JP2000241911A - 焼付装置の光量調整方法 - Google Patents

焼付装置の光量調整方法

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JP2000241911A
JP2000241911A JP11044724A JP4472499A JP2000241911A JP 2000241911 A JP2000241911 A JP 2000241911A JP 11044724 A JP11044724 A JP 11044724A JP 4472499 A JP4472499 A JP 4472499A JP 2000241911 A JP2000241911 A JP 2000241911A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光材料の種類の変更、OWDの変更、焼付
倍率の変更等に対応するための光量調整、さらには感光
材料に照射される画像光のユニフォーミティの調整を容
易に行うことができる焼付装置の光量調整方法を提供す
る。 【解決手段】 本発明にかかる焼付装置の光量調整方法
においては、光源ランプ8の電圧の調整、フィルタの着
脱、光学パーツの配置形態の調整などといった機械的な
手法ではなく、デジタルマイクロミラー装置10のマイ
クロミラーのデューティを変えるといったソフトウエア
的な手法により、印画紙7の種類の変更、OWDの変
更、焼付倍率の変更等に対応するための光量調整、さら
には印画紙7に照射される画像光のユニフォーミティの
調整を容易かつ迅速に行うようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼付装置の光量調
整方法に関するものであって、とくに画像表示装置が表
示している画像を感光材料に焼き付けるようにした焼付
装置において、画像表示装置の画像表示素子のデューテ
ィを変えることにより、感光材料の種類の変更、OWD
の変更に伴う光源と感光材料との距離の変化、あるいは
焼付倍率の変更に伴う露光面積の変化等に対応して、感
光材料に照射される画像光を適切に調整する方法、さら
には画像光のユニフォーミティを調整する方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】光源ランプから放射された光を、画像を
表示している画像表示装置(例えば、デジタルマイクロ
ミラー装置)で反射させ、あるいはこれを透過させて該
光に上記画像を伴わせ、この画像を伴った光(以下、こ
れを「画像光」という)を感光材料に照射し、上記画像
を感光材料に焼き付けるようにした焼付装置は従来より
知られている。そして、かかる従来の焼付装置において
は、普通、光源ランプから放射された光が、カラーホイ
ル、インテグレータ、コンデンサレンズ等の複数の光学
パーツを経由して画像表示装置に入射されるようになっ
ている。また、画像表示装置から出た画像光は、焼付レ
ンズ等の光学パーツを経由して(引き伸ばされて)感光
材料に照射されるようになっている。
【0003】このような画像表示装置を用いた従来の焼
付装置においては、感光材料の種類によりその感度特性
が大きく変わるので、感光材料の種類が変わるたびに光
量調整(セットアップ)を行う必要がある。また、かか
る焼付装置においては、OWD(画像表示装置から感光
材料までの距離)の変更に伴って光源ランプと感光材料
との距離が変化したとき、あるいは焼付倍率の変更に伴
って感光材料の露光面積が変化したときには、感光材料
に照射される画像光の光量に差が生じて焼付画像に濃度
差が生じることになる。したがって、このような濃度差
が生じるのを防止するためにも光量調整を行う必要があ
る。
【0004】そこで、従来の焼付装置では、感光材料の
種類を変更し、あるいはOWDないしは焼付倍率を変更
するたびに、光路にNDフィルタないしはCCフィルタ
を入れたり、光源ランプの電圧を変えたり、ルックアッ
プテーブルを取り替えたりして光量調整を行うようにし
ている。
【0005】また、このような従来の焼付装置において
は、光源ランプ側から画像表示装置に入射される光(以
下、これを「原光」という)が均一でないと、感光材料
に照射される画像光のユニフォーミティ(均一性)が低
下し、感光材料上に焼き付けられる画像(焼付画像すな
わちプリント)の品質が低下する。そこで、従来の焼付
装置では、光源ランプから画像表示装置までの光路に配
置される各光学パーツの配置形態、あるいは画像表示装
置に入射される原光の入射角等を調整することにより、
画像光のユニフォーミティを得るようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな画像表示装置を用いた従来の焼付装置においては、
感光材料の種類の変更、OWDの変更、あるいは焼付倍
率の変更等に対応するための光量調整を行うために、フ
ィルタ調整機構あるいは光源ランプの電圧調整機構等を
設けなければならず、あるいは複数のルックアップテー
ブルを必要とするので、焼付装置の構造が複雑化し、焼
付装置の機械的な故障が増えるおそれがあるといった問
題がある。また、フィルタの選択ないしは取り替え、光
源ランプの電圧の設定ないしは調整、ルックアップテー
ブルの取り替え等の作業にかなりの時間と手間とを要す
るといった問題がある。
【0007】また、画像光のユニフォーミティを調整す
る際に複数の光学パーツについてそれぞれ配置形態等を
調整しなければならず、また配置形態等がわずかにずれ
ただけでもユニフォーミティが大きく変化するので、ユ
ニフォーミティを高めようとすれば各光学パーツの配置
形態等の調整にかなりの時間と手間とを要するといった
問題がある。また、ユニフォーミティをどのように精密
に調整しても、完全にフラット(均一)な状態にはなら
ないといった問題がある。
【0008】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたものであって、感光材料の種類の変更、OW
Dの変更、あるいは焼付倍率の変更等に対応するための
光量調整を容易に行うことができ、さらには感光材料に
照射される画像光のユニフォーミティの調整を容易に行
うことができる焼付装置の光量調整方法を提供すること
を解決すべき課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の第1の態様にかかる焼付装置の光
量調整方法(セットアップ方法)は、画像表示装置から
放射され該画像表示装置が表示する画像を伴っている画
像光を感光材料(例えば、印画紙)に照射して該感光材
料を露光し、上記画像を感光材料に焼き付けるようにし
た焼付装置の光量調整方法であって、(a)感光材料上
の焼付画像(プリント)の各画素を、それぞれ該画素に
対応する画像表示装置の複数の画像表示素子で露光する
(すなわち、重ね打ちする)ことにより形成するように
した上で、(b)感光材料の感度特性に応じて画像表示
素子のデューティ(画像表示装置の露光プログラムない
しは制御プログラム)を変えることにより、感光材料に
照射される画像光の光量(光の強度)を調整することを
特徴とするものである。
【0010】この光量調整方法によれば、画像表示素子
のデューティを変えるだけで感光材料に照射される画像
光の光量、ひいては焼付画像の濃度を適切に調整するこ
とができるので、感光材料の感度特性の差を調整(解
消)するためのフィルタ調整機構、光源ランプの電圧調
整機構、あるいは格別のルックアップテーブルを設ける
必要がない。このため、焼付装置の構造が簡素化され、
該焼付装置の製作コストが低減される。また、光量調整
(セットアップ)作業が簡単であるので、該光量調整に
要する時間が大幅に短縮される。
【0011】上記光量調整方法においては、画像表示装
置として、例えば、デューティに対応する時間だけ画像
光を感光材料に照射する(複数の)マイクロミラーを画
像表示素子として備えているデジタルマイクロミラー装
置(DMD)を用いることができる。ここで、デジタル
マイクロミラー装置とは、それぞれ反射方向を切り替え
ることができる複数のマイクロミラーを備えていて、各
マイクロミラーの反射方向をそれぞれ画像に対応するよ
うに切り替えることにより該画像を表示することができ
る反射型の画像表示装置である。なお、画像表示装置と
しては、デジタルマイクロミラー装置のほか、反射型あ
るいは透過型の各種の画像表示装置を用いることができ
る。具体的には、例えば、反射型LCD(液晶ディスプ
レイ)、透過型LCD、透過型PLZTパネル、CRT
(カソードレイチューブ)などを用いることができる。
【0012】また、上記光量調整方法においては、露光
を、感光材料を(連続的に)移動させながら走査露光に
より行うのが好ましい。なお、露光を、感光材料を間欠
的に移動させながら、感光材料停止時に面露光により行
うようにしてもよい。
【0013】本発明の第2の態様にかかる焼付装置の光
量調整方法は、第1の態様の場合と同様の焼付装置にお
ける光量調整方法であって、(a)感光材料上の焼付画
像の各画素を、それぞれ該画素に対応する画像表示装置
の画像表示素子で露光することにより形成するようにし
た上で、(b)焼付装置のOWD又は焼付倍率に応じて
各画像表示素子のデューティを変えることにより、OW
D又は焼付倍率の切り替えに伴う画像光の光量(光の強
度)の変化を調整することを特徴とするものである。な
お、画像表示装置は、第1の態様にかかる光量調整方法
の場合と同様のものを用いることができる。
【0014】この光量調整方法によれば、デューティを
変えるだけで感光材料に照射される画像光の光量、ひい
ては焼付画像の濃度を適切に調整することができるの
で、OWDあるいは焼付倍率の切り替えに伴う光量変化
(焼付画像の濃度変化)を調整するためのフィルタ調整
機構、光源ランプの電圧調整機構、あるいは格別のルッ
クアップテーブルを設ける必要がない。このため、焼付
装置の構造が簡素化され、該焼付装置の製作コストが低
減される。また、光量調整作業が簡単であるので、該光
量調整に要する時間が大幅に短縮される。
【0015】本発明の第3の態様にかかる焼付装置の光
量調整方法は、第1の態様の場合と同様の焼付装置にお
ける光量調整方法であって、(a)感光材料上の焼付画
像の各画素を、それぞれ該画素に対応する画像表示装置
の画像表示素子で露光することにより形成するようにし
た上で、(b)各画素に対する光量を測定し、この測定
値に基づいて該画素に対応する画像表示素子のデューテ
ィを変えて該画素の露光時間を変えることにより、画像
光のユニフォーミティを調整することを特徴とするもの
である。
【0016】この光量調整方法によれば、デューティを
変えるだけで感光材料に照射される画像光のユニフォー
ミティを適切に調整することができるので、光源から画
像表示装置までの光路に配置される各光学パーツの配置
形態等の細かな調整は不要となる。また、光量の測定結
果に基づいてユニフォーミティを容易に調整することが
できるので、ユニフォーミティの調整に格別な技術ない
しは熟練は必要とされない。このため、誰でも容易にか
つ短時間でユニフォーミティの調整を行うことができ
る。
【0017】本発明の第3の態様にかかる光量調整方法
においては、複数の画素からなる画素群を設定し、該画
素群及びこれに対応する画像表示素子群ごとに光量を測
定してデューティを変え、画像光のユニフォーミティを
調整するようにしてもよい。このようにすれば、光量を
測定すべき領域がある程度大きくなるので、該測定が容
易となり、かつその精度が高められる。すなわち、各画
素ないしは画像表示素子は非常に小さいので、各画素な
いしは素子毎に光量を測定しようとすれば、これに隣接
する画素ないしは素子の光量をも含めて測定してしまう
おそれがあるからである。
【0018】上記光量調整方法においては、画素又は画
素群の光量の測定は、例えば、画像光の強度を直接検出
することにより、あるいは感光材料上の焼付画像の濃度
に基づいて行うことができる。
【0019】また、上記光量調整方法においては、画像
表示装置として、前記のデジタルマイクロミラー装置を
用いることができる。また、デューティに対応する時間
だけ画像光を感光材料に照射する(複数の)液晶素子を
画像表示素子として備えている液晶ディスプレイを用い
てもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、画像表示装置としてデジタ
ルマイクロミラー装置(DMD)を用いた焼付装置の光
量調整方法を例にとって本発明の実施の形態を具体的に
説明する。図1に示すように、本発明にかかる光量調整
方法を用いることができる焼付装置1は、実質的に、露
光焼付処理部2と、現像処理部3と、乾燥処理部4とで
構成されている。そして、露光焼付処理部2において
は、ペーパーマガジン5内のペーパーローラー6に巻か
れている印画紙7(感光材料)が、ペーパーマガジン5
から引き出された後、搬送ローラー13等を備えた印画
紙搬送機構によって、矢印A1及び矢印A2で示す方向に
搬送されるようになっている。
【0021】また、露光焼付処理部2においては、光源
ランプ8(例えば、ハロゲンランプ)から放射された原
光L1(白色光)が、回転式のカラーホイル9のB(ブ
ルー)、G(グリーン)又はR(レッド)のいずれかの
カラーフィルタ(図示せず)を透過し、これによりB、
G又はRの単色光となり、後で説明するインテグレータ
23(図3参照)と第1及び第2の2つのコンデンサレ
ンズ21、22(図3参照)とを経て、デジタルマイク
ロミラー装置10に入射(導入)される。ここで、カラ
ーホイル9は、露光処理の速度に応じてカラーフィルタ
の切り替えタイミングとの同期をとりながら連続的に回
転して、光を透過させるべきカラーフィルタを順次切り
替えるようになっている。つまり、原光L1の色は、一
定時間毎に、B、G、Rの順で繰り返し切り替わる。な
お、カラーホイル9を、前記のような連続回転でなく、
露光処理の速度に応じて一定時間毎に間欠的に回転させ
て、光を透過させるべきカラーフィルタを順次切り替え
るようにしてもよい。
【0022】そして、デジタルマイクロミラー装置10
の反射光であり、該デジタルマイクロミラー装置10が
表示する画像を伴っている画像光L2は、焼付レンズ1
1を経由して(画像が引き延ばされ)画像光L3とな
り、この画像光L3が印画紙7に照射され、印画紙7に
対して露光処理が施される。かくして、デジタルマイク
ロミラー装置10が表示する画像が、焼付レンズ11に
よって引き延ばされて印画紙7上に結像され、該画像が
印画紙7に焼き付けられる。かかる露光処理ないしは焼
付処理は、B、G及びRの3つの単色光について重複し
て行われる。すなわち、印画紙7の同一の露光領域に、
B、G及びRの画像が重ねて焼き付けられる。なお、光
源ランプ8からデジタルマイクロミラー装置10等を経
て印画紙7に至る露光系(光学系)は、一般に「デジタ
ルエンジン」と呼ばれる。
【0023】焼付装置1において、露光処理方式として
は、印画紙搬送機構により印画紙7を連続的に移動させ
つつ、印画紙搬送方向と垂直な方向に長手となる帯状の
露光処理領域毎に順次露光処理を施す走査露光(ライン
露光)が用いられる。なお、印画紙搬送機構により印画
紙7を間欠的に移動させつつ、印画紙移動停止時に面状
の露光処理領域に露光処理を施す面露光を用いてもよ
い。
【0024】このように画像が焼き付けられた印画紙7
は、搬送ローラー13等を備えた印画紙搬送機構によっ
て、露光焼付処理部2から現像処理部3に搬送される。
そして、印画紙7は、現像処理部3に設けられた現像処
理液槽12内を蛇行しつつおおむね矢印A3方向に移動
し、現像処理液によって現像される。この後、現像され
た印画紙7は、印画紙搬送機構によって現像処理部3か
ら乾燥処理部4に搬送され、この乾燥処理部4内を矢印
4方向に移動しつつ乾燥され、該焼付装置1から取り
出される。
【0025】以下、反射型のデジタル式画像表示装置で
あるデジタルマイクロミラー装置10の具体的な構造及
び機能を説明する。図2(a)に示すように、デジタル
マイクロミラー装置10は、広がり面が略長方形をなす
板状の外形を有し、平面視ではそのハウジングをなす枠
部14内に略長方形のマイクロミラー部15が配置され
た構造とされている。そして、図2(b)に示すよう
に、マイクロミラー部15は、多数(図2(b)では6
個のみ図示)のマイクロミラー16(画像表示素子)が
碁盤目状に配列された構造とされている。平面視におい
ては、各マイクロミラー16は、横方向(印画紙幅方向
に対応する)の寸法D1及び縦方向(印画紙搬送方向に
対応する)の寸法H1がともにおおむね16μmないし
17μm程度である略正方形をなし、横方向の間隔D2
及び縦方向の間隔H2がともにおおむね1μm程度とな
るように配列されている。このデジタルマイクロミラー
装置10(SXGA規格)においては、マイクロミラー
16は、横方向には1280個配列され(1280画
素)、縦方向には1024個配列されている(1024
画素)。なお、各マイクロミラー16は、それぞれ、1
つの画素に対応する。
【0026】図2(c)に示すように、各マイクロミラ
ー16(16a、16b)は、それぞれ、ミラープレー
ト17が、支柱19を介してヨーク18により支持され
た構造とされている。そして、詳しくは図示していない
が、ヨーク18は連結構造を介して基板20上に回動可
能に連結されている。ここで、各ヨーク18の下方にお
いて基板20上に配置されたメモリ素子(図示せず)が
通電されたときには、例えば図2(c)中の左側のマイ
クロミラー16aにその状態が示されているように、メ
モリ素子の静電作用によってヨーク18はその左端部が
基板20に当接するまで回動して傾斜する。この状態に
おいて、ミラープレート17の法線S1は鉛直線S0に対
して所定の角度θだけ左側に傾く(+θ)。すなわち、
ミラープレート17の反射面(広がり面)が、θだけ左
側に傾く(以下、マイクロミラーのこの状態を「オン」
という)。このとき、該マイクロミラー16aの反射光
は、焼付レンズ装置11ひいては印画紙7に照射される
(焼き付けられる)。
【0027】他方、メモリ素子が通電されないときに
は、例えば図2(c)中の右側のマイクロミラー16b
にその状態が示されているように、メモリ素子の静電作
用によってヨーク18は、その右端部が基板20に当接
するまで回動して傾斜する。この状態においては、ミラ
ープレート17の法線S2は鉛直線S0に対して所定の角
度θだけ右側に傾く(−θ)。すなわち、ミラープレー
ト17の反射面が、θだけ右側に傾く(以下、マイクロ
ミラーのこの状態を「オフ」という)。このとき、該マ
イクロミラー16bの反射光は、焼付レンズ装置11
(印画紙7)には照射されず、光吸収板(図示せず)に
よって吸収される(捨てられる)。
【0028】かくして、デジタルマイクロミラー装置1
0は、任意の画像に対応するデジタル形式の画像データ
に基づいて、各マイクロミラー16のオン・オフ状態
を、該画像に対応するように切り替える(セットす
る)。つまり、デジタルマイクロミラー装置10のマイ
クロミラー部15は、各マイクロミラー16を1画素
(1ピクセル)とする画像を表示する。ここで、各マイ
クロミラー16は互いに独立してオン・オフされ、オン
・オフの切り替えに要する時間は、およそ10マイクロ
秒である。
【0029】各マイクロミラー16は、そのデューティ
に対応する時間だけオンされるようになっている。すな
わち、ここでデューティとは、マイクロミラー16がオ
ンされる時間の比率である。したがって、デューティが
大きいときほどプリント(焼付画像)の濃度(プリント
濃度)が濃くなり、デューティが小さいときほどプリン
ト濃度が薄くなる。なお、デューティは、原理的には0
〜100%の範囲内で任意の値とすることができるが、
通常は、25%以下の範囲で使用されることが多い。
【0030】かくして、この焼付装置1では、プリント
の各ドット(画素)を形成するために、複数のマイクロ
ミラー16を使用して、該ドットに対応する印画紙7の
一定のスポットを露光し、このマイクロミラー16の使
用枚数と、各マイクロミラー16による露光における露
光時間の組み合わせで、プリントの濃度階調を表現する
ようにしている。
【0031】以下、光源ランプ8からデジタルマイクロ
ミラー装置10等を経て印画紙7に至るデジタルエンジ
ン(露光系)の具体的な構成及び機能を説明する。図3
に示すように、光源ランプ8から放射された白色光は、
カラーホイル9のB、G又はRのカラーフィルタにより
B、G又はRの単色光となる。そして、この単色光はイ
ンテグレータ23を通り抜け、さらに第1コンデンサレ
ンズ21と第2コンデンサレンズ22とによって集光さ
れた後、デジタルマイクロミラー装置10に入射され
る。なお、インテグレータ23は、ガラスあるいはクオ
ーツ等で形成された、光軸M2と垂直な面で切断した断
面の形状が略長方形である拡散のための光ロッドであ
る。
【0032】そして、デジタルマイクロミラー装置10
の反射光であり、該デジタルマイクロミラー装置10が
表示する画像を伴っている画像光L2は焼付レンズ11
によって引き伸ばされて画像光L3となり印画紙7に照
射される。図3中において、直線M1は画像光L2及びL
3の光軸をあらわし、直線M2は原光L1の光軸をあらわ
している。なお、画像光L2ないしは引き伸ばされた画
像光L3の光軸M1と、原光L1の光軸M2とは、デジタル
マイクロミラー装置10の反射特性に相応する所定の角
度α(例えば、20°)をなす。
【0033】ところで、かかる焼付装置1のデジタルエ
ンジンでは、前記のとおり、印画紙7の種類(感度特
性)の変更、OWDの変更、あるいは焼付倍率の変更等
に対応するために、さらには印画紙7に照射される画像
光のユニフォーミティの調整を行うために光量調整を行
う必要がある。そこで、この焼付装置1では、このよう
な光量調整を主としてマイクロミラー16のデューティ
を変えることにより行うようにしている。
【0034】以下、この焼付装置1における具体的な光
量調整方法を説明する。まず、印画紙7の種類の変更に
対応するための光量調整方法を説明する。前記のとお
り、従来の焼付装置では、それぞれ感度特性の異なる各
種印画紙に対して、光路にNDフィルタあるいはCCフ
ィルタを入れたり、光源ランプの電圧を変えたり、ルッ
クアップテーブルを切り替えたりして光量調整(セット
アップ)を行っている。
【0035】ここで、ルックアップテーブルを切り替え
るだけで光量調整を行うことができれば光量調整は比較
的容易であるが、この場合は印画紙の感度特性の差に起
因して焼付画像の最高濃度が一定でなくなるといった不
具合が生じる。なお、光源ランプの電圧あるいはNDフ
ィルタの特性を感度の低い印画紙に合わせておけば、上
記不具合は一見解消されるようにもみえる。しかしなが
ら、実際にはこの場合、感度の高い印画紙に対してルッ
クアップテーブルにより光量調整を行っても良好な画質
のプリントは得られない。つまり、印画紙の感度特性に
相応して最適な光量があり、これよりも光量が多すぎて
も少なすぎても良好な画質のプリントは得られない。
【0036】つまり、ルックアップテーブルの切り替え
のみでは適切な光量調整を行うことができず、したがっ
て適切な光量調整を行うには、光源ランプの電圧を変
え、あるいはフィルタの着脱・調整が必要である。しか
しながら、光源ランプの電圧を変化させるのは光源ラン
プにとって好ましいことではなく、またフィルタの着脱
を可能にするためにはデジタルエンジンの機械的改造が
必要となる。
【0037】そこで、この焼付装置1では、光源ランプ
8の電圧の切り替え、あるいはフィルタの着脱などとい
った機械的な手法ではなく、マイクロミラー16のデュ
ーティ(露光プログラム)を変えるといったソフトウエ
ア的な手法で光量調整を行うようにしている。つまり、
印画紙7の感度特性に応じてマイクロミラー16のデュ
ーティを変えることにより、印画紙7に照射される画像
光の光量を適切に調整するようにしている。
【0038】一般に、普通のデジタルエンジンでは、ル
ックアップテーブルを切り替えると、これに伴って画像
表示素子のデューティが変化するものが多い。しかしな
がら、このデジタルマイクロミラー装置10では、ルッ
クアップテーブルを切り替えたときには、マイクロミラ
ー16のデューティは変化させず、各ドットを形成する
ためのマイクロミラー16の使用枚数を変えることによ
り濃度を調整するようにしている。したがって、マイク
ロミラー16のデューティを変えることにより、ルック
アップテーブルによる光量調整とは独立して光量を調整
することができる。すなわち、マイクロミラー16のデ
ューティを大きくすると該マイクロミラー16による露
光時間が長くなり、その結果光量が増加する。逆に、マ
イクロミラー16のデューティを小さくすると該マイク
ロミラー16による露光時間が短くなり、その結果光量
が減少する。なお、走査露光の場合、マイクロミラー1
6のデューティを大きくするとプリントの画質の低下を
招くおそれがある、肉眼で識別できるほどの画質の低下
は生じない。
【0039】このように、マイクロミラー16のデュー
ティを変えることにより、光量調整を行うようにしてい
るので、印画紙7(感光材料)の種類ごとに最適なデュ
ーティを予め求めておけば、光源ランプ8の電圧を変え
あるいはフィルタの着脱・調整等を行うことなく、極め
て容易にかつ迅速に光量調整を行うことができる。ま
た、光源ランプ8の電圧を変化させないので、画像光な
いしはプリントの色バランスが崩れることもない。した
がって、全体的に感度が変わるだけで色バランスは変わ
らない印画紙7(感光材料)については、同一のルック
アップテーブルを使用することができる。また、色バラ
ンスが変わる印画紙7については、ルックアップテーブ
ルを切り替える(つくり直す)だけで光量調整が完了す
るので、光量調整に要する時間が短縮される。また、ソ
フトウエア上の変更だけですむので、デジタルエンジン
の構造が簡素化される。
【0040】次に、OWDないしは焼付倍率の変更に対
応するための光量調整方法を説明する。一般的には、O
WDを変化させると、光源ランプ8から印画紙7までの
距離が変化し、印画紙7に照射される画像光の光量が変
化し、プリント濃度が変化してしまう。また、焼付倍率
を変化させた場合には、単位面積あたりの光の照射量が
変わり、プリント濃度が変化してしまう。そこで、従来
の焼付装置では、光源ランプの電圧を変化させたり、N
Dフィルタによる光量調整機構を組み込むことにより、
OWDないしは焼付倍率の変化に起因するプリント濃度
の変化を防止するようにしている。しかしながら、この
場合、デジタルエンジンの構造が複雑化し、このため故
障が増えるおそれがある。
【0041】より詳しくは、デジタルマイクロミラー装
置10を用いた焼付装置1において、1つ又は複数の単
焦点レンズを使用して印画紙7に画像を焼き付ける際、
焼付倍率を変化させるとOWDが変化する場合がある。
この場合、光源ランプ8と印画紙7との光学的な距離も
変化するので、印画紙7に照射される画像光の光量が変
化してしまう。例えば、4インチ幅の印画紙7に画像を
焼き付けているときに、OWDを長くして6インチ幅の
印画紙7に画像を焼き付けるようにすると、印画紙7に
照射される画像光の単位面積あたりの光量が少なくな
り、プリント濃度が薄くなる。この場合、従来の焼付装
置では、光源ランプの電圧を高くして光量を増やした
り、NDフィルタを使用している場合は、これを取り除
きあるいは濃度の低いNDフィルタと取り替えて光量を
増やすようにしている。
【0042】これに対して、この焼付装置1では、OW
D又は焼付倍率に応じてマイクロミラー16のデューテ
ィを変えることにより、OWD又は焼付倍率の切り替え
に伴う画像光の光量の変化を調整(解消)するようにし
ている。つまり、この焼付装置1では、マイクロミラー
16のデューティを変えてプリント濃度を変化させるわ
けであるが、このデューティはドットの伸びを意味し、
例えばデューティが25%であれば、1ドットが1/4
伸びることになる。
【0043】多くのデジタルエンジンにおいては、ドッ
トの濃度をデューティの値により決定しているが、例え
ばシャッタを用いて1ドットのプリント濃度を出すよう
にした場合、シャッタを開くことができる最長の時間に
対する実際に開く時間の割合をデューティといい、この
デューティの割合の変化によってドットのプリント濃度
を決定している。しかしながら、デジタルマイクロミラ
ー装置10の場合は、マイクロミラー16の時間と使用
枚数の組み合わせによりプリント濃度を出すようにして
いるので、デューティを濃度調整には用いない。このた
め、マイクロミラー16のデューティを変えることによ
り、画像光の光量を調整することができる。
【0044】この焼付装置1のデジタルマイクロミラー
装置10では、露光に用いるデューティは25%となっ
ているが、この値を変化させても、ドットの状態等に変
化はなく濃度のみに影響する範囲がある。したがって、
この範囲内でデューティを変化させることにより、デジ
タルエンジンに機械的な変更を加えることなくプリント
濃度を濃くすることができ、OWDや焼付倍率を変化さ
せても同程度のプリント濃度となるように光量調整を行
うことができる。
【0045】以下、画像光のユニフォーミティの調整を
行うための光量調整方法を説明する。この焼付装置1で
は、基本的には、プリントの各ドット(画素)に対する
光量を測定し、この測定値に基づいて該ドットに対応す
るマイクロミラー16のデューティを変えて該ドットの
露光時間を変えることにより、画像光のユニフォーミテ
ィを調整するようにしている。したがって、光源ランプ
8、カラーホイル9、インテグレータ23、両コンデン
サレンズ21、22等の各光学パーツの配置形態等の細
かな調整を行うことなく、デューティを変えるだけの簡
単な操作でほぼ完全なユニフォーミティを得ることがで
きる。
【0046】この焼付装置1のデジタルエンジンの露光
アルゴリズムでは、4種類のデューティと、マイクロミ
ラー16の使用枚数の組み合わせにより、12ビットす
なわち4096通りのプリント濃度の階調を表現するよ
うにしている。しかしながら、このデューティは階調を
得るためのものであり、すべてのマイクロミラー16に
対して同一の値である。すなわち、各マイクロミラー1
6に対して個別にデューティを調整しているのではな
い。
【0047】かくして、この焼付装置1では、各マイク
ロミラー16毎にデューティを個別に変化させてユニフ
ォーミティを調整するようにしている。すなわち、光量
の低いところはデューティを大きくし、光量の高いとこ
ろはデューティを小さくするといった具合に、各マイク
ロミラー16毎にデューティを設定することにより、完
全なユニフォーミティが得られた場合と同様のプリント
濃度が得られる。ただし、デューティが高すぎる場合、
あるいは低すぎる場合は、画質に悪影響を及ぼすおそれ
があるので注意する必要がある。
【0048】また、光量あるいはプリント濃度を測定す
る機器においては、検出可能な領域の大きさには限界が
あり、該領域が極端に小さいと測定精度が低下する。し
たがって、各マイクロミラー16ないしはこれに対応す
るプリントのドット毎に光量ないしはプリント濃度を測
定すると、マイクロミラー16が非常に小さいため、1
回の測定で複数個のマイクロミラー16ないしはドット
の光量ないしはプリント濃度を同時に測定するおそれが
ある。
【0049】そこで、このような場合は、複数のマイク
ロミラー16からなるマイクロミラーエリア(マイクロ
ミラー群)ないしはこれに対応するドットエリア(ドッ
ト群)を1つの測定単位とし、これらのマイクロミラー
エリアないしはドットエリア毎に光量ないしはプリント
濃度を測定し、同一のマイクロミラーエリアには同一の
デューティを設定して光量調整を行い、画像光のユニフ
ォーミティを得るのが好ましい。このようにしても、ユ
ニフォーミティはほとんど低下しない。
【0050】かくして、光量調整前に、光量又はプリン
ト濃度を測定し、この測定値に対してデューティをどの
ように設定する(何倍にする)のが適切であるかを予め
テーブルとして準備しておけば、実際にユニフォーミテ
ィを調整するときには、光量又はプリント濃度を測定す
れば、適切なデューティの値を容易に求めることができ
る。したがって、格別の技術ないしは熟練を必要とせ
ず、だれでも容易にユニフォーミティの調整を行うこと
ができる。また、光学パーツの調整による従来のユニフ
ォーミティの調整手法では不可能であった高精度なユニ
フォーミティの調整を行うことも可能となる。
【0051】なお、この実施の形態では画像表示装置と
してデジタルマイクロミラー装置10を用いているが、
画像表示装置はこれに限られるものではなく、デューテ
ィの変化によりプリント濃度の階調を表現するものでな
ければ、どのようなものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる光量調整方法を用いることが
できる焼付装置の概略構成を示す立面図である。
【図2】 (a)はデジタルマイクロミラー装置の平面
図であり、(b)は(a)に示すデジタルマイクロミラ
ー装置を構成するマイクロミラーを拡大して示した平面
図であり、(c)はマイクロミラーの立面図である。
【図3】 図1に示す焼付装置のデジタルエンジンの側
面図である。
【符号の説明】
1…焼付装置、2…露光焼付処理部、3…現像処理部、
4…乾燥処理部、5…ペーパーマガジン、6…ペーパー
ローラー、7…印画紙、8…光源ランプ、9…カラーホ
イル、10…デジタルマイクロミラー装置、11…焼付
レンズ、12…現像処理液槽、13…搬送ローラー、1
4…枠部、15…マイクロミラー部、16…マイクロミ
ラー、16a…マイクロミラー、16b…マイクロミラ
ー、17…ミラープレート、18…ヨーク、19…支
柱、20…基板、21…第1コンデンサレンズ、22…
第2コンデンサレンズ、23…インテグレータ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示装置から放射され該画像表示装
    置が表示する画像を伴っている画像光を感光材料に照射
    して該感光材料を露光し、上記画像を上記感光材料に焼
    き付けるようにした焼付装置の光量調整方法であって、 上記感光材料上の焼付画像の各画素を、それぞれ該画素
    に対応する上記画像表示装置の複数の画像表示素子で露
    光することにより形成するようにした上で、 上記感光材料の感度特性に応じて上記画像表示素子のデ
    ューティを変えることにより、上記感光材料に照射され
    る画像光の光量を調整することを特徴とする焼付装置の
    光量調整方法。
  2. 【請求項2】 上記画像表示装置として、デューティに
    対応する時間だけ画像光を感光材料に照射するマイクロ
    ミラーを上記画像表示素子として備えているデジタルマ
    イクロミラー装置を用いることを特徴とする請求項1に
    記載の焼付装置の光量調整方法。
  3. 【請求項3】 上記露光を、上記感光材料を移動させな
    がら走査露光により行うことを特徴とする請求項1又は
    2に記載の焼付装置の光量調整方法。
  4. 【請求項4】 画像表示装置から放射され該画像表示装
    置が表示する画像を伴っている画像光を感光材料に照射
    して該感光材料を露光し、上記画像を上記感光材料に焼
    き付けるようにした焼付装置の光量調整方法であって、 上記感光材料上の焼付画像の各画素を、それぞれ該画素
    に対応する上記画像表示装置の画像表示素子で露光する
    ことにより形成するようにした上で、 該焼付装置のOWD又は焼付倍率に応じて上記各画像表
    示素子のデューティを変えることにより、OWD又は焼
    付倍率の切り替えに伴う画像光の光量の変化を調整する
    ことを特徴とする焼付装置の光量調整方法。
  5. 【請求項5】 上記画像表示装置として、デューティに
    対応する時間だけ画像光を感光材料に照射するマイクロ
    ミラーを上記画像表示素子として備えているデジタルマ
    イクロミラー装置を用いることを特徴とする請求項4に
    記載の焼付装置の光量調整方法。
  6. 【請求項6】 画像表示装置から放射され該画像表示装
    置が表示する画像を伴っている画像光を感光材料に照射
    して該感光材料を露光し、上記画像を上記感光材料に焼
    き付けるようにした焼付装置の光量調整方法であって、 上記感光材料上の焼付画像の各画素を、それぞれ該画素
    に対応する上記画像表示装置の画像表示素子で露光する
    ことにより形成するようにした上で、上記各画素に対す
    る光量を測定し、 上記画素の光量の測定値に基づいて該画素に対応する画
    像表示素子のデューティを変えて該画素の露光時間を変
    えることにより、画像光のユニフォーミティを調整する
    ことを特徴とする焼付装置の光量調整方法。
  7. 【請求項7】 画像表示装置から放射され該画像表示装
    置が表示する画像を伴っている画像光を感光材料に照射
    して該感光材料を露光し、上記画像を上記感光材料に焼
    き付けるようにした焼付装置の光量調整方法であって、 上記感光材料上の焼付画像の各画素を、それぞれ該画素
    に対応する上記画像表示装置の画像表示素子で露光する
    ことにより形成するようにした上で、それぞれ複数の画
    素からなる複数の画素群を設定して各画素群に対する光
    量を測定し、 上記画素群の光量の測定値に基づいて該画素群に対応す
    る画像表示素子群のデューティを変えて該画素群の露光
    時間を変えることにより、画像光のユニフォーミティを
    調整することを特徴とする焼付装置の光量調整方法。
  8. 【請求項8】 上記画素又は画素群の光量の測定を、画
    像光の強度を直接検出することにより行うことを特徴と
    する請求項6又は7に記載の焼付装置の光量調整方法。
  9. 【請求項9】 上記画素又は画素群の光量の測定を、上
    記感光材料上の焼付画像の濃度に基づいて行うことを特
    徴とする請求項6又は7に記載の焼付装置の光量調整方
    法。
  10. 【請求項10】 上記画像表示装置として、デューティ
    に対応する時間だけ画像光を感光材料に照射するマイク
    ロミラーを上記画像表示素子として備えているデジタル
    マイクロミラー装置を用いることを特徴とする請求項6
    〜9のいずれか1つに記載の焼付装置の光量調整方法。
  11. 【請求項11】 上記画像表示装置として、デューティ
    に対応する時間だけ画像光を感光材料に照射する液晶素
    子を上記画像表示素子として備えている液晶ディスプレ
    イを用いることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1
    つに記載の焼付装置の光量調整方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006201671A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Noritsu Koki Co Ltd 露光装置
JP2022547841A (ja) * 2019-12-17 2022-11-16 エス ブイ ジー テック グループ カンパニー リミテッド 直接描画露光システム及び直接描画露光方法

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