JP2000240920A - Rdf燃焼方法および装置 - Google Patents

Rdf燃焼方法および装置

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JP2000240920A
JP2000240920A JP11040848A JP4084899A JP2000240920A JP 2000240920 A JP2000240920 A JP 2000240920A JP 11040848 A JP11040848 A JP 11040848A JP 4084899 A JP4084899 A JP 4084899A JP 2000240920 A JP2000240920 A JP 2000240920A
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rdf
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fluidized
combustion
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Yoshitoshi Sekiguchi
善利 関口
Etsuo Ogino
悦生 荻野
Ryutaro Fukushima
龍太郎 福島
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Hitachi Zosen Corp
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    • Y02E20/12Heat utilisation in combustion or incineration of waste

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流動層炉内でのRDFの燃焼を安定化する。
流動層炉の高さを比較的低くする。 【解決手段】 流動層炉1においてRDFを燃焼させ、
流動層炉1から排出される流動媒体をサイクロン2によ
り燃焼ガスから分離して捕集し、捕集した流動媒体を流
動媒体還流路3を通して流動層炉1に戻すRDF燃焼方
法である。流動媒体還流路3にRDF投入口20を形成し
ておき、RDFをRDF投入口20から流動媒体還流路3
に投入する。サイクロン2から流動層炉1に戻される流
動媒体によって、RDFを流動媒体還流路3において解
砕する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、RDFを燃料と
するボイラや、RDFを燃焼し、発生した熱エネルギを
利用して発電を行う発電装置等に適用されるRDF燃焼
方法および装置に関する。
【0002】この明細書において、「RDF」という語
は、廃棄物再生燃料(Refuse Derived Fuel )を意味
するものとする。
【0003】
【従来の技術】従来、廃棄物は、焼却減容化または直接
埋立てにより処理されていた。しかしながら、焼却減容
化においては焼却処理場でのダイオキシン等の有害物質
の排出が問題となり、また埋立てにおいては埋立て最終
処分場の用地不足が問題となってきた。
【0004】そこで、このような問題を解決するため
に、廃棄物からRDFをつくり、これをボイラや発電装
置の燃料等として用いることが考えられている。
【0005】RDFを燃料とする従来の燃焼装置の一例
を図2に示す。
【0006】図2において、燃焼装置は、垂直円筒状の
流動層炉(1) と、流動層炉(1) の後流側に配置されかつ
流動層炉(1) から排出される流動媒体を燃焼ガスと分離
させて捕集するサイクロン(2) (集塵装置)と、サイク
ロン(2) と流動層炉(1) との間に設けられかつサイクロ
ン(2) で捕集された流動媒体を流動層炉(1) に戻す流動
媒体還流路(3) とを備えている。
【0007】流動層炉(1) は、空気予熱器から送られて
きた一次空気および二次空気により砂等の流動媒体を用
いて流動層を形成する。RDFはホッパ(4) 内に投入さ
れており、ホッパ(4) から導出されて定量供給スクリュ
ーフィーダ(5) により投入路(6) を通して、流動層炉
(1) の周壁に形成された投入内(7) から所定量ずつ流動
層炉(1) 内に導入される。なお、投入路(6) にはロータ
リーバルブ(8) が設けられている。
【0008】流動媒体還流路(3) の途中に熱回収部(3a)
が設けられており、熱回収部(3a)内に流動層炉(1) に戻
される流動媒体から熱を回収する熱回収用熱交換器が配
置されている。また、流動媒体還流路(3) における熱回
収部(3a)よりも流動層炉(1)側の部分、および熱回収部
(3a)に、それぞれ流動媒体移送空気が吹き込まれるよう
になっている。これらの流動媒体移送空気は、流動層炉
(1) に吹き込まれる一次空気および二次空気と同じ供給
系から供給される。流動媒体還流路(3) の流動層炉(1)
側の端部は投入口(7) よりも上方に開口している。な
お、図示は省略したが、流動層炉(1) 内において流動層
を形成する珪砂等の流動媒体の初期充填は、流動媒体還
流路(3) における熱回収部(3a)よりも流動層炉(1) 側の
部分から行われるようになっている。
【0009】サイクロン(2) の後流側に熱回収塔(10)が
配置されている。熱回収塔(10)内には、サイクロン(2)
から排出された燃焼ガスから熱を回収する熱回収用熱交
換器(11)が配置されている。
【0010】熱回収塔(10)の後流側には減温塔(12)およ
びバグフィルタ(13)が配置されている。減温塔(12)は熱
回収塔(10)を通過してきた燃焼ガスの温度をさらに低下
させるものである。バグフィルタ(13)は燃焼ガス中の塩
化水素、硫黄酸化物および煤塵等を捕集するものであ
り、その前流側で消石灰等の中和剤や、反応助剤が燃焼
ガス中に添加される。バグフィルタ(13)を通過した燃焼
ガスは、ファン(14)により煙突(15)に送られ、煙突(15)
から大気中に排出される。
【0011】バグフィルタ(13)の下端から排出される飛
灰は、飛灰処理装置(図示略)に送られるようになって
いる。
【0012】上記構成の燃焼装置において、RDFを燃
焼させるにあたり、流動層炉(1) 内に所定量の珪砂等の
流動媒体が初期充填され、一次空気および二次空気によ
り流動媒体を用いて流動層が形成される。RDFは、定
量供給スクリューフィーダ(5) によりホッパ(4) から投
入路(6) および投入口(7) を通して流動層炉(1) に導入
され、流動層炉(1) の流動層でRDFが燃焼させられ
る。流動媒体を含む燃焼ガスは、流動層炉(1) の上端か
ら排出されてサイクロン(2) に送られ、サイクロン(2)
において、流動媒体が燃焼ガスと分離されて捕集され
る。サイクロン(2)で捕集された流動媒体は、流動媒体
還流路(3) を通って流動層炉(1) に戻される。流動媒体
の有する熱は、熱回収部(3a)を通過する間に熱回収用熱
交換器(9) によって回収される。
【0013】サイクロン(2) から出た燃焼ガスは熱回収
塔(10)内に入り、燃焼ガスの有する熱は熱回収塔(10)を
通過する間に熱回収用熱交換器(11)によって回収され
る。ついで、燃焼ガスは減温塔(12)内に流入し、ここで
さらに温度が下げられる。その後、燃焼ガスは、消石灰
等の中和剤および反応助剤が添加された後バグフィルタ
(13)に流入し、ここで塩化水素、硫黄酸化物および煤塵
が除去される。その後、ファン(14)により煙突(15)に送
られ、煙突(15)から大気中に排出される。
【0014】そして、2つの熱回収用熱交換器(9)(11)
で回収された熱が、有効利用されるようになっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、RDF
は通常直径10〜30mm、長さ20〜100mmの円
柱状であり、平均粒径350μmである流動媒体に比べ
てかなり大きいので、RDFが流動層炉(1) 内に投入さ
れると流動媒体の流動が阻害され、その結果RDFの燃
焼が不安定になる。また、流動層炉(1) 内でのNOxの
発生を抑制するために、炉内温度はたとえば600〜8
00℃と比較的低温に設定されるが、RDFが流動層炉
(1) 内に投入されると、上記温度範囲においてもRDF
の表面部では瞬時に熱分解が起こって可燃ガスおよびチ
ャーが発生するとともにこれらが燃焼して灰分が発生す
る。ところが、RDFの中心部では熱分解および熱分解
により発生する可燃ガスおよびチャーの燃焼は瞬時には
起こらず、このような熱分解および燃焼は流動層炉(1)
内を炉頂部に向かう間に徐々に進行することになる。そ
の結果、RDFの燃焼が不安定になる。そして、上述し
たような理由でRDFの燃焼が不安定になることによっ
て、CO、ダイオキシン等の有害成分が発生するという
問題がある。しかも、流動層炉(1) 内においてRDFの
中心部までの熱分解および熱分解により発生する可燃ガ
スおよびチャーの燃焼が徐々に進行するので、RDFを
完全燃焼されるには流動層炉(1) 内での滞留時間を長く
する必要があるが、この場合、流動層炉(1) の高さをか
なり高くしなければならず、燃焼装置全体が大型化する
という問題がある。
【0016】この発明の目的は、上記問題を解決し、流
動層炉内でのRDFの燃焼を安定化しうるとともに、流
動層炉の高さを比較的低くしうるRDF燃焼方法および
装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段および発明の効果】この発
明によるRDF燃焼方法は、流動層炉においてRDFを
燃焼させ、流動層炉から排出される流動媒体を集塵装置
により燃焼ガスから分離して捕集し、捕集した流動媒体
を流動媒体還流路を通して流動層炉に戻すRDF燃焼方
法であって、RDFを流動媒体還流路に投入し、集塵装
置から流動層炉に戻される流動媒体によって、RDFを
流動媒体還流路において解砕することを特徴とするもの
である。
【0018】この発明のRDF燃焼方法によれば、RD
Fを流動媒体還流路に投入し、集塵装置から流動層炉に
戻される流動媒体によって、RDFを流動媒体還流路に
おいて解砕すると、解砕RDFはかなり小さくなるの
で、流動媒体還流路において流動層炉内に導入されるま
での間に熱分解されて可燃ガスおよびチャーが発生し、
この可燃ガスおよびチャーが流動層炉内に導入される。
その結果、流動層炉内において流動媒体の流動が阻害さ
れることはなく、しかも流動層炉内に導入された可燃ガ
スおよびチャーは瞬時に燃焼するので、流動層炉内での
燃焼が安定化する。したがって、CO、ダイオキシン等
の有害成分の発生を未然に防止することができる。な
お、流動媒体還流路内には空気が存在するので、流動媒
体還流路においてRDFが熱分解することにより発生し
た可燃ガスおよびチャーが燃焼するが、流動媒体還流路
内の空気量は、RDFの理論空気量に対して少量、たと
えば10〜20%であるので、可燃ガスおよびチャーの
燃焼はわずかしか起こらず、この燃焼に起因する体積変
動は少ない。そのため、流動層炉内での燃焼が不安定に
なることはない。
【0019】さらに、流動層炉内には、RDFが熱分解
することにより発生した可燃ガスおよびチャーが導入さ
れ、これらは流動層炉内に導入されると瞬時に燃焼する
ので、流動層炉内での滞留時間を短くすることができ
る。したがって、流動層炉の高さを従来のものに比べて
低くすることができ、燃焼装置全体の小型化を図ること
ができる。
【0020】この発明によるRDF燃焼装置は、流動層
炉と、流動層炉の後流側に配置されかつ流動層炉から排
出される流動媒体を燃焼ガスから分離して捕集する集塵
装置と、集塵装置と流動層炉との間に設けられかつ集塵
装置で捕集された流動媒体を流動層炉に戻す流動媒体還
流路とを備えたRDF燃焼装置であって、流動媒体還流
路にRDF投入口が設けられているものである。
【0021】この発明のRDF燃焼装置によれば、RD
F燃焼方法のところで述べたような効果を奏する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図面を参照して説明する。
【0023】図1はこの発明によるRDF燃焼装置を示
す。なお、図1において、図2に示すものと同一物およ
び同一部分には同一符号を付して重複する説明を省略す
る。
【0024】図1において、RDF燃焼装置の流動媒体
還流路(3) における熱回収部(3a)よりも流動層炉(1) 側
の部分にRDF投入口(20)が設けられ、RDF投入口(2
0)にホッパ(4) から伸びたRDF投入路(6) が接続され
ている。そして、ホッパ(4)内のRDFは、ホッパ(4)
から導出されて定量供給スクリューフィーダ(5) により
投入路(6) を通して所定量ずつ投入口(20)から流動媒体
還流路(3) 内に導入されるようになっている。その他の
構成は、図2に示す装置と同様である。
【0025】RDFの燃焼にあたってRDFを流動媒体
還流路(3) に投入すると、サイクロン(2) から流動層炉
(1) に戻される流動媒体によって、RDFが流動媒体還
流路(3) において解砕されて小さくなる。解砕RDF
は、流動媒体還流路(3) において流動層炉(1) 内に導入
されるまでの間に熱分解されて可燃ガスおよびチャーが
発生し、この可燃ガスおよびチャーが流動層炉(1) 内に
導入される。その結果、流動層炉(1) 内において流動媒
体の流動が阻害されることはなく、しかも流動層炉(1)
内に導入された可燃ガスおよびチャーは瞬時に燃焼する
ので、流動層炉(1) 内での燃焼が安定化する。したがっ
て、CO、ダイオキシン等の有害成分の発生を未然に防
止することができる。なお、流動媒体還流路(3) 内には
空気が存在するので、流動媒体還流路(3) においてRD
Fが熱分解することにより発生した可燃ガスおよびチャ
ーが燃焼するが、流動媒体還流路(3) 内の空気量は、R
DFの理論空気量に対して少量、たとえば10〜20%
であるので、可燃ガスおよびチャーの燃焼はわずかしか
起こらず、この燃焼に起因する体積変動は少ない。その
ため、流動層炉(1) 内での燃焼が不安定になることはな
い。
【0026】さらに、流動層炉(1) 内には、RDFが熱
分解することにより発生した可燃ガスおよびチャーが導
入され、これらは流動層炉(1) 内に導入されると瞬時に
燃焼するので、流動層炉(1) 内での滞留時間を短くする
ことができる。したがって、流動層炉(1) の高さを従来
のものに比べて低くすることができ、燃焼装置全体の小
型化を図ることができる。ちなみに、可燃ガスは軽油成
分と類似物であって、主にH2 、CH4 、CO、C
2 、C2 4 、C2 6 およびタール分の混合物から
なるので、燃焼速度は比較的速く、短時間で燃焼する。
したがって、流動層炉(1) 内の滞留時間は1〜2秒とれ
ば十分である。
【0027】次に、図1に示す装置を用いて行ったこの
発明の方法の実施例を、図2に示す装置を用いて行った
比較例とともに説明する。
【0028】実施例 流動層炉(1) の高さ15m、内径150mmとしておい
た。流動媒体としては珪砂JIS 6号を使用した。RDF
としては、一般都市ごみから作製され、水分6.5wt
%、灰分10.9wt%、C44.1wt%(dry )、
H6.2wt%(dry )、N0.9wt%(dry )、O
36.9wt%(dry )、Cl0.2wt%(dry )、
S0.1wt%(dry )、発熱量4120kcal/k
g(dry)、理論空気量4.33Nm3 /kg(dry
)、理論乾き排ガス量4.27Nm3 /kg(dry )
という性状のものを使用した。
【0029】そして、流動媒体の流動層炉(1) 内への初
期充填量を40kgとし、流動媒体の循環量を1t/
h、サイクロンから流動層炉(1) に戻される流動媒体の
温度を700℃に調節した。この状態で、RDFを20
kg/hとなるように流動媒体還流路(3) のRDF投入
口(20)から投入した。また、流動層炉(1) 内に吹き込ま
れるトータル空気量を150Nm3 (空気比1.5)、
流動層炉(1) 内温度900℃、流動層炉(1) 内ガス流速
6m/secに調節した。こうして、RDFを燃焼させ
た。
【0030】比較例 RDFを投入口(7) から直接流動層炉(1) 内に投入した
他は、上記実施例と同じ条件でRDFを燃焼させた。
【0031】評価試験 流動層炉(1) の炉底から6mおよび15mの高さ位置で
ガスサンプリングを行い、未燃物量、チャーの量、O2
濃度、CO濃度および可燃ガス濃度を測定した。
【0032】実施例における炉底から6mの高さ位置で
の未燃物およびチャーの量の測定結果を図3(a) に示
し、同じくO2 濃度およびCO濃度の測定結果を図3
(b) に示す。また、炉底から15mの高さ位置での未燃
物およびチャーの量の測定結果を図4(a) に示し、同じ
くO2 濃度およびCO濃度の測定結果を図4(b) に示
す。
【0033】また、比較例における炉底から6mの高さ
位置での未燃物およびチャーの量の測定結果を図5(a)
に示し、同じくO2 濃度およびCO濃度の測定結果を図
5(b) に示す。また、炉底から15mの高さ位置での未
燃物およびチャーの量の測定結果を図6(a) に示し、同
じくO2 濃度およびCO濃度の測定結果を図6(b) に示
す。
【0034】さらに、実施例および比較例における流動
層炉(1) 内の可燃ガス濃度の分布を図7に示す。
【0035】これらの図面から明らかなように、流動層
炉(1) の炉底から15mの高さ位置においては、実施例
および比較例のいずれの場合も、未燃物およびチャーの
量は少なく、O2 濃度およびCO濃度の変動は少ない。
但し、比較例の場合は、COの突発ピークが発生する。
これに対し、流動層炉(1) の炉底から6mの高さ位置に
おいては、実施例の場合は、未燃物およびチャーの量は
少なく、しかもO2 濃度およびCO濃度の変動は少ない
が、比較例の場合は、未燃物およびチャーの量は多く、
2 濃度およびCO濃度の変動は大きい。さらに、実施
例の場合は、炉底から6mの高さ位置において、すでに
可燃ガスは微量になっているのに対し、比較例において
は未だ比較的多く残存している。
【0036】このような結果から、この発明の方法によ
れば、流動層炉(1) 内で安定燃焼が行われていることが
分かる。また、この発明の方法によれば、流動層炉(1)
の炉内高さを6mにしても安定した燃焼を行うことがで
き、その結果流動層炉(1) の高さを従来の装置の場合に
比べて低くしうることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の燃焼装置の全体構成を示す概略図で
ある。
【図2】従来の燃焼装置の全体構成を示す概略図であ
る。
【図3】(a) は実施例における炉底から6mの高さ位置
での未燃物およびチャーの量の測定結果を示すグラフで
あり、(b) は実施例における炉底から6mの高さ位置で
のO2 濃度およびCO濃度の測定結果を示すグラフであ
る。
【図4】(a) は実施例における炉底から15mの高さ位
置での未燃物およびチャーの量の測定結果を示すグラフ
であり、(b) は実施例における炉底から15mの高さ位
置でのO2 濃度およびCO濃度の測定結果を示すグラフ
である。
【図5】(a) は比較例における炉底から6mの高さ位置
での未燃物およびチャーの量の測定結果を示すグラフで
あり、(b) は比較例における炉底から6mの高さ位置で
のO2 濃度およびCO濃度の測定結果を示すグラフであ
る。
【図6】(a) は比較例における炉底から15mの高さ位
置での未燃物およびチャーの量の測定結果を示すグラフ
であり、(b) は比較例における炉底から15mの高さ位
置でのO2 濃度およびCO濃度の測定結果を示すグラフ
である。
【図7】実施例および比較例における流動層炉内の可燃
ガス濃度の分布を示すグラフである。
【符号の説明】
(1):流動層炉 (2):サイクロン(集塵装置) (3):流動媒体還流路 (20):RDF投入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 龍太郎 大阪市住之江区南港北1丁目7番89号 日 立造船株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動層炉においてRDFを燃焼させ、流
    動層炉から排出される流動媒体を集塵装置により燃焼ガ
    スから分離して捕集し、捕集した流動媒体を流動媒体還
    流路を通して流動層炉に戻すRDF燃焼方法であって、
    RDFを流動媒体還流路に投入し、集塵装置から流動層
    炉に戻される流動媒体によって、RDFを流動媒体還流
    路において解砕することを特徴とするRDF燃焼方法。
  2. 【請求項2】 流動層炉と、流動層炉の後流側に配置さ
    れかつ流動層炉から排出される流動媒体を燃焼ガスから
    分離して捕集する集塵装置と、集塵装置と流動層炉との
    間に設けられかつ集塵装置で捕集された流動媒体を流動
    層炉に戻す流動媒体還流路とを備えたRDF燃焼装置で
    あって、流動媒体還流路にRDF投入口が設けられてい
    るRDF燃焼装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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