JP2000246658A - 電動回動具用の付属品 - Google Patents

電動回動具用の付属品

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JP2000246658A
JP2000246658A JP11051120A JP5112099A JP2000246658A JP 2000246658 A JP2000246658 A JP 2000246658A JP 11051120 A JP11051120 A JP 11051120A JP 5112099 A JP5112099 A JP 5112099A JP 2000246658 A JP2000246658 A JP 2000246658A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、非常に便利で画期的な電動回動具
用の付属品を提供することを目的とする。 【解決手段】 電動回動具1に付設され先端にビット部
2aを有するビット体2に装着する筒体3であって、こ
の筒体3をビット体2に装着した際には筒体3はビット
体2の長さ方向に所定の距離だけ移動可能状態で装着さ
れ、この筒体3のビット体2に対する装着位置は、ビッ
ト体2のビット部2aが、筒体3の端部から所定の範囲
内で突出する位置に設定され、筒体3には、ビット体2
のビット部2aをビスやネジなどの止着部材6のビット
嵌入溝6aに嵌入させた際、筒体3がビット体2に対し
て該ビット体2の長さ方向に移動して止着部材6の頭部
に近接若しくは当接することで止着部材6を保持し得る
保持手段4が設けられているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動回動具用の付
属品に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、例えば木工作業において一の木材5と他の木材5と
を突き合わせ状態にして連結する際、図3に図示したよ
うなネジ棒部分の長いネジ6(コーススレッドネジ)を
該ネジ6の頭部を木材5の螺入面5aよりも所定量だけ
陥没させた状態で止着させて連結する場合がある(この
木材5の螺入面5aに生じた陥没部5bはパテなどで埋
める仕上げ作業が行われる。)。尚、本実施例と同一構
成部分には同一符号を付した。
【0003】ところで、この種の止着作業には電動回動
具(電動式ドライバー)1が一般的に使用されるが、ネ
ジ6を止着する作業の際には、この電動回動具1の先端
にビット部2aを備えたビット体2を付設し、このビッ
ト体2のビット部2aをネジ6のビット嵌入溝6aに嵌
入させ、この状態でネジ6を指で支えながら木材5に当
てて螺入させることになる。
【0004】しかしながら、高速回転する電動回動具1
を使用してネジ6を木材5に所定量だけ没入させるのは
熟練者でないと極めて困難であり、ネジ6を没入させ過
ぎるとネジ6を木材5に貫通させてしまったり、反対
に、ネジ6を没入させ過ぎないように少しずつ電動回動
具1を回転させながら作業を行っていたのでは非常に作
業効率が悪い。
【0005】また、前述のように、ビット部2aを嵌入
させたネジ6を指で支えながら作業を行わなければなら
ない為(ビット部2aとビット嵌入溝6aとの寸法が合
わない場合には必ずネジ6を指で支えなければならな
い。)、特に狭い箇所での作業など、指で支えにくい箇
所での作業は極めて厄介である。
【0006】本発明は、上述の問題点を解決する電動回
動具用の付属品を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0008】電動回動具1に付設され先端にビット部2
aを有するビット体2に装着する筒体3であって、この
筒体3をビット体2に装着した際には筒体3はビット体
2の長さ方向に所定の距離だけ移動可能状態で装着さ
れ、この筒体3のビット体2に対する装着位置は、ビッ
ト体2のビット部2aが、筒体3の端部から所定の範囲
内で突出する位置に設定され、筒体3には、ビット体2
のビット部2aをビスやネジなどの止着部材6のビット
嵌入溝6aに嵌入させた際、筒体3がビット体2に対し
て該ビット体2の長さ方向に移動して止着部材6の頭部
に近接若しくは当接することで止着部材6を保持し得る
保持手段4が設けられていることを特徴とする電動回動
具用の付属品に係るものである。
【0009】また、請求項1記載の電動回動具用の付属
品において、前記筒体3の端部から突出するビット部2
aの最小突出量を、ビット部2aをビスやネジなどの止
着部材6のビット嵌入溝6aに嵌入させた際、筒体3が
止着部材6の頭部に近接若しくは当接して止着部材6を
保持手段4により保持し得る突出量に設定し、一方、最
大突出量を、ビット部2aを止着部材6のビット嵌入溝
6aに嵌入させ、この状態で止着部材6を螺入部材5に
螺入させて筒体3の端部を螺入部材5の螺入面5aに当
接させた際、ビット部2aは筒体3の端部から所定量突
出移動して止着部材6を所定量だけ螺入部材5に没入さ
せ得る突出量に設定したことを特徴とする電動回動具用
の付属品に係るものである。
【0010】
【発明の作用及び効果】本発明は、電動回動具1に付設
されるビット体2に筒体3を装着し、ビット体2を止着
部材6のビット嵌入溝6aに嵌入させた状態で筒体3を
ビット体2の長さ方向へ移動させると、止着部材6は筒
体3に設けられた保持手段4により保持されることにな
り、この状態で止着部材6を螺入部材5に螺入させ、筒
体3の端部が螺入部材5の螺入面5aに当接した際、更
に、止着部材6を押圧すると、ビット部2aは筒体3の
端部から更に突出移動して止着部材6の螺入部材5への
螺入が進行し、その後、筒体3に対するビット部2aの
突出移動が停止した時点で止着部材6の螺入部材5への
螺入は停止し、よって、ビット部2aはビット嵌入溝6
aから外れる。従って、止着部材6は螺着部材5の螺入
面5aから所定の距離だけ没入した状態で止着されるこ
とになる。
【0011】よって、筒体3によりビット体2の移動が
規制される為、螺入部材5に止着部材6を所望の没入量
位置で停止させることができ、しかも、作業者はビット
体2の移動が止まるまで螺入させるだけで良いことにな
るから迅速に作業が行え極めて作業効率に秀れることに
なり、そして更に、筒体3をビット体2に対して該ビッ
ト体2の長さ方向に移動自在に設けるとともに、筒体3
に止着部材6を保持する保持手段4を設けたから、常に
筒体3を移動させることで止着部材6を保持し得るに最
適な位置に保持手段4を移動することができることにな
る為、仮に筒体3の端部からのビット部2aの突出量
を、常に止着部材6を螺入部材5に没入させることだけ
を目的とした一定の突出量に設定し、この突出量を可変
できない構造であった場合には、止着部材6を良好に保
持することができないという問題点があるが、本発明に
よれば、保持手段4により止着部材6を確実に保持する
ことができ、よって、従来のように止着部材6を指で支
えながら作業を行う必要がなく、狭い箇所でも作業が良
好に行えることになるなど非常に便利で画期的な電動回
動具用の付属品となる。
【0012】
【発明の実施の態様】図面は本発明の一実施例を図示し
たものであり、以下に説明する。
【0013】図示した電動回動具1は公知の電動式ドラ
イバーで、符号1aは本体、1bはビット体2を把持す
るチャック部、6は止着部材としてのネジ(コーススレ
ッドネジ)である。
【0014】筒体3は、図1に図示したようにビット体
2の貫挿を可能とする径の内孔を有する金属製の内筒7
と、該内筒7に被嵌され内筒7より短い長さの金属製の
外筒8とで構成されている。
【0015】内筒7は、その外筒8を装着する位置には
長窓貫通孔7aが120°間隔で3個同一平面上に穿設
されており、この各長窓貫通孔7aに鋼球9が遊嵌され
ている。該長窓貫通孔7aは外方へ開拡状態に設けられ
(長窓貫通孔7aの内側と外側とでは径の大きさが違
い、外側の方が大きくなるように設計されている。)、
最も内側に鋼球9が位置した際、該鋼球9は長窓貫通孔
7aからわずかに突出するように設計されている。即
ち、この鋼球9は長窓貫通孔7aの内側の径より大きく
外側の径より小さい径を有し、長窓貫通孔7aの最も内
側位置から一部が突出するように設けられている。
【0016】また、鋼球9は、内筒7に外筒8を被嵌さ
せた際、長窓貫通孔7a内を該長窓貫通孔7aの長さ方
向に移動自在となるように構成されている。従って、筒
体3をビット体2に装着した際には筒体3(ビット体
2)はビット体2(筒体3)の長さ方向に所定の距離
(長窓貫通孔7a内における鋼球9の移動が許容される
距離)だけ移動可能状態で装着されることになる。
【0017】ところで、このビット体2(筒体3)に対
する筒体3(ビット体2)の移動距離は、筒体3の先端
部(図面中下方側端部)から突出するビット体2のビッ
ト部2aの突出量を所定の範囲内に規制する距離に設定
されている。
【0018】具体的には、筒体3の先端部から突出する
ビット部2aの最小突出量を、ビット部2aをネジ6の
ビット嵌入溝6aに嵌入させた際、筒体3がネジ6の頭
部に当接してネジ6を保持手段4により保持し得る突出
量に設定され(図2参照)、一方、最大突出量を、ビッ
ト部2aをネジ6のビット嵌入溝6aに嵌入させ、この
状態でネジ6を螺入部材5に螺入させて筒体3の端部を
螺入部材5の螺入面5aに当接させた際、ビット部2a
は筒体3の先端部から所定量突出移動してネジ6を所望
位置まで(所定量だけ)螺入部材5に没入させ得る突出
量に設定されており(図3参照)、この最大突出量は、
螺入部材5に螺入させるネジ6の陥没量を考慮して適宜
設計変更し得るものであり、この最大突出量を調整し得
る適宜な機構を設けても良い。
【0019】また、内筒7の先端部には環状の磁石体10
が埋設されている。この磁石体10は、ビット体2のビッ
ト部2aをネジ6のビット嵌入溝6aに嵌入させた際、
筒体3がビット体2に対して該ビット体2の長さ方向に
移動してネジ6の頭部に当接することでネジ6を保持し
得る保持手段4である。尚、本実施例では、内筒7の先
端部に凹部を設け、この凹部に環状の磁石体10を埋設し
て保持手段4を構成しているが、内筒7の先端部或いは
全部を磁気を発生する部材にして保持手段4を構成して
も良い。
【0020】また、内筒7の後端部外周面には発条11が
被嵌されている。
【0021】尚、符号7bは外筒8を係止する段部、12
は発条11を係止するストッパー環である。
【0022】外筒8は、後端部(図面中上方側端部)寄
りの内面に前記内筒7に被嵌した発条11を配置する段部
8aが設けられ、従って、該発条11は該段部8aと前記
ストッパー環12とで支承される。
【0023】また、外筒8の略中央の内面は前記鋼球9
の逃げを防止する支持部8bに設定され、また、この支
持部8bの近傍には鋼球9の逃げを良好にするテーパー
部8cが設けられている。
【0024】このテーパー部8cは鋼球9が該テーパー
部8cから外筒8の開口部に位置した際、鋼球9が外側
に移動して内筒7へのビット体2の挿入が支障なく行わ
れる程度の大きさに設定されている。
【0025】ビット体2は、図1に図示したように断面
六角形状の杆体で、一方が摩擦した場合を考慮して両端
にネジ6のビット嵌入溝6aへ嵌入するビット部(プラ
スネジ用のビット部)2aが形成されている。このビッ
ト体2の両ビット部2a近傍には湾曲係止溝2bが繞設
されている。
【0026】この湾曲係止溝2bは、ビット体2に筒体
3を連結固定する際及びビット体2を電動回動具1のチ
ャック部1bと連結固定する際に使用されるものであ
る。
【0027】本実施例に係る筒体3のビット体2への装
着方法を以下に説明する。
【0028】外筒8を発条11に抗して図4中下方にスラ
イドさせ、鋼球9がテーパー部8cから外筒8の開口部
に位置させた状態で内筒7にビット体2を挿入すると、
ビット体2により鋼球9は外方に押圧され、続いて、外
筒8を発条11により復帰動させると、鋼球9は長窓貫通
孔7a内にて、一側は支持部8bにより移動が阻止さ
れ、他側は長窓貫通孔7aから突出することになり、該
突出部がビット体2の湾曲係止溝2b内に嵌入し、筒体
3はビット体2に対して回動可能状態で装着される。こ
の際、筒体3はビット体2に対して該ビット体2の長さ
方向(軸芯線方向)に所定の範囲内で移動自在となる。
即ち、筒体3はビット体2に対し、鋼球9が長窓貫通孔
7aを移動する範囲内で移動可能な状態で装着されるこ
とになる。
【0029】本実施例は上述のように構成したから、電
動回動具1に付設されるビット体2に筒体3を装着し
(図1,4参照)、ビット体2をネジ6のビット嵌入溝
6aに嵌入させた状態で筒体3をビット体2の長さ方向
へ移動させると、ネジ6は筒体3に設けられた保持手段
4により保持されることになり(図2参照)、この状態
でネジ6を螺入部材5に螺入させ、筒体の先端部が螺入
部材5の螺入面5aに当接した際、更に、ネジ6を押圧
すると、ビット部2aは筒体3の端部から更に突出移動
してネジ6の螺入部材5への螺入が進行し、その後、筒
体3に対するビット部2aの突出移動が停止した時点で
ネジ6の螺入部材5への螺入は停止し、よって、ビット
部2aはビット嵌入溝6aから外れる。従って、ネジ6
は螺着部材5の螺入面5aから所定の距離だけ没入した
状態で止着されることになる(図3参照)。
【0030】従って、筒体3によりビット体2の移動が
規制される為、螺入部材5にネジ6を所望の没入量位置
で停止させることができ、しかも、作業者はビット体2
の移動が止まるまで螺入させるだけで作業が完了するこ
とになるから迅速に作業が行え極めて作業効率に秀れる
ことになり、そして更に、筒体3をビット体2に対して
該ビット体2の長さ方向に移動自在に設けるとともに、
筒体3にネジ6を保持する保持手段4を設けたから、常
に筒体3を移動させることでネジ6を保持し得るに最適
な位置に保持手段4を移動することができることになる
為、保持手段4によりネジ6を堅固に且つ確実に保持す
ることができ、よって、従来のようにネジ6を指で支え
ながら作業を行う必要がなく、よって、狭い箇所でも作
業が良好に行えることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る筒体をビット体に装着した状態
の断面図である。
【図2】本実施例の概略動作説明図である。
【図3】本実施例の使用状態説明図である。
【図4】本実施例の概略動作説明図である。
【図5】本実施例の使用状態説明図である。
【符号の説明】
1 電動回動具 2 ビット体 2a ビット部 3 筒体 4 保持手段 5 螺入部材 5a 螺入面 6 止着部材 6a ビット嵌入溝
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月6日(1999.12.
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 電動回動具用の付属品
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動回動具用の付
属品に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、例えば木工作業において一の木材5と他の木材5と
を突き合わせ状態にして連結する際、図3に図示したよ
うなネジ棒部分の長いネジ6(コーススレッドネジ)を
該ネジ6の頭部を木材5の螺入面5aよりも所定量だけ
陥没させた状態で止着させて連結する場合がある(この
木材5の螺入面5aに生じた陥没部5bはパテなどで埋
める仕上げ作業が行われる。)。尚、本実施例と同一構
成部分には同一符号を付した。
【0003】ところで、この種の止着作業には電動回動
1(電動式ドライバー)が一般的に使用されるが、ネ
ジ6を止着する作業の際には、この電動回動具1の先端
にビット部2aを備えたビット体2を付設し、このビッ
ト体2のビット部2aをネジ6のビット嵌入溝6aに嵌
入させ、この状態でネジ6を指で支えながら木材5に当
てて螺入させることになる。
【0004】しかしながら、高速回転する電動回動具1
を使用してネジ6を木材5に所定量だけ没入させるのは
熟練者でないと極めて困難であり、ネジ6を没入させ過
ぎるとネジ6を木材5に貫通させてしまったり、反対
に、ネジ6を没入させ過ぎないように少しずつ電動回動
具1を回転させながら作業を行っていたのでは非常に作
業効率が悪い。
【0005】また、前述のように、ビット部2aを嵌入
させたネジ6を指で支えながら作業を行わなければなら
ない為(ビット部2aとビット嵌入溝6aとの寸法が合
わない場合には必ずネジ6を指で支えなければならな
い。)、特に狭い箇所での作業など、指で支えにくい箇
所での作業は極めて厄介である。
【0006】本発明は、上述の問題点を解決する電動回
動具用の付属品を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0008】電動回動具1に付設され、両端にビット部
2aを有し、両ビット部2aの近傍に電動回動工具用の
湾曲係止溝2bと鋼球用の湾曲係止溝2bを形成した
ット体2に装着する筒体3であって、この筒体3は、内
筒7に外筒8を被嵌して構成され、この内筒7と外筒8
との間に発条11を設けて両者を該発条11の弾性に抗して
スライド自在に設け、内筒7の周壁には外方向へ拡開状
態の長窓貫通孔7aが形成され、この長窓貫通孔7aに
は鋼球9が配設され、内筒7の長窓貫通孔7aに位置し
ている鋼球9の径は、長窓貫通孔7aの内方巾よりわず
かに大きく、また、外方向より小さい径に設定され、且
つ、該鋼球9は長窓貫通孔7aの長さ方向に移動可能に
構成され、この筒体3は、ビット体2に装着した際に
、該ビット体2の鋼球用の湾曲係止溝2bに前記鋼球
9が位置し、且つ、この状態で該筒体3はビット体2の
長さ方向に所定の距離だけ移動可能となるように構成
れ、この筒体3のビット体2に対する装着位置は、ビッ
ト体2のビット部2aが、筒体3の端部から所定の範囲
内で突出する位置に設定され、筒体3には、ビット体2
のビット部2aをビスやネジなどの止着部材6のビット
嵌入溝6aに嵌入させた際、筒体3がビット体2に対し
て該ビット体2の長さ方向に移動して止着部材6の頭部
に近接若しくは当接することで止着部材6を保持し得
磁石体10が設けられ、前記筒体3の端部から突出する
ビット部2aの最小突出量を、ビット部2aをビスやネ
ジなどの止着部材6のビット嵌入溝6aに嵌入させた
際、筒体3が止着部材6の頭部に当接して止着部材6を
磁石体10により保持し得る突出量に設定し、一方、最大
突出量を、ビット部2aを止着部材6のビット嵌入溝6
aに嵌入させ、この状態で止着部材6を螺入部材5に螺
入させて筒体3の端部を螺入部材5の螺入面5aに当接
させた際、ビット部2aは筒体3の端部から所定量突出
移動して止着部材6を所定量だけ螺入部材5に没入させ
得る突出量に設定したことを特徴とする電動回動具用の
付属品に係るものである。
【0009】
【発明の作用及び効果】本発明は、電動回動具1に付設
されるビット体2に筒体3を装着し、ビット体2を止着
部材6のビット嵌入溝6aに嵌入させた状態で筒体3を
ビット体2の長さ方向へ移動させると、止着部材6は筒
体3に設けられた磁石体10により保持されることにな
り、この状態で止着部材6を螺入部材5に螺入させ、筒
体3の端部が螺入部材5の螺入面5aに当接した際、更
に、止着部材6を押圧すると、ビット部2aは筒体3の
端部から更に突出移動して止着部材6の螺入部材5への
螺入が進行し、その後、筒体3に対するビット部2aの
突出移動が停止した時点で止着部材6の螺入部材5への
螺入は停止し、よって、ビット部2aはビット嵌入溝6
aから外れる。従って、止着部材6は螺着部材5の螺入
面5aから所定の距離だけ没入した状態で止着されるこ
とになる。
【0010】よって、筒体3によりビット体2の移動が
規制される為、螺入部材5に止着部材6を所望の没入量
位置で停止させることができ、しかも、作業者はビット
体2の移動が止まるまで螺入させるだけで良いことにな
るから迅速に作業が行え極めて作業効率に秀れることに
なり、そして更に、筒体3をビット体2に対して該ビッ
ト体2の長さ方向に移動自在に設けるとともに、筒体3
に止着部材6を保持する磁石体10を設けたから、常に筒
体3を移動させることで止着部材6を保持し得るに最適
な位置に磁石体10を移動することができることになる
為、仮に筒体3の端部からのビット部2aの突出量を、
常に止着部材6を螺入部材5に没入させることだけを目
的とした一定の突出量に設定し、この突出量を可変でき
ない構造であった場合には、止着部材6を良好に保持す
ることができないという問題点があるが、本発明によれ
ば、磁石体10により止着部材6を確実に保持することが
でき、よって、従来のように止着部材6を指で支えなが
ら作業を行う必要がなく、狭い箇所でも作業が良好に行
えることになるなど非常に便利で画期的な電動回動具用
の付属品となる。
【0011】
【発明の実施の態様】図面は本発明の一実施例を図示し
たものであり、以下に説明する。
【0012】図示した電動回動具1は公知の電動式ドラ
イバーで、符号1aは本体、1bはビット体2を把持す
るチャック部、6は止着部材としてのネジ(コーススレ
ッドネジ)である。
【0013】筒体3は、図1に図示したようにビット体
2の貫挿を可能とする径の内孔を有する金属製の内筒7
と、該内筒7に被嵌され内筒7より短い長さの金属製の
外筒8とで構成されている。
【0014】内筒7は、その外筒8を装着する位置には
長窓貫通孔7aが120°間隔で3個同一平面上に穿設
されており、この各長窓貫通孔7aに鋼球9が遊嵌され
ている。該長窓貫通孔7aは外方へ開拡状態に設けられ
(長窓貫通孔7aの内側と外側とではの大きさが違
い、外側の方が大きくなるように設計されている。)、
最も内側に鋼球9が位置した際、該鋼球9は長窓貫通孔
7aからわずかに突出するように設計されている。即
ち、この鋼球9の径は長窓貫通孔7aの内側のより大
きく外側のより小さい径を有し、長窓貫通孔7aの最
も内側位置から一部が突出するように設けられている。
【0015】また、鋼球9は、内筒7に外筒8を被嵌さ
せた際、長窓貫通孔7a内を該長窓貫通孔7aの長さ方
向に移動自在となるように構成されている。従って、筒
体3をビット体2に装着した際には筒体3(ビット体
2)はビット体2(筒体3)の長さ方向に所定の距離
(長窓貫通孔7a内における鋼球9の移動が許容される
距離)だけ移動可能状態で装着されることになる。
【0016】ところで、このビット体2(筒体3)に対
する筒体3(ビット体2)の移動距離は、筒体3の先端
部(図面中下方側端部)から突出するビット体2のビッ
ト部2aの突出量を所定の範囲内に規制する距離に設定
されている。
【0017】具体的には、筒体3の先端部から突出する
ビット部2aの最小突出量を、ビット部2aをネジ6の
ビット嵌入溝6aに嵌入させた際、筒体3がネジ6の頭
部に当接してネジ6を保持手段4により保持し得る突出
量に設定され(図2参照)、一方、最大突出量を、ビッ
ト部2aをネジ6のビット嵌入溝6aに嵌入させ、この
状態でネジ6を螺入部材5に螺入させて筒体3の端部を
螺入部材5の螺入面5aに当接させた際、ビット部2a
は筒体3の先端部から所定量突出移動してネジ6を所望
位置まで(所定量だけ)螺入部材5に没入させ得る突出
量に設定されており(図3参照)、この最大突出量は、
螺入部材5に螺入させるネジ6の陥没量を考慮して適宜
設計変更し得るものであり、この最大突出量を調整し得
る適宜な機構を設けても良い。
【0018】また、内筒7の先端部には環状の磁石体10
が埋設されている。この磁石体10は、ビット体2のビッ
ト部2aをネジ6のビット嵌入溝6aに嵌入させた際、
筒体3がビット体2に対して該ビット体2の長さ方向に
移動してネジ6の頭部に当接することでネジ6を保持し
得る保持手段4である。尚、本実施例では、内筒7の先
端部に凹部を設け、この凹部に環状の磁石体10を埋設し
て保持手段4を構成しているが、内筒7の先端部或いは
全部を磁気を発生する部材にして保持手段4を構成して
も良い。
【0019】また、内筒7の後端部外周面には発条11が
被嵌されている。
【0020】尚、符号7bは外筒8を係止する段部、12
は発条11を係止するストッパー環である。
【0021】外筒8は、後端部(図面中上方側端部)寄
りの内面に前記内筒7に被嵌した発条11を配置する段部
8aが設けられ、従って、該発条11は該段部8aと前記
ストッパー環12とで支承される。
【0022】また、外筒8の略中央の内面は前記鋼球9
の逃げを防止する支持部8bに設定され、また、この支
持部8bの近傍には鋼球9の逃げを良好にするテーパー
部8cが設けられている。
【0023】このテーパー部8cは鋼球9が該テーパー
部8cから外筒8の開口部に位置した際、鋼球9が外側
に移動して内筒7へのビット体2の挿入が支障なく行わ
れる程度の大きさに設定されている。
【0024】ビット体2は、図1に図示したように断面
六角形状の杆体で、一方が摩擦した場合を考慮して両端
にネジ6のビット嵌入溝6aへ嵌入するビット部(プラ
スネジ用のビット部)2aが形成されている。このビッ
ト体2の両ビット部2a近傍には湾曲係止溝2bが繞設
されている。
【0025】この湾曲係止溝2bは、ビット体2に筒体
3を連結固定する際及びビット体2を電動回動具1のチ
ャック部1bと連結固定する際に使用されるものであ
る。
【0026】本実施例に係る筒体3のビット体2への装
着方法を以下に説明する。
【0027】外筒8を発条11に抗して図4中上方にスラ
イドさせ、鋼球9がテーパー部8cから外筒8の開口部
に位置させた状態で内筒7にビット体2を挿入すると、
ビット体2により鋼球9は外方に押圧され、続いて、外
筒8を発条11により復帰動させると、鋼球9は長窓貫通
孔7a内にて、一側は支持部8bにより移動が阻止さ
れ、他側は長窓貫通孔7aから突出することになり、該
突出部がビット体2の湾曲係止溝2b内に嵌入し、筒体
3はビット体2に対して回動可能状態で装着される。こ
の際、筒体3はビット体2に対して該ビット体2の長さ
方向(軸芯線方向)に所定の範囲内で移動自在となる。
即ち、筒体3はビット体2に対し、鋼球9が長窓貫通孔
7aを移動する範囲内で移動可能な状態で装着されるこ
とになる。
【0028】本実施例は上述のように構成したから、電
動回動具1に付設されるビット体2に筒体3を装着し
(図1,4参照)、ビット体2をネジ6のビット嵌入溝
6aに嵌入させた状態で筒体3をビット体2の長さ方向
へ移動させると、ネジ6は筒体3に設けられた保持手段
4により保持されることになり(図2参照)、この状態
でネジ6を螺入部材5に螺入させ、筒体の先端部が螺入
部材5の螺入面5aに当接した際、更に、ネジ6を押圧
すると、ビット部2aは筒体3の端部から更に突出移動
してネジ6の螺入部材5への螺入が進行し、その後、筒
体3に対するビット部2aの突出移動が停止した時点で
ネジ6の螺入部材5への螺入は停止し、よって、ビット
部2aはビット嵌入溝6aから外れる。従って、ネジ6
は螺着部材5の螺入面5aから所定の距離だけ没入した
状態で止着されることになる(図3参照)。
【0029】従って、筒体3によりビット体2の移動が
規制される為、螺入部材5にネジ6を所望の没入量位置
で停止させることができ、しかも、作業者はビット体2
の移動が止まるまで螺入させるだけで作業が完了するこ
とになるから迅速に作業が行え極めて作業効率に秀れる
ことになり、そして更に、筒体3をビット体2に対して
該ビット体2の長さ方向に移動自在に設けるとともに、
筒体3にネジ6を保持する保持手段4を設けたから、常
に筒体3を移動させることでネジ6を保持し得るに最適
な位置に保持手段4を移動することができることになる
為、保持手段4によりネジ6を堅固に且つ確実に保持す
ることができ、よって、従来のようにネジ6を指で支え
ながら作業を行う必要がなく、よって、狭い箇所でも作
業が良好に行えることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る筒体をビット体に装着した状態
の断面図である。
【図2】本実施例の概略動作説明図である。
【図3】本実施例の使用状態説明図である。
【図4】本実施例の概略動作説明図である。
【図5】本実施例の使用状態説明図である。
【符号の説明】 1 電動回動具 2 ビット体 2a ビット部2b 湾曲係止溝 3 筒体 4 保持手段 5 螺入部材 5a 螺入面 6 止着部材 6a ビット嵌入溝7 内筒 7a 長窓貫通孔 8 外筒 9 鋼球 10 磁石体 11 発条

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動回動具に付設され先端にビット部を
    有するビット体に装着する筒体であって、この筒体をビ
    ット体に装着した際には筒体はビット体の長さ方向に所
    定の距離だけ移動可能状態で装着され、この筒体のビッ
    ト体に対する装着位置は、ビット体のビット部が、筒体
    の端部から所定の範囲内で突出する位置に設定され、筒
    体には、ビット体のビット部をビスやネジなどの止着部
    材のビット嵌入溝に嵌入させた際、筒体がビット体に対
    して該ビット体の長さ方向に移動して止着部材の頭部に
    近接若しくは当接することで止着部材を保持し得る保持
    手段が設けられていることを特徴とする電動回動具用の
    付属品。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電動回動具用の付属品に
    おいて、前記筒体の端部から突出するビット部の最小突
    出量を、ビット部をビスやネジなどの止着部材のビット
    嵌入溝に嵌入させた際、筒体が止着部材の頭部に近接若
    しくは当接して止着部材を保持手段により保持し得る突
    出量に設定し、一方、最大突出量を、ビット部を止着部
    材のビット嵌入溝に嵌入させ、この状態で止着部材を螺
    入部材に螺入させて筒体の端部を螺入部材の螺入面に当
    接させた際、ビット部は筒体の端部から所定量突出移動
    して止着部材を所定量だけ螺入部材に没入させ得る突出
    量に設定したことを特徴とする電動回動具用の付属品。
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