JP2000245833A - 白血球選択除去材 - Google Patents

白血球選択除去材

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、白血球に対する高い除去能は維持
した状態でなおかつ血小板の粘着を抑制する白血球選択
除去材を提供することを目的とするものである。 【解決手段】 表面に非イオン性親水性基を有する繊維
からなる白血球除去材において、表面の非イオン性親水
性基が少なくとも水酸基とメトキシジエチレングリコー
ル基を有する重合体であり、メトキシジエチレングリコ
ール基のモル百分率が20モル%以上80モル%未満で
あることを特徴とする白血球選択除去材。 【効果】 本発明の白血球選択除去材は、白血球を選択
的に除去でき、更に、血小板等の粘着を抑制できる有用
な白血球選択除去材である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、白血球を選択的に除去
し、赤血球、血小板を通過させる白血球選択除去材に関
する。詳しくは、輸血や体外循環時に、血液中の白血球
を選択的に除去したり、多血小板血漿を調製する際に混
入する白血球を選択的に除去したりする目的に用いられ
る白血球除去材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、輪血分野において、白血球の混入
による副作用が数多く知られている。この副作用予防の
ため、ポリエステル製の不織布やコットン綿などの材料
を用いた白血球除去が行われている。また、血小板製剤
を輸血する場合血小板の材料への粘着性を抑制するため
に親水性のポリマー等を材料表面に被覆する技術が用い
られている。一方、全身性エリトマトーデス、悪性関節
リウマチ、多発性硬化症、潰瘍性大腸炎、クローン病等
の自己免疫性疾患、白血病、癌などの治療、或いは移植
前の免疫抑制の目的で白血球を白血球除去器を用いて選
択的に除去する技術が進歩してきた。従来、不織布等を
フィルターとして用いた白血球除去器が開発されてお
り、これら白血球除去器においては高い白血球の除去能
力が要求されている。一方、同時に他の血液成分、特に
有用な血小板の粘着を低く抑え、主目的の白血球のみを
選択的に除去する能力が要求されている。血小板は特に
粘着性が高く一般的なフィルター材料表面では白血球以
上に粘着し、除去されやすく、フィルターの白血球除去
効率と血小板粘着抑制のバランスをとることが困難であ
った。そこで特開平4−187206号公報では、表面
にエチレングリコール多量体を被覆した白血球分離材料
が提案されているが、血小板の粘着は抑制出来るが、白
血球除去能力が低下してしまうので好ましくなかった。
一方、ヒドロキシエチルメタアクリレート(HEMA)
及びメチルメタアクリレート(MMA)からなるブロッ
ク重合体上に(ポリオキシエチレン)−ポリ(オキシプ
ロピレン)ブロックポリマーを被覆した材料が特許28
26115号公報で開示されているが、疎水性の高いモ
ノマーを用いて材料表面をコーティングし、これに第2
のポリマーを被覆するため、構成が複雑で且つ、MMA
由来の疎水的な部分が存在するため、材料自体の親水性
が低下し、充分な生体適合性、血小板粘着抑制性が得ら
れるとは言えない。以上のような理由から、高い親水性
を有し且つ血小板等の粘着性の低い生体適合性の高い白
血球選択除去材の開発が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点に鑑み、白血球に対する高い除去能は維持し
た状態でなおかつ血小板の粘着を抑制する白血球選択除
去材を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、下記の構成を有する。即ち、本発明は表
面に非イオン性親水性基を有する繊維からなる白血球除
去材において、表面の非イオン性親水性基が少なくとも
水酸基とメトキシジエチレングリコール基を有する重合
体であり、メトキシジエチレングリコール基のモル百分
率が20モル%以上80モル%未満であることを特徴と
する白血球選択除去材である。本発明の非イオン性親水
性基とは、体液、血液等の白血球含有液のpHでほとん
どイオン化しない中性の親水性を有する官能基である。
本発明では水酸基及びメトキシジエチレングリコール基
を必須の構成要件とする。水酸基を含む官能基とは末端
に水酸基を有している官能基であり、水酸基単独で用い
られることはもとより、ヒドロキシエチル基、ヒドロキ
シメチル基、ヒドロキシプロピル基等のアルキルヒドロ
キシル基等が重合体主鎖より適度なスペーサー効果を有
する点で、更に好ましく用いられる。ヒドロキシエチル
基が最も好ましく用いられる。本発明の白血球選択除去
材において、水酸基を含む官能基とメトキシジエチレン
グリコール基を有する重合体は、メトキシジエチレング
リコール基のモル百分率が20モル%以上80モル%未
満である必要がある。メトキシジエチレングリコール基
のモル百分率が20モル%以上80モル%未満であると
き最も血小板の吸着を抑制し、効率的に白血球を除去出
来る。モル百分率が20モル%未満であると、血小板の
粘着が増加するため、好ましくない。一方、モル百分率
が80モル%以上であると、白血球の除去能力が低下す
るため好ましくない。本発明の白血球選択除去材は、非
イオン性親水性基を表面に有する繊維よりなる。本発明
の白血球選択除去材は、表面と基材部分とが別に形成さ
れ、表面が前記非イオン性親水性基を有する重合体から
なっていてもよいし、繊維全体が前記重合体からなって
いても良い。機械的強度面、或いは経済性の観点より、
表面と基材部分とが別に形成され、表面が前記非イオン
性親水性基を有する重合体からなっていることが好まし
い。最も好ましくは、基材部分の表面に、コーティング
等の手法により、前記非イオン性親水性基を有する重合
体が物理的或いは化学的に結合していることが好まし
い。上記コーティングによる方法は、基材部分の表面が
物理的又は化学的に不均一であっても、上記の化学組成
を有する表面を安定的に形成させることができるので好
ましい。基材部分と表面の化学的組成が異なる場合、表
面は非常に薄い層で、繊維の直径に比較すればほとんど
無視しうる程度でも充分用いることができる。白血球選
択除去材の重量当たりの非イオン性親水性基を有する重
合体の重量の割合は、0.01重量%以上10重量%未
満が好ましい。更に安定性及び経済性の面より好ましい
割合は、0.05%以上5%未満、最も好ましくは、
0.1%以上3%未満である。
【0005】本発明の白血球除去材の表面の化学組成
は、重合体が溶解し、基材部分が溶解しない適当な溶媒
を用いて抽出し、公知の核磁気共鳴スペクトル、赤外吸
収スペクトル、元素分析等の手段を用いて解析すること
ができる。また、重合体が溶解しない場合には、上記記
載の方法に加えて、X線光電子分光分析装置(ESC
A)、電子線プローブX線マイクロアナライザー(EP
MA)等の公知の表面分析法により解析可能である。本
発明の重合体がランダム共重合体の場合、水酸基を含む
官能基とメトキシジエチレングリコール基がランダムに
分布できるため、広い範囲のモル百分率で、目的とする
効果が得られる。即ち、メトキシジエチレングリコール
基を有するモノマーのモル百分率が30モル%以上80
モル%未満であるとき最も血小板の吸着を抑制し、効率
的に白血球を除去できる。更に上記の観点より、より好
ましいメトキシジエチレングリコール基を有するモノマ
ーのモル百分率は35モル%以上75モル%未満、最も
好ましくは35モル%以上70モル%未満である。重合
体がブロック共重合体の場合、水酸基を含む官能基とメ
トキシジエチレングリコール基が規則的に局在化して分
布しているため、より低い範囲のメトキシジエチレング
リコール基を有するモノマーのモル百分率で、目的の効
果が得られる。また、ブロック共重合体では、モル百分
率が50モル%以上になると重合体の水に対する溶解性
が高まり、好ましくない。ブロック共重合体では、メト
キシジエチレングリコール基を有するモノマーのモル百
分率が20モル%以上50モル%未満であるとき最も血
小板の吸着を抑制し、効率的に白血球を除去できること
がわかった。更に上記の観点より、より好ましいメトキ
シジエチレングリコール基を有するモノマーのモル百分
率は25モル%以上50モル%未満、最も好ましくは3
0モル%以上45モル%未満である。
【0006】上記重合体を構成する単量体を例示する
と、水酸基を有する単量体としては、ヒドロキシエチル
メタクリレート、ヒドロキシメチルメタクリレート、ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシブチルメ
タクリレート等のヒドロキシアルキルメタクリレート或
いは同様のアクリレート、ビニルアルコール等が挙げら
れる。中でも適度なスペーサーを有する点で、ヒドロキ
シアルキルメタアクリレートが更に好ましく用いられ
る。最も好ましくは、ヒドロキシエチルメタアクリレー
トが良好に用いられる。一方、メトキシジエチレングリ
コール基を有する単量体としては、メトキシジエチレン
グリコールメタクリレート、メトキシジエチレングリコ
ールアクリレート、メトキシジエチレングリコールビニ
ルエーテル等が用いられるが、好ましくは、メトキシジ
エチレングリコールメタクリレート、メトキシジエチレ
ングリコールアクリレートが良好に用いられ、最も好ま
しくは、メトキシジエチレングリコールメタクリレート
が良好に用いられる。本発明でいうメトキシジエチレン
グリコールメタクリレートのモル百分率とは、重合体中
のメトキシジエチレングリコールメタクリレートの占め
るモル百分率である。また、上記記載の共重合体を基材
表面に被覆して用いる場合、共重合体が血液等の体液と
接触するため、基材表面に被覆した状態で、水不溶性で
ある必要がある。従って、水への溶解度は低いことが好
ましい。本発明の白血球選択除去材は、繊維からなって
いるので、重量当たりの表面積が大きく、効率よく白血
球を除去でき、且つ除去材として用いる上で好ましい物
理的形状を有している。好ましい形状を例示すると、織
布、不織布等が効果的に用いられる。特に不織布では、
重量当たりの表面積を大きく、高精度に制御できる点よ
り最も好ましい。本発明の繊維は、その平均繊維直径が
0.5μm以上5μm未満であることが好ましい。白血
球選択除去材当たりの白血球除去性能は、繊維の平均直
径が小さいほど高い。しかしながら、0.5μm未満に
なると除去材が目詰まりしやすくなり、また、同時に血
小板の粘着性も高まり選択性の低下を引き起こすため好
ましくない。平均繊維直径は0.5μm以上4.5μm
未満が更に好ましく、1μm以上4μm未満が最も好ま
しい。本発明にいう繊維の平均直径は、例えば繊維集合
体の走査型電子顕微鏡写真を撮り、無作為に選択した1
00本以上の繊維の直径を測定し、それらを数平均する
方法で求められる。
【0007】本発明の白血球選択除去材において、不織
布を使用する場合、不織布の目付はその物理的性質上重
要である。不織布の目付は、公知の試験方法により測定
でき、強度の面より出来るだけ大きい方が好ましく15
g/m以上の時良好に用いられる。一方、目付が大き
すぎると血液の流れ抵抗が増加し、流れ性が不良になる
ためこの上限は200g/m未満であることが好まし
い。不織布のより好ましい目付は20g/m以上15
0g/mであり、最も好ましくは、20g/m以上
100g/mである。不織布は、単一の不織布を用い
ても良いし、更に目付或いは平均繊維直径の異なる不織
布を2層以上重ねた構造においても良好に用いられる。
また、本発明の実施態様において、繊維の表面と基材部
分とが別に形成される場合、基材部分としては、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等
のポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポ
リオレフィン、ポリアクリロニトリル、ポリメチルメタ
クリレート等のポリアクリレート或いはポリメタクリレ
ート、ポリスルホン、ポリアミド等の合成繊維、セルロ
ースアセテート等の半合成繊維、キュプラアンモニアレ
ーヨン、ビスコースレーヨン等の再生繊維、ガラス繊維
等が例示できる。これらの中でも特に合成繊維が好まし
く用いられる。紡糸性、繊維の均一性等の面より合成繊
維の中でもポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート等のポリエステル、ポリプロピレン、ポ
リエチレン等のポリオレフィンが最も有効に用いられ
る。ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィ
ン、ポリアクリロニトリル、ポリメチルメタクリレート
等のポリアクリレート或いはポリメタクリレート、ポリ
スルホン等の水と接触しても含浸しない疎水性の高い材
料を基材部分として用いる場合、表面部分としては本発
明のブロック共重合体が特に有効に用いられる。本発明
の白血球選択除去材は、入口と出口を有する容器或いは
バッグに充填して、白血球選択除去フィルターとして有
効に用いられる。この場合、本発明の白血球選択除去材
を単独で或いはプレフィルターと共に充填して用いるこ
とができる。プレフィルターを用いる場合、プレフィル
ターも本発明の非イオン性親水性基を表面に有していて
も良い。
【0008】以下、実施例により本発明をより詳細に説
明する。
【実施例1〜3、比較例1〜3】2−ヒドロキシエチル
メタアクリレート(以下HEMAと略す)及びメトキシ
ジエチレングリコールメタアクリレート(以下MDGと
略す)のブロック共重合体を通常のラジカル開始剤を用
いて合成した。重合条件としては、エタノール300m
Lに対し、MDGモノマーのみを(0g〜16.5gの
範囲で変えて)、開始剤として2、2′−アゾビス
(2、4−ジメチルバレロニトリル)(V−65)0.
1g存在下、70℃で30分間重合反応を行った後、H
EMAモノマーを添加し(モノマー重量が合計で30g
となるように仕込み量をそれぞれ13.5g〜30gの
範囲で変えた)、更に6時間重合を行った。得られた重
合溶液は、5gの塩化ナトリウムを加えた水5L中に攪
拌しながら滴下し、共重合体を析出させて水不溶分を回
収した。重合結果を表1に示す。 平均繊維直径1.9μmのポリプロピレン繊維よりなる
不織布(目付60g/m)1gを上記したそれぞれの
重合体の1%エタノール溶液に浸した後、不織布に吸収
された溶液を圧縮空気により除去し、60℃の真空乾燥
機中で12時間乾燥した。
【0009】(実験例)このようにして得られた不織布
を直径6.8mmの円形に切断し、5枚をカラムにセッ
トし血小板粘着性の評価を行った。それぞれのカラムに
抗凝固剤としてACD−Aを添加したヒト新鮮血液(白
血球数:4,500〜8,400/μL、血小板数:1
50,000〜440,000/μL)(血液:ACD
−A=8:1)1.5mLをシリンジポンプを用いて
0.5mL/分の一定流速で室温にて流し、不織布通過
前後の血液中の白血球濃度及び血小板の濃度を測定し、
白血球の除去率及び血小板の回収率を下式により求め
た。 白血球除去率(%)=(1−出口側血液の白血球濃度/
入口側血液の白血球濃度)×100 血小板回収率(%)=出口側血液の血小板濃度×100
/入口側血液の血小板濃度 結果を表2に示す。
【0010】
【実施例4〜7、比較例4〜5】2−ヒドロキシエチル
メタアクリレート(以下HEMAと略す)及びメトキシ
ジエチレングリコールメタアクリレート(以下MDGと
略す)のランダム共重合体を通常のラジカル重合で合成
した。重合条件としては、エタノール300mLに対
し、モノマー合計30g(HEMA仕込み重量を6g〜
30gの範囲で変え、MDGはそれぞれ30g−(HE
MA仕込み重量)とした)、開始剤として2、2′−ア
ゾビス(2、4−ジメチルバレロニトリル)(V−6
5)0.1g存在下、70℃で6時間重合反応を行っ
た。得られた重合溶液は、5gの塩化ナトリウムを加え
た水5L中に攪拌しながら滴下し、共重合体を析出させ
て水不溶分を回収した。収率を表3に示す。 平均繊維直径1.2μmのポリエチレンテレフタレート
繊維よりなる不織布(目付40g/m)1gを上記し
たそれぞれの重合体の1%エタノール溶液に浸した後、
不織布に吸収された溶液を圧縮空気により除去し、60
℃の真空乾燥機中で12時間乾燥した。 (実験例)このようにして得られた不織布を直径6.8
mmの円形に切断し、5枚をカラムにセットし実施例1
の実験例と同様の方法で白血球除去率と血小板回収率を
求めた。コーティングなしの不織布を比較例5とした。
結果を表4に示す。
【0011】
【発明の効果】本発明の白血球選択除去材は、白血球を
選択的に除去でき、更に、血小板等の粘着を抑制できる
有用な白血球選択除去材である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に非イオン性親水性基を有する繊維
    からなる白血球除去材において、表面の非イオン性親水
    性基が少なくとも水酸基とメトキシジエチレングリコー
    ル基を有する重合体であり、メトキシジエチレングリコ
    ール基のモル百分率が20モル%以上80モル%未満で
    あることを特徴とする白血球選択除去材。
  2. 【請求項2】 少なくとも水酸基とメトキシジエチレン
    グリコール基を有する重合体が、2−ヒドロキシエチル
    メタアクリレート及びメトキシジエチレングリコールメ
    タアクリレートのランダム共重合体であって、メトキシ
    ジエチレングリコールメタクリレートのモル百分率が3
    0モル%以上80モル%未満であり、且つ水不溶性であ
    るランダム共重合体であることを特徴とする請求項1記
    載の白血球選択除去材。
  3. 【請求項3】 少なくとも水酸基とメトキシジエチレン
    グリコール基を有する重合体が、2−ヒドロキシエチル
    メタアクリレート及びメトキシジエチレングリコールメ
    タアクリレートのブロック共重合体であって、メトキシ
    ジエチレングリコールメタクリレートのモル百分率が2
    0モル%以上50モル%未満であり、且つ水不溶性であ
    るブロック共重合体であることを特徴とする請求項1記
    載の白血球選択除去材。
  4. 【請求項4】 表面に上記ブロック共重合体を有し、そ
    の基材部分が疎水性高分子材料である繊維からなること
    を特徴とする請求項3記載の白血球選択除去材。
  5. 【請求項5】 繊維の平均直径が0.5μm以上5μm
    未満であることを特徴とする請求項1乃至4記載の白血
    球選択除去材。
  6. 【請求項6】 繊維が不織布であることを特徴とする請
    求項1乃至5記載の白血球選択除去材。
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