JP2000236311A - 高速ディジタル専用線サービスにおける警報禁止情報転送方法、高速ディジタル専用線サービス方式及びそれに用いるsdh方式伝送装置 - Google Patents

高速ディジタル専用線サービスにおける警報禁止情報転送方法、高速ディジタル専用線サービス方式及びそれに用いるsdh方式伝送装置

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JP2000236311A
JP2000236311A JP11033959A JP3395999A JP2000236311A JP 2000236311 A JP2000236311 A JP 2000236311A JP 11033959 A JP11033959 A JP 11033959A JP 3395999 A JP3395999 A JP 3395999A JP 2000236311 A JP2000236311 A JP 2000236311A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SDH方式伝送装置で加入者線の間を中継す
る場合、再度6Mフレームを付けて端局装置に送ると、
端局装置では1.5Mパス単位の不要なREC警報が発
生してしまう。 【解決手段】 SDH方式伝送装置11はDSU4から
送られる1.5Mパスのマルチフレーム同期を常にとっ
ておいて、DSU4の電源オフ時にDSU4で発生した
RINHが6Mフレーム中に割り当てられてDSU4か
ら送出されたことを検出したときは、自ら生成する1.
5マルチフレーム中の予め割り当てた予備ビットにRI
NHに基づく警報禁止情報を挿入して送出する。SDH
方式伝送装置12はこの1.5マルチフレーム中から警
報禁止情報を検出したときは、RINHが予め割り当て
られたビットに挿入された6Mフレームを生成して端局
装置5へ転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高速ディジタル専用
線サービスにおける警報禁止情報転送方法、高速ディジ
タル専用線サービス方式及びそれに用いるSDH方式伝
送装置に係り、特にサービス速度1.544Mbpsの
ユーザ宅内区間とサービス速度6.312Mbpsの加
入者線(LI点)区間とから構成される高速ディジタル
専用線において、加入者線区間を延長してSDH方式に
よる伝送を行う高速ディジタル専用線サービスにおける
警報禁止情報転送方法、高速ディジタル専用線サービス
方式及びそれに用いるSDH方式伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】国際電気通信連合電気通信標準化部門
(ITU−T)が作成した国際標準の同期ディジタルハ
イアラーキ(SDH:Synchronous Digital Hierarcy)
方式の多重化ハイアラーキでは、データを伝送する単位
として、1.5Mbps単位のVC(バーチャルコンテ
ナ)−11と、6.3Mbps単位のVC−21があ
る。一方、ユーザ宅内区間と加入者線(LI点)区間と
から構成される高速ディジタル専用線サービス(Iイン
タフェース)が知られている。
【0003】図7は上記の高速ディジタル専用線サービ
ス(Iインタフェース)の一例の構成図を示す。同図に
示すように、サービス速度1.544Mbpsのユーザ
宅内区間1と、サービス速度6.312Mbpsの加入
者線区間(LI点)2とからなる高速ディジタル専用線
サービス(Iインタフェース)では、端末3との間でデ
ータ伝送する宅内装置(DSU)4の電源をオフしたと
きに、加入者線の障害と区別して加入者線に接続された
端局装置5で不要な警報(RECアラーム)が発生しな
いようにするための、警報禁止情報であるRINH信号
が、DSU4から端局装置5方向へ電源が切れるまでの
一定の時間送出される。なお、RINH信号は、6Mフ
レームビット中に割り当てられている。
【0004】ここで、図8のように、SDH方式伝送装
置7及び8で加入者線2の間を中継する場合(SDH方
式伝送装置7及び8で加入者線(LI点)を延長する場
合)、実際のデータ量は1.5Mbps分なため、VC
−21パスに乗せてトランスペアレント(透過)に伝送
するよりも、6.312Mbpsで伝送される6Mフレ
ームをSDH方式伝送装置7で一旦終端して、1.5M
単位パスのデータを分離し、SDH方式伝送装置7と8
の間の中継伝送路9を1.5Mバイト多重のVC−11
パスで伝送した後、SDH方式伝送装置8から端局装置
5へ6.312Mbpsで伝送した方が回線使用効率が
良く経済的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の図8に
示したSDH方式伝送装置7及び8で加入者線(LI
点)を延長した高速ディジタル専用線サービス(Iイン
タフェース)において、図9に示すように、DSU4の
電源をオフしたときに、DSU4から端局装置5方向へ
RINH信号が6Mフレームビット中に割り当てられて
送出され、SDH方式伝送装置7はこれを検出するが、
1.5Mバイト多重の中継伝送路9では6Mフレームビ
ットが伝送できないため、SDH方式伝送装置7からS
DH方式伝送装置8へはRINH信号が転送されず、よ
って端局装置5はRINH信号を検出できない。
【0006】この場合、SDH方式伝送装置8で再度6
Mフレームを付けて端局装置5に送るため、端局装置5
では6Mフレーム単位のREC警報は発生しないが、D
SU4から端局装置5まで透過で通ってきている1.5
Mパス単位のREC警報10が発生してしまう。
【0007】そこで、従来、端局装置5での上記の1.
5Mパス単位のREC警報10の発生を簡易的に防止す
るために、SDH方式伝送装置7でRINHを検出した
ならば、自ら1.5Mパスのマルチフレームを生成して
端局装置5まで転送することにより、DSU4の電源オ
フの間中、端局装置5においてREC警報が発生し続け
ることを防止している。しかし、この場合は、DSU4
の電源のオン/オフ時に端局装置5で1.5Mパス単位
の瞬時REC警報が発生してしまう。
【0008】本発明は以上の点に鑑みてなされたもの
で、SDH方式伝送装置間の回線使用効率の向上と、不
要な警報の発生の防止とを両立し得る高速ディジタル専
用線サービスにおける警報禁止情報転送方法、高速ディ
ジタル専用線サービス方式及びそれに用いるSDH方式
伝送装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明方法は、宅内装置を含む第1のサービス速度
のユーザ宅内区間と、端局装置を含む第1のサービス速
度よりも高速の第2のサービス速度の加入者線区間との
間に、複数のSDH方式伝送装置を縦続に接続して加入
者線区間を延長する高速ディジタル専用線サービスにお
いて、複数のSDH方式伝送装置は、第1のサービス速
度のデータが複数とステータスとフレームビットが多重
された、第2のサービス速度のフレームを複数のVCパ
スで伝送し、これら複数のVCパスを多重して第2のサ
ービス速度よりも高速の同期伝送モジュールを生成する
と共に、第2のサービス速度の入力信号に対してフレー
ムを終端して一のVCパスで伝送されるデータ及びステ
ータスを分離し、複数のSDH方式伝送装置の間の中継
伝送を同期伝送モジュールで行い、宅内装置の電源をオ
フしたときに、端局装置で不要な警報が発生しないよう
にするための、警報禁止情報であるRINH信号が、宅
内装置からフレーム中の予め割り当てられたビットに挿
入されて端局装置方向へ送出された場合、複数のSDH
方式伝送装置のうち宅内装置接続側のSDH方式伝送装
置は、RINH信号を検出して警報禁止情報を有するマ
ルチフレームを宅内装置からの信号に同期して生成し、
マルチフレームを分離したデータに多重して同期伝送モ
ジュールを生成して送出し、複数のSDH方式伝送装置
のうち端局装置接続側のSDH方式伝送装置は、入力さ
れたマルチフレームを有する同期伝送モジュールから警
報禁止情報を検出すると共に第1のサービス速度のデー
タを分離し、分離した第1のサービス速度の複数のデー
タにRINH信号を予め割り当てられたビットに挿入さ
れた、第2のサービス速度のフレームを生成して端局装
置に転送することを特徴とする。
【0010】また、上記の目的を達成するため、本発明
方式は、宅内装置を含む第1のサービス速度1.544
Mbpsのユーザ宅内区間と、端局装置を含む第2のサ
ービス速度6.312Mbpsの加入者線区間とを有す
る高速ディジタル専用線サービス方式において、宅内装
置の電源をオフしたときに、端局装置で不要な警報が発
生しないようにするためのRINH信号が、予め割り当
てられたビットに挿入されて宅内装置から端局装置方向
へ送出された6.312Mbpsの第1のフレームを受
信してRINH信号を検出し、警報禁止情報を有する
1.5Mパスのマルチフレームを生成し、マルチフレー
ムを第1のフレームから分離したデータに多重した同期
伝送モジュールを複数のVC−11パスを介して送出す
る第1のSDH方式伝送装置と、複数のVC−11パス
を介して第1のSDH方式伝送装置から送出された同期
伝送モジュールを受信してマルチフレーム中の警報禁止
情報を検出すると共にデータを分離し、RINH信号
が、予め割り当てられたビットに挿入され、かつ、分離
したデータに多重した6.312Mbpsの第2のフレ
ームを生成して端局装置に送出する第2のSDH方式伝
送装置とを有することを特徴とする。
【0011】上記の本発明方法及び方式では、第1のサ
ービス速度1.544Mbpsの高速ディジタル専用線
サービスの第2のサービス速度6.312Mbps加入
者線区間を延長する場合、第2サービス速度のフレーム
を終端して1.5Mパスを通すことにより、警報禁止情
報を有する1.5Mパスのマルチフレームを生成し、マ
ルチフレームを第1のフレームから分離したデータに多
重した同期伝送モジュールを複数のVC−11パスを介
して送出することができる。また、このとき、警報禁止
情報を有するマルチフレームは宅内装置からの信号に同
期して生成されるので、マルチフレームのタイミングを
宅内装置とSDH方式伝送装置とで常に同期させてお
き、RINH検出時はそれに同期した警報禁止情報を有
する1.5Mパスのマルチフレームを生成して送出する
ことができる。
【0012】また、上記の目的を達成するため、宅内装
置を含むサービス速度1.544Mbpsのユーザ宅内
区間と、端局装置を含むサービス速度6.312Mbp
sの加入者線区間との間に、縦続に接続されて加入者線
区間を延長する複数のSDH方式伝送装置のうち、宅内
装置の接続側の本発明のSDH方式伝送装置は、宅内装
置の電源をオフしたときに、端局装置で不要な警報が発
生しないようにするためのRINH信号が、宅内装置か
ら予め割り当てられたビットに挿入されて端局装置方向
へ送出される、複数のデータとステータスとフレームビ
ットが多重された6.312Mbpsのフレームを終端
してフレーム同期をとる終端部と、終端部で終端された
フレームからRINH信号を検出する検出部と、終端部
で終端されたフレームから1.5単位パスのデータとス
テータスを分離する分離部と、分離部で分離されたステ
ータスに基づいて、1.544Mbpsのフレームとの
同期をとる同期部と、検出部によるRINH信号検出時
は、同期部からの同期タイミングに合わせて、予め割り
当てたビットに警報禁止情報が挿入された、1.5M単
位パスのステータスマルチフレームを生成する第1の生
成部と、通常時は分離部で分離されたステータスを選択
し、検出部によるRINH信号検出時は、第1の生成部
からのステータスマルチフレームを選択する切替回路
と、切替回路により選択されたステータス又はステータ
スマルチフレームと分離部からのデータとを1.5バイ
ト多重で多重した後VC−11パスに変換し、又は複数
のVC−11パスの信号に対してデータとステータスに
分離する逆変換を行う第1の多重部と、第1の多重部か
らの複数のVC−11パスに対しては、これらを多重し
て155.52Mbpsの信号を送出し、外部から入力
された155.52Mbpsの信号に対しては、複数の
VC−11パスに分離するインタフェースと、第1の多
重部により分離されたデータとステータスを多重して
6.312Mbpsのフレームを生成して送出する第2
の生成部とを有する構成としたものである。
【0013】この発明のSDH方式伝送装置は、上記の
本発明になる高速ディジタル専用線サービスにおける警
報禁止情報転送方法及び高速ディジタル専用線サービス
方式を実現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態につ
いて図面と共に説明する。図1は本発明になる高速ディ
ジタル専用線サービス方式の一実施の形態の構成図を示
す。同図中、図9と同一構成部分には同一符号を付し、
その説明は省略する。図1において、DSU4と端局装
置5の間の加入者線区間2は、1.5Mバイト多重(V
C−11パス)の中継伝送路13で接続されているSD
H方式伝送装置11及び12により延長されている。
【0015】DSU4は、その電源がオフされたとき
に、6.312Mbpsで伝送されるフレーム、すなわ
ち6Mフレーム中にRINH信号を割り当てて、SDH
方式伝送装置11へ送出する。図2はこの6Mフレーム
の一例の構成図を示す。同図において、789ビット
(125μs)からなる6Mフレームは、各4ビットの
24個のタイムスロットTS1〜TS24と、16ビッ
トのステータスSTと、5ビットのフレームビットFと
からなる。
【0016】このうち、4マルチフレーム単位のフレー
ムビットFの1ビットにRINH信号が割り当てられて
いる。なお、CはCRC符号、Dはデータリンク、BE
RRはエラー信号のバックワードを示す。また、16ビ
ットのステータスSTは各4ビットのS1〜S4からな
り、S1〜S4の各1ビットの全部で4ビットが1.5
M単位パス(STマルチフレーム)を構成する。
【0017】再び図1に戻って説明するに、SDH方式
伝送装置11は、RINH信号を検出すると、自ら1.
5Mパスのマルチフレームを生成して1.5Mバイト多
重(VC−11パス)の中継伝送路13を介してSDH
方式伝送装置12へ転送する。SDH方式伝送装置12
は、この1.5Mパスのマルチフレームを検出すると、
それを6Mフレームに変換して端局装置5に転送する。
【0018】ここで、SDH方式伝送装置でRINHを
検出したならば、自ら1.5Mパスのマルチフレームを
生成して端局装置5へ転送するだけでは、DSU4の電
源オフの間中、RECが発生し続けることを防ぐことは
できるが、前記したように端局装置5においてDSU4
の電源オン/オフ時に1.5Mパス単位の瞬時REC1
4が発生する可能性がある。
【0019】しかし、この実施の形態では、SDH方式
伝送装置11は、DSU4から送られる1.5Mパスの
マルチフレーム同期を常にとっておいて、RINH検出
時はそれに同期し、かつ、予め割り当てた予備ビットに
検出RINHに基づく警報禁止情報を挿入した1.5M
マルチフレームを生成して端局装置5方向へ送るように
しているため、DSU4の電源オフの間中、RECが発
生し続けることを防止できると共に、DSU4の電源オ
ン/オフ時の1.5Mパス単位の瞬時REC警報14も
発生させないようにできる。
【0020】次に、本発明になるSDH方式伝送装置の
実施の形態について説明する。図3はDSU4接続側の
本発明になるSDH方式伝送装置の一実施の形態の回路
構成図、図4は端局装置5接続側の本発明になるSDH
方式伝送装置の一実施の形態の回路構成図を示す。図3
及び図4中、同一構成部分は同一符号を付してある。
【0021】図3に示すSDH方式伝送装置11におい
て、光/電気変換器111は、加入者線2からの6.3
12Mbps光信号を電気信号に変換し、電気/光変換
器122は6.312Mbps電気信号を光信号に変換
することで、高速ディジタル専用線サービスの加入者線
2とのインタフェースを行う。また、6Mフレーム終端
部112は、6Mフレーム同期をとり、フレームビット
内のRINHビットを取り出す。
【0022】1.5Mパス分離部113は、6.312
Mbpsの入力データ列から1.5M単位パスのデータ
(図2のTS1〜TS24の#1)と、ステータス(図
2のS1〜S4の#1)を分離する。RINH検出部1
14は、RINH信号の検出/解除保護と保持を行う。
1.5Mフレーム同期部115は、1.5Mパス単位の
ステータスに同期した同期信号を出力する。
【0023】1.5Mフレーム生成部116は、独自に
1.5M単位パスのSTマルチフレームを生成する。切
替回路117は、1.5Mパス分離部113からのステ
ータスSTと1.5Mフレーム生成部116で生成した
ステータスSTをRINH検出部114で検出したRI
NH信号により切り替える。1.5Mバイト多重部11
8は、1.5MパスのデータとSTを1.5バイト多重
でVC−11パスに変換、またはその逆変換を行う。
【0024】新同期インタフェース119は、複数のV
C−11パスやVC−2パスを多重して、STM−1
(Synchronous Transport Module LeveLI:同期伝送
モジュール・レベル1)の155.52Mbps光信号
に変換、またはその逆変換を行う。1.5Mパス多重部
120は、分離された1.5M単位パスのデータとST
を再びサービス速度6.312Mbpsのデータに多重
する。6Mフレーム生成部121は、フレームなしのデ
ータに生成した6Mフレームを挿入する。
【0025】図4に示す端局装置側のSDH方式伝送装
置12は、図3に示したSDH方式伝送装置11と比較
すると、RINH検出部114、1.5フレーム同期部
115、1.5Mフレーム生成部116、切替回路11
7が存在せず、1.5バイト多重部118からのデータ
が入力され、RINH信号を6Mフレーム生成部125
へ出力する1.5フレーム同期部124が設けられてい
る点が異なる。
【0026】次に、図3のSDH方式伝送装置11の動
作について説明する。まず、通常時の動作について説明
する。上り方向ではDSU4からの6.312Mbps
光信号をSDH方式伝送装置11が受信すると、光/電
気変換器111で6.312Mbpsの電気信号に変換
し、6Mフレーム終端部112と1.5Mパス分離部1
13へ渡す。6Mフレーム終端部112では6Mフレー
ム同期をとり、フレームビット中のRINHビットを取
り出してRINH検出部114へ渡す。
【0027】1.5Mパス分離部113では、6.31
2Mbpsデータ列中から有効データである1.5M単
位パスのデータ(図2のTS1〜TS24,#1)とス
テータスST(図2のS1〜S4,#1)を分離し、デ
ータは1.5Mバイト多重部118へ直接に渡し、ST
は切替回路117を介して1.5Mバイト多重部118
へ渡すと共に、1.5フレーム同期部115に渡す。
1.5フレーム同期部115は入力ステータスSTに同
期した信号を1.5フレーム生成部116に渡す。1.
5フレーム生成部116は、独自に1.5フレームに同
期したステータスSTを生成する。
【0028】切替回路117では、RINH検出部11
4で検出/解除保護と保持を行ったRINH信号のオン
/オフ状態によって、1.5Mパス分離部113からの
STと、1.5Mフレーム生成部116で独自に生成し
たSTとを切り替える。通常時はRINH信号はオフな
ので、1.5Mパス分離部113からのSTが選択され
る。1.5Mバイト多重部118では、1.5M単位パ
スのデータとSTを1.5Mバイト多重方式によりVC
−11パスに乗せて新同期インタフェース119に渡
す。新同期インタフェース119は複数のVCパスを多
重して、SDH(新同期ハイアラーキ)で定められた1
55.52Mbpsの光信号であるSTM−1に変換
し、中継伝送を行う。
【0029】下り方向では上記の上り方向の動作とは逆
で、SDH方式伝送装置11は155.52Mbps光
信号を受信すると、新同期インタフェース119でST
M−1から各VCパスを分離し、設定に応じて振り分け
る。1.5Mバイト多重部118は、新同期インタフェ
ース119から受信したVC−11パスから1.5M単
位パスのデータとSTを取り出し、1.5Mパス多重部
120へ渡す。1.5Mパス多重部120は、1.5M
バイト多重部118から入力された、受信した1.5M
単位パスのデータとSTを、6.312Mbpsデータ
列中の所定の位置に挿入し、6Mフレーム生成部121
へ渡す。
【0030】6Mフレーム生成部121は、受信したフ
レームなしの6.312Mbpsデータ列に、生成した
6Mフレームを挿入して電気/光変換器122に渡す。
電気/光変換器122では、受信した6.312Mbp
s電気信号を6.312Mbps光信号に変換して、D
SU4へ送信する。
【0031】次に、DSU電源断時の動作について説明
する。DSU4の電源を断させた場合、一定時間はRI
NHビットオンの6MフレームがDSU4から送信され
てくる。SDH方式伝送装置11は、そのRINH検出
部114で上記のRINHを検出すると、切替回路11
7を制御して、1.5バイト多重部118に入力される
ステータスを、1.5Mパス分離部113出力のSTか
ら、1.5Mフレーム生成部116で独自に生成され
た、予備ビットにRINHを割り当てた1.5Mパスの
STマルチフレームに切り替える。
【0032】1.5Mバイト多重部118では、1.5
M単位パスのデータと切替回路117よりのSTとを
1.5Mバイト多重方式により多重して、VC−11パ
スに乗せて新同期インタフェース119に渡す。新同期
インタフェース119は複数のVCパスを多重して、S
DHで定められた155.52Mbpsの光信号である
STM−1に変換した後、SDH方式伝送装置12を通
して端局装置5へ転送する。
【0033】この時、切替回路117からのSTマルチ
フレームとDSU4のSTマルチフレームとのタイミン
グが異なると、端局装置5で1.5Mパス単位の瞬時R
ECが発生する。しかし、この実施の形態では、切替回
路117からのSTマルチフレームは、1.5Mフレー
ム同期部115からの信号に基づき、常に1.5Mマル
チフレーム同期を取っている1.5Mフレーム生成部1
16で生成されているので、端局装置5で1.5Mパス
単位の瞬時RECは発生しない。
【0034】電源断から一定時間が経過するとDSU4
はRINHビットオンの6Mフレームの送信をやめ、本
当に電源オフして出力断状態となる。この場合、6Mフ
レーム終端部112ではREC状態となり、フレーム同
期がとれないのでRINHビットを取り出せなくなる
が、RINH検出部114でRINH信号がオン状態で
保持されるので、1.5Mフレーム生成部116で生成
されたSTが選択され続ける。
【0035】次に、DSU電源断復旧時の動作について
説明する。DSU4の電源がオフからオンになると、再
びRINHビットオフ状態の6Mフレームが送信されて
くる。SDH方式伝送装置11内の6Mフレーム終端部
112は、送信されてきた6Mフレームの同期確立後、
RINHビットオフをRINH検出部114に送る。R
INH検出部114は解除保護時間以上RINHビット
オフを受信すると、RINH信号のオン状態保持を解除
する。
【0036】これにより、RINH検出部114は切替
回路117を制御して、それまで出力していた1.5M
フレーム生成部116で生成したSTから、1.5Mパ
ス分離部113出力のSTに切り替える。この場合、
1.5Mフレーム生成部116で生成したSTマルチフ
レームと、復旧したDSU4からのSTマルチフレーム
のタイミングが異なると、端局装置5で1.5Mパス単
位の瞬時RECが発生する。しかし、前述したように、
この実施の形態では、RINH検出部114で検出した
RINH信号を1.5Mフレーム生成部116で生成し
たSTマルチフレーム内の予備ビットに割り当ててSD
H方式伝送装置12に送り、後述するようにSDH方式
伝送装置12で1.5MパスのSTマルチフレーム内の
予備ビットに割り当てられたRINH信号を検出して6
Mフレーム中のフレームビットF中の所定ビットに挿入
して端局装置5へ転送するため、端局装置5ではRIN
H信号により1.5Mパス単位の瞬時RECはインヒビ
ットされる。
【0037】次に、図4のSDH方式伝送装置12の動
作について説明する。上り方向では、SDH方式伝送装
置11からの155.52Mbpsの光信号であるST
M−1を新同期インタフェース119で受信して複数の
VC−11パスやVC−2パスに分離し、1.5Mバイ
ト多重部118に入力する。1.5Mバイト多重部11
8は、入力されたVC−11パスやVC−2パスを、
1.5M単位パスのデータとステータスSTとに分離す
る。
【0038】1.5Mパス多重部120は、分離された
1.5M単位パスのデータとSTを再びサービス速度
6.312Mbpsのデータに多重する。6Mフレーム
生成部125は、フレームなしのデータに生成した6M
フレームを挿入する。6Mフレーム生成部125からの
データは、電気/光変換器122により6.312Mb
psの光信号に変換された後、端局装置5へ送出され
る。
【0039】ここで、DSU4の電源断時には予備ビッ
トにRINHを割り当てた1.5MパスのSTマルチフ
レームと1.5M単位パスのデータとが、図4のSDH
方式伝送装置12内の1.5バイト多重部118から取
り出され、1.5Mパス多重部120でサービス速度
6.312Mbpsのデータに多重された後、6Mフレ
ーム生成部125に供給される。
【0040】このとき、1.5Mフレーム同期部124
は1.5バイト多重部118から取り出された1.5M
パスのSTマルチフレームが入力され、そこに予め割り
当てられた既知の予備ビットにRINHが挿入されてい
ることを検出し、その検出結果に基づいてRINHを6
Mフレーム生成部125に供給して、図2に示した6M
フレーム中の規格で定められたフレームビットF中の所
定ビット位置にRINHを挿入する。
【0041】このようにして、DSU4の電源断時には
6Mフレーム生成部125からは、フレームビットFの
所定ビット位置にRINHビットが挿入された正規の規
格の6Mフレームが生成されて取り出され、電気/光変
換器122でサービス速度6.312Mbpsの光信号
に変換されて端局装置5へ転送される。
【0042】下り方向では、端局装置5からの6.31
2Mbpsの光信号を、図4のSDH方式伝送装置12
内の光/電気変換器111で6.312Mbpsの電気
信号に変換した後、1.5Mパス分離部113で6.3
12Mbpsデータ列中から有効データである1.5M
単位パスのデータ(図2のTS1〜TS24,#1)と
ステータスST(図2のS1〜S4,#1)を分離し、
1.5Mバイト多重部118へ渡す。
【0043】1.5Mバイト多重部118では、1.5
M単位パスのデータとSTを1.5Mバイト多重方式に
よりVC−11パスに乗せて新同期インタフェース11
9に渡す。新同期インタフェース119は複数のVCパ
スを多重して、SDH(新同期ハイアラーキ)で定めら
れた155.52Mbpsの光信号であるSTM−1に
変換し、SDH方式伝送装置11へ中継伝送路13を介
して転送する。
【0044】このように、図1〜図4と共に説明した実
施の形態では、ユーザ宅内速度1.544Mbpsの高
速ディジタル専用線サービスの6.312Mbps加入
者線(LI点)を、SDH方式伝送装置を用いて延長す
ると共に、SDH方式伝送装置が6Mフレームを終端し
て1.5M単位パスのデータを分離し、そのデータをS
DH方式伝送装置間を1.5バイト多重のVC−11パ
スで伝送する高速ディジタル専用線サービス方式におい
て、DSU接続側のSDH方式伝送装置11がDSU4
からの1.5Mパスのマルチフレーム同期を常にとり、
RINH検出時は1.5Mパスのマルチフレーム中の予
備ビットにRIMHを割り当てて端局装置5まで転送す
るようにしているため、DSU4の電源断中の端局装置
5での警報発生を防止することができ、しかもDSU電
源オン/オフ時の1.5Mパス単位の瞬時REC警報の
発生も防止できる。
【0045】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。図5は本発明になる高速ディジタル専用線サー
ビス方式の他の実施の形態の構成図を示す。同図中、図
1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略
する。図5において、DSU4と端局装置5の間の加入
者線区間2は、6.3Mバイト多重(VC−21パス)
の中継伝送路19で接続されているSDH方式伝送装置
17及び18により延長されている。DSU4は、その
電源がオフされたときに、6.312Mbpsのデー
タ、すなわち6M(ビット)フレーム中にRINH信号
を割り当てて、SDH方式伝送装置11へ送出する。
【0046】図6は本発明になるSDH方式伝送装置の
他の実施の形態のブロック図を示す。SDH方式伝送装
置17及び18はそれぞれ同一の構成で、6Mフレーム
の終端を止め、他方のSDH方式伝送装置へデータ及び
ステータスを6.3Mビット多重のVC−21パスに乗
せて伝送する。
【0047】図6において、光/電気変換器171は、
加入者線2からの6.312Mbps光信号を電気信号
に変換し、電気/光変換器175は6.312Mbps
電気信号を光信号に変換することで、高速ディジタル専
用線サービスの加入者線2とのインタフェースを行う。
6.3Mバイト多重部172は、6.3Mパスのデータ
とSTを6.3Mビット多重でVC−21パスに変換、
またはその逆変換を行う。
【0048】新同期インタフェース173は、複数のV
C−21パスを多重して、STM−1の155.52M
bps光信号に変換してSDH方式伝送装置17へ出力
するか(新同期インタフェース173がSDH方式伝送
装置18内のものであるとき)、またはSDH方式伝送
装置18から入力された、STM−1の155.52M
bps光信号に対して複数のVC−21パスに分離する
(新同期インタフェース173がSDH方式伝送装置1
7内のものであるとき)。6Mフレーム生成部174
は、フレームなしのデータに生成した6Mフレームを挿
入する。
【0049】この実施の形態では、6.312Mbps
のままで伝送するので、VC−11パス4本分のVC−
21パスに乗せる必要があるため、SDH方式伝送装置
間の回線使用効率が図1の実施の形態に比し1/4に落
ちるが、6Mフレームビットもトランスペアレント(透
過)に端局装置まで伝送されるので、RINH非伝送に
よる端局装置でのREC警報発生の問題は起きない。ま
た、この実施の形態では、先の実施の形態に比べてSD
H方式伝送装置17及び18の構成をより一層回路規模
が少なく経済的にでき、装置の部品実装の面でも制約を
少なくできる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザ宅内速度1.544Mbpsの高速ディジタル専
用線サービスの6.312Mbps加入者線(LI点)
を延長する場合、6Mフレームを終端して、1.5M単
位パスのデータを通すことで、6Mフレームをそのまま
伝送する場合に比し、SDH方式伝送装置間の回線使用
効率を4倍に向上できる。
【0051】また、本発明によれば、DSU接続側のS
DH方式伝送装置がDSUからの1.5Mパスのマルチ
フレーム同期を常にとり、RINH検出時は1.5Mパ
スのマルチフレーム中の予備ビットにRIMHを割り当
てて端局装置まで転送するようにしているため、DSU
の電源断中の端局装置での警報発生を防止することがで
きると共に、DSU電源オン/オフ時の1.5Mパス単
位の瞬時REC警報の発生も防止できる。
【0052】更に、本発明によれば、従来のSDH方式
伝送装置にSTマルチフレーム生成部と切替回路を追加
するだけなので、回路規模が少なく経済的であり、装置
の部品実装の面でも制約を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる高速ディジタル専用線サービス方
式の一実施の形態の構成図である。
【図2】本発明方式で使用する高速ディジタル専用線サ
ービス・加入者線フレームの一例の構成図である。
【図3】図1で用いる本発明のSDH方式伝送装置(D
SU側)の一実施の形態のブロック図である。
【図4】図1で用いる本発明のSDH方式伝送装置(端
局装置接続側)の一実施の形態のブロック図である。
【図5】本発明になる高速ディジタル専用線サービス方
式の他の実施の形態の構成図である。
【図6】図5で用いる本発明のSDH方式伝送装置の他
の実施の形態のブロック図である。
【図7】SDH方式伝送装置による延長の無い高速ディ
ジタル専用線サービス方式の構成図である。
【図8】従来の高速ディジタル専用線サービス方式によ
る通常時の一例の構成図である。
【図9】従来の高速ディジタル専用線サービス方式によ
るDSU電源オフ時の一例の構成図である。
【符号の説明】
1 ユーザ宅内区間 2 加入者線区間(LI点) 3 端末 4 宅内装置(DSU) 5 端局装置 11、17 SDH方式伝送装置(DSU接続側) 12、18 SDH方式伝送装置(端局装置接続側) 13、19 中継伝送路 111、171 光/電気変換器 112 6Mフレーム終端部 113 1.5Mパス分離部 114 RINH検出部 115、124 1.5Mフレーム同期部 116 1.5Mフレーム生成部 117 切替回路 118 1.5Mバイト多重部 119、173 新同期インタフェース 120 1.5Mパス多重部 121、125、174 6Mフレーム生成部 122、175 電気/光変換器 172 6.3Mビット多重部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 和夫 宮城県黒川郡大和町吉岡字雷神2 宮城日 本電気株式会社内 Fターム(参考) 5K028 AA15 DD04 EE09 KK01 KK03 KK12 MM14 NN02 QQ02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宅内装置を含む第1のサービス速度のユ
    ーザ宅内区間と、端局装置を含む該第1のサービス速度
    よりも高速の第2のサービス速度の加入者線区間との間
    に、複数のSDH方式伝送装置を縦続に接続して前記加
    入者線区間を延長する高速ディジタル専用線サービスに
    おいて、 前記複数のSDH方式伝送装置は、前記第1のサービス
    速度のデータが複数とステータスとフレームビットが多
    重された、前記第2のサービス速度のフレームを複数の
    VCパスで伝送し、これら複数のVCパスを多重して前
    記第2のサービス速度よりも高速の同期伝送モジュール
    を生成すると共に、前記第2のサービス速度の入力信号
    に対して前記フレームを終端して一の前記VCパスで伝
    送されるデータ及びステータスを分離し、前記複数のS
    DH方式伝送装置の間の中継伝送を前記同期伝送モジュ
    ールで行い、 前記宅内装置の電源をオフしたときに、前記端局装置で
    不要な警報が発生しないようにするための、警報禁止情
    報であるRINH信号が、該宅内装置から前記フレーム
    中の予め割り当てられたビットに挿入されて前記端局装
    置方向へ送出された場合、前記複数のSDH方式伝送装
    置のうち前記宅内装置接続側のSDH方式伝送装置は、
    前記RINH信号を検出して警報禁止情報を有するマル
    チフレームを該宅内装置からの信号に同期して生成し、
    該マルチフレームを前記分離したデータに多重して前記
    同期伝送モジュールを生成して送出し、 前記複数のSDH方式伝送装置のうち前記端局装置接続
    側のSDH方式伝送装置は、入力された前記マルチフレ
    ームを有する前記同期伝送モジュールから前記警報禁止
    情報を検出すると共に前記第1のサービス速度のデータ
    を分離し、該分離した第1のサービス速度の複数のデー
    タに前記RINH信号を予め割り当てられたビットに挿
    入された、前記第2のサービス速度のフレームを生成し
    て前記端局装置に転送することを特徴とする高速ディジ
    タル専用線サービスにおける警報禁止情報転送方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のサービス速度は1.544M
    bpsであり、前記第2のサービス速度は6.312M
    bpsであり、前記同期伝送モジュールの伝送速度は1
    55.52Mbpsであり、前記フレームは6.312
    Mbpsで伝送されるフレームであり、前記VCパスは
    VC−11パスであることを特徴とする請求項1記載の
    高速ディジタル専用線サービスにおける警報禁止情報転
    送方法。
  3. 【請求項3】 宅内装置を含む第1のサービス速度1.
    544Mbpsのユーザ宅内区間と、端局装置を含む第
    2のサービス速度6.312Mbpsの加入者線区間と
    を有する高速ディジタル専用線サービス方式において、 前記宅内装置の電源をオフしたときに、前記端局装置で
    不要な警報が発生しないようにするためのRINH信号
    が、予め割り当てられたビットに挿入されて該宅内装置
    から前記端局装置方向へ送出された6.312Mbps
    の第1のフレームを受信して前記RINH信号を検出
    し、警報禁止情報を有する1.5Mパスのマルチフレー
    ムを生成し、該マルチフレームを前記第1のフレームか
    ら分離したデータに多重した同期伝送モジュールを複数
    のVC−11パスを介して送出する第1のSDH方式伝
    送装置と、 前記複数のVC−11パスを介して前記第1のSDH方
    式伝送装置から送出された前記同期伝送モジュールを受
    信して前記マルチフレーム中の前記警報禁止情報を検出
    すると共にデータを分離し、前記RINH信号が、予め
    割り当てられたビットに挿入され、かつ、前記分離した
    データに多重した6.312Mbpsの第2のフレーム
    を生成して前記端局装置に送出する第2のSDH方式伝
    送装置とを有することを特徴とする高速ディジタル専用
    線サービス方式。
  4. 【請求項4】 前記第1のSDH方式伝送装置は、受信
    した前記6.312Mbpsの第1のフレームに基づい
    て、前記1.5Mパスのマルチフレーム同期をとる同期
    手段と、前記RINH信号を検出したときは前記警報禁
    止情報が予め定めたビットに挿入され、かつ、該同期手
    段により受信した前記第1のフレームに同期した1.5
    Mパスのマルチフレームを生成する生成手段とを有する
    ことを特徴とする請求項3記載の高速ディジタル専用線
    サービス方式。
  5. 【請求項5】 宅内装置を含む第1のサービス速度1.
    544Mbpsのユーザ宅内区間と、端局装置を含む第
    2のサービス速度6.312Mbpsの加入者線区間と
    を有する高速ディジタル専用線サービス方式において、 前記宅内装置の電源をオフしたときに、前記端局装置で
    不要な警報が発生しないようにするためのRINH信号
    が、予め割り当てられたビットに挿入されて該宅内装置
    から前記端局装置方向へ送出された6.312Mbps
    の第1のフレームを受信して、6.3ビット多重のVC
    −21パスに乗せてサービス速度1.544Mbpsで
    送出する第1のSDH方式伝送装置と、 前記VC−21パスを介して前記第1のSDH方式伝送
    装置から送出された信号を受信して前記RINH信号
    が、予め割り当てられたビットに挿入され、かつ、デー
    タに多重した6.312Mbpsの第2のフレームを生
    成して前記端局装置に送出する第2のSDH方式伝送装
    置とを有することを特徴とする高速ディジタル専用線サ
    ービス方式。
  6. 【請求項6】 宅内装置を含むサービス速度1.544
    Mbpsのユーザ宅内区間と、端局装置を含むサービス
    速度6.312Mbpsの加入者線区間との間に、縦続
    に接続されて前記加入者線区間を延長する複数のSDH
    方式伝送装置のうち、前記宅内装置の接続側のSDH方
    式伝送装置であって、 前記宅内装置の電源をオフしたときに、前記端局装置で
    不要な警報が発生しないようにするためのRINH信号
    が、該宅内装置から予め割り当てられたビットに挿入さ
    れて前記端局装置方向へ送出される、複数のデータとス
    テータスとフレームビットが多重された6.312Mb
    psのフレームを終端してフレーム同期をとる終端部
    と、 前記終端部で終端された前記フレームから前記RINH
    信号を検出する検出部と、 前記終端部で終端された前記フレームから1.5単位パ
    スのデータとステータスを分離する分離部と、 前記分離部で分離されたステータスに基づいて、1.5
    44Mbpsのフレームとの同期をとる同期部と、 前記検出部による前記RINH信号検出時は、前記同期
    部からの同期タイミングに合わせて、予め割り当てたビ
    ットに警報禁止情報が挿入された、1.5M単位パスの
    ステータスマルチフレームを生成する第1の生成部と、 通常時は前記分離部で分離されたステータスを選択し、
    前記検出部による前記RINH信号検出時は、前記第1
    の生成部からの前記ステータスマルチフレームを選択す
    る切替回路と、 前記切替回路により選択されたステータス又はステータ
    スマルチフレームと前記分離部からのデータとを1.5
    バイト多重で多重した後VC−11パスに変換し、又は
    複数のVC−11パスの信号に対してデータとステータ
    スに分離する逆変換を行う第1の多重部と、 前記第1の多重部からの複数のVC−11パスに対して
    は、これらを多重して155.52Mbpsの信号を送
    出し、外部から入力された155.52Mbpsの信号
    に対しては、複数のVC−11パスに分離するインタフ
    ェースと、 前記第1の多重部により分離された前記データとステー
    タスを多重して6.312Mbpsのフレームを生成し
    て送出する第2の生成部とを有することを特徴とするS
    DH方式伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の生成部は、前記警報禁止情報
    を前記1.5M単位パスのステータスマルチフレーム中
    の予備ビットに割り当てて挿入することを特徴とする請
    求項6記載のSDH方式伝送装置。
  8. 【請求項8】 宅内装置を含むサービス速度1.544
    Mbpsのユーザ宅内区間と、端局装置を含むサービス
    速度6.312Mbpsの加入者線区間との間に、縦続
    に接続されて前記加入者線区間を延長する複数のSDH
    方式伝送装置のうち、前記端局装置の接続側のSDH方
    式伝送装置であって、 前記宅内装置の電源をオフしたときに、前記端局装置で
    不要な警報が発生しないようにするために前記宅内装置
    で発生されたRINH信号に基づく警報禁止情報が、予
    め割り当てたビットに挿入された、1.5M単位パスの
    ステータスマルチフレームがデータに1.5バイト多重
    で多重された155.52Mbpsの信号を、前記複数
    のSDH方式伝送装置のうち前記宅内装置に接続された
    SDH方式伝送装置を介して受信したときは、複数のV
    C−11パスに分離し、複数のVC−11パスが入力さ
    れたときは該複数のVC−11パスを多重して155.
    52Mbpsの信号を前記宅内装置に接続されたSDH
    方式伝送装置へ送出するインタフェース部と、 前記端局装置から入力される、複数のデータとステータ
    スとフレームビットが多重された6.312Mbpsの
    フレームを終端してフレーム同期をとる終端部と、 前記終端部で終端された前記フレームから1.5単位パ
    スのデータとステータスを分離する分離部と、 前記分離部からのデータ及びステータスは1.5バイト
    多重で多重した後VC−11パスに変換して前記インタ
    フェース部に渡し、該インタフェース部により分離され
    た前記複数のVC−11パスの信号に対してはデータと
    ステータスに分離する逆変換を行う第1の多重部と、 前記第1の多重部により分離された前記ステータスの予
    め割り当てたビットに前記警報禁止情報が挿入されてい
    るか否か1.5Mパス単位で検出する検出手段と、 前記第1の多重部により分離された前記データとステー
    タスを多重すると共に、前記検出手段により警報禁止情
    報が検出されたときは、前記RINH信号が予め割り当
    てたビットに挿入された6.312Mbpsのフレーム
    を生成して、前記端局装置へ送出する第2の生成部とを
    有することを特徴とするSDH方式伝送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009005378A (ja) * 2008-07-28 2009-01-08 Fujitsu Ltd 多重インタフェース盤
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