマ社製)を生理食塩水に
懸濁(100mg/ml)し、ホモズナイズ後、遠心分
離した上清を酵素液として使用した。1w/v%FpF
(25mMマレイン酸緩衝液(pH6.0)に酵素液を
1単位*添加し、37℃で4時間反応させた。FpFは
100%残存していた。 *1単位は1w/v%マルトースを基質として37℃で
反応させたとき、1分間に1μmolのマルトースを分
解する酵素量を意味する。
【0045】実施例5 甘味剤製剤例1 実施例2の方法で調製したFpFシロップ(水分25w
/w%)50gとマルチトールシロップ(水分25w/
w%)50gとを混合して液状甘味剤を調製する。本甘
味剤は甘味度約60で味質はショ糖に近いものである。 実施例6 甘味剤製剤例2 実施例2の方法で調製した結晶FpF10gとキシリト
ール10gとを粉砕混合して粉末甘味剤を調製する。本
甘味剤は甘味度約75で味質はショ糖に近いものであ
る。
【0046】実施例7 飲食品への添加例1 実施例5に示した甘味剤50g、α−グルコシルステビ
ア甘味剤0.1g、クエン酸0.1g、リンゴ酸0.2
5g、フマル酸ナトリウム0.05gおよびライムフレ
ーバー0.5mlを水500mlに添加し、ミキサーで
十分攪拌した後、ミクロフィルターで濾過し、65℃で
30分殺菌後、ガス充填、瓶詰めを行う。本品はショ糖
を使用したと同様な味質のサイダーでありながら、カロ
リーが低く押さえられたものである。 実施例8 飲食品への添加例2 水252.1g、リンゴ果汁175g、実施例5に示し
た甘味剤70g、アスパルテーム0.2g、アルギン酸
ナトリウム1g、カラギーナン0.5g、ペクチン0.
7gおよびゼラチン0.5gを混合し、65℃で30分
殺菌後、冷却し、−20℃でフリージングして製品とす
る。本品はショ糖を使用したと同様に風味が良いシャー
ベットでありながら、カロリーが低く押さえられたもの
である。
【0047】実施例9 薬品への添加例 リン酸カルシウム2水和物50g、グリセリン13g、
実施例6で調製した甘味剤10g、ラウリル硫酸ナトリ
ウム2.5g、スペアミントオイル1.5g、トラガカ
ントガム1.0gおよび水22gを混合して製品とす
る。本品はミントフレーバーとやさしい甘味がマッチし
た歯磨き剤である。
【0048】参考例1 ジヘテロレブロサンIIの製造
例 果糖150gを水に溶解し、10w/v%クエン酸水溶
液0.6mlを添加した。これをミキサーで攪拌しなが
ら、電熱器で加熱し、水分を蒸発させながら130℃〜
140℃で20分反応させた。反応物を糖濃度50w/
w%程度になるように水で希釈し、塩酸でpH2に調整
した後、沸騰水中で30分処理してジフラクトースジア
ンヒドリド以外の縮合物を分解した。これをNa型強酸
性陽イオン交換樹脂(三菱化学(株)製UBK−53
0、樹脂量11.8L)により分離し、ジヘテロレブロ
サンII高含有(40w/w%)画分を固形分として3
5g得た。ついで、この溶液を50w/w%濃度に濃縮
し、5gずつ逆相クロマトグラフィー用カラム((株)
ワイエムシイ製YMC−Pack ODS−AQ、10
×100cm×2本)に負荷し、移動相としての脱塩水
を250ml/分の流速で通液して分画分取を行い、得
られた水溶液を減圧濃縮して98%純度のジヘテロレブ
ロサンIIの75w/w%水溶液13gを得た。さら
に、この溶液を80w/w%程度に濃縮後、4℃静置す
ることで結晶化させ、99%以上の純度のジヘテロレブ
ロサンIIの結晶4gを得ることができた。
【0049】
【発明の効果】本発明のFpFは、口腔細菌による酸の
産生がなく、胃で加水分解されず、ノンカロリーである
かカロリーがゼロに近く、ショ糖に近い甘味を有する果
糖のホモビオースであり、虫歯予防、カロリー制限等の
見地から好都合である。また本発明によって、ジヘテロ
レブロサンIIのα−フラクトフラノシド結合を加水分
解する酵素およびそれを用いるFpFの工業的製法が提
供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】FpFの13C−NMRスペクトルを示す。
【図2】FpFの酸安定性を、イヌロビオース、ショ糖
およびマルトースと比較して示す。
【図3】本発明で得られたジヘテロレブロサンII分解
酵素の至適pHおよび安定pH範囲を示す。
【図4】本発明で得られたジヘテロレブロサンII分解
酵素の至適温度および温度安定性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 弥武 経也 茨城県鹿島郡神栖町東深芝6昭和産業株式 会社鹿島事業所内 Fターム(参考) 4B047 LB06 LB08 LG23 LP18 4B050 DD02 EE02 EE03 FF11E FF13E LL02 4C057 AA19 BB03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1−O−β−D−フラクトピラノシル−
    D−フラクトース(以下、特許請求の範囲の記載におい
    てFpFという)。
  2. 【請求項2】 FpFを有効成分として含有する甘味
    剤。
  3. 【請求項3】 ジヘテロレブロサンII(α−D−フラ
    クトフラノースβ−D−フラクトピラノース1,2´:
    2,1´ジアンヒドリド)にジヘテロレブロサンIIの
    α−フラクトフラノシド結合を加水分解する酵素を作用
    させることを特徴とするFpFの製造方法。
  4. 【請求項4】 ジヘテロレブロサンIIのα−フラクト
    フラノシド結合を加水分解する酵素。
  5. 【請求項5】 さらに以下の酵素学的性質を有する請求
    項4記載の酵素:基質特異性 ジヘテロレブロサンIIのα−フラクトフラノシド結合
    を加水分解することに加え、DFAI(α−D−フラク
    トフラノースβ−D−フラクトフラノース1,2´:
    2,1´ジアンヒドリド)のα−フラクトフラノシド結
    合を分解し、イヌロビオースを生成する。また、FpF
    を分子内縮合させてジヘテロレブロサンIIを生成し、
    イヌロビオースを分子内縮合させてDFAIを生成す
    る。DFAIII(α−D−フラクトフラノースβ−D
    −フラクトフラノース1,2´:2,3´ジアンヒドリ
    ド)には作用しない。 至適pH 7.5 安定pH範囲 50℃、1時間の処理で6.0〜8.
    0である。 至適温度 50℃ 温度安定性 pH7.5、1時間の処理で100%の活性を保持する
    温度は50℃までである。 分子量 Nativeポリアクリルアミドゲル電気泳動で測定し
    た値は約200,000であり、SDSポリアクリルア
    ミドゲル電気泳動で測定した値は約50,000であ
    る。 等電点 約5.0
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