JP2000242281A - カラオケ装置に対するプログラムの配信方法、プログラム配信装置およびカラオケ装置 - Google Patents
カラオケ装置に対するプログラムの配信方法、プログラム配信装置およびカラオケ装置Info
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Abstract
操作することなく該システムプログラムを実行させるこ
とを可能とするカラオケ装置に対するプログラムの配信
方法、プログラム配信装置およびカラオケ装置を提供す
る。 【解決手段】 ホストコンピュータ1は、新しいシステ
ムプログラムとともに、リブート指示を含むリブートデ
ータをカラオケ装置3に配信する。このシステムプログ
ラムとリブートデータを受け取ったカラオケ装置3は、
該リブートデータに従ってリブートし、このリブート後
には、従来用いていたシステムプログラムに代えて、新
たに配信されたシステムプログラムを実行するように切
換わる。
Description
するプログラムの配信方法、プログラム配信装置および
カラオケ装置に関する。
ーズに応えたり、新たなユーザを獲得するために、カラ
オケ装置のバージョンアップがなされる場合がある。そ
して、このバージョンアップは、例えば、カラオケ装置
の動作を制御するためのシステムプログラムを、新たな
システムプログラムに置き換えることによって行われ
る。
カラオケ装置において、バージョンアップのために新た
なシステムプログラムが配信された場合であっても、配
信後、直ちにカラオケ装置が新しいシステムプログラム
に従って動作することはできなかった。すなわち、従来
から用いられていたシステムプログラムに代えて、配信
された新しいシステムプログラムを実行するためには、
カラオケ装置をリブートし、このリブートの際に、新し
いシステムプログラムを従来のシステムプログラムに代
えて所定のメモリに格納し、これにより新しいシステム
プログラムを実行することが必要となるのである。従っ
て、新プログラムの配信後にカラオケ店の店員等は、各
カラオケ装置をリブートするためにカラオケ装置の電源
を操作する必要があり、このための手間がかかるといっ
た問題があった。
たものであり、バージョンアップに伴って新たなシステ
ムプログラムがホストから配信された場合に、カラオケ
装置を操作することなく、ホストコンピュータからリブ
ートの指示を与えることができるカラオケ装置に対する
プログラムの配信方法、プログラム配信装置およびカラ
オケ装置を提供することを目的としている。
ために、請求項1に記載のカラオケ装置に対するプログ
ラムの配信方法は、プログラム配信装置は、通信回線を
介して接続されたカラオケ装置において既に実行されて
いる第1の制御プログラムと少なくとも一部において異
なる制御プログラムである第2の制御プログラムと、カ
ラオケ装置をリブートすべき旨を示すリブート指示を含
むリブートデータとをカラオケ装置に配信し、前記プロ
グラム配信装置によって配信された前記第2の制御プロ
グラムおよびリブートデータを受信した前記カラオケ装
置は、前記リブートデータに含まれるリブート指示に従
ってリブートし、該リブート後には、前記第1の制御プ
ログラムに代えて前記第2の制御プログラムを実行する
ように切換わることを特徴としている。
するプログラムの配信方法は、請求項1に記載の構成に
おいて、前記プログラム配信装置は、前記カラオケ装置
に設けられた記憶装置に記憶され、該カラオケ装置の現
在の状態を示す状態データを前記カラオケ装置から取得
するとともに、前記第2の制御プログラムと、カラオケ
装置をリブートすべき旨を示すリブート指示および該リ
ブート後に前記状態データが示すカラオケ装置の状態に
戻るべき旨を示す状態復帰指示を含むリブートデータを
カラオケ装置に配信し、前記カラオケ装置は、前記リブ
ート指示に従ってリブートし、該リブート時には前記第
1の制御プログラムに代えて前記第2の制御プログラム
を実行するように切換わるとともに、該リブートデータ
に含まれる状態復帰指示に従って、通信開始時のカラオ
ケ装置の状態に戻るように動作することを特徴としてい
る。
するプログラムの配信方法は、請求項1または2に記載
の構成において、前記プログラム配信装置は、前記カラ
オケ装置に設けられた記憶装置に記憶され、カラオケ装
置のリブートの許可または禁止を示すリブート可否デー
タを該カラオケ装置から取得するとともに、該リブート
可否データにリブートを禁止する旨が書き込まれている
際には、前記リブートデータを該カラオケ装置に配信し
ないことを特徴としている。
するプログラムの配信方法は、請求項1から3のいずれ
か1の請求項に記載の構成において、前記リブート指示
は、通信終了後にカラオケ装置をリブートすべき旨の指
示であることを特徴としている。
置は、通信回線を介して接続されたカラオケ装置におい
て既に実行されている第1の制御プログラムと少なくと
も一部において異なる制御プログラムである第2の制御
プログラムと、カラオケ装置をリブートすべき旨のリブ
ート指示を含むリブートデータとを前記カラオケ装置に
配信する配信手段を具備することを特徴としている。
置は、請求項5に記載の構成において、前記カラオケ装
置に設けられた記憶装置に記憶され、現在のカラオケ装
置の状態を示す状態データを該カラオケ装置から取得す
る状態データ取得手段を具備し、前記リブートデータ
は、カラオケ装置のリブート後に前記状態データ取得手
段によって取得された状態データが示すカラオケ装置の
状態に戻るべき旨の状態復帰指示を含むことを特徴とし
ている。
置は、請求項5または6に記載の構成において、前記カ
ラオケ装置に設けられた記憶装置に記憶され、該カラオ
ケ装置のリブートの許可または禁止を示すリブート可否
データを該カラオケ装置から取得するリブート可否デー
タ取得手段を具備し、前記配信手段は、前記リブート可
否データ取得手段によって取得された前記リブート可否
データがカラオケ装置のリブートを禁止する旨を示して
いる場合には、前記リブートデータを該カラオケ装置に
配信しないことを特徴としている。
置は、請求項5から7のいずれか1の請求項に記載の構
成において、前記リブートデータに含まれるリブート指
示は、通信終了後にカラオケ装置をリブートすべき旨の
指示であることを特徴としている。
実行中である第1の制御プログラムを記憶するメモリ
と、プログラム配信装置から配信された第2の制御プロ
グラムおよびリブートデータを受信する受信手段と、前
記第2の制御プログラムを記憶する記憶手段と、前記受
信手段が受信した前記第2の制御プログラムを前記記憶
手段に書き込む書込手段と、前記受信手段が受信したリ
ブートデータに含まれるリブート指示に基づくリブート
時に、前記記憶手段に記憶された第2のシステムプログ
ラムを読み出し、これを前記第1の制御プログラムに代
えて前記メモリに書き込み、その後は該第2の制御プロ
グラムに従って該カラオケ装置を制御する制御手段とを
具備することを特徴としている。
は、請求項9に記載の構成において、カラオケ装置の現
在の状態を示す状態データを記憶する状態データ記憶手
段を具備し、前記制御手段は、前記リブート指示に基づ
くリブート後に、前記受信手段が受信したリブートデー
タに含まれる状態復帰指示に基づいて、該カラオケ装置
を通信開始時のカラオケ装置の状態に戻すことを特徴と
している。
は、請求項9または10に記載の構成において、カラオ
ケ装置のリブートの可否を示すリブート可否データを記
憶するリブート可否データ記憶手段を具備することを特
徴としている。
実施形態について説明する。かかる実施の形態は、本発
明の一態様を示すものであり、この発明を限定するもの
ではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
の構成を示すブロック図である。同図において、1はセ
ンタ内に設けられたホストコンピュータ、2はISDN
回線または公衆電話回線等の通信回線、3はカラオケ装
置である。同図に示すように、上記ホストコンピュータ
1には、通信回線2を介して、各カラオケ店舗等に配置
された複数のカラオケ装置3、3、……が接続されてい
る。
における「プログラム配信装置」に相当する装置であ
り、カラオケ装置3によるカラオケ演奏の際に用いられ
る楽曲データと、カラオケ装置3において実行されるシ
ステムプログラム(詳細は後述)とを内部の記憶装置に
保持している。そして、ホストコンピュータ1は、これ
らの楽曲データおよびシステムプログラムを通信回線2
を介して各カラオケ装置3、3、……に対して配信する
ことが可能である。なお、ホストコンピュータ1による
配信動作の詳細は後述する。
カラオケ装置3の全体構成を説明する。同図に示すよう
に、本実施形態にかかるカラオケ装置3は、CPU3
1、ROM32、RAM33、操作部34、通信制御部
35、HDD(ハードディスク装置)36、表示部3
7、ディスプレイ装置(CRT)38、音源39、マイ
ク40およびミキサ41により構成されている。
中枢であり、バス100を介して接続されたROM3
2、RAM33、操作部34、通信制御部35、HDD
36、表示部37および音源39との間で各種情報の授
受を行うことによって、このカラオケ装置全体を制御す
る。ROM32には、このカラオケ装置を起動するため
に必要なブートローダや、歌詞を表示するために必要な
フォント情報等が記憶されている。また、RAM33
は、CPU31によって主記憶として使用されるととも
に、カラオケ演奏に用いる楽曲データを記憶するための
手段として使用される。
等に設けられており、曲番号を入力するためのテンキー
や、カラオケ装置3を操作するためのキーおよび摘み等
を備えている。ユーザは、これらのキー等を備えた操作
部34を操作することにより、CPU31に対して各種
の指示を与えることができる。なお、カラオケ装置3の
操作は、この操作部34のみならず、図示しないリモコ
ンによっても可能となっている。
から通信回線2を介して配信された楽曲データおよびシ
ステムプログラム等を受信する。また、この通信制御部
35は、DMAコントローラを内蔵しており、これによ
り、受信したデータを、CPU31を介することなく直
接HDD36に書き込むことができる。
1によって配信され、通信制御部35によって受信され
た楽曲データおよびシステムプログラムを記憶してい
る。
オケ装置3において実行される制御プログラムであり、
楽曲データを解釈して楽曲の演奏を制御するシーケン
サ、カラオケ装置のデータベースを管理するデータベー
スマネージャ、および通信インターフェイス等の各種デ
バイスを制御するデバイスドライバ等の各種ソフトウェ
アを含んでいる。すなわち、カラオケ装置3は、ホスト
コンピュータ1によって配信されるシステムプログラム
を実行することによってその機能を実現するようになっ
ているのである。そして、HDD36中のシステムプロ
グラム(特許請求の範囲における「第1の制御プログラ
ム」)を新しいシステムプログラム(特許請求の範囲に
おける「第2の制御プログラム」)に更新すること等に
より、カラオケ装置のバージョンアップを行うことがで
きるようになっている。
を行うためのデータであり、1曲分の楽曲データは、楽
器演奏を制御するための演奏データ、歌詞表示を制御す
るための歌詞データ等により構成されている。ここで、
例えば演奏データは、楽音信号の形成制御等を指示する
MIDIイベントデータと、各MIDIイベントデータ
の読み出しを行う時間間隔を指定するデュレーションデ
ータとにより構成されるシーケンスデータである。楽曲
データを構成する他のデータ(歌詞データ等)も同様で
あり、各々、イベントデータとデュレーションデータと
により構成されている。CPU1は、カラオケ演奏の際
に、上述したシステムプログラム中のシーケンサに従っ
て、演奏データや歌詞データ中の各イベントデータを順
次読み出し、例えばMIDIイベントデータは音源39
へ、歌詞データ中の歌詞表示イベントデータは表示部3
7へ、という具合に、各イベントデータの種類に対応し
た宛先に送信する。
およびシステムプログラムの他に、当該カラオケ装置の
状態を表す状態データを記憶している。この状態データ
は、例えば、カラオケ装置の電源がオンとなっているか
またはオフとなっているか、といった具合に、カラオケ
装置の状態を表すデータである。詳細は後述するが、シ
ステムプログラム配信時、ホストコンピュータ1は、こ
の状態データをカラオケ装置3から取得することによっ
て、当該時点におけるカラオケ装置の状態を判断するこ
ととなる。なお、以下では、状態データが、カラオケ装
置の電源の状態を示す場合、すなわち、カラオケ装置の
電源がオンとなっているかもしくはオフとなっているか
を示す場合を例に説明する。つまり、カラオケ装置の電
源が投入されると、状態データとしてカラオケ装置の電
源が投入されている旨が書き込まれ、カラオケ装置の電
源が切断されると、状態データとしてカラオケ装置の電
源が切断されている旨が書き込まれるといった具合であ
る。
される歌詞データ中の歌詞表示イベントデータに従って
歌詞の画像データを生成し、この画像データをLD再生
装置(図示略)から供給される背景映像を表す画像デー
タと合成して、ディスプレイ装置38に表示する手段で
ある。
AM33から読み出されるMIDIイベントデータに従
って楽音信号を生成する手段である。ミキサ41は、こ
の楽音信号とマイク40により得られる歌唱音声信号と
をミキシングして出力する手段である。このミキサ41
の出力信号は、アンプ(図示略)によって増幅され、ス
ピーカ(図示略)から出力される。以上が本実施形態で
あるカラオケ装置の構成である。
る。まず、ユーザによってカラオケ装置3の電源が投入
されると、CPU31は、ROM32内に格納されたブ
ートローダに従って、HDD36に格納されたシステム
プログラムをRAM33に転送する。以後、CPU31
は、このRAM33内のシステムプログラムを実行する
ことによりカラオケ装置3全体の制御を行うのである。
コンによって曲番号およびカラオケ演奏開始の指示が与
えられると、上述したシステムプログラム中のシーケン
サに従い、その曲番号に対応した楽曲データをHDD3
6からRAM33にロードする。以後、CPU1は、楽
曲データ中のデュレーションデータによって指定される
タイミングで、楽曲データ中のイベントデータの読み出
しおよび各部への供給を行う。この結果、音源39によ
ってカラオケ演奏が行われ、表示部37による歌詞の画
像データの作成およびディスプレイ装置38への表示が
行われる。
て、ホストコンピュータ1からカラオケ装置3に対して
システムプログラムまたはシステムプログラムおよび楽
曲データが配信される場合の動作を説明する。
タ1に対して配信開始の指示を与えることによって配信
処理が開始される。この指示の際には、配信開始の指示
の他、システムプログラムのみの配信であるのか、シス
テムプログラムと楽曲データの配信であるのかが、係員
等によってホストコンピュータ1に指示されることとな
る。
与えられると、ホストコンピュータ1は、まず、通信回
線2を介して接続された各カラオケ装置3、3、……に
対して回線接続要求を出す(ステップSA1)。この回
線接続要求を受信したカラオケ装置3は、回線接続要求
を受信した旨をホストコンピュータ1に送信する(ステ
ップSB1)。
置3の電源の状態を取得するため、各カラオケ装置3に
対して、状態データの要求を送信する(ステップSA
2)。この要求を受信したカラオケ装置3内のCPU3
1は、HDD36から状態データを読み出し、通信制御
部35に引き渡す。そして、通信制御部35は、受け取
った状態データをホストコンピュータ1に対して送信す
る(ステップSB2)。
たホストコンピュータ1は、該状態データを参照して、
カラオケ装置の電源が投入されているかまたは切断され
ているかを判断する。次に、ホストコンピュータ1は、
カラオケ装置に対して送信すべきリブートデータを作成
する。カラオケ装置3は、ホストコンピュータ1から配
信されるこのリブートデータに従って、リブートを行う
こととなる。
する。ホストコンピュータ1は、今回配信される情報の
内容(すなわち、システムプログラムのみの配信である
か、システムプログラムおよび楽曲データの配信である
か)と、カラオケ装置3の電源の状態(すなわち、カラ
オケ装置の電源がオンであるかオフであるか)とに従っ
て、以下のa〜dに示す4種類のリブートデータのうち
のいずれか1のリブートデータを生成してカラオケ装置
3に送信する。
つ、今回の配信においては楽曲データを配信しない場合 この場合、システムプログラムのみの配信であるため、
システムプログラムの配信が終了した後、直ちにカラオ
ケ装置のリブートを行う旨の指示(特許請求の範囲にお
ける「リブート指示」)がリブートデータに含まれる。
また、カラオケ装置の電源がオフであるから、リブート
後にカラオケ装置の電源をオフとする旨の指示(特許請
求の範囲における「状態復帰指示」)もリブートデータ
に含まれることとなる。なお、以下の説明においては、
この場合のリブートデータをリブートデータaという。
つ、今回の配信においては楽曲データを配信しない場合 この場合にも、上記aと同様に、システムプログラムの
配信が終了した後、直ちにカラオケ装置のリブートを行
う旨の指示がリブートデータに含まれる。また、カラオ
ケ装置の電源がオンであるから、リブート後にカラオケ
装置の電源をオンとすべき旨の指示もリブートデータに
含まれることとなる。なお、以下の説明においては、こ
の場合のリブートデータをリブートデータbという。
つ、今回の配信において楽曲データも配信する場合 この場合、システムプログラムの他、楽曲データも配信
するから、システムプログラムの配信が終了した後、直
ちにカラオケ装置のリブートを行うことはできない。従
って、全ての配信が終了した後にカラオケ装置のリブー
トを行う旨の指示がリブートデータに含まれる。また、
カラオケ装置の電源がオフであるから、リブート後にカ
ラオケ装置の電源をオフとする旨の指示もリブートデー
タに含まれる。なお、以下の説明においては、この場合
のリブートデータをリブートデータcという。
つ、今回の配信において楽曲データも配信する場合 この場合にも、上記cと同様に、全ての配信が終了した
後にカラオケ装置のリブートを行う旨の指示がリブート
データに含まれる。また、カラオケ装置の電源がオンで
あるから、リブート後にカラオケ装置の電源をオンとす
べき旨の指示がリブートデータに含まれる。なお、以下
の説明においては、この場合のリブートデータをリブー
トデータdという。以上がリブートデータの詳細であ
る。
トコンピュータ1は、システムプログラムをカラオケ装
置3に対して配信する(ステップSA4)。このシステ
ムプログラムを受信したカラオケ装置3内の通信制御部
35は、内部のDMAコントローラによって、該システ
ムプログラムをCPU31を介することなくHDD内の
所定の記憶エリアに書き込む(ステップSB3)。この
書込みの際には、配信されたシステムプログラムを、従
来のシステムプログラムに上書きしてもよいし、従来の
システムプログラムとは異なる記憶エリアに書き込むこ
ととしてもよい
プログラムを配信後、ステップSA3において作成した
リブートデータを、カラオケ装置3に配信する(ステッ
プSA5)。このリブートデータを受信したカラオケ装
置3内の通信制御部35は、上述したシステムプログラ
ムと同様に、該リブートデータをHDD36に格納する
(ステップSB4)。
によって楽曲データも配信する旨の指示が与えられてい
る場合には、当該楽曲データを、順次カラオケ装置3に
配信する。そして、楽曲データの配信が終了すると、配
信が終了した旨をカラオケ装置に送信し、全ての配信処
理を終了する。
納したリブートデータがリブートデータaまたはbであ
るかそうでないかを判断する(ステップSB5)。この
判断の結果、リブートデータaまたはbである場合に
は、配信される情報はシステムプログラムのみであるか
ら、この後直ちにシステムをリブートする(ステップS
B8)。
ない場合、すなわちリブートデータcまたはdである場
合には、システムプログラムの後に楽曲データも配信さ
れるから、通信制御部35は、ホストコンピュータ1か
ら配信された楽曲データを、順次HDD36に書き込む
(ステップSB6)。この後、配信が終了した旨の通知
をホストコンピュータ1から受け取ると、カラオケ装置
は、システムをリブートする(ステップSB7、SB
8)。
トについて説明する。カラオケ装置3のリブートを行う
際、CPU1は、ROM32に格納されたブートローダ
を起動し、配信された新たなシステムプログラムをHD
D36からRAM33にロードする。こうしてシステム
プログラムのメインルーチンが起動されると、各種の制
御パラメータや接続された外部機器に関するパラメータ
等が初期化される。このように、リブート後には新たに
配信されたシステムプログラムによってカラオケ装置3
が動作することとなる。
されると、カラオケ装置は、リブート前の電源の状態に
戻るように動作する。すなわち、以下の通りである。
ホストコンピュータ1から配信され、HDD36に格納
されたリブートデータを参照する。この結果、リブート
データがリブートデータaまたはcである場合には、リ
ブート前、カラオケ装置の電源はオフとなっていたか
ら、CPU31は、カラオケ装置3の電源をオフとする
ように動作する(ステップSB10)。これに対し、リ
ブートデータがaまたはcではない場合、すなわち、リ
ブートデータbまたはdである場合には、リブート前、
カラオケ装置の電源はオンとなっていたから、CPU3
1は、カラオケ装置3の電源をオンとするように動作す
る(ステップSB11)。これにより全ての配信動作が
終了することとなる。
装置によれば、従来から用いていたシステムプログラム
に代えて、配信された新しいシステムプログラムの実行
を開始するためのリブートを、ホストコンピュータがカ
ラオケ装置に指示することができる。従って、新たなシ
ステムプログラム配信後、カラオケ店の店員等がカラオ
ケ装置のリブートを行うためにカラオケ装置の電源を操
作する必要がなくなるから作業負担を低減することがで
きる。
施形態はあくまでも例示であり、上記実施形態に対して
は、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加
えることができる。変形例としては、例えば以下のよう
なものが考えられる。
装置のようにホストコンピュータからの指示によってカ
ラオケ装置がリブートすると不都合が生じる場合があ
る。このため、カラオケ装置のHDD36中に、ホスト
コンピュータ1に対してリブート指示を行わないように
指示するためのリブート可否データを設ける構成として
もよい。すなわち、カラオケ店の係員またはユーザは、
カラオケ装置がリブートされると不都合が生じる場合に
は、所定の操作を行い、上記リブート可否データにリブ
ートを禁止する旨を書き込む。そして、ホストコンピュ
ータ1は、上述した状態プログラムの取得とともに、こ
のリブート可否データも取得するのである。
否データに、リブートを禁止する旨が書き込まれている
場合には、リブートデータを送信せず、システムプログ
ラムのみを配信する。すなわち、ホストコンピュータ1
は、カラオケ装置3に対してリブートの指示を与えない
のである。
がリブートすると不都合が生じる場合には、ホストコン
ピュータ1によるリブートの指示を避けることができ
る。
態データの内容は、カラオケ装置の電源がオンとなって
いるかオフとなっているかを示すものとしたが、これに
限らず、例えば、カラオケ装置の状態データに、当該カ
ラオケ装置が設置されたカラオケ店の営業時間を書き込
む構成としてもよい。
同様に上記状態データを取得すると、現在の時刻が、該
状態データに書き込まれた営業時間内であるか否かを判
断する。そして、営業時間内であれば、リブート後にカ
ラオケ装置をオンとする旨の指示を、営業時間外であれ
ば、リブート後にカラオケ装置をオフとする旨の指示
を、それぞれリブートデータに含ませるのである。この
ようにしても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
配信された新しいシステムプログラムを有効とするため
のリブートを、ホストコンピュータがカラオケ装置に指
示することができる。従って、新たなシステムプログラ
ム配信後、カラオケ店の店員等がカラオケ装置のリブー
トを行う必要がなくなる。
開始前の状態に戻るので、例えばリブート後に再びカラ
オケ装置の電源を操作する必要がなくなる。
の構成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
ャートである。
……通信回線、3……カラオケ装置、31……CPU
(制御手段)、32……ROM、33……RAM(メモ
リ)、34……操作部、35……通信制御部(受信手
段、書込手段)、36……HDD(記憶手段、状態デー
タ記憶手段、リブート可否データ記憶手段)、37……
表示部、38……ディスプレイ装置、39……音源、4
0……マイク、41……ミキサ、100……バス。
Claims (11)
- 【請求項1】 プログラム配信装置は、通信回線を介し
て接続されたカラオケ装置において既に実行されている
第1の制御プログラムと少なくとも一部において異なる
制御プログラムである第2の制御プログラムと、カラオ
ケ装置をリブートすべき旨を示すリブート指示を含むリ
ブートデータとをカラオケ装置に配信し、 前記プログラム配信装置によって配信された前記第2の
制御プログラムおよびリブートデータを受信した前記カ
ラオケ装置は、前記リブートデータに含まれるリブート
指示に従ってリブートし、該リブート後には、前記第1
の制御プログラムに代えて前記第2の制御プログラムを
実行するように切換わることを特徴とするカラオケ装置
に対するプログラムの配信方法。 - 【請求項2】 前記プログラム配信装置は、前記カラオ
ケ装置に設けられた記憶装置に記憶され、該カラオケ装
置の現在の状態を示す状態データを前記カラオケ装置か
ら取得するとともに、前記第2の制御プログラムと、カ
ラオケ装置をリブートすべき旨を示すリブート指示およ
び該リブート後に前記状態データが示すカラオケ装置の
状態に戻るべき旨を示す状態復帰指示を含むリブートデ
ータをカラオケ装置に配信し、 前記カラオケ装置は、前記リブート指示に従ってリブー
トし、該リブート時には前記第1の制御プログラムに代
えて前記第2の制御プログラムを実行するように切換わ
るとともに、該リブートデータに含まれる状態復帰指示
に従って、通信開始時のカラオケ装置の状態に戻るよう
に動作することを特徴とする請求項1に記載のカラオケ
装置に対するプログラムの配信方法。 - 【請求項3】 前記プログラム配信装置は、前記カラオ
ケ装置に設けられた記憶装置に記憶され、カラオケ装置
のリブートの許可または禁止を示すリブート可否データ
を該カラオケ装置から取得するとともに、該リブート可
否データにリブートを禁止する旨が書き込まれている際
には、前記リブートデータを該カラオケ装置に配信しな
いことを特徴とする請求項1または2に記載のカラオケ
装置に対するプログラムの配信方法。 - 【請求項4】 前記リブート指示は、通信終了後にカラ
オケ装置をリブートすべき旨の指示であることを特徴と
する請求項1から3のいずれか1の請求項に記載のカラ
オケ装置に対するプログラムの配信方法。 - 【請求項5】 通信回線を介して接続されたカラオケ装
置において既に実行されている第1の制御プログラムと
少なくとも一部において異なる制御プログラムである第
2の制御プログラムと、カラオケ装置をリブートすべき
旨のリブート指示を含むリブートデータとを前記カラオ
ケ装置に配信する配信手段を具備することを特徴とする
プログラム配信装置。 - 【請求項6】 前記カラオケ装置に設けられた記憶装置
に記憶され、現在のカラオケ装置の状態を示す状態デー
タを該カラオケ装置から取得する状態データ取得手段を
具備し、 前記リブートデータは、カラオケ装置のリブート後に前
記状態データ取得手段によって取得された状態データが
示すカラオケ装置の状態に戻るべき旨の状態復帰指示を
含むことを特徴とする請求項5に記載のプログラム配信
装置。 - 【請求項7】 前記カラオケ装置に設けられた記憶装置
に記憶され、該カラオケ装置のリブートの許可または禁
止を示すリブート可否データを該カラオケ装置から取得
するリブート可否データ取得手段を具備し、 前記配信手段は、前記リブート可否データ取得手段によ
って取得された前記リブート可否データがカラオケ装置
のリブートを禁止する旨を示している場合には、前記リ
ブートデータを該カラオケ装置に配信しないことを特徴
とする請求項5または6に記載のプログラム配信装置。 - 【請求項8】 前記リブートデータに含まれるリブート
指示は、通信終了後にカラオケ装置をリブートすべき旨
の指示であることを特徴とする請求項5から7のいずれ
か1の請求項に記載のプログラム配信装置。 - 【請求項9】 実行中である第1の制御プログラムを記
憶するメモリと、 プログラム配信装置から配信された第2の制御プログラ
ムおよびリブートデータを受信する受信手段と、 前記第2の制御プログラムを記憶する記憶手段と、 前記受信手段が受信した前記第2の制御プログラムを前
記記憶手段に書き込む書込手段と、 前記受信手段が受信したリブートデータに含まれるリブ
ート指示に基づくリブート時に、前記記憶手段に記憶さ
れた第2のシステムプログラムを読み出し、これを前記
第1の制御プログラムに代えて前記メモリに書き込み、
その後は該第2の制御プログラムに従って該カラオケ装
置を制御する制御手段とを具備することを特徴とするカ
ラオケ装置。 - 【請求項10】 カラオケ装置の現在の状態を示す状態
データを記憶する状態データ記憶手段を具備し、 前記制御手段は、前記リブート指示に基づくリブート後
に、前記受信手段が受信したリブートデータに含まれる
状態復帰指示に基づいて、該カラオケ装置を通信開始時
のカラオケ装置の状態に戻すことを特徴とする請求項9
に記載のカラオケ装置。 - 【請求項11】 カラオケ装置のリブートの可否を示す
リブート可否データを記憶するリブート可否データ記憶
手段を具備することを特徴とする請求項9または10に
記載のカラオケ装置。
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