JP2000237531A - 廃棄物処分場地盤内ガス処理装置 - Google Patents

廃棄物処分場地盤内ガス処理装置

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JP2000237531A
JP2000237531A JP11045665A JP4566599A JP2000237531A JP 2000237531 A JP2000237531 A JP 2000237531A JP 11045665 A JP11045665 A JP 11045665A JP 4566599 A JP4566599 A JP 4566599A JP 2000237531 A JP2000237531 A JP 2000237531A
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Japan
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ground
gas
waste
pipe
exhaust
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Hiroyuki Sakamoto
廣行 阪本
Yasushi Asada
泰 朝田
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
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    • Y02CCAPTURE, STORAGE, SEQUESTRATION OR DISPOSAL OF GREENHOUSE GASES [GHG]
    • Y02C20/00Capture or disposal of greenhouse gases
    • Y02C20/20Capture or disposal of greenhouse gases of methane

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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物処分場の地盤内に発生するガスの悪臭
を除去した後で大気中に放出するようにした廃棄物処分
場地盤内ガス処理装置を提供する。 【解決手段】 吸気管2は、地盤12に埋設されその内
部空間の上部が大気と連通し、かつ、その内部空間が地
盤12内の廃棄物が埋められた廃棄物層Bに連通するよ
うに構成されている。排気管1は、吸気管2の近傍の地
盤12に埋設されその内部空間が廃棄物層Bと連通する
ように構成されている。排気駆動部3は、排気管1の内
部空間の上部を通じて廃棄物層B内のガスを吸引すると
共に、吸引したガスを脱臭装置4に送出するように構成
されている。脱臭装置4は、排気駆動部3から送られて
きたガスを脱臭した後、大気に放出するように構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物処分場跡地
などにおいて地盤内で発生するガスを脱臭処理した後、
大気中に放出するように構成された廃棄物処分場地盤内
ガス処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】廃棄物処分場跡地など廃棄物が埋められ
ている地盤内には廃棄物によって発生したガスが溜まっ
ていることが多い。このような廃棄物処分場跡地など利
用する目的で掘削などの工事を行う際には、ガスの噴出
による悪臭、ガスによる爆発、ガスに含まれている有毒
成分による被害などを防止するために、工事の前に地盤
内からガスを除去しておく必要がある。このような処理
を行うために、例えば、特開平8−57439号公報に
は、廃棄物処分場跡地などの地盤内で発生するガスを大
気に排出すると共に、上記地盤内に大気を導入すること
により上記地盤内の化学反応により上記ガスを中和させ
るようにした廃棄物埋立地盤内ガスの処理装置が提案さ
れている。上記処理装置では、地盤内と地上を連通する
吸気管と排気管を近接して設置し、地上における上記排
気管の高さ位置を吸気管の高さ位置よりも高く設定する
ことで、空気よりも軽いガスが排気管から大気中に排出
される際に生じる煙突吸引効果によって気流を生じさ
せ、この気流によって上記ガスの排気を行うように構成
されている。したがって、上記ガスは、排気管から大気
中に無処理で排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た排気管から大気中に無処理でガスを排出する処理装置
では、上記ガスの悪臭が大気中に拡散することが懸念さ
れる。本発明は前記事情に鑑み案出されたものであっ
て、本発明の目的は、廃棄物処分場の地盤内に発生する
ガスの悪臭を除去した後で大気中に放出するようにした
廃棄物処分場地盤内ガス処理装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、吸気管と、排気管と、排気駆動部と、脱臭装
置とを備え、前記吸気管は、地盤に埋設されその内部空
間の上部が大気と連通し、かつ、その内部空間が地盤内
の廃棄物が埋められた廃棄物層に連通するように構成さ
れ、前記排気管は、前記吸気管の近傍の地盤に埋設され
その内部空間が前記廃棄物層と連通するように構成さ
れ、前記排気駆動部は、前記排気管の内部空間の上部を
通じて前記廃棄物層内のガスを吸引すると共に、吸引し
たガスを前記脱臭装置に送出するように構成され、前記
脱臭装置は、前記排気駆動部から送られてきたガスを脱
臭した後、大気に放出するように構成されていることを
特徴とする。また、本発明は、前記吸気管および前記排
気管は直線状に延在する管部を有して構成され、前記管
部の前記廃棄物層に面した部分には管部の内部と外部を
連通する通気孔が設けられ、前記吸気管の内部空間と廃
棄物層との連通、および排気管の内部空間と前記廃棄物
層との連通は前記通気孔を介して行なわれることを特徴
とする。また、本発明は、前記管部の外周面で前記通気
孔の前記廃棄物層に臨む箇所は通気性を有するフィルタ
部材で覆われていることを特徴とする。また、本発明
は、前記地盤は廃棄物層と、この廃棄物層を覆う覆土層
を有してなり、前記覆土層の上面は地上に面した状態で
設けられており、前記覆土層と前記廃棄物層にわたりボ
ーリング孔が設けられ、前記吸気管および前記排気管
は、前記ボーリング孔に挿入された状態で配設されてい
ることを特徴とする。また、本発明は、前記覆土層に位
置する前記ボーリング孔の部分の内壁全周と、前記内壁
全周に臨む前記吸気管および前記排気管の外周面全周と
の間に、ボーリング孔の内壁と、前記吸気管および前記
排気管の外周面との間の隙間を気密に閉塞するシール部
材が配設されていることを特徴とする。また、本発明
は、前記シール部材は、前記覆土層の上部と底部に対応
する箇所にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記吸気管の上部は地上に臨み、前記
吸気管の地上に臨む箇所に開口部が設けられ、前記開口
部から吸気管に大気を送給するように構成された送気装
置が接続されていることを特徴とする。また、本発明
は、前記脱臭装置は、脱臭槽と、前記脱臭槽内に収容さ
れた土壌と、前記脱臭槽に設けられ前記排気駆動部から
送出されたガスが導入される導入口と、前記脱臭槽に設
けられた排気口とを備え、前記導入口から導入されたガ
スが前記脱臭槽内の前記土壌の中を通過した後、前記排
気口から大気中に排出されるように構成されていること
を特徴とする。
【0005】そのため、本発明では、排気駆動部が動作
すると、廃棄物層内のガスが排気管の内部空間を通じて
脱臭装置に導入され脱臭された後、大気に放出される。
したがって、廃棄物層内のガスは脱臭されてから大気に
放出されるのでガスによる悪臭の発生を防止することが
できる。また、廃棄物層内のガスが排気管の内部空間を
通じて排気されることで負圧となった廃棄物層内には吸
気管の内部空間を通じて大気が導入され、廃棄物層が酸
化状態に移行することで、廃棄物層におけるメタンや硫
化水素などの嫌気性ガスの発生が抑制されると共に、廃
棄物層内の有機物が水と炭酸ガスに分解され廃棄物の分
解が促進されるため、ガスの発生を抑制することができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明に係る廃棄物処分場
地盤内ガス処理装置の第1の実施の形態の構成を示す概
略説明図、図2は第1の実施の形態の構成の詳細な説明
図、図3は脱臭装置の構成を示す説明図、図4は吸気管
と排気管の配置の一例を示す平面図、図5は吸気管と排
気管の配置の他の例を示す平面図、図6は本発明に係る
廃棄物処分場地盤内ガス処理装置の第2の実施の形態の
構成の詳細な説明図である。
【0007】まず、本発明の廃棄物処分場地盤内ガス処
理装置の理解を容易にするため、図1を参照して第1の
実施の形態の廃棄物処分場地盤内ガス処理装置の概略構
成について説明する。廃棄物処分場地盤内ガス処理装置
100は、排気管1、吸気管2、排気駆動部3、図3に
は示されていない脱臭装置4(図2、図6にのみ示す)
などを備えて構成されている。廃棄物処分場10の地盤
12は、地下水層C、この地下水層Cの上に深さ方向に
堆積して埋められた廃棄物から構成される廃棄物層B、
この廃棄物層Bの上面を覆う土によって構成される覆土
層Aから構成されている。廃棄物層Bでは廃棄物からガ
スが発生し、このガスは地下水層Cと覆土層Aとの間に
充満している。吸気管2は、地盤12に埋設されその内
部空間の上部が大気と連通し、かつ、その内部空間が地
盤12内の廃棄物が埋められた廃棄物層Bに連通するよ
うに構成されている。排気管1は、吸気管2の近傍の地
盤12に埋設されその内部空間が廃棄物層Bと連通する
ように構成されている。排気駆動部3は、排気管1の内
部空間の上部を通じて廃棄物層B内のガスを吸引すると
共に、吸引したガスを脱臭装置4に送出するように構成
されている。脱臭装置4は、排気駆動部3から送られて
きたガスを脱臭した後、大気に放出するように構成され
ている。
【0008】次に、上記構成による廃棄物処分場地盤内
ガス処理装置100の動作について説明する。排気駆動
部3が排気動作を行うことによって、図1で黒矢印で示
すようにガスG1が廃棄物層Bから排気管1の内部空間
を通じて排気駆動部3に吸気され、さらに脱臭装置4に
送られて脱臭処理がなされた後、大気中に排出される。
脱臭装置4は、ガスG1に含まれるメチルメルカプタン
や硫化水素などの悪臭の成分を吸収するため、大気中に
は悪臭の無いガスが排出される。一方、排気駆動部3の
排気動作でガス5が廃棄物層Bから排気管1から排気さ
れることによって、廃棄物層B内が負圧となるため、図
1で白矢印で示した大気G2は、地上14から吸気管2
の内部空間を通って廃棄物層Bに導入される。廃棄物層
B内に大気4が導入されることによって廃棄物層B内の
ガスG1が大気G2に徐々に置換される。すなわち、廃
棄物層B内に大気G2の酸素が供給され、廃棄物層Bが
酸化状態に移行する。廃棄物層Bが酸化状態に移行する
ことによって、廃棄物層Bにおけるメタンや硫化水素な
どの嫌気性ガスの発生が抑制されると共に、廃棄物層B
内の有機物が水と炭酸ガスに分解され廃棄物の分解が促
進される。このため、廃棄物層B内におけるガスの発生
を抑制することができる。
【0009】次に、図2乃至図5を参照して第1の実施
の形態の廃棄物処分場地盤内ガス処理装置の構成につい
てさらに詳細に説明する。図2を参照して排気管1と吸
気管2の設置について説明する。まず、排気管1と吸気
管2を設置するために、覆土層Aと廃棄物層Bにわたっ
て直線状に延在するボーリング孔5を設け、排気管1と
吸気管2の直線状に延在する管部6をボーリング孔5内
に挿入する。なお、第1の実施の形態では、ボーリング
孔5の延在方向が鉛直方向である例を示したが、上記ボ
ーリング孔5の延在方向は傾斜していてもかまわない。
【0010】排気管1と吸気管2の管部6のうち、廃棄
物層Bに面した部分は、ストレーナ管6A(有孔管とも
いう)によって構成されている。ストレーナ管6Aに
は、管部6の内部と外部を貫通する通気孔6Bが多数配
設されている。すなわち、吸気管2の内部空間と廃棄物
層Bとの連通、および排気管1の内部空間と廃棄物層B
との連通は通気孔6Bを介して行なわれるようになって
いる。さらに、ストレーナ管6Aの外周面で通気孔6B
の廃棄物層Bに臨む箇所は通気性を有するフィルタ部材
7で覆われている。これは、廃棄物層B内の廃棄物が通
気孔6Bからストレーナ管6Aの内部空間内に侵入する
ことを防止するためである。
【0011】また、覆土層Aに位置するボーリング孔5
の部分の内壁全周と、この内壁全周に臨む吸気管2およ
び排気管1の外周面全周との間には、ボーリング孔5の
内壁と、吸気管2および排気管1の外周面との間の隙間
を気密に閉塞するシール部材8が配設されている。ボー
リング孔5の内壁と、吸気管2および排気管1の外周面
との間の隙間を気密に閉塞するシール部材8を配設する
ことによって地上14と廃棄物層Bとの間の気密を保持
することができる。したがって、ボーリング孔5の内壁
と、吸気管2および排気管1の外周面との間の隙間を経
由して廃棄物層BのガスG1が地上にもれたり、この隙
間を経由して大気が通気孔6Bから排気管1の内部空間
に流入してしまい効率よく廃棄物層BのガスG1を排気
することができなくなったりすることを防止することが
できる。図2の例では、シール部材8を覆土層Aの上部
と底部に対応する箇所にそれぞれ設けている。
【0012】吸気管2の上部は地上14に臨み、この吸
気管2の地上に臨む箇所には開口部2Aが設けられてお
り、この開口部2Aから吸気管2の内部空間に大気が導
入されるように構成されている。排気管1の内部空間の
上部は、送気ファンなどから構成された排気駆動部3に
連通されており、排気管1の内部空間を通じて廃棄物層
B内のガスG1が排気駆動部3によって吸引され、吸引
されたガスG1が脱臭装置4に送出されるように構成さ
れている。
【0013】図3を参照して脱臭装置4の構成について
説明する。脱臭装置4は、脱臭槽41、間仕切部材4
2、土壌43などを備えて構成されている。脱臭槽41
は、平面視矩形状の底壁41A、底壁41Aの各周縁部
から立設された4つの側壁41B、各側壁41Bの上縁
部を接続し底壁41Aと平行をなす上壁41Cとを備え
ている。上壁41Cは、気体の流通が可能な部材から構
成されている。間仕切部材42は、底壁41Aまたは上
壁41Cとほぼ同形状を呈しており、気体の流通が可能
な部材から構成されている。そして、間仕切部材42
は、脱臭槽41内において、底壁41Aまたは上壁41
Cと平行をなした状態で、底壁41A、側壁41B、上
壁41Cで囲まれた空間を上下方向の所定位置で区画す
るように配設されている。間仕切部材42で区画された
上側の空間44には脱臭作用を有する土壌43が充填さ
れている。間仕切部材42で区画された下側の空間45
は、側壁41Bのうちの1つに設けられた導入口41B
1と連通しており、この導入口41B1は、排気駆動部
3の排気口3Aと接続管3Bを介して連通している。
【0014】上記のように構成された脱臭装置4によれ
ば、排気駆動部3の排気口3Aから排気された廃棄物層
BのガスG1は、接続管3Bを介して脱臭装置4の導入
口41B1に強制的に送り込まれる。ガスG1は、空間
44から間仕切部材42の上の空間44に充填された土
壌43の内部を通過する過程で上記土壌43自体による
吸着や土壌43に存在する土壌微生物による分解によっ
てガスG1に含まれるメチルメルカプタンや硫化水素な
どの悪臭の成分が吸着あるいは分解されて除去される。
そして、悪臭の成分が除去されたガスG1は、脱臭槽4
1の上壁41Cから大気中に放出される。したがって、
廃棄物層内のガスは脱臭されてから大気に放出されるの
でガスによる悪臭の発生を防止することができる。
【0015】次に、図4、図5を参照して排気管1と吸
気管2の配置について説明する。図4には、廃棄物処理
場10の地盤12を直線状の範囲で掘削する工事を行う
場合における排気管1と吸気管2の配置例である。排気
管1は、掘削範囲50の中心線52に沿って間隔をおい
て複数個配置され、地中排気管2は、掘削範囲50の外
側の領域で中心線52を挟み中心線52と平行方向にか
つ中心線52からほぼ同じ間隔をおいて延在する2つの
直線上に間隔をおいて複数個配置されている。そして、
排気管1と吸気管2は、平面からみて千鳥状に配置され
ている。
【0016】図5には、廃棄物処理場10の地盤12を
矩形状の範囲で掘削する工事を行う場合における排気管
1と吸気管2の配置例である。排気管1は、矩形状の掘
削範囲54の長手方向に沿った中心軸56に沿って間隔
をおいて2個配置され、地中排気管2は、掘削範囲54
の外側において掘削範囲54の周縁部を囲む矩形状の線
上に所定間隔をおいて8個配置されている。そして、排
気管1と吸気管2は、平面からみて千鳥状に配置されて
いる。
【0017】なお、排気管1と吸気管2の配置間隔や個
数は、掘削する地盤の領域の広さ、廃棄物層の深さ、廃
棄物層を構成する廃棄物の種類などによって適宜設定さ
れる。
【0018】次に、図6を参照して第2の実施の形態に
ついて説明する。第2の実施の形態の廃棄物処分場地盤
内ガス処理装置100Aが第1の実施の形態と異なる部
分は、図6に示されているように、吸気管2の地上12
に臨む箇所に設けられた開口部2Aに送気装置9が接続
されている点である。すなわち、送気装置9は、送気装
置本体9Aと、大気を送気装置本体9Aに導入するため
の吸入口9Bと、吸気管2の開口部2Aに連通される送
気管9Cとを備えている。送気装置本体9Aは、例えば
レシーバタンクとコンプレッサなどから構成することが
できる。
【0019】上記のように構成された第2の実施の形態
の廃棄物処分場地盤内ガス処理装置100Aによれば、
送気装置本体9Aが動作すると、大気G2が吸入管9B
から送気装置本体9Aに吸入され、送気装置本体9Aか
ら送気管9Cを通じて吸気管2に送給される。吸気管2
に送給された大気G2は、吸気管2のストレーナ管6A
の部分から廃棄物層Bに送給される。したがって、大気
G2が廃棄物層Bに送給されることによって廃棄物層B
に存在するガスG1の排気管1のストレーナ管6Aへの
移動が促進され、廃棄物層Bから効率よくガスG1を除
去することができる。特に、図4、図5で示されている
ように、排気管1の個数より吸気管2の個数が多い場合
などには、送気装置9によって吸気管2に大気G2を送
給することで掘削範囲50、54における廃棄物層Bか
らガスG1を効率的に除去することができる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
吸気管と、排気管と、排気駆動部と、脱臭装置とを備
え、前記吸気管は、地盤に埋設されその内部空間の上部
が大気と連通し、かつ、その内部空間が地盤内の廃棄物
が埋められた廃棄物層に連通するように構成され、前記
排気管は、前記吸気管の近傍の地盤に埋設されその内部
空間が前記廃棄物層と連通するように構成され、前記排
気駆動部は、前記排気管の内部空間の上部を通じて前記
廃棄物層内のガスを吸引すると共に、吸引したガスを前
記脱臭装置に送出するように構成され、前記脱臭装置
は、前記排気駆動部から送られてきたガスを脱臭した
後、大気に放出するように構成されていることを特徴と
する。
【0021】そのため、本発明では、排気駆動部が動作
すると、廃棄物層内のガスが排気管の内部空間を通じて
脱臭装置に導入され脱臭された後、大気に放出される。
したがって、廃棄物層内のガスは脱臭されてから大気に
放出されるのでガスによる悪臭の発生を防止することが
できる。また、廃棄物層内のガスが排気管の内部空間を
通じて排気されることで負圧となった廃棄物層内には吸
気管の内部空間を通じて大気が導入され、廃棄物層が酸
化状態に移行することで、廃棄物層におけるメタンや硫
化水素などの嫌気性ガスの発生が抑制されると共に、廃
棄物層内の有機物が水と炭酸ガスに分解され廃棄物の分
解が促進されるため、ガスの発生を抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る廃棄物処分場地盤内ガス処理装置
の第1の実施の形態の構成を示す概略説明図である。
【図2】第1の実施の形態の構成の詳細な説明図であ
る。
【図3】脱臭装置の構成を示す説明図である。
【図4】吸気管と排気管の配置の一例を示す平面図であ
る。
【図5】吸気管と排気管の配置の他の例を示す平面図で
ある。
【図6】本発明に係る廃棄物処分場地盤内ガス処理装置
の第2の実施の形態の構成の詳細な説明図である。
【符号の説明】
100、100A 廃棄物処分場地盤内ガス処理装置 1 排気管 2 吸気管 3 排気駆動部 4 脱臭装置 5 ボーリング孔 6 管部 7 フィルタ部材 8 シール部材 9 送気装置 10 廃棄物処分場 12 地盤 14 地上 A 覆土層 B 廃棄物層 G1 ガス G2 大気
フロントページの続き Fターム(参考) 4C080 AA05 AA07 BB02 CC01 HH05 JJ01 KK08 LL01 MM33 QQ11 4D002 AA03 AA06 AB02 AC10 BA03 BA04 BA17 CA07 CA13 DA58 DA59 EA01 GA02 GB04 4D004 AA46 AB10 AC07 BB03 CA48

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気管と、排気管と、排気駆動部と、脱
    臭装置とを備え、 前記吸気管は、地盤に埋設されその内部空間の上部が大
    気と連通し、かつ、その内部空間が地盤内の廃棄物が埋
    められた廃棄物層に連通するように構成され、 前記排気管は、前記吸気管の近傍の地盤に埋設されその
    内部空間が前記廃棄物層と連通するように構成され、 前記排気駆動部は、前記排気管の内部空間の上部を通じ
    て前記廃棄物層内のガスを吸引すると共に、吸引したガ
    スを前記脱臭装置に送出するように構成され、 前記脱臭装置は、前記排気駆動部から送られてきたガス
    を脱臭した後、大気に放出するように構成されている、 ことを特徴とする廃棄物処分場地盤内ガス処理装置。
  2. 【請求項2】 前記吸気管および前記排気管は直線状に
    延在する管部を有して構成され、前記管部の前記廃棄物
    層に面した部分には管部の内部と外部を連通する通気孔
    が設けられ、前記吸気管の内部空間と廃棄物層との連
    通、および排気管の内部空間と前記廃棄物層との連通は
    前記通気孔を介して行なわれることを特徴とする請求項
    1記載の廃棄物処分場地盤内ガス処理装置。
  3. 【請求項3】 前記管部の外周面で前記通気孔の前記廃
    棄物層に臨む箇所は通気性を有するフィルタ部材で覆わ
    れていることを特徴とする請求項2記載の廃棄物処分場
    地盤内ガス処理装置。
  4. 【請求項4】 前記地盤は廃棄物層と、この廃棄物層を
    覆う覆土層を有してなり、前記覆土層の上面は地上に面
    した状態で設けられており、前記覆土層と前記廃棄物層
    にわたりボーリング孔が設けられ、前記吸気管および前
    記排気管は、前記ボーリング孔に挿入された状態で配設
    されていることを特徴とする請求項1、2または3記載
    の廃棄物処分場地盤内ガス処理装置。
  5. 【請求項5】 前記覆土層に位置する前記ボーリング孔
    の部分の内壁全周と、前記内壁全周に臨む前記吸気管お
    よび前記排気管の外周面全周との間に、ボーリング孔の
    内壁と、前記吸気管および前記排気管の外周面との間の
    隙間を気密に閉塞するシール部材が配設されていること
    を特徴とする請求項4記載の廃棄物処分場地盤内ガス処
    理装置。
  6. 【請求項6】 前記シール部材は、前記覆土層の上部と
    底部に対応する箇所にそれぞれ設けられていることを特
    徴とする請求項5記載の廃棄物処分場地盤内ガス処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記吸気管の上部は地上に臨み、前記吸
    気管の地上に臨む箇所に開口部が設けられ、前記開口部
    から吸気管に大気を送給するように構成された送気装置
    が接続されていることを特徴とする請求項1乃至6に何
    れか1項記載の廃棄物処分場地盤内ガス処理装置。
  8. 【請求項8】 前記脱臭装置は、脱臭槽と、前記脱臭槽
    内に収容された土壌と、前記脱臭槽に設けられ前記排気
    駆動部から送出されたガスが導入される導入口と、前記
    脱臭槽に設けられた排気口とを備え、前記導入口から導
    入されたガスが前記脱臭槽内の前記土壌の中を通過した
    後、前記排気口から大気中に排出されるように構成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至7に何れか1項記
    載の廃棄物処分場地盤内ガス処理装置。
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