JP2000239746A - 表面硬化処理法 - Google Patents

表面硬化処理法

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JP2000239746A
JP2000239746A JP4518899A JP4518899A JP2000239746A JP 2000239746 A JP2000239746 A JP 2000239746A JP 4518899 A JP4518899 A JP 4518899A JP 4518899 A JP4518899 A JP 4518899A JP 2000239746 A JP2000239746 A JP 2000239746A
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torch
peripheral surface
axis
arc
chill
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JP4518899A
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Yasuhiro Koyama
泰浩 小山
Teruaki Yokozeki
輝明 横関
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融プールの形状に影響されず、カム表面に
幅方向に均等な深さと幅をもつチル層を形成する。 【解決手段】 トーチは、回転軸をもつカム部材2の周
表面3に対し所定の入射角及び接近距離で熱ビームを発
し、工作物周表面3上をその幅方向に往復移動しつつ周
方向φAに進行して工作物周表面3上を蛇行軌跡を描い
て再溶融する。この往復移動の両端位置で該往復移動を
停止する保持時間を設定することにより、蛇行軌跡の頂
点で工作物周表面3の周方向に沿った直線部36が形成
され、工作物周表面の幅方向に均等な入熱を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作物カム面にチ
ル層を形成する表面硬化処理法に関する。
【0002】
【従来の技術】鋳物粗材は、再溶融し、冷却することに
より、チル組織と呼ばれる高硬度(Hv600〜800
程度)の組織が形成される。このような再溶融処理法を
利用して、例えば自動車用エンジンのカムシャフトに設
けられるカム部材のカム表面(周表面)には高密度のア
ーク、レーザ、電子ビーム等の熱ビーム照射によるチル
層を形成するようにしている。
【0003】上記チル層は、熱ビームをカム表面に均等
に照射して、深さ方向に均一に形成する必要がある。従
来、チル層の形成法として、例えば特公平2−2069
4号公報には、図6に示すように、トーチ1をプラス電
極、カム部材2をマイナス電極とするTIGアーク放電
を利用し、図7に示すように、カム部材2のカム表面3
に対し所定の入射角及び接近距離でアークを発するトー
チ1をカム部材2のカム表面3の周方向φAに相対移動
しかつ回転軸φと平行な方向に相対往復移動することに
よりカム表面3を再溶融し、この再溶融部分が自己冷却
することによりチル組織部5(図10)とする表面硬化
処理法が記載されている。
【0004】上記公報の場合、トーチ1とカム表面3と
の周方向Aの相対移動は、図6に示すカムシャフト4
(回転軸)を中心とする回転運動と、カムシャフト4の
軸直角面内でのトーチ1の2軸位置制御(カムシャフト
4に垂直かつ水平な方向とカムシャフト4と垂直でかつ
鉛直な方向との移動運動)とによって行われる。この周
方向Aの相対移動と、回転軸φと平行な方向の相対往復
移動とによって、アークは、図7に示すような三角波状
あるいは正弦波状に蛇行する軌跡を描く。この蛇行する
軌跡のストローク相当分幅域のカム表面3にチル組織部
5が形成される。
【0005】また、上記公報の場合、カム表面3は、カ
ムシャフト4の軸直角面内でのトーチ1の2軸位置制御
によって、アークの放電中心(溶融ランド)における接
線方向が水平線より所定角度だけカムシャフト4の回転
方向と反対方向に水平線より下側に形成されることにな
り、これによりアークの放電による溶融プール6(図
9)内の溶湯は、その重力による垂れが小さくされてい
る。
【0006】チル組織部5が形成される過程は、トーチ
1の相対往復移動によって図8に示すように幅方向に長
径をもつ楕円状の溶融部7(複数の溶融プール6群から
なる池)を形成する溶融と、この溶融部7と非溶融部8
との温度差によって溶融部7が自己冷却する冷却とから
なる。溶融と冷却は極短時間で行われ、溶融部7が冷却
すると、図8に示すようにアークの進行方向に鱗状に連
続したビード9からなる高硬度チル組織となる。ビード
9の表面を黒皮という。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、溶融プール
6の形状は、図9に示す幅方向の断面図に示すように、
入力熱量の大きいアーク中心の放電部がへこみ、入熱量
の小さい幅方向両端(外縁)が電磁力等で盛り上がった
すり鉢状となる。溶融プール6の形状が、外縁に盛上が
り部10をもち、中央に凹み11をもつものであるた
め、蛇行軌跡の両端位置では、中央位置より入熱量が少
なくなり、盛上がり部10の溶湯が非溶融部8との体積
差に比例した温度差(熱容量差)によって中央位置の溶
湯より早く冷却される。これにより、相対往復移動によ
って形成される溶融部7の断面形状は、図10に示すよ
うに、カム表面3の幅方向両端部分が盛上がり、中央部
分が深い凹み12をもつとともに、側部の傾斜が比較的
緩やかな凹状になり、冷却後は同形状のチル組織部5が
形成されてしまう。
【0008】このようなチル組織部5では、後の研削工
程で図10に示すようにカム表面2を研削すると、カム
表面3の中央部分での凹み12がなくなるように(黒皮
残りがなくなるように)研削取代Lを設定するため、図
11に示すように、カム表面3の両端部分で所定の厚み
が得られなかったり、幅の狭いチル層13が形成されて
しまう。また、場合によっては、所定の厚みtが不足し
たチル層13が形成されてしまう。
【0009】上記チル組織部5の中央の凹み12は、特
開平9−78140号公報に記載されているように、単
位面積当りの入熱量を一定としたり、特公昭59−35
25号公報に記載されているように、蛇行端部の間隔を
等間隔にしたり、あるいは入熱量を制御(特開昭61−
227124号)したりしても解決される問題ではな
い。
【0010】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みな
されたもので、カム表面の幅方向に均一な厚みと幅を確
保したチル層を形成できる表面硬化処理法を提供するこ
とを解決すべき課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明の発明者等は種々検討を重ね、入熱量を工作物周表
面の幅方向に均一にすることにより、蛇行軌跡の両端位
置に盛上がる溶湯が内側に戻ると考え、本発明を完成す
るに至った。すなわち、本発明は、回転軸をもつ工作物
の周表面に対し所定の入射角及び接近距離で熱ビームを
発するトーチを該周表面の周方向に相対移動しかつ回転
軸方向と平行な方向に相対往復移動することにより該周
表面をその幅方向に蛇行して再溶融し、自己冷却後の再
溶融部分をチル組織とする表面硬化処理法において、該
トーチが相対往復移動の端位置に相対移動したとき回転
軸と平行な方向の相対往復移動を定時間停止する保持時
間を設定したことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の表面硬化処理法は、工作物周表面に対
するトーチの相対往復移動を定時間停止する保持時間を
設定する。これにより、トーチの発する熱ビームの移動
軌跡は、往復移動の両端位置において工作物周表面の周
方向に若干の距離だけ進行する。従って、工作物周表面
の端位置には、保持時間内の入熱が行われ、入熱によっ
て形成される溶融プールの外縁側に盛上がる溶湯は、非
溶融部との温度差条件を中央位置の溶湯と同じにするこ
とができる。このため、保持時間経過後、トーチが相対
往復移動を開始しても、外縁側に盛上がった溶湯は直ぐ
には冷却されず表面張力等で中央側に戻り、工作物周表
面の端位置に盛上がったり中央位置に凹みを殆どもたな
いチル組織部を形成することができる。
【0013】また、工作物周表面の端位置でのチル組織
部は、中央位置と変らない入熱が行われるため、十分な
深さで形成され、後の研削による幅の減少を回避でき
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の表面硬化処理法において
は、工作物を回転軸を中心に一方向に回転させ、工作物
周表面を処理する際には、熱ビームの溶融ランドにおけ
る工作物周表面の接線方向と水平線との角度を工作物の
回転方向と反対方向に水平線より下側に形成するよう
に、トーチを回転軸と垂直でかつ水平なY軸方向と、回
転軸と垂直でかつ鉛直なZ軸方向との2軸方向で位置制
御して、溶融プールの重力による垂れを小さくして行う
ことが好ましい。
【0015】本発明の表面硬化処理法を採用する工作物
としては、自動車用エンジン等に組込まれるカムシャフ
トを対象とすることができる。工作物表面を溶融する手
段は、TIGアーク、レーザー、電子ビーム等の高密度
エネルギの熱ビームを発するトーチを使用することがで
きる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳細に説
明する。本発明の表面硬化処理法に使用する表面硬化装
置は、図2に概念的に示すように、カムシャフト4を直
交3軸ロボット20に回転自在に支持し、該直交3軸ロ
ボット20を制御する制御ユニット30で同時に高密度
エネルギー源たるTIGアーク電源31を指令するよう
にした構成を採る。そして、高密度エネルギー源のTI
Gトーチ1(以下、トーチと略す)は、直交3軸ロボッ
ト20に保持されている。TIGアーク電源31は、ト
ーチ1にオペーレータが指定した一定のアーク電流を通
電させるものである。
【0017】直交3軸ロボット20は、トーチ1を保持
したZ軸スライダ21a及び該Z軸スライダ21aを駆
動するモータMZを有してトーチ1をZ軸方向に位置制
御するZ軸移動機構21と、該Z軸移動機構21と連設
したY軸スライダ22a及び該Y軸スライダ22aを駆
動するモータMYを有してトーチ1をY軸方向に位置制
御するY軸移動機構22と、該Y軸移動機構22と連設
したX軸スライダ23a及び該X軸スライダ23aを駆
動するモータMXを有してトーチ1を蛇行運動のためX
軸方向に往復移動させるX軸移動機構23とを主に構成
される。 カムシャフト4はモータMTを有する回転機
構24によって回転軸φを中心に駆動され、該回転軸φ
はX軸と平行に設定されている。また、X軸とY軸との
なす平面は水平で、Z軸は鉛直となっている。
【0018】制御ユニット30は、上記モータMXの制
御(オシレーティング制御)、モータMYの制御及びモ
ータMZの制御及びモータMTの制御を行うコントロー
ラ33と、該コントローラ33と協動してTIGアーク
電源31を制御するシーケンサ34とから構成される。
コントローラ33は、上記各モータMX,MY,MZ及
びMTの制御プログラム、トーチ1のティーチングプロ
グラムを格納しており、オペレータの操作によってこれ
ら各プログラムに基づく駆動信号を各モータMX,M
Y,MZ及びMTに発する。
【0019】本実施例の表面硬化処理法は、上記構成を
用いてカムシャフト4に固着された工作物としてのカム
部材2のカム表面3に1.0〜1.5mm程度のチル層3
5(図5)を形成する。カム表面3は、図3に示すよう
に、基礎円部(B→A間)とノーズ部(A→B間)から
なり、ここでは特に基礎円部一部(E→A及びB→F
間)とノーズ部に表面硬化処理を行う。ノーズ部は、更
に直線形状部A→C及びD→B間と小径の偏心円部C→
D間に分けられる。
【0020】トーチ1は、図3に示すように鉛直に設置
する。また、トーチ1は、カム表面3がアークの放電中
心(溶融ランド)における接線方向Pが水平線より所定
角度だけカムシャフト4の回転方向と反対方向に水平線
より下側に形成されるように、カムシャフト4の軸直角
面内での2軸位置制御を受ける。すなわち、トーチ1
は、鉛直な状態でカムシャフト4に垂直かつ水平なY軸
方向とカムシャフト4と垂直でかつ鉛直なZ軸方向とに
移動制御される。従って、トーチ1は、図3に示すよう
に、カム表面3の接線方向Pに対して垂直方向より15
゜回転方向前方に先端側を中心に傾倒された状態とな
る。これにより、アークは、カム表面3に対し所定の入
射角をもった状態に維持される。
【0021】アーク長を決めるカム表面3とトーチ1と
の距離は、マスターカムを用いたティーチング工程でト
ーチ1の2軸位置制御とカムシャフト4の回転との関係
を修正することにより、一定距離に制御する。表面処理
処理の開始でトーチ1をカム部材2の回転軸φの鉛直線
上に設定する。このときのトーチ1の対応ポイントは基
礎円部上のE点であり、E点は、回転軸φとノーズ頂点
とを結ぶ線に対して±90゜以上が好ましい。この状態
でトーチ1とカム表面3との間にTIGアークを発生さ
せ、かつ回転軸φと平行なX軸方向に所定の振幅で往復
移動を開始する。アーク発生後、数秒間はカムシャフト
4を回転させずにおき、それからカムシャフト4を例え
ば300゜/minの回転速度にて回転させる。カムシャ
フト4を回転させずにいる期間は、予熱期間である。
なお、カムシャフト4を通電等により予熱しておく場合
は、直ちにカムシャフト4を回転してもよい。アーク電
流は、TIGパルスアークで、ベース電流を115A、
ピーク電流を125Aとした。この状態で、アーク溶融
ランドでのカム表面の接線方向は、水平線とほぼ一致し
ており、重力による溶湯の垂れを生じることなく、ノー
ズ部を経由したF点まで処理する。
【0022】ただし、A→C間とD→B間では、カムシ
ャフト4の回転を止める。これらの区間では、トーチ1
は、YZ平面(軸直角面)をY軸方向に(水平に)移動
する。勿論、後述するように、トーチ1は、X軸方向の
往復移動を行うので、XY平面内を蛇行する。また、A
→C間とD→B間ではY軸方向の移動が逆になる。E→
A間及びD→B間では、トーチ1は、基礎円部の円弧と
相似の円弧運動となるようにYZ平面内を位置制御され
る。更にC→D間を処理するときは、ノーズ部の立上が
りと立ち下がりに応じた円弧運動とC→D間の円弧と相
似の円弧運動との合成運動となるようにYZ平面内を位
置制御される。
【0023】ところで、本実施例の表面硬化処理法にお
いては、図1に示すように、回転軸φと平行なX軸方向
にトーチ1を振る往復移動を、その両端位置において定
時間だけ停止し、溶融プール6(図9)を形成する蛇行
軌跡の頂点位置に周方向φAに沿った直線部36を持た
せものである。蛇行軌跡の頂点位置に直線部36を持た
せるためのトーチ1の制御は、E→A、C→D及びB→
F間においては、カムシャフト4を回転させた状態でX
軸方向往復移動の端位置で所定の保持時間Tだけモータ
Mxの回転を停止すればよい。また、A→C及びD→B
間は、カムシャフト4の回転を止めるので、トーチ1は
XY平面内を蛇行し、その蛇行の頂点位置で保持時間
T′だけY軸方向のみ移動する位置制御を行えばよい。
TとT′は、カムシャフト4の回転によるカム表面3の
周速度がトーチ1のY軸方向の移動速度と等しい場合は
同じになる。
【0024】本実施例に表面硬化処理法では、蛇行軌跡
の頂点位置に周方向φAに沿った直線部36をもつこと
により、カム表面3の両端位置に入熱が多量に行われ、
両端位置に形成される溶融プールの深さを、中央位置に
できる溶融プールの深さと同じにできる。これによって
形成されるチル組織部37は、図4に示すように、黒皮
面の凹凸が少なく、かつ両端位置での深さが十分な凹状
に形成される。
【0025】すなわち、カム表面3の両端位置での溶融
プールの外縁に盛上がる溶湯は、非溶融部との温度差条
件が中央位置の溶湯とほとんど同じになるため、冷却が
遅れ、カム表面中央位置に表面張力等で戻ることがで
き、比較的平坦な黒皮面を形成することになる。図4に
示すようにチル組織部37は、所定の深層まで確実に処
理されているため、同図に示すように、研削工程で一定
の研削取代Lをとっても、図5に示すように、幅d及び
深さtが幅方向に十分に確保されたチル層38を形成す
ることができる。
【0026】また、チル組織部37の黒皮表面の凹凸振
幅を小さくできるので、研削取代Lを従来より小さくで
き、加工時間が低減できる。なお、上記実施例におい
て、図1に示す直線部36を処理するとき、トーチ1の
先端を外側へ向ける制御を行うと、チル組織部37の側
部の傾斜を一層急にでき、幅tの信頼性が高められる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の表面硬化
処理法によれば、工作物周表面を処理するアークの移動
軌跡が両端位置において周方向に沿った直線部をもつた
め、幅方向の入熱量を均一にでき、カム表面の幅方向に
均一な深さと幅を確保したチル層を形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の表面硬化処理法を示す概念図であ
る。
【図2】 本発明の一実施例に使用する表面硬化装置の
全容を示す説明図である。
【図3】 上記実施例のトーチの移動と工作物の回転動
作の関係を示す説明図である。
【図4】 本発明によって形成されるチル組織部を示す
断面図である。
【図5】 本発明によって形成されるチル層を示す断面
図である。
【図6】 表面硬化処理法を説明する概略図である。
【図7】 従来の表面硬化処理法によるアーク蛇行軌跡
を示す説明図である。
【図8】 表面硬化処理法により形成される工作物周表
面のビード形状を示す展開図である。
【図9】 トーチによって形成される溶融プールの断面
図である。
【図10】 従来の蛇行軌跡によって形成されるチル組
織部を示す断面図である。
【図11】 従来の蛇行軌跡によって形成されるチル層
を示す断面図である。
【符号の説明】
1…トーチ、2…カム部材(工作物)、3…工作物周表
面、37…チル組織部、38…チル層、φ…回転軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸をもつ工作物の周表面に対し所定
    の入射角及び接近距離で熱ビームを発するトーチを該周
    表面の周方向に相対移動しかつ回転軸方向と平行な方向
    に相対往復移動することにより該周表面をその幅方向に
    蛇行して再溶融し、自己冷却後の再溶融部分をチル組織
    部とする表面硬化処理法において、前記トーチが相対往
    復移動の端位置に相対移動したとき回転軸と平行な方向
    の相対往復移動を定時間停止する保持時間を設定したこ
    とを特徴とする表面硬化処理法。
JP4518899A 1999-02-23 1999-02-23 表面硬化処理法 Pending JP2000239746A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010507726A (ja) * 2006-10-27 2010-03-11 フラウンホーファー−ゲゼルシャフト ツル フェルデルング デル アンゲヴァンテン フォルシュング エー ファウ 複雑な形状の構成部分を表層被膜焼入れするための方法及び装置
CN104451248A (zh) * 2014-12-12 2015-03-25 宁波展慈金属工业有限公司 Rohs环保高精度精密铜合金棒材及其制备方法

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