JP2000245753A - 歯科治療装置 - Google Patents

歯科治療装置

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JP2000245753A
JP2000245753A JP11056168A JP5616899A JP2000245753A JP 2000245753 A JP2000245753 A JP 2000245753A JP 11056168 A JP11056168 A JP 11056168A JP 5616899 A JP5616899 A JP 5616899A JP 2000245753 A JP2000245753 A JP 2000245753A
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water
circuit
water circuit
tube
water supply
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JP11056168A
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Tatsuo Kobayashi
達雄 小林
Yukinori Mitsuhata
幸則 三畑
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Morita Tokyo Manufacturing Corp
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Morita Tokyo Manufacturing Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、歯科用チエアユニットにおける水処理
装置の操作は、滅菌、洗浄、乾燥作業を行う場合、水回
路管径の大きい給水用、給水コップ用、スピットン洗浄
用の各水回路及び、管径が小さい各インスツルメント用
の水回路が一括して操作されていたため、管径の大きい
水回路が優先され、管径の小さい水回路は処理時間がか
かる問題があった。この課題を解決する装置を提供す
る。 【解決手段】水回路切り替え制御部及び操作スイッチに
より管径が大きい水回路と管半径の小さい水回路の区分
け並びに、区分けに対応する殺菌水、洗浄水、乾燥エア
の切り替えを時系列により順次行って、各水回路の滅
菌、洗浄及び乾燥作業の効率化を図るとともに、水回路
の酸化による腐食や劣化を防止している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本装置は、歯科用チエアユニ
ットにおける水処理装置に係り、特に管径が大きい給水
用、給水コップ用、スピットン洗浄用の各水回路と、管
径が小さい各インスツルメント用の水回路とに区分け
し、時系列で殺菌水と洗浄水及び乾燥用エアとを切り替
えて供給して、順次水回路の排出並びに吸引を行いそれ
ぞれ滅菌、洗浄、乾燥を行う治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、歯科用チエアユニットにおける水
処理装置の操作は、インスツルメント及び給水用水回路
と、給水コップ及びスピットンの各水回路に、殺菌水と
洗浄水及び乾燥用エアとを切り替えて排出並びに吸引
し、滅菌、洗浄、乾燥作業を行う場合その操作は、水回
路管径の大きい給水用、給水コップ用、スピットン洗浄
用の各水回路及び、管径が小さい各インスツルメント用
の水回路が一括して操作されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記水処理装置操作に
際し、水処理のための殺菌水と洗浄水及び乾燥用エア供
給源の圧力は一定であるため、管径の大きい水回路が優
先され、管径の小さい水回路は処理時間がかかり、滅
菌、洗浄、エア乾燥が行われにくいことがあった。した
がってこの課題を解決する装置を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記に鑑み本発明者等
は、鋭意実験研究の結果下記に示す手段によりこの課題
を解決した。 (1)歯科用チエアユニットにおける水処理装置が、イ
ンスツルメント及び給水用水回路の排出並びに吸引と、
給水コップ及びスピットンの各水回路に、殺菌水と洗浄
水及び乾燥用エアとを切り替えて供給し、滅菌、洗浄、
及び乾燥を行う歯科治療装置において、管径が大きい給
水用、給水コップ用、スピットン洗浄用の各水回路と、
管径が小さい各インスツルメント用の水回路とに区分け
し、前記管径が大きい水回路と、管径の小さい水回路の
区分けに対応する殺菌水、洗浄水、乾燥エアとの切り替
えを、時系列で行う水回路切り替え制御部及び操作スイ
ッチにより殺菌水と洗浄水及び乾燥用エアとを切り替え
て供給し、給水用水回路の排出並びに吸引を行い、それ
ぞれ滅菌、洗浄、及び乾燥を順次行うようにしたことを
特徴とする歯科治療装置。 (2)時系列で、管径が大きい水回路と管径の小さい水
回路の区分け、該区分けに対応する殺菌水、洗浄水、乾
燥エアとの切り替えを行う水回路切り替え制御部及び操
作スイッチを、歯科用チエアユニット内に備えてなるこ
とを特徴とする(1)項に記載の歯科治療装置。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は時系列によって、管径が
大きい水回路と管半径の小さい水回路の区分け並びに、
該区分けに対応する殺菌水、洗浄水、乾燥エアの切り替
えを順次行って作業し、各水回路の滅菌、洗浄及び乾燥
作業の効率化を図るとともに、水回路の酸化による腐食
や劣化を防止している。
【0006】
【実施例】本発明の歯科治療装置の実施例を、図面に基
づいて以下に説明する。図1は歯科用チェアユニットの
スピットンに水回路処理ユニットを配設した平面外観図
である。図において1は歯科用チェアユニット、2はチ
ェア、3は移動用アーム、4はブラケットテーブル、5
は操作盤、6は施療用チェア、7は補助者用テーブル、
8はスピットン、9はインスツルメント、10は補助者
用インスツルメント、11a、16aはスリーウエイシ
リンジチューブの基部、11b、16bはスリーウエイ
シリンジチューブの接続端部、12aはスケーラーチュ
ーブの基部、12bはスケーラーチューブの接続端部、
13aはマイクロモータハンドピースチューブの基部、
13bはマイクロモータハンドピースチューブの接続端
部、14a、15aはエアタービンハンドピースチュー
ブの基部、14b、15bはエアタービンハンドピース
チューブの接続端部、17aはバキュームシリンジチュ
ーブの基部、17bはバキュームシリンジチューブの接
続端部、18aはサラエバエジェクタチューブの基部、
18bはサラエバエジェクタチューブの接続端部、19
は水回路処理ユニット、25はスピットン洗浄管、26
は貯留タンク上部と下部の止め具、36aは給水口チュ
ーブの基部、36bは給水口チューブ接続端部、60は
コップ給水管、61は給水コップ受け口、をそれぞれ示
す。
【0007】図示したように、水回路処理ユニット19
は、スピットン8の排水口80(水回路処理ユニット1
9の下部)の上に着脱自在に取り付けられている。ま
た、前記各インスツルメント9の排出用チューブの基部
(上記11a、12a、13a、14a、15a及び1
6a)から伸長されたチューブ接続端部(上記11b、
12b、13b、14b、15b及び16b)並びに、
給水口チューブの基部36aから伸長されたチューブ3
6bのそれぞれの接続端部がセットされており、さら
に、吸引用チューブの基部(上記17a及び18a)か
ら伸長されたチューブ接続端部(上記17b及び18
b)がセットされている。作動時には、前記各排水用チ
ューブ水回路の殺菌水、洗浄水及び乾燥用エアは、いっ
たん水回路処理ユニット19の貯留槽21(図2・図
4)に貯留されるとともに、吸引用チューブ17d、1
8d(図4)によって吸引されて外部排水管に排出され
る。以上の各インスツルメント9の水回路の管径は小さ
いので、これらを一つのグループとして、次記の水回路
の管径の大きいグループと区別し、時間をずらせて時系
列的に後述するように処理される。
【0008】次ぎに、コップ給水管60から排出する殺
菌水、洗浄水及び乾燥エアは、コップ給水受け口61と
の間に連結された飛散防止用連結管39を経由して、水
回路処理ユニット19に排出されて、貯留槽21に貯留
され、前記吸引チューブ17d及び18dによって外部
排水管に排出される。そして、スピットンの洗浄は、ス
ピットン洗浄管25から直接、スピットン排水口80に
殺菌水と洗浄水及び乾燥エアを流して、滅菌、洗浄及び
乾燥を行うと同時に、水回路の酸化による腐食や劣化を
防止している。なお、この水回路はスピットン8の内部
に収納されている。上記の水回路の管径は大きく前記イ
ンスツルメントの水回路のグループと区分し処理され
る。
【0009】以上、水回路管径の大小により排水処理を
時系列で処理する例を説明したが、両者に共通する水回
路として、前記貯留槽21に貯留される給水管の排水用
チューブ36dからの排出用の殺菌水、洗浄水、乾燥エ
ア及び前記貯留された殺菌水、洗浄水、乾燥エアを吸引
・排出する吸引用チューブ17d及び18dの水回路が
作動する。
【0010】図2は、スピットン排水口の上に取着され
た水回路処理ユニットに排出並びに吸引用チューブ接続
端をセットした状態と、給水口及び制御操作スイッチを
示すスピットン内部の外観斜視図である。図において、
20は水回路処理ユニットの上部、21は貯留槽、33
は吸引用チューブ群(17d・18d)、34は排出用
チューブ群(11d〜18d)、36dは排水用チュー
ブ、37は水量開閉調整つまみ、39は飛散防止用連結
管、49aは制御部操作スイッチ、81はフィルタ、8
2はバキュームタンクを示す。図2の水回路処理ユニッ
トの吸引排出用(サラエバエジェクタチューブの接続端
部8b)は、挿着部の中央に突設継手管(図示せず)が
設けられ、その下部先端は貯留槽21の底面まで伸長さ
れており、貯留槽内に洗浄水等が残留しないようになっ
ている。また、給水口チューブの基部36a、水量開閉
調整つまみ37、水回路切り替え制御部49(図示せ
ず)及び制御操作スイッチ49aはスピットン8の扉
(省略)の内部に配設されており、容易に操作できるよ
うになっている。
【0011】次に前記時系列操作の作用をフローチャー
ト及びブロック図により説明する。図3は、給排出水回
路の滅菌・洗浄・エア乾燥の時系列操作のフローチャー
トである。図において、まず装置の水回路に殺菌水を供
給送出するために洗浄水用バルブ及び乾燥エア用バルブ
を閉じ、殺菌水用バルブを開いて、殺菌水開101と
し、給水口・コップ給水・スピットン水回路開102及
びAT・MM・SC・3W各インスツルメント水回路開
103を同時に行う。なお、(ATはエアタービンハン
ドピース、MMはマイクロモータハンドピース、SCは
スケーラ、3Wはスリーウエイシリンジの略称)とす
る。上記水回路から排出された殺菌水は、一定量になる
まで水回路処理ユニット貯留槽に注水貯留104され。
T1時間経過後、VC・SE貯留水吸引・排出開105
とし、(VCはバキュームシリンジ、SEはサラエバエ
ジェクタの略称)吸引・排出が開始される。なお、前記
貯留された水位をセンサーにより検出し、一定量に達し
た時検知信号により吸引・排出を開始してもよい。そし
てT2時間経過後前記給水口・コップ給水・スピットン
注水閉106とし、AT・MM・SC・3W水回路のみ
が注水されているが、T3時間経過後、AT・MM・S
C・3W水回路閉107とし、注水が終わる。なお、通
常上記T1は10数秒、T2、T3は数10秒間であ
る。
【0012】前述したように給水口・コップ給水・スピ
ットン水回路の管径は大きいので、早期に注水を閉と
し、AT・MM・SC・3W水回路の管径は小さいので
遅延させて閉とすることにより、両方の水回路の排出を
均等に効率よく行うことができる。そしてT4時間経過
後、前記VC・SE吸引排出閉108することにより、
貯留槽内の貯留殺菌水はなくなる。また、この状態で各
水回路内の殺菌残留水保持109をT5時間行い殺菌し
て水回路の滅菌工程131が終了する。なお、通常上記
T4は数10秒、T5は数分間である。
【0013】次の工程として、装置の水回路に洗浄水を
供給送出するために殺菌水用バルブ及び乾燥エア用バル
ブを閉じ、洗浄水用バルブを開き、洗浄水開110と
し、給水口・コップ給水・スピットン水回路開111及
びAT・MM・SC・3W各インスツルメント水回路開
112を同時に行う。上記水回路から排出された洗浄水
は、水回路処理ユニット貯留槽に注水貯留113され、
T6時間経過後、VC・SE貯留水吸引・排出開114
とし、吸引・排出が開始される。そしてT7時間経過後
前記給水口・コップ給水・スピットン注水閉115と
し、AT・MM・SC・3W水回路のみが注水されてい
るが、T8時間経過後、AT・MM・SC・3W水回路
閉116とされる。なお、上記T6は10数秒、T7、
T8は数10秒である。前述したように給水口・コップ
給水・スピットン水回路の管径は大きいので、早期に注
水を閉とし、AT・MM・SC・3W水回路の管径は小
さいので遅延させて閉とすることにより、両方の水回路
の排出を均等に効率よく行うことができる。そしてT9
時間経過後、前記VC・SE吸引排出閉117すること
により、貯留槽内の貯留洗浄水はなくなる。T9時間は
数10秒間である。また、この状態で各水回路内に洗浄
水残留118しているが、水回路の洗浄工程132が終
了し、前記残存する殺菌水は排出されているので水回路
が酸化により腐食あるいは劣化することを防止される。
【0014】さらに次の工程として、装置の水回路に乾
燥エアを供給送出するために殺菌水用バルブ及び洗浄水
用バルブを閉じ、乾燥エアバルブを開き、乾燥エア開1
20とする。給水口・コップ給水・スピットンエア回路
開121及びAT・MM・SC・3W各インスツルメン
トエア回路開122を同時に行う。上記水回路から排出
された乾燥エアは、水回路処理ユニット貯留槽にエア貯
留123され、T10時間経過後、VC・SE貯留エア
吸引・排出開124とし、吸引・排出が開始される。T
10は数秒間である。そして給水口・コップ給水・スピ
ットン内残留水排出125が行われ、T11時間経過
後、給水口・コップ給水・スピットンエア回路閉126
となり、、AT・MM・SC・3W各インスツルメント
内残留水排出127が行われる。さらに、T13時間経
過後、前記VC・SE吸引排出閉128することによ
り、貯留槽内の貯留乾燥エアはなくなるとともに、前記
T11〜T13時間経過の間に各水回路内の残留洗浄水
も、各水路内を通過するエアにより乾燥129される。
なお、T11〜T13は数10秒間である。上記のエア
乾燥工程133が終了すると、水回路の殺菌・洗浄・エ
ア乾燥工程完130が終了し、全工程140が完了す
る。前述したように給水口・コップ給水・スピットン水
回路の管径は大きいので、早期に乾燥エアの供給を閉と
し、AT・MM・SC・3W水回路の管径は小さいので
遅延させて閉とすることにより、両方の水回路のエアに
よる排出を均等に効率よく行うことができる。以上のよ
うにして水路の管内は洗浄後乾燥されるので水回路が酸
化により腐食あるいは劣化することも防止される。か
つ、寒冷地等における水回路の冬季凍結も防止すること
ができる。なお、上記エア乾燥の工程は、診療終了時又
は診療前のいずれの時間帯に行ってもよいが、前記凍結
防止には診療終了時行うことが望ましい。
【0015】次に前記時系列操作の作用をブロック図に
よって説明する。図4は本発明の水処理装置のブロック
図である。図において、11d〜16d、36d、64
dは排水用チューブ、17d、18dは吸引用チュー
ブ、44は流入方向矢印、45、46は水回路開閉用電
磁弁、47は逆止弁、48は給水ポンプ、50は殺菌水
生成装置、51は排出水路元管の流路方向矢印、52は
分岐排出管流路方向矢印、53は分岐吸引管水路の流路
方向矢印、54は吸引水路元管の流路方向矢印、55は
排水吸引ポンプ、56は吸引水の外部排出管への排出方
向、57は貯留槽の水位検知、58は溢水流路の流出方
向矢印、59は外部排水管への排出方向、62は逆止
弁、63はコップ給水用の水路、64aはコップ給水管
の基部、65はスピットン洗浄の水回路、66は流路方
向矢印、67は乾燥用エアコンプレッサ、68は乾燥用
エア回路の乾燥用エアの噴出方向、69は乾燥エア用逆
止弁、70は排水路開閉用電磁弁、71は乾燥用エア開
閉用電磁弁、72は乾燥用エア管路、73は乾燥用エア
吸引ポンプ、74は排水用電磁弁、75は乾燥用エア開
閉用電磁弁、76はスピットンの外部排気管への排気方
向、77は排気管路、78は合流排水管、83は排出用
チューブ群の水回路開閉電磁弁、84は給水口、コップ
給水、スピットン洗浄水回路用開閉電磁弁、をそれぞれ
示す。
【0016】施療作業終了後、前記時系列操作によって
水回路内を殺菌水により滅菌し、次に洗浄水により殺菌
水を洗い流し、さらに乾燥エアによって水回路を空にし
乾燥させる場合を説明する。始めに、殺菌水による水回
路の滅菌工程を説明する。まず、洗浄水を流入方向44
のように流入させ、各種の水回路開閉電磁弁を時系列で
制御し切り替える回路を有する水回路切り替え制御部4
9によって、洗浄水用の水路開閉用電磁弁45を閉じ、
殺菌水生成装置50用の水路開閉用電磁弁46を開き殺
菌水を生成する。上記制御切り替え回路は、例えばタイ
マーによる時間設定と電磁弁の開閉をシーケンスによっ
て順次時間系列で切り替えて行く方式や、あるいはCP
Uを内蔵し時刻発生器からのクロック信号により予め設
定されたタイミングにより、順次電磁弁を開閉してゆく
方式としてもよい。そして操作は制御操作スイッチ49
aを押すことにより開始され、以降の滅菌、洗浄、エア
乾燥の工程は自動的に行われる。
【0017】上記の動作中、前述したように水回路の管
径の太い給水口管の排水チューブ36d、コップ給水管
の排水用チューブ64d及びスピットン洗浄水回路66
は、前記、吸引排出開始後T2時間経過すると給水口、
コップ給水、スピットン洗浄水回路用開閉電磁弁84が
閉じられるので、管径の小さいインスツルメントの排出
用チューブ群34のみに殺菌水が供給されるため、その
流量は急激に増大して管内を通過し前記貯留槽21に貯
留されて吸引用チューブ群33により吸引排出される。
上記のように、最初管径の大小の水回路を一緒に排出
し、途中で管径の大きい水回路の排出を停止することに
より、管径の小さい管路群の排出量が増大するため、効
率よく作業を進めることができる。そして、T4時間経
過後、前記吸引排出用電磁開閉弁70を閉じて滅菌作業
工程を終了する。
【0018】上記工程中、貯留槽21への排出貯留量
と、それを吸引して外部に排出する量とは、同等あるい
は吸引量をやや多く設定してあるが、もし、吸引器に不
具合が生じ、排出貯留量が吸引量をオーバーしたとき
は、貯留槽21の底面中央に立設されている円筒状の溢
水放流口24の上部から、一定水位以上の水は上記円筒
の内を通ってスピットン8の排出口より、溢水流路の流
出方向矢印58のように排出され、合流排水管78より
外部に排出される。なお、このとき溢水流路用開閉電磁
弁79は、水回路切り替え制御部49によって貯留槽2
1の水位検知57からの信号により開かれているものと
する。
【0019】さらに、一方前記排出元管からの流路方向
矢印66のように分岐された殺菌水は、スピットン洗浄
管25から直接スピットン洗浄の水回路65に流入し、
開かれた排水開閉用電磁弁74を通り、外部排水管への
排出方向59のように排出され、前記吸引水の外部排水
管への排出方向56と合流し、合流排水管78に排出さ
れる。なお、上記の場合排気開閉用電磁弁75は閉じら
れているものとする。
【0020】次に、洗浄水により水回路を洗浄する工程
を説明する。上記殺菌水の排出後、殺菌水側の水路開閉
用電磁弁46を閉じ、洗浄水側の水路開閉用電磁弁45
を開いて行われる。以降は、前述した滅菌と同様な工程
で前記T6〜T9の操作時間によって、水回路内に洗浄
水を効率よく所定時間流し、前記殺菌水を洗い流して洗
浄し、水路内の酸化による腐食、劣化を防止している。
なお、逆止弁47により前記切り替え時に殺菌水と洗浄
水との混合を防止しており、また逆止弁62は水回路処
理ユニット19と、コップ給水用の水回路63及びスピ
ットン洗浄の水回路65との混合を防止している。そし
て、所定時間経過後、水回路開閉用電磁弁45を閉じ、
前記貯留槽21内の貯留水を、排水吸引ポンプ55を引
き続き作動させて吸引排水を行い、一旦空にして、吸引
排水を閉にする。
【0021】次に、乾燥エアにより水回路を空にし、か
つ乾燥させる工程を説明する。上記洗浄の工程により、
水回路は残留洗浄水のみとなるが、乾燥エアの工程にお
いては、前記水路開閉用電磁弁45及び46は、水回路
切り替え制御部49の制御によって、共に閉じられると
共に、吸引ポンプも停止している。そして、前記排水路
開閉用電磁弁70は閉じられ、乾燥エア開閉用電磁弁7
1が開かれている。上記の状態とし、以降は乾燥用エア
コンプレッサ67を水回路切り替え制御部49によって
作動させると、以降は前記洗浄と同様な工程で前記T1
0〜T13の操作時間によって、水回路内に乾燥エアを
効率よく所定時間流し、前記水回路内の残留洗浄水を排
出し乾燥させる。また、上記の動作中所定時間経過後、
乾燥エア吸引ポンプ73を作動させて、吸引用チューブ
17d、18dにより前記貯留されている乾燥用エアの
吸引行い、乾燥用エア管路72を通って、排気管路77
へ排気される。上記のようにして、所定時系列プログラ
ムに従って乾燥用エアを流すことにより前記各器具の水
回路の内部は空になりかつ、乾燥される。
【0022】さらに、一方前記排出元管からの流路方向
矢印66のように分岐された乾燥用エアは、スピットン
洗浄管25から直接スピットン洗浄の水回路65に噴出
されるが、前記スピットン排水口80との間は密閉でき
ないため、逆方向から吸引して排気する。このときスピ
ットン洗浄の水回路65のトラップ内の残留水も前記吸
引により排除される。上記の場合排水開閉用電磁弁74
は閉じられ、排気開閉用電磁弁75は開くように制御さ
れている。従って、前記乾燥用吸引ポンプ73によっ
て、スピットンの外部排気管への排気方向76のように
乾燥用エアは管路72と合流して排気管路77に排気さ
れる。上記のようにして、所定時系列プログラムに従っ
て乾燥用エアを流すことによりスピットン水回路の内部
は空になりかつ、乾燥される。なお、前記乾燥エアを各
水回路に流す際に、該乾燥エアを加熱して供給すること
により、迅速に水回路を乾燥させ、かつ滅菌作用をさら
に付加することもできる。
【0023】
【発明の効果】本願発明によれば、下記に記載する優れ
た効果を発揮することができる。 1、本発明の請求項1の発明によれば、管径が大きい給
水用、給水コップ用、スピットン洗浄用の各水回路と、
管径が小さい各インスツルメント用の水回路とに区分け
し、時系列で行う水回路切り替え制御部及び操作スイッ
チにより殺菌水と洗浄水及び乾燥用エアとを切り替えて
供給して、給水用水回路の排出並びに吸引を行い、それ
ぞれ滅菌、洗浄、乾燥を行うことにより、従来一括して
操作されていたため、管径の大きい水回路が優先され、
管径の小さい水回路は処理時間がかかっていたが、この
課題が解決され滅菌、洗浄、エア乾燥作業を効率的に行
うことができる。 2、請求項2の発明によれば、時系列で、管径が大きい
水回路と管半径の小さい水回路の区分け並びに、区分け
に対応する殺菌水、洗浄水、乾燥エアとの切り替えを行
う水回路切り替え制御部及び操作スイッチを、歯科用チ
エアユニット内に備えてなるため、歯科用チェアユニッ
トの全水回路の滅菌、洗浄及び乾燥作業を順序よく効率
的に実施することができ、また、操作も簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】歯科用チェアユニットのスピットンに水回路処
理ユニットを配設した平面外観図。
【図2】スピットン排水口の上に取着された水回路処理
ユニットに排出並びに吸引用チューブ接続端のセット
と、給水口及び制御操作スイッチを示すスピットン内部
の外観斜視図。
【図3】給排出水回路の滅菌・洗浄・エア乾燥の時系列
操作のフローチャート。
【図4】本発明の水処理装置のブロック図。
【符号の説明】
1:歯科用チェアユニット 2:チェア 3:移動用アーム 4:ブラケッ
トテーブル 5:操作盤 6:施療用チ
ェア 7:補助者用テーブル 8:スピット
ン 9:インスツルメント 10:補助者
用インスツルメント 11a、16a:スリーウエイシリンジチューブの基部 11b、16b:スリーウエイシリンジチューブの接続
端部 11d〜16d:排水用チューブ 12a:スケーラーチューブの基部 12b:スケーラーチューブの接続端部 13a:マイクロモータハンドピースチューブの基部 13b:マイクロモータハンドピースチューブの接続端
部 14a、15a:エアタービンハンドピースチューブの
基部 14b、15b:エアタービンハンドピースチューブの
接続端部 17a:バキュームシリンジチューブの基部 17b:バキュームシリンジチューブの接続端部 17d、18d:吸引用チューブ 18a:サラエバエジェクタチューブの基部 18b:サラエバエジェクタチューブの接続端部 19:水回路処理ユニット 21:貯水槽 25:スピットン洗浄管 26:貯留タ
ンク上部と下部の止め具 33:吸引用チューブ群 34:排出用
チューブ群 36a:給水口チューブの基部 36b:給水
口チューブ接続端部 36d:排水用チューブ 37:水量開
閉調整つまみ 39:飛散防止用連結管 44:流入方
向矢印 45、46:水回路開閉用電磁弁 47:逆止弁 48:給水ポンプ 49:水回路
切り替え制御部 49a:制御部操作スイッチ 50:殺菌水
生成装置 51:排出水路元管の流路方向矢印 52:分岐排
出管流路方向矢印 53:分岐吸引管水路の流路方向矢印 54:吸引水
路元管の流路方向矢印 55:排水吸引ポンプ 56:吸引水の外部排出管への排出方向 57:貯留槽
の水位検知 58:溢水流路の流出方向矢印 59:外部排
水管への排出方向 60:コップ給水管 61:給水コ
ップ受け口 62:逆止弁 63:コップ
給水用の水路 64a:コップ給水管の基部 64d:排水
用チューブ 65:スピットン洗浄の水回路 66:流路方
向矢印 67:乾燥用エアコンプレッサ 68:乾燥用エア回路の乾燥用エアの噴出方向 69:乾燥エア用逆止弁 70:排水路
開閉用電磁弁 71:乾燥用エア開閉用電磁弁 72:乾燥用
エア管路 73:乾燥用エア吸引ポンプ 74:排水用
電磁弁 75:乾燥用エア開閉用電磁弁 76:スピットンの外部排気管への排気方向 77:排気管路 78:合流排
水管 79:溢水流路用開閉電磁弁 80:スピッ
トン排水孔 81:フィルタ 82:バキュ
ームタンク 83:排出用チューブ群の水回路用開閉電磁弁 84:給水口、コップ給水及びスピットン洗浄水回路用
開閉電磁弁 101:殺菌水開 102:給水口・コップ給水・スピットン水回路開 103:AT・MM・SC・3W各インスツルメント水
回路開 104:水回路処理ユニット貯留槽に注水貯留 105:VC・SE貯留水吸引・排出開 106:給水口・コップ給水・スピットン注水閉 107:AT・MM・SC・3W水回路閉 108:VC・SE吸引排出閉 109:各水回路内の殺菌残留水保持 110:洗浄水開 111:給水口・コップ給水・スピットン水回路開 112:AT・MM・SC・3W各インスツルメント水
回路開 113:水回路処理ユニット貯留槽に注水貯留 114:VC・SE貯留水吸引・排出開 115:給水口・コップ給水・スピットン注水閉 116:AT・MM・SC・3W水回路閉 117:VC・SE吸引排出閉 118:各水回路内に洗浄水残留 120:乾燥エア開 121:給水口・コップ給水・スピットンエア回路開 122:AT・MM・SC・3W各インスツルメントエ
ア回路開 123:水回路処理ユニット貯留槽にエア貯留 124:VC・SE貯留エア吸引・排出開 125:給水口・コップ給水・スピットン内残留水排出 126:給水口・コップ給水・スピットンエア回路閉 127:AT・MM・SC・3W各インスツルメント内
残留水排出 128:VC・SE吸引排出閉 129:各水回路内はエアにより乾燥 130:滅菌・洗浄・エア乾燥工程完 131:滅菌 132:洗浄 133:エア乾燥 140:全工
程 T1〜T13:経過時間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯科用チエアユニットにおける水処理装
    置が、インスツルメント及び給水用水回路の排出並びに
    吸引と、給水コップ及びスピットンの各水回路に、殺菌
    水と洗浄水及び乾燥用エアとを切り替えて供給し、滅
    菌、洗浄、及び乾燥を行う歯科治療装置において、管径
    が大きい給水用、給水コップ用、スピットン洗浄用の各
    水回路と、管径が小さい各インスツルメント用の水回路
    とに区分けし、前記管径が大きい水回路と、管径の小さ
    い水回路の区分けに対応する殺菌水、洗浄水、乾燥エア
    との切り替えを、時系列で行う水回路切り替え制御部及
    び操作スイッチにより殺菌水と洗浄水及び乾燥用エアと
    を切り替えて供給し、給水用水回路の排出並びに吸引を
    行い、それぞれ滅菌、洗浄、及び乾燥を順次行うように
    したことを特徴とする歯科治療装置。
  2. 【請求項2】 時系列で、管径が大きい水回路と管径の
    小さい水回路に区分けし、該区分けに対応する殺菌水、
    洗浄水、乾燥エアとの切り替えを行う水回路切り替え制
    御部及び操作スイッチを、歯科用チエアユニット内に備
    えてなることを特徴とする請求項1に記載の歯科治療装
    置。
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