JP2000244583A - データ回線選択方法およびデータ回線選択装置 - Google Patents

データ回線選択方法およびデータ回線選択装置

Info

Publication number
JP2000244583A
JP2000244583A JP4576099A JP4576099A JP2000244583A JP 2000244583 A JP2000244583 A JP 2000244583A JP 4576099 A JP4576099 A JP 4576099A JP 4576099 A JP4576099 A JP 4576099A JP 2000244583 A JP2000244583 A JP 2000244583A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
line
communication
communication device
type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4576099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3255140B2 (ja
Inventor
Masaaki Nemoto
昌明 根本
Keiko Yoneda
桂子 米田
Koji Matsuyama
浩司 松山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4576099A priority Critical patent/JP3255140B2/ja
Publication of JP2000244583A publication Critical patent/JP2000244583A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3255140B2 publication Critical patent/JP3255140B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号受信側であるデータ通信装置において適
切なデータ通信回線を選択可能とすることを目的とす
る。 【解決手段】 相手方データ通信装置の出力信号を受信
する受信ステップと、この受信信号に基づき、相手方デ
ータ通信装置からの通信データのデータ種別を識別する
データ識別ステップと、識別されたデータ種別に基づ
き、データ種別を通信回線に対応づけた回線選択テーブ
ルから通信回線を読み出す回線選択ステップとを備えて
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ回線選択方
法およびデータ回線選択装置に係り、さらに詳しくは、
他のデータ通信装置からのデータ通信要求又は通信デー
タを受信した場合に、2以上のデータ回線からデータ回
線を選択するデータ回線選択方法およびデータ回線選択
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2以上のデータ回線を利用可能なデータ
通信装置では、通信アプリケーションに対し、いずれか
のデータ回線を割り当てる必要がある。一般に、データ
通信装置では、通信アプリケーションがデータ回線を指
定することにより、通信アプリケーションごとに、ある
いは、データ通信の開始要求ごとにデータ回線の割り当
てが行われる。このため、通信アプリケーションは本来
の処理業務に加えてデータ通信装置の回線資源管理をも
行う必要があった。
【0003】この様な事情に鑑みて提案されたデータ通
信装置が、特開平5−260044号公報に開示されて
いる。図19は、この公報に記載されたISDN(Integrat
ed Services digital network)回線によるデータ通信
装置の構成を示したブロック図である。図中の100、
101、102はそれぞれ通信アプリケーション(A
P)、103は回線資源管理部、104はISDN接続制御
部、105はISDN回線接続部、106はISDN回線であ
る。各通信アプリケーション100〜102が通信チャ
ネルを指定して回線使用要求を行い、ISDN回線106の
状態情報を保持している回線資源管理部103が、デー
タ回線の指定に基づき回線使用要求ごとにデータ回線の
割り当てを行っている。このため、通信アプリケーショ
ン100〜102が回線資源管理を行う必要がないの
で、通信アプリケーションの負荷を軽減することができ
る。
【0004】しかしながら、このデータ通信装置では、
データ回線の指定を通信アプリケーションが行ってい
る。このため、本来、個別のデータ通信装置に依存しな
い汎用プログラムであるはずの通信アプリケーション
が、そのデータ通信装置で利用可能なデータ回線とその
回線仕様とを認識し、回線資源の管理を行う必要があっ
た。
【0005】また、データ回線の有効利用を図る目的の
ためには、データ通信を要求する側(発呼側)のみなら
ず、データ通信を要求される側(着呼側)においてもデ
ータ回線を回線資源として適切に管理することが望まし
い。
【0006】ところが、上記のデータ通信装置は、通信
アプリケーションの出力に基づきデータ回線を選択して
いる。このため、データ通信を要求する側(発呼側)の
データ通信装置においてのみデータ回線を選択すること
ができ、要求される側(着呼側)のデータ通信装置では
データ回線を選択することはできないという問題があっ
た。
【0007】また、通信データを送信する側のみなら
ず、通信データを受信する側においてもデータ回線を回
線資源として適切に管理することが望ましいが、上記の
データ通信装置は、送信側においてのみデータ回線を選
択することができ、受信側ではデータ回線を選択するこ
とはできないという問題があった。すなわち、データ通
信の要求側、被要求側にかかわらず、通信データを受信
する側において、データ回線を選択することはできない
という問題があった。
【0008】一方、従来の通信装置の他の例として、通
信アプリケーションがデータ回線の指定を行わないデー
タ通信装置が、特開平4−97628号公報に開示され
ている。このデータ通信装置は、衛星パケット通信方式
において伝送データのパケット数が特定数以下の場合に
短データ用回線をアクセスし、特定数を越える場合には
長データ用回線をアクセスするというものである。この
データ通信装置を用いた場合、通信アプリケーションが
データ回線を指定する必要がない。
【0009】しかしながら、このデータ通信方式は、選
択可能なデータ回線がともにパケット通信方式の場合に
のみ適用可能なものであり、また、長データ用回線と短
データ用回線という2者択一の単純な選択を行う場合に
のみ適用できる方式であり、接続種別の異なる種々のデ
ータ回線が混在している場合に、適切なデータ回線を選
択することができないという問題があった。
【0010】また、このデータ通信装置では、パケット
数のみに基づいてデータ回線を選択しているため、送信
データのメディア種別等に応じて最適なデータ回線また
は接続種別を選択することができないという問題があっ
た。
【0011】さらに、インターネット・アクセス等の様
に種々のメディアからなるデータ通信を行う場合、デー
タ通信中にメディア情報が変化することにより、通信デ
ータ量が急激に変化することがある。このような場合に
は、データ通信の開始要求が行われた時点では、最適な
データ回線を選択することができず、従来のデータ通信
装置では最適なデータ回線の割り当てができないという
問題があった。
【0012】また、後者のデータ通信装置の場合にも、
前者のデータ通信装置と同様、データ通信の被要求側
や、通信データの受信側においてデータ回線を選択する
ことはできないという問題があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたものであり、相手方データ通信装置からの
出力信号に基づき、信号受信側であるデータ通信装置に
おいて、適切なデータ回線を選択可能とすることを目的
とする。
【0014】また、本発明は、相手方データ通信装置か
らの通信データに基づき、通信データの受信側であるデ
ータ通信装置において、適切なデータ回線を選択可能と
することを目的とする。
【0015】また、本発明は、データ通信の要求側であ
る相手方データ通信装置からのデータ通信開始信号に基
づき、データ通信の被要求側であるデータ通信装置にお
いて、適切なデータ回線を選択可能とすることを目的と
する。
【0016】また、本発明は、相手方データ通信装置か
らの出力信号に含まれるデータ長情報又はメディア情報
に基づき、信号受信側であるデータ通信装置において、
適切なデータ回線を選択可能とすることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によるデータ回線
選択方法は、相手方データ通信装置の出力信号を受信す
る受信ステップと、この受信信号に基づき、相手方デー
タ通信装置からの通信データのデータ種別を識別するデ
ータ識別ステップと、識別されたデータ種別に基づき、
データ種別をデータ回線に対応づけた回線選択テーブル
からデータ回線を読み出す回線選択ステップとを備えて
構成される。この様な構成により、相手方データ通信装
置の出力信号に基づき通信データのデータ種別を識別
し、回線選択テーブルを用いてデータ回線を選択するこ
とができる。従って、信号受信側であるデータ通信装置
において適切なデータ回線を選択することができる。
【0018】また、本発明によるデータ回線選択方法
は、データ識別ステップが、相手方データ通信装置から
の出力信号に含まれるデータ長情報又はメディア情報に
基づき、相手方データ通信装置からの通信データのデー
タ長又はメディア種別を識別する。従って、信号受信側
であるデータ通信装置において、通信データのデータ長
又はメディア種別に応じた適切なデータ回線を選択する
ことができる。
【0019】また、本発明によるデータ回線選択方法
は、受信ステップが、相手方データ通信装置からの通信
データを受信し、データ識別ステップが、この通信デー
タに基づき、通信データのデータ種別を識別する。この
様な構成により、通信データの受信側であるデータ通信
装置において、適切なデータ回線を選択することができ
る。また、データ通信中に通信データごとに適切なデー
タ回線へ切り替えることができる。
【0020】また、本発明によるデータ回線選択方法
は、受信ステップが、相手方データ通信装置からのデー
タ通信開始信号を受信し、データ識別ステップが、この
データ通信開始信号に基づき、相手方データ通信装置か
らの通信データのデータ種別を識別する。従って、デー
タ通信を要求される側のデータ通信装置においても適切
なデータ回線を選択することができる。
【0021】一方、本発明によるデータ回線選択装置
は、相手方データ通信装置の出力信号を受信する信号受
信部と、この受信信号に基づき、相手方データ通信装置
からの通信データのデータ種別を識別するデータ識別部
と、データ種別をデータ回線に対応づける回線選択テー
ブルと、データ識別部の出力および回線選択テーブルに
基づきデータ回線を選択する回線選択部とを備えて構成
される。この様な構成により、相手方データ通信装置の
出力信号に基づき通信データのデータ種別を識別し、回
線選択テーブルを用いてデータ回線を選択することがで
きる。従って、信号受信側であるデータ通信装置におい
て適切なデータ回線を選択することができる。
【0022】また、本発明によるデータ回線選択装置
は、データ識別部が、相手方データ通信装置の出力信号
に含まれるデータ長情報又はメディア情報に基づき、相
手方データ通信装置からの通信データのデータ長又はメ
ディア情報を識別する。従って、信号受信側であるデー
タ通信装置において、通信データのデータ長又はメディ
ア種別に応じた適切なデータ回線を選択することができ
る。
【0023】また、本発明によるデータ回線選択装置
は、信号受信部が、相手方データ通信装置からの通信デ
ータを受信し、データ識別部が、この通信データに基づ
き、通信データのデータ種別を識別する。この様な構成
により、通信データの受信側であるデータ通信装置にお
いて、適切なデータ回線を選択することができる。ま
た、データ通信中に通信データごとに適切なデータ回線
へ切り替えることができる。
【0024】また、本発明によるデータ回線選択装置
は、信号受信部が、相手方データ通信装置からのデータ
通信開始信号を受信し、データ識別部が、このデータ通
信開始信号に基づき、相手方データ通信装置からの通信
データのデータ種別を識別する。従って、データ通信を
要求される側のデータ通信装置においても適切なデータ
回線を選択することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明に
よるデータ通信装置が適用されるデータ通信ネットワー
ク全体のシステム構成例を示した図である。図中のDE
1は本発明によるデータ通信装置であり、DE2はデー
タ通信装置DE1とデータ通信を行うリモート側のデー
タ通信装置である。
【0026】NW1〜NW3は、データ通信装置DE1
にデータ回線を提供するデータ通信ネットワークであ
り、それぞれ1又は2以上のデータ回線La〜Lcを介
してデータ通信装置DE1が接続される。また、NW4
は、リモート側のデータ通信装置DE2にデータ回線を
提供するデータ通信ネットワークである。
【0027】データ回線La〜Lcは、回線交換方式、
パケット交換方式およびランダムアクセス方式等のデー
タ回線であり、回線種別及び接続種別により定義され
る。データ回線La〜Lcには、回線種別が、例えばIS
DNベーシック回線、ISDN1次群回線、ISDNパケット回
線、パケット専用回線、専用線などの有線回線や、PDC
回線、PHS回線、IMT-2000回線などの無線回線を用いる
ことができる。
【0028】GW1〜GW3は、プロトコル等の異なる
データ通信ネットワーク間を中継するゲートウエイ装置
であり、データ通信ネットワークNW1〜NW3とデー
タ通信ネットワークNW4とを相互に接続している。
【0029】図2は、本発明によるデータ通信装置DE
1の一構成例を示したブロック図である。図中の11〜
14は、リモート側のデータ通信装置DE2とデータ通
信を行う通信アプリケーション・ソフトウエアである。
これらの通信アプリケーションは、データ通信装置DE
1上で動作するものであるが、データ通信装置DE1に
接続されたパーソナル・コンピュータ等(不図示)にお
いて動作するものであってもよい。
【0030】これらの通信アプリケーション11〜14
は、データ通信装置に依存しない汎用ソフトウエアであ
り、OS(operating system)の下で動作するものであ
ってもよい。ここでは、通信アプリケーション11〜1
4を、それぞれファイル転送アプリケーション、静止画
転送アプリケーション、TV電話アプリケーション、イ
ンターネット・アクセス・アプリケーション(ブラウザ
等)であるものとして説明する。
【0031】図中の31〜33は、データ通信装置DE
1が接続される回線種別L1〜L3ごとに設けられた回
線制御部であり、それぞれ回線種別L1〜L3の回線接
続、回線切断、データ送受信等を行う回路により構成さ
れる。ここでは、回線種別L1がISDN非制限ディジタル
回線であり、回線制御部31は回線種別L1を64kbit/s
又は128kbit/sの接続種別により接続制御する。また、
回線種別L2がISDNパケット回線であり、回線制御部3
2は回線種別L2をDchパケット又はBchパケットの接続
種別により接続制御する。さらに、回線種別L3がATM
(Asynchronus Transfer Mode)回線であり、回線制御
部33が回線種別L3を接続制御する。ここで、接続種
別とは同一のデータ回線上において利用可能な異なる通
信速度又はサービス品目等を意味している。回線種別L
3の様に通信速度及びサービス品目が予め特定され、通
信アプリケーション又はデータ通信ごとに選択すること
ができないデータ回線の接続種別を「固定方式」と呼ぶ
ことにする。
【0032】図中の20は通信アプリケーション11〜
14がデータ通信を行う際、データ回線を選択する回線
管理部であり、データ識別部としてのメディア識別部2
00と、回線選択テーブル201と、回線選択部202
からなる。
【0033】11a〜14a、11b〜14bは、通信
アプリケーション11〜14、回線管理部20間の送受
信信号であり、31a〜33a、31b〜33bは、回
線管理部20、回線制御部31〜33間の送受信信号で
ある。これらの信号は、ソフトウエアにおけるイベント
処理等によって実現することもできる。
【0034】回線制御部31〜33は、リモート側のデ
ータ通信装置DE2からデータ通信開始信号または通信
データを受信すると、信号31b〜33bとしてこれら
の信号を回線管理部20へ出力する。また、回線管理部
20は、データ通信開始信号に基づき、回線制御部31
〜33に対し信号31a〜33aとして回線接続要求や
回線切断要求を出力する。さらに、回線接続要求を受け
取った回線制御部31〜33は、信号31b〜33bと
して接続完了または接続失敗を返す。
【0035】メディア識別部200は、回線制御部31
〜33の出力するデータ通信開始信号31a〜33aに
基づき通信データのメディア種別を識別する。すなわ
ち、通信データのデータ種別として通信データのメディ
ア種別を識別する。通信データのメディア種別とは、通
信データに含まれるコンテンツのメディアによる分類を
意味する。
【0036】例えば、通信データのコンテンツが、静止
画、テキスト、動画又は高速動画+音声(高速動画と音
声の組合せ)等のいずれであるのかがメディア種別とな
る。一般的には、ファイル転送アプリケーション11の
通信データはテキストデータであり、インターネット・
アクセス・アプリケーション14の通信データは、静止
画、テキスト、動画又は高速動画+音声である。従っ
て、この場合、ファイル転送アプリケーション11への
データ通信開始信号には、メディア種別として「テキス
ト」が含まれ、インターネット・アクセス・アプリケー
ション14へのデータ通信開始信号には、メディア種別
として「静止画」、「テキスト」、「動画」又は「高速
動画+音声」が含まれることになる。
【0037】図3は、データ通信開始信号のデータ・フ
ォーマット(データ構造)の一例を示した概略図であ
る。このデータ通信開始信号は、相手方データ通信装置
DE2においてデータ通信要求が発生した場合に、相手
方データ通信装置DE2から出力され、データ回線La
〜Lcを介してデータ通信装置DE1が受信する。一般
に、データ通信開始信号にはデータ通信開始信号識別子
とともに各種の制御データが含まれている。通信データ
のメディア情報やデータ長情報もこの制御データの一つ
としてデータ通信開始信号に含まれている。
【0038】メディア識別部200は、回線制御部31
〜33の受信したデータ通信開始信号からこのメディア
情報を抽出してメディア種別を識別する。識別されるメ
ディア種別は、抽出されたメディア情報そのものであっ
てもよいが、抽出されたメディア情報をさらに加工した
ものであってもよい。例えば、抽出されたメディア情報
をさらにグループ化し、あるいは、他の情報をも用いて
さらに細分化したものであってもよい。
【0039】回線選択テーブル201は、メディア種別
ごとに最適なデータ回線(すなわち、最適な回線種別及
びその回線種別上での最適な接続種別)を対応づけた規
定からなる。この回線選択テーブル201を用いれば、
メディア種別に基づいて最適なデータ回線を選択するこ
とができる。例えば、「静止画」と「動画」では、一般
的に後者の方が通信データ量が多い。この様な通信デー
タ量の多いメディア種別には、高速のデータ回線を対応
づける一方、より通信データ量の少ないメディア種別に
は、より低速のデータ回線を対応づけることができる。
また、通信データ量の少ないメディア種別には、パケッ
ト回線を対応づけることができる。さらに、リアルタイ
ム性が要求されるメディア種別に、より高速のデータ回
線を対応づけることもできる。
【0040】図4は、この回線選択テーブル201を構
成するデータの一例を示した図である。この図では、
「静止画」を回線種別L1(ISDN非制限デジタル回線)
の64kbit/s接続に対応づけ、「テキスト」を回線種別L
2(ISDNパケット回線)のDchパケット接続に対応づ
け、「高速動画+音声」を回線種別L3(ATM回線)に
対応づけ、「動画」を回線種別L1(ISDN非制限デジタ
ル回線)の128kbit/s接続に対応づける各規定を含んで
構成される。
【0041】ここで、高速動画+音声に対応する接続種
別は固定方式となっており、他のメディアの様に接続種
別が指定されていない。この理由は、この通信装置では
回線種別L3が常に特定の接続種別で接続制御されるの
で、接続種別を指定する必要がないからである。この様
に、接続種別が固定されている一部又は全部のデータ回
線に関して、回線選択テーブル201において接続種別
を固定方式とすることもできる。
【0042】この回線選択テーブル201は、ROM、
RAM、EEPROM等の記憶手段により構成すること
ができるが、書込可能な記憶手段により構成して回線選
択テーブル201中の各規定を容易に変更できることが
望ましい。例えば、データ通信装置の保守インタフェー
ス等(不図示)から容易に変更できることが望ましい。
【0043】回線選択部202は、識別されたメディア
種別に対応するデータ回線を回線選択テーブル201か
ら読み出し、回線種別L1〜L3のいずれかを選択す
る。そして、選択された回線種別L1〜L3に対応する
回線制御部31〜33へ回線接続要求信号を出力する。
この信号には接続種別が含まれており、回線接続要求信
号31a〜33aを受けた回線制御部31〜33は指定
された接続種別で回線の接続を行う。
【0044】また、この回線接続が完了すると、回線選
択部202は現在接続中の回線種別L1〜L3に対応す
る回線制御部31〜33へ回線切断要求信号を出力し、
この回線切断要求信号31a〜33aを受けた回線制御
部31〜33は接続中のデータ回線を切断開放を行う。
【0045】これにより、データ通信被要求側であるデ
ータ通信装置DE1側において、データ通信要求側であ
る相手方データ通信装置DE2とのデータ回線の切り替
えを行うことができる。
【0046】メディア識別部200または回線選択部2
02は、ハードウエアとして実現できるのはもちろん、
マイクロプロセッサ上で動作するソフトウエアとして実
現することができる。また、テーブル201を含む回線
管理部20をマイコンにより実現することもできる。
【0047】図5のS100〜S105は、回線管理部
20の動作の一例を示したフローチャートであり、相手
方データ通信装置DE2からのデータ通信開始信号を受
信した際の処理を示している。
【0048】データ通信開始信号は、相手方データ通信
装置DE2においてデータ通信装置DE1に対するデー
タ通信の要求が発生した場合に出力される。このデータ
通信開始信号は、いずれかのデータ回線(第1のデータ
回線)を介して、データ通信装置DE1により受信され
る。この第1のデータ回線の選択は、通常、データ通信
要求側としての相手方データ通信装置DE2が行う。デ
ータ通信装置DE1の回線制御部31〜33は、この受
信信号を信号31b〜33bとして回線管理部20へ出
力する。
【0049】回線管理部20がデータ通信開始信号を受
信すると、メディア識別部200が、このデータ通信開
始信号からメディア情報を抽出し、データ通信装置DE
2からその後に送出される通信データのメディア種別を
識別する(ステップS100)。
【0050】回線選択部202は、識別されたメディア
種別に基づき回線選択テーブル201を参照し、このメ
ディア種別に対応づけられた回線種別と接続種別を読み
出す(ステップS101)。回線選択部202は、読み
出されたデータ回線を、受信したデータ通信開始信号に
対応するデータ回線(第2のデータ回線)として選択
し、このデータ回線への回線切替を試行する(ステップ
S103〜S105)。
【0051】ただし、読み出されたデータ回線(第2の
データ回線)が、現在接続中のデータ回線(第1のデー
タ回線)と一致する場合には、回線切替を行う必要はな
い。このため、まず第2のデータ回線を第1のデータ回
線と比較する(ステップS102)。この結果、両者が
一致する場合にはこのプロセスを終了し、両者が一致し
ない場合には、第2のデータ回線への回線切替を試行す
る(ステップS103〜S105)。
【0052】すなわち、回線管理部20が、読み出され
たデータ回線に対応する回線制御部31〜33に対し、
接続種別を含む回線接続要求を出力する(ステップS1
03)。この回線接続要求を受けた回線制御部31〜3
3は、データ回線の接続を行うことができる場合には、
第2のデータ回線の回線接続を行うとともに、接続完了
の通知を回線管理部20へ返す。この接続完了通知を受
けることにより、回線管理部20は回線接続が完了した
と判断し(ステップS104)、第1のデータ回線に対
応する回線制御部31〜33に対し回線切断要求を出力
し、第1のデータ回線が切断開放される(ステップS1
05)。
【0053】一方、データ回線の接続を行うことができ
ない場合、回線制御部31〜33は接続失敗の通知を回
線管理部20へ返す。例えば、第2のデータ回線が使用
中等の理由により使用不可能である場合には、接続失敗
通知を回線管理部20へ返す。この接続失敗通知を受け
た場合、回線切替を行うことなく、このプロセスを終了
する(ステップS104)。
【0054】例えば、回線種別L1の64kbit/s接続(第
1のデータ回線)を介して、相手方データ通信装置DE
2からのデータ通信開始信号を受信し、メディア識別部
200がデータ通信開始信号から抽出したメディア情報
が「テキスト」であったとする。回線選択部202は、
このメディア情報に基づき、回線選択テーブル201
(図4)から回線種別L2のDchパケット接続(第2の
データ回線)を読み出し、回線制御部32に対し接続種
別を含む回線接続要求を出力する。
【0055】この時、第2のデータ回線が使用可能であ
れば、回線制御部32が第2のデータ回線を接続すると
ともに、回線制御部31が第1のデータ回線を切断開放
する。従って、データ通信装置DE1は、その後、相手
方データ通信装置DE2からの通信データを第2のデー
タ回線を介して受信することができる。一方、第2のデ
ータ回線を使用できない場合には、回線切替を行うこと
なく第1のデータ回線を介して相手方データ通信装置D
E1からの通信データを受信する。
【0056】この様にして、受信したデータ通信開始信
号に基づき、データ回線を選択することにより、データ
通信を要求される側であっても、最適な回線種別および
接続種別を選択することができる。
【0057】また、メディア種別に基づき、データ回線
を選択することによって、要求される通信速度、通信品
質、リアルタイム性等を考慮した選択が可能となる。ま
た、一般に送信データのメディア種別とデータ長の間に
は相関関係がある。このため、送信データのメディア種
別に応じた適切なデータ回線を選択することにより、デ
ータ回線を有効に利用し、スループットを向上させるこ
とができる。
【0058】また、データ通信開始信号に基づき通信デ
ータのメディア種別を識別し、データ回線を選択するこ
とにより、通信アプリケーションが回線資源管理やデー
タ回線指定を行うことなく、そのメディアに最適なデー
タ回線を選択することができる。
【0059】なお、本実施の形態では、データ通信装置
DE1が3つのネットワークNW1〜3に接続される場
合について説明したが、2又は4以上のネットワークに
接続される場合についても同様の効果が得られる。
【0060】また、本実施の形態では、回線種別および
接続種別の両方を選択する場合について説明したが、回
線種別のみを選択する場合や、接続種別のみを選択する
場合にも本発明を適用することができる。
【0061】また、本実施の形態では、通信アプリケー
ション11〜14が、ファイル転送アプリケーション等
の場合について説明したが、汎用ソフトウエアであれ
ば、これら以外の通信アプリケーションであってもよ
い。
【0062】また、本実施の形態では、1つのメディア
情報識別部200を用いて、全ての回線制御部31〜3
3で受信されるデータ通信開始信号に基づくメディア識
別を行っているが、各回線制御部31〜33ごとにメデ
ィア識別部を備えて構成することもできる。
【0063】図6は、この様な構成例を示した図であ
る。回線管理部20’は、回線制御部31〜33にそれ
ぞれ対応する専用のメディア識別部2001〜2003
を備えて構成され、各メディア識別部2001〜200
3は、それぞれが対応する回線制御部31〜33で受信
したデータ通信開始信号に含まれるメディア種別を識別
して、識別結果を回線選択部202へ出力する。
【0064】実施の形態2.実施の形態1では、データ
識別部としてメディア識別部を用いる場合について説明
したが、本実施の形態では、データ識別部としてデータ
長識別部を用いる場合について説明する。
【0065】図7は、本発明によるデータ通信装置DE
1の他の構成例を示したブロック図であり、図1に示し
たデータ通信ネットワークに適用することができる。図
中の回線管理部21は、データ識別部としてのデータ長
識別部210と、回線選択テーブル211と、回線選択
部202からなる。なお、図2に記載した構成部分に相
当する構成部分については、同一の符号を付して説明を
省略する。
【0066】データ長識別部210は、回線制御部31
〜33の出力するデータ通信開始信号31a〜33aに
基づき通信データのデータ長を識別する。すなわち、通
信データのデータ種別として、通信データのデータ長を
識別する。通信データのデータ長とは、データ通信開始
信号後に出力される全通信データのデータ長であり、さ
らに詳しくは、通信データに含まれるコンテンツのデー
タ量、又は、これに付随するデータ量を加えたものを意
味する。すなわち、通信データが後述するようなデータ
フォーマット(データ構造)である場合、データ本体の
データ量、データ本体と制御データのデータ量、あるい
は、データ本体と制御データと識別子のデータ量のいず
れであってもよい。
【0067】データ長識別部210は、図3に示したデ
ータ通信開始信号からデータ長情報を抽出し、通信デー
タのデータ長を識別する。識別されるデータ長は、抽出
されたデータ長情報そのものであってもよいが、抽出さ
れたデータ長情報をさらに加工したものであってもよ
い。例えば、抽出されたデータ長情報を、複数のデータ
長範囲のいずれかへ分類した分類結果であってもよい。
【0068】ここでは、データ長識別部210が、抽出
されたデータ長情報と、予め定められた閾値1kbyte、
100kbyteおよび1Mbyteとを比較する閾値比較部
(不図示)を備え、抽出されたデータ長情報が「1kbyt
e未満」、「1kbyte以上100kbyte未満」、「100k
byte以上1Mbyte未満」および「1Mbyte以上」の4つ
のデータ長範囲のいずれに属するのかを判断して、その
判断結果を出力する。
【0069】回線選択テーブル211は、データ長ごと
に最適なデータ回線を対応づけた規定からなる。この回
線選択テーブル211を用いれば、データ長情報に基づ
いて最適なデータ回線を選択することができる。例え
ば、データ長の長い通信データには、高速のデータ回線
を対応づける一方、よりデータ長の短い通信データに
は、より低速のデータ回線を対応づけることができる。
また、データ長の短い通信データには、パケット回線を
対応づけることができる。
【0070】図8は、この回線選択テーブル211を構
成するデータの一例を示した図である。図中のLは抽出
されたデータ長を意味する。「1kbyte未満」のデータ
長をISDNパケット回線(回線種別L2)のDchパケット
接続に対応づけ、「1kbyte以上100kbyte未満」のデ
ータ長をISDN非制限デジタル回線(回線種別L1)の64
kbit/s接続に対応づけ、「100kbyte以上1Mbyte未
満」のデータ長をISDN非制限デジタル回線(回線種別L
1)の128kbit/s接続に対応づけ、「1Mbyte以上」の
データ長をATM回線に対応づけている。
【0071】図9のS200〜S205は、回線管理部
21の動作の一例を示したフローチャートであり、相手
方データ通信装置DE2からのデータ通信開始信号を受
信した際の処理を示している。
【0072】まず、回線管理部20がデータ通信開始信
号を受信すると、データ長識別部210が、このデータ
通信開始信号からデータ長情報を抽出し、さらに抽出さ
れたデータ長を3つの閾値1kbyte、100kbyteおよび
1Mbyteと比較することにより、抽出されたデータ長の
属するデータ長範囲を識別する(ステップS200)。
【0073】次に、回線選択部202が、データ長識別
部210の出力に基づき回線選択テーブル211を参照
し、このデータ長範囲に対応づけられた回線種別と接続
種別を読み出す(ステップS201)。
【0074】これ以降の動作(ステップS202〜S2
05)は、実施の形態1の場合(図5のステップS10
2〜S105)と全く同一である。すなわち、回線選択
部202が、必要に応じて、データ通信開始信号を受信
した接続中のデータ回線(第1のデータ回線)から、読
み出されたデータ回線(第2のデータ回線)への回線切
り替えを試行する。
【0075】例えば、回線種別L1の64kbit/s接続(第
1のデータ回線)を介して、相手方データ通信装置DE
2からのデータ通信開始信号を受信し、データ長識別部
210がデータ通信開始信号から抽出したデータ長情報
が500byteであったとする。この時、データ長識別部2
10は「1kbyte未満」を出力する。
【0076】回線選択部202は、このデータ長情報に
基づき、回線選択テーブル211(図8)から回線種別
L2のDchパケット接続(第2のデータ回線)を読み出
し、回線制御部32に対し接続種別を含む回線接続要求
を出力する。この時、第2のデータ回線が使用可能であ
れば、第1のデータ回線から第2のデータ回線へ回線切
替を行う一方、第2のデータ回線を使用できない場合に
は、回線切替を行わない。
【0077】この様にして、通信データのデータ長に応
じた適切なデータ回線を選択することにより、データ回
線を有効に利用し、スループットを向上させることがで
きる。
【0078】実施の形態3.実施の形態1及び2では、
受信したデータ通信開始信号に基づきデータ種別を識別
する場合について説明したが、実施の形態3及び4で
は、受信した通信データに基づきデータ種別を識別する
場合について説明する。
【0079】まず、実施の形態3では、データ識別部と
してメディア識別部を用いる場合について説明する。実
施の形態3におけるデータ通信装置DE1の一構成例
は、図2に示したブロック図と同様であり、図1に示し
たデータ通信ネットワークに適用することができる。
【0080】図10は、データ通信装置DE2が出力す
る通信データのデータ・フォーマット(データ構造)の
一例を示した概略図である。データ通信要求側であるデ
ータ通信装置DE2は、データ通信開始信号の出力後に
通信データを出力する。一般に通信データには、通信デ
ータ識別子と各種の制御データとデータ本体が含まれて
おり、メディア情報やデータ長情報が制御データの一つ
として通信データに含まれている。
【0081】メディア識別部200は、通信データから
このメディア情報を抽出し、メディア種別を識別する。
識別されるメディア種別は、抽出されたメディア情報そ
のものであってもよいが、抽出されたメディア情報をさ
らに加工したものであってもよい。例えば、抽出された
メディア情報をさらにグループ化し、あるいは、さらに
細分化したものであってもよい。
【0082】図11のS300〜S307は、図2に示
した回線管理部20の動作の一例を示したフローチャー
トであり、相手方データ通信装置DE2からの通信デー
タを受信した際の処理を示している。本実施の形態で
は、データ通信開始信号を受信した場合、回線管理部2
0はメディア種別の識別および回線選択テーブルの読み
出しを行う必要はない。その後に通信データを受信した
場合に、回線管理部20がメディア種別の識別および回
線選択テーブルの読み出しを行い、必要に応じてデータ
回線の切り替えを行う。
【0083】相手方データ通信装置DE2は、データ通
信開始信号を出力した後には、通信データまたはデータ
通信停止信号を出力する。このため、相手方データ通信
装置DE2からの信号を受信した場合、データ通信装置
DE1の回線管理部20は、この受信信号がデータ通信
停止信号であるのかどうかを判断する(ステップS30
0)。
【0084】受信信号がデータ通信停止信号である場
合、回線管理部20は、回線制御部31〜33に対し信
号31a〜33aとして回線切断要求を出力して(ステ
ップS307)、このプロセスを終了する。
【0085】一方、受信信号が通信データである場合、
メディア識別部200はこの通信データからメディア情
報を抽出して、通信データのメディア種別を識別する
(ステップS301)。
【0086】回線選択部202は、直前の通信データの
メディア情報を記憶しており、データ通信開始信号を受
信後に2以上の通信データを受信する場合であれば、2
回目以降の通信データについては、メディア識別部20
0の抽出したメディア情報と記憶している直前のメディ
ア情報との比較を行う(ステップS302)。この結
果、メディア情報が一致していれば回線切替の必要がな
いため、このプロセスを終了する。
【0087】ステップS302において、メディア情報
が一致しない場合や、データ通信開始信号の受信後に初
めて受信する通信データの場合には、回線選択部202
が、識別されたメディア種別に基づき回線選択テーブル
201を参照し、このメディア種別に対応づけられた回
線種別と接続種別を読み出す(ステップS303)。
【0088】これ以降の動作(ステップS304〜S3
07)は、実施の形態1の場合(図5のステップS10
2〜S105)と全く同一である。すなわち、回線選択
部202が、必要に応じて、データ通信開始信号を受信
した接続中の第1のデータ回線から、読み出された第2
のデータ回線への回線切り替えを試行する。
【0089】例えば、回線種別L3(第1のデータ回
線)を介して、相手方データ通信装置DE2からデータ
通信開始信号を受信した後、さらに通信データを受信
し、メディア識別部200がこの通信データから抽出し
たメディア情報が「静止画」であったとする。回線選択
部202は、抽出されたメディア情報に基づき、回線選
択テーブル201(図4)から回線種別L1の64KByte/
s接続(第2のデータ回線)を読み出し、回線制御部3
1に対し接続種別を含む回線接続要求を出力する。
【0090】この時、第2のデータ回線が使用可能であ
れば、第1のデータ回線から第2のデータ回線へ回線切
替を行う一方、第2のデータ回線を使用できない場合に
は、回線切替を行わない。
【0091】その後、さらに通信データを受信し、メデ
ィア識別部200がこの通信データから抽出したメディ
ア情報が「テキスト」であったとする。このメディア
は、直前のメディアである「静止画」とは一致しないた
め、回線選択部202が、抽出されたメディア情報に基
づき、回線選択テーブル201(図4)から回線種別L
2のDchパケット接続(第3のデータ回線)を読み出
し、回線制御部32に対し接続種別を含む回線接続要求
を出力する。
【0092】この時、第3のデータ回線が使用可能であ
れば、第3のデータ回線を接続するとともに、第2のデ
ータ回線を切断開放する。従って、データ通信装置DE
1は、その後、相手方データ通信装置DE2からの通信
データを第3のデータ回線を介して受信することができ
る。一方、第3のデータ回線を使用できない場合には、
回線切替を行わず、その後、相手方データ通信装置DE
2からの通信データを第2のデータ回線を介して受信す
る。
【0093】この様にして、相手方データ通信装置から
の通信データに含まれるメディア種別に基づき、データ
回線を選択することにより、通信データのメディア種別
に応じた適切なデータ回線を選択することができる。ま
た、通信データごとにデータ回線を選択することによ
り、通信データごとに常に適切なデータ回線を選択する
ことができる。このため、データ回線を有効に利用し、
スループットを向上させることができる。
【0094】なお、本実施の形態では、図11のステッ
プS302において、メディア情報が一致するかを判断
して、回線選択テーブル201の参照(ステップS30
3)を必要に応じて行っているが、ステップS302を
省略して全ての通信データについて回線選択テーブル2
01の参照を行うように構成することもできる。
【0095】また、本実施の形態では、通信データを受
信する毎に、その通信データに含まれるメディア情報を
識別し、回線選択を行う場合について説明したが、デー
タ通信開始信号の受信後、最初に受信した通信データに
ついてのみ、メディア情報の識別を行い、回線選択を行
うように構成してもよく、この場合にはステップS30
2が省略される。
【0096】実施の形態4.実施の形態4では、受信し
た通信データに基づきデータ種別を識別する場合であっ
て、データ識別部としてデータ長識別部を用いる場合に
ついて説明する。実施の形態4におけるデータ通信装置
DE1の一構成例は、図7に示したブロック図と同様で
あり、図1に示したデータ通信ネットワークに適用する
ことができる。
【0097】データ長識別部210は、通信データから
データ長情報を抽出し、通信データのデータ長を識別す
る。ここでは、実施の形態2の場合と同様、データ長識
別部210は、抽出されたデータ長情報が「1kbyte未
満」、「1kbyte以上100kbyte未満」、「100kbyt
e以上1Mbyte未満」および「1Mbyte以上」の4つの
データ長範囲のいずれに属するのかを判断して、その判
断結果を出力するものとする。
【0098】図12のS400〜S407は、図7に示
した回線管理部21の動作の一例を示したフローチャー
トであり、ステップS401〜S403においてメディ
ア情報がデータ長情報に置き換えられる点を除き、実施
の形態3の場合(図11に示したフローチャート)と全
く同一である。すなわち、ステップS401において、
データ長識別部210が通信データからデータ長情報を
抽出し、通信データのデータ長を識別する。ステップS
402において、回線選択部202は、2回目以降の通
信データについて、識別されたデータ長と記憶している
直前のデータ長との比較を行う。そして、ステップS4
03において、回線選択部202は、識別されたデータ
長に基づき回線選択テーブル211を参照し、このデー
タ長に対応づけられた回線種別L1〜L3と接続種別を
読み出している。
【0099】例えば、回線種別L1の64kbit/s接続(第
1のデータ回線)を介して、相手方データ通信装置DE
2からデータ通信開始信号を受信した後、さらに通信デ
ータを受信し、データ長識別部210がこの通信データ
から抽出したデータ長情報が500byteであったとする。
【0100】データ長識別部210は、「1kbyte未
満」を出力する。回線選択部202は、このデータ長情
報に基づき、回線選択テーブル211(図8)から回線
種別L2のDchパケット接続(第2のデータ回線)を読
み出し、回線制御部32に対し接続種別を含む回線接続
要求を出力する。この時、第2のデータ回線が使用可能
であれば、第1のデータ回線から第2のデータ回線へ回
線切替を行う一方、第2のデータ回線を使用できない場
合には、回線切替を行わない。
【0101】この様にして、相手方データ通信装置から
の通信データに含まれるデータ長情報に基づき、データ
回線を選択することにより、通信データのデータ長に応
じた適切なデータ回線を選択することができる。また、
通信データごとにデータ回線を選択することにより、通
信データごとに常に適切なデータ回線を選択することが
できる。このため、データ回線を有効に利用し、スルー
プットを向上させることができる。
【0102】なお、本実施の形態では、図12のステッ
プS402において、データ長が一致するかを判断し
て、回線選択テーブル211の参照(ステップS40
3)を必要に応じて行っているが、ステップS402を
省略して全ての通信データについて回線選択テーブル2
11の参照を行うように構成することもできる。
【0103】また、本実施の形態では、通信データを受
信する毎に、その通信データに含まれるデータ長を識別
し、回線選択を行う場合について説明したが、データ通
信開始信号の受信後、最初に受信した通信データについ
てのみ、データ長の識別を行い、回線選択を行うように
構成してもよく、この場合にはステップS402が省略
される。
【0104】また、実施の形態3及び4では、データ通
信装置DE1がデータ通信の被要求側である場合の例に
ついて説明したが、本発明はこの様な場合には限定され
ない。すなわち、本発明によれば、受信した通信データ
に基づき、受信側のデータ通信装置において通信回線を
選択することができる。このため、データ通信装置DE
1がデータ通信の要求側、被要求側のいずれであるかに
かかわらず、通信データの受信側になった場合に、デー
タ通信装置DE1が適切な通信回線を選択することがで
きる。
【0105】データ通信要求側であるデータ通信装置が
通信データを受信する上記ケースの一例として、データ
通信装置DE1がインターネットアクセスを行う場合が
考えられる。まず、データ通信装置DE1が、Webサ
ーバに接続された相手方データ通信装置DE2に対し、
データ通信要求信号を出力する。そして、相手方データ
通信装置DE2からは、ホームページを構成する種々の
データが通信データとして順次に出力される。データ通
信要求側であるデータ通信装置DE1は、これらの通信
データを受信する際に、通信データ毎にそのメディア種
別又はデータ長に基づき適切な通信回線を選択すること
ができる。
【0106】実施の形態5.本実施の形態では、本発明
を移動体通信システムに適用した例について説明する。
図13は、本発明のデータ通信装置が適用されるデータ
通信ネットワーク全体のシステム構成例を示した図であ
る。この図は、図1におけるデータ通信ネットワークN
W1〜NW3が無線通信ネットワークに相当する場合を
示した図である。
【0107】データ通信装置DE1は、基地局BS1、
BS2との間で1又は2以上の無線通信チャネル(デー
タ回線)を有し、いずれかの無線通信チャネルを選択で
きる移動体通信装置であり、例えば、データ通信可能な
セルラー電話機等である。ここでは、データ通信装置D
E1が、基地局BS1との間でPDCのパケット通信又
は8kbit/s非制限デジタル通信を行うことができ、基地
局BS2との間でPHSの32kbit/s又は64kbit/s非制限
デジタル通信を行うことができるものとする。
【0108】ただし、データ通信装置DE1と基地局B
S1、BS2との通信は、これらの通信に限定される必
要はなく、例えばGSM方式や衛星通信であってもよ
い。なお、基地局BS1、BS2は、リモート側のデー
タ通信装置DE2が接続されたデータ通信ネットワーク
NWにゲートウェイGWを介して接続されている。
【0109】図14は、図13に示したデータ通信装置
DE1の一構成例を示したブロック図である。図中の1
1〜14は通信アプリケーション、20は回線管理部で
あり、図2と同じ構成である。図中の31〜34は、デ
ータ通信装置DE1が接続されるデータ回線ごとに設け
られた回線制御部であり、回線接続、回線切断、データ
送受信等を行う回路により構成される。
【0110】ここでは、回線制御部31がPDCパケッ
ト回線の接続制御を行う。また、回線制御部32がPD
Cの8kbit/s非制限デジタル回線の接続制御を行う。ま
た、回線制御部33がPHSの32kbit/s非制限デジタル
回線の接続制御を行う。また、回線制御部33がPHS
の64kbit/s非制限デジタル回線の接続制御を行う。
【0111】図15は、回線選択テーブル201を構成
するデータの一例を示した図である。この図では、「テ
キスト」をPDCパケット回線に対応づけ、「動画」を
PDCの8kbit/s非制限デジタル回線に対応づけ、「静
止画」をPHSの32kbit/s非制限デジタル回線に対応づ
け、「動画+音声」を他のPHSの64kbit/s非制限デジ
タル回線に対応づけている。
【0112】図16のS500〜S505は、図14に
示した回線管理部20の動作の一例を示したフローチャ
ートであり、S505が第2のデータ回線への切替を要
求するチャネル切替要求である点を除き、実施の形態3
の場合(図11に示したステップS300〜S304)
と全く同一である。
【0113】ステップS504において、第1、第2の
データ回線が一致しない場合には、回線選択部202が
チャネル切替要求を出力する(ステップS505)。こ
のチャネル切替要求は、第1および第2のデータ回線に
対応する回線制御部31〜34へ出力される。そして、
これらの回線制御部がネットワーク内装置(不図示)と
の間でチャネル切替シーケンスを実行する。
【0114】この結果、チャネル切替に成功すれば、そ
の後、第2のデータ回線を介してデータ通信装置DE2
からの通信データを受信することができ、チャネル切替
に成功しなかった場合には、引き続き第1のデータ回線
を介して通信データを受信する。
【0115】例えば、通信アプリケーション14が、P
DCの32kbit/s非制限デジタル回線(第1のデータ回
線)を介して、メディア種別「静止画」のデータ通信を
行っている場合に、相手方データ通信装置DE2から新
たな通信データを受信し、この通信データからメディア
識別部200が抽出したメディア情報が「動画+音声」
であったとする。
【0116】このメディア情報「動画+音声」は、回線
選択部202が記憶している直前のメディア情報「静止
画」とは異なるため、回線選択部202は、メディア情
報「動画+音声」に基づき、回線選択テーブル201
(図15)からPHSの64kbit/s非制限デジタル回線
(第2のデータ回線)を読み出す。この第2のデータ回
線は、第1のデータ回線とは異なるため、回線選択部2
02は、回線制御部33及び34に対しチャネル切替要
求を出力する。
【0117】図17は、無線インターフェースにおける
通信中チャネル切替のシーケンスの一例を示した図であ
る。PHSの32kbit/s非制限デジタル回線を用いてデー
タ通信中に、回線選択部202がチャネル切替要求を出
力すると、回線制御部33は、ネットワーク内装置(不
図示)に対し通信中チャネル切替要求を出力する。この
チャネル切替要求は、64kbit/s非制限デジタル回線への
切替要求である。そして、ネットワーク内装置から、チ
ャネル切替に成功した旨の通信中チャネル切替応答を受
信すれば、その後は、回線制御部34がPHSの64kbit
/s非制限デジタル回線を用いてデータ通信を行う。
【0118】図16におけるステップS505は、再発
呼型ハンドオーバ要求であってもよい。図18は、無線
インターフェースにおける再発呼型ハンドオーバのシー
ケンスの一例を示した図である。PHSの32kbit/s非制
限デジタル回線を用いてデータ通信中に、回線選択部2
02が再発呼ハンドオーバ要求を出力すると、回線制御
部33は、ネットワーク内装置(不図示)に対し再発呼
型ハンドオーバ要求を出力する。この再発呼型ハンドオ
ーバ要求は、64kbit/s非制限デジタル回線への切替要求
である。そして、データ通信装置DE1、ネットワーク
内装置間で再発呼処理が行われ、ハンドオーバに成功し
た旨の再発呼ハンドオーバ応答を受信すれば、その後
は、回線制御部34がPHSの64kbit/s非制限デジタル
回線を用いてデータ通信を行う。
【0119】この様にして、データ通信装置DE1にお
けるチャネル切替、すなわち、回線種別または接続種別
の切替は、通常のチャネル切替手順、あるいは、再発呼
ハンドオーバ手順を用いて行うことができる。従って、
本発明は移動体通信システムに適用することができ、移
動体通信システムにおけるデータ通信を要求される側で
あっても、最適な回線種別および接続種別を選択するこ
とができ、データ回線を有効に利用してスループットを
向上させることができる。
【0120】なお、本実施の形態では、通信データに基
づきメディア情報を識別し、回線切替を行っているが、
データ通信開始信号に基づいて行うこともでき、また、
データ長を識別して行うこともできる。
【0121】また、実施の形態1乃至5におけるデータ
回線は、パケット通信において異なるQoS(Qual
ity of Service)クラスが設定されるパ
ケット通信回線であってもよい。この場合、QoSクラ
スを選択することにより、データ回線を選択できる。
【0122】
【発明の効果】本発明によるデータ回線選択方法及びデ
ータ回線選択装置は、相手方データ通信装置の出力信号
に基づき、通信データのデータ種別を識別しデータ回線
を選択する。このため、信号受信側において回線種別及
び接続種別を選択することができ、通信データのデータ
種別に適した回線種別及び接続種別を選択することがで
きる。
【0123】また、本発明によるデータ回線選択方法及
びデータ回線選択装置は、相手方データ通信装置からの
通信データのデータ長を識別し、このデータ長に基づき
データ回線を選択する。このため、データ長に適したデ
ータ回線を選択することができる。
【0124】また、本発明によるデータ回線選択方法及
びデータ回線選択装置は、相手方データ通信装置からの
通信データのメディア種別を識別し、このメディア種別
に基づきデータ回線を選択する。このため、メディア種
別に適したデータ回線を選択することができる。
【0125】また、本発明によるデータ回線選択方法及
びデータ回線選択装置は、相手方データ通信装置の出力
する通信データに基づきデータ回線を選択する。このた
め、通信データの受信側において適切なデータ回線を選
択することができ、通信データごとに最適な回線種別及
び接続種別を選択することができる。
【0126】本発明によるデータ回線選択方法及びデー
タ回線選択装置は、データ通信の要求側である相手方デ
ータ通信装置の出力信号に基づきデータ回線を選択す
る。このため、データ通信を要求される側においてデー
タ回線を選択することができ、通信データのデータ種別
に適した回線種別及び接続種別を選択することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるデータ通信装置が適用されるデ
ータ通信ネットワーク全体のシステム構成例を示した図
である(実施の形態1)。
【図2】 本発明によるデータ通信装置DE1の一構成
例を示したブロック図である。
【図3】 データ通信開始信号のデータ・フォーマット
(データ構造)の一例を示した概略図である。
【図4】 図2に示した回線選択テーブル201を構成
するデータの一例を示した図である。
【図5】 図2に示した回線管理部20の動作の一例を
示したフローチャートであり、相手方データ通信装置D
E2からのデータ通信開始信号を受信した際の処理を示
している。
【図6】 本発明によるデータ通信装置DE1の他の構
成例を示したブロック図であり、各回線制御部31〜3
3ごとにメディア識別部を備えて構成される。
【図7】 本発明によるデータ通信装置DE1の他の構
成例を示したブロック図である(実施の形態2)。
【図8】 図7に示した回線選択テーブル211を構成
するデータの一例を示した図である。
【図9】 図7に示した回線管理部21の動作の一例を
示したフローチャートであり、相手方データ通信装置D
E2からのデータ通信開始信号を受信した際の処理を示
している。
【図10】 データ通信装置DE2が出力する通信デー
タのデータ・フォーマット(データ構造)の一例を示し
た概略図である(実施の形態3)。
【図11】 図2に示した回線管理部20の動作の一例
を示したフローチャートであり、相手方データ通信装置
DE2からの通信データを受信した際の処理を示してい
る。
【図12】 図7に示した回線管理部21の動作の一例
を示したフローチャートであり、相手方データ通信装置
DE2からの通信データを受信した際の処理を示してい
る(実施の形態4)。
【図13】 本発明のデータ通信装置が適用されるデー
タ通信ネットワーク全体のシステム構成例を示した図で
ある(実施の形態5)。
【図14】 図13に示したデータ通信装置DE1の一
構成例を示したブロック図である。
【図15】 図14に示した回線選択テーブル201を
構成するデータの一例を示した図である。
【図16】 図14に示した回線管理部20の動作の一
例を示したフローチャートである。
【図17】 無線インターフェースにおける通信中チャ
ネル切替のシーケンスの一例を示した図である。
【図18】 無線インターフェースにおける再発呼型ハ
ンドオーバのシーケンスの一例を示した図である。
【図19】 従来のISDN回線によるデータ通信装置の構
成を示したブロック図である。
【符号の説明】
11〜14 通信アプリケーション 200 メディア識別部 210 データ長識別部 201、211 回線選択テーブル 202 回線選択部 31〜34 回線制御部 L1〜L3 データ回線 DE1 データ通信装置 DE2 相手方データ通信装置
フロントページの続き (72)発明者 松山 浩司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K030 HC04 HD03 5K034 EE13 HH02 JJ13 5K101 KK20 QQ07 QQ11 RR04 9A001 CC04 CC07 JJ13 JJ19 JJ24 JJ26

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相手方データ通信装置の出力信号を受信す
    る受信ステップと、この受信信号に基づき、相手方デー
    タ通信装置からの通信データのデータ種別を識別するデ
    ータ識別ステップと、識別されたデータ種別に基づき、
    データ種別をデータ回線に対応づけた回線選択テーブル
    からデータ回線を読み出す回線選択ステップとを備えた
    ことを特徴とするデータ回線選択方法。
  2. 【請求項2】前記データ識別ステップは、前記相手方デ
    ータ通信装置からの出力信号に含まれるデータ長情報に
    基づき、前記相手方データ通信装置からの通信データの
    データ長を識別するデータ長識別ステップであることを
    特徴とする請求項1に記載のデータ回線選択方法。
  3. 【請求項3】前記データ識別ステップは、前記相手方デ
    ータ通信装置からの出力信号に含まれるメディア情報に
    基づき、前記相手方データ通信装置からの通信データの
    メディア種別を識別するメディア識別ステップであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のデータ回線選択方法。
  4. 【請求項4】前記受信ステップは、相手方データ通信装
    置からの通信データを受信し、 前記データ識別ステップは、この通信データに基づき、
    当該通信データのデータ種別を識別することを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれかに記載のデータ回線選択方
    法。
  5. 【請求項5】前記受信ステップは、相手方データ通信装
    置からのデータ通信開始信号を受信し、 前記データ識別ステップは、このデータ通信開始信号に
    基づき、相手方データ通信装置からの通信データのデー
    タ種別を識別することを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれかに記載のデータ回線選択方法。
  6. 【請求項6】相手方データ通信装置の出力信号を受信す
    る信号受信部と、この受信信号に基づき、相手方データ
    通信装置からの通信データのデータ種別を識別するデー
    タ識別部と、データ種別をデータ回線に対応づける回線
    選択テーブルと、データ識別部の出力および回線選択テ
    ーブルに基づきデータ回線を選択する回線選択部とを備
    えたことを特徴とするデータ回線選択装置。
  7. 【請求項7】前記データ識別部は、前記相手方データ通
    信装置の出力信号に含まれるデータ長情報に基づき、前
    記相手方データ通信装置からの通信データのデータ長を
    識別するデータ長識別部であることを特徴とする請求項
    6に記載のデータ回線選択装置。
  8. 【請求項8】前記データ識別部が、前記相手方データ通
    信装置の出力信号に含まれるメディア情報に基づき、前
    記相手方データ通信装置からの通信データのメディア種
    別を識別するメディア識別部であることを特徴とする請
    求項6に記載のデータ回線選択装置。
  9. 【請求項9】前記信号受信部は、相手方データ通信装置
    からの通信データを受信し、 前記データ識別部は、この通信データに基づき、当該通
    信データのデータ種別を識別することを特徴とする請求
    項6乃至8のいずれかに記載のデータ回線選択装置。
  10. 【請求項10】前記信号受信部は、相手方データ通信装
    置からのデータ通信開始信号を受信し、 前記データ識別部は、このデータ通信開始信号に基づ
    き、相手方データ通信装置からの通信データのデータ種
    別を識別することを特徴とする請求項6乃至8のいずれ
    かに記載のデータ回線選択装置。
JP4576099A 1999-02-24 1999-02-24 データ回線選択方法およびデータ回線選択装置 Expired - Fee Related JP3255140B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4576099A JP3255140B2 (ja) 1999-02-24 1999-02-24 データ回線選択方法およびデータ回線選択装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4576099A JP3255140B2 (ja) 1999-02-24 1999-02-24 データ回線選択方法およびデータ回線選択装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000244583A true JP2000244583A (ja) 2000-09-08
JP3255140B2 JP3255140B2 (ja) 2002-02-12

Family

ID=12728263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4576099A Expired - Fee Related JP3255140B2 (ja) 1999-02-24 1999-02-24 データ回線選択方法およびデータ回線選択装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3255140B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002010232A (ja) * 2000-06-21 2002-01-11 Japan Radio Co Ltd ビデオ情報配信システム、情報配信システム、情報要求装置および情報提供装置
JP2008199141A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Murata Mach Ltd 通信システム
JP2011166807A (ja) * 2004-02-18 2011-08-25 Ntt Docomo Inc 無線基地局、およびパケット転送経路最適化方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05316248A (ja) * 1992-05-08 1993-11-26 N T T Data Tsushin Kk 通信回線自動選択方法
JPH07162459A (ja) * 1993-12-09 1995-06-23 Fujitsu Ltd データ伝送制御装置
JPH1013434A (ja) * 1996-06-25 1998-01-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> パケット中継装置
JPH1117701A (ja) * 1997-06-20 1999-01-22 Nec Corp 衛星イントラネットサービスにおける通信時間短縮方式

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05316248A (ja) * 1992-05-08 1993-11-26 N T T Data Tsushin Kk 通信回線自動選択方法
JPH07162459A (ja) * 1993-12-09 1995-06-23 Fujitsu Ltd データ伝送制御装置
JPH1013434A (ja) * 1996-06-25 1998-01-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> パケット中継装置
JPH1117701A (ja) * 1997-06-20 1999-01-22 Nec Corp 衛星イントラネットサービスにおける通信時間短縮方式

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002010232A (ja) * 2000-06-21 2002-01-11 Japan Radio Co Ltd ビデオ情報配信システム、情報配信システム、情報要求装置および情報提供装置
JP2011166807A (ja) * 2004-02-18 2011-08-25 Ntt Docomo Inc 無線基地局、およびパケット転送経路最適化方法
JP2008199141A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Murata Mach Ltd 通信システム
JP4675344B2 (ja) * 2007-02-09 2011-04-20 村田機械株式会社 通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3255140B2 (ja) 2002-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7031718B2 (en) Method for selecting a quality of service in a wireless communication system
US6018360A (en) Method of switching a call to a multipoint conference call in a H.323 communication compliant environment
RU2154358C2 (ru) Мобильная телефонная система и способ передачи сообщений между мобильными станциями и центром обслуживания передачи сообщений
US6760344B2 (en) Method and apparatus for providing differentiated quality of service in a GPRS network
EP0923845B1 (en) Inter-exchange signalling for in-call service change requests
US20030129988A1 (en) System and method for call admission for a mobile communication system
RU2412550C2 (ru) Инициируемый сетью переход от речевой службы к мультимедийной службе
US20080064405A1 (en) Interworking between radio access networks
JP2006518122A (ja) 通信システムのためのルーティング手順
JP2003530767A (ja) インターネット・プロトコル移動通信ネットワークの技術分野で呼設定を行うための手法
US5946633A (en) Method and terminal for high bandwidth cellular data transmission
JPH10243448A (ja) 無線通信システムにおける呼設定方法
US20040235477A1 (en) Wireless handover using anchor termination
KR100556166B1 (ko) 통신 시스템, 그 통신 방법, 그 교환국 및 그 기지국제어국
CN108076449B (zh) 紧急呼叫方法、集群通信系统、基站和控制装置
US6977920B1 (en) CDMA mobile data communication system and a method of wireless data communication using the system
RU2000122979A (ru) Система и способ обеспечения услуг мобильной передачи данных
KR100833639B1 (ko) 무선 통신 시스템에서 시 분할 듀플렉스 및 주파수 분할듀플렉스 사이의 자원 배당을 통합하는 방법 및 시스템
JP3255140B2 (ja) データ回線選択方法およびデータ回線選択装置
EP1252783A1 (en) Method for data connections in a cellular mobile communication network
JP4823096B2 (ja) 移動通信システムの無線端末呼び出し方法、ゲートウェイ装置、および移動通信システム
US6654605B1 (en) Point to multipoint radio data service
JP2004112793A (ja) 無線公衆網と有無線私設網が連動する網における加入者状態整合のための方法
JP3570508B2 (ja) 通信システム及びその方法並びにその交換局、基地局制御局
KR100754648B1 (ko) 이종 이동통신 시스템 사이의 핸드 오버 방법 및 그 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071130

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081130

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081130

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091130

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees