JP2000240843A - メカニカルリンク式デュアル高温バタフライ弁 - Google Patents

メカニカルリンク式デュアル高温バタフライ弁

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JP2000240843A
JP2000240843A JP11045618A JP4561899A JP2000240843A JP 2000240843 A JP2000240843 A JP 2000240843A JP 11045618 A JP11045618 A JP 11045618A JP 4561899 A JP4561899 A JP 4561899A JP 2000240843 A JP2000240843 A JP 2000240843A
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JP
Japan
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butterfly valve
valve
mechanical link
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type dual
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JP11045618A
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Susumu Takeda
進 武田
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管の熱膨張や収縮を吸収することができ、
バタフライ弁のシール性を確保できるメカニカルリンク
式デュアル高温バタフライ弁を提供する。 【解決手段】 メカニカルリンクの1対の連結部材にそ
れぞれ緩衝部12,13を介装し、緩衝部12,13
は、連結部材を分割してなる第1バタフライ弁側の第1
部材14,24と第2バタフライ弁側の第2部材15,
25と、所定距離の分断部をおいて対向する第1部材と
第2部材の端部を接合離間自在に覆うジャケット16,
17,26,27と、開閉動作時に第1部材14,24
に作用する軸心方向の付勢力を第2部材15,25に伝
達する皿バネ18,28とを有した構成とする。これに
より、第1,第2バタフライ弁の弁棒間の距離が変動し
ても、緩衝部12,13の分断部で吸収できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メカニカルリンク
式デュアル高温バタフライ弁に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば石油精製装置(FCC)の高温
廃ガスラインに設ける三方弁として、従来は、2つの出
口をスライド弁体で機械的に切り替えるツーポートスラ
イドバルブが使用されてきた。近年では、省スペース・
省コストの観点から、T管と2台のバタフライ弁とを組
み合わせ、両バタフライ弁をメカニカルリンクで連結し
て、一方のバタフライ弁が開動するに伴って他方のバタ
フライ弁が閉動するようにしたメカニカルリンク式デュ
アル高温バタフライ弁を設置するケースが増えてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た高温廃ガスラインのような高温管路では配管の熱膨張
や収縮を免れないため、それに追随できないメカニカル
リンクが正常に機能せず、バタフライ弁のシール性が損
なわれたり、メカニカルリンク自体が破損する恐れがあ
る。
【0004】本発明は上記問題を解決するもので、配管
の熱膨張や収縮を吸収することができ、バタフライ弁の
シール性を確保できるメカニカルリンク式デュアル高温
バタフライ弁を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のメカニカルリンク式デュアル高温バタフラ
イ弁は、T状管路の2方の流路口に第1バタフライ弁お
よび第2バタフライ弁を設け、両バタフライ弁をメカニ
カルリンクにより連動連結し、第1バタフライ弁に設け
た操作機の駆動により、一方のバタフライ弁が開動する
にともなって他方のバタフライ弁が閉動するメカニカル
リンク式デュアル高温バタフライ弁において、前記メカ
ニカルリンクは、各弁棒に固着した1対の支持部材と、
支持部材の端部どうしをピンを介して連結した1対の連
結部材と、各連結部材の途中に介装した緩衝部とを有
し、前記緩衝部は、連結部材を分割してなる第1バタフ
ライ弁側の第1部材と第2バタフライ弁側の第2部材
と、所定距離の分断部をおいて対向する第1部材と第2
部材の端部を接合離間自在に覆うジャケットと、開閉動
作時に第1部材に作用する軸心方向の付勢力を第2部材
に伝達する弾性体とを有することを特徴とする。
【0006】上記した構成によれば、T状管路や第1,
第2バタフライ弁の弁箱の熱膨張あるいは収縮によって
第1,第2バタフライ弁の弁棒間の距離が変動しても、
緩衝部において第1部材と第2部材とが距離の変動分だ
け接合離間するように相対移動するので、第2バタフラ
イ弁の弁体を所定の全閉位置に配置可能であり、シール
性を確保できる。メカニカルリンクの破損も生じない。
【0007】なおその際に、第1バタフライ弁から第2
バタフライ弁へ向かう方向へ進出する一方の連結部材に
操作機の駆動力が作用し、他方の連結部材はその反力で
後退するので、一方の連結部材の緩衝部では第1部材に
よる付勢力が弾性体を介して第2部材に確実に伝達さ
れ、他方の連結部材の緩衝部では第2部材による付勢力
が弾性体を介して第1部材に確実に伝達される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。図1〜図3において、高温管路
に介装されたT字管1の2方の出口P1,P2にそれぞ
れ主弁2および従弁3をなすバタフライ弁が設けられて
いる。主弁2と従弁3はそれぞれ同一サイズの弁箱2
a,3a、弁体2b,3b、弁棒2c,3cを有してお
り、一方が開動するに伴って他方が閉動するように弁箱
2a,3aの外部においてメカニカルリンク4により連
結されている。T字管1、主弁2、従弁3には断熱ライ
ニング5が設けられている。
【0009】メカニカルリンク4は、弁体2b,3bを
開閉回転させる弁棒2c,3cにそれぞれ、弁体2b,
3bの直径に相応する長さの支持部材6,7を固着し、
支持部材6,7どうしを、弁棒2c,3cを挟んだ一側
と他側において連結部材8,9によりピン10を介して
連結し、支持部材6,7、連結部材8,9のための操作
機11を主弁2の上部に設けたものである。操作機11
は、連結部材8,9がそれぞれ主弁2から従弁3へ向か
う方向へ進出するように弁棒2cの軸心廻りの回転を駆
動する。各連結部材8,9の途中には緩衝部12,13
が設けられている。
【0010】緩衝部12は、連結部材8を分割してなる
主弁2側の第1部材14と従弁3側の第2部材15と、
所定距離αの分断部をおいて対向する第1部材14の端
部と第2部材15の端部とを接合離間自在に覆うジャケ
ット16,17と、開閉動作時に第1部材14に作用す
る軸心方向の付勢力を第2部材15に伝達する皿バネ1
8とを有している。ジャケット16は第1部材14とは
別部材であり、ジャケット17は第2部材に一体に形成
されていて、ジャケット16,17どうしはボルト結合
されている。
【0011】第1部材14の端部には鍔部19が形成さ
れていて、この鍔部19と軸心方向において係合して第
1部材14を抜け止めする凸部20とブシュ部21,2
2とがジャケット16の内周面に形成されている。鍔部
19はブシュ部21より短く形成されていて、所定温度
で第1部材14との間に上記した距離α、凸部19との
間に距離βをおいている。ここでα+βは、T字管1、
主弁2、従弁3を含めた配管の熱膨張による移動量を吸
収し、従弁3の閉位置を確保できるように経験則に基い
て予め決められた距離である。ジャケット17で覆われ
た第2部材15の端部はジャケット17外の部分より幾
分細く形成されていて、この第2部材15の端部に外挿
してジャケット17との間隙23に上記した皿バネ18
が配置されている。
【0012】緩衝部13は、緩衝部12と同様に構成さ
れていて、第1部材24、第2部材25、ジャケット2
6、ジャケット27、皿バネ28、鍔部29、凸部3
0、ブシュ部31,32、間隙33を有している。上記
した構成における作用を説明する。実線で示した状態で
はT字管1の出口P1が主弁2の弁体2bによって閉塞
され、出口P2は開放している。流路を切り替える時に
は、操作機11で弁棒2cを回転させることによって、
支持部材6を弁棒2cの軸心まわりに回転させ、それに
伴って仮想線で示したように連結部材8,9を相反する
方向に出退させ、それに伴って支持部材7を弁棒3cの
軸心まわりに回転させ、それに伴って弁軸3cを回転さ
せる。そして、これらの一連の動作に伴って弁棒2c、
弁軸3cの軸心廻りに回転する弁体2b,3bによっ
て、出口P1を開放するとともに出口P2を閉塞させ
る。
【0013】その際に、T字管1や弁箱2a,3aが熱
膨張で伸長していれば弁棒2c,3c間の距離が大きく
なっているが、メカニカルリンク4の緩衝部12,13
において皿バネ18,28の付勢により第1部材14,
24と第2部材15,25とが距離の増大分だけ遠ざか
るように相対移動する。このため、従弁3の弁体3bは
所定の全閉位置に配置され、シール性は確保される。メ
カニカルリンク4の破損も生じない。
【0014】なおその際に、主弁2から従弁3へ向かう
方向へ進出する連結部材8に操作機11より駆動力が付
与され、連結部材9はその反力で後退するので、連結部
材8の緩衝部12では第1部材14による押圧力が皿バ
ネ18を介して第2部材15に確実に伝達され、連結部
材9の緩衝部13では第2部材25による押圧力が皿バ
ネ18を介して第1部材24に確実に伝達される。
【0015】これとは逆に、T字管1や弁箱2a,3a
が温度低下により収縮し、弁棒2c,3c間の距離が小
さくなった時には、メカニカルリンク4の緩衝部12,
13で第1部材14,24と第2部材15,25とが距
離の減少分だけ近づくように相対移動し、従弁3の弁体
3bは所定の全閉位置に配置される。さらに流路を切り
替える時には、同様にして、主弁2から従弁3へ向かう
方向へ進出する連結部材9に操作機11より駆動力が付
与され、連結部材8がその反力で後退する結果、主弁2
の弁体2bが所定の全閉位置に配置される。
【0016】なお、第1部材14,24と第2部材1
5,25とを安定に保持できればジャケット16,1
7,26,27の形状は変更可能であり、鍔部19,2
9も必須ではない。皿バネ18,28に代えてスプリン
グなどの他の弾性体も使用可能である。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、2台のバ
タフライ弁を同時に開動および閉動させるメカニカルリ
ンクに、分断部が介在する緩衝部を設けることにより、
配管の熱膨張あるいは収縮を吸収することができ、バタ
フライ弁の全閉位置を確保できるとともに、メカニカル
リンクの破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるメカニカルリンク
式デュアル高温バタフライ弁の全体構成を示した一部切
り欠き平面図である。
【図2】同メカニカルリンク式デュアル高温バタフライ
弁の全体構成を示した一部切り欠き側面図である。
【図3】同メカニカルリンク式デュアル高温バタフライ
弁のメカニカルリンクの一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 T字管 2 主弁 3 従弁 2c,3c 弁棒 4 メカニカルリンク 6,7 支持部材 8,9 連結部材 10 ピン 11 操作機 12,13 緩衝部 14,24 第1部材 15,25 第2部材 16,17,26,27 ジャケット 18,28 皿バネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 T状管路の2方の流路口に第1バタフラ
    イ弁および第2バタフライ弁を設け、両バタフライ弁を
    メカニカルリンクにより連動連結し、第1バタフライ弁
    に設けた操作機の駆動により、一方のバタフライ弁が開
    動するにともなって他方のバタフライ弁が閉動するメカ
    ニカルリンク式デュアル高温バタフライ弁において、前
    記メカニカルリンクは、各弁棒に固着した1対の支持部
    材と、支持部材の端部どうしをピンを介して連結した1
    対の連結部材と、各連結部材の途中に介装した緩衝部と
    を有し、前記緩衝部は、連結部材を分割してなる第1バ
    タフライ弁側の第1部材と第2バタフライ弁側の第2部
    材と、所定距離の分断部をおいて対向する第1部材と第
    2部材の端部を接合離間自在に覆うジャケットと、開閉
    動作時に第1部材に作用する軸心方向の付勢力を第2部
    材に伝達する弾性体とを有することを特徴とするメカニ
    カルリンク式デュアル高温バタフライ弁。
JP11045618A 1999-02-24 1999-02-24 メカニカルリンク式デュアル高温バタフライ弁 Withdrawn JP2000240843A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105042177A (zh) * 2015-09-17 2015-11-11 潍坊力创电子科技有限公司 带缓冲机构的气体喷射阀
CN106015597A (zh) * 2016-05-18 2016-10-12 中国北方发动机研究所(天津) 一种低驱动力矩高温阀轴承结构
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CN111946839A (zh) * 2020-08-13 2020-11-17 浙江力诺流体控制科技股份有限公司 双联式隔离高温烟道蝶阀

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