JP2000239816A - メッキ槽 - Google Patents

メッキ槽

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JP2000239816A
JP2000239816A JP3643899A JP3643899A JP2000239816A JP 2000239816 A JP2000239816 A JP 2000239816A JP 3643899 A JP3643899 A JP 3643899A JP 3643899 A JP3643899 A JP 3643899A JP 2000239816 A JP2000239816 A JP 2000239816A
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Kazutoshi Ichikawa
和利 市川
Shigeru Okita
茂 大北
Ryuichi Motomatsu
隆一 元松
Kiyoshi Suzuki
清 鈴木
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Daikure KK
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な耐食性および機械的性質を溶接部にお
いても備えながら、低コストな溶接方法にて製造が可能
な溶融亜鉛メッキ槽の提供。 【解決手段】 重量%で、C:0.15%を超え0.3
%以下、Si:0.05%以下、Mn:0.2〜2%、
P:0.015%以下、Al:0.05×{P(%)}
0.3 以上0.15以下を含有し、残部がFe及び不可避
不純物からなる鋼を、重量%で、C:0.01〜0.2
%、Si:0.05%以下、Mn:0.2〜1.1%を
含有し、残部がFe及び不可避不純物からなるワイヤ
と、重量%で、MnO:1〜6%、SiO2 :5〜17
%、CaO:9〜17%、MgO:19〜35%、Al
2 3 :13〜30%、TiO2 :5〜13%、B2
3 :0.1〜0.5%、Si:2.5%以下、Mn:4
%以下、Al:0.8%以下、金属フッ化物をFに換算
して、F:4%以下を含有するボンド型フラックスを用
い、溶接入熱が22kJ/cm以上であるサブマージア
ーク溶接により、板厚25mm当りの溶接層数が4層以
上で製造されたことを特徴とするメッキ槽。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融亜鉛メッキ工
程に使用される溶融亜鉛による腐食を受けるメッキ槽に
関するものであり、特に必要な特性を満足しつつ、低コ
ストで製造できるメッキ槽に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄鋼材料を大気腐食等から保護するため
には亜鉛メッキが広く行われており、特に厚メッキの場
合には溶融亜鉛メッキが一般的である。メッキのために
溶融亜鉛を保持する鋼製メッキ槽は溶融亜鉛と接触する
ことにより、侵食を受け、材料の選択を誤ると極めて短
期間に使用に耐えなくなる。このような状況のもとに、
例えば特公昭56−43101号公報による発明があ
る。これは、重量%で、C:0.15%を超え0.3%
以下、Si:0.05%以下、Mn:0.2〜2%、
P:0.015%以下、Al:0.05×{P(%)}
0.3 以上0.15%以下を含有し、残部実質的にFeよ
りなることを特徴とする亜鉛メッキ釜用鋼材に関するも
ので、優れた耐食性を有し、亜鉛の粒界侵入をも抑制し
た溶融亜鉛メッキ釜用鋼を提供する。
【0003】上述の発明には「亜鉛メッキ釜を製造する
場合、手溶接、サブマージアーク溶接、エレクトロスラ
グ溶接等が施される」との記述はあるもの溶接施工要領
に関する記載はない。また、「溶着部の組成が本発明鋼
の成分範囲に合致するような溶接材料、溶接条件を用い
ることが望ましい。」との記述はあるものの、具体的に
上記のような溶着金属の組成を得るための溶接材料、例
えばサブマージアーク溶接などに使用されるフラックス
の化学組成等に関する記載もない。従って、該鋼材を実
際にメッキ槽として組立施工する場合に、その溶接部も
含めて良好な耐食性を維持するための溶接材料と溶接施
工条件について示唆するものがなく、実際に耐食性に優
れたメッキ槽を提供できるものではなかった。
【0004】加えて、溶接金属では一般的に母材よりも
酸素量が高く、耐食性のみを考えて、SiやMn等の範
囲を定めるだけでは、溶接部における十分な靭性が、得
られず、侵食とは無関係な一般的な脆化により、割れや
脆性破壊が生じる危険性がある。構造物の安全性確保の
観点から、一般的な鋼構造物の溶接金属が具備すべき程
度の強度、靭性を、メッキ槽においても確保するための
検討も必要である。
【0005】さらに、従来、溶融亜鉛メッキ工程で使用
するメッキ槽の製造には被覆アーク溶接棒を用いた手溶
接が適用されている。一般的にこのようなメッキ槽には
極厚の鋼材が使用されるので、溶接施工を手溶接である
被覆アーク溶接で行うと、溶接施工に要する時間とコス
トは非常に大きいものとなって、製造効率は著しく悪
く、結果として、メッキ槽の価格を高めてしまうという
難点もあった。このため、溶融亜鉛メッキの分野におい
ては、溶融亜鉛に対する耐食性は勿論のこと、安全性の
観点からの溶接金属に必要な特性を具備しつつ、適切な
自動溶接、望ましくはより大入熱な溶接により効率的か
つ低コストにて組み立てられたメッキ槽が期待されてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、溶融亜鉛メ
ッキ槽の上記のような現状に鑑みてなされたもので、必
要な耐食性および機械的性質を溶接部においても備えな
がら、自動溶接など従来よりも低コストな溶接方法にて
製造が可能な溶融亜鉛メッキ槽を提供することを課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明者らは、鋭意検討の
結果、鋼材、ワイヤ、フラックスの組成および溶接手
段、入熱条件、多層溶接の層数などにおいて、上記課題
を解決できる施工条件を特定するに至って本発明を完成
したものであり、その要旨とするところは、重量%で、
C:0.15%を超え0.3%以下、Si:0.05%
以下、Mn:0.2〜2%、P:0.015%以下、A
l:0.05×{P(%)}0.3 以上0.15%以下を
含有し、残部がFe及び不可避不純物からなる鋼を、重
量%で、C:0.01〜0.2%、Si:0.05%以
下、Mn:0.2〜1.1%を含有し、残部がFe及び
不可避不純物からなるワイヤと、重量%で、MnO:1
〜6%、SiO2 :5〜17%、CaO:9〜17%、
MgO:19〜35%、Al2 3 :13〜30%、T
iO2 :5〜13%、B 2 3 :0.1〜0.5%、S
i:2.5%以下、Mn:4%以下、Al:0.8%以
下、金属フッ化物をFに換算して、F:4%以下を含有
するボンド型フラックスを用い、溶接入熱が22kJ/
cm以上であるサブマージアーク溶接により、板厚25
mm当りの溶接層数が4層以上で製造されたことを特徴
とするメッキ槽である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、作用とともに本発明を詳述
する。従来の手溶接である被覆アーク溶接による厚板の
溶接に槽の溶接施工効率の劣悪さを克服するために、自
動溶接であるところのサブマージアーク溶接を適用し
た。まず、槽に用いた鋼板は亜鉛メッキ釜用鋼板であ
り、鋼板中への添加元素の作用は以下のとおりである。
Cは低Si、低P鋼の場合は溶融亜鉛中での耐食性に極
めて有効であるが、0.30%超では溶接性に悪影響を
与えるので下限を0.15%超、上限を0.30%とし
た。
【0009】Siは溶融亜鉛による腐食を著しく促進
し、その作用は0.05%を超えると顕著になるので上
限を0.05%に制限した。Mnは鋼の強度を高める元
素であり、0.2%以上の添加で効果があるが、2%を
超えて過剰に含有されると溶接性を阻害するので、下限
を0.2%、上限を2%とした。Pは溶融亜鉛による腐
食を促進するので上限を0.015%に制限した。Al
は亜鉛の粒界侵入を促進する粒界のP濃度を低減するた
めに0.05×{P(%)}0.3 以上であることが必要
であるが、0.15%を超えて含有されると、亜鉛浴中
でのクリープ強度を低下させるので、上限を0.15%
とした。
【0010】つぎに、溶接用ワイヤへの添加元素の影響
は以下のとおりである。Cは溶接金属の室温、高温にお
ける静的強度を高めるので0.01%以上含有すること
が必要であるが、過剰に含有されると溶接金属の靭性を
阻害するので上限を0.2%とした。Siは、上記鋼成
分における作用と同様に、溶接金属における溶融亜鉛に
よる腐食を著しく促進し、その作用は0.05%を超え
ると顕著になるので上限を0.05%とした。Mnは溶
接金属の強度、靭性を高めるので0.2%以上含有する
ことが必要であるが、1.1%を超えると、強度が過剰
に上昇し、溶接金属の靭性を損なうので、上限を1.1
%とした。
【0011】つぎに、フラックスの成分の規定理由は以
下のとおりである。SiO2 はスラグの粘性を増加さ
せ、止端部のなじみがよい溶接ビードを形成するのに極
めて有効な成分であるとともに、スラグの構造をガラス
質にする性質があり、これにより、スラグを砕けやすく
し、剥離性の向上させることができる。このようなSi
2 の効果はフラックス全重量に対し、5%以上の添加
で得ることができるが、17%を超えてSiO2 を添加
すると、スラグの融点が低下し、溶接ビードが乱れ、さ
らには溶接金属中の酸素量を増大させて、溶接金属の靭
性が劣化する。
【0012】CaOはフラックス全重量に対し、9〜1
7%である必要がある。CaOが9%未満ではフラック
スの塩基度が不足で、溶接金属の酸素量が高くなり、溶
接金属の靭性が劣化する。一方、17%を超えるとビー
ド波が粗くなり、止端が不揃いになるなどビード形状が
不良となる。また過剰なCaOの添加はSiの歩留まり
を増加させ、溶融亜鉛による腐食を促進するので、この
ように上限を規定する必要がある。
【0013】MgOはフラックス全重量に対し、19〜
35%である必要がある。MgOは融点が高く、フラッ
クスの耐火性を向上させ、ビード形状を安定させる。こ
のような効果は19%以上で得られるが、MgOが過多
に添加されるとスラグに硬い結晶が生じる。このような
硬いスラグが開先内にはまり込むと、容易に粉砕され
ず、これを除去するのは著しく困難であるので、MgO
は35%以下にすることが必要である。また過剰なMg
Oの添加はSiの歩留まりを増加させ、溶融亜鉛による
腐食を促進するので、このように上限を規定する必要が
ある。
【0014】Al2 3 はフラックス全重量に対し、1
3〜30%である必要がある。Al 2 Oは融点が高く、
フラックスの耐火性を向上させ、ビード形状を安定させ
る。さらにAl2 3 は、スラグの構造をガラス質にす
る性質があり、これにより、スラグを砕けやすくし、剥
離性の向上させることができる。このようなAl2 3
の効果はフラックス全重量に対し、13%以上の添加で
得ることができるが、30%を超えてAl2 3 を添加
すると、ビード幅が狭くなり、凸状のビードとなり、母
材とのなじみが悪く、スラグ巻込み発生の原因となる。
【0015】TiO2 はフラックス全重量に対し、5〜
13%である必要がある。TiO2から還元されて、溶
接金属中に溶解したTiは溶接金属中でTi酸化物を形
成し、この酸化物が微細なアシキュラフェライトの核生
成サイトとなるために、組織を微細化し、靭性向上に非
常に効果がある。この効果を得るためにはTiO2 を5
%以上含有する必要があるが、13%を超えてTiO2
を添加すると、溶接金属中の酸素量を増大させて、溶接
金属の靭性が劣化する。
【0016】B2 3 はフラックス全重量に対し、0.
1〜0.5%である必要がある。B 2 3 から還元され
て、溶接金属中に溶解したBは溶接金属中でオーステナ
イト粒界に偏析し、粗大な粒界のフェライトアロトリオ
モルフの生成を抑制するために、組織を微細化し、靭性
向上に非常に効果がある。この効果を得るためにはB 2
3 を0.1%以上含有する必要があるが、0.5%を
超えてB2 3 を添加すると、溶接金属中の焼入性が過
大となって靭性が劣化する。
【0017】Siは単体あるいは合金として、フラック
ス全重量に対し、2.5%以下である必要がある。Si
は溶接金属における溶融亜鉛による腐食を著しく促進
し、その作用は2.5%を超えると顕著になるので上限
を2.5%とした。MnおよびAlはそれぞれ単体ある
いは合金として、フラックス全重量に対し、4%以下お
よび0.8%以下である必要がある。これら脱酸成分は
溶接金属へのSiの歩留まりを増加させ、溶融亜鉛によ
る腐食を促進するので、このように上限を規定する必要
がある。
【0018】金属フッ化物は溶接金属中の酸素量を低減
し、靭性向上に有効であるが、4%を超えて含有される
とビード表面の平滑性が損なわれると同時に、Siの歩
留まりを増加させ、溶融亜鉛による腐食を促進するの
で、このように上限を規定する必要がある。つぎに、溶
接入熱は、溶接施工に要する時間に大きく影響するの
で、なるべく大きくすることが望ましく、下限を22k
J/cmとした。自動溶接を使用可能としメッキ槽の製
造に関わる人的コストを極力低く抑えるためにサブマー
ジアーク溶接を採用している。さらに、本発明者らは亜
鉛浴中で上述のような大入熱溶接による溶接金属を使用
する際の亜鉛メッキ脆化に対する安全性を切欠付き丸棒
引張り(NBT)試験を用いて詳細に検証した。
【0019】以下、まずNBT試験に関して詳述する。
本試験方法は鉄塔用鋼や溶融亜鉛メッキ橋梁用高張力鋼
の開発のために開発された試験法(新日鉄技報348
号、1993年、p.63−70)で、鋼材の亜鉛脆化
割れ感受性を定量的に評価できる。すなわち、図1に示
す切欠付き丸棒り試験片の切欠き底部に亜鉛メッキを施
し、図2に示す温度応力サイクルを与える。この初期応
力を種々変えることによって破断強度−破断時間曲線が
得られ、この破断強度を亜鉛をメッキしない場合の破断
強度で除した値をSLMと定義する。SLM−破断時間
曲線がほぼ破断時間軸と平行になる破断時間400秒の
時のSLMをSLM400と定義し、このSLM400
により亜鉛脆化割れ感受性を評価できる。すなわちSL
M400が小さいほど亜鉛脆化割れが起こり易いことを
示している。
【0020】このようなNBT試験を用いて溶接金属の
亜鉛脆化割れ感受性を調査、さらに走査型電子顕微鏡、
光学顕微鏡にて、観察を行った結果、脆化亀裂の進展は
溶接層間で抑制されることを明らかにした。すなわち、
板厚あたりの層数が少ないと、このような層境界での亀
裂進展抑制効果があまり期待できない。従って、本発明
では板厚25mm当りの溶接層数が4層以上とした。こ
れ未満の層数の場合、脆化亀裂が層間で抑止されること
なく一挙に進展する可能性が高くなるため構造物の安全
性を著しく損なう。
【0021】
【実施例】メッキ槽の製造を想定した溶接実験をおこな
った。鋼板は表1に示すP1およびP2の2種類の鋼板
を用い、これらの鋼板に対し、溶接試験のため、図3に
示すような開先を加工した。ワイヤは表2に示すW1お
よびW2の2種類のワイヤを試作した。また、フラック
スは表3に示す3種のボンド型フラックスと表4に示す
2種類の溶融型フラックスを試作した。鋼板、ワイヤお
よびフラックスを表5のように組合せ、溶接を行った。
溶接入熱は表5に示すように30および70kJ/cm
とし、各々に対し、板厚方向25mmに対し、溶接層数
は7層とし、比較のため3層のものも準備した。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】
【表4】
【0026】
【表5】
【0027】各実施例の溶接金属の化学成分を表5に示
す。これらの溶接金属および表1に示した鋼板母材の原
質部の中心部より厚さ10mm、幅30mmおよび長さ
100mmの腐食試験片を採取し、450℃に保定した
溶融亜鉛浴中に浸漬し、200時間後における腐食減量
を測定した。また、溶接金属中心部よりシャルピ衝撃試
験片を採取を各溶接金属から3本ずつ採取、0℃におけ
る吸収エネルギを測定、3本の平均値を求めた。さらに
図1に示すNBT試験片を溶接金属中心部より採取し、
前述の要領で溶接金属のSLM400を測定した。
【0028】表6にこれらの試験結果を示す。槽記号C
1およびC2は本発明による槽の溶接部でC3、C4、
C5、C6、C7およびC8は比較のために例示した。
C1およびC2は溶接金属、母材ともSiの含有量が妥
当であり、溶融亜鉛浴中での腐食量が少ない。溶接金属
のMn量が適正であり、シャルピ吸収エネルギの値も良
好である。また、溶接層数も適正であり、SLM400
も高い。
【0029】
【表6】
【0030】しかしながら比較例においてはいずれかの
特性が劣る。すなわち、C3は溶接金属のSi含有量が
高すぎて溶接金属の腐食量が過大である。C4は溶接金
属の腐食量は適正であるが、Mn含有量が低すぎて、靭
性が不十分ある。C5は溶接金属のSi含有量が高すぎ
て溶接金属の腐食量が過大である。C6は母材のSi含
有量が高すぎて、腐食量が過大である。C7はワイヤの
Si含有量が高すぎて、溶接金属のSi含有量が高すぎ
てしまい、溶接金属の腐食量が過大である。C8は溶接
層数が少なすぎるために、脆化亀裂進展を抑止効果が弱
く、SLM400が過小である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のメッキ槽
は、室温および高温で優れた機械的性質および溶融亜鉛
に対する耐食性および脆化感受性を有する溶接部を有
し、かつ可能な限り大きな入熱を採用した自動溶接を適
用することにより、安価に製造されることのできるもの
で、溶融亜鉛メッキ工程のコストの低減に寄与するとこ
ろが極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】切欠付き丸棒試験片の形状を示す図である。
【図2】切欠付き丸棒引張り(NBT)試験における時
間−応力および時間−温度の関係を示す図である。
【図3】溶接試験に用いた開先形状を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22C 38/06 C22C 38/06 C23C 2/00 C23C 2/00 (72)発明者 大北 茂 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 元松 隆一 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 鈴木 清 広島県呉市築地1番24号 株式会社ダイク レ内 Fターム(参考) 4E001 AA03 BB05 CA01 CC02 DC05 EA02 EA05 EA07 4E084 AA02 AA03 AA06 AA07 AA11 AA12 AA13 AA17 BA04 BA10 BA29 CA08 DA18 GA02 HA04 4K027 AA02 AA22 AB42 AD04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、 C :0.15%を超え0.3%以下、 Si:0.05%以下、 Mn:0.2〜2%、 P :0.015%以下、 Al:0.05×{P(%)}0.3 以上0.15%以下
    を含有し、残部がFe及び不可避不純物からなる鋼を、 重量%で、 C :0.01〜0.2%、 Si:0.05%以下、 Mn:0.2〜1.1% を含有し、残部がFe及び不可避不純物からなるワイヤ
    と、 重量%で、 MnO:1〜6%、 SiO2 :5〜17%、 CaO:9〜17%、 MgO:19〜35%、 Al2 3 :13〜30%、 TiO2 :5〜13%、 B2 3 :0.1〜0.5%、 Si:2.5%以下、 Mn:4%以下、 Al:0.8%以下、 金属フッ化物をFに換算して、F:4%以下を含有する
    ボンド型フラックスを用い、溶接入熱が22kJ/cm
    以上であるサブマージアーク溶接により、板厚25mm
    当りの溶接層数が4層以上で製造されたことを特徴とす
    るメッキ槽。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103386558A (zh) * 2013-07-25 2013-11-13 冠达尔钢结构(江苏)有限公司 镀锌钢结构用埋弧焊剂
CN106513947A (zh) * 2015-09-14 2017-03-22 江苏立新焊接材料有限公司 一种向焊缝金属渗微量硼元素的方法及焊接方法
WO2022138177A1 (ja) * 2020-12-23 2022-06-30 株式会社神戸製鋼所 サブマージアーク溶接用フラックス

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