JP2000247857A - ベンゾトリアゾール誘導体、ビスレゾルシニルトリアジン誘導体及びベンゾアゾリル又はベンゾジアゾリル基を有する化合物を含有する光保護用組成物 - Google Patents

ベンゾトリアゾール誘導体、ビスレゾルシニルトリアジン誘導体及びベンゾアゾリル又はベンゾジアゾリル基を有する化合物を含有する光保護用組成物

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JP2000247857A
JP2000247857A JP2000077239A JP2000077239A JP2000247857A JP 2000247857 A JP2000247857 A JP 2000247857A JP 2000077239 A JP2000077239 A JP 2000077239A JP 2000077239 A JP2000077239 A JP 2000077239A JP 2000247857 A JP2000247857 A JP 2000247857A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な光保護力を有する化粧品用組成物を提
供する。 【解決手段】 化粧品として許容可能なビヒクル中に、
(a)第1の遮蔽剤として少なくとも1つの特定のベン
ゾトリアゾール誘導体と、(b)第2の遮蔽剤として、
少なくとも1つのビスレゾルシニルトリアジン誘導体
と、(c)第3の遮蔽剤として、少なくとも2つのベン
ゾアゾリル基を有する化合物又は少なくとも1つのベン
ゾジアゾリル基を有する化合物の少なくとも1つとを含
有せしめ、該第1、第2及び第3の遮蔽剤を、日光保護
ファクターについて相乗活性を生じる割合にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、紫外線から
皮膚及び/又は毛髪を光保護することを意図し、局所的
に使用される新規の化粧品用組成物(以下、この組成物
を単に抗日光組成物と呼称する)、並びに上述した化粧
品用途におけるこれら組成物の使用に関する。さらに本
発明は、化粧品として許容可能なビヒクル中に、(a)
第1の遮蔽剤として少なくとも1つの特定のベンゾトリ
アゾール誘導体と、(b)第2の遮蔽剤として、少なく
とも1つのビスレゾルシニルトリアジン誘導体と、
(c)第3の遮蔽剤として、少なくとも2つのベンゾア
ゾリル基を有する化合物又は少なくとも1つのベンゾジ
アゾリル基を有する化合物の少なくとも1つとを組合せ
て含有し、該第1、第2及び第3の遮蔽剤が、付与され
る日光保護ファクターについて相乗活性を生じる割合
で、該組成物中に存在している抗日光組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】280
nmと400nmの間の波長の光線によりヒトの表皮は
日焼けし、特にUV−Bとして知られている280と3
20nmの間の波長の光線により、自然なサンタン状態
の形成に有害なサンバーン状態となったり紅斑を形成す
る;よって、このUV−Bは遮蔽されなければならな
い。また、320nmと400nmの間の波長を持ち、
皮膚をサンタン状態にするUV−Aも皮膚に悪い変化を
誘発するおそれがあり、敏感肌又は頻繁に太陽光線にさ
らされている皮膚の場合は特にしかりである。UV−A
は、特に、皮膚の弾性を喪失させ、しわを出現せしめ、
皮膚を時期尚早の老化に導く原因となるものである。U
V−Aは紅斑反応の惹起を誘発したり、ある個人におい
てはこの反応を増幅させ、光毒性又は光アレルギー反応
の原因にもなりうる。よって、UV−Aもまた遮蔽する
ことが望ましい。
【0003】皮膚の光(UV−A及び/又はUV−B)
保護を意図した多数の化粧品用組成物が、現在までに提
供されている。これら抗日光組成物は、かなり多くの場
合、水中油型エマルション(すなわち、分散させる水性
連続相と分散させられた油性非連続相とからなる化粧品
として許容可能なビヒクル)の形態で提供されており、
有害な紫外線を選択的に吸収可能な一又は複数の通常の
親油性及び/又は親水性の有機遮蔽剤を種々の濃度で含
有してなるもので、これらの遮蔽剤(及びその量)は、
所望の保護ファクター[保護ファクター(PF)は、U
V遮蔽剤を用いた場合に紅斑が形成され始めるまでに必
要な照射時間の、UV遮蔽剤を用いない場合に紅斑が形
成され始めるまでに必要な時間に対する比率を数学的に
表したものである]に従って選択される。
【0004】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】実
際、上述した光保護の分野において鋭意研究を行ったと
ころ、本出願人は、驚くべきことに、また予期しないこ
とに、従来から既に知られている3つの特定のサンスク
リーン剤を、明確に定まった範囲の割合で組合せると、
顕著な相乗効果により、大幅に改善された保護ファクタ
ーを有し、遮蔽剤の一方又は他方を単独で使用した場合
に得られるものよりさらに高い保護ファクターをとにか
く有する抗日光組成物が得られることを見いだした。こ
の発見が本発明の基礎をなす。
【0005】よって、本発明の主題事項の一つは、化粧
品として許容可能なビヒクル中に、(a)第1の遮蔽剤
として、少なくとも1つの特定のベンゾトリアゾール誘
導体と、(b)第2の遮蔽剤として、少なくとも1つの
ビスレゾルシニルトリアジン誘導体と、(c)第3の遮
蔽剤として、少なくとも2つのベンゾアゾリル基を有す
る化合物又は少なくとも1つのベンゾジアゾリル基を有
する化合物の少なくとも1つとを含有し、該第1、第2
及び第3の遮蔽剤が、付与される日光保護ファクターに
ついて相乗活性を生じる割合で該組成物中に存在してい
ることを本質的に特徴とする新規化粧品用組成物、特に
抗日光組成物を提供することにある。
【0006】本発明の他の主題事項は、太陽光線等の紫
外線から皮膚及び/又は毛髪を保護することを意図した
化粧品用組成物の製造における、上記のような組成物の
使用にある。
【0007】また、本発明の他の主題事項は、本発明の
組成物を有効量、皮膚及び/又は毛髪に適用することか
ら本質的になる、太陽光線等の紫外線から皮膚及び/又
は毛髪を保護するために美容処理方法にある。
【0008】本発明の他の特徴、側面及び利点は、以下
の詳細な記載を読むことにより、明らかになるであろ
う。
【0009】よって、本発明の主題事項の一つにおいて
は、化粧品として許容可能なビヒクル中に: (a)第1の遮蔽剤として、次の式(I):
【化29】 {上式中: − Aは水素又は二価の基−L−W−を示し; − Yは同一でも異なっていてもよく、C−C10
ルキル基、ハロゲン、C−C10アルコキシ基又はス
ルホ基から選択され、後者の場合、同じ芳香核の2つの
隣接するY基が一緒になって、アルキリデン基が1〜2
の炭素原子を有するアルキリデンジオキシ基を形成可能
であると理解され、但し、Y基はAが水素以外である場
合にはスルホ基以外であり; − nは1、2又は3であり; − Lは次の式(II):
【化30】 [上式中: − XはO又はNHを表し、 − Zは、水素又はC−Cアルキル基を表し、 − nは0〜3の整数であり、 − mは0又は1であり、 − pは1〜10の整数を表す]の2価の基であり; − Wは次の式(1)、(2)又は(3):
【化31】 又は
【化32】 又は −Si(R) (3) [上式中: − Rは同一でも異なっていてもよく、C−C10
ルキル、フェニル及び3,3,3−トリフルオロプロピ
ル基から選択され、R基の数の少なくとも80%はメチ
ルであり、 − Bは同一でも異なっていてもよく、R基及び次の
式:
【化33】 (上式中、Y、n及びLは上述したものと同一の意味を
有する)のV基から選択され; − rは0〜50の整数であり、sは0〜20の整数で
あり、s=0の場合、2つのB基の少なくとも1つはV
を示し; − uは1〜6の整数であり、tは0〜10の整数であ
り、t+uは3以上であると理解される]の基である}
の少なくとも1つのベンゾトリアゾール誘導体と; (b)第2の遮蔽剤として、少なくとも1つのビスレゾ
ルシニルトリアジン誘導体と; (c)第3の遮蔽剤として、1分子当たり少なくとも2
つのベンゾアゾリル基を有する化合物、又は1分子当た
り少なくとも1つのベンゾジアゾリル基を有する化合物
の少なくとも1つ、を含有してなることを本質的な特徴
とし、該第1、第2及び第3の遮蔽剤が、付与される日
光保護ファクターについて相乗活性を生じる割合で該組
成物中に存在している、新規の化粧品用及び/又は皮膚
科学的組成物、特に抗日光組成物が提供される。
【0010】本明細書において「少なくとも2つのベン
ゾアゾリル基を有する」という用語は、1分子当たり、
ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル又はベンゾイミ
ダゾリル型の少なくとも2つの基を有するものと理解さ
れる。本明細書において「少なくとも1つのベンゾジア
ゾリル基を有する」という用語は、1分子当たり、ベン
ゾジオキサゾリル、ベンゾジチアゾリル又はベンゾジイ
ミダゾリル型の基を有するものと理解される。
【0011】本発明の式(I)のベンゾトリアゾール誘
導体は、それ自体は既に知られている遮蔽剤である。そ
れらは米国特許第4316033号及び米国特許第43
28346号、欧州特許第0354145号、及び欧州
特許第0392883号、及び欧州特許第066070
1号に開示され、そこに示される合成法に従い調製され
る(本明細書の内容の一体部分を構成する)。
【0012】本発明において使用することができる、A
が水素を示す式(I)の非シリコーン化合物として、特
に: − 2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)
ベンゾトリアゾール(n=1でY=CH)、例えばエ
ニケム・シンス社(Enichem Synth)から
ユバゾール(Uvazol)Pの名称で販売されている
製品、又はチバ−ガイギー社(Ciba−Geigy)
からチヌビン(Tinuvin)Pの名称で販売されて
いる製品; − 2−(2’−ヒドロキシ−3’−ブチル−5’−メ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール(n=2でY=CH
及び−C(CH)、例えばエニケム・シンス社
からユバゾール236の名称で販売されている製品; − 2−(2’−ヒドロキシ−5’−(t−オクチル)
フェニル)ベンゾトリアゾール(n=1でY=−C(C
−CH−C(CH)、例えばエニケム
・シンス社からユバゾール311の名称で販売されてい
る製品; − 2−(2’−ヒドロキシ−3’−(sec−ブチ
ル)−5’−スルホフェニル)ベンゾトリアゾール(n
=2でY=SOH、Y=−CH(CH)−CH
CH)、例えばチバ−ガイギー社からチバファスト
(Cibafast)の名称で販売されている製品;を
挙げることができる。
【0013】上述した式(1)、(2)及び(3)の定
義において、Aが2価の基−L−W−である場合の式
(I)のシリコーン化合物に対して、アルキル基は直鎖
状又は分枝状であってよく、特にメチル、エチル、n−
プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t
ert−ブチル、n−アミル、イソアミル、ネオペンチ
ル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、2−
エチルヘキシル及びtert−オクチル基から選択され
得る。本発明の好ましいRアルキル基は、メチル、エチ
ル、プロピル、n−ブチル、n−オクチル及び2−エチ
ルヘキシル基である。さらに好ましくは、R基は全てメ
チル基である。
【0014】Aが2価の基−L−W−である場合の式
(I)のシリコーン化合物において、好ましくは、Wが
式(1)に相当するもの、すなわち直鎖状ジオルガノシ
ロキサンが使用される。
【0015】本発明の範囲に入る直鎖状のジオルガノシ
ロキサン類として、特に好ましくは、次の特徴: − Rはアルキル、さらに好ましくはメチルであり、 − Bはアルキル、さらに好ましくはメチルであり、 − rは0〜15;sは1〜5であり、 − nは0ではなく、好ましくは1であり、Yはメチ
ル、tert−ブチル又はC−Cアルコキシから選
択され、 − Zは水素又はメチルであり、 − m=0又は[m=1及びX=O]、 − pは1である、 のうち、少なくとも1つ、好ましくは全てを示す統計的
誘導体(statistical derivativ
es)又は明確に定まったブロック誘導体を挙げること
ができる。
【0016】上述した式(I)から明らかなように、ベ
ンゾトリアゾール単位への−(X)−(CH
CH(Z)−CH−の結合は、シリコーン鎖のケイ素
原子に対する該ベンゾトリアゾール単位の結合をもたら
すものであるが、これは、本発明によれば、次の式:
【化34】 に示す、ベンゾトリアゾールの2つの芳香核によって提
供される利用可能な位置の何れにおいても起こり得る。
【0017】この結合は、好ましくは3−、4−又は5
−位(ヒドロキシル官能基を担持する芳香環)、又は
4’−位(トリアゾール環に隣接したベンゼン環)、さ
らに好ましくは3−、4−又は5−位で生じる。本発明
の好ましい実施態様では3−位で結合する。同様に、置
換基単位Yの結合は、ベンゾトリアゾールの利用可能な
他の位置の何れにおいても生じ得る。しかし、この結合
は、好ましくは3−、4−、4’−、5−及び/又は6
−位で生じる。本発明の好ましい実施態様においては、
5−位で結合する。
【0018】本発明に特に適した化合物のファミリー
は、次の一般式:
【化35】 [上式中、0≦r≦15、好ましくは0≦r≦10、1
≦s≦5、好ましくは1≦s≦3であり、Dは、
【化36】 又は
【化37】 の二価の基を表す]で定まるものである。
【0019】本発明の特に好ましい実施態様において、
ベンゾトリアゾールシリコーンは、
【化38】 である、一般式(I’)に相当するものである。
【0020】本発明の特に好ましい他の実施態様におい
て、ベンゾトリアゾールシリコーンは、
【化39】 である、一般式(I’)に相当するものである。
【0021】式(I)のベンゾトリアゾール誘導体は、
常に組成物の全重量に対して、0.1〜15重量%、好
ましくは0.2〜10重量%の含有量で存在し;好まし
くは第1の遮蔽剤(a)と第2の遮蔽剤(b)の混合物
の全含有量は、最終組成物の全重量に対して15%を越
えない。
【0022】本発明に係るビスレゾルシニルトリアジン
誘導体は、好ましくは次の式:
【化40】 [上式中、 (i)R及びR基は、同一でも異なっていてもよ
く、C−C18アルキル基、C−C18アルケニル
基又は式−CH−CH(OH)−CH−OT(こ
こで、Tは水素原子かC−Cアルキル基である)
の残基を示し; (ii)R及びR基は、同一でも異なっていてもよ
く、次の式(4):
【化41】 {上式中、 − mは1〜3の数であり; − Rは、ヒドロキシル基;一又は複数のヒドロキシ
ル基で置換されるか非置換のC−Cアルキル基;C
−Cアルコキシ基;アミノ基;モノ−もしくはジ
(C−C)アルキルアミノ基;金属カチオンM;あ
るいは次の式(5)〜(10):
【化42】 (上式中、 − R、R及びR基は、同一でも異なっていても
よく、一又は複数のヒドロキシル基で置換されるか非置
換のC−C14アルキル基を表し;mは2〜14の
数を表し; − Rは、水素原子、金属カチオンM、C−C
ルキル基又は式−(CHm2−OT(ここで、m
は1〜4の数でTは上述と同じ意味を有する)の残
基を表す)の一つから選ばれる残基を示す} (iii)R及びR基は、同一でも異なっていても
よく、次の式(11):
【化43】 (上式中、 − Rは、共有結合、直鎖状又は分枝状のC−C
アルキル基又は式−Cm42m4−もしくは−Cm4
2m4−O−(ここで、mは1〜4の数である)の
残基を表し; − Pは0〜5の数であり; − R、R10及びR11基は、同一でも異なってい
てもよく、C−C18アルキル基、C−C18アル
コキシ基又は次の式:
【化44】 (上式中、R12はC−Cアルキル基である)の残
基を示す)の残基を示すことができ; − Aは、次の式:
【化45】 [上式中、 − Rは上述のものと同じ意味を有し; − R13は水素原子、C−C10アルキル基、式−
(CHCHR16−O)n1(ここでnは1〜
16の数であり、R16は水素又はメチルか、Tが上
記と同じ意味を有する−CH−CH(OH)−CH
OTの構造の残基である)の基を示し; − QはC−C18アルキル基であり; − R14は上述の式(4):
【化46】 に相当する基である]の1つに対応する残基を示す]に
相当する化合物から好適には選択される。上述の式(I
II)及び(4)〜(15)において: − アルキル基は、直鎖状又は分枝状で、例えば、メチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、sec−ブチル、tert−ブチル、アミル、イソ
アミル、tert−アミル、ヘプチル、オクチル、イソ
オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、テ
トラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシ
ル又はオクタデシルから選択することができ; − C−C18アルケニル基は、例えば、アリル、メ
タリル、イソプロペニル、2−ブテニル、3−ブテニ
ル、イソブテニル、n−ペンタ−2,4−ジエニル、3
−メチルブテ(methylbut)−2−エニル、n
−オクテ(oct)−2−エニル、n−ドデセ(dod
ec)−2−エニル、イソドデセニル又はn−オクタデ
セ−4−エニルから選択することができ; − アルコキシ基は直鎖状又は分枝状で、例えば、メト
キシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n
−ブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、
アミルオキシ、イソアミルオキシ又はtert−アミル
オキシから選択することができ; − モノ−もしくはジアルキルアミノ基は、例えば、メ
チルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、n−ブチ
ルアミノ、sec−ブチルアミノ、tert−ブチルア
ミノ、ペンチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミ
ノ、ジブチルアミノ又はメチルエチルアミノから選択す
ることができ; − 金属カチオンMはアルカリ金属、アルカリ土類金
属、又は例えば、リチウム、カリウム、ナトリウム、カ
ルシウム、マグネシウム、銅及び亜鉛から選択される金
属カチオンである。
【0023】本発明の式(III)のビスレゾルシニル
トリアジン誘導体は、それ自体既に知られた遮蔽剤であ
る。それらは、欧州特許公開第0775698号及び同
第0878469号に開示され、そこで示された合成法
に従い調製される(これらは本明細書の内容の一体部分
を形成する)。
【0024】使用することができる式(III)のビス
レゾルシニルトリアジン化合物の例としては、A基が
パラ−メトキシフェニル又は4−エトキシフェニルを示
し、R及びR基が、同一でも異なっていてもよく、
次の構造:
【化47】 {上式中、構造Rは、 − tert−ブチルオキシ; − OH; − OM(ここで、Mはアルカリ金属又はアルカリ土類
金属カチオン又は銅、マグネシウム又は亜鉛から選択さ
れるカチオンである); − 次の構造:
【化48】 の基; − 構造O(CHCHOH)の基; − 次の構造:
【化49】 (ここで、nは2〜16まで変わりうる)の基; − 次の構造:
【化50】 の基; − 次の構造:
【化51】 の基から選択される}を持つ基を表す。
【0025】また、A基がパラ−ヒドロキシフェニル
を示し、R及びR基が同時に次の構造:
【化52】 の基を表す式(III)に相当するビスレゾルシニルト
リアジン化合物が挙げられる。
【0026】使用することができる式(III)の化合
物の例として: − 2,4−ビス{[4−(2−エチルヘキシルオキ
シ)−2−ヒドロキシ]フェニル}−6−(4−メトキ
シフェニル)−1,3,5−トリアジン; − 2,4−ビス{[4−(3−(2−プロピルオキ
シ)−2−ヒドロキシプロピルオキシ)−2−ヒドロキ
シ]フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)−1,
3,5−トリアジン; − 2,4−ビス{[4−(2−エチルヘキシルオキ
シ)−2−ヒドロキシ]フェニル}−6−[4−(2−
メトキシエチルオキシカルボニル)フェニルアミノ]−
1,3,5−トリアジン; − 2,4−ビス{[4−(トリス(トリメチルシロキ
シ)シリルプロピルオキシ)−2−ヒドロキシ]フェニ
ル}−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−ト
リアジン; − 2,4−ビス{[4−(2”−メチルプロペニルオ
キシ)−2−ヒドロキシ]フェニル}−6−(4−メト
キシフェニル)−1,3,5−トリアジン; − 2,4−ビス{[4−(1’,1’,1’,3’,
5’,5’,5’−ヘプタメチルトリシロキシ−2”−
メチルプロピルオキシ)−2−ヒドロキシ]フェニル}
−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリア
ジン; − 2,4−ビス{[4−(3−(2−プロピルオキ
シ)−2−ヒドロキシプロピルオキシ)−2−ヒドロキ
シ]フェニル}−6−[4−(エトキシカルボニル)フ
ェニルアミノ]−1,3,5−トリアジン; − 2,4−ビス{[4−(2−エチルヘキシルオキ
シ)−2−ヒドロキシ]フェニル}−6−(1−メチル
ピロール−2−イル)−1,3,5−トリアジン;を挙
げることができる。
【0027】本発明において特に好ましいビスレゾルシ
ニルトリアジンから誘導される化合物は、 − 2,4−ビス{[4−(2−エチルヘキシルオキ
シ)−2−ヒドロキシ]フェニル}−6−(4−メトキ
シフェニル)−1,3,5−トリアジン;− 2,4−
ビス{[4−(トリス(トリメチルシロキシ)シリルプ
ロピルオキシ)−2−ヒドロキシ]フェニル}−6−
(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン; − 2,4−ビス{[4−(1’,1’,1’,3’,
5’,5’,5’−ヘプタメチルトリシロキシ−2”−
メチルプロピルオキシ)−2−ヒドロキシ]フェニル}
−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリア
ジン;からなる群から選択される。
【0028】ビスレゾルシニルトリアジン誘導体型のサ
ンスクリーン又はサンスクリーン類は、組成物の全重量
に対して、0.1〜15重量%、好ましくは0.2〜1
0重量%の含有量で組成物中に存在し;好ましくは第1
〜第3の遮蔽剤の混合物の全含有量は、最終組成物の全
重量に対して15%を越えない。
【0029】本発明の少なくとも2つのベンゾアゾリル
基を有する化合物として好ましく使用されるものは、次
の一般式(IV):
【化53】 [上式中: − Z’は、角括弧内に記載された少なくとも2つのベ
ンゾアゾリル基の二重結合系を完結させ、完全に共役し
た単位を形成するように位置せしめられた一又は複数の
二重結合を有する(p+n)価の有機残基を表し; − X’はS、O又はNRを示し; − Rは、水素、C−C18アルキル、C−C
アルコキシ、C−C15アリール、C−C18アシ
ルオキシ、SOY’又はCOOY’を示し; − R、R、R及びR基は同一でも異なってい
てもよく、ニトロ基を示すか、又はRと同一の意味を
有し; − Rは水素、C−Cアルキル又はC−C
ドロキシアルキルを示し; − Y’は水素、Li、Na、K、NH、1/2C
a、1/2Mg、1/3A1又は窒素性有機塩基による
遊離の酸基の中和から得られるカチオンを示し; − mは0又は1であり; − nは2〜6の数であり; − pは1〜4の数であり; − 但し、p+nは6を越えない]に対応するもの
である。
【0030】本発明の式(IV)の化合物は、欧州特許
公開第0669323号において既に公知の水溶性のU
V−A遮蔽剤である。それらは米国特許第246326
4号及び欧州特許公開第0669323号に開示され、
そこで示された合成法に従い調製される(これら2つの
公報は本明細書の内容の一体部分を形成する)。
【0031】本発明の式(IV)の化合物として好まし
くは、Z’基が: (a)例えば: −CH=CH−、 −CH=CH−CH=CH−、又は次の式:
【化54】 等の、C−C12アリール基又はC−C10ヘテロ
アリールが挿入され得る不飽和で直鎖状の脂肪族C
炭化水素性(hydrocarbonaceou
s)基; (b)例えば、以下の式:
【化55】 の基等の、不飽和で直鎖状の脂肪族C−C炭化水素
性基が挿入され得るC−C15アリール基; (c)例えば、次の式:
【化56】 [上式中、Rは上述した同一の意味を有する]の基等
の、C−C10ヘテロアリール残基;から選択され、
(a)項、(b)項及び(c)項で定義された上記Z’
基が、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、フ
ェノキシ、ヒドロキシル、メチレンジオキシ又はアミノ
基で置換可能で、アミノ基が一又は二のC−Cアル
キル基で置換されていてもよいものを挙げることができ
る。
【0032】使用可能な式(IV)の化合物の例とし
て、次の構造を有するもの:
【化57】 及びその塩類を挙げることができる。
【0033】これら全ての化合物の中で、特に好ましい
ものは、次の構造を有する1,4−ビス(ベンゾイミダ
ゾリル)フェニレン−3,3’,5,5’−テトラスル
ホン酸(化合物4):
【化58】 及びその塩類である。
【0034】少なくとも2つのベンゾアゾリル基を有す
る化合物の他の例としては、次の化合物:
【化59】 及びその塩類を挙げることができる。
【0035】本発明で使用可能な少なくとも1つのベン
ゾジアゾリル基を有する化合物の例としては、次の化合
物:
【化60】 及びその塩類を挙げることができる。
【0036】本発明のベンゾアゾリル又はベンゾジアゾ
リル基を有する化合物又は化合物類は、組成物の全重量
に対して0.1〜15重量%、好ましくは0.2〜10
重量%の濃度で、本発明の組成物中に存在する。
【0037】上述したように、本発明の必須の特徴によ
れば、3種類のサンスクリーン剤が、組合せた結果付与
される保護ファクターについて顕著かつ大幅で有意な相
乗効果が得られるような各割合で最終組成物中に存在す
るのが好ましい。
【0038】さらに一般的には、上述した式(I)のベ
ンゾトリアゾール誘導体、ビスレゾルシニルトリアジン
誘導体及びベンゾアゾリル又はベンゾジアゾリル基を有
する化合物の濃度及び比率は、最終組成物の日光保護フ
ァクターが好ましくは少なくとも2になるように選択さ
れる。
【0039】さらに、本発明の好ましい実施態様におい
て、様々な種類の遮蔽剤が存在する化粧品として許容可
能なビヒクルは、水中油型エマルションである。
【0040】もちろん、本発明の抗日光化粧品用組成物
は、上述した3つの遮蔽剤以外にも、UV−A及び/又
はUV−B領域に対して活性のある、一又は複数の付加
的な親水性又は親油性のサンスクリーン剤(吸収剤)を
含有してもよい。これらの付加的な遮蔽剤は、特に、ケ
イ皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、ショウノウ誘導体、
トリアジン誘導体、例えば欧州特許出願第863145
号、同第517104号、同第570838号、同第7
96851号に開示されているもの、ベンゾフェノン誘
導体、ジベンゾイルメタン誘導体、β,β’−ジフェニ
ルアクリラート誘導体、上記のもの以外のベンゾイミダ
ゾール誘導体、p−アミノ安息香酸誘導体、又は遮蔽ポ
リマー及び遮蔽シリコーン、例えば国際公開93/04
665号に開示されているものから選択される。
【0041】UV−A及び/又はUV−B領域に活性の
ある付加的なサンスクリーン剤の例としては:p−アミ
ノ安息香酸、オキシエチレン化(25モル)p−アミノ
ベンゾアート、2−エチルヘキシル−p−ジメチルアミ
ノベンゾアート、N−オキシプロピレン化p−アミノ安
息香酸エチル、グリセロール−p−アミノベンゾアー
ト、ホモメンチルサリチラート、2−エチルヘキシルサ
リチラート、トリエタノールアミンサリチラート、4−
イソプロピルベンジルサリチラート、4−tert−ブ
チル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、4−イソプ
ロピルジベンゾイルメタン、2−エチルヘキシル−4−
メトキシシンナマート、ジイソプロピルケイ皮酸メチ
ル、4−メトキシケイ皮酸イソアミル、4−メトキシケ
イ皮酸ジエタノールアミン、アントラニル酸メンチル、
2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニル
アクリラート、2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリ
ル酸エチル、2−フェニルベンゾイミダゾール−5−ス
ルホン酸及びその塩類、3−(4’−トリメチルアンモ
ニオ)ベンジリデンボルナン−2−オン−メチルスルフ
ァート、ベンゼン−1,4−ジ(3−メチリデン−10
−ショウノウスルホン酸)とその塩、ウロカニン酸、2
−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒド
ロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホナー
ト、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,
4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’
−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノ
ン、2−ヒドロキシ−4−(n−オクトキシ)ベンゾフ
ェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチル
ベンゾフェノン、α−(2−オキソボルン−3−イリデ
ン)トルエン−4−スルホン酸及びその塩類、3−
(4’−スルホベンジリデン)ボルナン−2−オン及び
その塩類、3−(4’−メチルベンジリデン)−d,1
−ショウノウ、3−ベンジリデン−d,1−ショウノ
ウ、2,4,6−トリス[p−(2’−エチルヘキシル
−1’−オキシカルボニル)アニリノ]−1,3,5−
トリアジン、2−[p−(tert−ブチルアミド)ア
ニリノ]−4,6−ビス[p−(2’−エチルヘキシル
−1’−オキシカルボニル)アニリノ]−1,3,5−
トリアジン、N−[(2−及び4−)[(2−オキソボ
ロン−3−イリデン)メチル]ベンジル]アクリルアミ
ドのポリマー、マロナート官能基を有するポリオルガノ
シロキサン類、を挙げることができる。
【0042】また、本発明の組成物は、人工的に皮膚を
日焼けした状態にする、及び/又は褐色にするための薬
剤(自己サンタン剤)、例えばジヒドロキシアセトン
(DHA)をさらに含有してもよい。
【0043】さらに本発明の化粧品用組成物は、被覆又
は非被覆金属酸化物からなる顔料又はナノ顔料類(一次
粒子の平均粒径:一般的に、5nm〜100nm、好ま
しくは10nm〜50nm)、例えば、それ自体UV光
保護剤としてよく知られている、酸化チタン(アモルフ
ァス、又はルチル及び/又はアナターゼ型の結晶)、酸
化鉄、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム又は酸化セリウムの
ナノ顔料類をさらに含有してもよい。また、アルミナ及
び/又はステアリン酸アルミニウムは常套的なコーティ
ング剤である。このような被覆又は非被覆金属酸化物の
ナノ顔料類としては、特に、欧州特許公開第05187
72号及び欧州特許公開第0518773号に開示され
ているものがある。
【0044】また、本発明の組成物は、特に、脂肪物
質、有機溶媒、増粘剤、柔軟剤、酸化防止剤、乳白剤、
安定剤、エモリエント、ヒドロキシ酸、消泡剤、保湿
剤、ビタミン類、香料、防腐剤、界面活性剤、フィラ
ー、金属イオン封鎖剤、ポリマー、噴霧剤、塩基性又は
酸性化剤、染料、又は化粧品、特にエマルションの形態
の抗日光組成物の製造に通常使用されている任意の他の
成分から選択される従来からの化粧品用アジュバントを
さらに含有してもよい。
【0045】脂肪物質類は、油又はロウ又はそれらの混
合物からなるものであってよく、脂肪酸、脂肪アルコー
ル及び脂肪酸エステル類が含まれる。油は、動物性油、
植物性油、鉱物性油又は合成油、特に、流動ワセリン、
流動パラフィン、揮発性又は非揮発性のシリコーン油、
イソパラフィン類、ポリ−α−オレフィン類、又はフッ
化及び過フッ化油類から選択することができる。同様
に、ロウは、それ自体公知である動物性ロウ、化石ロ
ウ、植物性ロウ、鉱物性ロウ、又は合成ロウから選択す
ることができる。
【0046】有機溶媒としては低級アルコール類及びポ
リオール類を挙げることができる。増粘剤は、特に、架
橋したアクリル酸ホモポリマー、変性又は未変性のグア
ーガム及びセルロース、例えば、ヒドロキシプロピル化
グアーガム、メチルヒドロキシエチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース又はヒドロキシエチル
セルロースから選択することができる。
【0047】もちろん、当業者であれば、本発明の遮蔽
剤の3つの組合せに固有の有利な特性、特に日光保護レ
ベルが、考慮される添加において、全く又は実質的に悪
影響を受けないように留意して、これら任意の付加的な
化合物及び/又はそれらの量を選択するであろう。
【0048】本発明の組成物は、当業者によく知られた
技術、特に、水中油型又は油中水型のエマルションの調
製を意図した技術により調製することができる。
【0049】この組成物は、特に単一又は複合エマルシ
ョン(O/W、W/O、O/W/O又はW/O/W)、
例えばクリーム、ミルク、ゲル又はクリーム−ゲル、パ
ウダー又はチューブ状固体の形態で提供することもで
き、エアゾールとして包装されてもよく、またフォーム
又はスプレーの形態で提供することもできる。
【0050】エマルションの場合、エマルションの水相
は、公知の方法[バングハム(Bangham)、スタ
ンディッシュ(Standish)及びワトキンス(W
atkins)の、J.Mol.Biol.,13,2
38(1965)、仏国特許第2315991号及び仏
国特許第2416008号]により調製される非イオン
性の小胞体分散液を含有してもよい。
【0051】本発明の化粧品用組成物は、抗日光組成物
又はメークアップ用製品のような、紫外線からヒトの表
皮又は毛髪を保護するための組成物として使用すること
ができる。
【0052】本発明の化粧品用組成物が、UV線からヒ
トの表皮を保護するため、すなわち抗日光組成物として
使用される場合、それは、脂肪物質又は溶媒に分散又は
懸濁した形態、非イオン性の小胞体分散液の形態、又は
エマルション、好ましくは水中油型エマルションの形
態、例えばクリーム又はミルク、又は膏薬、ゲル、クリ
ームゲル、チューブ状固体、棒状体、エアゾールフォー
ム又はスプレーの形態で提供することができる。
【0053】本発明の化粧品用組成物が、毛髪の保護用
に使用される場合、それは、シャンプー、ローション、
ゲル、エマルション又は非イオン性の小胞体分散液の形
態として提供することができ、また、例えばシャンプー
の前又は後、染色又は脱色の前又は後、パーマネントウ
エーブ又は毛髪のストレート化の前、処理中又は後に適
用されてすすがれる組成物、スタイリング又はトリート
メント用のローションもしくはスタイリング又はトリー
トメント用のゲル、ブロー乾燥又は毛髪のセット用のロ
ーション又はゲル、パーマネントウエーブ又は毛髪のス
トレート化、染色又は脱色用の組成物を構成することも
できる。
【0054】組成物が、まつげ、眉毛又は皮膚のメーク
アップ用製品、例えば、表皮のトリートメントクリー
ム、ファンデーション、チューブ状口紅、アイシャド
ウ、フェイスパウダー、マスカラ又はアイライナーとし
て使用される場合、それは、無水又は水性、固体状又は
ペースト状の形態、例えば、水中油型又は油中水型のエ
マルション、非イオン性の小胞体分散液又は懸濁液とし
て提供することができる。
【0055】目安を示すと、水中油型エマルション型の
ビヒクルを有する本発明の抗日光組成物において、水相
(特に親水性の遮蔽剤を含有する)は、全組成物に対し
て、一般的に50〜95重量%、好ましくは70〜90
重量%、油相(特に親油性の遮蔽剤を含有する)は、全
組成物に対して5〜50重量%、好ましくは10〜30
重量%、(共)乳化剤(類)は、全組成物に対して0.
5〜20重量%、好ましくは2〜10重量%である。
【0056】本明細書の最初に示したように、本発明の
他の主題事項は、上述した化粧品用組成物の有効量を皮
膚又は毛髪に適用することからなる、紫外線の影響から
それらを保護することを意図した皮膚又は毛髪の美容処
理方法にある。
【0057】
【実施例】次に本発明の実施例を例証するが、これらは
本発明の範囲を限定するものではない。 実施例1 組成 セテアリールアルコールとオキシエチレン化 (33EO)されたセテアリールアルコールの 80/20の混合物 [シンノワックス(Sinnowax)A0、ヘンケル社 (Henkel)] 7g グリセロールモノ−及びジステアラートの混合 物 [セラシント(Cerasynt)SD−V、ISP社] 2g セチルアルコール 1.5g ポリジメチルシロキサン [ダウ・コーニング(Dow Corning)200フルイド、 ダウ・コーニング社] 1g C12/C15アルコールのベンゾアート [ウィトコノール(Witconol)TN、ウィトコ社 (witco)] 15g 2,4−ビス{[4−(2−エチルヘキシルオキシ)− 2−ヒドロキシ]フェニル}−6−(4−メトキシフ ェニル)−1,3,5−トリアジン 2g r=0、s=1であり、Dが
【化61】 の式(I’)のベンゾトリアゾールシリコーン 3g グリセロール 15g 1,4−ビス(ベンゾイミダゾリル)フェニレン −3,3’,5,5’−テトラスルホン酸 2g トリエタノールアミン pHを7にする量 防腐剤 適量 脱塩水 全体を100gにする量
【0058】 実施例2 組成 グリセロール−モノ/ジステアラート/ポリエ チレングリコール(100E0)ステアラート混合物 [アルラセル(Arlacel)165FL、ICI社] 2g ステアリルアルコール [ラネット(Lanette)18、ヘンケル社] 1g パーム油ステアリン酸 [ステアリン(Stearine)TP、ステアリヌリ・ デュボア社(Stearinerie Dubois)] 2.5g ポリジメチルシロキサン [ダウ・コーニング200フルイド、ダウ・コーニ ング社] 0.5g C12/C15アルコールのベンゾアート [ウィトコノールTN、ウィトコ社] 20g トリエタノールアミン 0.5g 2,4−ビス{[4−(トリス(トリメチルシロキシ) シリル−プロピルオキシ)−2−ヒドロキシ]フェニル} −6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン 2.5g r=0、s=1であり、Dが
【化62】 の式(I’)のベンゾトリアゾールシリコーン 2.5g グリセロール 5g ヘキサデシルホスファート、カリウム塩 [アンフィソール(Amphisol)K、ホフマン−ラ ロシュ社(Hoffman−Laroshe)] 1g ポリアクリル酸 [シンタレン(Synthalen)K、3V社] 0.3g ヒドロキシプロピルメチルセルロース [メトセル(Methocel)F4M、ダウ・ケミカル社 (Dow Chemical)] 0.1g 1,4−ビス(ベンゾイミダゾリル)フェニレン −3,3’,5,5’−テトラスルホン酸 1.5g トリエタノールアミン pHを7にする量 防腐剤 適量 脱塩水 全体を100gにする量
【0059】 実施例3 組成 セテアリールアルコールとオキシエチレン化 (33EO)されたセテアリールアルコールの 80/20の混合物 [シンノワックス(Sinnowax)A0、ヘンケル社 (Henkel)] 7g グリセロールモノ−及びジステアラートの混合 物 [セラシント(Cerasynt)SD−V、ISP社] 2g セチルアルコール 1.5g ポリジメチルシロキサン [ダウ・コーニング(Dow Corning)200フルイド、 ダウ・コーニング社] 1g C12/C15アルコールのベンゾアート [ウィトコノール(Witconol)TN、ウィトコ(W itco)社] 15g 2,4−ビス{[4−(1’,1’,1’,3’,5’,5’,5’ −ヘプタメチルトリシロキシ−2”−メチルプロピル オキシ)−2−ヒドロキシ]フェニル}−6−(4−メトキ シフェニル)−1,3,5−トリアジン 2g r=0、s=1であり、Dが
【化63】 の式(I’)のベンゾトリアゾールシリコーン 3g グリセロール 15g 1,4−ビス(ベンゾイミダゾリル)フェニレン −3,3’,5,5’−テトラスルホン酸 1.5g トリエタノールアミン pHを7にする量 防腐剤 適量 脱塩水 全体を100gにする量

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧品として許容可能なビヒクル中に: (a)第1の遮蔽剤として、少なくとも1つの次の式
    (I): 【化1】 {上式中: − Aは水素又は二価の基−L−W−を示し; − nは1、2又は3であり; − Yは同一でも異なっていてもよく、C−C10
    ルキル基、ハロゲン、C−C10アルコキシ基又はス
    ルホ基から選択され、後者の場合、同じ芳香環の2つの
    隣接するY基は、アルキリデン基が1〜2の炭素原子を
    有するアルキリデンジオキシ基を形成可能であり、但
    し、Y基はAが水素以外である場合にスルホ基以外であ
    り; − Lは次の式(II): 【化2】 [上式中: − XはO又はNHを表し、 − Zは、水素又はC−Cアルキル基を表し、 − nは0〜3の整数であり、 − mは0又は1であり、 − pは1〜10の整数を表す]の2価の基であり; − Wは次の式(1)、(2)又は(3): 【化3】 又は 【化4】 又は −Si(R) (3) [上式中: − Rは同一でも異なっていてもよく、C−C10
    ルキル、フェニル及び3,3,3−トリフルオロプロピ
    ル基から選択され、R基の数の少なくとも80%はメチ
    ルであり、 − Bは同一でも異なっていてもよく、R基及び次の
    式: 【化5】 (上式中、Y、n及びLは上述したものと同一の意味を
    有する)のV基から選択され; − rは0〜50の整数であり、sは0〜20の整数で
    あり、s=0の場合、2つのB基の少なくとも1つはV
    を示し; − uは1〜6の整数であり、tは0〜10の整数であ
    り、t+uは3以上であると理解されるものである]の
    基である}のベンゾトリアゾール誘導体と、(b)第2
    の遮蔽剤として、少なくとも1つのビスレゾルシニルト
    リアジン誘導体と、(c)第3の遮蔽剤として、1分子
    当たり少なくとも2つのベンゾアゾリル基を有する化合
    物、及び/又は1分子当たり少なくとも1つのベンゾジ
    アゾリル基を有する化合物の少なくとも1つと、を含有
    し、該第1、第2及び第3の遮蔽剤が、日光保護ファク
    ターに関し、相乗活性が生じる割合で存在していること
    を特徴とする、皮膚及び/又は毛髪の光保護用に局所的
    に使用される化粧品用組成物。
  2. 【請求項2】 式(I)の化合物が: − 2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)
    ベンゾトリアゾール; − 2−(2’−ヒドロキシ−3’−ブチル−5’−メ
    チルフェニル)ベンゾトリアゾール; − 2−(2’−ヒドロキシ−5’−(t−オクチル)
    フェニル)ベンゾトリアゾール; − 2−(2’−ヒドロキシ−3’−(sec−ブチ
    ル)−5’−スルホフェニル)ベンゾトリアゾール;か
    らなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記
    載の組成物。
  3. 【請求項3】 式(I)のベンゾトリアゾール誘導体
    が、Aが二価の基−L−W−であり、Wが式(1)の構
    造に相当するものであって、次の特徴: − Rはアルキル、好ましくはメチルであり、 − Bはアルキル、好ましくはメチルであり、 − rは0〜15;sは1〜5であり、 − nは0ではなく、好ましくは1であり、Yはメチ
    ル、tert−ブチル又はC−Cアルコキシから選
    択され、 − Zは水素又はメチルであり、 − m=0、又は[m=1及びX=O]、 − pは1である、の少なくとも1つを示すものから選
    択されることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記式(I)のベンゾトリアゾール誘導
    体が、請求項3に記載の組成物の特徴の全てを示すもの
    であることを特徴とする請求項3に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 ベンゾトリアゾール誘導体が、次の一般
    式(I’): 【化6】 [上式中、0≦r≦15、1≦s≦5であり、Dは、 【化7】 又は 【化8】 の二価の基を表す]の化合物から選択されることを特徴
    とする請求項3又は4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 ベンゾトリアゾール誘導体が、 【化9】 である、一般式(I’)に相当するものであることを特
    徴とする請求項5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 ベンゾトリアゾール誘導体が、 【化10】 である、一般式(I’)に相当するものであることを特
    徴とする請求項5に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 式(I)のベンゾトリアゾール誘導体の
    濃度が、組成物の全重量に対して0.1〜15重量%で
    あることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項
    に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 前記濃度が、組成物の全重量に対して
    0.2〜10重量%であることを特徴とする請求項8に
    記載の組成物。
  10. 【請求項10】 ビスレゾルシニルトリアジン誘導体
    が、次の式: 【化11】 [上式中、 (i)R及びR基は、同一でも異なっていてもよ
    く、C−C18アルキル基、C−C18アルケニル
    基又は式−CH−CH(OH)−CH−OT(こ
    こで、Tは水素原子かC−Cアルキル基である)
    の残基を示し; (ii)R及びR基は、同一でも異なっていてもよ
    く、次の式(4): 【化12】 {上式中、 − mは1〜3の数であり; − Rは、ヒドロキシル基;一又は複数のヒドロキシ
    ル基で置換されるか非置換のC−Cアルキル基;C
    −Cアルコキシ基;アミノ基;モノ−もしくはジ
    (C−C)アルキルアミノ基;金属カチオンM;あ
    るいは次の式(5)〜(10): 【化13】 (上式中、 − R、R及びR基は、同一でも異なっていても
    よく、一又は複数のヒドロキシル基で置換されるか非置
    換のC−C14アルキル基を表し;mは2〜14の
    数を表し; − Rは、水素原子、金属カチオンM、C−C
    ルキル基又は式−(CHm2−OT(ここで、m
    は1〜4の数でTは上述と同じ意味を有する)の残
    基を表す)の一つから選ばれる残基を示す} (iii)R及びR基は、同一でも異なっていても
    よく、次の式(11): 【化14】 (上式中、 − Rは、共有結合、直鎖状又は分枝状のC−C
    アルキル基又は式−Cm42m4−もしくは−Cm4
    2m4−O−(ここで、mは1〜4の数である)の
    残基を表し; − pは0〜5の数であり; − R、R10及びR11基は、同一でも異なってい
    てもよく、C−C18アルキル基、C−C18アル
    コキシ基又は次の式: 【化15】 (上式中、R12はC−Cアルキル基である)の残
    基を示す)の残基を示すことができ; − Aは、次の式: [上式中、 − Rは上述のものと同じ意味を有し; − R13は水素原子、C−C10アルキル基、式−
    (CHCHR16−O)n1(ここでnは1〜
    16の数であり、R16は水素又はメチルか、Tが上
    記と同じ意味を有する−CH−CH(OH)−CH
    OTの構造の残基である)の基を示し; − QはC−C18アルキル基であり; − R14は上述の式(4): 【化16】 に相当する基である]の1つに対応する残基を示す]に
    相当する請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成
    物。
  11. 【請求項11】式(III)の化合物が、 (1)A基がパラ−メトキシフェニル又はパラ−エト
    キシフェニルを示し、R及びR基が、同一でも異な
    っていてもよく、次の構造: 【化17】 {上式中、構造Rは、 − tert−ブチルオキシ; − OH; − OM(ここで、Mはアルカリ金属又はアルカリ土類
    金属カチオン又は銅、マグネシウム又は亜鉛から選択さ
    れるカチオンである); − 次の構造: 【化18】 の基; − 構造O(CHCHOH)の基; − 次の構造: 【化19】 (ここで、nは2〜16まで変わりうる)の基; − 次の構造: 【化20】 の基; − 次の構造: 【化21】 の基から選択される}を持つ基を表すもの; (2)A基がパラ−ヒドロキシフェニルを示し、R
    及びR基が同時に次の構造: 【化22】 の基を表す式(III)に相当するビスレゾルシニルト
    リアジン化合物;から選択されることを特徴とする請求
    項10に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 式(III)の化合物が、 − 2,4−ビス{[4−(2−エチルヘキシルオキ
    シ)−2−ヒドロキシ]フェニル}−6−(4−メトキ
    シフェニル)−1,3,5−トリアジン; − 2,4−ビス{[4−(3−(2−プロピルオキ
    シ)−2−ヒドロキシプロピルオキシ)−2−ヒドロキ
    シ]フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)−1,
    3,5−トリアジン; − 2,4−ビス{[4−(2−エチルヘキシルオキ
    シ)−2−ヒドロキシ]フェニル}−6−[4−(2−
    メトキシエチルオキシカルボニル)フェニルアミノ]−
    1,3,5−トリアジン; − 2,4−ビス{[4−(トリス(トリメチルシロキ
    シ)シリルプロピルオキシ)−2−ヒドロキシ]フェニ
    ル}−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−ト
    リアジン; − 2,4−ビス{[4−(2”−メチルプロペニルオ
    キシ)−2−ヒドロキシ]フェニル}−6−(4−メト
    キシフェニル)−1,3,5−トリアジン; − 2,4−ビス{[4−(1’,1’,1’,3’,
    5’,5’,5’−ヘプタメチルトリシロキシ−2”−
    メチルプロピルオキシ)−2−ヒドロキシ]フェニル}
    −6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリア
    ジン; − 2,4−ビス{[4−(3−(2−プロピルオキ
    シ)−2−ヒドロキシプロピルオキシ)−2−ヒドロキ
    シ]フェニル}−6−[4−(エトキシカルボニル)フ
    ェニルアミノ]−1,3,5−トリアジン; − 2,4−ビス{[4−(2−エチルヘキシルオキ
    シ)−2−ヒドロキシ]フェニル}−6−(1−メチル
    ピロール−2−イル)−1,3,5−トリアジン;から
    なる群から選択されることを特徴とする請求項10に記
    載の組成物。
  13. 【請求項13】 式(III)の化合物が、 − 2,4−ビス{[4−(2−エチルヘキシルオキ
    シ)−2−ヒドロキシ]フェニル}−6−(4−メトキ
    シフェニル)−1,3,5−トリアジン; − 2,4−ビス{[4−(トリス(トリメチルシロキ
    シ)シリルプロピルオキシ)−2−ヒドロキシ]フェニ
    ル}−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−ト
    リアジン; − 2,4−ビス{[4−(1’,1’,1’,3’,
    5’,5’,5’−ヘプタメチルトリシロキシ−2”−
    メチルプロピルオキシ)−2−ヒドロキシ]フェニル}
    −6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリア
    ジン;からなる群から選択されることを特徴とする請求
    項12に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 ビスレゾルシニルトリアジン誘導体の
    濃度が組成物の全重量に対して0.1〜15重量%であ
    ることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項
    に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 前記濃度が組成物の全重量に対して
    0.2〜10重量%であることを特徴とする請求項14
    に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 少なくとも2つのベンゾアゾリル基を
    有する化合物が、次の一般式(IV): 【化23】 [上式中: − Z’は、角括弧内に記載された少なくとも2つのベ
    ンゾアゾリル基の二重結合系を完結させ、完全に共役し
    た単位を形成するように位置せしめられた一又は複数の
    二重結合を有する(p+n)価の有機残基を表し; − X’はS、O又はNRを示し; − Rは、水素、C−C18アルキル、C−C
    アルコキシ、C−C15アリール、C−C18アシ
    ルオキシ、SOY’又はCOOY’を示し; − R、R、R及びR基は同一でも異なってい
    てもよく、ニトロ基を示すか、又はRと同一の意味を
    有し; − Rは水素、C−Cアルキル又はC−C
    ドロキシアルキルを示し; − Y’は水素、Li、Na、K、NH、1/2C
    a、1/2Mg、1/3A1又は窒素性有機塩基により
    遊離の酸基を中和した結果得られるカチオンを示し; − mは0又は1であり; − nは2〜6の数であり; − pは1〜4の数であり; − 但し、p+nは6を越えない]に相当するもの
    であることを特徴とする請求項1ないし15のいずれか
    1項に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 Z’基が: (a)C−C12アリール基又はC−C10ヘテロ
    アリールが挿入され得る不飽和で直鎖状の脂肪族C
    炭化水素性基; (b)不飽和で直鎖状の脂肪族C−C炭化水素性基
    が挿入され得るC−C15アリール基; (c)C−C10ヘテロアリール残基;からなる群か
    ら選択され、 該Z’基が、C−Cアルキル、C−Cアルコキ
    シ、フェノキシ、ヒドロキシル、メチレンジオキシ又は
    アミノ基で置換可能で、アミノ基が一又は二のC−C
    アルキル基で置換されていてもよいものであることを
    特徴とする請求項16に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 Z’基が次の基: −CH=CH−、 −CH=CH−CH=CH−、 次の式: 【化24】 [上式中、Rは請求項10に記載したものと同一の意
    味を有する]からなる群から選択されることを特徴とす
    る、請求項16又は17に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 式(IV)の化合物が次の化合物: 【化25】 又はその塩類の1つから選択されることを特徴とする請
    求項16ないし18のいずれか1項に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 式(IV)の化合物が、次の構造: 【化26】 を有する1,4−ビス(ベンゾイミダゾリル)フェニレ
    ン−3,3,’5,5’−テトラスルホン酸(化合物
    4)及びその塩類の1つであることを特徴とする請求項
    16ないし19のいずれか1項に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 少なくとも2つのベンゾアゾリル基を
    有する化合物が、次の化合物: 【化27】 又はその塩類の1つから選択されることを特徴とする請
    求項1ないし15のいずれか1項に記載の組成物。
  22. 【請求項22】 少なくとも1つのベンゾジアゾリル基
    を有する化合物が次の化合物: 【化28】 又はその塩類の1つから選択されることを特徴とする請
    求項1ないし15のいずれか1項に記載の組成物。
  23. 【請求項23】 ベンゾアゾリル又はベンゾジアゾリル
    基を有する化合物又は化合物類が、組成物の全重量に対
    して0.1〜15重量%の濃度で存在していることを特
    徴とする請求項1ないし22のいずれか1項に記載の組
    成物。
  24. 【請求項24】 該濃度が、組成物の全重量に対して
    0.2〜10重量%であることを特徴とする請求項23
    に記載の組成物。
  25. 【請求項25】 前記化粧品として許容可能なビヒクル
    が、水中油型エマルションの形態で提供されることを特
    徴とする請求項1ないし23のいずれか1項に記載の組
    成物。
  26. 【請求項26】 前記第1及び第2の遮蔽剤以外の、U
    V−A及び/又はUV−B領域に活性のある一又は複数
    の付加的な親水性又は親油性の有機遮蔽剤をさらに含有
    していることを特徴とする請求項1ないし25のいずれ
    か1項に記載の組成物。
  27. 【請求項27】 前記付加的な有機遮蔽剤が、ケイ皮酸
    誘導体、サリチル酸誘導体、ショウノウ誘導体、請求項
    1ないし26のいずれか1項に記載のもの以外のトリア
    ジン誘導体、請求項1ないし26のいずれか1項に記載
    のもの以外のベンゾイミダゾール誘導体、ベンゾフェノ
    ン誘導体類、ジベンゾイルメタン誘導体、β,β−ジフ
    ェニルアクリラート誘導体、p−アミノ安息香酸誘導
    体、又は遮蔽ポリマー及び遮蔽シリコーンから選択され
    ることを特徴とする請求項26に記載の組成物。
  28. 【請求項28】 付加的なUV光保護剤として、被覆又
    は非被覆金属酸化物により形成される顔料又はナノ顔料
    をさらに含有することを特徴とする請求項1ないし27
    のいずれか1項に記載の組成物。
  29. 【請求項29】 前記顔料又はナノ顔料が、被覆又は非
    被覆酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ジルコニウム
    又は酸化セリウム、及びそれらの混合物から選択される
    ことを特徴とする請求項28に記載の組成物。
  30. 【請求項30】 皮膚を人工的にサンタン状態にする、
    及び/又は褐色にする少なくとも1つの薬剤をさらに含
    有していることを特徴とする請求項1ないし29のいず
    れか1項に記載の組成物。
  31. 【請求項31】 脂肪物質、有機溶媒、増粘剤、柔軟
    剤、酸化防止剤、乳白剤、安定化剤、エモリエント、ヒ
    ドロキシ酸、消泡剤、保湿剤、ビタミン類、香料、防腐
    剤、界面活性剤、フィラー、金属イオン封鎖剤、ポリマ
    ー類、噴霧剤、塩基性又は酸性化剤、又は染料から選択
    される少なくとも1つのアジュバントをさらに含有して
    いることを特徴とする請求項1ないし30のいずれか1
    項に記載の組成物。
  32. 【請求項32】 ヒトの表皮の保護用組成物又は抗日光
    組成物であって、非イオン性の小胞体分散液、水中油型
    エマルション等のエマルション、クリーム、ミルク、ゲ
    ル、クリームゲル、懸濁液、分散液、パウダー、チュー
    ブ状固体、フォーム又はスプレーの形態で提供されるも
    のであることを特徴とする請求項1ないし31のいずれ
    か1項に記載の組成物。
  33. 【請求項33】 分散液、懸濁液又はエマルションのペ
    ースト状又は固体状、水性又は無水の形態で提供され、
    睫毛、眉毛又は皮膚のメークアップ用組成物であること
    を特徴とする請求項1ないし32のいずれか1項に記載
    の組成物。
  34. 【請求項34】 紫外線からの毛髪の保護を意図した組
    成物であって、シャンプー、ローション、ゲル、エマル
    ション又は非イオン性の小胞体分散液の形態で提供され
    るものであることを特徴とする請求項1ないし32のい
    ずれか1項に記載の組成物。
  35. 【請求項35】 太陽光線等の紫外線から皮膚及び/又
    は毛髪を保護することを意図した化粧品用組成物の製造
    における、請求項1ないし32のいずれか1項に記載の
    組成物の使用。
  36. 【請求項36】 請求項1ないし34のいずれか1項に
    記載の組成物を有効量、皮膚及び/又は毛髪に適用する
    ことからなることを特徴とする、太陽光線等の紫外線か
    ら皮膚及び/又は毛髪を保護するための美容処理方法。
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