JP2000237468A - カートリッジ式カッターナイフ - Google Patents

カートリッジ式カッターナイフ

Info

Publication number
JP2000237468A
JP2000237468A JP11048164A JP4816499A JP2000237468A JP 2000237468 A JP2000237468 A JP 2000237468A JP 11048164 A JP11048164 A JP 11048164A JP 4816499 A JP4816499 A JP 4816499A JP 2000237468 A JP2000237468 A JP 2000237468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
guide member
locking
locked
body member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11048164A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Okumura
和義 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDS KK
Original Assignee
KDS KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDS KK filed Critical KDS KK
Priority to JP11048164A priority Critical patent/JP2000237468A/ja
Publication of JP2000237468A publication Critical patent/JP2000237468A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Knives (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を少なくし、かつ、簡単な操作でカ
ートリッジをボディ部材に係止できるカートリッジ式カ
ッターナイフを提供する。 【解決手段】 できる。カートリッジ3の後部には、押
し部3aと、つまみ部3bと被係止部3cが形成された
一対の弾性片が設けられている。ボディ部材1には、係
止凹部1bが形成されている。つまみ部を指で狭持する
と、一対の被係止部3cが一対の係止凹部1bから脱出
できる。この状態でカートリッジ3をガイド部材2から
引き出すことができる。引き出したカートリッジは、押
し部を押し込むことにより、被係止部を係止凹部に係止
させてボディ部にロックできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジ式カ
ッターナイフに関するものである。
【0002】
【従来の技術】カートリッジ式カッターナイフは、複数
枚のカッター刃を収納させたカートリッジをボディ側に
挿入し、カートリッジが抜けないように係合させる構造
が採用されている。
【0003】実公昭57−51010号公報や実公昭6
3−214号公報に記載されたカートリッジ式カッター
ナイフでは、カートリッジ(マガジン)をボディ(本
体)にロック体によって係止させている構造である。こ
の構造は、ロック体が必要なことと、カートリッジをボ
ディに押し込んだ後に、ロック操作をするという別操作
が必要であった。
【0004】実公昭53−44800号に記載されたカ
ートリッジ式カッターナイフは、カートリッジがケー
ス、下敷、2個の板ばね、および、ストッパー部片によ
り構成されているため、構成部品が多いという問題があ
る。また、予備替刃の装填では、替刃をカートリッジの
先方より板ばねに抗して1枚づつ挿入する難しさがあっ
た。
【0005】また、特開平8−52282号公報に記載
されたカートリッジ式カッターナイフも、部品点数が多
く、組立時間も多く要するという問題がある。
【0006】また、従来のカッターナイフでは、ガイド
部材をボディ部材に固着する方法としては、ネジで固定
されているものがある。ネジによる固定方法は、使用中
にネジが緩んでくる心配があり、またネジを強く締めつ
けると、樹脂で成形されたボディ部材のネジ孔のネジ山
が壊れて、締め付けができなくなるという問題があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、部品点数を少なくし、か
つ、簡単な操作でカートリッジをボディ部材に係止でき
るカートリッジ式カッターナイフを提供することを目的
とするものである。また、ボディ部材とガイド部材との
固着にネジを用いないで確実に固着できるカートリッジ
式カッターナイフを提供することも目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数枚の替刃を収納する収納部を有するカートリッ
ジと、該カートリッジをスライドして装填する筒状のガ
イド部材と、該ガイド部材を保持するボディ部材を有す
るカートリッジ式カッターナイフにおいて、前記カート
リッジの後部には、一対の弾性片が一体的に設けられ、
該弾性片は、中間部の外側に被係止部が形成され、先端
部につまみ部が形成されており、前記ボディ部材には、
前記カートリッジの装填時に前記一対の弾性片の前記被
係止部を係止する係止部が設けられていることを特徴と
するものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、複数枚の替刃を
収納する収納部を有するカートリッジと、該カートリッ
ジをスライドして装填する筒状のガイド部材と、該ガイ
ド部材を保持するボディ部材を有するカートリッジ式カ
ッターナイフにおいて、前記カートリッジの後部には、
一対の弾性片が一体的に設けられ、該弾性片は、中間部
の外側に被係止部が形成され、先端部につまみ部が形成
されており、前記ガイド部材には、前記カートリッジの
装填時に前記一対の弾性片の前記被係止部を係止する係
止部が設けられていることを特徴とするものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のカートリッジ式カッターナイフにおいて、前
記ガイド部材は、金属板により形成され、長手方向の少
なくとも2箇所において背面側に切り起こされて先端部
を曲げられたL字形のカギ部と少なくとも1つの舌片部
を有し、前記ボディ部材は、前記カギ部に対応した位置
に形成されたカギ受け部と前記舌片に対応した位置に形
成された凹部を有し、前記カギ部が前記カギ受け部に係
合され、前記舌片が背面側に曲げられて前記凹部に係止
されていることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図9は、本発明のカートリ
ッジ式カッターナイフの第1の実施の形態を説明するた
めのものであり、図1から説明する。図1は、キャップ
部材を外した状態の平面図である。図中、1はボディ部
材、2はガイド部材、2aは係合部、3はカートリッ
ジ、3aは押し部、3bはつまみ部、4はスライダー部
材、4aはスライダー片、4bは突起、5はカッター
刃、8はキャップ部材、8aはフック部である。
【0012】ボディ部材1は、合成樹脂で成形され、ガ
イド部材2を収容する溝が設けられている。ボディ部1
の材料としては、合成樹脂に限られるものではなく、木
材、軽合金など、適宜の材料を用いることができる。
【0013】ガイド部材2は、金属板、例えば、ステン
レス板で筒状に折り曲げられて形成され、上面にはスラ
イダー部材4を移動可能にするための開口部が設けら
れ、開口部の一方の辺にスライダー部材を係止するため
の係合部2aが設けられている。複数枚のカッター刃5
を収納可能にしたカートリッジ3は、ガイド部材2に出
し入れ可能に装填されているが、カートリッジ3の後部
には、押し部3a、つまみ部3bが設けられている。ガ
イド部材2の材料は、金属板に限られるものではなく、
合成樹脂など、適宜の材料を用いることができる。
【0014】スライダー部材4に取り付けられたスライ
ダー片4aの先端部の裏側に突出させた突起4bが形成
されており、この突起4bをカートリッジ3内の最上部
のカッター刃5の後部に形成された孔5aに係合させ、
スライダー部材4を前後させてカッター刃5を出入りさ
せることができる。カートリッジ4は、ボディ部材1の
後部からガイド部材2内にスライドさせて装填すること
ができる。キャップ部材8はボディ部材1の後部を覆う
ように装填して使用するもので、カッター刃5をカート
リッジ3に補充する時に外すものである。キャップ部材
8に設けられたフック部8aは、カッターナイフをポケ
ット等に掛けるために設けたものであり、必ずしも必要
とするものではない。
【0015】図2は、全体構成を示す外観の斜視図、図
3は、キャップ部材を外した状態の斜視図である。図
中、図1と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略す
る。1aは係止突起、8bは係止孔である。
【0016】キャップ部材8には、係止孔8bが形成さ
れており、図3に示す状態から、キャップ部材8をボデ
ィ部材1の後部から押し込むと、係止孔8bがボディ部
材1の係止突起1aに係止されて、図2に示すように、
キャップ部材8をボディ部材に取り付けることができ
る。なお、係止孔8bは、係止突起1aに係止できれば
よいので、必ずしも貫通孔として形成される必要はな
く、係止突起1aに係止される凹部として形成されても
よい。係止突起がキャップ部材側に、係止孔がボディ部
材側に設けられてもよい。また、キャップ部材8の係止
構造は、この実施の形態による係止突起と係止孔を用い
た構造に限られるものではなく、適宜の結合構造を採用
できる。
【0017】図4は、キャップ部材を外して、カートリ
ッジ3をボディ部材1より引き出した状態の平面図であ
る。図中、図1〜図3と同じ部分には同じ符号を付して
説明を省略する。3cは被係止部、3dは傾斜部、3e
は弾性部、3fはブロック状凸部、5aは孔、6は可動
台、6aは凸部、6bは板ばね部である。なお、この図
では、カートリッジ3を2つに分割して図示した。ま
た、カートリッジ3の後端部(破線の円内)を拡大して
図示した。
【0018】カートリッジ3は、合成樹脂で成形され、
複数のカッター刃5を載置するための可動台6が取り付
けられている。可動台6には、カッター刃5の孔5aが
引掛けられる凸部6aが設けられている。凸部6aは、
上下に動けるよう弾性を有する板ばね部6bの端部に位
置している。この実施の形態では、可動台6をステンレ
ス板などの弾性を有する金属板で形成して、凸部6aと
板ばね部6bとを、可動台6に一体的に形成した。
【0019】カートリッジ3の後部には、弾性部3eを
介して延びた一対のつまみ部3bが形成され、中途にボ
ディ部材1の係止凹部1bに嵌まり合う被係止部3cが
形成されている。また、一対のつまみ部3bの間に押し
部3aが形成されている。この押し部3aを押し込むこ
とにより、被係止部3cの前方部分に形成された傾斜部
3dが、ボディ部材1(図7)の後部に当たり、つまみ
部3bを曲げるようにして、引き出したカートリッジ3
をガイド部材2に収納することができる。収納状態にお
いては、被係止部3cが係止凹部1b(図7)に係止さ
れ、カートリッジ3の後方への移動を阻止する。もっと
も、一対のつまみ部3bを、例えば、拇指と食指で挟ん
でカートリッジ3をガイド部材2に押し込むこともでき
るので、押し部3aを必ずしも設けなくてもよい。一対
のつまみ部3bの間に設けられたブロック状凸部3f
は、図1及び図2の状態でスライダー部材4を後退させ
たときに、スライダー部材4のストッパーとして働き、
スライダー部材4がガイド部材2から脱落することを防
止する。
【0020】図5は、カートリッジ3を分解した状態の
平面図である。図中、図1〜図4と同じ部分には同じ符
号を付して説明を省略する。3gは凹部、3hはスプリ
ング用孔、3iはスライド溝、3jは溝先端部、6cは
係合突起である。
【0021】カートリッジ3から可動台6を外した凹部
3gには、図示しないスプリングの頂部が入ってくるス
プリング用孔3hが設けられている。中央部には、長手
方向にスライド溝3iがあり、その先端部は行きあたり
の溝先端部3jが設けられている。カートリッジ3の凹
部3gを囲む長手方向の側部(図における上下の部分)
には、可動台6の係合突起6cに対応する位置に、係合
突起6cを係合させる係合孔が設けられている。
【0022】可動台6の係合突起6cと、カートリッジ
3の本体部に形成された係合孔との関係を図6で説明す
る。
【0023】図6(A)は、図5のA−A線断面図、図
6(B)は、図5のB−B線断面図、図6(C)は両者
を組み合わせた断面図であり、3kは係合孔である。係
合孔3kは、カートリッジ3の凹部3g内において可動
台6の上下動を可能とするために、係合突起6cの厚さ
より高い幅hとなるように形成されている。この係合孔
3kにより、可動台6の上方への抜け出しが防止されて
いる。係合孔3kの高さ方向の幅hは、可動台6が上下
方向にカッター刃5の厚さの数枚分(収納する枚数)の
分だけ可動台6が上下動できる幅である。
【0024】図7は、ロックされたカートリッジをボデ
ィ部材側から解除する動作の説明図である。図中、図1
〜図6と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略す
る。1bは係止凹部である。
【0025】カートリッジ3の一対のつまみ部3bを指
で狭持すると、一対の被係止部3cが一対の係止凹部1
bから脱出できる。この状態でカートリッジ3をボディ
部材1に取り付けられたガイド部材2から引き出すこと
ができる。
【0026】図8は、ボディ部材からガイド部材を分解
した状態の斜視図であり、図8(A)は、スプリングの
斜視図、図8(B)はボディ部材の斜視図、図8(C)
は、ガイド部材を表側からみた斜視図、図8(D)は、
ガイド部材を裏側からみた斜視図である。図中、図1〜
図7と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略する。
1cはスプリング係止部、1dは受容部、1eはカギ受
部、1fは凹部、2bはカギ部、2cは舌片部、2dは
スプリング用孔、2eは止め具、7はスプリング、7a
は被係止部である。
【0027】スプリング7は、この実施の形態では、板
ばねで構成したが、線状のばねを用いてもよい。スプリ
ング7の中央部には、貫通孔として被係止部7aが設け
られており、ボディ部材1に凸部として設けられたスプ
リング係止部1cにより係止される。スプリング7の係
止構造は、図示の構造に限られるものではなく、スプリ
ング7の一部を位置規制できる凹部や凸部をボディ部材
1側に形成するなど、適宜の構造を採用できる。
【0028】ボディ部材1には、ガイド部材2を受容す
る受容部1dが設けられ、底面部には、複数箇所にカギ
受部1eと凹部1fが形成されている。カギ受部1eは
少なくとも2箇所に設けることが望ましいが、凹部1f
は1箇所だけでもよい。
【0029】ガイド部材2の上面片側にはスライダー部
材をピッチ送りするための係合部2aが設けられてい
る。底面側には、カギ部2bと、舌片部2cと、止め具
2eがプレス加工で形成されている。カギ部2bは、ボ
ディ部材1のカギ受部1eに対応する箇所において、裏
面側に切り起こされた先端が曲げられて形成されてい
る。舌片部2cは、ボディ部材1の凹部1fに対応する
箇所において、3方が切り抜かれた形で形成されてい
る。止め具2eは、L字形に形成され、その先端はガイ
ド部材2の内側に突出しており、この突出した部分が、
図5で説明したカートリッジ3のスライド溝3iに食い
込んでいる。カートリッジ3を引き抜こうとしても溝先
端部3jに突きあたり、カートリッジを抜きとることが
できないようになっている。スプリング用孔2dは、ス
プリング7の頂部が出入りできるように形成されてい
る。ガイド部材2の各部は、板金加工で形成されるのが
よい。
【0030】図9は、ボディ部材1にガイド部材2を固
着した状態を示す断面図である。図中、図1〜図8と同
じ部分には同じ符号を付して説明を省略する。なお、こ
の図では、ボディ部材1とガイド部材2のみを図示し
た。
【0031】ボディ部材1のスプリング係止部1c(図
8)にスプリング7の被係止部7a(図8)を嵌合させ
てスプリング7を所定の位置にセットした後、ガイド部
材2の2箇所のカギ部2bをボディ部材1の2箇所のカ
ギ受部1eに上方より押しつけつつ、後方(矢印方向)
にカイド部材2をスライドさせる。次いで、舌片部2c
をポンチで、上方より打ちつけることによって曲げて、
ボディ部材1の凹部1fの中に舌片部2cの先端部を入
り込ませる。この結果、ガイド部材2は、もとの方向
(矢印と反対方向)にスライドできなくなり、ガイド部
材2をボディ部材1に固定することができる。このと
き、スプリング7は、ガイド部材2のスプリング用孔2
d(図8)を貫通して、ガイド部材2の内側に位置され
る。
【0032】図1〜図9で説明したカッター刃5の切れ
味が悪くなった時、スライダー部材4を前進させて、ガ
イド部材2の先端部よりカッター刃5を抜きとる。交換
するための新しいカッター刃5がカートリッジ3に収納
されていない場合は、カッター刃5を補充する。キャッ
プ部材8を外して、図7に示すように、カートリッジ3
の一対のつまみ部3bを指で挟むと、一対の弾性部3e
が歪み、一対の被係止部3cがボディ部材1の係止凹部
1bより脱出するので、カートリッジ3を引っ張り出す
ことができる。図4の状態で、複数のカッター刃5を可
動台6の凸部6aにカッター刃5の孔5aを合わせて載
せる。次に、カートリッジ3の押し部3aを指で押して
いくと、一対の傾斜部3dがボディ部材1の端部に接触
し、さらに押し込むと、一対の弾性部3eで曲げられ、
一対の被係止部3cが係止凹部1b(図7)に係合す
る。その後キャップ部材8を嵌める。後は、スライダー
部材4を操作することで、新しいカッター刃5がせり上
がってくる。カッター刃5をせり上げることができるの
は、図8で説明したスプリング7の頂部がガイド部材2
のスプリング用孔2dを突き抜け、図5に示すカートリ
ッジ3のスプリング孔3hも突き抜け、その頂点が可動
台6を押し上げていることにより、可動台6に乗ってい
るカッター刃5が、常時スライダー部材4の裏側に押し
つけられているからである。カートリッジ3は、図5に
示す溝先端部3jに、図8,図9に示す止め具2eが突
きあたるので、カートリッジ3が抜け落ちることがな
く、安心である。もちろん、カートリッジ3をガイド部
材2から抜けるようにしてもよい。
【0033】図10は、本発明のカートリッジ式カッタ
ーナイフの第2の実施の形態を説明するための断面図で
ある。図中、図9と同様の部分には同じ符号を付して説
明を省略する。この実施の形態では、図9で説明したカ
ギ受部1eの1つが、ボディ部1の先端側に形成されて
いるが、この実施の形態では、先端側のカギ受部1eの
孔部に設けたものである。
【0034】図11は、本発明のカートリッジ式カッタ
ーナイフの第3の実施の形態を説明するためのもので、
図11(A)は図7と同様の後端部近傍の平面図、図1
1(B)は図8(C)と同様のガイド部材を表側からみ
た斜視図である。図中、図7,図8と同様の部分には同
じ符号を付して説明を省略する。2fは係止孔部であ
る。
【0035】第1の実施の形態においては、カートリッ
ジ3の被係止部3cを係止する係止凹部をボディ部1に
形成したが、この実施の形態においては、ガイド部材2
に係止孔部2fを形成した。ガイド部材2を金属板で作
製した場合には、係止孔部2fのエッジは、カートリッ
ジ3の被係止部3cを削らないように、丸みを持たせる
ように打ち抜くのがよい。絞り加工で凹状部として形成
してもよい。
【0036】なお、図9,図10で説明したガイド部材
をボディ部材に取り付ける構造、すなわち、カギ部と舌
片部を形成したガイド部材を、カギ受部と凹部を形成し
たボディ部に固定する構造は、本発明のカートリッジ式
カッターナイフに限られるものではなく、他の構成のカ
ートリッジ式カッターナイフにも適用できる。さらに、
カートリッジを用いないカッターナイフに対しても適用
できるものである。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、前記カートリッジの後部には、一対の弾性片
が一体的に設けられ、該弾性片は、中間部の外側に被係
止部が形成され、先端部につまみ部が形成されており、
前記被係止部をボディ部材側またはガイド部材側に設け
られた係止部で係止することにより、カートリッジの装
填および引き出しが簡単な構造で実現できる。また、ガ
イド部材をねじを用いずにボディ部に取り付けることも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカートリッジ式カッターナイフの第1
の実施の形態におけるキャップ部材を外した状態の平面
図である。
【図2】図1のカートリッジ式カッターナイフの全体構
成を示す外観の斜視図である。
【図3】図1のカートリッジ式カッターナイフのキャッ
プ部材を外した状態の斜視図である。
【図4】図1のカートリッジ式カッターナイフのキャッ
プ部材を外して、カートリッジをボディ部材より引き出
した状態の平面図である。
【図5】図1のカートリッジ式カッターナイフのカート
リッジを分解した状態の平面図である。
【図6】図6(A)は、図5のA−A線断面図、図6
(B)は、図5のB−B線断面図、図6(C)は両者を
組み合わせた断面図である。
【図7】図1のカートリッジ式カッターナイフのロック
されたカートリッジをボディ部材側から解除する動作の
説明図である。
【図8】図1のカートリッジ式カッターナイフのボディ
部材からガイド部材を分解した状態の斜視図であり、図
8(A)は、スプリングの斜視図、図8(B)はボディ
部材の斜視図、図8(C)は、ガイド部材を表側からみ
た斜視図、図8(D)は、ガイド部材を裏側からみた斜
視図である。ボディ部材にガイド部材を固着の説明図で
ある。
【図9】図1のカートリッジ式カッターナイフのボディ
部材1にガイド部材2を固着した状態を示す断面図であ
る。
【図10】本発明のカートリッジ式カッターナイフの第
2の実施の形態を説明するための断面図である。図中、
図9と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略す
る。
【図11】本発明のカートリッジ式カッターナイフの第
3の実施の形態を説明するためのもので、図11(A)
は図7と同様の後端部近傍の平面図、図11(B)は図
8(C)と同様のガイド部材を表側からみた斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…ボディ部材、1a…係止突起、1b…係止凹部、1
c…スプリング係止部、1d…受容部、1e…カギ受
部、1f…凹部、2…ガイド部材、2a…係合部、2b
…カギ部、2c…舌片部、2d…スプリング用孔、2e
…止め具、2f…係止孔部、3…カートリッジ、3a…
押し部、3b…つまみ部、3c…被係止部、3d…傾斜
部、3e…弾性部、3f…ブロック状凸部、3g…凹
部、3h…スプリング用孔、3i…スライド溝、3j…
溝先端部、3k…係合孔、4…スライダー部材、4a…
スライダー片、4b…突起、5…カッター刃、5a…
孔、6…可動台、6a…凸部、6b…板ばね部、6c…
係合突起、7…スプリング、7a…被係止部、8…キャ
ップ部材、8a…フック部、8b…係止孔。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の替刃を収納する収納部を有する
    カートリッジと、該カートリッジをスライドして装填す
    る筒状のガイド部材と、該ガイド部材を保持するボディ
    部材を有するカートリッジ式カッターナイフにおいて、 前記カートリッジの後部には、一対の弾性片が一体的に
    設けられ、該弾性片は、中間部の外側に被係止部が形成
    され、先端部につまみ部が形成されており、 前記ボディ部材には、前記カートリッジの装填時に前記
    一対の弾性片の前記被係止部を係止する係止部が設けら
    れていることを特徴とするカートリッジ式カッターナイ
    フ。
  2. 【請求項2】 複数枚の替刃を収納する収納部を有する
    カートリッジと、該カートリッジをスライドして装填す
    る筒状のガイド部材と、該ガイド部材を保持するボディ
    部材を有するカートリッジ式カッターナイフにおいて、 前記カートリッジの後部には、一対の弾性片が一体的に
    設けられ、該弾性片は、中間部の外側に被係止部が形成
    され、先端部につまみ部が形成されており、 前記ガイド部材には、前記カートリッジの装填時に前記
    一対の弾性片の前記被係止部を係止する係止部が設けら
    れていることを特徴とするカートリッジ式カッターナイ
    フ。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材は、金属板により形成さ
    れ、長手方向の少なくとも2箇所において背面側に切り
    起こされて先端部を曲げられたL字形のカギ部と少なく
    とも1つの舌片部を有し、 前記ボディ部材は、前記カギ部に対応した位置に形成さ
    れたカギ受け部と前記舌片に対応した位置に形成された
    凹部を有し、 前記カギ部が前記カギ受け部に係合され、前記舌片が背
    面側に曲げられて前記凹部に係止されていることを特徴
    とする請求項1または2に記載のカートリッジ式カッタ
    ーナイフ。
JP11048164A 1999-02-25 1999-02-25 カートリッジ式カッターナイフ Pending JP2000237468A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11048164A JP2000237468A (ja) 1999-02-25 1999-02-25 カートリッジ式カッターナイフ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11048164A JP2000237468A (ja) 1999-02-25 1999-02-25 カートリッジ式カッターナイフ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000237468A true JP2000237468A (ja) 2000-09-05

Family

ID=12795755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11048164A Pending JP2000237468A (ja) 1999-02-25 1999-02-25 カートリッジ式カッターナイフ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000237468A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019524324A (ja) * 2016-08-12 2019-09-05 メディパーパス ピーティーイー リミテッド 取換可能なブレードカートリッジを備える安全メス
WO2023037602A1 (ja) * 2021-09-10 2023-03-16 ムラテックKds株式会社 カッターナイフ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019524324A (ja) * 2016-08-12 2019-09-05 メディパーパス ピーティーイー リミテッド 取換可能なブレードカートリッジを備える安全メス
WO2023037602A1 (ja) * 2021-09-10 2023-03-16 ムラテックKds株式会社 カッターナイフ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6415514B1 (en) Artistic knife with replaceable blade magazine
US20030024124A1 (en) Artistic knife with spare blades
US7516550B2 (en) Saw tool
US4292738A (en) Knife
US5870828A (en) Utility knife system
US6553674B1 (en) Utility knife that protrudes a blade from a stored stack of blades
JP2521827Y2 (ja) 刃の交換が可能なナイフ
AU2009203197B2 (en) Utility Knife with Blade Storage System
US20080256808A1 (en) Slide assembly device for a snap-off blade utility knife
US5230152A (en) Dual blade utility knife
EP2153949B1 (en) Utility knife
EP2153948A2 (en) Knife
EP2517842A1 (en) Utility knife
JPS6190690A (ja) 引込み式ナイフ
JP2000237468A (ja) カートリッジ式カッターナイフ
CA2315664C (en) Adjustable safety utility knife
JP3382367B2 (ja) カートリッジ式カッターナイフ
JP2012090860A (ja) カッターナイフ
JP3812703B2 (ja) カッターナイフ
JP4277107B2 (ja) カッターナイフ
JP3812704B2 (ja) カッターナイフ
CN216067548U (zh) 一种美工刀
JPH07204363A (ja) カッターナイフ
JPH056950Y2 (ja)
JPS5817757Y2 (ja) 調理具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070822

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071219