JP2000237823A - 曲げ加工方法及び曲げ加工装置並びに下型装置 - Google Patents

曲げ加工方法及び曲げ加工装置並びに下型装置

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JP2000237823A
JP2000237823A JP11039174A JP3917499A JP2000237823A JP 2000237823 A JP2000237823 A JP 2000237823A JP 11039174 A JP11039174 A JP 11039174A JP 3917499 A JP3917499 A JP 3917499A JP 2000237823 A JP2000237823 A JP 2000237823A
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die
light
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bending
bent
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Shiyuuji Takizawa
周士 滝沢
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Amada Engineering Center Co Ltd
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークの板厚誤差や経時変化の影響に左右さ
れず、安定した曲げ角度を繰り返して得るようにする。 【解決手段】 パンチとダイ1との協働によりワークW
を所定角度に折曲げたときの前記ダイ1の上端面1aか
ら前記ワークWの折曲げ部先端Waまでの垂直距離H1
を、前記折曲げ部3に向けて照射し該折曲げ部3によっ
て遮光された検出光Kの遮光位置から求め、この垂直距
離H1を基準として、二枚目以降のワークを折曲げると
きに、前記ダイ1の上端面1aから前記ワークWの折曲
げ部先端Waまでの垂直距離が前記基準の垂直距離H1
に一致するまでパンチを移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、曲げ加工方法及び
曲げ加工装置に関し、詳細には、板厚誤差(板厚のばら
つき)及び経時変化の影響に左右されることなく、安定
した曲げ角度の繰り返し精度を実現できる曲げ加工方法
及び曲げ加工装置並びに下型装置を提供することにあ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、プレスブレーキ等の如き曲げ加
工装置においては、一枚目のワークからn枚目のワーク
まで連続して加工して行くと、ラム駆動用シリンダーに
よる熱によって徐々にフレームが変形し、またパンチ先
端部の磨耗により、該パンチ先端部の位置が徐々に変化
してくる現象、すなわち経時変化(以下、この現象を経
時変化という)によってワークの折曲げ角度が初期状態
から次第に変動することがある。
【0003】そこで従来は、この経時変化を防ぐため
に、図11に示すように、プレスブレーキ101のサイ
ドフレーム103側方にラム105の位置を検出するた
めの検出板107を設け、この検出板107に設けた針
109によって前記ラム105に取り付けた目盛り11
1を読み取ることによって、該ラム105の位置を検出
するようにしている。
【0004】すなわち、ラム105は、曲げ加工時にお
いてワークWからの反力に基づきサイドフレーム103
が変形することにより、上方へ変形する(撓む)ため、
その変形を受けているラム105の位置を、前記検出板
107(検出板は反力を受けていない)にて検出するこ
とにより、図12に示すように、反力を受けている状態
におけるパンチPとダイDとの相対距離Hの検出を行
い、予め金型条件やワーク条件から計算によって求めた
相対距離となるまでパンチPを追い込んで行く。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記曲
げ加工装置では、上記パンチPとダイDの相対距離Hを
直接測定しているわけではないため、検出板107の伸
びや外気温度変化によるサイドフレーム103と検出板
107の熱容量の違いによる伸びの変化に対応できな
い。また、サイドフレーム103の片側だけに直射日光
が当たる場合等、左右のサイドフレーム103の外的環
境が均一ではない場合も対応できない。また、この曲げ
加工装置では、板厚誤差(板厚のばらつき)による曲げ
角度の誤差を補正することもできない。
【0006】そこで本発明は、上述の課題を解決するた
めに提案されたものであって、板厚誤差及び経時変化の
影響に左右されることなく、安定した曲げ角度の繰り返
し精度を実現できる曲げ加工方法及び曲げ加工装置並び
に下型装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、パンチとダイ
との協働によりワークを折曲げたときの前記ダイの上端
面から前記ワークの折曲げ部先端までの距離を、前記折
曲げ部に向けて照射して該折曲げ部によって遮光された
検出光の遮光位置から求め、該ワークを所定角度に折曲
げたときの前記距離を基準とし、二枚目以降のワークを
折曲げるときに、前記ダイの上端面から前記ワークの折
曲げ部先端までの距離を前記基準の距離に一致するまで
パンチ又はダイを相対的に移動させるようにすること
で、ワークの板厚誤差や経時変化の影響を無くし、安定
した曲げ角度を繰り返して得るようにして、上述の課題
を解決する。
【0008】このように、ダイ上端面からワークの折曲
げ部先端までの距離を非接触で求めているため、外気温
度変化等による熱的要因やワークの板厚誤差等の影響を
受けず、正確な値を得ることができる。従って、予め求
めておいた所定角度に折曲げたときの前記距離を基準と
し、これを目標値(基準値)として二枚目以降のワーク
を折曲げる際に、前記目標値となるようにパンチまたは
ダイを追い込めば、安定した曲げ角度を繰り返し得るこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】本実施形態の曲げ加工装置は、図1ないし
図4に示すように、図示しないパンチとダイ1との協働
によりワークWを所定角度に折曲げるように構成したプ
レスブレーキであり、ワークWの折曲げ部3に向けて照
射し該折曲げ部3によって遮光された検出光Kの遮光位
置を検出する検出機構と、その遮光位置から求めた前記
ダイ1の上端面1aからワークWの折曲げ部3の外側の
位置である先端Waまでの垂直距離H1を基準として、
二枚目以降のワークWを折曲げるときに、前記ダイ1の
上端面1aから前記ワークWの折曲げ部先端Waまでの
垂直距離が前記基準の垂直距離H1に一致するまでパン
チ又はダイ1を相対的に移動させる制御部とを備えてい
る。
【0011】本実施形態の曲げ加工装置では、ダイ1を
固定し、このダイ1に対してパンチを接近又は遠ざける
方向に昇降駆動するようにして、ダイ1の上に位置決め
したワークWをこれらパンチとダイ1とで折曲げる。
【0012】前記検出機構は、図1ないし図4に示すよ
うに、検出光Kを照射する発光部5と、検出光Kを受光
する受光部7と、発光部5から照射された検出光Kを屈
曲させて前記折曲げ部3に照射させると共に折曲げ部3
によって遮光されなかった検出光Kを受光部7へと屈曲
させる反射部9、9とを備えており、ダイ1に形成され
たスリット11の下方に設けられている。
【0013】前記スリット11は、ダイ1の長手方向と
直交する短辺方向であって、該ダイ1を支持する断面I
字状をなすダイホルダー13の上フランジ13aよりも
さらに下方の位置まで形成されている。このスリット1
1が形成される位置は、曲げ加工位置であっても良く、
または曲げ加工位置からずれた位置であってもよい。ま
た、曲げ加工位置にスリット11が形成される場合に
は、そのスリット幅を、曲げ加工によってワークWに傷
が付かない幅とする。例えば、そのスリット11の幅を
1mm程度にする。
【0014】前記発光部5及び受光部7は、図1及び図
2に示すように、上フランジ13aと下フランジ13b
を連結する支柱13cを挟んでその両側に設けられると
共に、上記スリット11と対向する位置(スリット11
の下方)に設けられている。発光部5は、例えばレーザ
ー光を照射するレーザー発振器からなり、前記スリット
11を介して上方に向けてレーザー光を照射するように
なっている。受光部7は、発光部5から照射された検出
光Kを受光する受光体からなる。
【0015】前記一方の反射部9は、図1及び図3に示
すように、発光部5から上方に向けて照射された検出光
Kを、ダイ1にV字溝として形成された曲げ加工部15
へと屈曲させるように折曲げ形成されている。他方の反
射部9は、曲げ加工部15を通過してきた検出光Kを受
光部7へと屈曲させるように折曲げ形成されている。こ
れら反射部9は、例えばミラー等の如き反射鏡からな
り、前記スリット11内に設けられている。
【0016】前記検出機構における検出範囲(検出領
域)は、ダイ1の上端面1aから少なくとも曲げ加工部
15の底部(V字溝の底)までをカバーする範囲、すな
わち図4中斜線で示す領域とされている。本明細書で
は、パンチがワークWに接触して該ワークWが曲がり始
めた位置を検出範囲に入ったと定義する。
【0017】なお、ワークWの長手方向においてどの位
置の曲げ角度も同じ角度となるようにする(通り精度の
向上)ために、図6に示すように、曲げ加工装置17の
長手方向に複数個の検出機構19、19、19を設ける
ようにしてもよい。かかる場合は、それぞれの検出機構
19、19、19を、手動または自動で動かし、ワーク
Wの曲げ幅や曲げる位置の違いを調整するようにする。
【0018】前記制御部は、図8に示すように、データ
入力部21と、目標位置生成部23と、位置決め制御部
25と、ラム駆動アクチュエータ27と、ラム位置検出
器29と、レーザー測長器31と、位置信号変換部33
と、曲げモード判定部35と、試し曲げ位置記憶部37
と、センサー切換部39とからなり、ワークWを所定角
度に折曲げたときの前記遮光位置から求めた垂直距離H
1(H=H1+H2)を基準として、二枚目以降のワー
クWを折曲げるときに、前記ダイ1の上端面1aから該
ワークWの折曲げ部先端Waまでの垂直距離を前記基準
の垂直距離H1に一致させるまでパンチ又はダイ1を相
対的に移動させるように制御する。
【0019】なお、前記Hは曲げ加工部15のV字溝の
溝深さ、H2は折曲げ部先端WaからV字溝底部までの
垂直距離である。
【0020】前記制御部の構成をその動作と共に、図8
のブロック図、図9の試し曲げ加工時のフローチャート
及び図10の本曲げ加工時のフローチャートを参照して
説明する。
【0021】[試し曲げ加工]先ず、ワークWを所定角
度に折曲げたときの前記垂直距離H1を求める試し曲げ
加工を行う。すなわち、目標位置生成部23にて、デー
タ入力部21に入力されたワーク条件、金型条件及び製
品条件から、ワークWを所定角度(例えば90度)に折
曲げたときの仮の垂直距離H3(図7参照)を計算によ
って求める。
【0022】前記ワーク条件は、材質、曲げ長さ、板厚
などであり、金型条件は、パンチ先端R、パンチハイ
ト、ダイV幅、ダイ高さ、ダイ肩Rなどであり、製品条
件は、目標角度、フランジ長さなどである。
【0023】そして、計算により求めた仮の垂直距離H
3に基づき位置決め制御部25にてパンチP又はダイD
の移動量(ストローク)を算出し、ラム駆動アクチュエ
ータ27にその移動量に応じた駆動信号を与え、ラムを
仮の垂直距離H3に向かって駆動させる(図9のステッ
プS1)。このときのラムの位置を、ラム位置検出器2
9にて逐次検出する。
【0024】なお、ラム位置検出器29には、例えばリ
ニアスケールやラックアンドピニオン方式を用いたスケ
ール、或いはモーターのエンコーダーなどを用いること
ができる。
【0025】次に、ラムが移動(下降)して行き、パン
チPとワークWが接触して、図5に示すように該ワーク
Wが曲がり始めてワーク底部の折曲げ部3によって検出
光Kが遮られると、レーザー測長器31に設けられた検
出光遮光座標検出部(図示は省略する)によって、その
遮光された検出光Kの遮光位置である座標位置を検出
し、位置信号変換部33にて該座標をストローク上の垂
直距離H1に変換する。つまり、折曲げ部3によって検
出光Kが遮光された領域(図5の斜線部分)の垂直距
離、前記ダイ1の上端面1aからワークWの折曲げ部先
端Waまでの垂直距離H1を求める。
【0026】そして、前記ラム位置検出器29にて前記
ラムが仮の垂直距離H3となったか否かを検出し、該ラ
ムが前記垂直距離H3に到達すると該ラムは停止する。
そして、ラムが停止したときの垂直距離H1を位置信号
変換部33にメモリーしておく。ラムが停止すると、作
業者は、パンチ及びダイ間からワークを取り出し曲げ角
度を測定する。その測定角度が目標角度(90度)とな
ったとき、作業者はNC装置に90度と入力する。
【0027】一方、曲げ角度が90度にならなかったと
きは、データ入力部21より測定値、例えば91度と入
力して、再度目標位置生成部23にて仮の垂直距離を計
算し、上記の如く試し曲げをスタートさせ、最終角度が
目標角度(90度)となるまで繰り返す。
【0028】他方、作業者が測定角度90度と入力した
場合、曲げモード判定部35にて試し曲げ時の最終角度
が目標角度に等しいと判断した後、試し曲げ位置記憶部
37に対して試し曲げ終了時における前記垂直距離H1
をNC装置に記憶(登録)する旨の指令を与え、該試し
曲げ位置記憶部37にてその垂直距離H1が登録される
(図9のステップS3)。ここで登録した前記垂直距離
H1が基準値となり、次の本曲げ加工時において、前記
基準値を目標値としてパンチ又はダイを追い込む。
【0029】[本曲げ加工(二枚目以降の曲げ加工)]
二枚目以降のワークWがバックゲージにて所定位置に位
置決めされた後、ラム駆動信号がラム駆動アクチュエー
タ27に入力されると、ラムは、試し曲げ加工時(曲げ
角度が90度になった時)の最終ストロークである前記
垂直距離H1を目標値として駆動を開始して行く(ステ
ップS5)。ワークWが曲がり始まる前までのストロー
ク位置においては、プルバック動作開始などを上述のラ
ム位置検出器29からの検出信号を基に行う。
【0030】そして、ラムが前記検出機構における検出
範囲(図4中斜線で示す範囲)に入ったか否かを検出す
る(ステップS7)。すなわち、ラムがさらにダイ1側
へと下降して行き、パンチPとワークWが当接して該ワ
ークWが曲がり始めると、前記センサー切換部39がラ
ム位置検出器29からレーザー測長器31に、ラムの位
置検出の切換えを行う旨の信号を発する。この切換えの
タイミングは、ワークWが曲がり始めると折曲げ部3に
よって、発光部5から受光部7へと照射された検出光K
が遮られるため、その遮られた検出光Kの座標を受光部
7にて検出することにより行う。
【0031】次に、位置信号変換部33にて検出光Kが
遮られた座標をストローク、すなわち垂直距離H4に変
換する。そして、試し曲げ位置記憶部37にて登録され
た前記垂直距離H1を目標位置生成部23にて本曲げに
おける目標値(垂直距離H1)とし(ステップS9)、
この目標値である垂直距離H1と検出値である前記垂直
距離H4とを、位置決め制御部25にて比較する(ステ
ップS11)。ここで、検出値と目標値が一致したと
き、すなわちH1=H4となったときに、ラム駆動アク
チュエータ27に対してラム停止信号を発し、曲げ加工
を終了する。
【0032】このように、予め試し曲げして所定角度に
折り曲げたときのダイ上端面1aから折曲げ部先端Wa
までの垂直距離を求め、この垂直距離を折曲げ時におけ
る目標値として、二枚目以降のワークWを折り曲げたと
きに折曲げ部3によって遮光された検出光Kの遮光長さ
から求めた垂直距離を、前記目標値と一致するまでパン
チPをストロークさせているため、ワークWの板厚のば
らつき、経時変化による影響、または作動油やフレーム
等への温度変化に左右されることなく、安定した曲げ角
度の繰り返し精度を得ることができる。
【0033】また、検出機構をダイ1側に設けた構成と
しているため、リターンベンド領域を制約しないように
なっている。さらに、レーザー測長器31の応答が高速
なため、動作スピードを低下させずに測定できるため、
タクトが遅くならない。
【0034】以上、本発明を適用した具体的な実施形態
について説明したが、本発明は上述の実施形態に制限さ
れることなく種々の変更が可能である。
【0035】上述の実施形態では、検出光Kとしてレー
ザー光を使用したが、通常の可視光線を使用しても同様
の効果を得ることできる。また、上述の実施形態では、
発光部5と受光部7をダイホルダー13に配置したが、
ダイ1を挟んでその両側に発光部5と受光部7を配置
し、該発光部5からスリット11に向けて検出光Kを照
射し、その検出光Kを受光部7で受光するようにしても
よい。
【0036】また、検出機構は、検出するときのみ必要
な位置に移動させるように構成してもよい。さらに、上
述の実施形態では、パンチPをダイ1に対して接近させ
てワークWを折曲げ加工したが、これとは逆にパンチP
を固定し、ダイ1をパンチPに対して接近させて曲げ加
工を行うようにしても同様の効果を得ることができる。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0038】本発明の曲げ加工方法によれば、パンチと
ダイとの協働によりワークを折曲げたときの前記ダイの
上端面から前記ワークの折曲げ部先端までの距離を、前
記折曲げ部に向けて照射して該折曲げ部によって遮光さ
れた検出光の遮光位置から求め、該ワークを所定角度に
折曲げたときの前記距離を基準とし、二枚目以降のワー
クを折曲げるときに、前記ダイの上端面から前記ワーク
の折曲げ部先端までの距離を前記基準の距離に一致する
までパンチ又はダイを相対的に移動させるようにしたも
のであることから、ワークの板厚誤差や経時変化の影響
に左右されず、安定した曲げ角度を繰り返して得ること
ができる。
【0039】また、本発明の曲げ加工装置によれば、ワ
ークの折曲げ部に向けて照射し該折曲げ部によって遮光
された検出光の遮光位置を検出する検出機構と、前記ワ
ークを所定角度に折曲げたときの前記遮光位置から求め
た前記ダイの上端面からワークの折曲げ部先端までの距
離を基準として、二枚目以降のワークを折曲げるとき
に、前記ダイの上端面から前記ワークの折曲げ部先端ま
での距離が前記基準の距離に一致するまで前記パンチ又
はダイを相対的に移動させる制御部とを備えたものであ
るから、ワークの板厚誤差や経時変化の影響に左右され
ず、安定した曲げ角度を繰り返して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダイ上端面から折曲げ部先端までの垂直距離を
遮光された検出光の遮光長さから求める検出機構をダイ
側に設けた例を示すもので、該検出機構をダイ側より見
た状態の要部平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】スリット内に反射部が取り付けられた状態を示
す斜視図である。
【図4】ダイに設けられた反射部によって検出光の遮光
長さを求める検出範囲を示す図である。
【図5】ワークの折曲げ部によって検出光が遮光された
状態を示す図である。
【図6】検出機構をワークの長手方向に複数配置した例
を示す図である。
【図7】ワークを所定角度に折曲げたときの状態を示す
図である。
【図8】制御部の構成を示すブロック図である。
【図9】試し曲げ時のフローチャートである。
【図10】本曲げ時のフローチャートである。
【図11】検出板によってラムの位置を検出するように
構成された従来の曲げ加工装置の正面図である。
【図12】図11の曲げ加工装置によってワークを折曲
げたときの状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ダイ 1a ダイ上端面 3 折曲げ部 5 発光部 7 受光部 9 反射部 11 スリット 23 目標位置生成部 25 位置決め制御部 31 レーザー測長器 33 位置信号変換部 35 試し曲げ位置記憶部 W ワーク Wa 折曲げ部先端

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチとダイとの協働によりワークを所
    定角度に折曲げたときの前記ダイの上端面から前記ワー
    クの折曲げ部先端までの距離を、前記折曲げ部に向けて
    照射し該折曲げ部によって遮光された検出光の遮光位置
    から求め、この距離を基準として、二枚目以降のワーク
    を折曲げるときに、前記ダイの上端面から前記ワークの
    折曲げ部先端までの距離が前記基準の距離に一致するま
    で前記パンチ又はダイを相対的に移動させることを特徴
    とする曲げ加工方法。
  2. 【請求項2】 パンチとダイとの協働によりワークを所
    定角度に折曲げる曲げ加工装置において、 前記ワークの折曲げ部に向けて照射し該折曲げ部によっ
    て遮光された検出光の遮光位置を検出する検出機構と、 前記ワークを所定角度に折曲げたときに、前記折曲げ部
    によって遮光された検出光の遮光位置から求めた前記ダ
    イの上端面から前記ワークの折曲げ部先端までの距離を
    基準として、二枚目以降のワークを折曲げるときに、前
    記ダイの上端面から前記ワークの折曲げ部先端までの距
    離が前記基準の距離に一致するまで前記パンチ又はダイ
    を相対的に移動させる制御部とを備えたことを特徴とす
    る曲げ加工装置。
  3. 【請求項3】 前記検出機構は、前記ダイの曲げ加工部
    に連通して形成されたスリット内に検出光を照射する発
    光部と、該検出光を受光する受光部とを有した構成であ
    ることを特徴とする請求項2記載の曲げ加工装置。
  4. 【請求項4】 前記検出機構は、前記ダイに形成したス
    リットの下方に設けられており、検出光を前記スリット
    内に照射する発光部と、前記発光部から照射された検出
    光を受光する受光部と、前記検出光を屈曲させて前記折
    曲げ部に照射させると共に前記折曲げ部によって遮光さ
    れなかった検出光を前記受光部へと屈曲させる反射部と
    を備えた構成であることを特徴とする請求項2記載の曲
    げ加工装置。
  5. 【請求項5】 前記検出機構が前記ダイの長手方向に複
    数配置されていることを特徴とする請求項2〜4のうち
    何れかに記載の曲げ加工装置。
  6. 【請求項6】 ダイの曲げ加工部に連通するスリットを
    該ダイに設け、そのスリット内にワークの折曲げ部先端
    によって遮光される検出光を、該ダイ上端面と平行に走
    査させる反射部を設けたことを特徴とする下型装置。
  7. 【請求項7】 ダイの曲げ加工部に連通するスリットを
    該ダイに設けると共に、そのスリット内にワークの折曲
    げ部先端によって遮光される検出光を、該ダイ上端面と
    平行に走査させる反射部を設け、前記検出光を照射する
    発光部とその検出光を受光する受光部とを、前記ダイを
    着脱自在に支持するダイホルダーに設けたことを特徴と
    する下型装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113254853A (zh) * 2021-06-03 2021-08-13 北京汽车集团越野车有限公司 折弯方法、装置、电子设置及可读存储介质

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113254853A (zh) * 2021-06-03 2021-08-13 北京汽车集团越野车有限公司 折弯方法、装置、电子设置及可读存储介质
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