JP2000236687A - ブラシレスモータ駆動回路 - Google Patents

ブラシレスモータ駆動回路

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JP2000236687A
JP2000236687A JP11038535A JP3853599A JP2000236687A JP 2000236687 A JP2000236687 A JP 2000236687A JP 11038535 A JP11038535 A JP 11038535A JP 3853599 A JP3853599 A JP 3853599A JP 2000236687 A JP2000236687 A JP 2000236687A
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circuit
signal
brushless motor
rotor position
phase change
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JP11038535A
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English (en)
Inventor
Yuji Omura
祐司 大村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷の変動などによる回転子位置信号等の変
化に対応するのが困難であるという課題があった。 【解決手段】 回転子位置信号と駆動電流指示信号を用
いてブラスレスモータ1の各相に電流を供給する転流回
路3、ブラシレスモータの端子電位から回転子の位置を
検出し、変化許可信号に基づき外乱を除去した回転子位
置信号を出力し、相変化時点でパルスを発生する相変化
信号を出力する回転子位置検出回路2、相変化信号と駆
動電流指示信号を用いて外乱を除去した推定周期を出力
する推定回路15、推定周期、相変化信号、及び目標周
期を用いて変化許可信号を生成する変化許可回路11な
どを備えた。 【効果】 過去の駆動電流指令値と回転子位置検出時間
間隔を用いて次の回転子位置検出までの時間間隔を推定
することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、センサレスDC
のブラシレスモータ駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のブラシレスモータ駆動回路につい
て図面を参照しながら説明する。図8は、例えば特開平
8−130892号公報に示された従来のブラシレスモ
ータ駆動回路の構成を示す図である。
【0003】図8において、1はブラシレスモータ、2
bはブラシレスモータ1の回転子位置信号100a、1
00b、100cを端子電位6a、6b、6cから検出
する回転子位置信号生成回路、101は起動時などに決
められた相電流パターンで転流するための転流指示信号
105a、105b、105cを出力するカウンタ回
路、102はカウンタ回路101の変化する時間間隔を
指示するパルス発生回路である。
【0004】また、同図において、3は回転子位置信号
100a、100b、100cや転流指示信号105
a、105b、105cを用いて、ブラシレスモータ1
の各相に流す電流の量と位相を切り替える転流回路、1
04はブラシレスモータ1が定常回転していることを回
転子位置信号100a、100b、100cや転流指示
信号105a、105b、105cを用いて判定し、判
定出力106を出力する定常回転検知回路である。この
定常回転検知回路104は、回転子位置信号100a、
100b、100cと転流指示信号105a、105
b、105cを比較することで回転子位置信号100
a、100b、100cが適切であることを判断してい
る。
【0005】図9は、図8の回転子位置信号生成回路2
bの構成を示したものである。図9において、4は端子
電位6a、6b、6cを比較して2値信号7a、7b、
7cに変換する比較回路、5は2値信号7a、7b、7
cを整形して信号8a、8b、8cとして出力し、かつ
相の変化点を検出し相変化信号9を出力する整形回路、
26bは相変化信号9から一定時間だけ変化許可信号1
0をディセーブルさせる単安定マルチバイブレータであ
る。整形回路5は、変化許可信号10に対応して入力を
一定時間保持することで入力に発生する雑音を除去する
ことが可能になる。
【0006】図10は、図9の比較回路4の構成例を示
す。図10に示すように、比較回路4は、端子電位6
a、6b、6cを互いに減算した信号を参照電位と比較
して2値信号7a、7b、7cで出力する。
【0007】図11は、図9の整形回路5の構成例を示
す。図11において、107は入力7a、7b、7cを
変化許可信号10に応じて保持するラッチ回路、23b
から23gまではFF、108a、108b、108c
はXORゲート、109はORゲートである。ラッチ回
路107の3出力の各変化点でパルスを相変化信号9と
して出力する。また、出力8a、8b、8cは、ラッチ
回路107の出力を相変化信号9にタイミングを合わせ
たものである。
【0008】図12は、回転子位置信号生成回路2bの
動作を示すタイミングチャートである。図12におい
て、(a)〜(c)は端子電位6a、6b、6c、
(d)〜(f)は2値信号7a、7b、7c、(g)〜
(i)はFF23b〜23dの各出力、(j)〜(l)
は整形回路5の出力8a、8b、8c、(m)〜(o)
はXORゲート108a、108b、108cの各出
力、(p)は相変化信号9、(q)は変化許可信号10
をそれぞれ示す。
【0009】つづいて、従来の別のブラシレスモータ駆
動回路について図面を参照しながら説明する。図13
は、例えば特開平10−178796号公報に示された
従来のDCブラシレスモータ駆動回路の構成を示す図で
ある。
【0010】図13において、1はブラシレスモータ、
2cはブラシレスモータ1の回転子位置を検出し位置検
出信号を出力する回転子位置信号生成回路、110は端
子電位から位置を検出するための基準電位を生成する回
路、111はブラシレスモータ1の各相に流す電流の量
と位相を切り替えるインバータ回路、113はインバー
タ回路111を駆動する駆動回路、114は駆動回路1
13の入力信号を生成するチョッピング回路、112は
チョッピング回路114を制御する制御回路(マイクロ
コンピュータ)、115は交流電源、116は交流電源
115を直流電源に変換する交流/直流変換部である。
【0011】制御回路112は、過去の位置検出信号の
時間間隔系列から次の位置検出時刻を推定している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
ブラシレスモータ駆動回路では、次の回転子位置信号1
00a、100b、100cを生成する際、もしくは位
置検出時刻を推定する際に、目標回転数に対応した固定
値や過去の位置検出時刻だけから推定するために負荷の
変動などによる回転子位置信号100a、100b、1
00cや位置検出信号の変化に対応するのが困難である
という問題点があった。
【0013】また、回転子位置信号生成回路2bの整形
回路5が入力の雑音をマスクする期間が固定値であるた
め十分に雑音をマスクすることができないという問題点
があった。
【0014】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、負荷の変動にも対応しつつ次の回
転子位置検出までの時間間隔を正確に推定することがで
きるブラシレスモータ駆動回路を得ることを目的とす
る。
【0015】また、この発明は、回転子位置を検出する
際の誤動作を回避して安定な回転を実現することができ
るブラシレスモータ駆動回路を得ることを目的とする。
【0016】さらに、この発明は、負荷の増加による回
転数の急激な低下に対して速やかに駆動電流を応答させ
ることができるブラシレスモータ駆動回路を得ることを
目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係るブラシレ
スモータ駆動回路は、複数相の電機子巻線で回転子を駆
動し、各相の巻線端子電位を比較して回転子位置を検出
するブラシレスモータ駆動回路において、目標周期と推
定周期の誤差を用いて駆動電流指示信号を生成するフィ
ルタ回路と、回転子位置信号と前記駆動電流指示信号を
用いてブラスレスモータの各相に電流を供給する転流回
路と、前記ブラシレスモータの端子電位から回転子の位
置を検出し、変化許可信号に基づき外乱を除去した前記
回転子位置信号を出力するとともに、相変化時点でパル
スを発生する相変化信号を出力する回転子位置検出回路
と、前記相変化信号と前記駆動電流指示信号を用いて外
乱を除去した前記推定周期を出力する推定回路と、前記
推定周期、前記相変化信号、及び前記目標周期を用いて
前記回転子位置検出回路に供給する変化許可信号を生成
する変化許可回路とを備えたものである。
【0018】また、この発明に係るブラシレスモータ駆
動回路は、前記回転子位置検出回路が、前記端子電位を
互いに比較しそれらを2値化した2値化信号を出力する
比較回路と、前記変化許可信号に対応して前記2値化信
号の値を一定時間保持して前記回転子位置信号として出
力し、かつその変化時点でパルスを発生して前記相変化
信号として出力する整形回路とを有するものである。
【0019】また、この発明に係るブラシレスモータ駆
動回路は、前記推定回路が、前記相変化信号のパルス間
隔を計数するカウンタと、前記カウンタの計数値を前記
相変化信号のパルスタイミングで取り込むレジスタと、
前記レジスタの値及び前記駆動電流指示信号を用いて外
乱を除去した相変化信号のパルス間隔を推定してその推
定周期を出力する演算回路とを有するものである。
【0020】また、この発明に係るブラシレスモータ駆
動回路は、前記変化許可回路が、前記相変化信号のパル
ス入力から経過した時間を逐次出力するカウンタと、前
記推定周期から第1の定数を減算した値と前記カウンタ
の出力を比較する第1の比較器と、前記推定周期に第2
の定数を加算した値と前記カウンタの出力を比較する第
2の比較器と、前記第1及び第2の比較器の出力を論理
積演算して変化許可信号を出力するゲート回路とを有す
るものである。
【0021】また、この発明に係るブラシレスモータ駆
動回路は、前記変化許可回路が、前記目標周期が増加す
る方向に変化している場合は次の回転子位置信号の検出
範囲を長い方向に拡大するように、逆に前記目標周期が
減少する方向に変化している場合には次の回転子位置信
号の検出範囲を短いほうに拡大するように前記第1及び
第2の定数を可変する演算器をさらに有するものであ
る。
【0022】また、この発明に係るブラシレスモータ駆
動回路は、前記推定周期、前記相変化信号、及び前記目
標周期を用いて前記駆動電流指示信号に加算するための
補償信号を出力する駆動電流補償回路をさらに備えたも
のである。
【0023】また、この発明に係るブラシレスモータ駆
動回路は、前記駆動電流補償回路が、前記相変化信号の
パルスでリセットされて回転子位置信号からの時間を計
数するカウンタと、前記推定周期に所定の定数を加算し
た値が前記カウンタの出力値を比較する比較器と、前記
比較器の出力を1クロック遅らせて出力するフリップフ
ロップ回路と、前記比較器及び前記フリップフロップ回
路の出力を論理積演算して前記補償信号を出力するゲー
ト回路とを有するものである。
【0024】さらに、この発明に係るブラシレスモータ
駆動回路は、前記駆動電流補償回路が、前記目標周期が
一定値以上増加した場合には前記ゲート回路の出力を抑
制する演算器をさらに有するものである。
【0025】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係るブラシレスモータ駆動回路について図面を
参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態
1に係るブラシレスモータ駆動回路の構成を示す図であ
る。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示
す。
【0026】図1において、1はブラシレスモータ、2
はブラシレスモータ1の端子電位6a、6b、6cから
回転子の位置を検出しかつ出力し、相変化時点でパルス
を発生する相変化信号9を出力する回転子位置検出回
路、3は回転子位置信号8a、8b、8cと駆動電流指
示信号14を用いてブラスレスモータ1の各相に電流を
供給する転流回路である。
【0027】また、同図において、4は端子電位6a、
6b、6cを互いに比較しそれを2値化して信号7a、
7b、7cとして出力する比較回路、5は変化許可信号
10に対応して入力信号7a、7b、7cの値を一定時
間保持して回転子位置信号8a、8b、8cとして出力
し、かつその変化時点でパルスを発生して相変化信号9
として出力する整形回路である。
【0028】さらに、同図においいて、11は推定周期
16と相変化信号9と目標周期12を用いて整形回路5
に供給する変化許可信号10を生成する変化許可回路、
13は目標周期12と推定周期16との誤差を用いて駆
動電流指示信号14を生成するフィルタ回路、15は相
変化信号9と駆動電流指示信号14とを用いて外乱を除
去した推定周期16を出力する推定回路、19は減算器
である。
【0029】図2は、図1の推定回路15の構成例を示
す図である。
【0030】図2において、17aは相変化信号9のパ
ルス間隔を計数するカウンタ、18はカウンタ17aの
計数値を相変化信号9のパルスタイミングで取り込むレ
ジスタ、19はレジスタ18の値、20はレジスタ18
の値19と駆動電流指示信号14を用いて外乱を除去し
た相変化信号9のパルス間隔を推定する演算回路であ
る。
【0031】また、同図において、201、204、2
05、208、209、210、211、213は係数
回路、202、203、206は加算器、207は1サ
ンプル分遅延する遅延回路、212は減算器である。な
お、演算回路20の機能は、アナログ回路やソフトウエ
アでも実現可能である。
【0032】図3は、図1の変化許可回路11(11
a)の構成例を示す図である。
【0033】図3において、17bは相変化信号9のパ
ルスでリセットされるカウンタ、18は加算器、19は
減算器、20a及び20bは定数を出力する定数器、2
1a及び21bは2つの入力の比較結果を出力する比較
器、22はひとつの入力のNOTと他方の入力の論理積
を出力するANDゲート、23aはFFである。
【0034】図4は、図1の変化許可回路11(11
b)のほかの構成例を示す図である。
【0035】図4において、24は目標周期12を用い
て推定周期16に加減算する値を出力する演算器であ
る。
【0036】また、同図において、241は1サンプル
分遅延する遅延回路、242、244、253、254
は係数回路、243、250は減算器、245は入力が
正又は負のとき+1又は−1を出力する符号識別回路、
246、251、252は乗算回路、247、248は
定数+1の定数器、249、255、256は加算器で
ある。なお、演算器24の機能は、アナログ回路やソフ
トウエアでも実現可能である。
【0037】つぎに、前述した実施の形態1に係るブラ
シレスモータ駆動回路の動作について図面を参照しなが
ら説明する。
【0038】回転子位置検出回路2は、ブラシレスモー
タ1の端子電位6a、6b、6cを用いて転流回路3を
駆動する回転子位置信号8a、8b、8cを生成する。
この回転子位置検出回路2は、図1に示すように、比較
回路4と整形回路5から構成される。
【0039】比較回路4は、端子電位6a、6b、6c
を互いに比較して2値化して信号7a、7b、7cとし
て出力する。これらの信号7a、7b、7cから外乱で
ある雑音を除去したものを回転子位置信号8a、8b、
8cとして出力するのが整形回路5である。
【0040】この整形回路5は、変化許可信号10が0
の場合に出力を保持することで外乱を除去する。
【0041】次に、図2をもとに推定回路15の動作を
説明する。
【0042】カウンタ17aとレジスタ18は、相変化
信号9のパルス間隔を計数し、次のパルスが入力される
まで値19を保持する。演算器20は、駆動電流指示信
号14を用いてブラシレスモータ1の挙動を試算する。
その結果得られた相周期を先の値19と比較して試算結
果の誤差を計算する。この誤差を次のブラシレスモータ
1の挙動試算に反映することで試算の精度を上げること
が可能である。演算器20は、この試算結果と先の値1
9とを混合して外乱を除去したより正確な推定周期16
を計算し出力する。
【0043】次に、図3をもとに変化許可回路11の動
作を説明する。図3の変化許可回路11aは、目標周期
12を用いないで実現する方法である。
【0044】カウンタ17bで相変化信号9のパルス入
力から経過した時間を逐次出力する。比較器21aは、
外乱を除去されたより正確な推定周期16から、定数器
20aからの定数を減算した値と、先のカウンタ17b
の出力とを比較する。これにより比較器21aは、推定
周期16より定数だけ時間が先行したタイミングで出力
を0から1に変化する。
【0045】比較器21bは、同様に推定周期16に定
数器20bからの定数を加算した値と、先のカウンタ1
7bの出力とを比較する。これにより比較器21bは、
推定周期16より定数だけ時間が遅れたタイミングで出
力を0から1に変化する。2つの比較器出力をANDゲ
ート22で演算することで次の回転子位置信号の検出範
囲で1となる信号を生成できる。
【0046】図4をもとに変化許可回路11の異なる構
成例の動作を説明する。図4の変化許可回路11bは、
変化許可回路11aの定数器20a、20bを演算器2
4で置き換えたものである。
【0047】演算器24は、目標周期12の変化を演算
する。目標周期12が増加する方向に変化している場合
は、次の回転子位置信号の検出範囲を長い方向に拡大す
る。逆に目標周期12が減少する方向に変化している場
合には、回転子位置信号の検出範囲を短いほうに拡大す
る。
【0048】以上のように、過去の駆動電流値と回転子
位置検出時間間隔を用いて次の回転子位置信号までの時
間間隔を推定するするようにしているので、精度よく外
乱を除去した推定が可能になる。
【0049】また、次の回転子位置信号を検出する範囲
を限定するようにしているので、回転子位置検出信号に
含まれる異常な間隔の外乱を除去することが可能にな
る。
【0050】さらに、目標周期の変化を用いて次の回転
子位置信号を検出する範囲を変更することでより正確に
検出する範囲を制限することが可能になる。
【0051】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
係るブラシレスモータ駆動回路について図面を参照しな
がら説明する。図5は、この発明の実施の形態2に係る
ブラシレスモータ駆動回路の構成を示す図である。
【0052】上記の実施の形態1では、次の回転子位置
検出信号を検出する範囲を制限するようにしたものであ
るが、この実施の形態2では、次の回転子位置検出信号
の検出が推定された時間間隔より遅れた場合にただちに
ブラスレスモータの回転数を上げるような対策を施した
ものである。
【0053】図5において、25は推定周期16と相変
化信号9と目標周期12を用いて駆動電流指示信号14
への補償信号14bを出力する駆動電流補償回路であ
る。その他の回路等は、上記の実施の形態1と同様であ
る。
【0054】図6は、図5の駆動電流補償回路25(2
5a)のひとつの構成例を示す図である。
【0055】図6において、17はカウンタ、20c及
び20dは定数を出力する定数器、21cは2つの入力
の比較結果を出力する比較器、23aはFF、26aは
ANDゲート22の出力が1に変化した時点から一定期
間出力を1に保持する単安定マルチバイブレータ、27
aは単安定マルチバイブレータ26aの出力が1の期間
だけ定数器20dの出力をそのまま出力する乗算器、2
8はNOTゲートである。
【0056】図7は、図5の駆動電流補償回路25(2
5b)の他の構成例を示す図である。
【0057】図7において、29はゲート、30は目標
周期12を用いて2値出力を演算する演算器である。
【0058】また、同図において、301は1サンプル
分遅延する遅延回路、302は減算器、303は符号識
別回路、304は加算器、305、307は乗算回路、
306は比較器、308は定数+1の定数器、309は
定数器である。なお、演算器30の機能は、アナログ回
路やソフトウエアでも実現可能である。
【0059】つぎに、前述した実施の形態2に係るブラ
シレスモータ駆動回路の動作について図面を参照しなが
ら説明する。
【0060】図5に示す実施の形態2に係るブラシレス
モータ駆動回路は、上記の実施の形態1に駆動電流補償
回路25を追加した構成である。
【0061】図6を用いて駆動電流補償回路25(25
a)の動作を説明する。図6は、目標周期12を用いな
い構成である。
【0062】カウンタ17は、相変化信号9のパルスで
リセットされて回転子位置信号からの時間を計数する。
比較器21cは、推定周期16に定数器20cの出力を
加算した値が先のカウンタ17の出力より大きい場合に
1を出力する。NOTゲート28の出力は、比較器21
cの出力の反転を出力する。
【0063】つまり、カウンタ17の出力が推定周期1
6に定数器20cの出力を加算した値より大きい場合に
1となる。これは相変化信号9のパルス周期が推定周期
16に固定値を加算した値より大きい場合を意味する。
【0064】FF23aは、NOTゲート28の出力を
1クロック遅らせて出力する。したがって、ゲート22
の出力は、NOTゲート28の出力の立ち上がりで1ク
ロック幅のパルスを出力する。
【0065】単安定マルチバイブレータ26aの出力
は、ゲート22の出力のパルスから一定時間、1を出力
する。これにより乗算器27aは、相変化信号9のパル
ス周期が推定周期16より固定値(20c出力)だけ大
きいことが判明した時点から一定期間固定値(20d)
を出力する。
【0066】図7は、図6の単安定マルチバイブレータ
26aの入力を生成するゲート29に、演算器30の出
力を追加したものである。
【0067】この演算器30は、目標周期12の変化が
正で一定値以上の場合に1を出力する。つまり、目標周
期12が一定値以上増加した場合に単安定マルチバイブ
レータ26aの出力を抑制する。
【0068】以上のように、駆動信号補償回路25を構
成したので、回転子位置信号の周期が推定周期16より
一定値以上大きい場合に速やかに駆動電流指示信号14
を一定期間増加することが可能になる。
【0069】また、目標周期12が一定値以上増加して
回転子位置信号の周期が増加することが予測される場合
にこれを抑制することができる。
【0070】
【発明の効果】この発明に係るブラシレスモータ駆動回
路は、以上説明したとおり、複数相の電機子巻線で回転
子を駆動し、各相の巻線端子電位を比較して回転子位置
を検出するブラシレスモータ駆動回路において、目標周
期と推定周期の誤差を用いて駆動電流指示信号を生成す
るフィルタ回路と、回転子位置信号と前記駆動電流指示
信号を用いてブラスレスモータの各相に電流を供給する
転流回路と、前記ブラシレスモータの端子電位から回転
子の位置を検出し、変化許可信号に基づき外乱を除去し
た前記回転子位置信号を出力するとともに、相変化時点
でパルスを発生する相変化信号を出力する回転子位置検
出回路と、前記相変化信号と前記駆動電流指示信号を用
いて外乱を除去した前記推定周期を出力する推定回路
と、前記推定周期、前記相変化信号、及び前記目標周期
を用いて前記回転子位置検出回路に供給する変化許可信
号を生成する変化許可回路とを備えたので、過去の駆動
電流指令値と回転子位置検出時間間隔を用いて次の回転
子位置検出までの時間間隔を推定することが可能にな
り、また、過去の駆動電流指令値と回転子位置検出時間
間隔、および既知のブラシレスモータの運用条件を用い
て次の回転子位置検出時間間隔を推定することができる
という効果を奏する。
【0071】また、この発明に係るブラシレスモータ駆
動回路は、以上説明したとおり、前記回転子位置検出回
路が、前記端子電位を互いに比較しそれらを2値化した
2値化信号を出力する比較回路と、前記変化許可信号に
対応して前記2値化信号の値を一定時間保持して前記回
転子位置信号として出力し、かつその変化時点でパルス
を発生して前記相変化信号として出力する整形回路とを
有するので、過去の駆動電流指令値と回転子位置検出時
間間隔を用いて次の回転子位置検出までの時間間隔を推
定することが可能になり、また、過去の駆動電流指令値
と回転子位置検出時間間隔、および既知のブラシレスモ
ータの運用条件を用いて次の回転子位置検出時間間隔を
推定することができるという効果を奏する。
【0072】また、この発明に係るブラシレスモータ駆
動回路は、以上説明したとおり、前記推定回路が、前記
相変化信号のパルス間隔を計数するカウンタと、前記カ
ウンタの計数値を前記相変化信号のパルスタイミングで
取り込むレジスタと、前記レジスタの値及び前記駆動電
流指示信号を用いて外乱を除去した相変化信号のパルス
間隔を推定してその推定周期を出力する演算回路とを有
するので、過去の駆動電流指令値と回転子位置検出時間
間隔を用いて次の回転子位置検出までの時間間隔を推定
することが可能になり、また、過去の駆動電流指令値と
回転子位置検出時間間隔、および既知のブラシレスモー
タの運用条件を用いて次の回転子位置検出時間間隔を推
定することができるという効果を奏する。
【0073】また、この発明に係るブラシレスモータ駆
動回路は、以上説明したとおり、前記変化許可回路が、
前記相変化信号のパルス入力から経過した時間を逐次出
力するカウンタと、前記推定周期から第1の定数を減算
した値と前記カウンタの出力を比較する第1の比較器
と、前記推定周期に第2の定数を加算した値と前記カウ
ンタの出力を比較する第2の比較器と、前記第1及び第
2の比較器の出力を論理積演算して変化許可信号を出力
するゲート回路とを有するので、過去の駆動電流指令値
と回転子位置検出時間間隔を用いて次の回転子位置検出
までの時間間隔を推定することが可能になり、また、過
去の駆動電流指令値と回転子位置検出時間間隔、および
既知のブラシレスモータの運用条件を用いて次の回転子
位置検出時間間隔を推定することができるという効果を
奏する。
【0074】また、この発明に係るブラシレスモータ駆
動回路は、以上説明したとおり、前記変化許可回路が、
前記目標周期が増加する方向に変化している場合は次の
回転子位置信号の検出範囲を長い方向に拡大するよう
に、逆に前記目標周期が減少する方向に変化している場
合には次の回転子位置信号の検出範囲を短いほうに拡大
するように前記第1及び第2の定数を可変する演算器を
さらに有するので、過去の駆動電流指令値と回転子位置
検出時間間隔を用いて次の回転子位置検出までの時間間
隔を推定することが可能になり、また、過去の駆動電流
指令値と回転子位置検出時間間隔、および既知のブラシ
レスモータの運用条件を用いて次の回転子位置検出時間
間隔を推定することができるという効果を奏する。
【0075】また、この発明に係るブラシレスモータ駆
動回路は、以上説明したとおり、前記推定周期、前記相
変化信号、及び前記目標周期を用いて前記駆動電流指示
信号に加算するための補償信号を出力する駆動電流補償
回路をさらに備えたので、次の回転子位置検出信号が前
記推定した次の回転子位置検出時間間隔よりも既定値以
上遅れた場合に、直ちに駆動電流指令値を既定値だけ増
やすことができるという効果を奏する。
【0076】また、この発明に係るブラシレスモータ駆
動回路は、以上説明したとおり、前記駆動電流補償回路
が、前記相変化信号のパルスでリセットされて回転子位
置信号からの時間を計数するカウンタと、前記推定周期
に所定の定数を加算した値が前記カウンタの出力値を比
較する比較器と、前記比較器の出力を1クロック遅らせ
て出力するフリップフロップ回路と、前記比較器及び前
記フリップフロップ回路の出力を論理積演算して前記補
償信号を出力するゲート回路とを有するので、次の回転
子位置検出信号が前記推定した次の回転子位置検出時間
間隔よりも既定値以上遅れた場合に、直ちに駆動電流指
令値を既定値だけ増やすことができるという効果を奏す
る。
【0077】さらに、この発明に係るブラシレスモータ
駆動回路は、以上説明したとおり、前記駆動電流補償回
路が、前記目標周期が一定値以上増加した場合には前記
ゲート回路の出力を抑制する演算器をさらに有するの
で、次の回転子位置検出信号が前記推定した次の回転子
位置検出時間間隔よりも既定値以上遅れた場合に、直ち
に駆動電流指令値を既定値だけ増やすことができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るブラシレスモ
ータ駆動回路の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るブラシレスモ
ータ駆動回路の推定回路の構成を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係るブラシレスモ
ータ駆動回路の変化許可回路の構成例を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係るブラシレスモ
ータ駆動回路の変化許可回路の別の構成例を示す図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態2に係るブラシレスモ
ータ駆動回路の構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に係るブラシレスモ
ータ駆動回路の駆動電流補償回路の構成例を示す図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態2に係るブラシレスモ
ータ駆動回路の駆動電流補償回路の別の構成例を示す図
である。
【図8】 従来のブラシレスモータ駆動回路の構成を示
す図である。
【図9】 従来のブラシレスモータ駆動回路の回転子位
置信号生成回路の構成を示す図である。
【図10】 従来のブラシレスモータ駆動回路の回転子
位置信号生成回路の比較回路の構成を示す図である。
【図11】 従来のブラシレスモータ駆動回路の回転子
位置信号生成回路の整形回路の構成を示す図である。
【図12】 従来のブラシレスモータ駆動回路の回転子
位置信号生成回路の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図13】 従来の他のブラシレスモータ駆動回路の構
成を示す図である。
【符号の説明】
1 ブラシレスモータ、2 出力する回転子位置検出回
路、3 転流回路、4比較回路、5 整形回路、11
変化許可回路、13 フィルタ回路、15推定回路、1
9 減算器、25 駆動電流補償回路。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数相の電機子巻線で回転子を駆動し、
    各相の巻線端子電位を比較して回転子位置を検出するブ
    ラシレスモータ駆動回路において、 目標周期と推定周期の誤差を用いて駆動電流指示信号を
    生成するフィルタ回路と、 回転子位置信号と前記駆動電流指示信号を用いてブラス
    レスモータの各相に電流を供給する転流回路と、 前記ブラシレスモータの端子電位から回転子の位置を検
    出し、変化許可信号に基づき外乱を除去した前記回転子
    位置信号を出力するとともに、相変化時点でパルスを発
    生する相変化信号を出力する回転子位置検出回路と、 前記相変化信号と前記駆動電流指示信号を用いて外乱を
    除去した前記推定周期を出力する推定回路と、 前記推定周期、前記相変化信号、及び前記目標周期を用
    いて前記回転子位置検出回路に供給する変化許可信号を
    生成する変化許可回路とを備えたことを特徴とするブラ
    シレスモータ駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記回転子位置検出回路は、 前記端子電位を互いに比較しそれらを2値化した2値化
    信号を出力する比較回路と、 前記変化許可信号に対応して前記2値化信号の値を一定
    時間保持して前記回転子位置信号として出力し、かつそ
    の変化時点でパルスを発生して前記相変化信号として出
    力する整形回路とを有することを特徴とする請求項1記
    載のブラシレスモータ駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記推定回路は、 前記相変化信号のパルス間隔を計数するカウンタと、 前記カウンタの計数値を前記相変化信号のパルスタイミ
    ングで取り込むレジスタと、 前記レジスタの値及び前記駆動電流指示信号を用いて外
    乱を除去した相変化信号のパルス間隔を推定してその推
    定周期を出力する演算回路とを有することを特徴とする
    請求項1又は2記載のブラシレスモータ駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記変化許可回路は、 前記相変化信号のパルス入力から経過した時間を逐次出
    力するカウンタと、 前記推定周期から第1の定数を減算した値と前記カウン
    タの出力を比較する第1の比較器と、 前記推定周期に第2の定数を加算した値と前記カウンタ
    の出力を比較する第2の比較器と、 前記第1及び第2の比較器の出力を論理積演算して変化
    許可信号を出力するゲート回路とを有することを特徴と
    する請求項1又は2記載のブラシレスモータ駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記変化許可回路は、 前記目標周期が増加する方向に変化している場合は次の
    回転子位置信号の検出範囲を長い方向に拡大するよう
    に、逆に前記目標周期が減少する方向に変化している場
    合には次の回転子位置信号の検出範囲を短いほうに拡大
    するように前記第1及び第2の定数を可変する演算器を
    さらに有することを特徴とする請求項4記載のブラシレ
    スモータ駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記推定周期、前記相変化信号、及び前
    記目標周期を用いて前記駆動電流指示信号に加算するた
    めの補償信号を出力する駆動電流補償回路をさらに備え
    たことを特徴とする請求項1又は2記載のブラシレスモ
    ータ駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記駆動電流補償回路は、 前記相変化信号のパルスでリセットされて回転子位置信
    号からの時間を計数するカウンタと、 前記推定周期に所定の定数を加算した値と前記カウンタ
    の出力値を比較する比較器と、 前記比較器の出力を1クロック遅らせて出力するフリッ
    プフロップ回路と、 前記比較器及び前記フリップフロップ回路の出力を論理
    積演算して前記補償信号を出力するゲート回路とを有す
    ることを特徴とする請求項6記載のブラシレスモータ駆
    動回路。
  8. 【請求項8】 前記駆動電流補償回路は、 前記目標周期が一定値以上増加した場合には前記ゲート
    回路の出力を抑制する演算器をさらに有することを特徴
    とする請求項7記載のブラシレスモータ駆動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101744375B1 (ko) 2013-03-08 2017-06-07 게 옌바허 게엠베하 운트 콤파니 오게 회전자 변위각의 측정방법

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101744375B1 (ko) 2013-03-08 2017-06-07 게 옌바허 게엠베하 운트 콤파니 오게 회전자 변위각의 측정방법

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