JP2000236463A - 電子撮像装置 - Google Patents

電子撮像装置

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JP2000236463A
JP2000236463A JP11035684A JP3568499A JP2000236463A JP 2000236463 A JP2000236463 A JP 2000236463A JP 11035684 A JP11035684 A JP 11035684A JP 3568499 A JP3568499 A JP 3568499A JP 2000236463 A JP2000236463 A JP 2000236463A
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JP11035684A
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Ryuji Usami
隆二 宇佐美
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Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 速写や高速連写等を実現する場合の使い勝手
を大幅に向上させ得る電子撮像装置の提供。 【解決手段】 速写モードで、フラッシュメモリの残容
量を取得して記録可能枚数を得て(S1、S2)、記録
可能枚数と設定速写枚数を比較して(S3)、記録可能
枚数が設定速写枚数より少ない場合にはメッセージを表
示して速写を禁止する禁止制御を行なう(S16)。ま
た、記録可能枚数分だけ速写を許可する記録制限制御を
行なうようにしてもよく(図4(b)のS16’〜S
5’)、また、記録容量の不足分だけ記録画像選択・削
除して速写画像を記録することもできる(図4(c)の
S16”〜S21)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルカメラ等の
電子撮像装置の高速撮影技術に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラ等の電子撮像装置では撮
像モード(RECモード)下で取り込んだ被写体画像を
DRAM等の1次メモリに一時記憶し、シャッターボタ
ン操作等の撮像指示があるとフラッシュメモリ等の2次
メモリ(保存記録メモリ)に記録する。
【0003】また、デジタルカメラで1枚ずつ撮像する
通常撮影モード(単写)の他にシャッターを押している
間は所定時間間隔で連続して画像を撮像する連写モード
等の連続撮影機能を備えたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】デジタルカメラの場
合、撮像画像を保存記録メモリに記録するには一定の時
間を要する(例えば、2秒)ので、上述した単写の場合
にはある被写体を撮像してから次の被写体を撮像できる
まで(すなわち、次に有効なシャッター操作ができるま
で)の時間間隔は保存記録メモリへの記録時間+α(例
えば、2秒+α)かかるのでシャッター操作が断続的に
なり、連続的にシャッター操作を行う高速単写(以下、
速写)を行うことができないという問題点があったが、
この問題点を解決するものとして、速写モードや連写モ
ード中に撮影された画像は1次メモリに順次一時記憶さ
せ、撮影終了後に一括して1次メモリから2次メモリに
転送させて記憶するという撮影機能を有するものがあ
る。
【0005】しかしながら、上記のような撮影機能を備
えていても2次メモリの容量が不足していて1次メモリ
から2次メモリに転送記憶できなかったり、或いは、記
録済みの画像に上書きされてしまうといった問題点があ
った。
【0006】本発明は、上記問題点や不都合に鑑みてな
されたものであり、速写や高速連写等を実現する場合の
使い勝手を大幅に向上させ得る撮像方法および電子撮像
装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明の電子撮像装置は、所定数の画像を一時
記憶する第1の記憶手段と、所定の撮影モードが設定さ
れている場合、シャッター操作により撮影された画像を
第1の記憶手段に所定数分記憶させる第1の記憶制御手
段と、第1の記憶手段に記憶されている所定数分の画像
を第2の記憶手段に記憶させる第2の記憶制御手段と、
第2の記憶手段に記憶可能な残り画像数を取得する取得
手段と、この取得手段により取得された画像数が前記第
1の記憶手段に記憶可能な所定の画像数よりも少ない場
合、所定の撮影モードの設定を禁止する禁止制御手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0008】また、第2の発明の電子撮像装置は、所定
数の画像を一時記憶する第1の記憶手段と、所定の撮影
モードが設定されている場合、シャッター操作により撮
影された画像を前記第1の記憶手段に記憶させる第1の
記憶制御手段と、第1の記憶手段に記憶されている画像
を第2の記憶手段に記憶させる第2の記憶制御手段と、
第2の記憶手段に記憶可能な残り画像数を取得する取得
手段と、この取得手段により取得された画像数が第1の
記憶手段に記憶可能な所定の画像数よりも少ない場合、
第1の記憶制御手段により第1の記憶手段に記憶される
画像数を前記取得手段により取得された画像数に制限す
る画像数制限手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】また、第3の発明の電子撮像装置は、所定
数の画像を一時記憶する第1の記憶手段と、所定の撮影
モードが設定されている場合、シャッター操作により撮
影された画像を前記第1の記憶手段に記憶させる第1の
記憶制御手段と、第1の記憶手段に記憶されている画像
を第2の記憶手段に記憶させる第2の記憶制御手段と、
第2の記憶手段に記憶可能な残り画像数を取得する取得
手段と、この取得手段により取得された画像数が第1の
記憶手段に記憶可能な所定の画像数よりも少ない場合、
取得手段により取得された画像数を報知する報知手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0010】また、第4の発明の電子撮像装置は、所定
数の画像を一時記憶する第1の記憶手段と、所定の撮影
モードが設定されている場合、シャッター操作により撮
影された画像を第1の記憶手段に記憶させる第1の記憶
制御手段と、第1の記憶手段に記憶されている画像を第
2の記憶手段に記憶させる第2の記憶制御手段と、第2
の記憶手段に記憶可能な残り画像数を取得する取得手段
と、この取得手段により取得された画像数が第1の記憶
手段に記憶可能な前記所定の画像数よりも少ないとき、
取得手段により取得された画像数分の画像が第1の記憶
制御手段により前記第1の記憶手段に記憶された場合に
報知する報知手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】また、第5の発明の電子撮像装置は、所定
数の画像を一時記憶する第1の記憶手段と、所定の撮影
モードが設定されている場合、シャッター操作により撮
影された画像を前記第1の記憶手段に記憶させる第1の
記憶制御手段と、第1の記憶手段に記憶されている所定
数分の画像を第2の記憶手段に記憶させる第2の記憶制
御手段と、第2の記憶手段に記憶可能な残り画像数を取
得する取得手段と、所定の撮影モードが設定された際
に、取得手段により所得された画像数が前記第1の記憶
手段に記憶可能な所定の画像数よりも少ない場合、第2
の記憶手段にすでに記憶されている画像の中から削除又
は上書きする画像を選択するためのモードを設定するモ
ード設定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】また、第6の発明の電子撮像装置は、所定
数の画像を一時記憶する第1の記憶手段と、所定の撮影
モードが設定されている場合、シャッター操作により撮
影された画像を第1の記憶手段に記憶させる第1の記憶
制御手段と、第1の記憶手段に記憶されている所定数分
の画像を第2の記憶手段に記憶させる第2の記憶制御手
段と、第2の記憶手段に記憶可能な残り画像数を取得す
る取得手段と、この取得手段により取得された画像数が
第1の記憶手段に記憶可能な所定の画像数よりも少ない
場合、前記所定数から前記取得手段により取得された画
像数を引いた値を報知する報知手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0013】また、第7の発明の電子撮像装置は、所定
数の画像を一時記憶する第1の記憶手段と、所定の撮影
モードが設定されている場合、シャッター操作により撮
影された画像を第1の記憶手段に記憶させる第1の記憶
制御手段と、第1の記憶手段に記憶されている画像を第
2の記憶手段に記憶させる第2の記憶制御手段と、第2
の記憶手段に記憶可能な残り画像数を取得する取得手段
と、第2の記憶制御手段により前記第1の記憶手段に記
憶されている画像を第2の記憶手段に記憶させる際に、
取得手段により取得された画像数が第1の記憶手段に記
憶されている画像数よりも少ない場合、第1又は第2の
記憶手段に記憶されている画像の中から削除又は上書き
する画像を選択するためのモードを設定するモード設定
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】また、第8の発明の電子撮像装置は、所定
数の画像を一時記憶する第1の記憶手段と、所定の撮影
モードが設定されている場合、シャッター操作により撮
影された画像を第1の記憶手段に記憶させる第1の記憶
制御手段と、第1の記憶手段に記憶されている画像を第
2の記憶手段に記憶させる第2の記憶制御手段と、第2
の記憶手段に記憶可能な残り画像数を取得する取得手段
と、この取得手段により所得された画像数が前記第1の
記憶手段に記憶されている画像数よりも少ない場合、所
定数から取得手段により取得された画像数を引いた値を
報知する報知手段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】また、第9の発明は、上記第1乃至第8の
いずれかの電子撮像装置において、第2の記憶制御手段
は、所定の撮影モードの設定が解除された場合、又は第
1の記憶手段に所定数の画像が記憶された場合に、第1
の記憶手段に記憶されている画像を第2の記憶手段に記
憶させることを特徴とする。
【0016】また、第10の発明は、上記第1乃至第9
の発明の電子撮像装置において、第1の記憶手段は、シ
ャッター操作により撮影された単写画像又は連写画像を
一時記憶することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】[回路構成例]図1は本発明を適
用した撮像装置の一実施例としてのデジタルカメラの回
路構成例を示すブロック図であり、図1でデジタルカメ
ラ100は、光学系11、信号変換部12、信号処理部
13、DRAM14、制御部20、操作部30、表示部
40、フラッシュメモリ50および電源90を備えてい
る。また、音響出力装置15を備えるようにしてもよ
い。
【0018】光学系11は、撮像レンズ111および絞
り機構、シャッター機構、ストロボ装置等(図示せず)
を含み、撮像レンズ111を介して集光された被写体画
像の光束を後段の撮像素子(CCD)上に結像させる。
【0019】信号変換部12は、CCDとCCD駆動用
回路および信号変換回路等を含み、前段の光学系11を
介してCCDに結像した画像を電気信号に変換し、デジ
タルデータに変換して一定の周期で出力する。
【0020】信号処理部13は、撮像モード時には信号
変換部12からの出力をカラープロセス処理して、デジ
タルの輝度信号および色差マルチプレクス信号(Y、C
b、Crデータ)等の信号成分を得て、Y、Cb、Cr
データ(以下、画像データ)をDRAM14にDMA
(ダイレクトメモリーアクセス)転送し、展開する。ま
た、スルー画像(動画)表示するために、取込んだ画像
データを間引いて表示部40に送る。また、信号処理部
13は記録保存の際にDRAM14に書込まれている画
像データを読み出してJPEG圧縮処理を施す。また、
再生モード下でフラッシュメモリ50に保存記録されて
いた圧縮画像データに伸張処理を施してDRAM14に
書込む。
【0021】DRAM14は一次メモリとして用いら
れ、図2に示すように、撮像時に取り込む被写体画像
(スルー画像)を一時的に記憶する画像バッファ領域
や、速写モードや連写モード時に撮像画像を一時記憶す
る撮像画像記憶領域や、設定値等を記憶する設定値記憶
領域や作業用領域が確保される。
【0022】制御部20はCPU、RAM、プログラム
格納用ROMおよびタイマ等を有したマイクロプロセッ
サ構成を有しており、CPUは上述の各回路および図示
しない電源切換えスイッチ等にバスラインを介して接続
し、プログラム格納用ROMに格納されている制御プロ
グラムによりデジタルカメラ100全体の制御を行なう
と共に、操作部30からの状態信号に対応してプログラ
ム格納用ROMに格納されている各モードに対応の処理
プログラムやメニューデータを取り出して、デジタルカ
メラ100の各機能の実行制御、例えば、撮像や記録画
像の再生機能の実行等を行なう他、速写モード(実施例
1)や連写モード(実施例2)で高速撮像制御や撮像画
像の記録制御等を行う。
【0023】なお、実施例ではプログラム格納用ROM
にメニューデータを格納するようにしたがメニューデー
タ(或いは、アイコン)格納用のROMを別に設けても
よく、また、プログラムの内部定数としてメニューデー
タを設定するようにしてもよい。
【0024】操作部30はメインスイッチ(主電源スイ
ッチ)やDISPキー36、シャッターボタン37の
他、調整スイッチ等のスイッチやボタンを構成部分とし
ており、これらのスイッチ或いはボタンが操作されると
状態信号が制御部20に送出される。
【0025】表示部40はビデオエンコーダ、VRAM
および液晶画面(以下、液晶ファインダ40’)等から
構成されており、制御部20の表示制御により、処理選
択時の機能選択用メニューやガイド(或いはアイコン)
や、撮像時のスルー画像や静止画像(撮像画像)の表示
および再生時の再生画像等を液晶画面40’に表示す
る。また、フラッシュメモリ50は、通常、JPEG圧
縮された画像データを保存記録する。
【0026】[連写又は速写モード時のDRAMのレイ
アウト例]図2は連写又は速写モード時のDRAM14
のレイアウト例を示す図であり、撮像時に、速写モード
或いは連写モードが選択されると、DRAM14には撮
像時に取り込む被写体画像(スルー画像)を一時的に記
憶するスルー画像バッファ領域141や、速写モードや
連写モード時に撮像画像を一時記憶する撮像画像記憶領
域142−1〜142−nや、設定値等を記憶する設定
値記憶領域143やJPEG圧縮/伸張等の作業用領域
としても用いられる。
【0027】また、撮像画像記憶領域142の個数nは
実施例ではn=6としたがこれに限定されない。すなわ
ち、撮像画像記憶領域142の個数の最大値N(n≦
N)はデジタルカメラ100の処理速度やDRAM14
の容量等によって設計時に定められる。また、図2の例
ではスルー画像バッファ領域141と撮像画像記憶領域
142を別々に確保するようにしたが、スルー画像バッ
ファ領域141を撮像画像記憶領域142にオーバーラ
ップさせる(すなわち、スルー画像バッファ141=撮
像画像記憶領域142−1とする)ようにしてもよい。
【0028】<実施例1> 速写 図3は速写モードでの撮像の概要説明図であり、(a)
は速写時の撮像指示、撮像、記録のタイミングを示す説
明図であり、(b)は撮像画像(速写画像)の画像チェ
ックをユーザが行う場合のタイミングを示す説明図であ
る。 [速写操作]図3(a)に示すように、速写モードで
は、オートフォーカスやホワイトバランス調整を行った
後に取り込まれた画像が液晶画面40’にスルー画像表
示される。そして、ユーザが所望のタイミングで1回目
のシャッターボタン37を押すと、取り込まれた画像2
11がDRAM14の撮像画像記憶領域142−1に書
き込まれる。DRAM14は高速の書き込み(及び読み
出し)ができるので画像211は瞬時に書き込まれる。
【0029】書き込み時には、液晶画面40’には撮像
レンズの視野内にある被写体がスルー画像表示される
が、DRAM14は高速の書き込み(及び読み出し)が
できることから、制御部20は次の迅速なシャッター操
作を可能とする。
【0030】従って、ユーザが1枚目の画像の撮像指示
に続けて2枚目、3枚目、・・・6枚目まで連続的に撮
像操作(シャッターボタン37の押し下げ/開放を1回
の撮像操作とする)すると、図示のように2回目の操作
では画像212が撮像画像記憶領域142−2に、・・
・・・、6回目の操作では画像216が撮像画像記憶領
域142−6に書き込まれる。そして、速写終了後にユ
ーザが画像チェック操作を選択しない場合には撮像画像
記憶領域142−1〜142−6に書き込まれた撮像画
像がJPEG圧縮処理されて順次フラッシュメモリ50
に記録される(書き込まれる)。また、速写枚数が6枚
以内のときにユーザが画像チェック操作を選択すると図
3(b)に示す記録キャンセル操作に移行する。
【0031】[記録キャンセル(選択)操作]制御部2
0はDRAM14(撮像画像記憶領域142)に記憶し
た撮像画像を順次取り出して表示部40に送って静止画
像表示する。図3(b)は6枚分速写した場合を例とし
ており、先ず、撮像画像記憶領域142−1から1枚目
の撮像画像211が取り出されて液晶画面40’に静止
画表示される。ここでユーザが静止画像を見て記録キャ
ンセル操作(DISPキー36の操作)を行うと、その
撮像画像のフラッシュメモリ50への記録がキャンセル
されて、2枚目の撮像画像の212の静止画表示に遷移
する。また、ユーザがキャンセル操作を行わず、静止画
像を表示したままでいると、撮像画像記憶領域142−
1から1枚目の撮像画像211が取り出され、JPEG
圧縮処理されてフラッシュメモリ50に記録される。
【0032】次に、撮像画像記憶領域142−2から2
枚目の撮像画像212が取り出されて液晶画面40’に
静止画表示される。ユーザが記録キャンセル操作を行う
と、その撮像画像のフラッシュメモリ50への記録がキ
ャンセルされて、3枚目の撮像画像の213の静止画表
示に遷移する。また、ユーザがキャンセル操作を行わ
ず、静止画像を表示したままで所定時間経過すると、撮
像画像記憶領域142−2から2枚目の撮像画像212
が取り出され、JPEG圧縮処理されてフラッシュメモ
リ50に記録される。同様にして、3枚目、・・・、6
枚目の画像についても記録キャンセル或いはフラッシュ
メモリ50への記録が行われる。また、全ての撮像画像
(この場合は6枚の画像)についてキャンセル或いは記
録が終わると、最初のスルー画像表示(図3(a))に
移行する。
【0033】「速写時の制御動作」図4は速写時のデジ
タルカメラの制御動作の一実施例を示すフローチャート
であり、図5は速写モード時に表示する警告メッセージ
等の表示画面の一実施例を示す図である。
【0034】また、図4で、(a)は基本的な制御動作
を示すフローチャートであり、フラッシュメモリ50の
容量が不足した場合に速写を禁止する例、(b)は変形
例であり、フラッシュメモリ50の容量が不足した場合
に、禁止に代えてフラッシュメモリ50の残り容量分だ
け速写を許可する例のフローチャート、(c)は変形例
であり、フラッシュメモリ50の容量が不足した場合
に、禁止に代えて容量不足分フラッシュメモリ50に記
録されている画像を削除して速写を行えるようにする例
のフローチャート(記録画像に上書きする場合も同様)
である。
【0035】1. 速写時の制御動作 ステップS0:(速写モードの選択) 図4(a)で、撮像時に液晶画面40’に撮像方法を選
択する選択メニューが表示される。このとき、ユーザが
速写モードを選択するとS1に遷移する。
【0036】ステップS1:(フラッシュメモリの残容
量取得) 制御部20はフラッシュメモリ50の使用済み(記録済
み)容量を調べ、それをもとに残容量を算出する(残メ
モリカウンタを設けてその内容から残容量を得るように
してもよい)。
【0037】ステップS2:(記録可能枚数表示) 制御部20は残容量を基に、フラッシュメモリ50への
画像の記録可能枚数を算出して図5(a)に示すような
記録可能枚数報知メッセージを液晶画面40’に表示
し、S3に遷移する。
【0038】ステップS3:(速写の可否判定) 制御部20は記録可能枚数と設定速写枚数(速写可能な
最大枚数:実施例では6枚)を比較し、記録可能枚数≧
6(設定速写枚数)のときは速写可としてS4に遷移
し、記録可能枚数<6のときは速写不可としてS16に
遷移する。
【0039】ステップS4:(カウンタAのセット) 制御部20は速写枚数カウンタAに設定速写枚数(=
6)をセットしてS5に遷移する。
【0040】ステップS5:(スルー画像表示) 制御部20は、光学系11でのオートフォーカス制御お
よび信号処理部13でのホワイトバランス調整を行った
後に取り込まれた被写体画像をDRAM14のスルー画
像バッファ141に記憶すると共に、表示部40に送っ
て液晶画面40’にスルー画像表示する。
【0041】ステップS6:(撮像指示の有無判定) 制御部20は操作部30からの状態信号を調べてシャッ
ターボタン37が押されたか否かを判定し、シャッター
ボタン37が押された場合にはS7に遷移し、そうでな
い場合にはS5に戻ってスルー画像の表示を続行する。
【0042】ステップS7:(撮像画像領域への書き込
み) 上記ステップS6でシャッターボタン37が押される
と、制御部20はその時点でDRAM14のスルー画像
バッファ141に記憶された画像(撮像画像)をDRA
M14の撮像画像記憶領域142−i(iはS1〜S1
5の繰り返し回数であり、1〜6の範囲の値をとる)に
書き込み(記憶し)、S8に遷移する。ここで、DRA
M14の読み出し/書き込み時間は高速で行われるの
で、本実施例のようにDRAM14内でのデータ移動
(画像移動)はきわめて高速に行われ、シャッターボタ
ン37の操作〜撮像画像の記憶〜S5への遷移といった
一連の動作は極めて短時間に行われる。
【0043】ステップS8:(画像チェックの可否判
定) 制御部20は操作部30からの状態信号を調べ、DIS
Pキー36が押された場合には画像チェック(記録キャ
ンセル)を行うものとしてS11に遷移し、そうでない
場合にはS9に遷移する。なお、S9に遷移せずに、図
4(b’)に示すように設定速写枚数(=6)からカウ
ンタAの値を差し引いた値(速写済み枚数)をカウンタ
BにセットしてからS12に遷移するようにしてもよい
(ステップS11’)。
【0044】ステップS9:(速写終了判定) 制御部20はカウンタAから1を引いてその値を調べ、
カウンタA=0か否かを判定し、カウンタA=0でない
場合にはS5に戻ってスルー画像の表示を再開し、カウ
ンタA=0の場合にはS10に遷移する。なお、S10
ではなくS11に遷移するようにしてもよい。
【0045】ステップS10:(フラッシュメモリへの
記録) 制御部20はDRAM14の撮像画像記憶領域142−
1〜142−6に記憶された撮像画像(速写画像)に1
画像ずつ順次JPEG圧縮処理を施してからフラッシュ
メモリ50にそれぞれ記憶し、全ての撮像画像の記録が
終わるとS1に戻る。
【0046】ステップS11:(カウンタBのセット) 制御部20は設定速写枚数(=6)からカウンタAの値
を差し引いた値(速写済み枚数)をカウンタBにセット
する。
【0047】ステップS12:(静止画像表示、画像圧
縮処理開始) 制御部20はDRAM14の撮像画像記憶領域142−
i(i=1〜6)に記憶されている撮像画像のうちの1
つを取り出して表示部40に送り、液晶画面40’に静
止画表示する。また、静止画像の表示ともに表示された
画像が撮像画像記憶領域142から取り出され、JPE
G圧縮処理が開始される〔圧縮画像は作業領域144に
記録される)。
【0048】ステップS13:(記録キャンセル指示の
有無判定) 制御部20は操作部30からの状態信号を調べ、DIS
Pキー36が押された場合には(JPEG圧縮処理中の
場合にはそれを中断して)S15に遷移する。また、静
止画像表示後、DISPキー36の操作なしで4秒経過
するとS14に遷移する。
【0049】ステップS14:(圧縮画像の保存記録) 制御部20はDRAM14の作業領域144に記憶され
ている圧縮画像データをフラッシュメモリ50に保存記
録し、S15に遷移する。ここで、画像記録処理の中で
は画像圧縮に要する時間がかかるが、DRAM14から
の圧縮画像データの読み出し時間およびフラッシュメモ
リ50への書き込み時間は圧縮画像データのサイズが小
さいこともあり高速で行うことができる。
【0050】ステップS15:(記録終了判定) 制御部20はカウンタBから1を引いてその値を調べ、
カウンタB=0か否かを判定し、カウンタB=0でない
場合にはS12に戻って次の静止画像の表示を開示し、
カウンタA=0の場合にはS1に戻る。
【0051】ステップS16:(メッセージ表示および
速写禁止処理) 制御部20は液晶画面40’に図5(b)に示すような
警告メッセージを(速写不可)メッセージを表示し、速
写モードを終了する。なお、警告メッセージを表示する
が、速写モードを終了しないようにしてもよい(例え
ば、ユーザの選択により他の処理に遷移するようにして
もよい)。
【0052】上記構成により、設定速写枚数(DRAM
14に書き込める枚数)よりフラッシュメモリ50の記
録可能枚数が少ない場合には速写を禁止するので、従来
のように速写終了後にフラッシュメモリに書き込めなか
ったり、又は記録画像に上書きされてしまうといったこ
とがなくなる。 2. 記録可能枚数が設定速写枚数より少ない場合の変
形例(1) ステップS3’:(速写の可否判定) 図4(b)で、ステップS2(図4(a))での記録可
能枚数報知メッセージの表示後、制御部20は記録可能
枚数と設定速写枚数(速写可能な最大枚数:実施例では
6枚)を比較し、記録可能枚数≧6(設定速写枚数)の
ときは速写可としてS4に遷移し、記録可能枚数<6の
ときは速写するか否かを判定するためにS16’に遷移
する。
【0053】ステップS16’:(速写の可否指示要求
メッセージの表示) 制御部20は液晶画面40’に図5(c)に示すような
速写可否の指示操作を促すメッセージを表示し、S17
に遷移する。
【0054】ステップS17:(速写の可否判定) ユーザがアイコン221(「速写する」)をカーソル等
でポイントした場合にはS18に遷移し、アイコン22
2(「速写しない」)をポイントした場合には速写モー
ドを終了する。
【0055】ステップS18:(速写可能枚数の設定) 制御部20はカウンタAにステップS2で得た記録可能
枚数を速写可能枚数としてセットし、S5’(図4
(b’))に遷移する。
【0056】また、図4(b’)のステップS5’は、
ステップS4、S9又はS18から遷移した場合の動作
を示す図であり、ステップS4,S5,又はS18から
遷移すると、ステップS5’として、 連写可能な(残
り)枚数、すなわち、DRAM14に対して書き込みを
許可する(残り)枚数をスルー画像と共に表示する(図
5(g))。
【0057】上記構成により、設定速写枚数(DRAM
14に書き込める枚数)よりフラッシュメモリ50の記
録可能枚数が少ない場合でもフラッシュメモリ50の残
り容量を考慮に入れた速写可能枚数を表示(又は制限)
できるので、従来のように速写終了後にフラッシュメモ
リ50に書き込めなかったり、又は記録画像に上書きさ
れてしまうといったことがなくなる。
【0058】なお、上記ステップS3,S3’、S3”
ではフラッシュメモリ50の空き容量をチェックし、こ
のチェック結果に応じて警告メッセージの表示及び速写
(DRAM14への書き込み)禁止制御を行うようにし
たが、図4(b”’)に示すように、警告メッセージ
(例えば、「これ以上速写すると後で画像を削除する必
要があります」の表示(S19)のみ行い、速写は禁止
せずにDRAM14が一杯(実施例では6枚)になるま
で連写できるようにしてもよい(このように構成しても
後述する図8(a)、(b)或いは図9のような処理を
行うようにすれば問題ない)。
【0059】3. 記録可能枚数が設定速写枚数より少
ない場合の変形例(2) ステップS3”:(速写の可否判定) 図4(c)で、ステップS2(図4(a))での記録可
能枚数報知メッセージの表示後、制御部20は記録可能
枚数と設定速写枚数(速写可能な最大枚数:実施例では
6枚)を比較し、記録可能枚数≧6(設定速写枚数)の
ときは速写可としてS4に遷移し、記録可能枚数<6の
ときは速写するか否かを判定するためにS16”に遷移
する。
【0060】ステップS16”:(記録画像削除の可否
指示要求メッセージの表示等) 制御部20は液晶画面40’に図5(d)に示すような
速写可否の指示操作を促すメッセージを表示する。ま
た、制御部20は削除必要枚数(設定速写枚数ー記録可
能枚数)をカウンタAにセットし、S17”に遷移す
る。
【0061】ステップS17”:(削除の可否判定) ユーザがアイコン223(「削除する」)をカーソル等
でポイントした場合にはS18”に遷移し、アイコン2
24(「削除しない」)をポイントした場合には速写モ
ードを終了する。
【0062】ステップS18”:(記録画像の選択) 制御部20は、フラッシュメモリ50から記録画像を順
次取り出して伸長処理を施して再生し、液晶表示画面4
0’に表示してユーザに削除対象画像を選択させる。画
像選択操作は、例えば、+/−キーの操作により前画像
または次画像を再生・表示する。また、再生画像の表示
画面に図5(f)に示すような+/−アイコン227を
表示し、アイコン227のポイントにより前画像または
次画像を再生・表示するようにしてもよい。
【0063】ステップS19:(画像の削除指示) 制御部20は操作部30からの状態信号を調べDISP
キー36が押された場合にはS20に遷移し、そうでな
い場合にはS18”に戻って画像選択を繰り返す。 ステップS20:(画像の削除) 制御部20はDISPキー36が押されたときに表示さ
れていた画像をフラッシュメモリ50から削除する。
【0064】ステップS21:(必要枚数分削除したか
の判定) 制御部20はカウンタAから1を差し引いてからその値
を調べ、カウンタA=0のとき、速写に必要な枚数分だ
けフラッシュメモリ50の空き容量を確保できたものと
してS4(図4(a))に遷移する。
【0065】上記構成により、記録可能枚数が設定速写
枚数より少ない場合でもユーザの選択により記録画像を
速写に必要な枚数分の空き容量が確保できるまで削除し
て速写することができる。
【0066】上記構成により、設定速写枚数(DRAM
14に書き込める枚数)よりフラッシュメモリ50の記
録可能枚数が少ない場合にはフラッシュメモリ50に記
録されている画像をのうち重要度の低い画像を削除して
速写できるので、従来のように速写終了後にフラッシュ
メモリに書き込めなかったり、又は画像の重要度に関係
なく記録画像に上書きされてしまうといったことがなく
なる。
【0067】なお、上記変形例では記録画像を削除した
が、記録画像の削除に代えて上書きする記録画像を指定
するようにしてもよい。つまり、上記ステップS16”
で図5(e)に示すような上書指示要求メッセージを表
示し、以下、ステップS17”で上書指示判定を行い、
ステップS19で上書き指示(DISPキー36の押し
下げ)の有無を判定し、ステップS20で上書き指示さ
れた記録画像の情報(画像番号等)を設定値記憶領域1
43に記憶しておくようにする(この場合、図4(a)
での保存記録処理では上書きを要する場合には、設定値
記憶領域143に記憶した上書き指定画像の情報を参照
して上書(=撮像画像の保存記録)を行うようにする。
【0068】なお、上記図4のステップS2,S16,
S16’,S16”,S5’,S19では報知メッセー
ジを表示したが、これに代えて音響出力装置15から音
声メッセージを出力するようにしてもよい。また、ステ
ップS5,S5’ではスルー画像を表示したが表示しな
くてもよい。
【0069】<実施例2> 連写 図6は連写モードでの撮像の説明図であり、撮像指示、
撮像、記録のタイミングを示す。なお、撮像画像(連写
画像)のチェックをユーザが行う場合のタイミングを示
す説明図は速写の場合(図3(b))と同様である。 [連写操作]図6に示すように、連写モードでは、取り
込まれた画像が液晶画面40’にスルー画像表示され
る。そして、ユーザが所望のタイミングでシャッターボ
タン37を全押しし、そのまま押し続けると所定時間間
隔(実施例では1秒)で取り込まれる被写体画像211
〜216がDRAM14の撮像画像記憶領域142−1
〜142−6に順次に書き込まれる。ここで、DRAM
14は高速の書き込み(及び読み出し)ができるので画
像211〜216はそれぞれ瞬時に書き込まれる。ま
た、シャッターボタン37を半押しにするか、押し下げ
を解除すると連写終了となる。
【0070】従って、ユーザがシャッターボタン37を
全押しし続けると、1枚目、2枚目、・・・6枚目まで
撮像画像は撮像画像記憶領域142に連続的に書き込ま
れる。すなわち、図示のようにはユーザがシャッターボ
タン37を押すと、1枚目の画像211が撮像画像記憶
領域142−1に記憶され、1秒経つと2枚目の画像2
12が撮像画像記憶領域142−2に、・・・・・、6
枚目の画像216が撮像画像記憶領域142−6に書き
込まれる。また、連写が終わると、ユーザが画像チェッ
ク操作を選択しない場合には撮像画像記憶領域142−
1〜142−6に書き込まれた撮像画像がJPEG圧縮
処理されて順次フラッシュメモリ50に記録される(書
き込まれる)。また、連写枚数が6枚以内のときにユー
ザが画像チェック操作を選択すると図3(b)に示すと
同様の記録キャンセル操作に移行する。
【0071】「連写時の制御動作」図7は連写時の制御
動作の一実施例を示すフローチャートであり、フラッシ
ュメモリ50の容量が不足した場合に連写を禁止する例
である。
【0072】なお、フラッシュメモリ50の容量が不足
した場合に、禁止に代えてフラッシュメモリ50の残り
容量分だけ連写を許可する例や、フラッシュメモリ50
の容量が不足した場合に、禁止に代えて容量不足分フラ
ッシュメモリ50に記録されている画像を削除して連写
を行えるようにする例のフローチャート(記録画像に上
書きする場合も同様)は実施例1の変形例1(図4
(b)),変形例2(図4(c))と同様の動作である
(図4(b)、図4(c)およびそれらの説明で「速
写」を「連写」と読み替えればよい)。また、連写開始
時に表示する警告メッセージ等表示画面についても図4
の例と同様でもよい(メッセージ中の「速写」を「連
写」と書き換えればよい)。
【0073】ステップT0:(速写モードの選択) 図7で、撮像時に液晶画面40’に撮像方法を選択する
選択メニューが表示される。このとき、ユーザが連写モ
ードを選択するとT1に遷移する。
【0074】ステップT1:(フラッシュメモリの残容
量取得) 制御部20はフラッシュメモリ50の使用済み(記録済
み)容量を調べ、それをもとに残容量を算出する(残メ
モリカウンタを設けてその内容から残容量を得るように
してもよい)。
【0075】ステップT2:(記録可能枚数表示) 制御部20は残容量を基に、画像の記録可能枚数を算出
して図5(a)に示すような記録可能枚数報知メッセー
ジを液晶画面40’に表示し、T3に遷移する。
【0076】ステップT3:(連写の可否判定) 制御部20は記録可能枚数と設定連写枚数(連写可能な
最大枚数:実施例では6枚)を比較し、記録可能枚数≧
6(設定連写枚数)のときは連写可としてT4に遷移
し、記録可能枚数<6のときは連写不可としてT17に
遷移する。
【0077】ステップT4:(カウンタAのセット) 制御部20は連写枚数カウンタAに設定連写枚数(=
6)をセットしてT5に遷移する。なお、設定連写枚数
n=DRAM14の撮像画像記憶領域142の数nであ
る。
【0078】ステップT5:(スルー画像表示) 制御部20は、オートフォーカス制御後に、取り込まれ
た被写体画像をDRAM14のスルー画像バッファ14
1に記憶すると共に、表示部40に送って液晶画面4
0’にスルー画像表示する。
【0079】ステップT6:(撮像指示の有無判定) 制御部20は操作部30からの状態信号を調べ、シャッ
ターボタン37が押されたか否かを判定し、シャッター
ボタン37が押された場合にはT7に遷移し、そうでな
い場合にはT5に戻ってスルー画像表示を続行する。
【0080】ステップT7:(撮像画像領域への書き込
み) 上記ステップT6でシャッターボタン37が押される
と、制御部20はその時点でDRAM14のスルー画像
バッファ141に記憶された画像(撮像画像)をDRA
M14の撮像画像記憶領域142−i(iはT1〜T1
1又はT16の繰り返し回数であり、1〜6の範囲の値
をとる)に書き込み(記憶し)、T8に遷移する。
【0081】ステップT8:(画像チェックの可否判
定) 制御部20は操作部30からの状態信号を調べ、シャッ
ターボタン37が半押しまたは開放された場合には画像
チェック(記録キャンセル)を行うものとしてT12に
遷移し、そうでない場合にはT9に遷移する。
【0082】ステップT9:(連写終了判定) 制御部20はカウンタAから1を引いてその値を調べ、
カウンタA=0か否かを判定し、カウンタA=0でない
場合にはT10に遷移し、カウンタA=0の場合にはT
11に遷移する。なお、T11ではなくT12に遷移す
るようにしてもよい。
【0083】ステップT10:(スルー画像表示) 制御部20は取り込まれた被写体画像をDRAM14の
スルー画像バッファ141に記憶すると共に、表示部4
0に送って液晶画面40’にスルー画像表示し、T7に
戻る。
【0084】ステップT11:(フラッシュメモリへの
記録) 制御部10はDRAM14の撮像画像記憶領域142−
1〜142−6に記憶された撮像画像(連写画像)に1
画像ずつ順次JPEG圧縮処理を施してからフラッシュ
メモリ50にそれぞれ記憶し、全ての撮像画像の記録が
終わるとT1に戻る。
【0085】ステップT12:(カウンタBのセット) 制御部20は設定連写枚数(=6)からカウンタAの値
を差し引いた値(連写済み枚数)をカウンタBにセット
する。
【0086】ステップT13:(静止画像表示、画像圧
縮処理開始) 制御部20はDRAM14の撮像画像記憶領域142−
i(i=1〜6)に記憶されている撮像画像のうちの1
つを取り出して表示部40に送り、液晶画面40’に静
止画像表示する。また、静止画像の表示ともに表示され
た画像が撮像画像記憶領域142から取り出され、JP
EG圧縮処理が開始される(圧縮画像は作業領域144
に記録される)。
【0087】ステップT14:(記録キャンセル指示の
有無判定) 制御部20は操作部30からの状態信号を調べ、DIS
Pキー36が押された場合には(JPEG圧縮処理中の
場合にはそれを中断して)T16に遷移する。また、静
止画像表示後、DISPキー36の操作なしで4秒経過
するとT15に遷移する。
【0088】ステップT15:(圧縮画像の保存記録) 制御部20はDRAM14の作業領域144に記憶され
ている圧縮画像データをフラッシュメモリ50に保存記
録し、T16に遷移する。
【0089】ステップT16:(記録終了判定) 制御部20はカウンタBから1を引いてその値を調べ、
カウンタB=0か否かを判定し、カウンタB=0でない
場合にはT13に戻って次の静止画像の表示を開示し、
カウンタA=0の場合にはT1に戻る。
【0090】ステップT17:(メッセージ表示および
連写禁止処理) 制御部20は液晶画面40’に図5(b)に示すような
連写禁止(連写不可)メッセージ、例えば、「連写は6
枚以上の時に可能ですが○枚のため連写できません」を
表示し、連写モードを終了する。
【0091】上記構成により、記録可能枚数が設定連写
枚数より少ない場合にも、変形例1(実施例1(図4
(b)))と同様にユーザの選択によりフラッシュメモ
リ50の残り枚数分だけ連写することもできる。また、
記録可能枚数が設定連写枚数より少ない場合にも、変形
例2(実施例1(図4(c)))と同様にユーザの選択
により記録画像を連写に必要な枚数になるまで削除(ま
たは上書)して連写することもできる。
【0092】そして、設定速写枚数(DRAM14に書
き込める枚数)よりフラッシュメモリ50の記録可能枚
数が少ない場合には速写を禁止するので、従来のように
速写終了後にフラッシュメモリに書き込めなかったり、
又は記録画像に上書きされてしまうといったことがなく
なる。
【0093】また、フラッシュメモリ50の空き容量を
チェックし、このチェック結果に応じて警告メッセージ
の表示及び連写(DRAM14への書き込み)禁止制御
を行うようにした場合(実施例1の変形例1,2と同様
の制御を連写時に行う場合)には、設定速写枚数(DR
AM14に書き込める枚数)よりフラッシュメモリ50
の記録可能枚数が少ない場合でもフラッシュメモリ50
の残り容量を考慮に入れた速写可能枚数を表示(又は制
限)できるので、従来のように速写終了後にフラッシュ
メモリ50に書き込めなかったり、又は記録画像に上書
きされてしまうといったことがなくなる。
【0094】なお、上記図7のステップT2,T17で
は報知メッセージを表示したが、これに代えて音響出力
装置15から音声メッセージを出力するようにしてもよ
い。また、ステップT5,T10ではスルー画像を表示
したが表示しなくてもよい。
【0095】<実施例3> 記録時にフラッシュメモリ
の容量をチェックする例 図8は速写時のデジタルカメラの制御動作の一実施例を
示すフローチャートであり、記録時にフラッシュメモリ
の容量を調べて撮像画像の記録方法を選択する例であ
る。
【0096】ステップU0:(速写モードの選択) 図8で、撮像時に液晶画面40’に撮像方法を選択する
選択メニューが表示される。このとき、ユーザが速写モ
ードを選択するとU1に遷移する。
【0097】ステップU1:(カウンタのセット) 制御部20はカウンタA,Bに設定速写枚数(すなわ
ち、DRAM14に確保されている撮像画像記憶領域1
42の数(実施例では’6’)をセットしてU2に遷移
する。
【0098】ステップU2:(スルー画像表示) 制御部20は、光学系11でのオートフォーカス制御お
よび信号処理部13でのやホワイトバランス調整を行っ
た後に取り込まれた被写体画像をDRAM14のスルー
画像バッファ141に記憶すると共に、表示部40に送
って液晶画面40’にスルー画像表示する。
【0099】ステップU3:(撮像指示の有無判定) 制御部20は操作部30からの状態信号を調べてシャッ
ターボタン37が押されたか否かを判定し、シャッター
ボタン37が押された場合にはU4に遷移し、そうでな
い場合にはU2に戻ってスルー画像の表示を続行する。
【0100】ステップU4:(撮像画像領域への書き込
み) 上記ステップU3でシャッターボタン37が押される
と、制御部20はその時点でDRAM14のスルー画像
バッファ141に記憶された画像(撮像画像)をDRA
M14の撮像画像記憶領域142−i(iはU1〜U1
7の繰り返し回数であり、1〜6の範囲の値をとる)に
書き込み(記憶し)、U5に遷移する。
【0101】ステップU5:(速写終了判定) 制御部20はカウンタAから1を引いてその値を調べ、
カウンタA=0か否かを判定し、カウンタA=0でない
場合にはU2に戻ってスルー画像の表示を開示し、カウ
ンタA=0の場合にはU6に遷移する。
【0102】ステップU6:(フラッシュメモリの残容
量取得) 制御部20はフラッシュメモリ50の使用済み(記録済
み)容量を調べ、それをもとに残容量を算出する(残メ
モリカウンタを設けてその内容から残容量を得るように
してもよい)。
【0103】ステップU7:(記録可能枚数算出) 制御部20は残容量を基に画像の記録可能枚数を算出す
る。
【0104】ステップU8:(静止画像表示等、画像圧
縮処理開始) 制御部20はDRAM14の撮像画像記憶領域142−
i(i=1〜6)に記憶されている撮像画像のうちの1
つを取り出して表示部40に送り、液晶画面40’に静
止画表示する。また、メッセージ及び記録可能枚数22
9を重畳表示する(図5(g))。更に、静止画像の表
示とともに表示された画像が撮像画像記憶領域142か
ら取り出され、JPEG圧縮処理が開始される(圧縮画
像は作業領域144に記録される)。
【0105】ステップU9:(記録キャンセル指示の有
無判定) 制御部20は操作部30からの状態信号を調べ、DIS
Pキー36が押された場合には(JPEG圧縮処理中の
場合にはそれを中断して)、U17に遷移する。また、
静止画像表示後、DISPキー36の操作なしで4秒経
過するとU10に遷移する。
【0106】ステップU10:(圧縮画像の保存記録) 制御部20はDRAM14の作業領域144に記憶され
ている圧縮画像データをフラッシュメモリ50に保存記
録し、U11に遷移する。
【0107】ステップU11:(記録の可/不可判定) 制御部20は記録可能枚数(カウンタ)から1を引いて
その値を調べ、記録可能枚数≦0のときはこれ以上画像
を記録するにはフラッシュメモリ50の容量が不足して
いるとしてU12に遷移し、記録可能枚数>0のときは
フラッシュメモリ50に容量ありとしてU17に遷移す
る。
【0108】ステップU12:(警告メッセージ等表
示) 制御部20は液晶画面40’に図5(h)に示すような
記録容量不足メッセージおよび記録画像への上書可否の
指示操作を促すメッセージを表示する。
【0109】ステップU13:(上書の可否判定) ユーザがアイコン231(「上書する」)をカーソル等
でポイントした場合にはU14に遷移し、アイコン23
2(「上書しない」)をポイントした場合には速写モー
ドを終了する(つまり、残りの速写画像をフラッシュメ
モリ50に保存記録することなく処理を終了する)。
【0110】ステップU14:(記録画像の選択) 制御部20は、フラッシュメモリ50から記録画像を順
次取り出して伸長処理を施して再生し、液晶表示画面4
0’に表示してユーザに上書対象画像を選択させる。画
像選択操作は、例えば、+/−キーの操作により前画像
または次画像を再生・表示する。また、再生画像の表示
画面に図5(f)に示すような+/−アイコン227を
表示し、アイコン227のポイントにより前画像または
次画像を再生・表示するようにしてもよい。
【0111】ステップU15:(上書指示の有無判定) 制御部20は操作部30からの状態信号を調べDISP
キー36が押された場合にはU16に遷移して、そうで
ない場合にはU14に戻って画像選択を繰り返す。
【0112】ステップU16:(カウンタ値の修正) 制御部20は記録可能枚数に1を加えてその値をステッ
プU11での処理以前の値に戻す。
【0113】ステップU17:(撮像画像終了判定) 制御部20はカウンタBから1を差し引いてからその値
を調べ、カウンタA=0のとき、速写した画像(実施例
では’6’)のうち、ステップU9で記録キャンセルさ
れた画像を除く全ての撮像画像をフラッシュメモリ50
に記録できたものとしてU1に戻って次の被写体の速写
に備える。
【0114】上記構成により、ユーザは速写を行った後
で、保存記録メモリの容量が少なければユーザの選択に
より記録画像に速写画像を上書きして保存記録すること
ができる。
【0115】・変形例(3) 図8(b)は記録可能数が設定速写枚数より少ない場合
の他の動作例を示すフローチャートであり、図8(a)
のステップU7以降の動作が記録可能数が設定速写枚数
より大きいか小さいかで異なる。
【0116】ステップU8’:(速写の可否判定) 上記ステップU7(図8(a))での記録可能枚算出
後、制御部20は記録可能枚数と設定速写枚数(速写可
能な最大枚数:実施例では6枚)を比較し、記録可能枚
数≧6(設定速写枚数)のときはU9’に遷移し、記録
可能枚数<6のときはU10’に遷移する。
【0117】ステップU9’:(撮像画像の保存記録) 制御部20はDRAM14に記憶されている速写画像
(撮像画像)を順次取り出して圧縮処理を施し、フラッ
シュメモリ50に保存記憶し、全ての速写画像(=設定
速写枚数分の撮像画像)を保存記録し終わるとU1に戻
る。
【0118】ステップU10’:(削除必要枚数の表示
等) 制御部20は液晶画面40’に図5(d)に示すような
削除可否の指示操作を促すメッセージ削除必要枚数(設
定速写枚数−記録可能枚数)を表示する。また、制御部
20は上書必要枚数をカウンタAにセットしてU11’
に遷移する。
【0119】ステップU11’:(削除の可否判定) ユーザがアイコン223(「削除する」)をカーソル等
でポイントした場合にはS18”に遷移し、アイコン2
24(「削除しない」)をポイントした場合には速写モ
ードを終了する。
【0120】ステップU12’:(記録画像の選択) 制御部20は、フラッシュメモリ50から記録画像を順
次取り出して伸長処理を施して再生し、液晶表示画面4
0’に表示してユーザに削除対象画像を選択させる。画
像選択操作は、例えば、+/−キーの操作により前画像
または次画像を再生・表示する。また、再生画像の表示
画面に図5(f)に示すような+/−アイコン227を
表示し、アイコン227のポイントにより前画像または
次画像を再生・表示するようにしてもよい。
【0121】ステップU13’:(画像の上書き指示の
有無判定) 制御部20は操作部30からの状態信号を調べDISP
キー36が押された場合にはU14’に遷移し、そうで
ない場合にはU12’に戻って画像選択を繰り返す。
【0122】テップU14’:(記録可能枚数の修正) 制御部20はDRAM14に記憶されている撮像画像D
ISPキー36が押されたときに表示されていた画像を
フラッシュメモリ50から削除すると共に記録可能枚数
(カウンタ)に1を加える。
【0123】ステップU15’:(必要枚数分削除した
かの判定) 制御部20はカウンタAから1を差し引いてからその値
を調べ、カウンタA=0のとき、速写に必要な枚数分だ
けフラッシュメモリ50の空き容量を確保できたものと
してU8’に戻る。
【0124】上記構成により、記録可能枚数が設定速写
枚数より少ない場合でもユーザの選択により記録画像を
速写に必要な枚数分の空き容量が確保できるまで削除し
て速写することができるので、従来のように速写終了後
にフラッシュメモリに書き込めなかったり、又は記録画
像に上書きされてしまうといったことがなくなる。
【0125】なお、上記図8のステップU8,U10’
では報知メッセージを表示したが、これに代えて音響出
力装置15から音声メッセージを出力するようにしても
よい。また、ステップU2ではスルー画像を表示したが
表示しなくてもよい。
【0126】・変形例(4):撮像画像を削除する例 図8(b)の例では記録可能数が設定速写枚数より少な
い場合に記録画像を削除して速写画像を記録する領域を
確保したが、記録可能数が設定速写枚数より少ない場合
に撮像画像(速写画像)を削除して記録可能数分の速写
画像だけを保存記録するようにしてもよい。図9は記録
可能数が設定速写枚数より少ない場合に撮像画像を記録
可能枚数になるまで削除して保存記録する場合の動作例
を示すフローチャートであり、図8(a)のステップU
7以降の動作が記録可能数が設定速写枚数より大きいか
小さいかで動作が異なる。
【0127】ステップU8’:(速写の可否判定) 図8(a)のステップU7での記録可能枚算出後、制御
部20は記録可能枚数と設定速写枚数(速写可能な最大
枚数:実施例では6枚)を比較し、記録可能枚数≧6
(設定速写枚数)のときはU9’に遷移し、記録可能枚
数<6のときはU10”に遷移する。
【0128】ステップU9’:(撮像画像の保存記録) 制御部20はDRAM14に記憶されている速写画像
(撮像画像)を順次取り出して圧縮処理を施し、フラッ
シュメモリ50に保存記憶し、全ての速写画像(=設定
速写枚数分の撮像画像)を保存記録し終わるとU1(図
8(a))に戻る。
【0129】ステップU10”:(削除必要枚数の表示
等) 制御部20は液晶画面40’に図5(d)に示すような
削除可否の指示操作を促すメッセージ削除必要枚数(設
定速写枚数−記録可能枚数)を表示する。また、制御部
20は削除必要枚数をカウンタAにセットしてU11”
に遷移する。
【0130】ステップU11”:(削除の可否判定) ユーザがアイコン223(「削除する」)をカーソル等
でポイントした場合にはS18”に遷移し、アイコン2
24(「削除しない」)をポイントした場合には速写モ
ードを終了する。
【0131】ステップU12”(撮像画像の選択) 制御部20は、DRAM14から撮像画像を順次取り出
して液晶表示画面40’に表示してユーザに削除対象画
像を選択させる。画像選択操作は、例えば、+/−キー
の操作により前画像または次画像を表示する。また、撮
像画像と共に表示画面に図5(f)に示すような+/−
アイコン227を表示し、アイコン227のポイントに
より前画像または次画像を再生・表示するようにしても
よい。
【0132】ステップU13”:(撮像画像の削除指示
の有無判定) 制御部20は操作部30からの状態信号を調べDISP
キー36が押された場合にはU14’に遷移し、そうで
ない場合にはU12’に戻って画像選択を繰り返す。
【0133】ステップU14”:(撮像画像の削除) 制御部20は選択された撮像画像をDRAM14から削
除すると共に記録可能枚数(カウンタ)から1を減ず
る。
【0134】ステップU15”:(必要枚数削除したか
の判定) 制御部20はカウンタAから1を差し引いてからその値
を調べ、カウンタA=0のとき、フラッシュメモリ50
の記録可能数と同じになるように撮像画像(速写画像)
を減らすことができたものとしてU8’に戻る。
【0135】上記構成により、記録可能枚数が設定速写
枚数より少ない場合でもユーザの選択により撮像画像数
を記録可能数になるまで削除するので、従来のように記
録画像に上書きされてしまうといったことがなくなる。
【0136】なお、上記図4のステップU8,U1
0’,U10”では報知メッセージを表示したが、これ
に代えて音響出力装置15から音声メッセージを出力す
るようにしてもよい。
【0137】また、実施例3および実施例4では速写の
場合を例としたが、連写の場合にも連写終了後の撮像画
像の拾捨選択や保存記録メモリの容量が不足した場合の
撮像画像の上書や削除及び記録等の処理(図8のステッ
プU6〜U17)を同様の動作で実行するように構成で
き、同様の効果を得ることができる。例えば、図7のス
テップT4でカウンタA,Bの値を6とし、ステップT
4〜T10(ただし、T9を除く)の動作に図8のステ
ップU6〜U17の動作を加えればよい。
【0138】以上本発明のいくつかの実施例について説
明したが本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、種々の変形実施が可能であることはいうまでもな
い。
【0139】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明の電子
撮像装置によれば、設定速写(連写)枚数(DRAMに
書き込める枚数)よりフラッシュメモリの記録可能枚数
が少ない場合には速写を禁止するので、従来のように速
写終了後にフラッシュメモリに書き込めなかったり、又
は記録画像に上書きされてしまうといったことがなくな
り、使い勝手が大幅に向上した。
【0140】また、第2の発明の電子撮像装置によれ
ば、設定速写(連写)枚数よりフラッシュメモリの記録
可能枚数が少ない場合にもその記録可能な枚数の範囲で
連写又は速写を行うことができるので、必要に応じて連
続撮像が可能となり、従来のように速写終了後にフラッ
シュメモリに書き込めなかったり、又は記録画像に上書
きされてしまうといったことがなくなり、使い勝手が大
幅に向上した。
【0141】また、第3、第4、第6または第8の発明
の電子撮像装置によれば設定速写(連写)枚数よりフラ
ッシュメモリの記録可能枚数が少なくなるとメッセージ
表示等でその旨を報知するので、ユーザは速写(連写)
をやめるか行うか否かを選択できるので、従来のように
知らないうちに記録画像に上書きされてしまうといった
ことがなくなった。
【0142】また、第5又は第7の発明の電子撮像装置
によれば設定速写(連写)枚数よりフラッシュメモリの
記録可能枚数が少なくなると、ユーザは記録可能枚数を
越える撮像画像を削除又は上書する記録画像を選択して
から記録するか否かを選択できるので、不要な記録画像
や重要度の低い記録画像を選択して削除或いは上書きす
ることができる。これにより従来のように知らないうち
に重要度の如何を問わず記録画像に上書きされてしまう
といったことがなくなり、使い勝手が大幅に向上した。
【0143】また、第9の発明は上記第1乃至第8のい
ずれかの電子撮像装置で、第1の記憶手段(DRAM)
に所定数の画像が記憶されると第2の記憶手段(フラッ
シュメモリ)に第1の記憶手段に記憶された画像を保存
記録するので、撮影時に画像1枚撮像する都度に画像の
保存記録を待つ必要がなく、撮影間隔を早くすることが
できる。
【0144】また、第10の発明は上記第1乃至第9の
いずれかの電子撮像装置で、第1の記憶手段に撮影され
た単写画像又は連写画像を一時記憶するので、撮影後ま
とめて保存記録することができる。また、撮影時に、画
像の保存記録を待つ必要がないので撮影間隔を早くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した撮像装置の一実施例としての
デジタルカメラの回路構成例を示すブロック図である。
【図2】連写又は速写モード時のDRAMのレイアウト
例を示す図である。
【図3】速写モードでの撮像の説明図である。
【図4】速写時のデジタルカメラの制御動作の一実施例
を示すフローチャートである。
【図5】速写開始時に表示する警告メッセージ等表示画
面の一実施例を示す図である。
【図6】連写モードでの撮像の説明図である。
【図7】連写時のデジタルカメラの制御動作の一実施例
を示すフローチャートである。
【図8】速写時のデジタルカメラの制御動作の一実施例
を示すフローチャートである。
【図9】速写時のデジタルカメラの制御動作の一実施例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
14 DRAM(第1の記憶手段) 15 音響出力装置(報知手段) 20 制御部(第1の記憶制御手段、第2の記憶制御手
段、取得手段、禁止制御手段、画像数制限手段、 36 DISPキー(設定手段) 40 表示部(報知手段) 50 フラッシュメモリ(第2の記憶手段) 100 デジタルカメラ(電子撮像装置)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月16日(1999.2.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 電子撮像装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0122
【補正方法】変更
【補正内容】
【0122】ステップU14’:(記録可能枚数の修
正) 制御部20はDRAM14に記憶されている撮像画像D
ISPキー36が押されたときに表示されていた画像を
フラッシュメモリ50から削除すると共に記録可能枚数
(カウンタ)に1を加える。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月19日(1999.8.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定数の画像を一時記憶する第1の記憶
    手段と、 所定の撮影モードが設定されている場合、シャッター操
    作により撮影された画像を前記第1の記憶手段に所定数
    分記憶させる第1の記憶制御手段と、 前記第1の記憶手段に記憶されている前記所定数分の画
    像を第2の記憶手段に記憶させる第2の記憶制御手段
    と、 前記第2の記憶手段に記憶可能な残り画像数を取得する
    取得手段と、 この取得手段により取得された画像数が前記第1の記憶
    手段に記憶可能な前記所定の画像数よりも少ない場合、
    前記所定の撮影モードの設定を禁止する禁止制御手段
    と、を備えたことを特徴とする電子撮像装置。
  2. 【請求項2】 所定数の画像を一時記憶する第1の記憶
    手段と、 所定の撮影モードが設定されている場合、シャッター操
    作により撮影された画像を前記第1の記憶手段に記憶さ
    せる第1の記憶制御手段と、 前記第1の記憶手段に記憶されている画像を第2の記憶
    手段に記憶させる第2の記憶制御手段と、 前記第2の記憶手段に記憶可能な残り画像数を取得する
    取得手段と、 この取得手段により取得された画像数が前記第1の記憶
    手段に記憶可能な前記所定の画像数よりも少ない場合、
    前記第1の記憶制御手段により前記第1の記憶手段に記
    憶される画像数を前記取得手段により取得された画像数
    に制限する画像数制限手段と、を備えたことを特徴とす
    る電子撮像装置。
  3. 【請求項3】 所定数の画像を一時記憶する第1の記憶
    手段と、 所定の撮影モードが設定されている場合、シャッター操
    作により撮影された画像を前記第1の記憶手段に記憶さ
    せる第1の記憶制御手段と、 前記第1の記憶手段に記憶されている画像を第2の記憶
    手段に記憶させる第2の記憶制御手段と、 前記第2の記憶手段に記憶可能な残り画像数を取得する
    取得手段と、 この取得手段により取得された画像数が前記第1の記憶
    手段に記憶可能な前記所定の画像数よりも少ない場合、
    前記取得手段により取得された画像数を報知する報知手
    段と、 を備えたことを特徴とする電子撮像装置。
  4. 【請求項4】 所定数の画像を一時記憶する第1の記憶
    手段と、 所定の撮影モードが設定されている場合、シャッター操
    作により撮影された画像を前記第1の記憶手段に記憶さ
    せる第1の記憶制御手段と、 前記第1の記憶手段に記憶されている画像を第2の記憶
    手段に記憶させる第2の記憶制御手段と、 前記第2の記憶手段に記憶可能な残り画像数を取得する
    取得手段と、 この取得手段により取得された画像数が前記第1の記憶
    手段に記憶可能な前記所定の画像数よりも少ないとき、
    前記取得手段により取得された画像数分の画像が前記第
    1の記憶制御手段により前記第1の記憶手段に記憶され
    た場合に報知する報知手段と、を備えたことを特徴とす
    る電子撮像装置。
  5. 【請求項5】 所定数の画像を一時記憶する第1の記憶
    手段と、 所定の撮影モードが設定されている場合、シャッター操
    作により撮影された画像を前記第1の記憶手段に記憶さ
    せる第1の記憶制御手段と、 前記第1の記憶手段に記憶されている前記所定数分の画
    像を第2の記憶手段に記憶させる第2の記憶制御手段
    と、 前記第2の記憶手段に記憶可能な残り画像数を取得する
    取得手段と、 前記所定の撮影モードが設定された際に、前記取得手段
    により所得された画像数が前記第1の記憶手段に記憶可
    能な前記所定の画像数よりも少ない場合、前記第2の記
    憶手段にすでに記憶されている画像の中から削除又は上
    書きする画像を選択するためのモードを設定するモード
    設定手段と、を備えたことを特徴とする電子撮像装置。
  6. 【請求項6】 所定数の画像を一時記憶する第1の記憶
    手段と、 所定の撮影モードが設定されている場合、シャッター操
    作により撮影された画像を前記第1の記憶手段に記憶さ
    せる第1の記憶制御手段と、 前記第1の記憶手段に記憶されている前記所定数分の画
    像を第2の記憶手段に記憶させる第2の記憶制御手段
    と、 前記第2の記憶手段に記憶可能な残り画像数を取得する
    取得手段と、 この取得手段により取得された画像数が前記第1の記憶
    手段に記憶可能な前記所定の画像数よりも少ない場合、
    前記所定数から前記取得手段により取得された画像数を
    引いた値を報知する報知手段と、を備えたことを特徴と
    する電子撮像装置。
  7. 【請求項7】 所定数の画像を一時記憶する第1の記憶
    手段と、 所定の撮影モードが設定されている場合、シャッター操
    作により撮影された画像を前記第1の記憶手段に記憶さ
    せる第1の記憶制御手段と、 前記第1の記憶手段に記憶されている画像を第2の記憶
    手段に記憶させる第2の記憶制御手段と、 前記第2の記憶手段に記憶可能な残り画像数を取得する
    取得手段と、 前記第2の記憶制御手段により前記第1の記憶手段に記
    憶されている画像を前記第2の記憶手段に記憶させる際
    に、前記取得手段により取得された画像数が前記第1の
    記憶手段に記憶されている画像数よりも少ない場合、前
    記第1又は第2の記憶手段に記憶されている画像の中か
    ら削除又は上書きする画像を選択するためのモードを設
    定するモード設定手段と、を備えたことを特徴とする電
    子撮像装置。
  8. 【請求項8】 所定数の画像を一時記憶する第1の記憶
    手段と、 所定の撮影モードが設定されている場合、シャッター操
    作により撮影された画像を前記第1の記憶手段に記憶さ
    せる第1の記憶制御手段と、 前記第1の記憶手段に記憶されている画像を第2の記憶
    手段に記憶させる第2の記憶制御手段と、 前記第2の記憶手段に記憶可能な残り画像数を取得する
    取得手段と、 この取得手段により取得された画像数が前記第1の記憶
    手段に記憶されている画像数よりも少ない場合、前記所
    定数から前記取得手段により取得された画像数を引いた
    値を報知する報知手段と、 を備えたことを特徴とする電子撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の記憶制御手段は、前記所定の
    撮影モードの設定が解除された場合、又は前記第1の記
    憶手段に所定数の画像が記憶された場合に、前記第1の
    記憶手段に記憶されている画像を第2の記憶手段に記憶
    させることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項
    に記載の電子撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の記憶手段は、前記シャッタ
    ー操作により撮影された単写画像又は連写画像を一時記
    憶することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項
    に記載の電子撮像装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002354399A (ja) * 2001-05-28 2002-12-06 Sanyo Electric Co Ltd ディジタルカメラ
JP2007243568A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Casio Comput Co Ltd 情報管理システム
JP2009232227A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Sanyo Electric Co Ltd 撮像装置及び撮像方法

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