JP2000237720A - 生ゴミ処理機の排気構成 - Google Patents

生ゴミ処理機の排気構成

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JP2000237720A
JP2000237720A JP11046120A JP4612099A JP2000237720A JP 2000237720 A JP2000237720 A JP 2000237720A JP 11046120 A JP11046120 A JP 11046120A JP 4612099 A JP4612099 A JP 4612099A JP 2000237720 A JP2000237720 A JP 2000237720A
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exhaust
garbage
fermentation
fermentation tank
fermenter
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Hideyuki Watanabe
秀行 渡辺
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発酵槽内を攪拌する駆動手段と発酵時に発生
した排ガスを排気する排気手段とを備えて自動的に発酵
分解処理するようにした生ゴミ処理機において、投入蓋
を開けて生ゴミを投入するとき臭気が外部に漏れてい
た。 【解決手段】 前記発酵槽1内へ生ゴミを投入する蓋1
2の開閉を検知する手段83を設けてコントローラ80
と接続し、蓋の開け操作に連動して排気手段21と脱臭
装置62を駆動した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用キッチン等
から排出される生ゴミを発酵分解処理する生ゴミ処理機
において、発酵時に発生した排ガスをファンの駆動によ
り吸引する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の家庭用の生ゴミ発酵分解処理機に
関する技術は公知とされており、容器となる発酵槽に攪
拌爪軸を横架し、該攪拌爪軸上に爪を植設して発酵槽内
で回転させることにより攪拌を行うようにし、発酵槽の
外部に配したヒータ等の加温手段で内容物の水分が蒸発
しやすいように発酵槽を暖め、ファン等の吸気手段を駆
動させて発酵槽内に外気(酸素)を吸入するとともに発
酵槽内で発生した排ガスを排出するように構成してい
る。前記攪拌爪軸の駆動手段や吸気手段や加温手段等は
自動制御され、発酵槽上部の投入口より生ゴミを投入し
処理機を始動すると、発酵槽内は発酵分解に適した温度
及び含水率を保ち、攪拌爪軸上の爪で攪拌しながら分解
処理して堆肥化させるようにしている。また、発酵槽内
で発生した排ガスを吸引して脱臭機に送り込み、脱臭さ
せる構成の生ゴミ発酵分解処理機の技術も公知となって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の生ゴミ
発酵分解処理機の吸気手段の制御は、発酵槽内において
発酵分解処理に適した環境を保つように風量を増減する
ようにするのみであり、生ゴミの投入時に投入口の蓋を
開けた場合に排気ファンが駆動されていなかったり、ま
たその吸引力が弱くて発酵槽内の排ガスが投入口より外
部に漏れて作業環境を悪化させる場合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の不具合
を解消するために、発酵槽内を攪拌する攪拌爪の駆動手
段と、発酵時に発生した排ガスを排気する排気手段とを
備えた生ゴミ処理機において、発酵槽の蓋の開閉を検知
する手段を設けてコントローラと接続し、蓋を開けると
排気手段を強運転するようにしたものである。また、発
酵槽内を攪拌する攪拌爪の駆動手段と、発酵時に発生し
た排ガスを排気する排気手段と、排ガスを脱臭する脱臭
装置とを備えた生ゴミ処理機において、発酵槽の蓋の開
閉を検知する手段を設けてコントローラと接続し、蓋を
開けると排気手段と脱臭装置を駆動させたものである。
【0005】
【発明に実施の形態】本発明の解決すべき課題及び構成
は以上の如くであり、次に添付の図面に示した本発明の
実施例を説明する。図1は生ゴミ処理機の正面断面図、
図2は同じく左側面断面図、図3は同じく右側面断面
図、図4は生ゴミ処理機を脱臭ケース上に載置した状態
の斜視図部分破断図、図5は脱臭ケースの正面図、図6
は脱臭ケースの平面図部分断面図、図7は脱臭ケース内
の脱臭装置及び脱臭導入管の断面図、図8は脱臭導入管
の断面図、図9は脱臭装置や攪拌爪軸等の各駆動手段を
自動制御するブロック図、図10は脱臭装置と排気ファ
ンとの駆動のフローチャート図、図11はモーターの駆
動とファンの駆動とのタイムチャート図である。
【0006】本発明の生ゴミ処理機の全体構成について
図1〜図3より説明する。生ゴミ処理機9は、ケーシン
グ10内に、生ゴミを発酵処理する側面視U字型の発酵
槽1と、その下部に配置して該発酵槽1により処理した
最終残渣物を回収する回収トレイ29と、前記発酵槽1
により処理させる生ゴミから発生する臭気を排気する排
気部20等より構成している。また、図4に示すように
生ゴミ処理機9を脱臭機63上に載置して、排気部20
を介して臭気を送り込んで脱臭する構成とすることもで
きる。
【0007】前記ケーシング10は合成樹脂で成形し、
ベースとなる底部10cの前後左右より前後壁及び側部
壁を立設して上方を開放した矩形箱型としている。図1
〜図3に示すように、前記ケーシング10の上側の開放
部は生ゴミ投入口10aとし投入蓋12で閉じ、該投入
蓋12は後側縁部を枢支して上下方向に開閉可能とし、
ケーシング10上面には操作パネル13が取り付けら
れ、発酵粉砕処理の始動、停止等の操作をできるように
している。該操作パネル13内にはコントローラ80が
収納されて、後述する攪拌爪軸19の駆動等を制御して
いる。
【0008】また、図1に示すように、左右一対の支持
スタンド56・56が前記ケーシング10の底部10c
の左右側部より立設され、該支持スタンド56・56の
上部中央には、それぞれ発酵槽1左右側面の中央部を螺
合固定したボス14・14が載置され、該ボス14・1
4の軸心部には攪拌爪軸19の両側が回動自在に挿入支
持されている。
【0009】また、前記ケーシング10の前壁10bの
下部左側に取出口10dが開口され、該取出口10dは
着脱自在に排出扉16によって被装され、該排出扉16
を取り外すことによって、発酵槽1下部の排出口1b下
方に配置した回収トレイ29を引き出せるようにしてい
る。
【0010】前記発酵槽1は図1〜図3に示すように、
略直方体形で攪拌爪軸19の軸芯方向に長く形成して内
容積を大きくしている。該発酵槽1は側面視でU字状に
形成され、下部の半円部の中心部に前記攪拌爪軸19が
左右方向に挿通されている。攪拌爪軸19上の左右方向
に複数の爪18・18・・・が所定間隔をあけて、所定
角度ずらせて植設され、該爪18・18・・・先端の回
動軌跡の下外側位置に発酵槽1の底部が位置し、両者の
形状が略一致するようにして、攪拌が十分いきわたるよ
うな形状としている。
【0011】前記攪拌爪軸19の駆動手段としてのモー
ター43が右側下方の支持スタンド56内面に螺合固定
されている。前記モーター43は正逆回転駆動可能なモ
ーターであり、該モーター43の出力軸43aを支持ス
タンド56を貫通させて右側に突出させて、該出力軸4
3a端部に駆動スプロケット40を固設して、攪拌爪軸
19右端部には従動スプロケット41を固設して該駆動
スプロケット40と従動スプロケット41との間にチェ
ーン42を巻回して動力を伝達できるようにしている。
前記モーター43の駆動回路はコントローラ80に接続
され、コントローラ80に設定された駆動パターンに従
って駆動され攪拌爪軸19を間欠的に正逆回転駆動させ
て植設した爪18・18・・・で生ゴミを攪拌しさらに
粉砕するようにしている。
【0012】前記発酵槽1下部の外周面は加温手段とし
ての面状のヒータ44が貼設されており、該ヒータ44
はコントローラ80により温度調節が行えるようにし
て、発酵槽1内の処理物を加温して発酵を促進するよう
にしている。
【0013】前記発酵槽1の上方は開口されて投入口1
eとし、該投入口1eには前記ケーシング10上部に形
成した生ゴミ投入口10aが挿入されている。該生ゴミ
投入口10aを投入蓋12で閉じて発酵槽1を密閉でき
るようにされ、発酵槽1内の熱が逃げないようにして発
酵に適した環境を維持するとともに、臭気が漏れること
もないようにしている。
【0014】この発酵槽1には、一側の側面の上部に外
気を吸入可能な吸入口1h・1hが開口され、該吸入口
1h・1hと反対側の側面に排気口1aが設けられ、排
気部20と接続されている。該排気部20は排気ファン
21と排気ダクト22より構成され、排気手段としての
排気ファン21は発酵槽1の排気口1aの外側面に螺合
固定され、該排気ファン21の吐出口は下方に向けて排
気ダクト22が接続され、該排気ダクト22はゴムや合
成樹脂等で構成されている。該排気ダクト22の下端部
はケーシング底部10cに設けられた排気筒23に嵌合
している。
【0015】よって、前記排気ファン21を駆動させる
と、吸入口1h・1hより発酵槽1内に外気が吸引さ
れ、爪18・18・・・によって攪拌されている処理物
の上面に空気(酸素)を行き渡らせるとともに、発酵時
に発生したガスや処理物中の水分をこの空気の流れに乗
せて排気口1aより排気ファン21で吸引し、排気部2
0下部の排気筒23より生ゴミ処理機9外部に排気した
り、または、脱臭ケース63を付設した場合には、脱臭
装置62を介して臭気を取り除いて外部に排気するよう
にしている。
【0016】次に、脱臭部について説明する。図4に示
すように、脱臭装置62の脱臭ケース63は生ゴミ処理
機9(ケーシング10)の左右及び奥行きと略等しい矩
形箱型としており、該脱臭ケース63の上部に生ゴミ処
理機9のケーシング10を載置可能に取り付ける構成と
している。
【0017】脱臭ケース63は鋼板により箱型に形成さ
れ、図5、図6に示すように、前面及び後面に左右方向
に細長くした空気孔63a・63a・・・がそれぞれ複
数設けられ、空気を流通自在とし、該脱臭ケース63内
には仕切板75が立設され、該仕切板75は脱臭ケース
63内部を略左右に仕切り、左側の空間には脱臭装置6
2が収納され、右側の空間内にはなにも収納せず排気風
の流路としている。
【0018】前記脱臭装置62の後部には脱臭導入管6
4が連通され、図5〜図8に示すように、該脱臭導入管
64は互いにL字状に三つの口を有し、その後部の上方
に突出した部分は脱臭ケース63より上方に突設し、前
記低部10cより下方に突設した排気筒23の他端と連
通され、脱臭ケース63上にケーシング10を載置する
ことで、両者を連通して接続できるようにしている。前
記脱臭導入管64下部の水平方向に二方向に分岐したう
ちの一方の接続管64aは、脱臭装置62に接続され、
他方の排気管64bは口径を大きくして前方に向けられ
て開放し、前記仕切板75で仕切られた右側の空間に排
出するように配置されている。
【0019】前記仕切板75で仕切られた右側の空間に
配置した排気管64bは、その前端部は前下り傾斜状に
形成され、その開口部は切替蓋78で被装され、該切替
蓋78は薄く軽量に構成して、その上部を枢支ピン78
aで排気管64bの上部に枢支され、脱臭導入管64の
排風量が多い場合には、その風力により図8に示す二点
鎖線の如く上方に回動されて排気し、風量が少ない場合
は切替蓋78の自重で下方に回動して閉塞するのであ
る。
【0020】また、後述するように、投入蓋12を開く
と排風量を多くするため、前記切替蓋78は投入蓋12
の開閉に連動して閉め方向にロックされる構成としてい
る。即ち、前記切替蓋78の前方にアーム90の中途部
を枢支して配置され、該アーム90の前端にはバネ92
とワイヤー91を連結し、該ワイヤー91の他端は図4
に示す如く投入蓋12に接続され、前記バネ92は前記
アーム90の後端が切替蓋78の上方に位置するように
付勢している。このような構成において、前記投入蓋1
2を上方に回動して開けるとワイヤー91が引っ張ら
れ、アーム90後端が下方回動され、切替蓋78が開い
ていれば閉じ、閉じていればその状態でロックするので
ある。従って、投入蓋12を開けた時には排気風が脱臭
装置62へ流れるのである。
【0021】前記脱臭装置62はケース66内の手前側
にハニカム形状に形成した熱触媒67を配置し、その後
部内に平面視U字型のヒータ65を収納し、ケース66
の後部を前記接続管64aに接続している。前記ケース
66の前端部は排気筒76の後側面に連通され、該排気
筒76は断面形状を四角形の筒状とし、脱臭装置62に
対して直交配置される。該排気筒76後端部に排風ファ
ン77が接続され、排気筒76前端部が前記脱臭ケース
63前面左側の空気孔63a・63a・・・に連通する
ように配置され、排風ファン77で脱臭ケース63右側
の空気を吸引し排気筒76内に送風し、空気孔63a・
63a・・・より外部に排気する流路を形成している。
こうして、脱臭装置62で加熱されて脱臭された排風は
この排気筒76内で向きを変えながら外気と混合し攪拌
させて冷却し、排出するのである。
【0022】また、前記脱臭ケース63の後面の左右中
央部に電気配線口79が設けられ、前記排風ファン7
7、ヒータ65に電力を供給できるようにしている。図
9に示すように、これらのヒータ65や排風ファン77
や前記排気ファン21の排気風量は攪拌爪軸19の駆動
と連動するようにコントローラ80で制御される。
【0023】前記コントローラ80には前記投入蓋12
の開閉を検知する検知手段としての開閉スイッチ83が
接続され、図4に示すように、前記開閉スイッチ83は
生ゴミ投入口10aの前縁部に配設され、該開閉スイッ
チ83としてマグネットスイッチや押しボタンスイッチ
等を用いることができ、マグネットスイッチを用いる場
合には投入蓋12下面には開閉スイッチ83に当接され
る磁石より成る被検出部84が固設される。投入蓋12
が閉じた時に開閉スイッチ83がOFFで、開け操作さ
れた時にONとなるようにしている。
【0024】前記モーター43や排気ファン21等が通
常運転において、図11に示すタイムチャートに従って
制御される。始動スイッチを操作して運転を開始すると
前記攪拌爪軸19を駆動するモーター43は設定した駆
動時間T1の間駆動され、その後設定した停止時間T2
の間停止させ、その後駆動時間T1の間逆回転させるよ
うに設定し、この動作を繰り返して正逆回転駆動される
ように制御している。
【0025】この攪拌爪軸19の駆動に対応して排気フ
ァン21の排気風量も調整される。排気風量調整は、排
気ファン21の出口または入口に流量を調整可能な絞り
弁を介装して、その開度を調整したり、或いは、排気フ
ァン21の駆動回転数を増減することによって行われ
る。
【0026】排気風量を回転数で増減する場合は、運転
を開始すると排気ファン21は一定の減速回転で駆動さ
れて排気風量少ない。この減速回転は前記攪拌爪軸19
を駆動するモーター43が停止した後、設定時間tbを
経過するまで継続される。この設定時間tb経過後に排
気ファン21を増速回転して排気風量を増大する。そし
て、モーター43を停止する時間T2が経過する設定時
間ta前、つまり、モーター43停止後から(tb+t
c)時間後より排気ファン21の回転数を前記の減速回
転と同じ回転数で駆動する。そして、この減速回転開始
から(ta+T1+tb)を経過するまで継続し、この
動作が繰り返され、図11のタイムチャートの如くとな
る。
【0027】また、前記脱臭装置62のヒータ65と熱
触媒67と排風ファン77は前記排気ファン21の減速
回転に合わせてONされる。尚、前記時間ta及び時間
tbは、発酵槽1内の温度センサー82で検出される内
部温度と、発酵分解処理の自動運転の総経過日数(総投
入量)等に従って設定されるが、任意に設定することも
可能である。
【0028】このように通常は運転されているが、投入
蓋12が開けられると図10に示すフローチャートの如
く制御される。即ち、投入蓋12が開けられると開閉ス
イッチ83がONとなり、前記の通常運転を行わず排気
ファン21の回転数が増速回転となり、脱臭装置62の
ヒータ65及び熱触媒67が加熱され排風ファン77が
ONとされる。
【0029】以上のように構成し、発酵槽1内に生ゴミ
と、水分調整材や発酵菌等の副資材を投入し、発酵槽用
ヒータ44による発酵槽1内の温度制御と、排気ファン
21による送風と水分量の調節で、発酵槽1内の生ゴミ
を発酵分解に適した環境に保ち、モータ43の駆動で攪
拌爪軸19を正逆方向駆動することで、内容物を分解処
理して堆肥化を促進するようにしている。
【0030】この攪拌爪軸19の駆動を停止している間
は、内容物は攪拌されないため臭気は少ない状態であ
る。また、この間は発酵槽1内に十分酸素を供給するた
めに排気ファン21を増速駆動する。この増速駆動によ
って排気ダクト22へ送られる排気風量は多くなり、こ
の排気風の圧力で切替蓋78が上方に回動されて排気管
64bが開かれて脱臭ケース63右側の空間内に排風が
流れ、脱臭ケース63前面の右側の空気孔63a・63
a・・・より外部にそのまま排気される。この時、脱臭
装置62側へはほとんど排風が流れ込むことはなく、ヒ
ータ65等へは電力を供給せずランニングコストを低減
している。
【0031】これに対して、攪拌爪軸19が駆動され内
容物が攪拌されている間は排ガスが多く発生している。
この間は前述した如く排気ファン21が緩やかに駆動さ
れ、排気ダクト22を介して脱臭導入管64内へ送られ
る排ガスの排気風量が少なく切替蓋78は閉じられた状
態のままとなり、接続管64aを介して脱臭装置62に
排ガスが送られる。これに合わせて脱臭装置62ではヒ
ータ65等が既に加熱されており、臭気が取り除かれ、
冷却した後に空気孔63a・63a・・・より外部に排
気される。
【0032】そして、このような運転状態において投入
蓋12が開けられると、開閉スイッチ83がONとな
り、排気ファン21による排気風量が増加され、前記ワ
イヤー91及びアーム90を介して切替蓋78が強制的
に閉じられる。よって、排気風は脱臭装置62側へ送ら
れ、脱臭装置62のヒータ65、排気ファン21等がO
Nされているので、送風された排ガスを加熱して熱触媒
67で臭気を分解し、排気筒76内で急速に冷却し、空
気孔63a・63a・・・より外部に排気するのであ
る。
【0033】また、前記攪拌爪軸19にはトルクセンサ
ー85を配置して負荷を検知し、該トルクセンサー85
を図9に示すようにコントローラ80と接続して、攪拌
爪軸19の回転パターン及び発酵槽用ヒータ44の温度
を制御することも可能である。前記トルクセンサー85
は本実施例では歪みゲージ等より構成され、図1に示す
ように攪拌爪軸19に貼設されている。
【0034】このような構成において、発酵槽1内に投
入される生ゴミは均一ではないので、例えば、貝や骨等
の固い物が多く含まれていたり、野菜や果物等水分が高
いものや、ご飯や煮物等粘性が高いものが多い場合で
は、攪拌爪軸19の駆動負荷が異なり、また、攪拌して
分解が進むと軟らかくなり負荷が小さくなる。よっ
て、、攪拌爪軸19への負荷をトルクセンサー85で検
知して、負荷が大きい場合には、モーター43の駆動時
間を長くし、これと同時にヒータ44の設定温度を上げ
て内容物の乾燥及び分解を促進し、負荷が小さくなると
モーター43の駆動時間を短くし、これと同時にヒータ
44の設定温度も下げて消費電力を低減させるのであ
る。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏する。即ち、請求項1記載のよう
に、発酵槽内を攪拌する攪拌爪の駆動手段と、発酵時に
発生した排ガスを排気する排気手段とを備えた生ゴミ処
理機において、発酵槽の蓋の開閉を検知する手段を設け
てコントローラと接続し、蓋を開けると排気手段を強運
転するようにしたので、生ゴミ処理機の運転時に生ゴミ
をさらに投入するために蓋を開けると、排気手段の排気
風量が増大して、蓋を開けた開口部より臭気が操作者側
に向かって流れることが少なくなり、投入投入時に臭気
が周囲に漂うことがなくなり、環境を良好に保てるので
ある。
【0036】また、請求項2記載のように、発酵槽内を
攪拌する攪拌爪の駆動手段と、発酵時に発生した排ガス
を排気する排気手段と、排ガスを脱臭する脱臭装置とを
備えた生ゴミ処理機において、発酵槽の蓋の開閉を検知
する手段を設けてコントローラと接続し、蓋を開けると
排気手段と脱臭装置を駆動させたので、発酵槽より発生
した臭気は、投入蓋を開けたときに操作者がに流れるこ
とがなく、脱臭装置側へ流れて脱臭され、悪臭が周囲に
漂うことがなくなり、環境が良好に保たれるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】生ゴミ処理機の正面断面図である。
【図2】同じく左側面断面図である。
【図3】同じく右側面断面図である。
【図4】生ゴミ処理機を脱臭ケース上に載置した状態の
斜視図部分破断図である。
【図5】脱臭ケースの正面図である。
【図6】脱臭ケースの平面図部分断面図である。
【図7】脱臭ケース内の脱臭装置及び脱臭導入管の断面
図である。
【図8】脱臭導入管の断面図である。
【図9】脱臭装置や攪拌爪軸等の各駆動手段を自動制御
するブロック図である。
【図10】脱臭装置と排気ファンとの駆動のフローチャ
ート図である。
【図11】モーターの駆動とファンの駆動とのタイムチ
ャート図である。
【符号の説明】
1 発酵槽 9 生ゴミ処理機 10a 生ゴミ投入 12 投入蓋 18 攪拌爪 19 攪拌爪軸 21 排気ファン 43 モーター(駆動手段) 62 脱臭装置 67 熱触媒 77 排風ファン(排気手段) 83 開閉スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発酵槽内を攪拌する攪拌爪の駆動手段
    と、発酵時に発生した排ガスを排気する排気手段とを備
    えた生ゴミ処理機において、発酵槽の蓋の開閉を検知す
    る手段を設けてコントローラと接続し、蓋を開けると排
    気手段を強運転するようにしたことを特徴とする生ゴミ
    処理機の排気構成。
  2. 【請求項2】 発酵槽内を攪拌する攪拌爪の駆動手段
    と、発酵時に発生した排ガスを排気する排気手段と、排
    ガスを脱臭する脱臭装置とを備えた生ゴミ処理機におい
    て、発酵槽の蓋の開閉を検知する手段を設けてコントロ
    ーラと接続し、蓋を開けると排気手段と脱臭装置を駆動
    させたことを特徴とする生ゴミ処理機の排気構成。
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Cited By (2)

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