JP2000245103A - ブラシレス振動モータ - Google Patents

ブラシレス振動モータ

Info

Publication number
JP2000245103A
JP2000245103A JP4623499A JP4623499A JP2000245103A JP 2000245103 A JP2000245103 A JP 2000245103A JP 4623499 A JP4623499 A JP 4623499A JP 4623499 A JP4623499 A JP 4623499A JP 2000245103 A JP2000245103 A JP 2000245103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
stator
motor
base
bearing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4623499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3166757B2 (ja
Inventor
Yoshiaki Fukuda
良明 福田
Hiroyasu Fujinaka
広康 藤中
Mikio Umehara
幹雄 梅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP04623499A priority Critical patent/JP3166757B2/ja
Publication of JP2000245103A publication Critical patent/JP2000245103A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3166757B2 publication Critical patent/JP3166757B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動発生機器に用いられるブラシレス振動モ
ータを容易に使いこなせる形態とすること、機器製造者
の多様な使用形態に対応できるものとすることなどの課
題を解決する。 【解決手段】 底面と側面と上面とを有するベース2を
備え、ベース2の上面又は底面にステータ1と軸受装置
3とロータ4とモータ駆動IC15と電子部品16とを
配設し、ロータ4はマグネット13を有し、軸受装置3
で支承されステータ1と対向していて、さらにロータ4
に円弧状の重り14を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無音報知機器など
の振動発生源として用いられるブラシレス振動モータに
関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話をはじめとする携帯情報機器に
おいては、無音報知のため振動発生機能を付与すること
が一般的になっている。そしてその振動発生手段は、ブ
ラシ付き細型円筒モータで偏心重りを回転させるものが
主流を占めている。ブラシ付き小型モータは安価で低消
費電力であり、電源を供給するだけで使える使いやすさ
を持っているからである。
【0003】だが近年、その振動発生手段の質の向上が
望まれている。すなわち、ブラシ付き小型モータはブラ
シ整流子を有するから、摺動部品故の寿命限界がある。
またその摺動接点の抵抗値が一定でなく、回転数の変動
を生じ易い。携帯電話などの情報伝達機器においてこれ
らの欠点の改善を望む声が多い。
【0004】また、その振動発生手段は単に振動を発生
するだけでなく、振動のレベル、振動の発生パターン、
振動数などに情報を与えること、付加価値を与えること
が望まれている。例えばアミューズメント機器のハンド
コントローラなどで、場面と連動して適切な体感振動を
与えるニーズがある。健康機器、携帯情報機器などでも
同様の要望がある。
【0005】これらの要望に応える高機能高信頼性の振
動発生手段は、振動モータをブラシレス駆動とすること
で得られる。このような振動発生手段は上記の業界のみ
ならず多種多様な業界で需要があるが、ブラシレスモー
タは一般に駆動のための回路を必要とするから、その使
用にあたってブラシ付き直流モータよりも高い技術力を
必要とする。またモータと駆動回路の接続線路数が増加
するなど装置構成が複雑となり、そしてさらに振動モー
ドの制御を行うとなるとブラシレス振動モータは必ずし
も万人に使いやすいものではない。このような背景か
ら、高機能なブラシレス振動モータを用いた振動発生手
段をより使いやすいかたちで提供されることが望まれて
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
要望に応え、高機能な振動発生手段をより使いやすい形
態で提供することを目的とする。すなわち、ブラシレス
振動モータ(以下モータという)を容易に使いこなせる
ものとすべきこと、機器製造者の多様な使用形態に対応
できるものとすべきことなどの課題を解決して、機器製
造者が高機能の振動機器を容易に構成できるようにする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のブラシレス振動モータは、底面と側面と上面
とを有するベースを備え、ベースにステータと軸受装置
とロータとモータ駆動用電子部品とを配設し、ロータは
マグネットを有し、前記軸受装置で支承されステータと
対向していて、さらにロータにアンバランス手段を備え
た。
【0008】また、底面側に機器の基板に機械的又は電
気的に接合する機能を有する複数の端子を設け、上面側
にステータと軸受装置とロータとモータ駆動用電子部品
とを配設した。
【0009】また、ベースに機器に取り付けるための固
定穴を備えた。
【0010】また、ベースの底面若しくは上面の端部に
機器のソケットに挿入し電気的に接続する機能を有する
複数の端子を備えた。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に係るブラシレ
ス振動モータは、以下の要件を備え構成されている。 (a)底面と側面と上面とを有するベースを備える。 (b)ベースに、ステータと軸受装置とロータとモータ駆
動用電子部品とを配設し、ロータはマグネットを有し、
ロータは軸受装置で支承されステータと対向している。 (c)さらに、ロータにアンバランス手段を備える。
【0012】このようにブラシレス振動モータとその駆
動回路が一体化されているから、電源を供給するだけで
振動発生機能を発揮する。且つ、ブラシ付き振動モータ
より定速性・制御性・信頼性に優れる。従って機器製造
者は高機能の振動機器を容易に構成できる。
【0013】ここで上面とは、ステータを配する面をい
っている。ベースを平板状とし、ベースの側面の一部を
モータ外部に露出させた形状とすると、モータの露出部
を保持して組み立てる工程を採るのに好都合である。
【0014】請求項2に係るブラシレス振動モータは、
以下の要件を備え構成されている。 (a)底面と側面と上面とを有するベースを備える。 (b)底面は機器の基板に隣接対向し、底面側には、機器
の基板に機械的又は電気的に接合する機能を有する複数
の端子を有する。 (c)上面側に、ステータと軸受装置とロータとモータ駆
動用電子部品とを配設し、ロータはマグネットを有し、
ロータは軸受装置で支承されステータと対向している。 (d)さらに、ロータにアンバランス手段を備える。
【0015】このように、底面側には機器の基板に機械
的又は電気的に接合する機能を有する複数の端子を有す
るから、底面で機器の基板に接続できる。従って機器製
造者はモータを機器にリフロー接続でき、機器の生産性
を向上できる。
【0016】また、上面側にステータと軸受装置とロー
タとモータ駆動用電子部品とを配設しているから、機器
製造者は機器の基板に逃がし穴を設けることなくモータ
底面を密着配置できる。また同時にリフロー接続に好適
となって機器の生産性を向上できる。
【0017】請求項3に記載のブラシレス振動モータ
は、以下の要件を備え構成されている。 (a)底面と側面と上面とを有するベースを備える。 (b)ベースには、機器に取り付けるための固定穴を有す
る。 (c)上面側又は底面側に、ステータと軸受装置とロータ
とモータ駆動用電子部品とを配設し、ロータはマグネッ
トを有し、軸受装置で支承されステータと対向してい
る。 (d)さらに、ロータにアンバランス手段を備える。
【0018】このようにベースには機器に取り付けるた
めの固定穴を有するから、機器に強固に固定でき且つ交
換が容易である。またカバーを設け、カバーを固定する
ための固定穴を設けると、ロータの脱落を確実に防止で
きる。さらに固定穴の周囲に機器とモータとを電気的に
接続する機能を有する端子を備えると、ネジ止めと同時
に電気接続できる。
【0019】請求項4に記載のブラシレス振動モータ
は、以下の要件を備え構成されている。 (a)底面と側面と上面とを有するベースを備える。 (b)底面若しくは上面の端部には、機器のソケットに挿
入し電気的に接続する機能を有する複数の端子を有す
る。 (c)上面側又は底面側に、ステータと軸受装置とロータ
とモータ駆動用電子部品とを配設し、ロータはマグネッ
トを有し、軸受装置で支承されステータと対向してい
る。 (d)さらに、ロータにアンバランス手段を備える。
【0020】このように機器のソケットに挿入し接続で
きる端子を有するから、挿入容易、交換が容易である。
また電子部品の一部を底面に配置すれば、部品を分散配
置できてベースの面積を縮小できる。端子はベースの上
面、底面のいずれに設けてもよい。機器の要求によって
は側面に設けることもできる。
【0021】またさらに、機器のソケットのモータ脱落
防止機構に対応する外形形状を備えるとよい。たとえば
切り欠き形状、段部、係止穴、係止ピンなどがよい。そ
れによってソケットと端子との摺動を防ぎ、さらに脱落
を防ぐことができる。
【0022】請求項5に記載のブラシレス振動モータは
以下の要件を備え構成されている。 (a)請求項1から4のいずれかに示す要件を備える。 (b)ステータは、ステータコアとそれに巻回したコイル
とを有する。 (c)ロータは円筒状マグネットを有し、軸受装置で支承
されステータの周囲を回転可能に取り囲んでいる。
【0023】このようにアウタロータ構造とすると、振
動大且つ平面対向構造よりロータが軽量にでき、小型且
つ高耐衝撃性のモータとなる。
【0024】請求項6に記載のブラシレス振動モータ
は、以下の要件を備え構成されている。 (a)請求項1から4のいずれかに示す要件を備える。 (b)ステータは、複数の偏平コイルを有する。 (c)ロータは平板状マグネットを有し、軸受装置で支承
され偏平コイルに軸方向に隣接対向している。
【0025】すなわち平面対向構造であり、組立容易で
ある。従って生産性よくモータを製造できる。さらに、
ベースを挟んでマグネットと反対面側に、マグネットと
共に回転する強磁性板を設けると、軸受装置にマグネッ
トの磁気吸引力が加わらず、定常回転での消費電力が小
さい。
【0026】請求項7に記載のブラシレス振動モータ
は、以下の要件を備え構成されている。 (a)請求項1から4のいずれかに示す要件を備える。 (b)側面には、底面に対し略垂直で互いに平行な2つの
平面、若しくは底面に対し平行で且つ互いに平行な2つ
の稜線を有する。
【0027】これにより、機器製造者はモータを把持チ
ャックでき、取付方向をアライメントできる。
【0028】請求項8に記載のブラシレス振動モータ
は、以下の要件を備え構成されている。 (a)請求項1から4のいずれかに示す要件を備える。 (b)ベースはプリント基板である。
【0029】従って電子部品の取り付け・配線に好適で
ある。さらにベースを両面プリント基板とすると、底面
側と上面側の各々にランドや部品を配置でき、モータを
コンパクトにできる。
【0030】請求項9に記載のブラシレス振動モータ
は、以下の要件を備え構成されている。 (a)請求項1から4のいずれかに示す要件を備える。 (b)ロータ又は駆動用電子部品を覆うカバーを備える。
【0031】従ってモータ内部への異物侵入やモータ破
損を防ぐことができる。また、カバーがロータ及び駆動
用電子部品を覆うようにすると、機器の製造工程での加
熱に耐えることができて機器製造者は扱い易くなる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を参照して
説明する。
【0033】(実施例1)図1(a)は本発明の第一の
実施例に係るモータの上面図、(b)はその側面断面
図、(c)はその底面図である。
【0034】図1においてモータのベース2は、上面と
側面と底面とを有する板状である。モータ部にはカバー
5があり、カバー5を上面側から見た形状は略長方形状
である。側面は壁面によって全周に亘って囲まれてい
る。
【0035】ステータ1は、ステータコア6の表面を絶
縁皮膜で覆ったのち、コイル7を巻回して形成されてい
る。ベース2には両面スルーホール基板が用いられてい
る。ベース2は、底面と、その裏面であるステータ取付
け面と、外周側面とを持っている。
【0036】ベース2の底面には複数のランド2a、2
eがある。ステータ取り付け面側にも複数のランド2b
がある。ランド2aは機器との電気接続を主な機能と
し、他のランド2eは機械接続を主な機能としている。
また外周側面には半田付け可能な金属面2cが形成され
ている。
【0037】このベース2のステータ取付け面には軸受
装置3とステータ1とが同軸に固着されている。ステー
タコア6のコイル7の終端は、ステータコア6と一体の
ターミナル(図では表示していない)に保持されなが
ら、ステータ取り付け面側のランド2bに半田付けされ
ている。
【0038】軸受装置3は、有底のハウジング8と、含
油メタル9と、スラスト受10と、その中に挿入され一
端をロータ4の中央に固着したシャフト11とで構成さ
れる。
【0039】ロータ4は、ロータヨーク12とそれに固
着したマグネット13とを有し、ロータヨーク12の中
央には上記のシャフト11が固着されている。ロータヨ
ーク12はステータ1の周囲を取り囲み、軸受装置3に
より回転可能に支承されている。ロータ4はさらにアン
バランス手段を有している。アンバランスを得る手段は
種々あるが、本実施例においてはロータヨーク12の外
周に円弧状の重り14を固着することで得ている。
【0040】カバー5は既に述べたように、上面と側面
とその先端である端部とを有する略長方形のカップ形状
であり、薄い金属からなる軽量のシェルである。カバー
5はロータ4と電子部品を覆い、端部はベース2のステ
ータ取り付け面の外周端付近に当接している。図1
(b)に示すように端部にはさらに突出部5bが形成さ
れていて、突出部5bは相対するベース2の金属面2c
に半田付け固定されている。
【0041】モータ駆動用電子部品は駆動IC15とそ
の他の電子部品16とからなり、モータ部の横に配置さ
れている。これらはランド2bに接続されてコイル7に
繋がり、また一部はランド2aに接続されている。
【0042】以上のように構成されたモータは、機器の
基板に直接実装される。モータは、底面のランド(図1
で2a、2e)で機器の基板のランドとリフロー半田付
けされる。そしてモータ駆動用電子部品(駆動ICな
ど)を介してステータ1を励磁し制御する。そしてマグ
ネット13を駆動してロータ4を回転させる。ロータ4
はアンバランス手段(円弧状の重り14)を有している
から、機器にはロータ4の回転に伴う振動が伝わり、振
動情報を使用者に体感伝達できる。
【0043】このように本実施例のモータは、ベース2
の底面側には機器の基板に機械的又は電気的に接合する
機能を有する複数の端子2a、2eを有する。これによ
り底面で機器の基板に接続できる。従って機器製造者は
モータを機器にリフロー工法を用いて接続でき、機器の
生産性を向上できる。また、ベース2の上面側にステー
タ1と軸受装置3とロータ4とモータ駆動用電子部品
(駆動IC15など)とを配設している。これにより、
機器製造者は機器の基板に逃がし穴を設けることなくモ
ータ底面を密着配置できる。従って機器の基板は配線の
自由度が拡大し高密度に集積でき、高機能の振動機器を
容易に生産性よく構成することができる。
【0044】また本実施例のモータにおいて、ステータ
1は、ステータコア6とそれに巻回したコイル7とを有
し、ロータ4はステータ1の周囲を回転可能に取り囲ん
でいる。すなわちコア付きアウタロータ構造である。こ
の構造は、同一外径同一出力では平面対向構造よりロー
タが軽量にできる。従って小型且つ高耐衝撃性のモータ
とすることができ、特に携帯機器において好ましいもの
となる。
【0045】また本実施例のモータのベースの側面に
は、底面に対し略垂直で互いに平行な2つの平面、若し
くは底面に対し平行で且つ互いに平行な2つの稜線を有
する。稜線とは、図1でいえば例えば2j(上面側の稜
線)、2k(底面側の稜線)などである。これによっ
て、モータを把持チャックでき、且つ取付方向を機器の
基板に対してアライメントすることが容易となる。従っ
て機器の生産性が向上する。
【0046】また本実施例のモータにおいて、ベース2
はプリント基板であり、さらに詳しくは両面プリント基
板である。従って電子部品の取り付け・配線に有利であ
り、低価格高生産性となる。両面プリント基板の底面側
と上面側の各々に複数のランドを設けることができて、
既に説明したように機器の基板に密着半田付けできる。
または、後述のように両面に部品を配置して合理的に接
続でき、モータをコンパクトにできる。
【0047】さらに本実施例のモータは、ロータ及び駆
動用電子部品を覆うカバー5を備える。モータ部をカバ
ーすることにより内部に異物が侵入することを防げ、取
り扱い中に破損させる虞も減少する。従って機器製造者
にとってモータの取り扱いがより容易となり、機器の信
頼性と生産性を向上できる。またカバーは駆動用電子部
品をも覆っている。各部品を熱に対し遮断しているか
ら、機器のリフロー加熱による熱から保護することがで
きる。多様な機器に使われる場合、機器により製造条件
や使用環境条件は多様となるが、そのような変動があっ
ても電子部品の接続品質やモータの品質を維持でき、機
器の製造者にとって使いやすいものとすることができ
る。
【0048】(実施例2)図2(a)は本発明の第二の
実施例に係るモータの上面図、(b)はその側面断面
図、(c)はその底面図である。本実施例はモータ部を
平面対向コアレス構造とした例である。
【0049】図2においてモータのベース22は、上面
と側面と底面とを有する、両面プリント基板である。ベ
ース22の底面には複数のランド22a、22eがあ
る。ステータ取り付け面側にも複数のランドがある(図
示していない)。ランド22aは機器との電気接続を主
な機能とし、他のランド22eは機械接続を主な機能と
している。またベースには2個の開口穴22dが設けら
れている。
【0050】ステータ21はコアを有せず、空芯の偏平
コイル27だけで構成されている。偏平コイル27はベ
ース22のステータ取り付け面に固着されている。
【0051】このベース22のステータ取付け面には軸
受装置23と複数の偏平コイル27とが同軸に固着され
ている。偏平コイル27の終端は、ステータ取り付け面
側のランドに半田付けされている。
【0052】軸受装置23は、ハウジング28と、含油
メタル29と、その中に挿入され一端をロータ24の中
央に固着したシャフト31とで構成される。
【0053】ロータ24は、ロータヨーク32とそれに
固着したマグネット33とを有し、ロータヨーク32の
中央には上記のシャフト31が固着されている。ロータ
ヨーク32は偏平コイル27と軸方向に対向し、軸受装
置23により回転可能に支承されている。ロータ24は
さらにアンバランス手段を有している。本実施例におい
てはロータヨーク32の外周に円弧状の重り34を固着
することで得ている。
【0054】またシャフト31の底面側の先端部は段付
き形状になっていて、強磁性体(鉄など)からなる円盤
状のサブロータ36が取付けられている。サブロータ3
6はマグネット33との間で磁路を形成し、その磁束は
偏平コイル27を貫いている。サブロータ36はシャフ
ト31やマグネット33と共に回転する。
【0055】カバー25は薄い金属からなる軽量のシェ
ルである。カバー25はロータ24を覆い、端部はベー
ス22のステータ取り付け面の外周端付近に当接してい
る。またカバーから、開口穴を有するタブ部25cが突
出し、ベースの開口穴22dに重なっている。
【0056】以上のように構成されたモータは、タブ部
およびベースの開口穴22dを用いて機器にネジ止め固
定される。ランド22aを通じて給電され、モータ駆動
用電子部品(駆動ICなど)を介してステータ21を励
磁し制御する。そしてマグネット33を駆動してロータ
24を回転させる。そして機器はロータの回転に伴って
振動する。
【0057】このように本実施例のモータにおいて、ロ
ータ24は偏平コイル27に軸方向に隣接対向してい
る、平面対向型といわれる構造である。この構造は部品
点数が少なく且つ組立容易であるから、生産性よくモー
タを製造できる。さらに本実施例では、ベースを挟んで
マグネットと反対面側に、マグネットと共に回転するサ
ブロータ36を有する。この構造は軸受装置にマグネッ
トの磁気吸引力が加わらず、また鉄損が発生しないこと
から、定常回転での消費電力が小さい。従って携帯機器
で長時間の振動を得たいときに好適である。
【0058】またこのサブロータを用いてアンバランス
手段を構成することもできる。本出願人はそのような例
を特公平8−17563号公報(USP4,980,5
90号)に開示している。サブロータを円形にせず、部
分的に半径を異ならせることで偏重心が得られる。さら
に、軸受装置を挟んで両側に偏重心を配置すると、軸方
向に見てベースに対する偏重心の軸方向高さがベースに
近くなり、また軸受装置の中央付近で偏重心を支えるこ
とができるから、軸受面の面圧が均一となって低消費電
力・長寿命のモータとすることができる。
【0059】また本実施例のモータにおいて、ベース2
2には、機器に取り付けるための固定穴22dを有す
る。これによって機器(又はその基板)にネジ止め固定
できる。この構造はモータを機器に強固に固定でき、且
つ交換が容易であるという特徴を有する。従って高機能
・高信頼性・高メンテナンス性を備えた振動機器を構成
できる。
【0060】また本発明のモータは、カバー25を有
し、カバーを固定するための固定穴を備えたタブ部25
cを有する。従ってカバーを強固に保持できる。本実施
例のロータはコア付きアウタロータ型モータのロータよ
り重くなりがちであるが、過大な力が加わってもロータ
24の脱落を確実に防止できる。従って機器の信頼性が
向上する。
【0061】さらに本実施例のモータにおいて、開口穴
22dの周囲には、機器とモータとを電気的に接続する
機能を有するランド22fを備えることができる。これ
によってネジ止めと同時に電気接続できるから、組立工
数が低減し機器の生産性を向上できる。もちろん先に説
明したようにランド22aを用いて給電してもよく、機
器の要求によって使い分けることができる。
【0062】(実施例3)図3(a)は本発明の第三の
実施例に係るモータの上面図、(b)はその側面断面
図、(c)はその底面図である。本実施例は実施例1と
同様にアウタロータ構造でモータを構成した例であり、
同一の部分はその説明を省略する。
【0063】図3においてモータのベース42は、上面
と側面と底面とを有する両面プリント基板である。ベー
ス42の底面には7個の端子(ランド42a)がある。
ステータ取り付け面側にも複数のランドがある(図示し
ていない)。7個の端子は機器との電気接続を主な機能
としている。
【0064】モータ駆動用電子部品である駆動IC15
とその他の電子部品16とは、モータ部の底面に配置さ
れている。そして、コイル7及びランド42aに接続さ
れている。
【0065】以上のように構成されたモータは、7個の
端子を機器のソケット(図示せず)に挿入される。ソケ
ットには端子に弾性的に当接する接点が内蔵されてい
て、端子と機器とを電気接続する。また機器のソケット
付近にはフック(図示せず)があり、ベースに設けられ
た切り欠き部42gに係合しモータを固定する。そして
機器は端子を介してモータに給電し、回転制御して振動
を発生させる。
【0066】このように本実施例のモータは、機器のソ
ケットに挿入し電気的に接続する機能を有する複数の端
子を有する。ソケットに挿入するだけで接続できる形態
であるから、挿入容易、交換が容易であって、生産性・
メンテナンス性に優れた高機能の振動機器を構成でき
る。
【0067】また本実施例のモータは、上面側にステー
タと軸受装置とロータとを配設し底面側にモータ駆動用
電子部品を配設している。このように電子部品の一部を
底面に配置すれば、ベースの面積を縮小できる。従って
モータの大きさ、コストを低減できて高機能・コンパク
ト・低コストの機器を構成できる。
【0068】さらに本実施例のモータにおいて、モータ
は機器のソケットのモータ脱落防止機構に対応する切り
欠き形状を有する。これによってモータがソケット接点
に対し移動しないようにできる。それによってソケット
との摺動を防ぎ、脱落を防ぐことができて機器の信頼性
が向上する。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明のモータは、
ブラシレス振動モータとその駆動回路がコンパクトに一
体化されている。そして電源を供給するだけで振動発生
機能を発揮する。且つ、ブラシ付き振動モータより定速
性がよく、振動数や振動レベル、振動パターンを望みど
おりに制御でき、さらに信頼性に優れる。駆動回路とモ
ータが一体であるから機器製造者は制御が容易であり、
また制御技術はモータとともに提供できる。その使用形
態は、電子部品と同様にリフロー技術を用いて面実装し
たり、ネジ止めでしっかり固定したり、脱着可能なソケ
ットに挿入接続するなど多岐にわたり、多様な局面に対
応することができる。さらに、低消費電力・小型軽量な
ど各種要望にも応える。従って機器製造者はこのような
高機能・高信頼性の振動発生ユニットを用いて各種振動
機器を容易に生産性よく製造することができ、無音報知
機器のみならず、健康機器、アミューズメント機器その
他のさまざまな分野でさまざまな新しい振動応用製品を
生み出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第一の実施例に係るモータの上
面図 (b)同モータのの側面断面図 (c)同モータの底面図
【図2】(a)本発明の第二の実施例に係るモータの上
面図 (b)同モータのの側面断面図 (c)同モータの底面図
【図3】(a)本発明の第三の実施例に係るモータの上
面図 (b)同モータのの側面断面図 (c)同モータの底面図
【符号の説明】
1 ステータ 2 ベース 2a、2b、2e ランド(端子) 2c 金属面 2j 上面側の稜線 2k 底面側の稜線 3 軸受装置 4 ロータ 5 カバー 5b 突出部 6 ステータコア 7 コイル 8 ハウジング 9 含油メタル 10 スラスト受 11 シャフト 12 ロータヨーク 13 マグネット 14 円弧状の重り(アンバランス手段) 15 駆動IC 16 他の電子部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅原 幹雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H605 AA02 BB05 BB19 BB20 CC01 CC03 DD09 DD17 EC20 5H607 AA00 BB01 BB09 BB13 BB14 BB17 CC03 CC05 DD02 EE57 FF12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面と側面と上面とを有するベースを備
    え、前記ベースにステータと軸受装置とロータとモータ
    駆動用電子部品とを配設し、前記ロータはマグネットを
    有し、前記軸受装置で支承されステータと対向してい
    て、さらに前記ロータにアンバランス手段を備える、ブ
    ラシレス振動モータ。
  2. 【請求項2】 底面と側面と上面とを有するベースを備
    え、前記底面は機器の基板に隣接対向し、前記底面側に
    は機器の基板に機械的又は電気的に接合する機能を有す
    る複数の端子を備え、前記上面側にステータと軸受装置
    とロータとモータ駆動用電子部品とを配設し、前記ロー
    タはマグネットを備え、軸受装置で支承されステータと
    対向していて、さらに前記ロータにアンバランス手段を
    備える、ブラシレス振動モータ。
  3. 【請求項3】 底面と側面と上面とを有するベースを備
    え、前記ベースには機器に取り付けるための固定穴を備
    え、前記上面側又は前記底面側にステータと軸受装置と
    ロータとモータ駆動用電子部品とを配設し、前記ロータ
    はマグネットを有し、軸受装置で支承されステータと対
    向していて、さらに前記ロータにアンバランス手段を備
    える、ブラシレス振動モータ。
  4. 【請求項4】 底面と側面と上面とを有するベースを備
    え、前記底面若しくは上面の端部には機器のソケットに
    挿入し電気的に接続する機能を有する複数の端子を備
    え、前記上面側又は前記底面側にステータと軸受装置と
    ロータとモータ駆動用電子部品とを配設し、前記ロータ
    はマグネットを有し、軸受装置で支承されステータと対
    向していて、さらに前記ロータにアンバランス手段を備
    える、ブラシレス振動モータ。
  5. 【請求項5】 ステータはステータコアとそれに巻回し
    たコイルとを有し、ロータは円筒状マグネットを有し、
    軸受装置で支承されステータの周囲を回転可能に取り囲
    んでいる、請求項1から4のいずれかに記載のブラシレ
    ス振動モータ。
  6. 【請求項6】 ステータは複数の偏平コイルを有し、ロ
    ータは平板状マグネットを有し、前記ロータは軸受装置
    で支承され前記偏平コイルに軸方向に隣接対向してい
    る、請求項1から4のいずれかに記載のブラシレス振動
    モータ。
  7. 【請求項7】 ベースの側面には、底面に対し略垂直で
    互いに平行な2つの平面、若しくは底面に対し平行で且
    つ互いに平行な2つの稜線を有する、請求項1から4の
    いずれかに記載のブラシレス振動モータ。
  8. 【請求項8】 ベースはプリント基板である、請求項1
    から4のいずれかに記載のブラシレス振動モータ。
  9. 【請求項9】 さらにロータ又は駆動用電子部品を覆う
    カバーを備える、請求項1から4のいずれかに記載のブ
    ラシレス振動モータ。
JP04623499A 1999-02-24 1999-02-24 ブラシレス振動モータ Expired - Fee Related JP3166757B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04623499A JP3166757B2 (ja) 1999-02-24 1999-02-24 ブラシレス振動モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04623499A JP3166757B2 (ja) 1999-02-24 1999-02-24 ブラシレス振動モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000245103A true JP2000245103A (ja) 2000-09-08
JP3166757B2 JP3166757B2 (ja) 2001-05-14

Family

ID=12741441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04623499A Expired - Fee Related JP3166757B2 (ja) 1999-02-24 1999-02-24 ブラシレス振動モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3166757B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002186080A (ja) * 2000-12-19 2002-06-28 Citizen Electronics Co Ltd 多機能型音響装置
JP2002246536A (ja) * 2001-02-14 2002-08-30 Ibiden Co Ltd 三次元実装パッケージの製造方法、及びその製造用のパッケージモジュール
JP2002291194A (ja) * 2001-03-26 2002-10-04 Nippon Keiki Works Ltd ファンモータの薄形構造
WO2003028191A1 (fr) * 2001-09-19 2003-04-03 Nidec Copal Corporation Moteur vibrant sans balais
WO2004049543A1 (en) * 2002-11-27 2004-06-10 Jung-Hoon Kim Ultra-slim commutatorless vibrating motor and method for manufacturing the same
US6998743B2 (en) 2003-10-10 2006-02-14 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. Stator incorporating drive circuit and axial-gap brushless motor comprising same stator
US6998742B2 (en) 2002-10-28 2006-02-14 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. Axial-air-gap brushless vibration motor containing drive circuit
KR100797279B1 (ko) * 2001-03-17 2008-01-23 선온웰스 일렉트릭 머신 인더스트리 컴퍼니 리미티드 Dc 무브러시 진동 모터
KR100839354B1 (ko) * 2002-10-28 2008-06-19 도쿄파츠고교 가부시키가이샤 축방향 공극형 브러시리스 모터
US7800274B2 (en) 2006-07-20 2010-09-21 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. Thin stator, eccentric motor and axial air-gap brushless vibration motor equipped with the same

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7626295B2 (en) 2005-11-01 2009-12-01 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd Flat eccentric rotor equipped with a fan and flat vibration motor equipped with a fan comprising same rotor

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002186080A (ja) * 2000-12-19 2002-06-28 Citizen Electronics Co Ltd 多機能型音響装置
JP2002246536A (ja) * 2001-02-14 2002-08-30 Ibiden Co Ltd 三次元実装パッケージの製造方法、及びその製造用のパッケージモジュール
JP4694007B2 (ja) * 2001-02-14 2011-06-01 イビデン株式会社 三次元実装パッケージの製造方法
KR100797279B1 (ko) * 2001-03-17 2008-01-23 선온웰스 일렉트릭 머신 인더스트리 컴퍼니 리미티드 Dc 무브러시 진동 모터
JP2002291194A (ja) * 2001-03-26 2002-10-04 Nippon Keiki Works Ltd ファンモータの薄形構造
WO2003028191A1 (fr) * 2001-09-19 2003-04-03 Nidec Copal Corporation Moteur vibrant sans balais
US6998742B2 (en) 2002-10-28 2006-02-14 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. Axial-air-gap brushless vibration motor containing drive circuit
CN100384549C (zh) * 2002-10-28 2008-04-30 东京零件工业股份有限公司 内置驱动电路的轴向空隙型无刷振动电机
KR100839354B1 (ko) * 2002-10-28 2008-06-19 도쿄파츠고교 가부시키가이샤 축방향 공극형 브러시리스 모터
WO2004049543A1 (en) * 2002-11-27 2004-06-10 Jung-Hoon Kim Ultra-slim commutatorless vibrating motor and method for manufacturing the same
US6998743B2 (en) 2003-10-10 2006-02-14 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. Stator incorporating drive circuit and axial-gap brushless motor comprising same stator
CN100424969C (zh) * 2003-10-10 2008-10-08 东京零件工业股份有限公司 内置有驱动电路的定子及具备该定子的轴向空隙型无刷电动机
US7800274B2 (en) 2006-07-20 2010-09-21 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. Thin stator, eccentric motor and axial air-gap brushless vibration motor equipped with the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP3166757B2 (ja) 2001-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100401097B1 (ko) 편평형 진동모터
CN102270896B (zh) 平板型振动电机
US6465921B1 (en) Assembling structure of a miniature vibration motor
US7193346B2 (en) Multi-mode vibration generator for communication terminal
US7224090B2 (en) Surface-mountable linear vibrator
JP3604066B2 (ja) 起振機保持装置およびこれを備えた携帯用電子機器
JP3255133B2 (ja) Dcブラシレスファン
JP5318394B2 (ja) 振動モータ
JP3166757B2 (ja) ブラシレス振動モータ
CN109565189B (zh) 无刷直流振动电机
JP2005020980A (ja) 振動発生装置および電子機器
WO2009133941A1 (ja) 振動モータ
KR20010078118A (ko) 비원형 편평 모터와 그 제조 방법
JP5254312B2 (ja) モータ
JP2000166157A (ja) 小型モータの給電機構
JP2003189522A (ja) 小型扁平モータ、小型扁平ファンモータ並びに同モータを備える空気強制供給型空気電池、小型扁平振動モータ並びに同モータを備える携帯用情報機器
JP2005028331A (ja) 振動発生装置および電子機器
JP4022437B2 (ja) 振動発生装置および電子機器
JP4264245B2 (ja) ブラシレスモータ
JP2008228472A (ja) 小形モータ装置
JP2004147386A (ja) 振動発生装置および電子機器
JP2005218206A (ja) 偏心ロータおよびその偏心ロータを用いた振動モータ
JP2002291197A (ja) 給電機構
JP2004166427A (ja) 振動発生装置および電子機器
KR200343837Y1 (ko) 편평형 코아리스 진동모터

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees